JPH0657840U - 連結板つきヒンジキャップ - Google Patents

連結板つきヒンジキャップ

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JPH0657840U
JPH0657840U JP405293U JP405293U JPH0657840U JP H0657840 U JPH0657840 U JP H0657840U JP 405293 U JP405293 U JP 405293U JP 405293 U JP405293 U JP 405293U JP H0657840 U JPH0657840 U JP H0657840U
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JP
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lid
lower lid
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哲夫 熊谷
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Daiwa Can Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ヒンジキャップの上蓋を下蓋から外す際に小
さい動作で上蓋が完全に開くようにする。 【構成】 下部が円弧になっているV字形の連結板7の
該円弧部の肉厚を、下蓋3と上蓋4の係合が解けたとき
にヒンジ部6と連結板7の先端薄肉部8a,8bの復元
力で前記V字形が所要最大角度まで開拡される厚さにす
る。 【効果】 上蓋の筒状閉鎖部と下蓋の注出口との係合が
解けるところまで上蓋を押し上げると、その後は自動的
に上蓋はヒンジ部を中心にして回動し開蓋する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、下蓋と上蓋とからなるヒンジキャップの連結板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記ヒンジキャップの一例が実開昭62ー65942号公報に開示されている 。図3、図4を参照してその構成を説明する。
【0003】 1はヒンジキャップ、2は容器本体で、ヒンジキャップ1の下蓋3は容器本体 2の首部に嵌合、固定され、天井部12の略中央には注出口5が設けられている 。下蓋3の外筒部13から円周方向に間隔をもって一対のヒンジ部6が延長し、 ヒンジ部6の他端はヒンジキャップ1の上蓋4の側壁部15に連結している。一 対のヒンジ部6の間でヒンジ部よりも下方個所から、先端薄肉部8aを介して、 連結板7が延長し上蓋4の頂壁14に連結されている。
【0004】 上蓋4は頂壁14の周囲から側壁部15が垂下し、下蓋3の外筒部13と同一 外径をなし、頂壁14の内面から前記注出口5を封鎖する筒状の栓体16が垂下 している。
【0005】 前記ヒンジ部6は、180°の折り曲げができるように薄肉に形成され、連結 板7の両端の先端薄肉部8a,8bの間の部分は中央部が円弧部9になっている V字形でその全体が均一厚さであり、連結板7の長さは、連結板7と上蓋4の連 結個所から上蓋4の頂壁14、側壁部15を通り、下蓋3の外筒部13の先端薄 肉部8の相当位置までの長さよりもわずかに長い。
【0006】 このヒンジキャップは図3の上蓋を下蓋の真横に位置させ、ヒンジ部を水平に 開いた状態(図2参照)で、下蓋、上蓋、ヒンジ部、連結板を一体に射出成形で 作られる。
【0007】 製作されたヒンジキャップの上蓋を下蓋に被せる際に、上蓋4はヒンジ部6の 点Pを中心として回動し、従って連結板7の先端薄肉部8bの一点SはR1の円 弧上を移動する。一方、連結板7は、若しその形状を変えないで前記点Sが移動 するとすれば、円弧R2を描くことになるが、S点は前記R1上に移動するから 、連結板7はヒンジ部6の真上のY点にS点がきたとき、最も開いたV字形にな る。即ち連結板7は上蓋を被せるときにも、開くときにもY点通過(図4の状態 )後に、弾性作用により製作時のV字形に戻ろうとする。
【0008】
【考案が解決しようとする問題点〕 上記従来のヒンジキャップでは、図4に示
す上蓋位置まで手で開かねばならず、開くに手間がかかるという問題と、連結板
の両端の先端薄肉部8a,8bに繰り返し曲げと引張り応力が同時に作用し破断
する恐れがあることが知られた。 【0009】
【問題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本考案では連結板の前記円弧部の肉厚を、下蓋に 嵌着した上蓋を押し上げて上蓋の筒状閉鎖部と注出口との係合が解けたときに2 個のヒンジ部と先端薄肉部の復元力で連結板のV字形が所要最大角度まで開拡さ れる厚さにした。
【0010】
【作用】
本考案ヒンジキャップは上記の構成を具備するから、下蓋に嵌合している上蓋 を押し上げて筒状閉鎖部と注出口との係合を解くと、先端薄肉部の復元力が連結 板のV字形を両側から引っ張って開拡させると共に、ヒンジ部自体の復元力とで 上蓋がヒンジ部を中心として回動し、連結板の最大角度開拡後は連結板の復元力 も作用し、注出に邪魔にならない位置まで移動することが出来る。
【0011】 又、連結板の屈伸応力は薄肉円弧部でも吸収され、両端の先端薄肉部にかかる 荷重の絶対量が減少し、破断するおそれが大巾に減少する。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例を図1,図2により説明する。
【0013】 図中、9a以外の各符号は図3,図4の同符号のものと同じものを示す。9a は薄肉円弧部である。
【0014】 本実施例では、下蓋側の先端薄肉部8aから薄肉円弧部9aまでの連結板7の 部分10の板厚を1.2mmとし、薄肉円弧部9aの厚さを0.6mmとし、薄 肉円弧部9aから上蓋側の先端薄肉部8bまでの部分11は厚さを漸増し最大で 1.2mmとなるように形成した。又、連結板7の巾は5.5mm、ヒンジ部の 巾は3mmで最も薄い部分を0.3mmにした。
【0015】 本実施例のヒンジキャップの製作には、連結板の薄肉の円弧部形成の上金型を 入子金型とし、円弧部の厚のさの調節を容易にした。本実施例のヒンジキャップ は、上蓋を下蓋から離す際に図1に示すところまで上蓋を押し上げると、その後 はキャップ構成の自力で約145°回動し、注出の邪魔にならなかった。
【0016】 このヒンジキャップで開蓋、閉蓋を連続して繰り返したが、連結板の先端薄肉 部の破断はなかった。
【0017】 また、他の実施例として、上蓋とヒンジ部と連結板を一体に作っておき、これ を別製の下蓋に固着させる公知の構造に、上述した本考案の構造を適用してもよ いことは論をまたない。
【0018】
【考案の効果】
本考案ヒンジキャップは連結板の円弧部の肉厚を前記要件を満たす厚さとした から、従来のヒンジキャップに比べて上蓋を押し上げる距離が少なく、それでい て上蓋が注出に邪魔にならぬ位置まで自動的に開くという効果がある。
【0019】 又、連結板の両端の先端薄肉部は、開蓋、閉蓋を繰り返し行っても破断するこ とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例の要部を示す断面図(開蓋し始め
た状態)
【図2】同じくヒンジ部が水平に開いた状態の断面図
【図3】従来例の要部を示す斜視図
【図4】同上断面図
【符号の説明】
1:ヒンジキャップ 2:容器本体 3:下蓋 4:上蓋 5:注出口 6:ヒンジ部 7:連結板 8a,8b:先端薄肉部 9a:薄肉円弧部 12:天井部 13:外筒部 14:頂壁 15:側壁部 16:栓体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部に注出口を有し容器本体に装着さ
    れる筒型の下蓋と、この下蓋の外筒部に周方向に間隔を
    もって設けた2個のヒンジ部と、この2個のヒンジ部の
    間に設けた連結板とによって下蓋と連結され、上記注出
    口に嵌合する筒状の栓体を有する上蓋とから成り、 連結板の一端は先端薄肉部を介してヒンジ部より下方で
    下蓋の外筒部に連結され他端は先端薄肉部を介して上蓋
    の頂壁に連結され、さらに連結板は上蓋を下蓋に嵌着し
    た際に上蓋の頂壁、側壁部及び下蓋の外筒部にほヾ沿う
    長さを有し、 前記2個のヒンジ部を水平に開いた状態にし、かつ連結
    板を下部が円弧のV字形の形状にして、下蓋、上蓋、ヒ
    ンジ部及び連結板を形成させて成るヒンジキャップにお
    いて連結板の前記円弧部の肉厚が、下蓋に嵌着した上蓋
    を押し上げて前記筒状閉鎖部と注出口との係合が解けた
    ときに2個のヒンジ部と連結板の先端薄肉部の復元力で
    連結板のV字形が所要最大角度まで開拡される厚さであ
    ることを特徴とする連結板つきヒンジキャップ。
JP1993004052U 1993-01-20 1993-01-20 連結板つきヒンジキャップ Expired - Lifetime JP2593351Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173612A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Shirouma Science Co Ltd 開閉キャップのヒンジ連結装置とそのキャップと容器
WO2022030330A1 (ja) * 2020-08-06 2022-02-10 凸版印刷株式会社 射出成形体及びその製造方法並びにヒンジキャップ及びタンパーエビデンスキャップ

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JP2593351Y2 (ja) 1999-04-05

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