JPH0739809Y2 - 蓋体付きのキャップ状部材 - Google Patents

蓋体付きのキャップ状部材

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JPH0739809Y2
JPH0739809Y2 JP7042589U JP7042589U JPH0739809Y2 JP H0739809 Y2 JPH0739809 Y2 JP H0739809Y2 JP 7042589 U JP7042589 U JP 7042589U JP 7042589 U JP7042589 U JP 7042589U JP H0739809 Y2 JPH0739809 Y2 JP H0739809Y2
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JP
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cap
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孝光 野沢
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、弾性反転する蓋体付きのキャップないしは容器
としてのキャップ状部材に係る。
「従来の技術」 本出願人が出願した、弾性反転する蓋体付きのキャップ
状部材として、特開昭64−37360号公報の発明がある。
該キャップ状部材は、キャップ本体ないし容器等の周壁
上部後面から支持部を介して弾性弯曲板をその凹面を前
向きとして突出し、かつその弾性弯曲板の上縁に、上記
キャップ本体等の上面を開閉する蓋体の頂壁上縁ない
し、その蓋体頂壁外周から垂下する周壁の後部下縁を、
肉薄ヒンジを介して連結したものであり、上記キャップ
本体等に対する蓋体の回動によって上記弾性弯曲板が上
記支持部を中心として、又肉薄ヒンジを中心として蓋体
が弾性反転するよう設けたものである。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来例のキャップ状部材は、蓋体を弾性反転させる
ための弾性弯曲板をキャップ本体等に連結しているた
め、その連結巾を大とするとその弾性弯曲板の弾性反転
が困難となり、又その連結巾を小とすると、キャップ本
体等に対してその弾性弯曲板を介して連結されている蓋
体がグラつき易いものであった。
本案はキャップ本体等と蓋体との連結部側方に弾性反転
部を設けて上記蓋体のグラつきを防止したものである。
「課題を解決するための手段」 口部2付きの第1頂壁3の周縁から円筒状第1周壁4を
垂下する本体部材1と、上記口部を開閉する第2頂壁6
周縁から第2周壁7を垂下する蓋体5とを、各後部で第
1肉薄ヒンジ9を介して連結し、これ等を合成樹脂材で
一体成形した蓋体付きのキャップ状部材において、上記
第1肉薄ヒンジ両端から第1周壁4と第2周壁7とのう
ち、一方周壁の上下いずれかの方向に沿って第2肉薄ヒ
ンジ11,11を平行に穿設すると共に、上記第1肉薄ヒン
ジ両端から所定長さの第1および第2周壁の上端縁部分
と下端縁部分とを第3肉薄ヒンジ12,12を介して連結
し、更にこれ等第3肉薄ヒンジの各先端と第2肉薄ヒン
ジの各先端間の周壁部分に切離し線13,13を設け、それ
等切離し線と第3および第2肉薄ヒンジが囲む三角形状
周壁部分を弾性に富む弾性片10,10とした。
「作用」 例えば第5図の蓋体閉塞状態から、蓋体5前部を本体部
材1に対して押上げすると、第1肉薄ヒンジ9を中心に
蓋体5は回動するが、その際、切離し線13が形成する弾
性片10の斜辺部分は、その長さR2を半径とする円弧S2に
沿って移動しようとするに対して、第1肉薄ヒンジ9か
ら第2肉薄ヒンジ11の上端までの蓋体第2周壁部分は、
その第2肉薄ヒンジの長さR1を半径とする円弧S1に沿っ
て移動しようとする。よって主として上記斜辺部分がそ
の弾性に抗して引伸ばされ、上記両円弧間の距離が最大
となる位置を死点として弾性片10,10が弾性反転し、蓋
体5も共に弾性反転することとなる。
第6図の場合は、切離し線13に沿う弾性片10の斜辺部分
が、その長さを半径R4とする円弧S4に沿って移動しよう
とするが第3肉薄ヒンジ12の外端部は第3肉薄ヒンジ12
の長さを半径R3とする円弧S3に沿って移動するため、主
として上記斜辺部分が弾性変形して、第5図の場合と同
様弾性片および蓋体が弾性反転する。
第1図、第2図の第1実施例は第5図の場合と同様、又
第3図、第4図の第2実施例は第6図の場合と同様にし
て弾性反転する。
「実施例」 まず第1図、第2図が示す実施例について説明すると、
1は口部2を有する円板状第1頂壁3周縁から円筒状第
1周壁4を垂下する合成樹脂製の本体部材で、該本体部
材はその第1周壁下端面に底壁を有する容器体でもよ
く、又その第1周壁下端面を開口するキャップ本体でも
よい。キャップ本体の場合は通常その第1周壁内面に、
容器体口頸部螺合用の螺条を付設するものである。
上記本体部材1上面は、合成樹脂製の蓋体5で閉塞させ
ている。該蓋体は上記口部を閉塞する第2頂壁6を有
し、その第2頂壁周縁から第2周壁7を垂下する。図示
例では口部2を閉塞する栓8を第2頂壁6から垂下し、
かつ第2周壁7は下外方を拡開するテーパ状としてい
る。第2周壁下端面は、第1頂壁外周部上面へ載置す
る。該蓋体はその第2周壁の下端後部と第1周壁上端後
部とを第1肉薄ヒンジ9を介して回動可能に連結してい
る。該連結のために肉薄ヒンジを直線上に設けるとよ
く、図示例では第1周壁後面を第1平面状部4aに、かつ
第2周壁後面を第2平面状部7aとし、それ等第1、第2
平面状部の上端と下端とを第1肉薄ヒンジで連結してい
る。
上記第2平面状部7aの左右両側の第2周壁部分で三角形
の弾性片10,10を形成する。該弾性片は、第2平面状部
側縁と弾性片10の起立辺とを第2肉薄ヒンジ11で、かつ
弾性片の下辺と該下辺に接する第1周壁4上端縁とを第
3肉薄ヒンジ12で、それぞれ連結し、又弾性片の斜辺
を、第2周壁7からの切離し線13,13するものである。
該弾性片は、その弾性変形によって、本体部材1に対す
る蓋体5の弾性反転による開閉を可能とするものであ
り、第2周壁他部に比してその弾性片は肉薄とすること
が考えられる。
第3図、第4図が示す第2実施例は、上記弾性片10,10
を本体部材1側に設けた例を示す。該第2実施例は、既
述第1実施例におけるキャップ状部材を倒立させて、そ
の蓋体5を本体部材に、又本体部材を蓋体としたものと
考えることが出来る。従って該第2実施例にあっては第
2肉薄ヒンジ12,12および弾性片斜辺が本体部材の第1
周壁4側に形成され、又弾性片10,10は第1実施例の弾
性片に対して倒立した形状とされている。
第5図が示す第3実施例および第6図が示す第4実施例
は、蓋体5の第2周壁7を円筒状とし、第5図は第1実
施例と同様弾性片10,10を蓋体側に、又第6図は第2実
施例と同様、弾性片10,10を本体部材1側へそれぞれ付
設したもので、第1実施例は、第5図と同様に、又第2
実施例は第6図と同様に蓋体および弾性片が弾性反転す
る。
「考案の効果」 本案は既述構成とするもので、本体部材1と蓋体5とは
合成樹脂材で一体成形するからコストを廉価とすること
が出来ると共に、本体部材1と蓋体5とを連結する第1
肉薄ヒンジ9両側方の第1周壁4上端縁部分と第2周壁
7の下端縁部分とを第2肉薄ヒンジ12,12で連結し、又
第1肉薄ヒンジ9両端から第1周壁又は第2周壁の上下
いずれかの方向に沿って第2肉薄ヒンジ11,11を平行に
突出し、該第2肉薄ヒンジの先端と第3肉薄ヒンジ先端
との間の周壁部分に切離し線13,13を設けて、それ等第
2肉薄ヒンジと第3肉薄ヒンジと切離し線とが囲む三角
形状周壁部分を弾性片10,10とし、これ等両弾性片の弾
性反転により蓋体が弾性反転するよう設けたから、本体
部材と蓋体とは第1肉薄ヒンジ9と第3肉薄ヒンジ12と
で連結されることとなり、よって既述従来例に比して連
結部分を巾広とすることが出来、よって蓋体開閉の際
に、本体部材1に対して蓋体がグラつくこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本案キャップ状部材の第1実施例を示
すもので、第1図は閉蓋状態、第2図は開蓋状態を示す
斜視図、第3図と第4図はその第2実施例を示すもの
で、第3図は閉蓋状態、第4図は閉蓋状態を示す斜視
図、第5図は第3実施例で示す閉蓋状態での側面図、第
6図は第4実施例で示す閉塞状態での側面図である。 9……第1肉薄ヒンジ、10……弾性片 11……第2肉薄ヒンジ、12……第3肉薄ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】口部2付きの第1頂壁3の周縁から円筒状
    第1周壁4を垂下する本体部材1と、上記口部を開閉す
    る第2頂壁6周縁から第2周壁7を垂下する蓋体5と
    を、各後部で第1肉薄ヒンジ9を介して連結し、これ等
    を合成樹脂材で一体成形した蓋体付きのキャップ状部材
    において、上記第1肉薄ヒンジ両端から第1周壁4と第
    2周壁7とのうち、一方周壁の上下いずれかの方向に沿
    って第2肉薄ヒンジ11,11を平行に穿設すると共に、上
    記第1肉薄ヒンジ両端から所定長さの第1および第2周
    壁の上端縁部分と下端縁部分とを第3肉薄ヒンジ12,12
    を介して連結し、更にこれ等第3肉薄ヒンジの各先端と
    第2肉薄ヒンジの各先端間の周壁部分に切離し線13,13
    を設け、それ等切離し線と第3および第2肉薄ヒンジが
    囲む三角形状周壁部分を弾性に富む弾性片10,10とした
    ことを特徴とするキャップ状部材。
JP7042589U 1989-06-16 1989-06-16 蓋体付きのキャップ状部材 Expired - Fee Related JPH0739809Y2 (ja)

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JPH0311653U JPH0311653U (ja) 1991-02-05
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