JPH0657278A - 自動変速機用潤滑油組成物 - Google Patents

自動変速機用潤滑油組成物

Info

Publication number
JPH0657278A
JPH0657278A JP9020892A JP9020892A JPH0657278A JP H0657278 A JPH0657278 A JP H0657278A JP 9020892 A JP9020892 A JP 9020892A JP 9020892 A JP9020892 A JP 9020892A JP H0657278 A JPH0657278 A JP H0657278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control agent
amide
friction control
carboxylic acid
friction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9020892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3304122B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ishida
博 石田
Shigehiko Yoshimura
成彦 吉村
Osamu Takeda
治 武田
Takanori Kugimiya
貴徳 釘宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tonen Corp filed Critical Tonen Corp
Priority to JP9020892A priority Critical patent/JP3304122B2/ja
Publication of JPH0657278A publication Critical patent/JPH0657278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3304122B2 publication Critical patent/JP3304122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 初期の変速ショック防止性能に優れていると
共に、摩擦係数を適度なレベルで設定することができ、
しかも長期にわたり変速ショック防止性能を安定して維
持できる自動変速機用潤滑油組成物を提供する。 【構成】 潤滑油基油に、一般式Iのアミド系摩擦調整
剤0.01〜0.5重量%と、一般式II又はIIIのカル
ボン酸系摩擦調整剤0.01〜3.0重量%を含有する
自動変速機用潤滑油組成物。 (Rは、炭素数8〜20の飽和または不飽和のアルキ
ル基を表し、n及びmは独立に0〜10の整数を表
す。) R−COOH [II] (Rは炭素数10〜20の飽和または不飽和のアルキ
ル基を表す。) HOOC−R−COOH [III] (Rは炭素数10〜20の飽和または不飽和のアルキ
レン基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機用潤滑油組
成物に関し、さらに詳しくは、初期及び長期の摩擦特性
が良好な自動変速機用潤滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機用潤滑油(ATF:Auto
matic Transmission Fluid)
は、トルクコンバーター、歯車機構、油圧機構、湿式ク
ラッチなどを内蔵する自動車の自動変速機に用いられる
潤滑油である。
【0003】自動変速機の機構を円滑に作動させるため
に、ATFは、トルクコンバーターや油圧系、制御系に
おける動力の伝達媒体、歯車や軸受、湿式クラッチの潤
滑、温度調節用熱媒体、摩擦材の潤滑、適正な摩擦特性
の維持などの多くの機能を有することが求められる。
【0004】ATFは、使用温度範囲が−40℃から1
50℃程度に及び、優れた粘度−温度特性と酸化安定性
が要求されるほか、変速ショックを感じさせない滑らか
なシフト特性を確保するために、静止摩擦係数(μ0
最終動摩擦係数または低速摩擦係数ともいう)と動摩擦
係数(μd)との比(μ0/μd)が1.0前後となる摩
擦特性が要求される。
【0005】ATFは、自動車の高速、高出力化などに
伴い、幾度か規格が変更され、現在では、ゼネラルモー
タース社のデクスロンII(Dexron II)およ
びフォード社のM2C33F(タイプF)などの規格が
制定されている。
【0006】これらのうち、タイプF型のATFは、摩
擦調整剤(FM:FrictionModifier)
を使用していないため、シフト時に変速ショックが大き
く、自動車の乗り心地を悪くするという問題を有してい
る。
【0007】一方、デクスロンII型のATFは、摩擦
調整剤の添加により変速ショックが小さいという利点が
あるが、その反面、クラッチのききや耐久性に問題があ
る。特に、変速ショックが小さいという特性を維持でき
るのは、新油に近い状態の時であり、油が熱や酸化など
により劣化すると、摩擦調整剤が消耗されてしまうた
め、変速ショックが大きくなる。
【0008】すなわち、摩擦調整剤は、クラッチ係合時
の変速ショックを低減するために用いられており、摩擦
調整剤を添加しないATFは、μ0/μdが1.2〜1.
5程度となるため、かなり大きな変速ショックが発生す
る。これは、μ0が大きいと、シフト最終段階、即ち、
クラッチ係合が完了したときに、急激なトルク変動をき
たし、変速ショックが大きくなるためである。ATFに
摩擦調整剤を添加すると、μ0/μdは0.9〜1.1程
度となり、変速ショックは発生しなくなる。ところが、
摩擦調整剤は、クラッチ係合部に吸着することにより効
果を発揮する添加剤であるため、自動変速機の駆動によ
る消耗が激しく、長期にわたって適切な摩擦係数を安定
して維持することが困難である。消耗に対処するため
に、摩擦調整剤の添加量を増量すると、μ0を低く抑え
ることができるものの、μdを同時に低下させ、その結
果、摩擦係数低下効果が著しくなり過ぎて、トルク伝達
容量が足りなくなり、ATFの動力伝達媒体としての機
能を損なうおそれがでてくる。
【0009】従来、変速ショックを抑制する方法とし
て、ATFの基油に対して各種添加剤を配合することが
提案されている。例えば、特開昭60−173097号
には、基油に、(A)りん酸エステルまたはそのアミン
塩と、(B)ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、パーム核油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、脂肪
酸亜鉛塩、油脂と脂肪酸の混合物、及びポリアルキレン
ポリアミンと脂肪酸または酸化鉱油との反応生成物から
なる群から選ばれる1種の化合物を含有せしめた潤滑油
組成物が提案されている。特開昭63−254196号
には、摩擦調整剤として、りん酸エステル、亜りん酸エ
ステル、りん酸エステルアミン塩、亜りん酸エステルア
ミン塩、ソルビタン脂肪酸エステル、ペンタエリスリト
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、トリ
メチロールプロパン脂肪酸エステル、グリコール脂肪酸
エステル、カルボン酸、カルボン酸アミド、カルボン酸
エステル、カルボン酸の金属塩、油脂、高級アルコール
及びイオウ化合物よりなる群から選ばれる1種または2
種以上の化合物を使用することが提案されている。特開
昭63−180000号には、不飽和脂肪酸とアルカノ
ールアミンとの縮合生成物からなる金属面摩擦調整剤を
使用することが提案されている。特開昭63−6629
9号には、基油に対し、脂肪酸とジアルカノールアミン
との反応生成物、脂肪酸および油脂を含有させることが
提案されている。特開昭62−84190号には、基油
に、マグネシウムスルフォネートを添加することが提案
されている。
【0010】しかしながら、従来のATFは、初期摩擦
特性は良くても、経時変化しやすく、そのため、摩擦係
数を適度なレベルで設定することができ、かつ、経時変
化の少ないATFが求められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、初期
の変速ショック防止性能に優れていると共に、摩擦係数
を適度なレベルで設定することができ、しかも長期にわ
たり変速ショック防止性能を安定して維持できる自動変
速機用潤滑油組成物を提供することにある。
【0012】本発明者らは、前記従来技術の問題点を克
服するために鋭意研究した結果、潤滑油基油に対し、摩
擦調整剤として、特定のアミド系摩擦調整剤と、特定の
カルボン酸系摩擦調整剤を特定使用割合で組み合わせて
使用することにより、初期のみならず長期にわたって良
好な摩擦特性を安定して発揮できることを見いだし、そ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0013】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、潤滑油基油に、下記一般式〔I〕
【0014】
【化2】 (式中、R1は、炭素数8〜20の飽和または不飽和の
アルキル基を表し、n及びmは、それぞれ独立に0〜1
0の整数を表す。)で表されるアミド系摩擦調整剤を全
組成物基準で0.01〜0.5重量%と、下記一般式
〔II〕 R2−COOH 〔II〕 (式中、R2は、炭素数10〜20の飽和または不飽和
のアルキル基を表す。)で表される化合物、及び下記一
般式〔III〕 HOOC−R3−COOH 〔III〕 (式中、R3は、炭素数10〜20の飽和または不飽和
のアルキレン基を表す。)で表される化合物からなる群
より選ばれる少なくとも1種のカルボン酸系摩擦調整剤
を全組成物基準で0.01〜3.0重量%の割合で含有
せしめてなることを特徴とする自動変速機用潤滑油組成
物が提供される。
【0015】以下、本発明について詳述する。本発明で
用いる潤滑油基油としては、特に限定されず、従来公知
の各種鉱油や合成潤滑油等が使用できる。鉱油として
は、例えば、軽質ニュートラル油、中質ニュートラル
油、重質ニュートラル油、ブライトストックなどが挙げ
られる。合成潤滑油としては、例えば、ポリ−αオレフ
ィン、ポリブテン、アルキルベンゼン、ポリオールエス
テル、二塩基酸エステル、ポリオキシアルキレングリコ
ール、シリコーン油などが挙げられる。これらの基油
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を混合して使用
することができる。これらの潤滑油基油は、100℃で
の動粘度が通常3〜20cSt(mm2/s)、好まし
くは4〜15cStである。
【0016】本発明においては、潤滑油基油に対し、摩
擦調整剤として前記一般式〔I〕で表されるアミド系摩
擦調整剤と、前記一般式〔II〕及び/または〔II
I〕で表されるカルボン酸系摩擦調整剤を併用して添加
する。
【0017】アミド系摩擦調整剤は、クラッチ係合によ
り摩擦材とセパレーターがなじんでくると、μ0/μd
を下げる効果を発揮し始めるため、初期には変速ショッ
クを下げる効果が少ないが、クラッチの係合により次第
に効果を発揮するようになる。しかも、アミド系摩擦調
整剤は、クラッチの係合による消耗が小さいため摩擦特
性改善効果が長期間にわたって持続する。
【0018】カルボン酸系摩擦調整剤は、初期のμ0
μd値を下げる作用を有しており、ATFの初期摩擦特
性に寄与する。しかしながら、カルボン酸系摩擦調整剤
は、クラッチの係合により消耗され、その効果が徐々に
少なくなってくる。
【0019】このような特性を持つ両者を組み合わせて
使用することにより、初期からμ0/μd値が小さく、か
つ、長時間使用してもμ0/μd値が上昇しない良好な摩
擦特性を得ることができる。そして、これら両者の使用
量を限定された範囲内とすることができ、その結果、摩
擦調整剤の増量により摩擦係数を下げ過ぎるという従来
技術の欠点を克服することができる。
【0020】前記一般式〔I〕で表される化合物は、一
般にアミド系摩擦調整剤として使用されているアミド系
化合物を包含する。一般式〔I〕中、n及びmは、それ
ぞれ独立に0〜10の整数であるが、好ましくは0〜5
の整数である。R1は、炭素数8〜20の飽和または不
飽和のアルキル基を表し、その好ましい炭素数は10〜
16である。
【0021】このようなアミド系摩擦調整剤としては、
例えば、ドデシルジエタノールアミド、ドデシルアミ
ド、オレイルジエタノールアミド、オレイルアミド、ヘ
キサデシルジエタノールアミド、ヘキサデシルモノエタ
ノールアミド、ヘキサデシルアミドなどを挙げることが
できる。これらは、それぞれ単独で、あるいは2種以上
を組み合わせて使用することができる。
【0022】アミド系摩擦調整剤は、全組成物基準で
0.01〜0.5重量%、好ましくは0.03〜0.3
重量%、より好ましくは0.1〜0.2重量%の割合で
使用する。この使用割合が少なすぎると摩擦特性の経時
変化が大きくなり、逆に、多すぎると摩擦係数を下げす
ぎて、トルク伝達容量に悪影響を及ぼすか、あるいは、
アミド系摩擦調整剤が潤滑油基油へ溶解できず白濁した
りする。
【0023】前記一般式〔II〕及び〔III〕で表さ
れる化合物は、一般にカルボン酸系摩擦調整剤として使
用されている化合物を包含する。一般式〔II〕中、R
2は炭素数10〜20の飽和または不飽和のアルキル基
を表わし、その好ましい炭素数は12〜18である。ま
た、一般式〔III〕中、R3は、炭素数10〜20の
飽和または不飽和のアルキレン基を表し、その好ましい
炭素数は12〜18である。
【0024】このようなカルボン酸系摩擦調整剤として
は、例えば、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、ト
リデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサ
デカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、ノナデカ
ン酸、イサコン酸、これらの二酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸などを挙げることができる。これら
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて
使用することができる。
【0025】カルボン酸系摩擦調整剤は、全組成物基準
で0.01〜3.0重量%、好ましくは0.03〜1.
0重量%、より好ましくは0.1〜0.5重量%の割合
で使用する。この使用割合が少なすぎると初期の摩擦特
性が低下し、逆に、多すぎると摩擦係数を下げすぎて、
トルク伝達容量に悪影響を及ぼす。
【0026】本発明の潤滑油組成物には、必要に応じて
摩耗防止剤、無灰清浄分散剤、酸化防止剤、金属清浄
剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、防錆剤、消泡剤、
腐食防止剤などを適宜添加して使用することができる。
【0027】摩耗防止剤としては、例えば、ジチオりん
酸金属塩(Zn、Pb、Sb、Moなど)、チオカルバ
ミン酸金属塩(Znなど)、硫黄化合物、りん酸エステ
ル、亜りん酸エステル等を挙げることができ、これら
は、通常、0.05〜5.0重量%の割合で使用され
る。
【0028】無灰清浄分散剤としては、例えば、こはく
酸イミド系、こはく酸アミド系、ベンジルアミン系、エ
ステル系のもの等があり、これらは、通常、0.5〜
7.0重量%の割合で使用される。
【0029】酸化防止剤としては、例えば、アルキル化
ジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、ア
ルキル化−α−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止
剤、2,6−ジターシャリブチルフェノール、4,4′
−メチレンビス−(2,6−ジターシャリブチルフェノ
ール)等のフェノール系酸化防止剤等を挙げることがで
き、これらは、通常、0.05〜2.0重量%の割合で
使用される。
【0030】金属清浄剤としては、例えば、Ca−スル
ホネート、Mg−スルホネート、Ba−スルホネート、
Ca−フェネート、Ba−フェネート等があり、これら
は、通常、0.1〜5.0重量%の割合で使用される。
【0031】粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメ
タクリレート系、ポリイソブチレン系、エチレン−プロ
ピレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水添共重合体
系等が挙げられ、これらは、通常、3〜35重量%の割
合で使用される。
【0032】防錆剤としては、例えば、アルケニルこは
く酸またはその部分エステル等が挙げられる。消泡剤と
しては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ポリアクリ
レート等が挙げられる。
【0033】本発明の潤滑油組成物は、特にATFとし
て好適であるが、それ以外にも、例えば、パワーステア
リング装置、建設機械、工業用機械などの潤滑油として
使用することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明について実施例及び比較例を挙
げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例の
みに限定されるものではない。
【0035】[実施例1〜14、比較例1〜5] <潤滑油組成物の調製>表1および表2に示す基油成分
と、各種添加剤成分を混合して潤滑油組成物を調製し
た。各成分の配合割合は組成物全量基準であり、重量%
で示されている。
【0036】(1)基油 鉱油:精製パラフィン系鉱油 合成潤滑油:ポリアルファオレフィン 粘度:4.0mm2/s(100℃) (2)アミド系摩擦調整剤 A1: nC1225−CON(CH2CH2OH)2 A2: nC1633−CONH(CH2CH2OH) A3: C1835−CONH2 (3)カルボン酸系摩擦調整剤 B1: C1735COOH B2: HOOC(CH216COOH B3: C1835COOH B4: C1225COOH
【0037】<性能試験> (1)変速ショック防止性能 SAE No.2摩擦試験機を用い、下記の実験条件で
変速ショック防止性能を評価した。実験条件 ディスク:国産自動変速機用ペーパー系材料 プレート:国産自動変速機用スチール材 モーター回転数:0〜3600rpm ピストン押付圧:8kgf/cm2 油 温:120℃ 上記の実験条件で、クラッチの係合パターン(接続と切
り離し)を表にあるように100〜5000の各サイク
ル(c/c)で行い、そのときの静止摩擦係数(μ0
と動摩擦係数(μd)との比(μ0/μd)を求めた。こ
の値が0.9〜1.05の潤滑油組成物は、変速ショッ
ク防止性能に優れている。また、サイクル数の上昇で
も、この値が変化しないことは、摩擦特性の経時変化の
ないことを意味する。測定結果を一括して表1、表2に
示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】 表1から明らかなように、本発明の潤滑油組成物(実施
例1〜14)は、μ0/μdが初期及び5000サイクル
試験後にも小さく、優れた摩擦特性を示すことがわか
る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、初期からの変速ショッ
ク防止性能に優れているとともに、長期間の使用によっ
てもその性能が大幅に低下することのない、摩擦特性に
優れた自動変速機用潤滑油組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 30:00 Z 8217−4H 30:06 40:04 (72)発明者 釘宮 貴徳 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1−3−1 東燃株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油基油に、下記一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1は、炭素数8〜20の飽和または不飽和の
    アルキル基を表し、n及びmは、それぞれ独立に0〜1
    0の整数を表す。)で表されるアミド系摩擦調整剤を全
    組成物基準で0.01〜0.5重量%と、下記一般式
    〔II〕 R2−COOH 〔II〕 (式中、R2は、炭素数10〜20の飽和または不飽和
    のアルキル基を表す。)で表される化合物、及び下記一
    般式〔III〕 HOOC−R3−COOH 〔III〕 (式中、R3は、炭素数10〜20の飽和または不飽和
    のアルキレン基を表す。)で表される化合物からなる群
    より選ばれる少なくとも1種のカルボン酸系摩擦調整剤
    を全組成物基準で0.01〜3.0重量%の割合で含有
    せしめてなることを特徴とする自動変速機用潤滑油組成
    物。
JP9020892A 1992-03-16 1992-03-16 自動変速機用潤滑油組成物 Expired - Lifetime JP3304122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020892A JP3304122B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自動変速機用潤滑油組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020892A JP3304122B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自動変速機用潤滑油組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657278A true JPH0657278A (ja) 1994-03-01
JP3304122B2 JP3304122B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=13992072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9020892A Expired - Lifetime JP3304122B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自動変速機用潤滑油組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3304122B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07305082A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Tonen Corp 自動変速機用潤滑油組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07305082A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Tonen Corp 自動変速機用潤滑油組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3304122B2 (ja) 2002-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3501275B2 (ja) 自動変速機用潤滑油組成物
JP3785378B2 (ja) 自動変速機用潤滑油組成物
JPH06330069A (ja) 自動車リミテッドスリップデファレンシャル用潤滑油組成物
JPH0246635B2 (ja) Shitsushikikuratsuchomatahashitsushikibureekyojunkatsuyusoseibutsu
JPH05255682A (ja) 油圧作動油組成物
JP3973281B2 (ja) ギヤ油組成物
JPH0339399A (ja) 潤滑油組成物
JP3520198B2 (ja) 潤滑油組成物
JPH06200274A (ja) 終減速機用潤滑油組成物
JP4878840B2 (ja) 潤滑油添加剤及び潤滑油組成物
JP3145444B2 (ja) 自動変速機用潤滑油組成物
JPH0339400A (ja) 潤滑油組成物
JPH05331477A (ja) 油圧作動油組成物
JPH06145683A (ja) 自動変速機用潤滑油組成物
JPH05105895A (ja) 湿式クラツチ用又は湿式ブレーキ用潤滑油組成物
JPH06200270A (ja) 終減速機用潤滑油組成物
JP2845497B2 (ja) 潤滑油組成物
JPH06179885A (ja) 油圧作動油組成物
JP3304122B2 (ja) 自動変速機用潤滑油組成物
JP4079509B2 (ja) 潤滑油組成物
EP1299509B1 (en) Friction modifier additive combination
JP5301304B2 (ja) 無段変速機用潤滑油組成物
JPH06145684A (ja) 油圧作動油組成物
JP3251963B2 (ja) 潤滑油組成物
JP3295671B2 (ja) 自動変速機用潤滑油組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120510

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120510

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120510

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120510

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term