JP3145444B2 - 自動変速機用潤滑油組成物 - Google Patents

自動変速機用潤滑油組成物

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JP3145444B2 JP29635091A JP29635091A JP3145444B2 JP 3145444 B2 JP3145444 B2 JP 3145444B2 JP 29635091 A JP29635091 A JP 29635091A JP 29635091 A JP29635091 A JP 29635091A JP 3145444 B2 JP3145444 B2 JP 3145444B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機用潤滑油組
成物に関し、さらに詳しくは、低速すべり性能および変
速ショック防止性能に優れ、特に自動車の自動変速機用
として好適な潤滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機用潤滑油(ATF;Auto
matic Transmission Fluid)
は、トルクコンバーター、歯車機構、油圧機構、湿式ク
ラッチなどを内蔵する自動車の自動変速機に用いられる
潤滑油である。
【0003】自動変速機の機構を円滑に作動させるため
に、ATFは、トルクコンバーターや油圧系、制御系に
おける動力の伝達媒体、歯車や軸受、湿式クラッチの潤
滑、温度調節用熱媒体、摩擦材の潤滑、適正な摩擦特性
の維持などの多くの機能を有することが求められる。A
TFは、使用温度範囲が−40℃から150℃程度に及
び、優れた粘度−温度特性と酸化安定性が要求されるほ
か、変速ショックを感じさせない滑らかなシフト特性を
確保するために、静止摩擦係数(μ0)と動摩擦係数
(μd)との比(μ0/μd)が1以下となる摩擦特性が
要求される。このようにATFは、自動車用潤滑油の中
でも多くの機能を有する油であるため、自動変速機以外
にもパワーステアリング装置、建設機械、工業用機械な
どに広く用いられている。
【0004】ATFは、自動車の高速、高出力化などに
伴い、幾度か規格が変更され、現在では、ゼネラルモー
タース社のデクスロンII(Dexron II)およ
びフォード社のM2C33F(タイプF)、M2C33
E/F、M2C138CJ、M2C166H、メルコン
(Mercon)などの規格が制定されている。
【0005】デクスロン型のATFは、摩擦調整剤の添
加により、変速ショックが小さいという利点があるが、
その反面、クラッチのききや耐久性に問題がある。特
に、変速ショックが小さいという特性を維持できるの
は、新油に近い状態の時であり、油が熱や酸化などによ
り劣化すると、摩擦調整剤が消耗されてしまうため、変
速ショックが大きくなる。一方、タイプFのATFは、
摩擦調整剤を使用していないため、シフト時に変速ショ
ックが大きく、自動車の乗り心地を悪くするという問題
を有している。
【0006】ところで、ATFは、劣化した場合だけで
はなく、油温が低い場合、例えば走行を始めて間もない
時や寒冷地での走行時等においては、新油であっても変
速ショックが大きい。このため、従来より、ATFが劣
化した場合や油温が低い場合に生じる変速ショックを抑
制する方法として、基油に対して各種添加剤を配合する
ことが提案されている。
【0007】特開昭60−173097号には、基油
に、(A)りん酸エステルまたはそのアミン塩と、
(B)ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、パーム核油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、脂肪酸亜鉛
塩、油脂と脂肪酸の混合物、およびポリアルキレンポリ
アミンと脂肪酸または酸化鉱油との反応生成物からなる
群から選ばれる1種の化合物を含有せしめた潤滑油組成
物が提案されている。
【0008】特開昭63−254196号には、摩擦調
整剤として、りん酸エステル、亜りん酸エステル、りん
酸エステルアミン塩、亜りん酸エステルアミン塩、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、トリメチロールプ
ロパン脂肪酸エステル、グリコール脂肪酸エステル、カ
ルボン酸、カルボン酸アミド、カルボン酸エステル、カ
ルボン酸の金属塩、油脂、高級アルコールおよびイオウ
化合物よりなる群から選ばれる1種または2種以上の化
合物を使用することが提案されている。
【0009】特開昭63−180000号には、不飽和
脂肪酸とアルカノールアミンとの縮合生成物からなる金
属面摩擦調整剤を使用することが提案されている。特開
昭63−66299号には、基油に対し、脂肪酸とジア
ルカノールアミンとの反応生成物、脂肪酸および油脂を
含有させることが提案されている。特開昭62−841
90号には、基油に、マグネシウムスルフォネートを添
加することが提案されている。
【0010】一方、ATFには、自動車の高性能化に伴
う使用条件の過酷化や更油期間の延長などに対応するこ
とが求められているが、特に、新しいコンバータークラ
ッチのシャダー(Shudder;車体異常振動)対策
への対応が重要な技術的課題となっている。
【0011】近年、多くの自動車変速機には、燃費向上
に有効なロックアップクラッチが採用されている。ロッ
クアップ機構(連結装置)を設けてトルクコンバーター
駆動と直結駆動の切り換えを適当な時期に行うことによ
り、トルクコンバーターの効率を向上させることができ
る。ロックアップクラッチの機能は、走行条件に応じて
エンジンの駆動力を直接トランスミッションへ伝達する
ものである。従来、ロックアップ機構は、高速域におい
てのみ作動し、低速域においては使用されていなかった
ため、自動車の発進時などの低速域においては、トルク
コンバーターによるトルク伝達時に、エンジン出力回転
数とトランスミッション入力回転数との間に動力伝達ロ
スを生じ、燃費低下の原因となっていた。この動力伝達
ロスを減少させるために、近年、自動変速機の低速域に
おいてもロックアップ機構を作動させることが実施され
ている。
【0012】ところが、ロックアップクラッチ付き自動
変速機は、ロックアップ作動時にシャダーを発生するこ
とがある。このシャダーは、自動変速機の低速域におい
てロックアップ機構を作動させた場合に頻繁に発生す
る。特に、エンジンのトルク変動をシャーシーに伝達し
ないように、エンジン回転数とトルクコンバーターの出
力回転数の差が特定値となるようにするスリップ制御式
ロックアップクラッチでは、シャダーを発生しやすい。
このような新しい駆動装置の性能を十分に発揮させるた
めには、新しい潤滑油の開発が必要である。
【0013】スリップ制御式ロックアップクラッチにお
いては、相対すべり速度の減少に伴って摩擦係数が増加
する場合に、シャダーが発生しやすくなる。したがっ
て、シャダーの発生を防ぐためには、ATFには、低速
すべり性能に優れていること、即ち、すべり速度の増加
とともに摩擦係数が増加するものであることが必要であ
る。
【0014】また、従来のATFは、低速すべり性能の
耐久性が十分ではなく、例えば10万km走行程度で経
時変化して、シャダーが発生する。そこで、ATFに
は、低速すべり性能に優れているだけではなく、低速す
べり性能の長期持続性(耐久性)に優れていることが求
められる。しかしながら、従来のATFは、低速すべり
性能、変速ショック防止性能および耐久性においていま
だ不十分である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低速
すべり性能および変速ショック防止性能に優れていると
ともに、長期間の使用によってもその性能が大幅に低下
することのない、耐久性にも優れた自動変速機用潤滑油
組成物を提供することにある。
【0016】本発明者らは、前記従来技術の有する問題
点を克服するために鋭意研究した結果、潤滑油基油に対
し、特定割合の特定のアルキルフェネート金属塩および
/または硫化アルキルフェネート金属塩と、アミン系酸
化防止剤とを含有せしめることにより、優れた低速すべ
り性能と変速ショック防止性能を有するとともに、耐久
性にも優れた潤滑油組成物の得られることを見出し、そ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0017】
【課題を解決するための手段】 かくして、本発明によ
れば、潤滑油基油に、0.05〜5.0重量%の下記一
般式[1]で表されるアルキルフェネート金属塩および
下記一般式[2]で表される硫化アルキルフェネート金
属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物
と、アミン系酸化防止剤とを含有せしめてなることを特
徴とするスリップ制御式ロックアップクラッチ付き自動
変速機用潤滑油組成物が提供される。
【0018】
【化3】 〔式中、Rは炭素数5〜28のアルキル基を表し、R
は水素原子または炭素数1〜28のアルキル基を表
し、Mはカルシウム、バリウムまたはマグネシウムを表
す。〕
【0019】
【化4】 〔式中、Rは炭素数5〜28のアルキル基を表し、R
は水素原子または炭素数1〜28のアルキル基を表
し、Mはカルシウム、バリウムまたはマグネシウムを表
し、xは1〜5の整数を表す。〕
【0020】以下、本発明について詳述する。本発明で
用いる潤滑油基油としては、特に限定されず、従来公知
の各種鉱油や合成潤滑油等が使用できる。鉱油として
は、例えば、軽質ニュートラル油、中質ニュートラル
油、重質ニュートラル油、ブライトストックなどが挙げ
られる。合成潤滑油としては、例えば、ポリ−α−オレ
フィン、ポリブテン、アルキルベンゼン、ポリオールエ
ステル、二塩基酸エステル、ポリオキシアルキレングリ
コール、シリコーン油などが挙げられる。これらの基油
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を混合して使用
することができる。これらの基油は、100℃での粘度
が3〜20センチストークス(cSt)の範囲にあるも
のが好ましい。
【0021】本発明で使用する前記一般式〔1〕で表さ
れるアルキルフェネート金属塩および一般式〔2〕で表
される硫化アルキルフェネート金属塩は、一般に、潤滑
油の金属清浄剤として用いられている化合物を包含す
る。
【0022】前記一般式〔1〕において、R1は好まし
くは炭素数8〜20のアルキル基であり、R2は好まし
くは水素原子または炭素数1〜20のアルキル基であ
る。また、一般式〔2〕において、R3は好ましくは炭
素数8〜20のアルキル基であり、R4は好ましくは水
素原子または炭素数1〜20のアルキル基である。さら
に、一般式〔2〕の硫化アルキルフェネート金属塩にお
いて、xは1〜5であることが必要であり、xが6以上
であると耐銅板腐食性が悪化する。
【0023】これらのフェネートは、アルキルフェノー
ルまたは硫化アルキルフェノールの金属塩であり、カル
シウム(Ca)塩、バリウム(Ba)塩またはマグネシ
ウム(Mg)塩が使用される。また、正塩のほか、塩基
性塩、過塩基性塩が使用できる。具体例としては、ドデ
シルカルシウムフェネート、ヘキサデシルカルシウムフ
ェネート、過塩基性ドデシルカルシウムフェネート、硫
化ドデシルカルシウムフェネート、硫化ヘキサデシルカ
ルシウムフェネートなどを挙げることができる。
【0024】一般式〔1〕および〔2〕で表される各化
合物は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わ
せて潤滑油基油に添加する。これらの化合物の配合割合
は、潤滑油組成物全量を基準として、0.05〜5.0
重量%、好ましくは0.05〜3.0重量%の割合で使
用する。これらの化合物の配合割合が0.05未満で
は、低速すべり性能および変速ショック防止性能の向上
効果が小さすぎる。逆に、これらの化合物の配合割合が
5.0重量%より多いと、摩擦係数が下がりすぎて、ロ
ックアップクラッチの所定の係合時間に係合が終了しな
い場合がある。
【0025】本発明の潤滑油組成物には、必要に応じて
耐摩耗剤、無灰清浄分散剤、酸化防止剤、他の金属清浄
剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、防錆剤、消泡剤、
腐食防止剤などを適宜添加して使用することができる。
【0026】耐摩耗剤としては、例えば、チオりん酸金
属塩(Zn、Pb、Sb、Moなど)、チオカルバミン
酸金属塩(Znなど)、硫黄化合物、りん酸エステル、
亜りん酸エステル等を挙げることができ、これらは、通
常、0.05〜5.0重量%の割合で使用される。
【0027】無灰清浄分散剤としては、例えば、こはく
酸イミド系、こはく酸アミド系、ベンジルアミン系、エ
ステル系のもの等があり、これらは、通常、0.5〜
7.0重量%の割合で使用される。
【0028】酸化防止剤としては、例えば、本発明の潤
滑油組成物に用いられるアルキル化ジフェニルアミン、
フェニル−α−ナフチルアミン、アルキル化−α−ナフ
チルアミン等のアミン系酸化防止剤以外に、2,6−ジ
ターシャリブチルフェノール、4,4′−メチレンビス
−(2,6−ジターシャリブチルフェノール)等のフェ
ノール系酸化防止剤等を挙げることができ、これらは、
通常、0.05〜2.0重量%の割合で使用される。
【0029】金属清浄剤としては、例えば、Ca−スル
ホネート、Mg−スルホネート、Ba−スルホネート等
があり、これらは、通常、0.05〜5.0重量%の割
合で使用される。
【0030】粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメ
タクリレート系、ポリイソブチレン系、エチレン−プロ
ピレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水添共重合体
系等が挙げられ、これらは、通常、3〜35重量%の割
合で使用される。
【0031】防錆剤としては、例えば、アルケニルこは
く酸またはその部分エステル等が挙げられる。消泡剤と
しては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ポリアクリ
レート等が挙げられる。
【0032】
【実施例】以下、本発明について実施例および比較例を
挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例
のみに限定されるものではない。
【0033】[実施例1〜9、比較例1〜7] <潤滑油組成物の調製>表1に示す基油成分と、各種添
加剤成分を混合して潤滑油組成物を調製した。各成分の
配合割合は、組成物全量基準であり、重量%で示されて
いる。 (1)基油 鉱油:精製パラフィン系鉱油 合成基油:ポリアルファーオレフィン 粘度:4.0cSt(100℃) (2)カルシウムフェネート A1:ドデシルカルシウムフェネート A2:過塩基性ドデシルカルシウムフェネート(塩基価
250) A3:硫化ヘキサデシルカルシウムフェネート (3)一般のFM(摩擦調整剤) B1:ステアリルアミン B2:ステアリン酸 B3:ソルビタンモノアレート
【0034】<性能試験> (1)低速すべり性能試験 摺動摩擦試験装置(LVFA)を用い、下記の実験条件
で低速すべり性能を評価した。実験条件 ディスク:国産自動変速機用ペーパー系材料 プレート:国産自動変速機用スチール材 モーター回転数:0〜1000rpm 押付圧 :10kgf/cm2 油 温:40℃
【0035】以上の条件で、すべり速度2cm/秒で測
定した動摩擦係数をμ2、すべり速度6cm/秒で測定
した動摩擦係数をμ6とする。そして、潤滑油組成物の
耐スティックスリップ指数をμ2/μ6と定義する。
【0036】耐スティックスリップ指数が小さいほど、
低速すべり性能が優れていると評価される。従って、優
れた低速すべり性能を得るためには、即ち、シャダー発
生防止のためには、耐スティックスリップ指数が1以下
であることが要求される。
【0037】また、低速すべり性能の長期持続性(耐久
性)については、強制劣化させた潤滑油組成物を使用す
ることによって確認することができる。そこで、試料と
しては、調製時の油(新油)とSAE No.2摩擦試
験機を用いて強制劣化させた劣化油を用いた。強制劣化
の条件は、油温120℃、面圧8kgf/cm2で、ク
ラッチの係合パターン(接続及び切り離し)を2000
サイクルと5000サイクル行った。
【0038】(2)変速ショック防止性能試験 SAE No.2摩擦試験機を用い、下記の実験条件で
変速ショック防止性能を評価した。実験条件 ディスク:国産自動変速機用ペーパー系材料 プレート:国産自動変速機用スチール材 モーター回転数:0〜3600rpm 押付圧:8kgf/cm2 油 温:120℃
【0039】上記の実験条件で、クラッチの係合パター
ン(接続及び切り離し)が500サイクルと5000サ
イクルにおける静止摩擦係数(μ0)と動摩擦係数
(μd)との比(μ0/μd)を求めた。この値が1以下
の潤滑油組成物は、変速ショック防止性能に優れてい
る。測定結果を一括して表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1から明らかなように、本発明の潤滑油
組成物(実施例1〜9)は、初期特性が良好(いずれも
耐スティックスリップ指数が1未満)であるだけではな
く、劣化試験によっても経時変化が少なく、低速すべり
性能の耐久性に優れている。また、μ0/μdも1以下で
あり、変速ショック防止性能に優れている。
【0042】また、本発明の実施例の潤滑油組成物を用
いて実車試験を行ったところ、自動変速機の係合終了時
の変速ショックおよびスリップ制御時のシャダーの発生
は見られなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、低速すべり性能および
変速ショック防止性能に優れているとともに、長期間の
使用によってもこれらの性能が大幅に低下することのな
い、耐久性にも優れた潤滑油組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10N 30:00 40:04 60:10 (72)発明者 石田 博 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1−3−1 東燃株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 平4−258693(JP,A) 特開 昭62−84190(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10M 129/10 C10M 135/30 C10M 159/20 - 159/24 C10N 40:04 WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油基油に、0.05〜5.0重量%
    の下記一般式[1]で表されるアルキルフェネート金属
    塩および下記一般式[2]で表される硫化アルキルフェ
    ネート金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の
    化合物と、アミン系酸化防止剤とを含有せしめてなるこ
    とを特徴とするスリップ制御式ロックアップクラッチ付
    自動変速機用潤滑油組成物。 【化1】 〔式中、Rは炭素数5〜28のアルキル基を表し、R
    は水素原子または炭素数1〜28のアルキル基を表
    し、Mはカルシウム、バリウムまたはマグネシウムを表
    す。〕 【化2】 〔式中、Rは炭素数5〜28のアルキル基を表し、R
    は水素原子または炭素数1〜28のアルキル基を表
    し、Mはカルシウム、バリウムまたはマグネシウムを表
    し、xは1〜5の整数を表す。〕
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