JPH065600U - 便座カバー - Google Patents

便座カバー

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JPH065600U
JPH065600U JP5247592U JP5247592U JPH065600U JP H065600 U JPH065600 U JP H065600U JP 5247592 U JP5247592 U JP 5247592U JP 5247592 U JP5247592 U JP 5247592U JP H065600 U JPH065600 U JP H065600U
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JP
Japan
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cover
toilet seat
surface side
sheet
side cover
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JP5247592U
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宗之 石田
正裕 近澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機能性、使い勝手および美観にすぐれた便座
カバー、殊に、下半身が不自由な人や脊椎障害などで坐
骨を覆う肉が薄くなっている人の使用に適した便座カバ
ーを提供することを目的とする。 【構成】 上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とで形
成された平面視でU形またはO形の袋状のカバーであ
る。上面側カバー(1) は弾性体シート(1a)の表面側に肌
触りが良くかつ撥水性ないし防水性を有する布(1b)を積
層接着した積層シートからなり、下面側カバー(2) は撥
水性ないし防水性を有する単層または複層のシートから
なる。上記の弾性体シート(1a)の代表例は、独立気泡を
有するクロロプレンゴム製の発泡体シートである。上面
側カバー(1) と下面側カバー(2) とは、U形またはO形
の内周側において縫製により一体化されていると共に、
外周側において線ファスナー(3) により開閉自在とされ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機能性、使い勝手および美観にすぐれた便座カバー、殊に、下半身 が不自由な人や脊椎障害などで坐骨を覆う肉が薄くなっている人の使用に適した 便座カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋式トイレットの便座には、衛生性、保温性、美観、クッション性などを付与 する目的で、便座カバーを装着することが多い。
【0003】 便座カバーには、1回限りで使い捨てする紙、不織布あるいはフィルム製のも のもあるが、これらは衛生性の点のみを考慮したものである。
【0004】 トイレットを使用する人が特定されている家庭用には、むしろ保温性、美観、 クッション性が重視され、衛生性の点は簡単に洗濯ができる程度でよい。そこで 家庭用には、便座カバーとして織物または編物製のものが使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
下半身が不自由な人は、便座の上を擦りながら移動して着座する。従って、紙 、不織布あるいはフィルム製の便座カバーはもとより、織物または編物からなる 便座カバーであっても、着座時にカバーに捻れを生じたりしわを生じたりするこ とがあり、褥瘡をつくる原因となりやすい。
【0006】 また脊椎障害などで坐骨を覆う肉が薄くなっている人にとっては、トイレット 使用時には何よりもクッション性が重視されるところ、クッション性を向上させ るべく上面にクッション材を装備した便座に便座カバーをかぶせると、汚れが内 部にまで浸透してクッション材まで汚染するという問題があり、従ってクッショ ン材付きの便座には織物または編物からなる便座カバーは適用しがたいという限 界もある。
【0007】 本考案は、このような背景下において、機能性、使い勝手および美観にすぐれ た便座カバー、殊に、下半身が不自由な人や脊椎障害などで坐骨を覆う肉が薄く なっている人の使用に適した便座カバーを提供することを目的とするものである 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の便座カバーは、上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とで形成された 平面視でU形またはO形の袋状のカバーであって、上面側カバー(1) は弾性体シ ート(1a)の表面側に肌触りが良くかつ撥水性ないし防水性を有する布(1b)を積層 接着した積層シートからなり、下面側カバー(2) は撥水性ないし防水性を有する 単層または複層のシートからなり、さらに上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とは、U形またはO形の内周側において縫製により一体化されていると共に、外 周側において線ファスナー(3) により開閉自在とされていることを特徴とするも のである。
【0009】 以下本考案の便座カバーを詳細に説明する。
【0010】 本考案の便座カバーは、上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とで形成された 平面視でU形またはO形の袋状のカバーからなる。
【0011】 このうち上面側カバー(1) は、弾性体シート(1a)の表面側に肌触りが良くかつ 撥水性ないし防水性を有する布(1b)を積層接着した積層シートで構成され、裏面 側には上記の布(1b)を設けない。ただし、複数枚の弾性体シートの層間に伸縮性 を有する布を介在配置した複層シートを弾性体シート(1a)として用いることは差 し支えない。
【0012】 弾性体シート(1a)として特に有用なものは、クッション性、適度の伸縮性、軽 さ、引張強度、縫製強度などの点ですぐれている独立気泡を有するクロロプレン ゴム製の発泡体シートである。弾性体シート(1a)としては、そのほかポリウレタ ンエラストマー、クロロスルホン化ポリエチレンをはじめとする各種の弾性発泡 体シートを用いることもでき、また場合によっては、連続気泡を有する発泡体や 、発泡体でない弾性体シートを用いることもできる。
【0013】 肌触りが良くかつ撥水性ないし防水性を有する布(1b)としては、肌触りの良い 各種の織布、編布または不織布であって、これらの布にエステル化型、エーテル 化型、配位結合型、フッ素化合物型、ケイ素化合物型、炭素化合物型等の撥水剤 を含浸またはコーティングして撥水加工を施したもの、これらの布に防止剤を含 浸またはコーティングして防水加工を施したもの、これらの布に防水膜をラミネ ートしたもの、あるいは素材自体が撥水性ないし防水性を有する繊維で作製した ものなどが用いられる。
【0014】 この布(1b)は、弾性体シート(1a)の変形に追随できるよう若干の伸縮性を有す る方が好ましいので、その場合は、繊維自体が伸縮性を有するものを用いるかあ るいは伸縮性を有する布を得ることのできる編織法を採用して布を製造する。
【0015】 上記の布(1b)を弾性体シート(1a)の表面側に積層接着することは、弾性体シー ト(1a)の縫製強度の向上、過度の伸縮防止、肌触り性の向上、美観の向上などの 点でも有利である。
【0016】 下面側カバー(2) は、汚れが落ちやすくかつ水分がしみ込まないようにするた め、撥水性ないし防水性を有する単層または複層のシートで構成される。下面側 カバー(2) の例としては、布、弾性体シート、プラスチックスシート、これらの 複合体などがあげられる。
【0017】 上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とは、互いに縫製により一体化し、また 線ファスナー(3) の取り付けも縫製により行うのが通常であるので、いずれも縫 製強度があることが要請される。
【0018】 そして上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とは、U形またはO形の内周側に おいて縫製により一体化されていると共に、外周側において線ファスナー(3) に より開閉自在となるように構成される。線ファスナー(3) としては、スライドフ ァスナー、凹条と凸条の対からなる嵌合式ファスナーなどが用いられる。
【0019】 便座側には、必要に応じその上面にクッション材や保温材を接着等の手段によ り装着しておくことができる。また本考案の便座カバーと便座との間にクッショ ン材や保温材を非固定状態で介在させることもできる。ここでクッション材また は保温材としては、各種発泡体(たとえば発泡ポリエチレン)、弾性体、立体編 織物などがあげられる。
【0020】
【作用】
本考案の便座カバーを使用するにあたっては、線ファスナー(3) を開にした状 態で便座に装着を行い、ついで線ファスナー(3) を閉にするだけでよい。便座か ら便座カバーを外すときは、上記とは逆の操作を行えばよい。
【0021】 便座のサイズにはいくつかのサイズがあるので、本考案の便座カバーもそれに 見合うサイズのものを用いる。なお上面側カバー(1) および下面側カバー(2) と して伸縮性を有するものを用いたときは、便座に多少のサイズの違いがあっても 一つのサイズの便座カバーで対処できる。
【0022】 上面側カバー(1) の表面は布(1b)で構成されているので、肌触りが良好で、し かも着座時に適度の滑り性を有する。上面側カバー(1) の裏面は弾性体シート(1 a)で構成されているので、便座に密着し、滑りを生じない。
【0023】 上面側カバー(1) が弾性体シート(1a)/布(1b)の積層構造を有することは、次 の点でも有利である。すなわち、着座に際しての横滑り動作または着座後の横滑 り動作によってもカバーに捻れを生じたりしわを生じたりすることがなく、全体 が相応の厚さのクッション層となるため着座姿勢を保っても疲れを生じにくく、 また縫製強度も向上する。
【0024】 なお、クッション性や保温性を向上させるべくクッション材または保温材付き の便座に本考案の便座カバーを適用したり、本考案の便座カバーと便座との間に クッション材や保温材を非固定状態で介在させるようにすると、クッション性や 保温性はさらに好ましいものとなる。
【0025】 加えて本考案の便座カバーにおいては、上面側カバー(1) の表面側の布(1b)は 撥水性ないし防水性を有し、裏面側の弾性体シート(1a)にも飛散尿や汚水のしみ 込みがなく、さらには下面側カバー(2) も撥水性ないし防水性を有するので飛散 尿や汚水などが浸透するのが防止される。従って、たとえ便座カバーが汚れても 、簡単な洗濯あるいは洗浄水の吹き付けで容易に清浄化を行うことができ、乾燥 も速い。クッション性や保温性を向上させるべくクッション材または保温材付き の便座を用いたり、便座カバーと便座との間にクッション材や保温材を非固定状 態で介在させた場合でも、汚染はクッション材や保温材には及ばない。
【0026】
【実施例】
次に実施例をあげて本考案をさらに説明する。
【0027】 実施例1 図1は本考案の便座カバーの一例を示した平面図である。 図2は図1のX−X切断部端面図である。ただし層厚は若干誇張して表示して ある。
【0028】 (1) は平面視U形の上面側カバーであり、独立気泡を有するクロロプレンゴム 製の弾性発泡シートからなる3mm厚の弾性体シート(1a)の表面側に、ポリウレタ ン薄膜のラミネートによる防水膜を形成させた伸縮性を有する布(1b)を積層接着 した積層シートからなる。
【0029】 (2) は平面視U形の下面側カバーであり、独立気泡を有するクロロプレンゴム 製の弾性発泡シートからなる1mm厚の弾性体シート(2a)の表裏両面に、ポリウレ タン薄膜のラミネートによる防水膜を形成させた伸縮性を有する布(2b), (2b)を 積層接着した積層シートからなる。
【0030】 これらの上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とは、U形の内周側において縫 製により一体化されており、またU形の左右の外周側において、スライドファス ナーからなる線ファスナー(3), (3)により開閉自在とされている。
【0031】 実施例2 図3は本考案の便座カバーの他の一例を示した平面図である。
【0032】 (1) は平面視O形の上面側カバーであり、独立気泡を有するクロロプレンゴム 製の弾性発泡シートからなる3mm厚の弾性体シート(1a)の表面側に、フッ素系化 合物による撥水加工を施した伸縮性を有する布(1b)を積層接着した積層シートか らなる。
【0033】 (2) は平面視O形の下面側カバーであり、独立気泡を有するクロロプレンゴム 製の弾性発泡シートからなる1mm厚の弾性体シートの裏面に、フッ素化合物によ る撥水加工を施した伸縮性を有する布を積層接着した積層シートからなる。
【0034】 これらの上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とは、O形の内周側において縫 製により一体化されており、またO形の外周側において、スライドファスナーか らなる線ファスナー(3) により開閉自在とされている。
【0035】
【考案の効果】
本考案の便座カバーは、 ・ 便座に便座カバーを装着した状態においては、カバーが便座に密着し、着座 に際しての横滑り動作または着座後の横滑り動作を行いやすい上、そのときの 横滑り動作によってもカバーに捻れを生じたりしわを生じたりすることがない こと、 ・ 着座時の肌触りが好ましいこと、 ・ 全体が相応の厚さのクッション層となるので、着座姿勢を保っても疲れを生 じにくいこと、 ・ 汚水や飛散尿などのしみ込みがなく、たとえ汚れても簡単な洗濯あるいは洗 浄水の吹き付けで容易に清浄化することができ、乾燥も速いこと、 ・ クッション材または保温材付きの便座を用いたり、便座カバーと便座との間 にクッション材や保温材を非固定状態で介在させた場合でも、汚染はクッショ ン材や保温材には及ばないこと、 ・ 一般の人はもとより、下半身が不自由な人、脊椎障害などで坐骨を覆う肉が 薄くなっている人にとっても極めて使い勝手がよく、褥瘡をつくる原因を回避 できること、 ・ 伸縮性を有する素材を用いて便座カバーを作製したときは、便座に多少のサ イズの違いがあっても一つのサイズの便座カバーで対処できること、 ・ 機能性の点だけでなく、美観の点でも豪華であること、 などのすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の便座カバーの一例を示した平面図であ
る。
【図2】図1のX−X切断部端面図である。
【図3】本考案の便座カバーの他の一例を示した平面図
である。
【符号の説明】
(1) …上面側カバー、 (1a)…弾性体シート、 (1b)…撥水性ないし防水性を有する布、 (2) …下面側カバー、 (2a)…弾性体シート、 (2b)…撥水性ないし防水性を有する布、 (3) …線ファスナー
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面側カバー(1) と下面側カバー(2) とで
    形成された平面視でU形またはO形の袋状のカバーであ
    って、上面側カバー(1) は弾性体シート(1a)の表面側に
    肌触りが良くかつ撥水性ないし防水性を有する布(1b)を
    積層接着した積層シートからなり、下面側カバー(2) は
    撥水性ないし防水性を有する単層または複層のシートか
    らなり、さらに上面側カバー(1) と下面側カバー(2) と
    は、U形またはO形の内周側において縫製により一体化
    されていると共に、外周側において線ファスナー(3) に
    より開閉自在とされていることを特徴とする便座カバ
    ー。
  2. 【請求項2】弾性体シート(1a)が、独立気泡を有するク
    ロロプレンゴム製の発泡体シートからなる請求項1記載
    の便座カバー。
JP5247592U 1992-07-01 1992-07-01 便座カバー Withdrawn JPH065600U (ja)

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