JPH0655880B2 - 熱可塑性成形組成物 - Google Patents

熱可塑性成形組成物

Info

Publication number
JPH0655880B2
JPH0655880B2 JP60132130A JP13213085A JPH0655880B2 JP H0655880 B2 JPH0655880 B2 JP H0655880B2 JP 60132130 A JP60132130 A JP 60132130A JP 13213085 A JP13213085 A JP 13213085A JP H0655880 B2 JPH0655880 B2 JP H0655880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
molding composition
graft copolymer
alkyl
graft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60132130A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6116959A (ja
Inventor
カルル‐ハインツ・ケーラー
クリスチヤン・リンドナー
デイーター・レンペル
グンター・ベーバー
カルル‐ハインツ・オツト
ルドルフ・ビンザツク
Original Assignee
バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6238801&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0655880(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JPS6116959A publication Critical patent/JPS6116959A/ja
Publication of JPH0655880B2 publication Critical patent/JPH0655880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリアルキレンテレフタレート、及び−30℃
以下のガラス転移温度を有し、部分的にフツ素化された
ポリオレフインからなる重合体からの熱可塑性成形組成
物、並びにこれら成形組成物の製造方法に関するもので
ある。
ポリアルキレンテレフタレート及び重合体をベースとす
る成形組成物は優れた特性を有している(米国特許第
3,706,699号、ドイツ国特許出願公開第1,6
94,200号=米国特許第3,591,659号、同
第4,086,296号、ドイツ国特許出願公開第2,
248,242号=米国特許第4,013,613号+
同第4,097,446号、ドイツ国特許第2,34
3,609号=米国特許第3,864,428号、ドイ
ツ国特許出願公開第2,364,318号=米国特許第
4,080,354号、ドイツ国特許第2,348,3
77号=米国特許第3,919,353号、ドイツ国特
許第2,444,584号=米国特許第4,022,7
48号、同第4,111,892号及び同第4,25
7,929号、ドイツ国特許出願公開第2,726,2
56号=米国特許第4,096,202号)。しかしな
がら実際は、ある場合において成形組成物は強靭性に関
して極めて高い要求を満足せず、他の場合においては剛
性、熱成形に対する安定性及び硬度の如き価値ある特性
は重合体の添加により悪影響を受ける。
本発明の目的は、ポリアルキレンテレフタレートの公知
の良好な特性を保持しているポリアルキレンテレフタレ
ートをベースとする極めて強靭な成形組成物を提供する
ことである。殊に、高い強靭性(低温においても)、高
い弾性率及び改善された応力/ひずみ挙動を併せ持つ成
形組成物が望まれていた。
驚くべきことに、重合体が−30℃以下のガラス転移温
度を有する少なくとも1つの重合体及びフツ素化された
ポリオレフイン、例えばポリテトラフルオロエチレンか
らなる場合にポリアルキレンテレフタレート及び重合体
の混合物はこれらの高い要求に対して実質的な程度まで
満足させる。
その特性を改善し、殊に結晶化速度、火事における滴下
(dipping)挙動、耐摩耗性及び加工性(processibility)
を改善するためにポリアルキレンテレフタレートに対す
る添加剤としてフツ素化されたポリオレフインを用いる
ことは公知である(ドイツ国特許出願公開第1,69
4,217号、同第2,433,966号、同第2,4
52,329号、同第2,615,071号=米国特許
第4,191,678号、ドイツ国特許出願公開第2,
655,162号=米国特許第4,002,581号、
ドイツ国特許出願公開第3,131,781号=米国特
許第4,337,192号、ヨーロツパ特許出願第4
6,052号、米国特許第3,723,373号)。
これらの参考文献で上記の問題を取扱つているものはな
く、従つてこれらのものはこの問題を解決するための示
唆を与えることはできなかつた。
本発明は A.A+Bの合計を基準として65〜99重量%のポリ
ブチレンテレフタレート、ならびに、 B.A+Bの合計を基準として1〜35重量%のグラフ
ト共重合体、 ここで、該グラフト共重合体は、 該グラフト共重合体の40〜85重量%の架橋したジエ
ンゴム上にグラフトした該グラフト共重合体の15〜6
0重量%の、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロ
ニトリル、C1〜C8−アルキルアクリレート、C1〜C8
−アルキルメタクリレート、ヒドロキシ−C2〜C8−ア
ルキルアクリレート、ヒドロキシ−C2〜C8−アルキル
メタクリレート、エポキシ−C2〜C8−アルキルアクリ
レート及びエポキシ−C2〜C8−アルキルメタクリレー
トから選択したグラフト単量体からなり、−30℃より
低いガラス転移温度と少なくとも50重量%のゲル含量
を有する、 及び A+Bの合計重量を基準として0.1〜0.9重量%の
フツ素化されたポリオレフイン を含んでなる熱可塑性成形組成物 を提供する。
フツ素化されたポリオレフインの水性分散体及び−30
℃以下のガラス転位温度を有する重合体を混合し、そし
て通常の沈殿により得られる重合体Bを用いる場合に改
善された特性が殊に顕著に達成される。
本発明による成形組成物は、フツ素化されたポリオレフ
インを含まぬ成形組成物より殊に低温においてかなり強
靭であり、そして極めて高い弾性率及び実質的に優れた
応力/ひずみ特性を有している。
本発明に関するポリアルキレンテレフタレートAは芳香
族ジカルボン酸またはその反応性誘導体(例えばジメチ
ルエステルもしくは無水物)及び脂肪族、環式脂肪族ま
たは芳香脂肪族ジオールの反応生成物並びにこれら反応
生成物の混合物である。
好適なポリアルキレンテレフタレートAはテレフタル酸
(またはその反応性誘導体)及び炭素原子2〜10個を
含む脂肪族または環式脂肪族ジオールから公知の方法に
より製造することができる〔クンストシトツフ−ハント
ブーフ(Kunstsoff-Handbuch)、第VIII巻、695頁以
下、カール・ハンザー・フエアラーク,ミユンヘン(Car
l Hanser Verlag,Munich)、1973〕。
好適なポリアルキレンテレフタレートAにはジカルボン
酸成分を基準として少なくとも80、好ましくは少なく
とも90モル%のテレフタル酸基並びにジオール成分を
基準として少なくとも80、好ましくは少なくとも90
モル%のエチレングリコール及び/またはブタン−1,
4−ジオール基が含まれる。
好適なポリアルキレンテレフタレートAはテレフタル酸
基に加えて、20モル%まで、好ましくは10モル%ま
での炭素原子8〜14個を含む他の芳香族もしくは環式
脂肪族ジカルボン酸または炭素原子4〜12個を含む脂
肪族ジカルボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸、ナ
フタレン−2,6−ジカルボン酸、4,4′−ジフエニ
ルジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、ゼバシン酸、
アゼライン酸及びシクロヘキサン二酢酸の基を含むこと
ができる。
好適なポリアルキレンテレフタレートAはエチレングリ
コール及びブタン−1,4−ジオール基に加えて20モ
ル%まで、好ましくは10モル%までの炭素原子3〜1
2個を含む他の脂肪族ジオールまたは炭素原子6〜21
個を含む環式脂肪族ジオール、例えばプロパン−1,3
−ジオール、2−エチルプロパン−1,3−ジオール、
ネオペンチルグリコール、ペンタン−1,5−ジオー
ル、ヘキサン−1,6−ジオール、シクロヘキサン−
1,4−ジメタノール、3−エチルペンタン−2,4−
ジオール、2−メチルペンタン−2,4−ジオール、
2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−及び−1,
6−ジオール、2−エチルヘキサン−1,3−ジオー
ル、2,2−ジエチルプロパン−1,3−ジオール、ヘ
キサン−2,5−ジオール、1,4−ジ−(β−ヒドロ
キシエトキシ)−ベンゼン、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロ
キシ−1,1,3,3−テトラメチル−シクロブタン、
2,2−ビス−(3−β−ヒドロキシエトキシフエニ
ル)−プロパン及び2,2−ビス−(4−ヒドロキシプ
ロポキシフエニル)−プロパンの基を含むことができる
(ドイツ国特許出願公開第2,407,674号、同第
2,407,776号、同第2,715,932号)。
ポリアルキレンテレフタレートAは例えばドイツ国特許
出願公開第1,900,270号及び米国特許第3,6
92,744号により比較的少量の3−もしくは4価の
アルコールまたは3−もしくは4塩基性カルボン酸を配
合することにより分枝させることができる。好適な分枝
鎖剤の例にはトリメシン酸、トリメリト酸、トリメチロ
ールエタン及びトリメチロールプロパン並びにペンタエ
リトリトールが含まれる。
テレフタル酸及びその反応性誘導体(例えばそのジアル
キルエステル)並びにエチレングリコール及び/または
ブタン−1,4−ジオールのみから製造されたポリアル
キレンテレフタレートA、及びこれらポリアルキレンテ
レフタレートの混合物が殊に好ましい。
好適な混合物は1〜50、好ましくは1〜30重量%の
ポリエチレンテレフタレート及び50〜99、好ましく
は70〜99重量%のポリブチレンテレフタレートを含
有する。
好ましくは成分Aとして使用されるポリアルキレンテレ
フタレートは各々の場合にウベローデ粘度計中において
フエノール/o−ジクロロベンゼン(1:1重量部)中
にて25℃で測定した場合に0.4〜1.5dl/g、
好ましくは0.5〜1.3dl/g、殊に0.6〜1.
2dl/gの固有粘度を一般には有している。
−30℃以下のガラス移転温度を有する重合体Bを限定
された程度でポリアルキレンテレフタレートAと配合す
べきであり(換言すれば顕微鏡的に崩壊する傾向である
べきでなく)、即ちこれらのものは電子顕微鏡下での実
験により測定した際に0.1〜2.0μmの平均粒子直
径を有する分散相の別々の粒子として成分A中に存在す
べきである。成分Aに関する「不適当でない」なる表現
はポリエーテルエステルの如き単一相中で混合する生成
物を表わす(更に「重合体」なる用語では表わさな
い)。
−30℃以下のガラス転移温度を有する重合体Bには本
質的に次の単量体の少なくとも2つから得られるタイプ
の弾性特性を有する共重合体、殊にグラフト共重合体が
含まれる:クロロプレン、ブタ−1,3−ジエン、イソ
プレン、スチレン、アクリロニトリル、エチレン、プロ
ピレン、酢酸ビニル及びアルコール成分中に炭素原子1
〜18個を含有する(メタ)アクリル酸エステル、換言
すれば例えば「有機化学の方法(Methoden der Organisc
hen Chemie)」〔ホウベン−ワイル(Houben-weyl)〕、第
14/1巻、ゲオルグ・チーメ・フエルラーク,スツツ
ガルト(Georg Thieme Verlag,Stuttgart)1961,3
93〜406頁及びC.B.ブツクナル(Bucknall)「強
化プラスチツク(Toughened Plastics)」アツプル−サイ
エンス出版社、ロンドン(Appl. Science Publishers,Lo
ndon)1977に記載のタイプの重合体。好適な重合体
Bは少なくとも部分的に交叉結合され、そして20重量
%以上、好ましくは40重量%以上、殊に60重量%以
上のゲル含有量を有する。
酢酸ビニル基15〜16重量%を含み、そしてDIN5
3,735に従つて190℃及び2.16kgの負荷で測
定した際に非流動性〜1000、好ましくは0.1〜2
0のメルト・インデツクスを有するエチレン/酢酸ビニ
ル共重合体が好適な重合体Bである。
また好適な重合体Bには例えば、プロピレン基に対する
エチレン基の重量比が40:60〜65:35にあるい
わゆるEPM及びEPDMゴムが含まれる。
EPM及びEPDMゴムのムーニー粘度(ML1-4/1
00℃)は25乃至200間、好ましくは35乃至12
0間にあり得る。
用いるエチレン/プロピレン共重合体(EPM)は実質
的に二重結合を持たず、一方エチレン/プロピレン/ジ
エンターポリマー(EPDM)は1〜20個の二重結合
/炭素原子1000個を含有し得る。EPDMにおける
適当なジエン単量体には例えば共役ジエン例えばイソプ
レン及びブタ−1,3−ジエン、並びに炭素原子5〜2
5個を含む非共役ジエン例えば1,4−ペンタジエン、
1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5
−ジメチル−1,5−ヘキサジエン及び1,4−オクタ
ジエン;環式ジエン例えばシクロペンタジエン、シクロ
ヘキサジエン、シクロオクタジエン及びジシクロペンタ
ジエン;アルケニルノルボルネン例えば5−エチリデン
−2−ノルボルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネ
ン、2−メタリル−5−ノルボルネン、2−イソプロペ
ニル−5−ノルボルネン及びトリシクロジエンが含まれ
る。
非共役ジエンであるヘキサン−1,5−ジエン、エチリ
ジン−ノルボルネンまたはジシクロペンタジエンが好ま
しい。EPDM中のジエン含有量は好ましくは0.5〜
10重量%である。
このタイプのEPMまたはEPDMゴムは例えばドイツ
国特許出願公開第2,808,709号に記載されてい
る。
また好適な重合体Bには選択的に水素化されたビニル−
芳香族単量体及び共役ジエンの共重合体が含まれる。こ
れらのブロツク共重合体は公知である。スチレン−ジエ
ンブロツク共重合体を製造する際に使用される「重合体
科学及び技術の百科辞典(Encyclopaedia of Polymer S
cience and Technolog)」、第15巻、インターサイエ
ンス(Interscience)、N.Y.(1971)508頁以
下に記載されている技術をスチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン等、及びブタジエン、イソプレン等
の如き共役ジエンから適当なブロツク共重合体を製造す
るために一般に用いることができる。選択的水素化は公
知の方法で行うことができ、その際にエチレン性二重結
合は本質的に完全に水素化することができ、一方芳香族
性二重結合は本質的に影響されずに残る。このように選
択的に水素化されるブロツク共重合体は例えばドイツ国
特許出願公開第3,000,282号に記載されてい
る。
殊に好適な重合体Bはグラフト重合体である。
好適なグラフト重合体Bは0.05〜1、好ましくは
0.1〜0.8、殊に0.2〜0.6μmの平均粒子直
径d50を有している。
平均粒子直径d50はそれぞれ50重量%の粒子が上及び
下に存在する直径である。これは超遠心法〔W.シヨル
タン(Scholtan)、H.ランゲ(Lange)、コロイド・ツア
イトシユリフト及びツアイトシユリフト・ポリメーレ
(Kolloid Z.and Z.Polymers)250(1972)78
2〜796〕によるか、または電子顕微鏡及び続いての
粒子の計数〔G.ケンプ(Kmpf)、H.シユスタ
ー(Schuster)、アンゲヴアンデ・マクロモレキユラーレ
・ヘミー(Angew. Makromolekulare Chemie)14,(1
970),111〜129〕により測定することができ
る。
グラフト重合体Bは交叉結合され、そしてグラフト重合
体Bを基準として少なくとも50重量%、好ましくは少
なくとも80重量%、殊に少なくとも90重量%のゲル
含有量を有する。
交叉結合したジエンゴムのゲル含有量はトルエン中にて
25℃で、そして交叉結合したアクリレートゴムのゲル
含有量はジメチルホルムアミド中にて25℃で測定した
〔M.ホフマン(Hoffmann)、H.クレマー(Krme
r)、R.クーン(Kuhn)、ポリメルアナリテイーク(Pol
ymeranalytik)I及びII、ゲオルグ・チーメ・フエルラ
ーク・シユトウツツガルトGeorg Thieme Verlag Stutt-
gart)1977〕。
好適なグラフト重合体Bは各々の場合にグラフト重合体
Bを基準として40〜85、好ましくは50〜80、殊
に60〜75重量%の粒状の交叉結合したジエンゴムま
たはアクリレートゴムに対する15〜60、好ましくは
20〜50、殊に25〜40重量%の、スチレン、α−
メチルスチレン、アクリロニトリル、C1〜C8-アルキ
ルアクリレート、C1〜C8-アルキルメタクリレート、
ヒドロキシ−C2〜C8-アルキル(メタ)アクリレー
ト、エポキシ−C2〜C8-アルキル−(メタ)アクリレ
ートよりなる群からの少なくとも1つのビニルまたはビ
ニリデン単量体のグラフト重合体である。
メチルメタクリレート、スチレン及びメチルメタクリレ
ートの混合物並びにスチレン及びアクリロニトリルの混
合物が好適なグラフト単量体である。
共役したC4〜C6-ジエンの交叉結合した均一及び/ま
たは共重合体が好ましいジエンゴムである。ブタ−1,
3−ジエンが好適なジエンである。ジエン共重合体はジ
エン基に加えて、ジエン共重合体を基準として30重量
%までの他のエチレン性不飽和単量体、例えばスチレ
ン、アクリロニトリル、アクリル酸またはメタクリル酸
の一価のC1〜C4-アルコールとのエステル例えばメタ
クリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレートを含有し得る。
ジエンゴムグラフト化用マトリツクス(matrix)及びこの
ものから製造されるグラフト重合体は例えば「有機化学
の方法(Methoden der Organischen Chemie)」〔ホウベ
ン−ワイル(Houben-weyl)〕、第14/1巻、ゲオルグ
・チーメフエルラーク,ストウツツガルト(Georg Thiem
e Verlag,Stuttgart)1961、393〜406頁、及
びウルマンズ、化学技術の百科辞典(Ullmanns Ency
clopdie der technischen Chemie)、第4版、
第19巻、フエルラーク・ヘミー,バインハイム(Verla
g Chemie,Weinheim)、1981,279〜284頁に記
載されている。
1〜C8-アルキルアクリレートの重合により得られる
タイプの重合体が好適なグラフト化用マトリツクスであ
る。またこの重合体はアクリル酸エステルと、共重合体
を基準として40重量%までの他のビニル単量体例えば
スチレン、アクリロニトリル、メチルメタクリレート、
ビニルエステル、ビニルエーテルとの共重合体であるこ
とができる。
このアクリレートゴムは交叉結合している。
1つより多い共重合可能な二重結合を含む交叉結合性単
量体の好適な例には不飽和C3〜C12−モノカルボン酸
及び不飽和一価C2〜C12−アルコールまたはOH基2
〜4個を含む飽和C2〜C20−ポリオールのエステル、
例えば多くの不飽和複素環式化合物例えばトリビニルシ
アヌレート、トリアリルシアヌレート及び−イソシアヌ
レート、殊にトリアリルシアヌレート、多官能性ビニル
化合物例えばジ−及びトリビニルベンゼン、またトリア
リルホスフエートが含まれる。
好適な交叉結合性単量体にはアリルメタクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレート、ジアリルフタレー
ト及び複素環式化合物が含まれ、このものには3個の共
重合可能なエチレン性不飽和二重結合が含まれる。
環式単量体であるトリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート、トリビニルシアヌレート、トリス−
アクリロイルヘキサヒドロ−s−トリアジン、トリアリ
ルベンゼンが殊に好適な交叉結合性単量体である。
交叉結合性単量体の量はゴムグラフト化用マトリツクス
を基準として好ましくは0.02〜5、殊に0.05〜
2重量%である。
少なくとも3個のエチレン性不飽和二重結合を含む環式
交叉結合性単量体に関しては、ゴムグラフト化用マトリ
ツクスを基準として1重量%以下を用いることが好まし
い。
またアクリレートゴムは核として1つもしくはそれ以上
の共役ジエンからなる交叉結合したジエンゴム例えばポ
リブタジエン、または共役ジエンとエチレン性不飽和単
量体例えばスチレン及び/またはアクリロニトリルとの
共重合体並びにシエル(shell)として重合し始めたアク
リレート単量体を含む多殻の(multi-shelled)生成物で
あり得る。
これらの多殻ゴム中のポリジエン核の比率は0.1〜8
0、好ましくは10〜50重量%の量であり得る。シエ
ル(複数)及び核は相互に独立して部分的に交叉結合す
るか、または高度に交叉結合することができる。
好適なグラフト化されたアクリレートゴムは a)環式三官能性コモノマー例えばトリアリルシアヌレ
ート及びトリアリルイソシアヌレートと交叉結合し(ド
イツ国特許出願公開第3,039,114号記載); b)ポリブタジエン核を含み(ドイツ国特許出願公開第
3,039,115号記載); c)「懸濁剤を存在させずに」製造した(ドイツ国特許
出願公開第3,117,052号記載)ものである。
遊離基出発剤(starter)、例えば水溶性開始剤、乳化
剤または錯形成剤/グラフト活性化剤並びに調節剤の存
在下で通常行われるグラフト共重合によりグラフト重合
体Bを製造する際に、グラフトシエルを生成させるグラ
フト単量体の遊離重合体または共重合体は一般に実際の
グラフト共重合体に加え、ある程度生成される。
従つて本発明に関するグラフト重合体Bは、ゴムラテツ
クスの存在下でのグラフト単量体の重合により得られる
生成物、更に正確には一般にグラフト単量体のグラフト
共重合体及び遊離(共)重合体の混合物である。
本発明による成形組成物は遊離の(共)重合体の量が成
分Bを基準として15重量%、好ましくは10重量%、
殊に7重量%を越えない場合に最適の特性を有する。こ
れらの遊離(共)重合体のシユタウデインガー(Staudin
ger)指数はジメチルホルムアミド中にて25℃で測定す
る際に0.6dl/gより小、好ましくは0.4dl/
gより小であるべきである。
好適なグラフト化されたジエンゴムは例えばドイツ国特
許第2,348,377号及びドイツ国特許出願公開第
2,927,576号、同第3,025,605号に記
載され、そして好適なグラフト化されたアクリレートゴ
ムは例えばドイツ国特許第2,444,584号及びド
イツ国特許出願公開第2,726,256号、同第3,
039,114号、同第3,039,115号、同第
3,117,052号に記載されている。
フツ素化されたポリオレフインBは高分子量のものであ
り、そして−30℃以上、一般的には100℃以上のガ
ラス転移温度、59〜76、好ましくは65〜76、殊
に70〜76重量%のフツ素含有量及び0.05〜2、
好ましくは0.08〜1μmの平均粒子直径d50を有し
ている。好適なフツ素化されたポリオレフインBにはポ
リテトラフルオロエチレン、ポリフツ化ビニリデン、テ
トラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン及び
エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体が含まれ
る。フツ素化されたポリオレフインは公知である〔シル
トクネヒト(Schildknecht)による「ビニル及び関連する
重合体(Vinyl and Related Polymers)」、ジヨン・ウイ
リー&サンズ社(John Wiley & Sons,Inc.),ニユーヨー
ク(New York),1952,484〜494頁;ウオール
(Wall)による「フツ素重合体(Fluorpolymers)」,ウイ
リー・インターサイエンス,ジヨン・ウイリー&サンズ
社(Wiley-Interscience,John-Wiley & Sons,Inc.),ニ
ユーヨーク(New York),第13巻,1970,623〜
654頁;「現代プラスチツク百科辞典(Modern Plasti
cs Encyclopaedia)」,1970〜1971,第47
巻、No.10A,1970年10月,マグロー・ヒル社
(McGraw-Hill,Inc、),ニユーヨーク(New York),13
4、138及び774頁;「現代プラスチツク百科辞典
(Modern Plastics Encyclopaedia)」,1975〜19
76,1975年10月,第52巻,No.10A,マグ
ロー・ヒル社(McGraw-Hill,Inc.),ニユーヨーク(New Y
ork),27、28及び472頁、並びに米国特許第3,
671,487号、同第3,723,373号及び同第
3,838,092号参照〕。
フツ素化されたポリオレフインBは好ましくは未焼結の
状態で用いる。
−30℃以下のガラス転移温度を有する重合体B及びフ
ツ素化されたポリオレフインの水性分散体の混合物を上
記のように好適な具体例により一緒に沈殿させた場合、
これらのものは常法により例えば噴霧乾燥、凍結乾燥或
いは無機性または有機性の塩、酸、塩基もしくは水と混
和する有機溶媒、例えばアルコール及びケトンを好まし
くは20〜150℃、殊に50〜100℃で加える凝集
により処理することができる。乾燥は50〜200℃、
好ましくは70乃至150℃間で行うことができる。
−30℃より低いガラス転移温度を有する重合体B及び
分散混合物中のフツ素化されたポリオレフインの重量比
は80:20〜99.9:0.1、殊に90:10〜9
9:1であることができる。
この目的のために好ましいフツ素化されたポリオレフイ
ンBの分散体は30〜70、殊に50〜60重量%の固
体含有量を有している。分散体中に存在する平均粒子直
径d50は好ましくは0.05〜0.8、殊に0.1〜
0.5μmである。
−30℃より低いガラス転移温度を有する重合体B及び
フツ素化されたポリオレフインBを一緒に沈殿させる好
適な具体例の変法として、通常に沈殿させた生成物Bを
−30℃より低いガラス転移温度を有する重合体B(フ
ツ素化されたポリオレフインBを含まない)と一緒にす
ることができる。かくて例えば a)両方の重合体の水性分散体の混合物から一緒に沈殿
させた−30℃より低いガラス転移温度を有する重合体
B25〜75、好ましくは40〜60重量部、及びフツ
素化されたポリオレフインB、 b)−30℃より低いガラス転移温度を有する重合体B
(フツ素化されたポリオレフインBを含まない)75〜
25、好ましくは60〜40重量部、並びに場合によつ
ては c)成分a+b+cをポリエステルAと混合した後に成
形組成物A+B中に求められる含有量のフツ素化された
ポリオレフインを生成させるに十分高い、適当量のフツ
素化されたポリオレフイン。
逆にまた、 a)両方の重合体の水性分散体の混合物から一緒に沈殿
させた、−30℃より低いガラス転移温度を有する重合
体B、及びフツ素化されたポリオレフインB、並びに b)フツ素化されたポリオレフインBを一緒に用いるこ
とも明らかに可能である。
本発明による成形組成物中のフツ素化されたポリオレフ
インBの含有量は低いため、可能な混合比の範囲は対応
して少なくなる。
本発明による成形組成物は通常の添加剤、例えば潤滑剤
及び離型剤、親核剤、安定剤、充填剤及び強化物質、耐
燃剤並びに染料を含有し得る。
充填され、そして強化された成形組成物はこのものを基
準として60重量%まで、好ましくは10〜60重量%
の充填剤及び/または強化物質を含有し得る。ガラス繊
維が好適な強化物質である。ガラス・ビーズ、雲母、ケ
イ酸塩、石英、タルク、酸化チタン及びケイ灰石が好適
な充填剤であり、これらのものは強化効果も有し得る。
耐燃剤を与えられる組成物は耐燃性成形組成物を基準と
して一般に3〜15重量%の濃度で耐燃剤を含有する。
いずれかの公知の耐燃剤、例えばポリハロゲンジフエニ
ル、ポリハロゲンジフエニルエーテル、ポリハロゲンフ
タル酸並びにその誘導体、ポリハロゲンオリゴー及びポ
リカーボネートを用いることができ、対応する臭素化合
物が殊に有効である。またこれらのものは一般に三酸化
アンチモンの如き相乗剤を含有する。
本発明による成形組成物は好ましくはいずれの耐燃剤、
殊にいずれのハロゲン化された重合体も含有しない(明
らかに成分Bのフツ素化されたポリオレフインは除
く)。これに関して、「いずれも含有しない」というこ
とは一般に耐燃性に必要とする量、即ち成分A+Bを基
準として1重量%より多い量を意味しないことである。
熱可塑性ポリエステルA、重合体B及び場合によつては
他の成分からの混合物の製造は通常の混合装置、例えば
ローラー、ニーダー、単軸及び多軸シヤフト押出機にお
いて行うことができる。混合物の製造中の温度は低くと
も10℃及び好ましくはポリエステルの融点の高くとも
90℃であるべきである。
本発明による方法は酸素が実質的に除去された条件下、
即ち窒素、二酸化炭素、アルゴンもしくはヘリウムの如
き不活性保護ガス及び/または減圧下で断続的または連
続的に行うことができる。これらの条件を与えるいずれ
の装置も適している。
射出成形または押出により本発明の成形組成物から生成
される成形製品は例えば自動車工業における衝撃吸収
材、スポイラー、バンパー、車体部品、ハンドル、ハン
ドルコラム(column)に対して高衝撃に耐久性でなければ
ならない場合に殊に適している。
次の実施例で挙げられる部は重量部である。百分率は重
量に関するものである。
実施例1〜6及び比較例1〜2 A.用いる成分: 1. ウベローデ粘度計においてフエノール/o−ジクロ
ロベンゼン(重量比1:1)中にて25℃で測定した際
に1.20dl/gの固有粘度を有するポリブチレンテ
レフタレート。
2. ヨーロツパ特許出願第22,216号により製造さ
れる、ポリブタジエングラフトマトリツクス(ゲル含有
量85重量%)75重量%並びに平均粒子直径d500.
4μmを有する、スチレン72重量部及びアクリロニト
リル28重量部からのグラフトオーバーレイ(overlay)
25重量%からのグラフト重合体。
3. ポリテトラフルオロエチレン5重量%で一緒に沈殿
された、ポリブタジエングラフトマトリツクス(ゲル含
有量:85重量%)71.25重量%、スチレン72重
量%及びアクリロニトリル28重量部からのグラフトオ
ーバーレイ23.75重量%からのグラフト重合体。
4. ポリテトラフルオロエチレンの水性分散体(固体含
有量:60重量%;フツ素含有量:固体を基準として7
3重量%)。
5. ポリテトラフルオロエチレン粉末。
6. 処理用補助剤/安定剤。
B.成形組成物の製造 1. 成分A3の製造: グラフト重合体A.2の40重量%水性分散体100重
量部及び60重量%ポリテトラフルオロエチレン分散体
3.5重量部を混合し、そして重合体固体を基準として
1.8重量%のフエノール性酸化防止剤で安定化させ
た。
この混合物を硫酸マグネシウム(エプソン塩)水溶液及
び酢酸を用いて85〜95℃及びpH4〜5で凝集さ
せ、過し、電解質がなくなるまで洗浄し、次に遠心分
離により大部分の水を除去し、続いて100℃で粉末に
乾燥した。
2. 通常の沈殿の生成物の続いての処理: 粉末成分A3を溶融状態で成分A1及びA6並びに場合
によつてはA2及び場合によつてはA5と混合し、そし
て押出した。この物質温度は270〜280℃であつ
た。溶融した物質のストランド(strand)をノズルから取
り出す前に脱気し、次に水中で冷却し、造粒し、そして
乾燥した。
この成形組成物の組成は第1表から知り得る。
この成形組成物を予備乾燥し、次に通常の射出成形機上
にて物質温度250〜260℃及び型温度80℃で射出
して標準試験棒を生成させた。試験結果を第2表に要約
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グンター・ベーバー ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ブツシユシユトラーセ 169 (72)発明者 カルル‐ハインツ・オツト ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・パウル‐クレー‐シユトラーセ 54 (72)発明者 ルドルフ・ビンザツク ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ベーテルシユトラーセ 4アー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A.A+Bの合計を基準として65〜99
    重量%のポリブチレンテレフタレート、ならびに、 B.A+Bの合計を基準として1〜35重量%のグラフ
    ト共重合体、 ここで、該グラフト共重合体は、 該グラフト共重合体の40〜85重量%の架橋したジエ
    ンゴム上にグラフトした該グラフト共重合体の15〜6
    0重量%の、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロ
    ニトリル、C1〜C8−アルキルアクリレート、C1〜C8
    −アルキルメタクリレート、ヒドロキシ−C2〜C8−ア
    ルキルアクリレート、ヒドロキシ−C2〜C8−アルキル
    メタクリレート、エポキシ−C2〜C8−アルキルアクリ
    レート及びエポキシ-C2〜C8-アルキルメタクリレート
    から選択したグラフト単量体からなり、−30℃より低
    いガラス転移温度とグラフト共重合体の重量を基準とし
    て少なくとも50重量%のゲル含量を有する、 及び A+Bの合計重量を基準として0.1〜0.9重量%の
    フツ素化されたポリオレフイン を含んでなる熱可塑性成形組成物。
  2. 【請求項2】重合体Bが−40℃より低いガラス転移温
    度を有する少なくとも1つの重合体及び成形組成物A+
    Bを基準として0.1〜0.9重量%のフツ素化された
    ポリオレフインからなることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項記載の成形組成物。
  3. 【請求項3】成形組成物A+Bを基準として0.2〜
    0.8重量%のフツ素化されたポリオレフインを含有す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載及び2
    項記載の成形組成物。
  4. 【請求項4】成形組成物A+Bを基準として0.3〜
    0.7重量%のフツ素化されたポリオレフインを含有す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項のいず
    れかに記載の成形組成物。
  5. 【請求項5】フツ素化されたポリオレフインがポリテト
    ラフルオロエチレンである、特許請求の範囲第1〜4項
    のいずれかに記載の成形組成物。
  6. 【請求項6】充填されるか、または強化された成形組成
    物を基準として10〜60重量%の充填剤及び/または
    強化物質を含有することを特徴とする、特許請求の範囲
    第1〜5項のいずれかに記載の成形組成物。
  7. 【請求項7】A.A+Bの合計を基準として65〜99
    重量%のポリブチレンテレフタレート、ならびに、 B.A+Bの合計を基準として1〜35重量%のグラフ
    ト共重合体、 ここで、該グラフト共重合体は、 該グラフト共重合体の40〜85重量%の架橋したジエ
    ンゴム上にグラフトした該グラフト共重合体の15〜6
    0重量%の、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロ
    ニトリル、C1〜C8−アルキルアクリレート、C1〜C8
    −アルキルメタクリレート、ヒドロキシ−C2〜C8−ア
    ルキルアクリレート、ヒドロキシ−C2〜C8−アルキル
    メタクリレート、エポキシ−C2〜C8−アルキルアクリ
    レート及びエポキシ-C2〜C8-アルキルメタクリレート
    から選択したグラフト単量体からなり、−30℃より低
    いガラス転移温度とグラフト共重合体の重量を基準とし
    て少なくとも50重量%のゲル含量を有する、 及び A+Bの合計重量を基準として0.1〜0.9重量%の
    フツ素化されたポリオレフイン を含んでなる熱可塑性成形組成物の製造方法であつて、 フツ素化されたポリオレフイン及び上記のグラフト共重
    合体の水性分散体を混合し、そして通常の沈殿により成
    分Bを得、得られた成分Bと上記成分Aを溶融状態で混
    合することを特徴とする製造方法。
JP60132130A 1984-06-20 1985-06-19 熱可塑性成形組成物 Expired - Lifetime JPH0655880B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3422862.4 1984-06-20
DE19843422862 DE3422862A1 (de) 1984-06-20 1984-06-20 Thermoplastische formmassen auf basis von polyalkylenterephthalat und polymerisat sowie verfahren zu ihrer herstellung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6116959A JPS6116959A (ja) 1986-01-24
JPH0655880B2 true JPH0655880B2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=6238801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60132130A Expired - Lifetime JPH0655880B2 (ja) 1984-06-20 1985-06-19 熱可塑性成形組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4666972A (ja)
EP (1) EP0166295B2 (ja)
JP (1) JPH0655880B2 (ja)
DE (2) DE3422862A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3617070A1 (de) * 1986-05-21 1987-11-26 Basf Ag Thermoplastische formmassen aus polyester und polycarbonat
US4753994A (en) * 1986-12-02 1988-06-28 Mobay Corporation Flame retardant polycarbonate compositions
DE3733840A1 (de) * 1987-10-07 1989-04-20 Basf Ag Glasfaserverstaerkte flammgeschuetzte thermoplastische formmassen auf der basis von polyestern und pfropfpolymerisaten
US4900788A (en) * 1987-12-14 1990-02-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blow molding polyester compositions
US5412028A (en) * 1988-04-13 1995-05-02 Lucky, Ltd. Thermoplastic resin composition
US5013792A (en) * 1990-01-04 1991-05-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Processing aid for polymers
US5290835A (en) * 1991-10-01 1994-03-01 Teijin Limited Electrical and electronic parts formed of polybutylene naphthalenedicarboxylate
US5424359A (en) * 1993-02-26 1995-06-13 Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. Thermoplastic resin composition and process for preparing modified polyolefin type resin
SG55424A1 (en) * 1996-12-03 1998-12-21 Gen Electric Modified polycarbonate-polyester composition
US6020427A (en) * 1997-12-10 2000-02-01 Advanced Elastomer Systems, L.P. Thermoplastic vulcanizates of carboxylated nitrile rubber and polyester thermoplastics
US6207752B1 (en) 1997-12-10 2001-03-27 Advanced Elastomer Systems Lp Thermoplastic vulcanizates of carboxylated nitrile rubber and thermoplastic polyurethanes
JP3975002B2 (ja) * 1998-05-20 2007-09-12 三菱レイヨン株式会社 熱可塑性エラストマー樹脂組成物
US6180702B1 (en) 1999-08-09 2001-01-30 Bayer Corporation Flame retardant polycarbonate composition
US20050156424A1 (en) * 2000-02-29 2005-07-21 Thyssenkrupp Presta Ag Steering column and manufacturing method thereof
US6586527B2 (en) * 2001-03-20 2003-07-01 General Electric Company Polyester resin molding compositions
US6655804B2 (en) * 2001-06-29 2003-12-02 Daniel G. Streibig Colored contact lens and method of making same
US6995212B2 (en) 2003-08-08 2006-02-07 Bayer Materialscience Llc Flame retardant, thermoplastic polycarbonate molding compositions
US20080246192A1 (en) * 2007-04-06 2008-10-09 Sung Dug Kim Polyester Compositions, Method Of Manufacture, And Uses Thereof
US20080246191A1 (en) * 2007-04-06 2008-10-09 Parminder Agarwal Polyester Compositions, Method Of Manufacture, And Uses Thereof

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138456A (en) * 1977-05-05 1978-12-02 Shell Int Research Composition containing hydrogenated block copolymer and engineering thermoplastic resin

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1241168A (en) * 1967-08-29 1971-07-28 Ici Ltd Polyethylene terephthalate moulding compositions
DE1694217A1 (de) * 1967-11-09 1971-04-08 Hoechst Ag Thermoplastische Formmassen
US3671487A (en) * 1971-05-05 1972-06-20 Gen Electric Glass reinforced polyester resins containing polytetrafluoroethylene and flame retardant additives
US4013613A (en) * 1971-10-01 1977-03-22 General Electric Company Reinforced intercrystalline thermoplastic polyester compositions
US3723373A (en) * 1971-10-04 1973-03-27 American Cyanamid Co 0.1% to about 2.0% by weight polytetrafluoroethylene emulsion modified polyethylene terephthalate with improved processing characteristics
US3919353A (en) * 1972-08-03 1975-11-11 Montedison Spa Impact resistant polyesters comprising a crosslinked rubbery polymer
DE2444584C3 (de) * 1974-09-18 1982-01-21 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Thermoplastische Polyesterformmassen
US4191678A (en) * 1975-04-10 1980-03-04 Imperial Chemical Industries Limited Fire retardant polyester-polytetrafluoroethylene compositions
US4002581A (en) * 1975-12-08 1977-01-11 General Electric Company Foamed thermoplastic compositions of a linear polyester and an ionically crosslinked copolymer
US4096202A (en) * 1976-06-09 1978-06-20 Rohm And Haas Company Impact modified poly(alkylene terephthalates)
US4271064A (en) * 1979-01-08 1981-06-02 General Electric Company Modified polyester compositions
DE2927576A1 (de) * 1979-07-07 1981-01-15 Bayer Ag Hochschlagzaehes polybutylenterephthalat
NL7907435A (nl) * 1979-10-08 1981-04-10 Akzo Nv Polyethyleentereftalaat vormmassa met verminderde brandbaarheid, en daaruit vervaardigde vormstukken.
US4337192A (en) * 1980-08-15 1982-06-29 General Electric Company Thermoplastic molding composition having improved warp resistance and process for preparing the same
DE3039115A1 (de) * 1980-10-16 1982-05-13 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Thermoplastische polyester-formmassen mit verbesserter zaehigkeit
DE3039114A1 (de) * 1980-10-16 1982-05-13 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Thermoplastische polyester-formmassen mit verbesserter zaehigkeit
DE3117052A1 (de) * 1981-04-29 1982-11-18 Bayer Ag, 5090 Leverkusen "alterungsbestaendige, verarbeitungsstabile mischungen hoher zaehigkeit auf basis thermoplastischer polyester"
CH645658A5 (en) * 1981-12-29 1984-10-15 Inventa Ag Thermoplastic, polyester-containing moulding compositions which contain macromolecular, highly fluorinated hydrocarbon

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138456A (en) * 1977-05-05 1978-12-02 Shell Int Research Composition containing hydrogenated block copolymer and engineering thermoplastic resin

Also Published As

Publication number Publication date
DE3422862A1 (de) 1986-01-02
DE3564126D1 (en) 1988-09-08
EP0166295B1 (de) 1988-08-03
EP0166295B2 (de) 1992-11-04
US4666972A (en) 1987-05-19
JPS6116959A (ja) 1986-01-24
EP0166295A1 (de) 1986-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0655880B2 (ja) 熱可塑性成形組成物
CA1166388A (en) Thermoplastic polyester moulding compositions containing grafted polyacrylates
JP2016047936A (ja) ポリアミド系熱可塑性重合体組成物
JPS60258263A (ja) テトラフルオロエチレン重合体を含む重合体粉末混合物の製造方法
JP4580553B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH028243A (ja) ポリエステル成形用組成物
JPS636110B2 (ja)
US4656227A (en) Thermoplastic moulding compositions based on polyalkylene terephthalate, polycarbonate and additional polymer and a process for the production thereof
CA1177192A (en) Mixture of thermoplastic polyester and rubber- elastic graft polymer based on an acrylate
JPH02120352A (ja) ポリアミド及び、tert.―ブチルアクリレートを含むグラフトポリマーの成形材料
JPH01163243A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
US4614763A (en) Molding compounds of thermoplastic polyamide and graft rubber
JPH01123854A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
KR19980026163A (ko) 열가소성 수지 조성물
JPH075814B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂組成物
US4778848A (en) Polyamide moulding compositions having good toughness properties
EP0080720B1 (en) Alloys of styrenic resins and polyamides
JPH0224346A (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂組成物
JPS62184051A (ja) 樹脂組成物
JPH03188156A (ja) ポリエステル―ポリカーボネート―グラフトポリマーアロイ
JPH02135255A (ja) 低光沢熱可塑性樹脂組成物
JPH04146956A (ja) ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
JPS63207846A (ja) 熱可塑性ポリエステルとエラストマー状ポリマーとの安定化混合物、その製造法及び成型品としての利用
JPH09286890A (ja) メタクリル樹脂組成物
JPH03177453A (ja) ポリアミドおよびtert.―アルキルエステルの特殊なグラフトポリマーの成型材料