JPH0655760A - 印字ヘッド制御装置,ヘッド制御方法及びプリンタ - Google Patents

印字ヘッド制御装置,ヘッド制御方法及びプリンタ

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JPH0655760A
JPH0655760A JP21294892A JP21294892A JPH0655760A JP H0655760 A JPH0655760 A JP H0655760A JP 21294892 A JP21294892 A JP 21294892A JP 21294892 A JP21294892 A JP 21294892A JP H0655760 A JPH0655760 A JP H0655760A
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JP
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voltage
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JP21294892A
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Inventor
Takashi Nakajima
孝 中島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は印字ヘッド制御装置に関し、複数の
発熱抵抗体を周囲温度のみに基づいて通電制御すること
なく、ヘッド駆動電圧を考慮に入れて、その両者を監視
しながら駆動時間を制御すること、及び、当該応用装置
の信頼性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 複数の発熱体素子RHn〔n=1,2,i,
j〕から成る印字ヘッド16の駆動制御をする印字ヘッ
ド制御装置において、印字ヘッド16の駆動電圧VPを
監視する電圧監視手段11と、発熱体素子RHnの駆動時
間Tn〔n=1,2,i,j〕に係る通電制御データD
n〔n=1,2,i,j〕を記憶する記憶手段12が設
けられることを含み構成し、また、印字ヘッド16の発
熱状態を監視する発熱監視手段13が設けられ、記憶手
段12に発熱監視情報Dhと電圧監視情報Dvとに基づ
いて読み出される通電制御データDn〔n=1,2,
i,j〕が格納されることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図11) 発明が解決しようとする課題(図12) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図3,4) (2)第2の実施例の説明(図5,6) (3)応用例の説明(図7〜10) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッド制御装置,
ヘッド制御方法及びプリンタに関するものであり、更に
詳しく言えば、サーマルヘッドを駆動制御する装置,そ
の制御方法及びプリンタの改善に関するものである。
【0003】近年、計測機器分野や医療機器分野等にお
いて、感熱紙に各種の文字情報やディスプレイ装置に表
示されたイメージ情報等をハードコピーをするサーマル
プリンタが使用されている。
【0004】これによれば、サーマルヘッドの周辺温度
を検出するサーミスタやその駆動時間を制御するワンシ
ョットタイマICが設けられ、該サーミスタによりサー
マルヘッドの発熱状態が検出され、これに基づいて該タ
イマICの設定値が変化され、その発熱抵抗体の駆動時
間が制御されたり、補正テーブルを格納した読出し専用
メモリやその入出力を制御するマイクロ・プロセッサが
設けられ、サーミスタによりサーマルヘッドの発熱状態
が検出され、これに基づいて補正テーブルを参照し、発
熱抵抗体の駆動時間が制御されている。
【0005】このため、サーマルヘッドの駆動電圧が変
動した場合に、印字品質の低下に繋がるおびき現象を生
ずることがあり、これらのヘッド駆動方式を採用したサ
ーマルプリンタでは、その印字品質や信頼性が低下をす
るという問題がある。
【0006】そこで、複数の発熱抵抗体を周囲温度のみ
に基づいて通電制御することなく、ヘッド駆動電圧を考
慮に入れて、その両者を監視しながら駆動時間を制御す
ること、及び、当該応用装置の信頼性の向上を図ること
ができる制御装置,その制御方法及びプリンタが望まれ
ている。
【0007】
【従来の技術】図11,12は、従来例に係る説明図であ
る。図11(a),(b)は、従来例に係るサーマルヘッ
ドの制御装置の構成図を示している。
【0008】例えば、本発明者らが先に特許出願(特願
平2−237879号)したサーマルプリンタに見られるよう
なサーマルヘッド6の制御装置(以下第1の印字ヘッド
制御装置という)は、図11(a)において、ワンショッ
トタイマIC1,サーミスタ(RTH)3,スイッチング
トランジスタTR1及び回路定数設定素子R11,C11から
成る。
【0009】なお、サーマルヘッド6は発熱抵抗体RH1
〜RHnが直線状に並ぶラインドット型であり、図11
(a)はスイッチングトランジスタTR1により1個の発
熱抵抗体RH1を制御する場合を示している。また、スイ
ッチングトランジスタTR1は発熱抵抗体RH1に接続さ
れ、その発熱抵抗体RH1が,例えば、高電圧電源線VPP
=24〔V〕に接続されている。
【0010】当該第1の印字制御装置(ワンショットタ
イマIC1)の機能は、サーミスタ3によりサーマルヘ
ッド6の発熱状態が検出され、これに基づいてワンショ
ットタイマIC1の設定値が変化され、発熱抵抗体RH1
に流れる駆動電流の駆動時間T1を制御するものであ
る。すなわち、電源線VCCと該タイマIC1との間に接
続された回路定数設定素子R11に並列接続されたサーミ
スタ3により、サーマルヘッド6の発熱状態が検出され
ると、該サーミスタ3,回路定数設定素子R11及びC11
から成るタイマ設定値が変化することにより、発熱抵抗
体RH1の駆動時間T1が可変される。
【0011】例えば、印字指令WEの入力下において、
サーマルヘッド6の発熱状態が増加をすると、駆動時間
T1が短くされ、反対に、それが減少をすると、駆動時
間T1が長く制御される。これにより、サーマルヘッド
6の発熱量がハード的に一定値に制御され、印字濃度の
均一化が図られる。
【0012】また、発熱抵抗体RH1の駆動時間T1をソ
フト的に制御をするサーマルヘッド6の制御装置(以下
第2の印字ヘッド制御装置という)は、図11(b)にお
いて、ROM(読出し専用メモリ)2,サーミスタ3,
MPU(マイクロプロセッサユニット)4,スイッチン
グトランジスタTR1及び回路定数設定素子R12から成
る。なお、図11(b)は第1の印字制御装置のようにス
イッチングトランジスタTR1により1個の発熱抵抗体R
H1を制御する場合を示している。また、スイッチングト
ランジスタTR1は発熱抵抗体RH1に接続され、その発熱
抵抗体RH1が,例えば、高電圧電源線VPP=24〔V〕に
接続されている。
【0013】当該第2の印字制御装置(MPU4)の機
能は、サーミスタ3によりサーマルヘッド6の発熱状態
が検出され、これに基づいてROM2から通電制御デー
タDnが読み出され、発熱抵抗体RH1に流れる駆動電流
の駆動時間T1を制御するものである。すなわち、電源
線VCCと該MPU4との間において、サーミスタ3と回
路定数設定素子R12とが直列接続された温度検出回路に
より、サーマルヘッド6の発熱状態が検出されると、該
サーミスタ3と回路定数設定素子R12との直列接続点か
らサーマルヘッド6の温度情報が検出され、この温度検
出電圧V1=VCC /1.9 ,VCC /2.0 ,VCC /2.1
〔V〕…に基づいて図12(b)に示すような温度補正テ
ーブル(ROM2)から駆動時間T1=1.6 ,1.7 ,1.
8 〔ms〕が通電制御データDnとして読み出される。
【0014】例えば、印字指令WEの入力下において、
サーマルヘッド6の温度が20→25→30〔°C〕の
ように上昇すると、温度検出電圧V1がVCC /2.1 →V
CC /2.0 →VCC /1.9 〔V〕に変化することから、駆動
時間T1が短くなる方向,例えば、1.8 →1.7 →1.6
〔ms〕となるような通電制御データDnが順次,読み
出され、反対に、サーマルヘッド6の温度が30→25
→20〔°C〕のように降下すると、該温度検出電圧V
1がVCC /1.9 →VCC /2.0 →VCC /2.1 〔V〕に移行
することから、駆動時間T1が長くなる方向,例えば、
1.6 →1.7 →1.8〔ms〕となるような通電制御データ
Dnが順次,読み出される。これにより、サーマルヘッ
ド6の発熱量がソフト的に一定値に制御され、印字濃度
の均一化が図られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の第
1の印字制御装置によれば、ワンショットタイマIC
1,サーミスタ3,スイッチングトランジスタTR1及び
回路定数設定素子R11,C11から成り、サーミスタ3に
よりサーマルヘッド6の発熱状態が検出され、これに基
づいてワンショットタイマIC1の設定値が変化され、
発熱抵抗体RH1に流れる駆動電流の駆動時間T1が制御
される(図11(a)参照)。
【0016】また、従来例の第2の印字ヘッド制御装置
によれば、ROM2,サーミスタ3,MPU4,スイッ
チングトランジスタTR1及び回路定数設定素子R12から
成り、サーミスタ3によりサーマルヘッド6の発熱状態
が検出され、これに基づいてROM2から通電制御デー
タDnが読み出され、発熱抵抗体RH1に流れる駆動電流
の駆動時間T1が制御される(図11(b)参照)。
【0017】このため、サーマルヘッド6の駆動電圧V
Pが変動した場合に、印字品質の低下に繋がるおびき現
象を生ずることがある。ここで、おびき現象とは、ある
一つの発熱抵抗体RHnが連続的に使用されることによ
り、スイッチングトランジスタTR1がOFFしているにも
係わらず、その発熱抵抗体RHnが保有する蓄熱量によ
り、感熱紙の意図しない印字領域に誤って熱印字される
のものである。
【0018】例えば,図12(b)に示すように、電源線
VPPに接続されたサーマルヘッド6に係る駆動電圧VP
の変動を考慮せずに、その周囲温度のみに基づいて、駆
動時間T1を制御すると、印字濃度〔OD〕にバラツキ
を生ずる。なお、図12(b)は、従来例の問題点を説明
する印字特性図であり、サーマルヘッド6の周囲温度対
印字濃度特性,並びに、駆動時間Tを示している。
【0019】すなわち、図12(b)において、駆動電圧
VP=24〔V〕時の印字濃度〔OD〕を基準にした場合
であって、サーマルヘッド6の周囲温度のみに基づいて
駆動時間T1を制御すると、駆動電圧VP=25〔V〕で
は、その印字濃度〔OD〕が高くなり、駆動電圧VP=
23〔V〕では、その印字濃度〔OD〕が低くなる。
【0020】これにより、サーミスタ3とワンショット
タイマIC1やMPU4とによりサーマルヘッド6を制
御するヘッド駆動方式では、おびき現象による印字にじ
み等の発生を抑制することが困難となり、それを採用し
たサーマルプリンタでは、その印字品質や信頼性が低下
をするという問題がある。
【0021】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、複数の発熱抵抗体を周囲温度のみ
に基づいて通電制御することなく、ヘッド駆動電圧を考
慮に入れて、その両者を監視しながら駆動時間を制御す
ること、及び、当該応用装置の信頼性の向上を図ること
が可能となる印字ヘッド制御装置,ヘッド制御方法及び
プリンタの提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る印
字ヘッド制御装置の原理図であり、図2(a),(b)
は本発明に係るヘッド制御方法及びプリンタの原理図を
それぞれ示している。
【0023】本発明の第1の印字ヘッド制御装置は、図
1に示すように複数の発熱体素子RHn〔n=1,2,
i,j〕から成る印字ヘッド16の駆動制御をする印字
ヘッド制御装置において、前記印字ヘッド16の駆動電
圧VPを監視する電圧監視手段11と、前記発熱体素子
RHnの駆動時間Tn〔n=1,2,i,j〕に係る通電
制御データDn〔n=1,2,i,j〕を記憶する記憶
手段12が設けられることを特徴とする。
【0024】なお、本発明の第2の印字ヘッド制御装置
は、前記第1の印字ヘッド制御装置において、前記印字
ヘッド16の発熱状態を監視する発熱監視手段13が設
けられ、前記記憶手段12に発熱監視情報Dhと電圧監
視情報Dvとに基づいて読み出される通電制御データD
n〔n=1,2,i,j〕が格納されることを特徴とす
る。
【0025】また、本発明の第1,第2の印字ヘッド制
御装置において、前記電圧監視手段11は印字ヘッド1
6の駆動電圧VPに係る電源線VPP又はGNDの一端に定
電圧素子11A又は定電流素子11Bと信号検出素子11Cと
の直列回路が接続されて成ることを特徴とする。
【0026】さらに、本発明の第1,第2の印字ヘッド
制御装置において、前記発熱監視情報Dhと電圧監視情
報Dvとに基づいて印字ヘッド16を電源線VPP又はG
NDから切り離す電源制御手段14が設けられることを特
徴とする。
【0027】また、本発明のヘッド制御方法は、複数の
発熱体素子RHn〔n=1,2,i,j〕から成る印字ヘ
ッド16の制御方法であって、少なくとも、図2(a)
の処理フローチャートに示すように、ステップP1で前
記印字ヘッド16の駆動電圧VPの供給状態と、かつ、
ステップP2で該印字ヘッド16の発熱状態とを監視し
ながら、ステップP4で発熱体素子RHnの駆動時間Tn
〔n=1,2,i,j〕を制御することを特徴とする。
【0028】なお、本発明のヘッド制御方法において、
前記印字ヘッド16の駆動電圧VPの供給状態から得ら
れる電圧監視情報Dvと、前記印字ヘッド16の発熱状
態から得られる発熱監視情報Dhとに基づいて図2
(a)の処理フローチャートのステップP5で警報処理
をすることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明のプリンタは、図2(b)
に示すように、用紙19を移動供給する用紙移動手段1
5と、前記用紙19に印字をする印字ヘッド16と、前
記印字ヘッド16の駆動制御をするヘッド駆動制御手段
17と、前記用紙移動手段15及びヘッド駆動制御手段
17の入出力を制御する制御手段18とを具備するプリ
ンタにおいて、前記ヘッド駆動制御手段17が本発明の
第1,第2の印字ヘッド制御装置から成ることを特徴と
する。
【0030】なお、本発明のプリンタにおいて、前記印
字ヘッド16が、本発明のヘッド制御方法に基づいて出
力制御されることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0031】
【作 用】本発明の第1の印字ヘッド制御装置によれ
ば、図1に示すように印字ヘッド16の駆動電圧VPを
監視する電圧監視手段11や、発熱体素子RHnの駆動時
間Tn〔n=1,2,i,j〕に係る通電制御データD
n〔n=1,2,i,j〕を記憶する記憶手段12が設
けられる。
【0032】例えば、電源線VPP又はGNDの一端に定電
圧素子11A又は定電流素子11Bと信号検出素子11Cとを
直列に接続した回路から成る電圧監視手段11により印
字ヘッド16の駆動電圧VPに係る電圧監視情報Dvが
検出され、該電圧監視情報Dvが第1の印字ヘッド制御
装置により認識され、該電圧監視情報Dvに基づいて記
憶手段12から通電制御データDnが読み出される。ま
た、その通電制御データDnに基づいて発熱体素子RHn
の駆動時間Tnが制御される。
【0033】このため、印字ヘッド16の駆動電圧VP
が変動した場合であっても、印字品質の低下に繋がるお
びき現象を極力抑制することが可能となる。すなわち、
印字ヘッド16に係る駆動電圧VPの変動状態が電圧監
視手段11により監視されることで、その周囲温度のみ
に基づいて、駆動時間T1を制御する場合に比べて、そ
の印字濃度〔OD〕の均一化を図ることが可能となる。
【0034】これにより、従来例のように印字ヘッド1
6の周囲温度のみに基づいて通電制御することが無くな
り、ヘッド駆動電圧を監視しながら、その両者を考慮し
た最適な駆動時間により、その複数の発熱抵抗体を制御
することが可能となる。
【0035】また、本発明の第2の印字ヘッド制御装置
によれば、印字ヘッド16の発熱状態を監視する発熱監
視手段13が設けられ、発熱監視情報Dhと電圧監視情
報Dvとに基づいて読み出される通電制御データDnが
記憶手段12に格納される。
【0036】例えば、定電圧素子11A又は定電流素子11
Bと信号検出素子11Cから成る電圧監視手段11により
印字ヘッド16の駆動電圧VPに係る電圧監視情報Dv
が検出され、該電圧監視情報Dvが第2の印字ヘッド制
御装置により認識される。
【0037】一方,発熱監視手段13により印字ヘッド
16の発熱状態が監視され、その発熱監視情報Dhが第
2の印字ヘッド制御装置により認識される。この際に、
発熱監視情報Dhと電圧監視情報Dvとに基づいて記憶
手段12から通電制御データDnが読み出される。
【0038】このため、印字ヘッド16の駆動電圧VP
に係る電圧監視情報Dvと、その発熱状態に係る発熱監
視情報Dhとを両立する最適な通電制御データDnに基
づいて発熱体素子RHnの駆動時間Tnが制御される。こ
のことで、第1の印字ヘッド制御装置の場合と同様に、
印字ヘッド16の駆動電圧VPが変動した場合であって
も、印字品質の低下に繋がるおびき現象を極力抑制する
ことが可能となる。
【0039】これにより、第1の印字ヘッド制御装置に
比べて、ヘッド駆動電圧とヘッド周辺温度等を監視しな
がら、その両者を考慮した最適な駆動時間により、その
複数の発熱抵抗体を精緻に制御することが可能となる。
【0040】なお、本発明の第1,第2の印字ヘッド制
御装置によれば、発熱監視情報Dhと電圧監視情報Dv
とに基づいて印字ヘッド16を電源線VPP又はGNDから
切り離す電源制御手段14が設けられる。
【0041】このため、印字ヘッド16の駆動電圧VP
が許容値を越える場合や、それが許容値を下回る場合,
すなわち、異常電圧印加時に係る電圧監視情報Dvと、
その周辺温度が許容値を越える場合や、それが許容値を
下回る場合,すなわち、異常加熱時に係る発熱監視情報
Dhとに基づいて電源制御手段14により印字ヘッド1
6が電源線VPP又はGNDから切り離される。
【0042】これにより、印字ヘッド16の複数の発熱
体素子RHnを焼損等の異常事態に陥らせることなく、所
定の健全状態を維持することが可能となる。また、本発
明のヘッド制御方法によれば、ステップP1で印字ヘッ
ド16の駆動電圧VPの供給状態が監視され、かつ、ス
テップP2で印字ヘッド16の発熱状態が監視され、そ
の後、ステップP4で発熱体素子RHnの駆動時間Tn
〔n=1,2,i,j〕が制御される。
【0043】このため、従来例のようにサーミスタとワ
ンショットタイマICやMPUとにより印字ヘッド16
を制御するヘッド駆動方式に比べて、おびき現象による
印字にじみ等の発生を抑制することが可能となる。ま
た、印字ヘッド16の駆動電圧VPの供給状態から得ら
れる電圧監視情報Dvと、印字ヘッド16の発熱状態か
ら得られる発熱監視情報Dhとに基づいてステップP5
で警報処理が行われる。
【0044】このため、印字ヘッド16の異常電圧印加
時に係る電圧監視情報Dvやその異常加熱時に係る発熱
監視情報Dhとを上位の制御手段に早期に認知させるこ
と、及び、印字ヘッド16を電源線VPP又はGNDから切
り離す保護処理を速やかに実行することが可能となる。
【0045】これにより、印字ヘッド16の複数の発熱
体素子RHnを焼損等から回避することができ、それを採
用したサーマルプリンタにおいて、その印字品質や信頼
性を向上することが可能となる。
【0046】また、本発明のプリンタによれば、図2
(b)に示すように、用紙移動手段15,印字ヘッド1
6,ヘッド駆動制御手段17及び制御手段18が具備さ
れ、該ヘッド駆動制御手段17が本発明の第1,第2の
印字ヘッド制御装置から成り、該印字ヘッド16が、本
発明のヘッド制御方法に基づいて出力制御される。
【0047】例えば、用紙19が制御手段18を介して
用紙移動手段15により移動供給されると、該用紙19
が印字ヘッド16により熱印字される。この際に、本発
明の第1又は第2の印字ヘッド制御装置から成るヘッド
駆動制御手段17により印字ヘッド16が駆動制御され
る。
【0048】このため、本発明の第1や第2の印字ヘッ
ド制御装置により、複数の発熱体素子R1〜RHnが電圧
監視手段11や発熱監視手段13の監視の下に、個別に
ヘッド駆動制御される結果、例えば、発色ドット数が少
なくなって、電源線VPPの電圧が上昇した場合には、発
熱体素子RHnの駆動時間Tnについては、電圧監視情報
Dvや発熱監視情報Dhに基づいてそれが序々に短く制
御され、また、発色ドット数が多くなって、電源線VPP
の電圧が降下した場合には、発熱体素子RHnの駆動時間
Tnについては、電圧監視情報Dvや発熱監視情報Dh
に基づいてそれがそれが長く制御される。
【0049】これにより、従来例のように、意図しない
印字領域に誤って熱印字されるおびき現象を回避するこ
とが可能となる。また、当該印字ヘッド制御装置やヘッ
ド制御方法を実施するヘッド駆動方式を採用すること
で、高印字品質かつ高信頼度のサーマルプリンタを提供
することが可能となる。
【0050】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図3〜10は、本発明の各実施例に係る印
字ヘッド制御装置,ヘッド制御方法及びプリンタを説明
する図である。
【0051】(1)第1の実施例の説明 図3は本発明の第1の実施例に係るサーマルヘッドの駆
動制御装置の構成図である。なお、図3はサーマルヘッ
ド26を構成する複数の発熱抵抗体のうち、その一つの
発熱抵抗体を駆動する部分の構成図を示している。ま
た、図4はその補足説明図をそれぞれ示している。
【0052】例えば、図7に示すようなサーマルプリン
タに適用可能なサーマルヘッド26を駆動するヘッド駆
動制御回路であって、その第1の発熱抵抗体RH1を駆動
する駆動制御装置は、図3において、第1のMPUユニ
ット201 ,ヘッド駆動電圧監視部21,サーミスタ23
及びサーマルヘッド26から成る。
【0053】例えば、第1のMPUユニット201 は第1
の印字ヘッド制御装置の一例であり、データバス20Fに
接続された第1,第2のA/Dコバータ20A,20B,通
電制御部20C,ROM(読出し専用メモリ)22,その
他の処理部20D及びCPU(中央演算処理装置)20Eか
ら成る。
【0054】第1のA/Dコバータ20Aは発熱状態情報
Dhの一例となる温度検出電圧V1をアナログ/デジタ
ル変換をしてその二値化データ(以下温度検出データ,
ヘッド温度情報Dhともいう)をデータバス20Fに転送
するものである。第2のA/Dコバータ20Bは電圧監視
情報Dvの一例となる変動検出電圧V2をアナログ/デ
ジタル変換をしてその二値化データ(以下電圧検出デー
タ,ヘッド駆動電圧情報Dvともいう)をデータバス20
Fに転送するものである。
【0055】通電制御部20CはROM22から読み出さ
れた通電制御データDnに基づいて所定パルス幅(以下
駆動時間という)T1のベース制御電圧をスイッチング
トランジスタTR1に出力するものであり、CPU20E
は、第1,第2のA/Dコバータ20A,20B,通電制御
部20C,ROM22及びその他の処理部20Dの入出力を
制御するものである。
【0056】また、その他の処理部20Dは第1,第2の
A/Dコバータ20A,20B,通電制御部20C,ROM2
2及びCPU20Eの入出力を補助するものである。例え
ば、その他の処理部20Dは印字データDINや印字指令W
Eを入力し、それをデータバス20Fに転送するものであ
る。例えば、その他の処理部20DはI/OポートやRA
M(随時書込み/読出可能なメモリ)から成る。
【0057】さらに、ROM22は記憶手段12の一実
施例であり、n個の発熱体素子RH1〜RHnの駆動時間T
n〔n=1,2,i,j〕に係る通電制御データDn
〔n=1,2,i,j〕を記憶するものである。なお、
ROM22は電圧検出データDvをアドレスにして通電
制御データDnを読み出するヘッド駆動方式(本発明の
第1の印字ヘッド制御装置に相当)と、電圧検出データ
Dvと温度検出データDhとの両方をアドレスにして通
電制御データDnを読み出すヘッド駆動方式(本発明の
第2の印字ヘッド制御装置に相当)とが提供され、本発
明の第1の実施例では、後者の方式について説明をす
る。
【0058】また、ヘッド駆動電圧監視部21は電圧監
視手段11の一実施例であり、サーマルヘッド26の駆
動電圧VPを監視するものである。例えば、ヘッド駆動
電圧監視部21は第1のMPUユニットの駆動電源線V
CCよりも高い、サーマルヘッド26の駆動電圧VPに係
る電源線VPPと接地線GNDとの間に、定電流素子11Bの
一例となる基準抵抗R3と信号検出素子11Cの一例とな
る電圧検出用抵抗R4とが直列に接続されて成る。その
直列接続点が第2のA/Dコンバータ20Bに接続されて
いる。
【0059】サーミスタ23は発熱監視手段13の一実
施例であり、サーマルヘッド26の発熱状態を監視する
ものである。例えば、サーミスタ23はサーマルヘッド
26の発熱抵抗素子RH1〜RHnが設けられた基板部に取
付けられ、該発熱抵抗素子RH1〜RHnの周辺温度に基づ
いて内部抵抗が変化をし、それと電圧検出用抵抗R2と
に基づく合成抵抗の変化により、温度検出電圧V1が第
1のA/Dコンバータ20Bに出力される。
【0060】なお、サーマルヘッド26は印字ヘッド1
6の一例であり、例えば、640 個の発熱体素子RHn〔n
=640 〕から成り、それが直線状に並ぶラインドット型
である。また、スイッチングトランジスタTR1は発熱抵
抗体RH1に接続され、その発熱抵抗体RH1が,例えば、
高電圧電源線VPP=24〔V〕に接続されている。
【0061】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るサーマルヘッドの駆動制御装置によれば、図3に示
すように、サーマルヘッド26の駆動電圧VPを監視す
るヘッド駆動電圧監視部21や、その発熱状態を監視す
るサーミスタ23が設けられ、また、温度検出データD
hと電圧検出データDvとに基づいて読み出される通電
制御データDnを記憶したROM22が設けられる。
【0062】例えば、電源線VPPの一端に基準抵抗R3
と電圧検出抵抗R4とを直列に接続したヘッド駆動電圧
監視部21によりサーマルヘッド26の駆動電圧VPに
係る変動検出電圧V2が検出され、その電圧検出データ
Dvが第1のMPUユニット201 により認識される。
【0063】一方,サーミスタ23によりサーマルヘッ
ド26の発熱状態が監視され、その温度検出データDh
が第1のMPUユニット201 により認識される。この際
に、温度検出データDhと電圧監視情報Dvとに基づい
てROM22から通電制御データDnが読み出される。
【0064】このため、図4(a)の補正テーブルに示
すようにサーマルヘッド26の駆動電圧VPに係る電圧
検出データDv,例えば、駆動電圧VPに係る変動検出
電圧V2と、その発熱状態に係る温度検出データDh,
例えば、周囲温度に係る温度検出電圧V1とが両立する
最適な通電制御データDnとして駆動時間T1〔ms〕
がROM22から読み出され、該通電制御データDnに
基づいて発熱体素子RH1の駆動時間T1が設定されるこ
とにより、サーマルヘッド26の駆動電圧VPが変動し
た場合であっても、印字品質の低下に繋がるおびき現象
を極力抑制することが可能となる。
【0065】すなわち、図4(b)に示すような本発明
の各実施例に係る印字特性図において、横軸をサーマル
ヘッド26の周囲温度をT〔°C〕とし、縦軸を印字濃
度特性〔OD〕,並びに、駆動時間Tn〔ms〕とした
場合に、駆動電圧VP=24〔V〕時の印字濃度〔OD〕
を基準にした場合であって、印字ヘッド16の周囲温度
T〔°C〕と駆動電圧VPとに基づいて駆動時間T1を
制御することにより、駆動電圧VP=25〔V〕時の印字
濃度〔OD〕と、駆動電圧VP=23〔V〕時の印字濃度
〔OD〕とを均等にすることが可能となる。
【0066】これにより、従来例のようにサーミスタと
ワンショットタイマICやMPUとによりサーマルヘッ
ド26を制御するヘッド駆動方式に比べて、おびき現象
による印字にじみ等の発生を抑制することが可能とな
り、それを採用したサーマルプリンタにおいて、その印
字品質や信頼性を向上することが可能となる。
【0067】(2)第2の実施例の説明 図5(a),(b)は本発明の第2の実施例に係るサー
マルヘッドの駆動制御装置の説明図であり、図6は、そ
の補正テーブルの説明図をそれぞれ示している。
【0068】なお、第1の実施例と異なるのは第2の実
施例では、ヘッド駆動電圧監視部31,リレー素子2
4,第2のMPUユニット202 及びROM32が設けら
れ、サーマルヘッド26の駆動制御範囲を限定し、それ
を越える場合には警報処理をするものである。
【0069】すなわち、本発明の第2の実施例に係るサ
ーマルヘッドの駆動制御装置は、図5(a)の構成図に
おいて、ヘッド駆動電圧監視部31,サーミスタ23,
リレー素子24,第2のMPUユニット202 及びROM
32から成る。
【0070】ヘッド駆動電圧監視部31は電圧監視手段
11の他の一実施例であり、サーマルヘッド26の駆動
電圧VPを監視するものである。例えば、ヘッド駆動電
圧監視部31は第2のMPUユニット202 の駆動電源線
VCCよりも高い、サーマルヘッド26の駆動電圧VPに
係る電源線VPPと接地線GNDとの間に、定電圧素子11A
の一例となる定電圧回路部21Aとしてツェナーダイオー
ドDzと電圧検出素子11Cの一例となる電圧検出用抵抗
R4とが直列に接続されて成る。その直列接続点が第2
のMPUユニット202 に接続されている。
【0071】また、ヘッド駆動電圧監視部31にツェナ
ーダイオードDzを使用することにより、その直列接続
点から得られる変動検出電圧V2はサーマルヘッド26
の駆動電圧VPからツェナー電圧Vzの差分となる。こ
れにより、図5(b)に示すように、電源線VPPの電圧
変動,例えば、24〔V〕を基準にして±1〔V〕,す
なわち、電圧範囲23〜25〔V〕に係る電圧変動3〜
5〔V〕を細かく検出することができる。
【0072】リレー素子24は電源制御手段14の一実
施例であり、温度検出データDhと電圧検出データDv
とに基づいてサーマルヘッド26を電源線VPP又はGND
から切り離すものである。例えば、リレー素子24は電
源線VPPが接続された高電圧発生源とサーマルヘッド2
6の駆動電圧VPの供給点との間に設けられ、リレー制
御信号SRLによりON/OFF動作をする。なお、リレー
制御信号SRLは、電圧検出データDvや温度検出データ
Dhに基づいて第2のMPUユニット202 からリレー素
子24に出力される。
【0073】第2のMPUユニット202 は印字データD
IN,印字指令WE,温度検出データDh及び電圧検出デ
ータDvに基づいてサーマルヘッド26の駆動制御をし
たり、リレー素子24にリレー制御信号SL1を出力した
り、上位の制御装置にアラーム信号SAを出力するもの
である。
【0074】ROM32は記憶手段12の他の一実施例
であり、n個の発熱体素子RH1〜RHnの駆動時間Tn
〔n=1,2,i,j〕に係る通電制御データDn〔n
=1,2,i,j〕を記憶するものである。なお、RO
M32の補正テーブル内容は図6に示すように、サーマ
ルヘッド26の駆動制御範囲を限定すべく、その周辺温
度や電源につき、下限アラームや上限アラームを設定し
ている。
【0075】すなわち、ROM32の補正テーブル内容
はツェナー電圧Vz=20〔V〕を差し引いた3〜5
〔V〕の制御範囲につき、8ビットの電圧検出データD
vと、サーマルヘッド26の周辺温度0〜50〔°C〕
に係る温度検出データDhとの両方をアドレスにして通
電制御データDnを読み出す内容となる。その他の構成
は第1の実施例と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0076】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るサーマルヘッドの駆動制御装置によれば、ヘッド駆
動電圧監視部31,サーミスタ23,第2のMPUユニ
ット202 及びROM32が具備され、温度検出データD
hと電圧検出データDvとに基づいてサーマルヘッド2
6を電源線VPP又はGNDから切り離すリレー素子24が
設けられる。
【0077】例えば、電源線VPPの一端にツェナーダイ
オードDzと電圧検出抵抗R4とを直列に接続したヘッ
ド駆動電圧監視部31によりサーマルヘッド26の駆動
電圧VPに係る変動検出電圧V2が検出され、その電圧
検出データDvが第2のMPUユニット202 により認識
される。
【0078】一方,サーミスタ23によりサーマルヘッ
ド26の発熱状態が監視され、その温度検出データDh
が第2のMPUユニット202 により認識される。この際
に、温度検出データDhと電圧監視情報Dvとに基づい
てROM32から通電制御データDnが読み出される。
【0079】このため、図6の補正テーブルに示すよう
にサーマルヘッド26の駆動電圧VPに係る電圧検出デ
ータDv,例えば、駆動電圧VPに係る変動検出電圧V
2と、その発熱状態に係る温度検出データDh,例え
ば、周囲温度に係る温度検出電圧V1とが両立する最適
な通電制御データDnとして駆動時間T1〔ms〕がR
OM32から読み出され、該通電制御データDnに基づ
いて発熱体素子RH1の駆動時間T1が設定されることに
より、サーマルヘッド26の駆動電圧VPが変動した場
合であっても、印字品質の低下に繋がるおびき現象を極
力抑制することが可能となる。
【0080】これに加えて、第1の実施例に比べて、ヘ
ッド駆動電圧とヘッド周辺温度等を監視しながら、その
両者を考慮した最適な駆動時間により、その複数の発熱
抵抗体を精緻に制御することが可能となる。
【0081】なお、サーマルヘッド26の駆動電圧VP
が許容値を越える場合や、それが許容値を下回る場合,
すなわち、異常電圧印加時に係る電圧検出データDv
と、その周辺温度が許容値を越える場合や、それが許容
値を下回る場合,すなわち、異常加熱時に係る温度検出
データDhとに基づいてリレー素子24によりサーマル
ヘッド26を電源線VPP又はGNDから切り離すことが可
能となる。
【0082】これにより、サーマルヘッド26の複数の
発熱体素子RHnを焼損等の異常事態に陥らせることな
く、所定の健全状態を維持することが可能となる。この
ことから、従来例のようにサーミスタとワンショットタ
イマICやMPUとによりサーマルヘッド26を制御す
るヘッド駆動方式に比べて、おびき現象による印字にじ
み等の発生を抑制することが可能となり、それを採用し
たサーマルプリンタにおいて、その印字品質や信頼性を
向上することが可能となる。
【0083】次に、本発明の各実施例に係るサーマルプ
リンタについて、本発明のサーマルヘッドの駆動制御装
置の動作を補足しながら説明をする。 (3)応用例の説明 図7は、本発明の各実施例に係るサーマルプリンタの構
成図であり、当該サーマルヘッドの駆動制御装置が適用
されるプリンタ構成図を示している。例えば、感熱紙2
9に熱印字をするサーマルプリンタは、図7において、
用紙移動供給回路25A,モータ25B,プラテン25C,ラ
インドット型サーマルヘッド26,ヘッド駆動制御回路
27,マイクロプロセッサ(以下単にMPUという)2
8から成り、該ヘッド駆動制御回路27が本発明の各実
施例に係るサーマルヘッドの駆動制御装置から成るもの
である。
【0084】すなわち、用紙移動供給回路25A,モータ
25B及びプラテン25Cは用紙移動手段15の一実施例を
構成するものであり、感熱紙29を移動供給するもので
ある。例えば、用紙移動供給回路25AはMPU28から
の移動制御データD2に基づいてモータ21Bを出力制御
をするものである。
【0085】モータ25Bはプラテン25Cを駆動するもの
であり、プラテン25Cはサーマルヘッド26の所定位置
に感熱紙29をダッチロールさせることにより、該ヘッ
ド26と感熱紙29の所定の被印字領域とを相対させる
ものである。
【0086】ラインドット型サーマルヘッド(以下単に
サーマルヘッドという)26は印字ヘッド16の一実施
例であり、感熱紙29にライン状に熱印字をするもので
ある。例えば、 640個の発熱抵抗体RH1〜RH640がライ
ン状に並べられ、また、該ヘッド26がプラテン25Cの
方向に押さえ付けられている。
【0087】また、ヘッド駆動制御回路27はヘッド駆
動制御手段17の一実施例であり、サーマルヘッド26
の駆動制御をするものである。例えば、該制御回路27
が本発明の第1,第2の実施例に係るサーマルヘッドの
駆動制御装置,すなわち、図3〜6において、先に説明
をした第1又は第2のMPUユニット201 ,202 ,ヘッ
ド駆動電圧監視部21又は31,サーミスタ23,スイ
ッチングトランジスタTR1等により構成される。
【0088】主制御用MPU28は制御手段18の一実
施例であり、用紙移動供給回路25Aやヘッド駆動制御回
路27の入出力を制御するものである。例えば、主制御
用MPU28は印字データDINや印字指令WEを第1又
は第2のMPUユニット201,202 に出力する。
【0089】このようにして、本発明の各実施例に係る
サーマルプリンタによれば、図7に示すように用紙移動
供給回路25A,モータ25B,プラテン25C,サーマルヘ
ッド26,ヘッド駆動制御回路27,主制御用MPU2
8が具備され、該ヘッド駆動制御回路27が本発明の第
1,第2の実施例に係るサーマルヘッドの駆動制御装置
から成る。
【0090】例えば、感熱紙29が主制御用MPU28
を介して用紙移動供給回路25A,モータ25B及びプラテ
ン25Cにより移動供給されると、該感熱紙29がサーマ
ルヘッド26により熱印字される。この際に、本発明の
第1,第2の実施例に係るサーマルヘッドの駆動制御装
置(ヘッド駆動制御回路27)により温度検出データD
h,電圧検出データDvに基づいてサーマルヘッド26
が駆動制御される。
【0091】このため、本発明の第1,第2の実施例に
係るサーマルヘッドの駆動制御装置により640 個の発熱
抵抗体R1〜R640 がヘッド駆動電圧監視部21又は3
1やサーミスタ23の監視の下に、個別にヘッド駆動制
御される結果、例えば、発色ドット数が少なくなって、
電源線VPPの電圧VPが,24〔V〕から25〔V〕に
上昇した場合には、発熱体素子RHnの駆動時間Tnにつ
いては、電圧検出データDvや温度検出データDhに基
づいてそれが序々に短く制御され、また、発色ドット数
が多くなって、電源線VPPの電圧VPが,例えば、24
〔V〕から23〔V〕に降下した場合には、発熱体素子
RHnの駆動時間Tnについては、電圧検出データDvや
温度検出データDhに基づいてそれがそれが長く制御さ
れる。
【0092】これにより、従来例のように、意図しない
印字領域に誤って熱印字されるおびき現象を回避するこ
とが可能となる。また、当該印字ヘッド制御装置やヘッ
ド制御方法を実施するヘッド駆動方式を採用すること
で、高印字品質かつ高信頼度のサーマルプリンタを提供
することが可能となる。
【0093】次に、本発明の各実施例に係るサーマルプ
リンタのヘッド制御方法について、本発明のサーマルヘ
ッドの駆動装置の動作を補足しながら説明をする。図
8,9は本発明の各実施例に係るサーマルプリンタの制
御フローチャート(その1,2)であり、図10はその制
御フローチャートの補足説明図をそれぞれ示している。
【0094】例えば、サーマルヘッド26の周囲温度や
ヘッド駆動電圧を考慮に入れて、その両者を監視しなが
ら感熱紙29に熱印字をする場合、図6において、ま
ず、初期設定処理をする。この際の初期設定処理は、例
えば、主制御用MPU28やMPUユニット202 等の内
部レジスタのクリアを行ったり、サーマルヘッド26の
通電基準時間Tをセットするものである。
【0095】次に、ステップP2で入力データの設定を
する。この際の入力データは所定印字処理に係る印字デ
ータDIN等であり、例えば、それが主制御用MPU28
からMPUユニット202 等に転送される。
【0096】次いで、ステップP3で印字データDINや
その他のデータ入力の有無を確認する。この際に、デー
タ入力が有った場合(YES)には、ステップP4に移行
する。また、それが無い場合(NO)には、ステップP
2に戻って、データ入力の待機をする。
【0097】その後、ステップP4で入力データの記憶
をする。ここで、主制御用MPU28からMPUユニッ
ト202 等に転送されてくる印字データDIN等をその他の
処理部20D,例えば、RAM(随時書込み/読出可能な
メモリ)に一次記憶する。
【0098】さらに、ステップP5で印字指令WEの入
力を確認する。この際に,例えば、主制御用MPU28
からMPUユニット202 に印字指令WEが有った場合
(YES)には、印字処理ルーチンに移行する。また、そ
れが無い場合(NO)には、ステップP2に戻って、デ
ータ入力の待機をし、印字指令WEの入力が確認された
場合には、ステップP6〜P14の印字処理ルーチンに実
行する。
【0099】すなわち、ステップP6でヘッド温度情報
Dhの読込み処理をする。ここで、サーミスタ23によ
りサーマルヘッド26の発熱状態が監視され、例えば、
その温度検出電圧V1が第1のA/Dコンバータ20B等
に出力される。
【0100】次に、ステップP7でヘッド温度情報Dh
が許容値の上限又は下限に有るか否かの判断をする。こ
の際に、該ヘッド温度情報Dhが許容値の上限に有る場
合(NG)には、ステップP8に移行する。また、それ
が許容値の下限に有る場合(OK)には、ステップP9
に移行する。ここで、例えば、ヘッド温度情報Dhが許
容値の上限に有る場合(NG)には、ステップP8で温
度異常アラームを出力する。この際に、MPUユニット
202 から主制御用MPU28にアラーム信号SAが出力
される。
【0101】なお、それが許容値の下限に有る場合(O
K)には、ステップP9でヘッド駆動電圧情報Dvの読
込み処理をする。この際に、例えば、図10(a)に示す
ようなヘッド駆動電圧監視部21から変動検出電圧V2
=〔VP/(R3+R4)〕×R4が第1のMPUユニ
ット201 の第2のA/Dコンバータ20Bに出力される。
また、サーマルヘッド26の電源線VPPの電圧変動,例
えば、24〔V〕を基準にして±1〔V〕,すなわち、
電圧範囲23〜25〔V〕に係る駆動電圧VPがヘッド
駆動電圧監視部21により検出される。
【0102】次に、ステップP10でヘッド駆動電圧情報
Dvが許容値の上限又は下限に有るか否かの判断をす
る。この際に、図6に示したような補正テーブルにおい
て、該ヘッド駆動電圧情報Dvが許容値の上限,例え
ば、変動検出電圧V2=4.96〔V〕を越える場合(N
G)には、ステップP11に移行する。また、それが許容
値の下限に有る場合(OK)には、ステップP12に移行
する。
【0103】例えば、サーマルヘッド26のヘッド駆動
電圧情報Dvが許容値の上限に有る場合(NG)には、
ステップP11で電圧異常アラームを出力する。ここで、
MPUユニット202 から主制御用MPU28にアラーム
信号SAが出力される。また、MPUユニット202 から
リレー素子24にリレー制御信号SRLが出力されること
により、それがOFF動作をすることで、サーマルヘッド
26が電源線VPPから切り離される。
【0104】なお、それが許容値の下限に有る場合(O
K)には、ステップP12でヘッド温度情報Dhの読込み
処理をし、ステップP13でヘッド駆動電圧情報Dvの読
込み処理をする。この際に、第1のA/Dコンバータ20
AからROM32等に温度検出データDhに基づくアド
レスが指定され、また、第2のA/Dコンバータ20Bか
らROM32等に電圧検出データDvに基づくアドレス
が指定される。これにより、両方をアドレスにして通電
制御データDnが読み出される。
【0105】その後、ステップP14でサーマルヘッド
26の駆動時間Tnを設定する。この際に、CPU20E
を介して通電制御部20Cにより、ROM22から読み出
された通電制御データDnに基づいて所定パルス幅(駆
動時間)T1のベース制御電圧がスイッチングトランジ
スタTR1に出力される。
【0106】さらに、ステップP15でモータ駆動をす
る。ここで、例えば、MPU28から用紙移動供給回路
25Aに出力された移動制御データD2に基づいてモータ
21Bが出力制御され、プラテン25Cが駆動されることに
より、サーマルヘッド26の所定位置に感熱紙29がダ
ッチロールされ、該ヘッド26と感熱紙29の所定の被
印字領域とが相対される。
【0107】その後、ステップP16で印字処理が全て終
了したか否かの判断をする。この際に、それが全て終了
した場合(YES)には、その制御を終了し、また、それ
が全て終了しない場合(NO)には、ステップP6に戻
って印字処理ルーチンを継続する。
【0108】このようにして、本発明の各実施例に係る
プリンタのヘッド制御方法によれば、ステップP6でサ
ーマルヘッド26の発熱状態が監視され、さらに、ステ
ップP9でサーマルヘッド26の駆動電圧VPの供給状
態が監視され、その後、ステップP14で発熱体素子RHn
の駆動時間Tn〔n=1,2,i,j〕が制御される。
【0109】このため、従来例のようにサーミスタとワ
ンショットタイマICやMPUとによりサーマルヘッド
26を制御するヘッド駆動方式に比べて、おびき現象に
よる印字にじみ等の発生を抑制することが可能となる。
また、サーマルヘッド26の駆動電圧VPの供給状態か
ら得られるヘッド駆動電圧情報Dvと、サーマルヘッド
26の発熱状態から得られるヘッド温度情報Dhとに基
づいてステップP8,P11で警報処理が行われる。
【0110】このため、サーマルヘッド26の異常電圧
印加時に係るヘッド駆動電圧情報Dvやその異常加熱時
に係るヘッド温度情報Dhとを主制御用MPU28に早
期に認知させること、及び、サーマルヘッド26を電源
線VPP又はGNDから切り離す保護処理を速やかに実行す
ることが可能となる。
【0111】これにより、サーマルヘッド26の複数の
発熱体素子RHnを焼損等から回避することができ、それ
を採用したサーマルプリンタにおいて、その印字品質や
信頼性を向上することが可能となる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印字ヘッ
ド制御装置によれば、印字ヘッドの駆動電圧を監視する
電圧監視手段や、その発熱状態を監視する発熱監視手段
が設けられ、また、発熱体素子の駆動時間に係る通電制
御データを記憶する記憶手段が設けられる。
【0113】このため、印字ヘッドの駆動電圧やその周
辺温度が変動した場合に、印字ヘッドの駆動電圧に係る
電圧監視情報と、その発熱状態に係る発熱監視情報とが
両立する最適な通電制御データに基づいて発熱体素子の
駆動時間を制御することにより、その周囲温度のみに基
づいて、駆動時間を制御する場合に比べて、印字品質の
低下に繋がるおびき現象を極力抑制することが可能とな
り、その印字濃度の均一化を図ることが可能となる。
【0114】また、本発明の印字ヘッド制御装置によれ
ば、発熱監視情報と電圧監視情報とに基づいて印字ヘッ
ドを電源線から切り離す電源制御手段が設けられる。こ
のため、印字ヘッドの駆動電圧が許容値を越える場合
や、その周辺温度が許容値を越える場合に電源制御手段
により印字ヘッドが電源線から切り離されることによ
り、印字ヘッドの複数の発熱体素子を焼損等の異常事態
から保護することが可能となる。
【0115】さらに、本発明のヘッド制御方法によれ
ば、印字ヘッドの駆動電圧の供給状態が監視され、か
つ、印字ヘッドの発熱状態が監視され、これに基づいて
発熱体素子の駆動時間が制御される。
【0116】このため、従来例のようなヘッド駆動方式
に比べて、おびき現象による印字にじみ等の発生を抑制
することが可能となる。また、印字ヘッドに係る電圧監
視情報と発熱監視情報とに基づいて警報処理が行われる
ため、印字ヘッドの異常電圧印加状態やその異常加熱状
態を上位の制御手段に早期に認知させること、及び、印
字ヘッドを電源線から切り離す保護処理を速やかに実行
することが可能となる。
【0117】また、本発明のプリンタによれば、用紙移
動手段,印字ヘッド,ヘッド駆動制御手段及び制御手段
が具備され、該ヘッド駆動制御手段が本発明の印字ヘッ
ド制御装置から成り、該印字ヘッドが、本発明のヘッド
制御方法に基づいて出力制御される。
【0118】このため、電圧監視手段や発熱監視手段の
監視の下に、本発明の各印字ヘッド制御装置により複数
の発熱体素子が個別にヘッド駆動制御されることによ
り、発色ドット数の変動に伴う電圧監視情報や発熱監視
情報に基づいてその両者を考慮した最適な駆動時間によ
り、熱印字処理を精緻に実行することが可能となる。
【0119】これにより、当該印字ヘッド制御装置やヘ
ッド制御方法を実施するヘッド駆動方式を採用すること
で、高印字品質かつ高信頼度のサーマルプリンタの提供
に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字ヘッド制御装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係るヘッド制御方法及びプリンタの原
理図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るサーマルヘッドの
駆動制御装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る駆動制御装置の補
足説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るサーマルヘッドの
駆動制御装置の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る補正テーブルの説
明図である。
【図7】本発明の各実施例に係るサーマルプリンタの構
成図である。
【図8】本発明の各実施例に係るサーマルプリンタの制
御フローチャート(その1)である。
【図9】本発明の各実施例に係るサーマルプリンタの制
御フローチャート(その2)である。
【図10】本発明の各実施例に係る制御フローチャートの
補足説明図である。
【図11】従来例に係るサーマルプリンタの制御方法の説
明図である。
【図12】従来例に係る温度補正テーブル及びその問題点
を説明する印字特性図である。
【符号の説明】
11…電圧監視手段、 11A…定電圧素子、 11B…定電流素子、 11C…信号検出素子、 12…記憶手段、 13…発熱監視手段、 14…電源制御手段、 15…用紙移動手段、 16…印字ヘッド、 17…ヘッド駆動制御手段、 18…制御手段、 RHn…発熱抵抗体(n=1,2,i,j…)、 DIN…印字データ、 D2…移動制御データ、 WE…印字指令、 Tn…駆動時間(n=1,2,i,j…)、 VP…駆動電圧、 Dv…電圧監視情報(ヘッド駆動電圧情報,電圧検出デ
ータ)、 Dh…発熱監視情報(ヘッド温度情報,温度検出デー
タ)、 Dn…通電制御データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/36 B41J 3/20 115 A 115 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体素子(RHn〔n=1,2,
    i,j〕)から成る印字ヘッド(16)の駆動制御をす
    る印字ヘッド制御装置において、前記印字ヘッド(1
    6)の駆動電圧(VP)を監視する電圧監視手段(1
    1)と、前記発熱体素子(RHn)の駆動時間(Tn〔n
    =1,2,i,j〕)に係る通電制御データ(Dn〔n
    =1,2,i,j〕)を記憶する記憶手段(12)が設
    けられることを特徴とする印字ヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印字ヘッド制御装置にお
    いて、前記印字ヘッド(16)の発熱状態を監視する発
    熱監視手段(13)が設けられ、前記記憶手段(12)
    に発熱監視情報(Dh)と電圧監視情報(Dv)とに基
    づいて読み出される通電制御データ(Dn〔n=1,
    2,i,j〕)が格納されることを特徴とする印字ヘッ
    ド制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印字ヘッド制御装置にお
    いて、前記電圧監視手段(11)は印字ヘッド(16)
    の駆動電圧(VP)に係る電源線(VPP又はGND)の一
    端に定電圧素子(11A)又は定電流素子(11B)と信号
    検出素子(11C)との直列回路が接続されて成ることを
    特徴とする印字ヘッド制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印字ヘッド制御装置にお
    いて、前記発熱監視情報(Dh)と電圧監視情報(D
    v)とに基づいて印字ヘッド(16)を電源線(VPP又
    はGND)から切り離す電源制御手段(14)が設けられ
    ることを特徴とする印字ヘッド制御装置。
  5. 【請求項5】 複数の発熱体素子(RHn〔n=1,2,
    i,j〕)から成る印字ヘッド(16)の制御方法であ
    って、少なくとも、前記印字ヘッド(16)の駆動電圧
    (VP)の供給状態と、かつ、該印字ヘッド(16)の
    発熱状態とを監視しながら発熱体素子(RHn)の駆動時
    間(Tn〔n=1,2,i,j〕)を制御することを特
    徴とするヘッド制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のヘッド制御方法におい
    て、前記印字ヘッド(16)の駆動電圧(VP)の供給
    状態から得られる電圧監視情報(Dv)と、前記印字ヘ
    ッド(16)の発熱状態から得られる発熱監視情報(D
    h)とに基づいて警報処理をすることを特徴とするヘッ
    ド制御方法。
  7. 【請求項7】 用紙(19)を移動供給する用紙移動手
    段(15)と、前記用紙(19)に印字をする印字ヘッ
    ド(16)と、前記印字ヘッド(16)の駆動制御をす
    るヘッド駆動制御手段(17)と、前記用紙移動手段
    (15)及びヘッド駆動制御手段(17)の入出力を制
    御する制御手段(18)とを具備するプリンタにおい
    て、前記ヘッド駆動制御手段(17)が前記請求項1,
    2,3,4記載の印字ヘッド制御装置から成ることを特
    徴とするプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のプリンタにおいて、前記
    印字ヘッド(16)が、前記請求項5,6記載のヘッド
    制御方法に基づいて出力制御されることを特徴とするプ
    リンタ。
JP21294892A 1992-08-10 1992-08-10 印字ヘッド制御装置,ヘッド制御方法及びプリンタ Pending JPH0655760A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228394A (ja) * 2009-03-28 2010-10-14 Sinfonia Technology Co Ltd サーマルヘッド温度測定装置、及びそれを備えたサーマルプリンタ
JP2018052105A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム
US10124600B2 (en) 2016-09-27 2018-11-13 Casio Computer Co., Ltd. Printing device, printing method, and nonvolatile computer-readable recording medium

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