JPH05185635A - サーマルヘッドの保護回路 - Google Patents

サーマルヘッドの保護回路

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Publication number
JPH05185635A
JPH05185635A JP2073892A JP2073892A JPH05185635A JP H05185635 A JPH05185635 A JP H05185635A JP 2073892 A JP2073892 A JP 2073892A JP 2073892 A JP2073892 A JP 2073892A JP H05185635 A JPH05185635 A JP H05185635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
strobe signal
output
level
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2073892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishikawa
浩 西川
Takahiro Miwa
貴広 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2073892A priority Critical patent/JPH05185635A/ja
Publication of JPH05185635A publication Critical patent/JPH05185635A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非安定化加熱電圧レベルに基づいてストロー
ブ信号出力期間が制御されるサーマルヘッドの保護回路
を提供すること。 【構成】 ストローブ信号の出力期間中印字データに対
応する加熱体に非安定加熱電圧が印加されるサーマルヘ
ッドの保護回路であって、一方の電極に入力ストローブ
信号が印加されるコンデンサCと一端に前記非安定化電
圧Vhが印加された抵抗Rとの直列回路からなる時定数
回路2と、コンデンサCと抵抗Rとの接続点に接続され
たツェナダイオードDと、前記接続点の電圧Vtのレベ
ルと基準電圧Vのレベルとを比較する比較回路1とを備
え、比較回路1の出力をストローブ信号とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルプリンタにおけ
るサーマルヘッドの保護回路に関し、さらに詳細にはス
トローブ信号の出力期間中印字データに対応する加熱体
に非安定加熱電圧が印加されるサーマルヘッドの保護回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッドの電力印加は、電
圧が安定化された電源より供給されていた。ところが、
乾電池などにより駆動される装置にあっては、乾電池の
内部抵抗による電圧降下によって乾電池から出力される
電圧が大きく変動するため、比較的低い電圧で安定化す
る必要がある。このため安定化によって無為に消費され
る電力が多くなり、乾電池の消耗が早くなるといった問
題点がある。そのため、本出願人は先に、安定化された
電源を使うことなく、安定した印字品質を保つことが可
能な装置を、特願平3−321147号により特許出願
した。
【0003】また、加熱体の加熱期間を設定するストロ
ーブ信号の出力期間中、印字データに対応する加熱体に
非安定化加熱電圧が印加されて通電がなされる。この場
合に、サーマルヘッドを制御するマイクロコンピュータ
によってストローブ信号の出力期間を決定するという制
御方法が取られる。
【0004】一方、サーマルヘッドには加熱体を過熱か
ら保護するためにサーマルヘッドの保護回路が設けられ
ており、従来のサーマルヘッドの保護回路は抵抗とコン
デンサからなる時定数回路を設けて、時定数回路に安定
化電圧を印加し、ストローブ信号が出力されたときか
ら、時定数回路の時定数によって定まる期間以上ストロ
ーブ信号が消滅状態に戻らないとき、強制的にストロー
ブ信号を消滅状態に戻して、加熱体を必要以上の過熱や
焼損から保護している。この保護によって、マイクロコ
ンピュータのリセット時や暴走時における加熱体の保護
が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のサーマルヘッドの保護回路において、ストローブ信号
の出力期間を非安定化加熱電圧レベルが最大のときを基
準に設定しておくと、非安定化加熱電圧レベルが最小の
ときにおいてまだ加熱体が印字可能な温度にまで上昇し
ていないうちに、ストローブ信号を消滅状態にさせる時
期に達してしまったりする問題点があり、逆に最小の非
安定化加熱電圧レベルのときを基準に設定しておくと非
安定化加熱電圧レベルが高いときは保護回路が働く前に
加熱体を必要以上に過熱し、さらには焼損してしまうと
いう問題点があった。
【0006】本発明は上記にかんがみなされたもので、
ストローブ信号の出力期間を非安定化加熱電圧レベルに
基づいて制御されるようにすることによって、上記の問
題点を解消したサーマルヘッドの保護回路を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
の保護回路は、ストローブ信号の出力期間中印字データ
に対応する加熱体に非安定加熱電圧が印加されるサーマ
ルヘッドの保護回路であって、その出力が所定時定数に
より非安定加熱電圧に関連する電位差だけ変化する変化
する時定数回路と、前記時定数回路の出力の電圧レベル
と基準電圧レベルとを比較するレベル比較手段とを備
え、レベル比較手段の出力をストローブ信号とすること
を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のサーマルヘッドの保護回路によれば、
入力ストローブ信号が印加されると時定数回路の出力が
非安定加熱電圧に関連する電位差だけ変化する。時定数
回路からの出力電圧はレベル比較手段において基準電圧
レベルとが比較され、レベル比較手段から出力ストロー
ブ信号が出力される。
【0009】上記構成において、非安定化加熱電源の出
力電圧が高い場合にあっては、ヘッド温度が急速に上が
る。この場合、急速に時定数回路の出力の電圧レベルが
変化するため、急速に基準電圧レベルに達する。このた
め例えば制御装置の暴走などのなんらかの要因により入
力ストローブ信号が長い時間印加されたとしても、迅速
に保護のために出力ストローブ信号が消滅して、加熱体
が過熱状態になることが阻止される。
【0010】一方、非安定化過熱電源の出力電圧が低い
場合にあっては、長時間ヘッドを加熱状態としても、そ
れほど温度は上がらない。またこのような場合には、所
望の印字濃度を得るために、長時間出力ストローブ出力
することが必要となる。このような場合にあっては、時
定数回路の出力電圧がゆるやかに上昇するため、基準電
圧レベルに達するまでに時間を要し、長時間にわたる入
力ストローブ信号の入力が許容される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【0012】本実施例のサーマルヘッドの保護回路は、
安定化された電源電圧Vccを直列接続した抵抗R1
抵抗R2とによって分圧した分圧電圧を比較器1の基準
電圧Vsとして印加し、サーマルヘッドの加熱体を加熱
するための非安定化加熱電圧Vhが一端に印加された抵
抗Rと一方の電極に入力ストローブ信号が印加されるコ
ンデンサCとを直列接続して時定数回路2を構成し、抵
抗RとコンデンサCとの接続点とグランドとの間にツェ
ナーダイオードDを接続して、前記接続点の電圧Vtを
比較器1に比較電圧として印加してある。
【0013】すなわち、本実施例はあたかもコンデンサ
Cとツェナダイオードからなるクランプ回路に抵抗Rを
介して非安定化加熱電圧でバイアスしたクランプ回路で
構成してあるのと同様である。コンデンサCと抵抗Rと
で時定数回路を形成する。
【0014】上記のように構成した本実施例において、
ツェナーダイオードDのツェナー電圧VDは、ツェナ電
圧VD>基準電圧Vsに設定してあり、ストローブ信号
レベルは0Vであり、ストローブ信号の消滅中のレベル
は5Vであるとする。入力ストローブ信号消滅中の定常
状態では比較電圧Vtはツェナー電圧VDであって、V
t>Vsであるため比較器1からは出力ストローブ信号
が出力されない。この出力ストローブ信号の出力によ
り、前記非安定化加熱電源の電圧がスイッチングされ、
その出力がサーマルヘッドに印加される。
【0015】入力ストローブ信号が印加されると、比較
電圧Vtは5V分低下しようとするが、ツェナダイオー
ドDの存在のためにツェナダイオードDの順方向電圧が
流れ始めるオフセット電圧約−0.7Vまでにしか低下
しない。比較電圧Vtが−0.7Vになるとコンデンサ
Cは抵抗Rを通して非安定化加熱電圧Vhによって充電
され始め、比較電圧Vtが基準電圧Vsを超える迄の期
間は比較器1から出力ストローブ信号が出力される。
【0016】コンデンサCの充電が進み、比較電圧Vt
が基準電圧Vsを超えると比較器1は高電位出力、すな
わち出力ストローブ信号は消滅させられる。コンデンサ
Cの充電がさらに進み、比較電圧Vtがツェナー電圧V
Dになったところで安定し、次ぎに入力ストローブ信号
が印加されるまで比較電圧Vtはツェナー電圧VDに維
持され、出力ストローブ信号が消滅のまま維持される。
【0017】この場合において、時定数回路2には非安
定化加熱電圧Vhが印加されているため、非安定化加熱
電圧Vhのレベルが低下しているときはコンデンサCが
基準電圧Vs以上に充電されるまでの期間は長くなり、
非安定化加熱電圧Vhのレベルが高いときはコンデンサ
Cが基準電圧Vs以上にまで充電される期間は短くなっ
て、出力ストローブ信号の出力期間は非安定化加熱電圧
Vhのレベルに基づいて変化する。
【0018】そこで、図2(a)に示すように非安定化
加熱電圧Vhのレベルが高いときは、図2(b)に示す
ように制御装置例えばCPUの暴走などで入力ストロー
ブ信号の印加期間が破線で示すごとく長くても、入力ス
トローブ信号の印加期間が時定数回路2の時定数に基づ
く期間継続したときに出力ストローブ信号が消滅させら
れ、出力ストローブ信号の出力期間は短く制御される。
したがって、非安定化加熱電圧Vhのレベルが大きいと
きにおいても加熱体を焼損するようなことはなくなる。
【0019】逆に、非安定化加熱電圧Vhのレベルが低
いときは、図2(c)に示すように保護回路が働くまで
の時間が長くなる。非安定化加熱電圧Vhのレベルが小
さいときにおいても保護回路が早く働きすぎてしまって
加熱体が印字可能温度にまで加熱されないようなことは
なくなる。
【0020】なお、本実施例においては、時定数回路を
抵抗とコンデンサにより構成したが、コンデンサとコイ
ル、またはコイルと抵抗により構成することもできる。
また、本実施例においては、入力ストローブ信号の印加
により、時定数回路により出力電圧が所定時定数で上昇
するように構成したが、逆に下降するようにしてもよ
い。その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形
が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明した如く非安定化加熱電源の出
力電圧が高い場合にあっては、サーマルヘッド温度が急
激に上がる。この場合、本発明によれば、急速に時定数
回路の出力の電圧レベルが変化するため、急速に基準電
圧レベルに達する。このためたとえ制御装置の暴走など
のなんらかの要因により入力ストローブ信号が長い時間
印加されたとしても、迅速に保護のために出力ストロー
ブ信号が消滅して、加熱体が過熱状態になることが阻止
される。
【0022】一方、非安定化過熱電源の出力電圧が低い
場合にあっては、長時間ヘッドを加熱状態としても、そ
れほど温度は上がらない。またこのような場合には、所
望の印字濃度を得るために、長時間出力ストローブ出力
することが必要となる。このような場合にあっては、本
発明によれば、時定数回路の出力電圧がゆるやかに上昇
するため、基準電圧レベルに達するまでに時間を要し、
長時間にわたる入力ストローブ信号の入力が許容され
る。
【0023】このため、非安定加熱電源の電圧が変化し
ても、確実かつ最適な条件で保護がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施例の作用の説明に供する説明図
である。
【符号の説明】
1 比較器 2 時定数回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストローブ信号の出力期間中印字データ
    に対応する加熱体に非安定加熱電圧が印加されるサーマ
    ルヘッドの保護回路であって、その出力が所定時定数に
    より非安定加熱電圧に関連する電位差だけ変化する時定
    数回路と、前記時定数回路の出力の電圧レベルと基準電
    圧レベルとを比較するレベル比較手段とを備え、レベル
    比較手段の出力をストローブ信号とすることを特徴とす
    るサーマルヘッドの保護回路。
JP2073892A 1992-01-10 1992-01-10 サーマルヘッドの保護回路 Pending JPH05185635A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2073892A JPH05185635A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 サーマルヘッドの保護回路

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JP2073892A JPH05185635A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 サーマルヘッドの保護回路

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JPH05185635A true JPH05185635A (ja) 1993-07-27

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JP2073892A Pending JPH05185635A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 サーマルヘッドの保護回路

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JP (1) JPH05185635A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8544974B2 (en) 2007-11-09 2013-10-01 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Droplet selection mechanism
US8974041B2 (en) 2007-11-09 2015-03-10 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Droplet selection mechanism

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8544974B2 (en) 2007-11-09 2013-10-01 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Droplet selection mechanism
US8974041B2 (en) 2007-11-09 2015-03-10 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Droplet selection mechanism

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