JPH065562A - 半導体薄膜の形成方法 - Google Patents

半導体薄膜の形成方法

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Publication number
JPH065562A
JPH065562A JP18566392A JP18566392A JPH065562A JP H065562 A JPH065562 A JP H065562A JP 18566392 A JP18566392 A JP 18566392A JP 18566392 A JP18566392 A JP 18566392A JP H065562 A JPH065562 A JP H065562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
thin film
film
polysilicon film
semiconductor thin
Prior art date
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Pending
Application number
JP18566392A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ogawa
康一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH065562A publication Critical patent/JPH065562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体薄膜パターンの表面に酸化膜を熱酸化
で形成した場合に、酸化膜が半導体薄膜パターンのエッ
ジ部で薄くなることを防止する。 【構成】 ポリシリコン膜12上に滑らかにエッジ部を
有するフォトレジストパターン13を形成した後、フォ
トレジストパターン13とポリシリコン膜12とでエッ
トングレートが略々等しい条件でポリシリコン膜12の
エッチングを行う。すると、フォトレジストパターン1
3の滑らかなエッジ部形状が転写されてエッジ部が丸く
なったポリシリコン膜パターンが得られる。ポリシリコ
ン膜パターンのエッジ部が丸いことにより、表面にシリ
コン酸化膜を熱酸化で形成した場合に、ポリシリコン膜
パターンのエッジ部でも所望膜厚のシリコン酸化膜が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄膜トランジスタの
製造方法などに利用され、所定パターンの半導体薄膜を
形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタにおいては、ソース・
ドレイン領域とチャンネル領域が形成される素子形成層
を半導体薄膜パターン、具体的にはポリシリコン膜パタ
ーンで形成している。その場合、ポリシリコン膜パター
ンは、下地絶縁性基板上の全面にポリシリコン膜を形成
した後、このポリシリコン膜をフォトレジストパターン
をマスクとしてエッチングすることにより得られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
にしてポリシリコン膜パターンを形成した場合は、図6
に示すようにポリシリコン膜パターン1のエッジ部が直
角となるので、次にポリシリコン膜パターン1の表面に
ゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜2を熱酸化で形成す
ると、点線の丸印を付したポリシリコン膜パターン1の
エッジ部の角部においては生成されるシリコン酸化膜2
による応力によって酸化速度が遅くなり、この部分にお
けるシリコン酸化膜2の膜厚が他の部分に比べて薄くな
るので、絶縁耐圧が低下するという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、表面に熱酸化で酸化膜
を形成した場合に、パターンのエッジ部で酸化膜が薄く
なることを防止できる半導体薄膜の形成方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、半導体薄膜
上の一部に滑らかなエッジ部を有するフォトレジストパ
ターンを形成し、その後、前記フォトレジストパターン
と前記半導体薄膜でエッチングレートが略々等しい条件
で前記フォトレジストパターンをマスクとして前記半導
体薄膜のエッチングを行うようにしたものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、フォトレジストパターンの
滑らかなエッジ部の形状が転写された半導体薄膜パター
ンが得られるようになり、半導体薄膜パターンのエッジ
部に丸みをもたせることができるので、半導体薄膜パタ
ーンの表面に熱酸化で酸化膜を形成した場合は、該酸化
膜によって半導体薄膜パターンのエッジ部に加わる応力
を軽減でき、それにより半導体薄膜パターンのエッジ部
の酸化速度を平坦部と等しいように速くできるから、半
導体薄膜パターンのエッジ部にも平坦部と同様に所望の
膜厚の酸化膜が形成される。
【0007】
【実施例】図1ないし図4はこの発明の一実施例として
薄膜トランジスタを製造する場合を工程順に示す図であ
る。これらの図を参照して以下この発明の一実施例を説
明する。まず図1に示すように、ガラスなどからなる絶
縁性基板11上の全面にポリシリコン膜12を形成す
る。次に、ポリシリコン膜12上の全面にフォトレジス
トを塗布し、形成すべきポリシリコンパターンに対応す
るように露光・現像する。この後、ベーク処理を施すこ
とにより、ポリシリコン膜12上にフォトレジストパタ
ーン13を形成する。このとき、ベーク処理の条件を適
当に選ぶことにより、フォトレジストパターン13のエ
ッジ部が丸みをもった滑らかな形状となるようにする。
【0008】次に、フォトレジストパターン13をマス
クとしてポリシリコン膜12をエッチングするが、この
とき、フォトレジストパターン13とポリシリコン膜1
2のエッチングレートが略々同一になるようにエッチン
グ条件を設定する。例えばエッチングガスとしてCF4
とO2の混合ガスを用い、この混合比を適当に選ぶこと
でフォトレジストパターン13とポリシリコン膜12の
エッチングレートが等しくなるようにする。そして、こ
のような条件で、フォトレジストパターン13もエッチ
ングしながらポリシリコン膜12をエッチングすること
により、図2に示すように、フォトレジストパターン1
3の下に、該フォトレジストパターン13の滑らかなエ
ッジ部形状を転写して、すなわちエッジ部に丸みを有す
るポリシリコン膜パターン12aを形成する。
【0009】次に、ポリシリコン膜パターン12a上に
残った薄いフォトレジストパターン13を除去した上
で、図3に示すように、ポリシリコン膜パターン12a
の表面にゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜14を熱酸
化で形成する。このとき、ポリシリコン膜パターン12
aにおいては、エッジ部が丸くなっているので、生成さ
れるシリコン酸化膜によってエッジ部に加わる応力は軽
減されるようになり、その結果、エッジ部の酸化速度が
平坦部と等しいように速くなる。したがって、ポリシリ
コン膜パターン12aの表面に形成されるシリコン酸化
膜14は、ポリシリコン膜パターン12aの平坦部とと
もにエッジ部にも図5の部分拡大図に示すように所望の
膜厚で形成されることになる。すなわち、シリコン酸化
膜14は、ポリシリコン膜パターン12aの表面全体に
所望の膜厚で形成される。
【0010】しかる後は、図4に示すように、シリコン
酸化膜14の表面上にポリシリコン膜パターン12aの
チャンネル領域に対応させてゲート電極15をパターン
形成する。そして、このゲート電極15をマスクとして
不純物のイオン注入を行うことにより、ゲート電極15
両側のポリシリコン膜パターン12aにソース・ドレイ
ン領域16を形成する。さらに、全表面に層間絶縁膜1
7を形成し、この層間絶縁膜17とシリコン酸化膜14
にコンタクトホール18を開け、そのコンタクトホール
18を通してソース・ドレイン領域16に接続されるソ
ース・ドレイン電極19を形成して薄膜トランジスタを
完成させる。
【0011】この薄膜トランジスタにおいては、ポリシ
リコン膜パターン12aの表面全体にゲート絶縁膜であ
るシリコン酸化膜14が所望の厚さに形成されており、
ポリシリコン膜パターン12aのエッジ部でシリコン酸
化膜14が薄くなるのを防止するので、ゲート絶縁耐圧
を高くとることができる。また、ポリシリコン膜パター
ン12aのエッジ部が滑らかなため層間絶縁膜17の表
面の段差も滑らかなものとなり、この層間絶縁膜17上
に形成される電極配線の段差での不良を低減できる。
【0012】なお、上記一実施例はこの発明を薄膜トラ
ンジスタの製造方法に応用した場合であるが、この発明
は他の素子の製造方法にも利用できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、半導体薄膜パターンのエッジ部を丸く形成したの
で、この半導体薄膜パターンの表面に熱酸化で酸化膜を
形成した場合に、この酸化膜が半導体薄膜パターンのエ
ッジ部で薄くなることを防止でき、半導体薄膜パターン
の表面全体に所望の膜厚で酸化膜を形成できる。したが
って、薄膜トランジスタの製造方法に利用すれば、ゲー
ト絶縁耐圧の大きい信頼性の高い薄膜トランジスタを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例において、フォトレジスト
パターンの形成工程までを示す断面図。
【図2】この発明の一実施例において、図1に続く工程
を示す断面図。
【図3】この発明の一実施例において、図2に続く工程
を示す断面図。
【図4】この発明の一実施例において、図3に続く工程
を示す断面図。
【図5】この発明の一実施例において、ポリシリコン膜
パターンのエッジ部を拡大して示す断面図。
【図6】従来の製造方法の問題点を説明するための断面
図。
【符号の説明】
12 ポリシリコン膜 12a ポリシリコン膜パターン 13 フォトレジストパターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体薄膜上の一部に滑らかなエッジ部
    を有するフォトレジストパターンを形成し、その後、前
    記フォトレジストパターンと前記半導体薄膜でエッチン
    グレートが略々等しい条件で前記フォトレジストパター
    ンをマスクとして前記半導体薄膜のエッチングを行うよ
    うにしたことを特徴とする半導体薄膜の形成方法。
JP18566392A 1992-06-22 1992-06-22 半導体薄膜の形成方法 Pending JPH065562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18566392A JPH065562A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 半導体薄膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP18566392A JPH065562A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 半導体薄膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065562A true JPH065562A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16174695

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18566392A Pending JPH065562A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 半導体薄膜の形成方法

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JP (1) JPH065562A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7524313B2 (en) 1996-04-02 2009-04-28 The Procter & Gamble Company Refastenable absorbent article and a method of applying thereof
US9724251B2 (en) 2010-01-20 2017-08-08 The Procter & Gamble Company Refastenable absorbent article
CN116779431A (zh) * 2023-08-07 2023-09-19 杭州谱析光晶半导体科技有限公司 一种将多晶硅顶角圆润化的处理方法

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US7524313B2 (en) 1996-04-02 2009-04-28 The Procter & Gamble Company Refastenable absorbent article and a method of applying thereof
US9724251B2 (en) 2010-01-20 2017-08-08 The Procter & Gamble Company Refastenable absorbent article
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