JPH0655541U - バケツのホース固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】バケツの吊り手およびホースに対して簡単に着
脱する。 【構成】ホース固定具１をバケツの吊り手１２に着脱自
在な吊り手係止部材２とホースを着脱自在なホース保持
部材３から構成し、この吊り手係止部材２は、吊り手１
２を係止する係止部２１と、この係止部２１に連通さ
れ、吊り手１２の一辺よりも狭小な切欠部２２とを有
し、また、ホース保持部材３は、ホースを保持する保持
部３１と、この保持部３１に連通され、ホースの直径よ
りも狭小な切欠部３２とを有している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、バケツのホース固定具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、バケツに注水する際、ホースを保持しつつバケツに固定することが できるホース固定具が知られている。例えば、ホースの先端に接続可能な特定形 状の連結パイプと、この連結パイプに取り付けられたフックからホース固定具を 構成し、この連結パイプにホースを接続した状態でバケツにおける吊り手の回転 ヒンジにフックを介して固定するもの（特開昭６０−２２７７２４号公報参照） や、ホースを通過可能な穴およびバケツの吊り手の回転ヒンジに嵌合可能な穴を それぞれ形成したプレートでホース固定具を構成し、この一方の穴にホースを通 過させて一定長さ引き出し、他方の穴をバケツの吊り手の回転ヒンジに嵌合した もの（実開平２−８２４９号公報参照）などが提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このようなホース固定具は、ホースの先端に散水用のシャワー ヘッドを取り付けた場合に使用することができなかったり、あるいは、バケツに 対する装着およびバケツからの離脱が簡単にできないという問題があった。

【０００４】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、バケツの吊り手および ホースに対して簡単に着脱することのできるバケツのホース固定具を提供するも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、バケツの吊り手に着脱自在な吊り手係止部材と、この吊り手係止部 材と一体に形成され、ホースを着脱自在なホース保持部材からなり、吊り手係止 部材は、吊り手を係止する係止部と、この係止部に連通して吊り手の一辺よりも 狭小な切欠部とを備え、一方、ホース保持部材は、ホースを保持する保持部と、 この保持部に連通してホースの直径よりも狭小な切欠部とを備えたことを特徴と するものである。

【０００６】

【作用】

ホース固定具のホース保持部材にその切欠部からホースを押し込んでホースを 嵌め込む。また、バケツの吊り手にホース固定具の吊り手係止部材をその切欠部 を通して押し込んで吊り手係止部材を嵌め込む。また、使用が終了すれば、吊り 手およびホースをそれぞれ切欠部を通して引き出す。

【０００７】 この結果、ホース固定具のホース保持部材および吊り手係止部材にそれぞれホ ースおよび吊り手を簡単に装着することができ、また、ホースおよび吊り手を簡 単に離脱させることができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００９】 図１および図２には、本考案のホース固定具１が示されており、このホース固 定具１は、バケツ１１の吊り手１２に着脱自在に係止する吊り手係止部材２と、 ホース１３を着脱自在に保持するホース保持部材３からなり、全体を弾性を有す る材料、例えば、プラスチックで形成されている。

【００１０】 吊り手係止部材２は、吊り手１２の厚みと幅に相当する略角穴状の係止部２１ と、この係止部２１に連通し、吊り手１２の幅よりも若干狭小な切欠部２２とを 備え、断面Ｃ字状に形成されている。

【００１１】 一方、ホース保持部材３は、ホース１３の外形に相当する略丸穴状の保持部３ １と、この保持部３１に連通し、ホース１３の直径よりも若干狭小な切欠部３２ とを備え、同様に、断面Ｃ字状に形成されている。そして、吊り手係止部材２の 係止部２１とホース保持部材３の保持部３１は直交するように配置されている。

【００１２】 このようなホース固定具１を使用する場合は、まず、吊り手１２に吊り手係止 部材２をその切欠部２２を通して押し込み、吊り手１２に係止部２１を嵌め込ん で係止する。次いで、ホース１３を把持し、その先端部分を切欠部３２から押し 込み、保持部３１にホース１３を嵌め込んで保持する。この状態では、ホース固 定具１は、バケツ１１の吊り手１２に係止され、また、ホース１３をその先端が バケツ１１の中心に向かうように保持し、さらに、ホース１３はバケツ１１の開 口周縁に支持されている。ここで、ホース１３に水を流せば、バケツ１１に水を 注水することができる。

【００１３】 一方、バケツ１１への注水が終了すれば、ホース１３を把持して保持部３１か ら切欠部３２を通して引き出し、さらに、吊り手１２およびホース固定具１を把 持した後、吊り手１２から吊り手係止部材２の切欠部２２を通して引き出せばよ い。

【００１４】 この結果、ホース固定具１を、バケツ１１の吊り手１２およびホース１３に対 して簡単に着脱することができ、しかも、ホースの先端にシャワーヘッドなどが 設けられている場合であっても、関係なく簡単に着脱することができる。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、バケツの吊り手に着脱自在な吊り手係止部材と 、この吊り手係止部材と一体に形成され、ホースを着脱自在なホース保持部材か らなり、吊り手係止部材は、吊り手を係止する係止部と、この係止部に連通して 吊り手の一辺よりも狭小な切欠部とを備え、一方、ホース保持部材は、ホースを 保持する保持部と、この保持部に連通してホースの直径よりも狭小な切欠部とを 備えたことにより、ホースにシャワーヘッドなどが設けられている場合であって も、バケツの吊り手およびホースに対して簡単に着脱することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のホース固定具を示す斜視図である。

【図２】本考案のホース固定具の使用状態を示す斜視図
である。

【符号の説明】

１ ホース固定具 ２ 吊り手係止部材 ２１ 係止部 ２２ 切欠部 ３ ホース保持部材 ３１ 保持部 ３２ 切欠部 １１ バケツ １２ 吊り手 １３ ホース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バケツの吊り手に着脱自在な吊り手係止
   部材と、この吊り手係止部材と一体に形成され、ホース
   を着脱自在なホース保持部材からなり、吊り手係止部材
   は、吊り手を係止する係止部と、この係止部に連通して
   吊り手の一辺よりも狭小な切欠部とを備え、一方、ホー
   ス保持部材は、ホースを保持する保持部と、この保持部
   に連通してホースの直径よりも狭小な切欠部とを備えた
   ことを特徴とするバケツのホース固定具。