JP3496817B2 - 物掛け具 - Google Patents

物掛け具

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JP3496817B2
JP3496817B2 JP24455799A JP24455799A JP3496817B2 JP 3496817 B2 JP3496817 B2 JP 3496817B2 JP 24455799 A JP24455799 A JP 24455799A JP 24455799 A JP24455799 A JP 24455799A JP 3496817 B2 JP3496817 B2 JP 3496817B2
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学 豊沢
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/60Arrangements for mounting, supporting or holding spraying apparatus
    • B05B15/62Arrangements for supporting spraying apparatus, e.g. suction cups

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物掛け具に関す
る。より詳しくは、浴室などの壁面に設けられたシャワ
ーヘッドの既存の保持具に差し込んで使用することので
きる物掛け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の物掛け具としては、図8に
示すようなハンガー装置が知られている(実用新案登録
第2592762号公報)。このハンガー装置は、浴室
の壁面W等に設けられた、シャワーヘッド用の既存の保
持具1に、シャワーヘッドに代えて差し込むことが可能
な差込部2と、この差込部2と一体的に形成された物掛
け部4とを備えている。物掛け部4には、図示しない洗
濯物を吊したハンガーを掛けるための丸穴状のフック部
3が形成されている。差込部2の下部には、抜け防止用
の係止突片2aが形成されている。このようなハンガー
装置によれば、シャワーヘッド用の既存の保持具1を利
用し、図示しないハンガーを用いて洗濯物を吊して干す
ことができる。
【0003】また、図9(a)(b)に示すような、ラ
ックも知られている。このラックは、図(a)に示すよ
うに、浴室等の壁面Wに設けられたシャワーヘッド用の
既存の保持具1に対して、吊り板5の開口5aを合わ
せ、固定具7の差込部7bを保持具1に差し込む。その
後、図(b)に示すように、吊り板5を下動させ、その
上部5bを前記固定具7に当接させることで吊り板5を
固定する(保持具1に吊した状態で壁面Wに取り付け
る)。吊り板5には、複数の差込穴5cが設けられてお
り、この差込穴5cを利用して複数個の物入れ6a,6
b,6cを装着することができるようになっている。ま
た、固定具7の両側には、腕7dを介してシャワーヘッ
ドSの保持部7cが一体的に設けられている。このよう
なラックによれば、物入れ6a,6b,6cに小物を収
納することができ、また、物入れ6c側面のフック6d
に小物を吊すこともできる。さらに、固定具7の保持部
7cにシャワーヘッドSを掛けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】<課題1>図8に示し
た従来のハンガー装置は、これを利用しているときに
は、シャワーヘッドSの既存の保持具1が差込部2でふ
さがれているので、その後シャワーを使用しようとする
際にはハンガー装置を保持具1から取り外さなければな
らず、不便であった。図9(a)に示したラックによる
と、固定具7の保持部7cにシャワーヘッドSを掛ける
ことはできるが、このラックの保持具1への取付作業自
体が面倒であるという難点があった。本発明の第1の目
的は、シャワーヘッドの既存の保持具への取り付けが簡
単な物掛具であって、しかも、同時にシャワーヘッドを
掛けることができる物掛け具を提供することにある。 <課題2>図9(a)に示したラックは、その固定具7
の腕7dが長く形成されていた。腕7dが短いと、シャ
ワーヘッドSを保持部7cに掛け、あるいは外す際に、
シャワーヘッドSのホースHが物入れ6aに干渉して、
シャワーヘッドSの掛け外しを円滑に行うことができな
くなるからである。このように、図9(a)に示したラ
ックでは、その固定具7の腕7dが長く形成されていた
ため、保持部7cにシャワーヘッドSを掛ける際に、固
定具7の差込部7bあるいは既存の保持具1に対して大
きなモーメントが生じやすくなり、固定具7あるいは既
存の保持具1が破損するおそれがあった。本発明の第2
の目的は、それ自身破損しにくく、また、シャワーヘッ
ドの既存の保持具も破損しにくい物掛け具を提供するこ
とにある。 <課題3>図9(a)に示したラックでは、物入れ6a
等とシャワーヘッドSのホースHとが干渉するのを防止
するために、シャワーヘッドSを保持部7cに掛け外す
際にホースHを通すための開口7eが側方へ向けて形成
されていた。このため、シャワーヘッドSの掛け外しを
正面側から行なうことができず、使いづらいという問題
もあった。 本発明の第3の目的は、シャワーヘッドの掛け外しを正
面側から行なうことができて使いやすい物掛け具を提供
することにある。 <課題4>図8に示した物掛け具は、シャワーヘッドS
の既存の保持具1に対する着脱は比較的容易であるが、
差込部2が硬質の合成樹脂で構成されていて、保持具1
に対して滑り易かったため、安定した取付状態が得られ
ないという問題があった。本発明の第4の目的は、安定
した取付状態が得られる物掛け具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1〜第3の目的を
同時に達成するために請求項1記載の物掛け具は、構造
体の壁面に設けられたシャワーヘッドの既存の保持具に
差し込むことが可能な差込部を備えた基部と、この基部
の一側方に連設された物掛け部と、前記基部の他側方に
連設され、シャワーヘッドを保持することが可能な保持
部とを具備していて全体として略T型をなし、前記保持
部は前記基部の差込部の近傍に配置されているととも
に、前記物掛け部は前記基部から一体的に水平方向に伸
びるバーとこのバーにスライド可能に設けられた複数個
のフックとを有し、かつ、前記保持部は、シャワーヘッ
ドのホースを通すための開口が正面側へ向けて形成され
ていることを特徴とする。請求項記載の物掛け具は、
請求項記載の物掛け具において、前記保持部は、前記
基部に対して着脱可能に設けられており、前記差込部の
左右いずれかに選択的に取付可能であることを特徴とす
る。請求項記載の物掛け具は、請求項1または2記載
の物掛け具において、前記フックは前記バーに対して着
脱可能となっていることにより、前記フックの方向が可
変となっていることを特徴とする。上記第4の目的を達
成するために請求項記載の物掛け具は、請求項1、
2,または3記載の物掛け具において、 前記差込部が
軟質材で形成されていることを特徴とする。請求項
載の物掛け具は、請求項1、2,または3記載の物掛け
具において、前記差込部は、前記基部に設けられた垂下
部と、この垂下部に被せられて取り付けられた軟質材か
らなるキャップとで構成されていることを特徴とする。
請求項記載の物掛け具は、請求項記載の物掛け具に
おいて、前記キャップが前記垂下部に対して着脱可能に
構成され、前記垂下部には、その軸線方向に突条が設け
られているとともに、前記キャップには、この突条に嵌
合する凹溝が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】請求項1記載の物掛け具によれば、構造体
の壁面に設けられたシャワーヘッドの既存の保持具に差
し込むことが可能な差込部を備えた基部と、この基部に
連設された物掛け部とを備えているので、浴室等の壁面
に設けられたシャワーヘッドの既存の保持具に差込部を
差し込むだけで取り付けることができ、物掛け部に物を
掛けることができるとともに、基部にはシャワーヘッド
を保持することが可能な保持部が連設されているので、
既存の保持具に物掛け具を取り付けた状態のままで、シ
ャワーヘッドを保持部に掛け外しすることができること
となる。すなわち、この請求項1記載の物掛け具によれ
ば、シャワーヘッドの既存の保持具への取り付けが簡単
であり、しかも、同時に(物掛け具をいちいち取り外す
ことなく)シャワーヘッドを掛けることができるという
効果が得られる。また、保持部が基部の差込部の近傍に
配置されているので、保持部にシャワーヘッドを掛ける
際に、物掛け具(特にその差込部)およびシャワーヘッ
ドの既存の保持具に生じるモーメントが小さくなる。し
たがって、物掛け具自身が破損しにくくなり、また、シ
ャワーヘッドの既存の保持具も破損しにくくなるという
効果が得られる。さらに、保持部は基部を挟んで物掛け
部の反対側に配置されているので、物掛け具の左右どち
らか一方の側のみに荷重が集中するということがなくな
る。したがって、物掛け具(特にその差込部)およびシ
ャワーヘッドの既存の保持具に生じるモーメントが一層
小さくなり、結果として、物掛け具自身が一層破損しに
くくなり、また、シャワーヘッドの既存の保持具も一層
破損しにくくなるという効果が得られる。しかも、物掛
け具の左右両側それぞれに荷重がかかるようになるの
で、バランスのよい物掛け状態が得られるようになる
ともに、シャワーヘッドの保持部が基部を挟んで物掛け
部の反対側に配置されている結果として、シャワーによ
る水が物掛け部にかかりにくくなり、掛けた物が濡れに
くくなる。 さらにまた、保持部は、シャワーヘッドのホ
ースを通すための開口が正面側へ向けて形成されている
ので、物掛け具の正面側からシャワーヘッドの掛け外し
を行なうことができる。したがって、シャワーヘッドの
掛け外しが行ないやすくなり、使いやすいという効果が
得られる。請求項記載の物掛け具によれば、請求項
記載の物掛け具において、前記保持部は、前記基部に対
して着脱可能に設けられており、前記差込部の左右いず
れかに選択的に取付可能となっているので、既存の保持
具の左方にシャワーヘッドの保持部が位置するような状
態で物掛け具を前記保持具に取り付け、あるいは、既存
の保持具の右方にシャワーヘッドの保持部が位置するよ
うな状態で物掛け具を前記保持具に取り付けることが可
能となる。したがって、既存の保持具の周辺の状況ある
いはユーザーの好みに応じて、物掛け具の取り付け状態
を使い分けることが可能になるという効果が得られる。
請求項記載の物掛け具によれば、請求項1または2
載の物掛け具において、前記フックが前記バーに対して
着脱可能となっていることにより、前記フックの方向が
可変となっているので、ユーザーの好み、あるいは物掛
け具の取付状態に応じて、フックの掛け口の方向を変更
することが可能となる。したがって、一層使い勝手がよ
くなるという効果が得られる。請求項記載の物掛け具
によれば、請求項1、2,または3記載の物掛け具にお
いて、 前記差込部は軟質材で形成されているので、物
掛け具の取付時に差込部を既存の保持具に差し込むと、
差込部が保持具に対してフィットしやすくなるとともに
滑りにくくなる。したがって、安定した取付状態が得ら
れることとなる。請求項記載の物掛け具によれば、
求項1、2,または3記載の物掛け具において、前記
込部は、前記基部に設けられた垂下部と、この垂下部に
被せられて取り付けられた軟質材からなるキャップとで
構成されているので、物掛け具の取付時に差込部を既存
の保持具に差し込むと、差込部が保持具に対してフィッ
トしやすくなるとともに滑りにくくなる。したがって、
安定した取付状態が得られることとなる。しかも、軟質
材よりなるキャップが、基部に設けられた垂下部に被せ
られて取り付けられているので、例えば、差込部全体が
軟質材で形成されているものに比べて、差込部の剛性を
高めることができ、一層安定した取り付け状態が得られ
ることとなる。請求項記載の物掛け具によれば、請求
記載の物掛け具において、前記キャップが前記垂下
部に対して着脱可能に構成されているので、外径の異な
る複数のキャップを用意しておくことによって、口径の
異なる既存の保持具に対して取り付けることが可能とな
る。しかも、垂下部には、その軸線方向に突条が設けら
れているとともに、キャップには、この突条に嵌合する
凹溝が設けられているので、垂下部の突条にキャップの
凹溝を嵌合させることにより、キャップは、垂下部の軸
線回りに回動不能に取り付けられることとなる。したが
って、垂下部の軸線回りにキャップが滑るのを防止する
ことができ、安定した取り付け状態が得られることとな
る。すなわち、この請求項記載の物掛け具によれば、
口径の異なる既存の保持具に対して、安定した取り付け
状態で取り付けることができるという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る物掛け
具の一実施の形態をシャワーヘッドS用の既存の保持具
1に取り付けた使用状態を示す示す斜視図である。図2
は物掛け具を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)は左側面図である。
【0008】これらの図に示すように、物掛け具Aは、
構造体の壁面Wに設けられている、シャワーヘッドS用
の既存の保持具1に差し込むことが可能な差込部20を
備えた基部10と、この基部10の一側方に連設され、
フック50が設けられた物掛け部30と、基部10の他
側方に連設され、シャワーヘッドSを保持することが可
能な保持部40とを備えていて全体として略T型をなし
ている。保持部40は、基部10を挟んで物掛け部30
の反対側において差込部20の近傍に配置されている。
保持部40には、シャワーヘッドSのホースHを通すた
めの開口42が正面側へ向けて形成されている。なお、
基部10,差込部20,物掛け部30,保持部40,お
よびフック50は、全て合成樹脂で形成される。
【0009】図3は物掛け具の本体を示す図で、(a)
は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)
は図(a)におけるd矢視図、(e)は図(a)におけ
るe−e断面図である。
【0010】同図に示すように、本体は前記基部10
と、この基部10に一体的に形成された、保持部40の
取付部11と、物掛け部30を構成するバー31とを有
している。
【0011】差込部20は、基部10に一体的に形成さ
れた垂下部21と、この垂下部21に被せるようにして
取り付けたキャップ22とで構成されている。垂下部2
1は、図3(d)に示すように、底面視十字形であり、
図(a)(c)に示すように、正面視および側面視でテ
ーパー状の突条21a、21bを形成している。図4は
キャップ22を示す図で、(a)は平面図、(b)は図
(a)におけるb−b断面図、(c)は図(a)におけ
るc−c断面図である。キャップ22は比較的柔らかく
て滑りにくい軟質材(例えばEVA等)で構成されてお
り、その内壁23には、前記垂下部21の突条21a、
21bに嵌合可能な凹溝23a,23bが形成されてい
る。凹溝23bには、前記突条21bの上部に形成され
た切欠き21b1(図3(a)参照)と係合する突起2
3b1が設けられている。キャップ22は、その凹溝2
3aを垂下部21の突条21aに合わせ、凹溝23bを
突条21bに合わせるようにして、垂下部21に嵌め合
わせる(垂下部21をキャップ22に差し込む)ことに
よって垂下部21に装着される。装着された状態では、
凹溝23a,23bが突条21a、21bと係合してい
ることによって垂下部21の軸線J1(図2(a)参
照)回りに回動不能となる。また、装着された状態で
は、凹溝23bの突起23b1が突条21bの切欠き2
1b1と係合することによって、通常の使用時において
は垂下部21から容易には外れない状態となるが、強く
引くことによって垂下部21から取り外すことが可能で
ある。したがって、この物掛け具Aは、外径の異なる複
数のキャップ22を用意しておくことによって、口径の
異なる既存の保持具1に対して取り付けることが可能と
なる。
【0012】図2に示すように、物掛け部30は、前記
バー31と、このバー31に対して、スライド可能かつ
着脱可能に取り付けられた計4個のフック50とで構成
されている。図5はフック50を示す図で、(a)は正
面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。フッ
ク50は、側面視略C字形の基部51と、鈎形部52と
を有しており、基部51をバー31に嵌め合わせること
で、バー31に対してスライド可能かつ着脱可能に取り
付けられるようになっている。したがって、フック50
は、図2(b)において実線で示すように、物を掛け外
すための掛け口52cが正面側へ向くように取り付ける
こともできるし、仮想線で示すように掛け口52cが背
面側へ向くように取り付けることもできる。この実施の
形態では、上記のようにして、フック50の方向が可変
となっているが、鈎形部52をバー31に対して、左右
に(少なくとも180°)回動可能に取り付けること
で、フック50の方向を可変とすることもできる。な
お、図2(a)(b)に示すように、バー31の正面お
よび背面には、フック50のスライド範囲を規制する凸
部31a、31bが形成されているが、外端部の凸部3
1bは差込部20側の凸部31aに比べて低く形成され
ており、フック50を比較的強く引くことで、その基部
51の弾性を利用してバー31から引き抜くようにして
取り外すことができるようになっている。フック50の
鈎形部52の先端52aは上方へ向けて高く形成されて
おり、結果として、物を掛ける部分52bが深くなって
いる。これにより、例えば図7に示すように、既存の保
持具1の差込孔が傾斜しているものである場合に、その
傾斜によって、差込部20の軸線J1が壁面Wに対して
傾斜した状態になったとしても、フック50から物Mが
外れにくくなる。
【0013】図2および図3に示すように、保持部40
は、基部10に連設された取付部11と、この取付部1
1に着脱可能に取り付けられた保持部材41とで構成さ
れている。取付部11は、図3に示すように、正面視逆
台形状で平面視および底面視で略I形状の板状に形成さ
れている。図6は保持部材41を示す図で、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は左側
面図、(e)は図(b)におけるe−e断面図、(f)
は図(a)におけるf−f断面図である。保持部材41
は、平面視略C字形に形成されており、シャワーヘッド
Sを保持することが可能な逆テーパ状の差込孔41a
と、シャワーヘッドのホースHを通すための開口42と
が形成されている。保持部材41の後部には、前記取付
部11に嵌め込むための嵌合孔43が設けられている。
したがって、保持部材41は、前記取付部11に嵌合孔
43を嵌め合わせることによって取付部11に対して着
脱可能に取り付けることが可能であり、図2(a)
(b)に実線で示すように、差込部20の左側に位置す
るように取り付けることもできるし、図(b)に仮想線
で示すように差込部20の右側に位置するように取り付
けることもできるようになっている。
【0014】以上のような物掛け具によれば、次のよう
な作用効果が得られる。 (a)図1に示すように、構造体の壁面Wに設けられた
シャワーヘッドの既存の保持具1に差し込むことが可能
な差込部20を備えた基部10と、この基部10に連設
された物掛け部30とを備えているので、浴室等の壁面
Wに設けられたシャワーヘッドの既存の保持具1に差込
部20を差し込むだけで取り付けることができ、物掛け
部30に物Mを掛けることができるとともに、基部10
にはシャワーヘッドSを保持することが可能な保持部4
0が連設されているので、既存の保持具1に物掛け具A
を取り付けた状態のままで、シャワーヘッドSを保持部
40に掛け外しすることができることとなる。すなわ
ち、この物掛け具によれば、シャワーヘッドSの既存の
保持具1への取り付けが簡単であり、しかも、同時に
(物掛け具Aをいちいち取り外すことなく)シャワーヘ
ッドSを掛けることができるという効果が得られる。 (b)保持部40が基部10の差込部20の近傍に配置
されているので、保持部40にシャワーヘッドSを掛け
る際に、物掛け具A(特にその差込部20)および既存
の保持具1に生じるモーメントが小さくなる。 したがって、物掛け具A自身が破損しにくくなり、ま
た、既存の保持具1も破損しにくくなるという効果が得
られる。 (c)保持部40は基部10を挟んで物掛け部30の反
対側に配置されているので、物掛け具Aの左右どちらか
一方の側のみに荷重が集中するということがなくなる。
したがって、物掛け具A(特にその差込部20)および
既存の保持具1に生じるモーメントが一層小さくなり、
結果として、物掛け具A自身が一層破損しにくくなり、
また、既存の保持具1も一層破損しにくくなるという効
果が得られる。しかも、物掛け具Aの左右両側それぞれ
に荷重がかかるようになるので、バランスのよい物掛け
状態が得られるようになる。 (d)保持部40は、シャワーヘッドSのホースHを通
すための開口42が正面側へ向けて形成されているの
で、物掛け具Aの正面側からシャワーヘッドSの掛け外
しを行なうことができる。したがって、シャワーヘッド
Sの掛け外しが行ないやすくなり、使いやすいという効
果が得られる。 (e)保持部40は、基部10に対して着脱可能に設け
られており、差込部20の左右いずれかに選択的に取付
可能となっているので、既存の保持具1の左方にシャワ
ーヘッドの保持部40が位置するような状態(図1,図
2参照)で物掛け具Aを前記保持具1に取り付け、ある
いは、保持具1の右方にシャワーヘッドの保持部40が
位置するような状態(図2(b)仮想線参照)で物掛け
具Aを前記保持具1に取り付けることが可能となる。し
たがって、既存の保持具1の周辺の状況あるいはユーザ
ーの好みに応じて、物掛け具Aの取り付け状態を使い分
けることが可能になるという効果が得られる。 (f)物掛け部30にはフック50が設けられており、
このフック50の方向が可変となっているので、ユーザ
ーの好み、あるいは物掛け具Aの取付状態(例えば、上
記(e)で説明した取り付け状態)に応じて、フック5
0の掛け口52cの方向を変更することが可能となる。
したがって、一層使い勝手がよくなるという効果が得ら
れる。 (g)差込部20が軟質材で形成されているので、物掛
け具Aの取付時に差込部20を既存の保持具1に差し込
むと、差込部20が保持具1に対してフィットしやすく
なるとともに滑りにくくなる。したがって、力の弱い女
性や老人等でも安定した取付状態を得ることができる。
また、シャワーヘッドSの抜き差しの際に、物掛け具A
が保持具1から外れて落下してしまうという事態も生じ
難くなる。 (h)差込部20の構造は、軟質材よりなるキャップ2
2が、基部10に設けられた垂下部21に被せられて取
り付けられている構造となっているので、例えば、差込
部20全体が軟質材で形成されているものに比べて、差
込部20の強度を高めることができ、一層安定した取り
付け状態が得られることとなる。 (i)キャップ22が垂下部21に対して着脱可能に構
成されているので、外径の異なる複数のキャップ22を
用意しておくことによって、口径の異なる既存の保持具
1に対して取り付けることが可能となる。しかも、垂下
部21には、その軸線方向に突条21a、21bが設け
られているとともに、キャップ22には、この突条21
a、21bに嵌合する凹溝23a、23bが設けられて
いるので、垂下部21の突条21a、21bにキャップ
22の凹溝23a、23bを嵌合させることにより、キ
ャップ22は、垂下部21の軸線回りに回動不能に取り
付けられることとなる。したがって、垂下部21の軸線
回りにキャップ22が滑るのを防止することができ、安
定した取り付け状態が得られることとなる。すなわち、
この物掛け具によれば、口径の異なる既存の保持具1に
対して、安定した取り付け状態で取り付けることができ
るという効果が得られる。 (j)物掛け部30がシャワーヘッドSの保持部40の
側方に位置しているので、シャワーによる水が物掛け部
30にかかりにくくなり、掛けた物Mが濡れにくくな
る。また、物掛け具Aを壁面Wの上方に位置する保持具
1に取り付けた場合には、ユーザーが転倒等したときで
も、物掛け具Aに身体をぶつける等して身体を傷つけて
しまうということもなくなる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。例えば、請求項1〜4記載の発明に関しては、
差込部20全体を軟質材で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物掛け具の一実施の形態をシャワ
ーヘッドSの既存の保持具1に取り付けた使用状態を示
す示す斜視図。
【図2】物掛け具を示す図で、(a)は正面図、(b)
は平面図、(c)は左側面図。
【図3】物掛け具の本体を示す図で、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は図(a)
におけるd矢視図、(e)は図(a)におけるe−e断
面図。
【図4】キャップを示す図で、(a)は平面図、(b)
は図(a)におけるb−b断面図、(c)は図(a)に
おけるc−c断面図。
【図5】フック50を示す図で、(a)は正面図、
(b)は右側面図、(c)は背面図。
【図6】保持部材41を示す図で、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は左側面図、
(e)は図(b)におけるe−e断面図、(f)は図
(a)におけるf−f断面図。
【図7】作用説明側面図。
【図8】(a)(b)は従来技術の説明図。
【図9】(a)(b)は従来技術の説明図。
【符号の説明】
A 物掛け具 W 壁面 S シャワーヘッド H ホース 1 既存の保持具 10 基部 20 差込部 21 垂下部 22 キャップ 21a、21b 突条 23a、23b 凹溝 30 物掛け部 40 保持部 42 開口 50 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/06 A47K 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造体の壁面に設けられたシャワーヘッ
    ドの既存の保持具に差し込むことが可能な差込部を備え
    た基部と、この基部の一側方に連設された物掛け部と、
    前記基部の他側方に連設され、シャワーヘッドを保持す
    ることが可能な保持部とを具備していて全体として略T
    型をなし、前記保持部は前記基部の差込部の近傍に配置
    されているとともに、前記物掛け部は前記基部から一体
    的に水平方向に伸びるバーとこのバーにスライド可能に
    設けられた複数個のフックとを有し、かつ、前記保持部
    は、シャワーヘッドのホースを通すための開口が正面側
    へ向けて形成されていることを特徴とする物掛け具。
  2. 【請求項2】 前記保持部は、前記基部に対して着脱可
    能に設けられており、前記差込部の左右いずれかに選択
    的に取付可能であることを特徴とする請求項記載の物
    掛け具。
  3. 【請求項3】 前記フックは前記バーに対して着脱可能
    となっていることにより、前記フックの方向が可変とな
    っていることを特徴とする請求項1または2記載の物掛
    け具。
  4. 【請求項4】記差込部が軟質材で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、2,または3記載の物掛け
    具。
  5. 【請求項5】記差込部は、前記基部に設けられた垂
    下部と、この垂下部に被せられて取り付けられた軟質材
    からなるキャップとで構成されていることを特徴とする
    請求項1、2,または3記載の物掛け具。
  6. 【請求項6】 前記キャップは前記垂下部に対して着脱
    可能に構成され、前記垂下部には、その軸線方向に突条
    が設けられているとともに、前記キャップには、この突
    条に嵌合する凹溝が設けられていることを特徴とする請
    求項記載の物掛け具。
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