JP3049791U

JP3049791U - 釣用天秤

Info

Publication number: JP3049791U
Application number: JP1997004160U
Authority: JP
Inventors: 政光山下
Original assignee: 株式会社美咲
Priority date: 1997-05-06
Filing date: 1997-05-06
Publication date: 1998-06-26
Anticipated expiration: 2003-05-06

Abstract

(57)【要約】【課題】釣りの種類に応じて腕の数の増減や長さの変
更を簡単にできる釣用天秤を提供する。【解決手段】先端に仕掛けを接続可能とした腕３の基
端部にＬ字形屈曲部１０を設け、又、ベース１の上面に
複数の溝１１を設けるとともに、それら溝１１の端部に
垂直な穴１２を設けて、上記の腕３のＬ字形屈曲部１０
をベース１の溝１１と穴１２に対して嵌脱自在とし、
又、ベース１の上面にストッパ２を取り外し可能に載設
して、そのストッパ２により腕３の基端部を抜け止めし
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は釣用天秤に関する。

【０００２】

【従来の技術】

釣用の天秤は、ベースから外側へ突出してその先端に仕掛けを接続する腕を有しているが、従来の天秤は、その腕がベースに固定されていて、腕の数を増減したり、腕の長さを変更することが不可能であった。

【０００３】ところで、釣りをする場所、魚種、釣り人の経験、仕掛けの種類等が異なる場合は、使用する天秤の腕の数や長さを変更した方が良いケースが多い。しかしながら、従来の天秤は上記のように腕の数や長さを変更することができないので、釣り人は釣りの種類に応じて腕の数や長さの異なる複数種類の天秤を用意して使い分ける必要があった。そのため、天秤の保管や携帯が大変であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、釣りの種類に応じて腕の数の増減や長さの変更を簡単にできて便利な釣用天秤の提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題は本考案の釣用天秤によって、すなわち、先端に仕掛けを接続可能とした腕３の基端部にＬ字形屈曲部１０を設け、又、ベース１の上面に複数の溝１１を設けるとともに、それら溝１１の端部に垂直な穴１２を設けて、上記の腕３のＬ字形屈曲部１０をベース１の溝１１と穴１２に対して嵌脱自在とし、又、ベース１の上面にストッパ２を取り外し可能に載設して、そのストッパ２により腕３の基端部を抜け止めしたことを特徴とする釣用天秤によって解決することができる。

【０００６】

【作用】

ストッパ２をベース１の上面から取り除くと、腕３のＬ字形屈曲部１０がベース１の溝１１及び穴１２に対して嵌脱自在となるので、腕３の数を増減したり、長さの異なる別の腕３に交換することが可能となる。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した本考案の一実施例について説明する。まず、図１において、符号１がベースであり、符号２がベース１の上に載設したストッパであり、符号３が基端部をベース１とストッパ２により挟着された腕であり、符号４がストッパ２を固定する押えナットであり、又、符号５が押えナット４、ストッパ２及びベース１の中心部を上下方向に貫通した中芯である。ここでベース１、ストッパ２及び押えナット４はプラスチック製であり、又、腕３及び中芯５はステンレス製である。

【０００８】ベース１は、図２に示すように、上面に径方向の複数の溝１１を設けるとともに、それら溝１１の奥の端に垂直の穴１２を連続的に設けている。なお、複数の溝１１は、図３に示すように、放射状に配置している。また、ベース１の上面中心部にはネジ軸９を突設している。

【０００９】腕３は先端に仕掛け（図示せず）を接続するリング８を設けるとともに、基端部にＬ字形屈曲部１０を設けている。腕３はそのＬ字形屈曲部１０をベース１の溝１１と穴１２に嵌着している。なお、腕３は長さが異なるもの又は／及び同一のものを複数備えて置く。

【００１０】ストッパ２はベース１のネジ軸９が貫通する中心孔を有して、ベース１の上面に載置されている。このストッパ２の下面においてベース１の溝１１と対向する位置には同じく溝１３を設けていて、その溝１３に腕３の基端部の上半部が嵌合している。

【００１１】押えナット４はストッパ２の上に載置されて、ベース１のネジ軸９と螺着している。この押えナット４を締め付けることによってストッパ２が固定される。

【００１２】中芯５は上下両端にそれぞれリング６，７を設けている。このリング６，７によってベース１、ストッパ２及び押えナット４の抜けが防止される。なお、中芯５の下端のリング７には、鉛を接続するためのスナップなどを取付けることができ、又、中芯５の上端のリング６には、集魚具などのカラフルな飾りを接続することができる。

【００１３】図４及び図５に示すように、押えナット４をベース１のネジ軸９から取り外すと、ストッパ２を持ち上げてベース１の上面から離すことができる。これによって、ベース１の上方が開放するので、腕３を上方へ持ち上げてそのＬ字形屈曲部１０をベース１の溝１１及び穴１２から抜き取ることができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の釣用天秤は上記の通りであり、腕３がベース１に対して着脱自在なので、釣りをする状況に応じて、腕３の数の増減や、長さの異なる腕３への交換が容易にできるという利便がある。したがって、腕の数や長さの異なるものを複数種類携帯するという面倒がない。また、不使用時は腕３を取り外すことによって嵩張らずに携帯できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】側面図である。

【図２】断面図である。

【図３】ベースの平面図である。

【図４】腕を着脱するときの状態を示す側面図である。

【図５】腕を着脱するときの状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１ベース２ストッパ３腕４押えナット５中芯６リング７リング８リング９ネジ軸１０Ｌ字形屈曲部１１溝１２穴１３溝

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】先端に仕掛けを接続可能とした腕３の基
端部にＬ字形屈曲部１０を設け、又、ベース１の上面に
複数の溝１１を設けるとともに、それら溝１１の端部に
垂直な穴１２を設けて、上記の腕３のＬ字形屈曲部１０
をベース１の溝１１と穴１２に対して嵌脱自在とし、
又、ベース１の上面にストッパ２を取り外し可能に載設
して、そのストッパ２により腕３の基端部を抜け止めし
たことを特徴とする釣用天秤。