JP3059258U - 洗面器用掛け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗面器に孔を開けることなく、簡単確実に壁
面へ掛けることができるフック。 【解決手段】 図４のように、洗面器の外周折り返し部
をフック４にひっかけるることで、簡単確実に吊るすこ
とが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用の分野】

本考案は浴室などの壁面に粘着シートや吸盤などにより固定し、洗面器や、た らいなどの容器を吊るすための掛け具を提供する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、洗面器やたらいなどの容器を吊るすための掛け具は、壁面より外側に折 れ曲がったフックを使用しており、洗面器などのように取っ手がなく本体に穴を 開けることが出来ない容器は吊るすことが出来ず、又、吊るすために容器の外側 の折り返し部位に穴を開けたものもあるが、これは穴を探して吊るすことが困難 であり、吊るす操作が大変わすらわしかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のように、壁面より外側に湾曲したフックでは洗面器のように取っ手がな く、本体に穴を開けることの出来ない容器は吊るすことができず、本考案は、こ れらの問題を解消することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究を進めた結果、壁面に固定する 部位となる接着面１及び基盤２と、基盤２より垂直方向に向かう保持部３と、保 持部３より下方に向い壁面方向に折れ曲がったフック４とより構成されることを 特徴とする洗面器用掛け具を提供することにより、洗面器などのように取っ手が なく、本体に穴の開けることが出来ない容器を浴室などの壁面に簡単に安定して 吊るすことが出来ることを見出した。

【０００５】 基盤２を壁面に固定する方法としては、粘着テープ、接着剤、吸盤、ボルト等 で固定する方法があり、浴室等の壁面に固定することが出来ればいずれを用いて も構わない。

【０００６】 フック４は、保持部３より垂直下方に伸び、その先端が壁面方向に折れ曲がっ た形状になっており、これにより、洗面器などのように容器の外側に折り返しの あるものを引っかけて、壁面との間で安定して吊るすことができ、これを本考案 の特徴としている。

【０００７】 洗面器の装脱着を容易にするために、フック４の折れ曲がり部を壁面と垂直方 向に可動できるようにする事が望ましい。その方法の一例として、保持部３をポ リプロピレン樹脂などの復元力のある材料を用いてスプリングの役目をさせると 洗面器の装脱着をワンハンドで行うことが出来る利点を持つ。又、容器を壁面に 平行に洗面器の折り返し部を下から押し上げても、より簡単にフックに引っかけ ることが出来る。

【０００８】 フック４を保持部３の垂直面に開けられた穴を通して可動することが出来る方 法を取ると、フック４の折り曲がり部を３６０゜回転させるようにすることが出 来、これによりどの方向からも物品容器を吊るすことが出来る。又、この方法で は一つの掛け具でフックの折り曲がり部が壁面方向と、壁面より外側方向の両方 の形状をとることが出来、洗面器以外の形状のものでも吊るすことが出来る万能 フックとなりうる。

【０００９】

【効果】

壁面方向に折れ曲がったフック４により、洗面器のように容器の外側に折り返 しがあるものを安定して吊るすことが出来る。又、フック４は３６０゜回転でき るようにすることにより、どの方向からも容易に吊るすことが出来、洗面器以外 のものでも吊るすことが出来る万能フックとなり得る。さらに、保持部３は、そ の材質をポリプロピレン樹脂などの復元力のある材料を用いることによりスプリ ングの役目を果たし、容器の装脱着を容易にすることが出来る。

【００１０】

【実施例１】 ３ｃｍ×４ｃｍ、厚さ２ｍｍ程の板状のポリスレン製の基盤２の片面に粘着シ ートを貼り付け、他の片面より垂直方向に２ｃｍ×３ｃｍ、厚さ５ｍｍ程の板状 のポリプロピレン製の保持部３を取付け、さらにその先端部より１ｃｍ程内側中 央に開けた穴を通して、下方に向かい、ステンレス製又はプラスチック製の、先 端が壁面方向に折れ曲がったフック４を取付け、本考案の洗面器用掛け具を完成 させた。

【００１１】

【実施例２】 外径５ｃｍ程のポリプロピレン製の吸盤を基盤２とし、吸着面と反対の面より 垂直方向に２ｃｍ程突き出したポリプロピレン製の一体となった保持部３が取り 付けられており、さらに保持部の側面に開けられた穴を支点として可動できる、 ステンレス製又はプラスチック製の先端が壁面方向に折れ曲がったフック４を取 付け、本考案の洗面器用掛け具を完成させた。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の洗面器用掛け具を用いることにより、浴室内等において、洗面器、た らいなどのように容器の外側に折り返しがあるものを安定して吊るすことが出来 る。又、水切りも良く衛生的である。これにより、洗面器、たらいなどの水切り を良くし、整理、整頓を容易にすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る洗面器用フックの斜視図である。

【図２】上記洗面器用フックの側面図

【図３】第２図のＡ−Ａ′断面図である。

【図４】洗面器を吊るす寸前の側面図である。

【符号の説明】

１ フック接着固定部 ２ フック基盤部 ３ フック保持部 ４ フック Ｂ フック上部 Ｃ フック先端折れ曲がり部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁面に固定する部位となる接着面１及び
   基盤２と、基盤２より垂直方向に向かう保持部３と、保
   持部３より下方に向い、その先端部が壁面方向に折り曲
   がっているフック４とより構成されることを特徴とす
   る、洗面器用掛け具。
2. 【請求項２】 フック４の折り曲がり部が壁面と垂直方
   向に可動出来ることを特徴とする、請求項１記載の洗面
   器用掛け具。
3. 【請求項３】 フック４の折り曲がり部が３６０°回転
   でき、どの方向からも吊るすことが出来ることを特徴と
   する、請求項１及び、又は請求項２記載の洗面器用掛け
   具。