JPH0655456A - ポリシングディスク - Google Patents

ポリシングディスク

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Publication number
JPH0655456A
JPH0655456A JP23722591A JP23722591A JPH0655456A JP H0655456 A JPH0655456 A JP H0655456A JP 23722591 A JP23722591 A JP 23722591A JP 23722591 A JP23722591 A JP 23722591A JP H0655456 A JPH0655456 A JP H0655456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume
polishing
co2o3
particles
polishing disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23722591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimoda
弘 下田
Hiroko Tsuya
裕子 津谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUTOO KK
Tungaloy Corp
Original Assignee
MARUTOO KK
Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARUTOO KK, Toshiba Tungaloy Co Ltd filed Critical MARUTOO KK
Priority to JP23722591A priority Critical patent/JPH0655456A/ja
Publication of JPH0655456A publication Critical patent/JPH0655456A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミナ,窒化硅素などの硬脆セラミックス
の鏡面加工を改善する。 【構成】 ポリシングディスクは、熱硬化性樹脂または
Cu−Zn合金からなる結合材によってCo23砥粒を
保持するように焼成される。このCo23砥粒の平均粒
径は0.1〜4μmであり、その含有量は20〜80容
量%である。このCo23のうち3〜50容量%につい
ては、Ce23,Fe23,Cr23の1種または2種
以上で置換することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡面加工に用いられる
ポリシングディスクに関し、特に、アルミナ,窒化硅
素,炭化硅素,硼化チタンなどの硬脆セラミックスに好
適するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前述した硬脆セラミックスは、一
般的には、ダイヤモンド砥石によって研削されている。
また、特公昭56−23746号公報では、被加工物よ
りも力学的に軟質の粒子を砥粒として、被加工物表面に
供給し、この粒子と被加工物との間で摩擦力によって生
じる固相反応を生ぜしめ、この粒子と被加工物との反応
部分を摩擦力により被加工物表面から除去することによ
り鏡面を得る方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイヤ
モンド砥石を用いた場合には、その硬さから除去速度は
早いが、被加工物に加工歪や加工変質層が残るという問
題点があった。
【0004】また、前記公報に開示されたポリシング法
は、Al23やZrO2に代表される酸化物系セラミッ
クスなどのポリシングでは、ポリッシュの速度が遅く、
また、被加工物の酸化安定性から効果が小さいという問
題点があった。
【0005】このようなことから、本発明は、アルミ
ナ,窒化硅素,炭化硅素,硼化チタンなどの硬脆セラミ
ックスに好適するポリシングディスクを提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、熱硬化性樹脂またはCu−Zn合金
からなる結合材によって砥粒を保持するようにしたポリ
シングディスクにおいて、その砥粒が平均粒径0.1〜
4μmとした20〜80容量%のCo23からなるよう
に構成したものである。また、このCo23の3〜50
容量%は、Ce23,Fe23,Cr23の1種または
2種以上で置換されてもよいものである。
【0007】
【作用】本発明のポリシングディスクは、Co23粒子
およびこれを主体とした粒子からなる砥粒としたもので
あるから、硬脆セラミックスより軟質で、加工表面に対
する欠陥導入が最低限食い止められるものである。した
がって、被加工物の表面層の加工歪が小さく、しかも表
面粗さも良好となるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明ポリシングディスクの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
【0009】本発明のポリシングディスクは、結合材が
熱硬化性樹脂またはCu−Zn合金からなり、砥粒がC
23粒子またはCo23を主体とした粒子からなるも
のである。この場合、熱硬化性樹脂としては、フェノー
ル系樹脂,ポリイミド系樹脂,アクリロニトリル系樹脂
などからなるものである。また、Co23粒子は、平均
粒径が0.1〜4μmの範囲内にあり、結合材に対する
含有量が20〜80容量%あるものである。
【0010】Co23の粒径範囲を0.1〜4μmの範
囲内としたのは、0.1μm未満では、均一配合が困難
なこと、ポリシュ中のCo23粒子の脱落が円滑でな
く、ポリシュの均一性が維持し難く不適当だからであ
る。また、4μmをこえる粒径では、砥粒の脱落がCo
23粒子が被加工物よりも軟質にもかかわらず、被加工
物の粒界に起因するキズの原因となり不適当だからであ
る。
【0011】Co23の含有量を20〜80容量%とし
たのは、20%未満では、ポリシュの速度が遅すぎて実
用的でなく、また、80%をこえるとポリシュの速度が
早いものの、Co23の固定が不充分となるからであ
る。また、Co23含有量の一部である3〜50容量%
については、平均粒径を1〜4μmのCe23,Fe2
3,Cr23の1種または2種以上で置換できるもの
である。この場合、平均粒径を1〜4μmの範囲および
置換量の範囲については、Co23の場合とほぼ同様の
理由である。
【0012】このようにして構成されたポリシングディ
スクの代表的な加工条件は、乾式で加工速度(試料−デ
ィスク相対速度)が30〜200m/min,加工圧力
が0.3〜3MPaである。そして、硬脆セラミックス
の最大表面粗さRmaxについては10μmが容易に得
られるものであり、被加工物の表面層の加工歪層は検出
されず、ほとんどの場合、周辺ダレが少なく良好な幾何
学的形状精度が得られる。
【0013】本発明のポリシングディスクは、一般的な
ラッピング加工装置を用いて実施し得るものであるが、
砥粒として被加工物より軟質で、しかも被加工物との間
で化学反応性に富むCo23粒子を用いたことが最大の
特徴になっている。すなわち、被加工物とCo23粒子
との接触点では、摩擦エネルギーによって発生する高温
高圧に基づく固相反応を微小時間内に生ぜしめ、この反
応部分を摩擦力によって除去することにより数オングス
トローム以下の加工単位でポリシュを行なうものであ
る。
【0014】
【試験例1】ポリシングディスクの結合材としては、フ
ェノール樹脂を用い、平均粒径を1μmとしたCo23
を60容量%配合し、300kg/cm2,温度180
℃でホットプレスして、φ200mm×5mmの円板を
作成した。得られた円板は、試料研摩盤のバッキングプ
レート上に張付け、Al23−MgO焼結体を250r
pm,荷重0.5kgでポリッシュした。この結果、4
00メッシュのダイヤモンド砥石で粗削されていた上記
焼結体は、Ra=5μmの面が30分でRa=0.00
5μmの鏡面に仕上げられた。
【0015】
【試験例2】ポリシングディスクの結合材としては、6
0%Cu−40%Sn(以上重量%)を用い、平均粒径
0.5μmのCo23を550℃でホットプレスし、φ
200mm×5mmの円板を作成した。得られた円板
は、試験例1と同様にバッキングプレート上に張付け、
Al23−MgO焼結体を同一条件でポリッシュした。
この結果、30分のポリッシュ時間でRa=0.001
μmの鏡面粗さが得られた。
【0016】
【試験例3】ポリッシングディスクは、試験例1に準じ
て表1のような仕様で作成し、比較品A,Bと比較し
た。この結果、本発明品は、比較品A,Bに対していず
れも時間あたりの研削量が大きく、しかも面粗さRaは
小さく良好な成績を示した。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにポリシン
グディスク砥粒としてCo23を適用したことから、硬
脆セラミックスのポリシュにおいて研削量が大きく、し
かも面粗さも良好となる利点を有するものである。した
がって、Al23,ZrO2などの酸化物系セラミック
スの研削には、作業性の向上および精密加工が期待でき
るものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂またはCu−Zn合金から
    なる結合材によって砥粒を保持するようにしたポリシン
    グディスクにおいて、 前記砥粒は、平均粒径を0.1〜4μmとした20〜8
    0容量%のCo23からなっていることを特徴とするポ
    リシングディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載に記載されたCo23の3
    〜50容量%が平均粒径を0.1〜4μmのCe23
    Fe23,Cr23の1種または2種以上で置換された
    ポリシングディスク。
JP23722591A 1991-08-23 1991-08-23 ポリシングディスク Withdrawn JPH0655456A (ja)

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JP23722591A JPH0655456A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 ポリシングディスク

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JP23722591A JPH0655456A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 ポリシングディスク

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JPH0655456A true JPH0655456A (ja) 1994-03-01

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Effective date: 19981112