JPH0655069B2 - ポット苗作成方法 - Google Patents

ポット苗作成方法

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JPH0655069B2
JPH0655069B2 JP1038972A JP3897289A JPH0655069B2 JP H0655069 B2 JPH0655069 B2 JP H0655069B2 JP 1038972 A JP1038972 A JP 1038972A JP 3897289 A JP3897289 A JP 3897289A JP H0655069 B2 JPH0655069 B2 JP H0655069B2
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JP
Japan
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pot
seedling
opening
soil
sheet
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JP1038972A
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和夫 島隅
毅 奈須
昇 井上
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上細り形のポットがポット苗の縦方向及び横
方向に並列するポットシートを有するポット苗の作成方
法に関する。
〔従来の技術〕
上記ポット苗作成方法として、従来、例えば特開昭58-1
65704号公報に示されるようにポットシートをポットの
苗出し開口が下側になる姿勢で載置台上に設置し、この
載置状態で、ポットの苗出し開口とは反対側の大径側開
口から覆土をポット内に供給すると共に、この覆土供給
の後に前記大径開口から種子をポット内に供給し、か
つ、この種子供給の後に大径側開口から床土をポット内
に供給し、そして、床土供給の後にポットシートを苗出
し開口が上側になる姿勢に上下反転させ、種子を発芽さ
せると共に苗出し開口から茎葉を伸び出させる方法が採
用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、播種時に床土が種子に被さると共に床土層は覆土
層に比して厚くする必要があることから、覆土に比して
大なる床土重量が種子に掛かるのであり、また、ポット
シートの上下反転の際に育苗箱がポット大径側開口を閉
じる状態にポットシートに被せられるためにポット内土
が加圧されがちになるのであり、この結果、播種時に作
用する床土重量、及び、シート反転時における加圧のた
めに種子に傷が付いて育苗率が悪くなることがあった。
殊に種子として既に発芽しているものを使用する場合、
芽は損傷し易いことから育苗率悪化が発生し易くなって
いた。
本発明の目的は、ポットシートに土や種子が比較的供給
し易いのでありながら種子損傷を伴いにくいポット苗作
成方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、目的達成のために、冒頭に記したポットシー
トにおけるポットの苗出し開口を前記ポットの縦壁上端
が形成する状態に前記ポットシートを作成しておき、こ
のポットシートを前記苗出し開口が上側になる姿勢で育
苗箱に収容し、この収容状態で、前記苗出し開口から床
土をポット内に供給し、この床土供給の後に前記苗出し
開口から種子を前記床土に供給し、この種子供給の後に
前記苗出し開口から覆土をポット内に供給すると共に、
前記苗出し開口から茎葉を伸び出させることを特徴とす
る。そして、その作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
ポット縦壁の上端からポット内側に向かって突出する壁
が存在しない状態になるように縦壁上端によって苗出し
開口を形成すれば、前記突出壁が存在してこの突出壁が
苗出し開口を形成していた従来のポットシートよりも大
きい苗出し開口を形成でき、この大苗出し開口を有する
ポットシートを使用すれぱ、床土、種子及び覆土のポッ
ト内に対する供給を苗出し開口からしても、ポットの苗
出し開口とは反対側の開口から供給している従来方法に
近い精度や速度でもって比較的容易に供給できる。
そして、床土、種子及び覆土をその順序でポットシート
に供給し、その供給状態で上下反転させないで苗出しを
すれば、種子に掛かる土重量を床土によるものに比して
極めて小の覆土によるものだけに済ませながら、かつ、
従来方法にあっては作用していたポットシート反転によ
る加圧が作用しないようにしながら播種工程を完了でき
る。
〔発明の効果〕
前記苗出し開口のポットシートを使用することによって
床土、種子及び覆土の前記供給順序を採用し、種子やそ
の芽に大土圧が掛からなくて損傷が発生しにくいように
でき、生産性向上ができるようになった。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
田植機の植付爪(図示せず)による切断取出しが可能
で、かつ、圃場土への解け込みが可能な材料の一例とし
ての紙材料で第1図に示す如きポットシート(1)を作成
しておく。すなわち、第1図及び第2図に示すようにポ
ットシート(1)の横方向長さ及び縦方向長さを作成すべ
き第9図の如きポット苗(A)の横方向長さ及び縦方向長
さに等しい長さあるいはそれに近い長さに形成すると共
に、ポットシート(1)の横方向及び縦方向の夫々にポッ
ト(2)が所定間隔で並列する状態に形成しておく。これ
らポット(2)・・夫々は上細り形で上端側に苗出し開口(3)
が開口する台形に形成すると共に、苗出し開口(3)はこ
れを通してのポット内に対する土や種子の供給がし易い
よう極力大きく開口するように縦壁(4)の上端(4a)によ
って形成しておく。
そして、第3図及び第4図に示すように、ポットシート
(1)を苗出し開口(3)が上側になる姿勢で育苗箱(5)に収
容し、このシート収容状態にした育苗箱(5)を播種プラ
ントにおけるコンベア(6)の始端側に供給して床土供給
装置(7)の下方を移送させ、床土供給装置(7)において、
繰出し装置(7a)により床土をホッパー(7b)から繰出させ
てポットシート(1)の上に落下させると共に、床土落下
後のポットシート(1)に駆動回転ブラシ(7c)を作用させ
てポット内やポット間に対する掻出しを行わせることに
より、ポットシート(1)を育苗箱(5)に収容した状態で、
苗出し開口(3)からポット内に所定深さの床土(a)を供給
すると共に、ポット間に床土高さと同一またはほぼ同一
の高さの目土(b)を供給する。
この床土供給及び目土供給を終えた後に、育苗箱(5)を
コンベア(6)により灌水装置(8)の下方に移送させると共
に、灌水装置(8)からポットシート上に水を落下させる
ことにより、供給水がポット内に過剰に入り込むことを
ポット(2)の上細り形状によって防止しながら苗出し開
口(3)から床土(a)に水供給すると共に目土(b)に水供給
する。
この灌水を終えて灌水装置(8)から搬出された育苗箱(5)
のポットシート上に第7図及び第8図に示す如き播種ガ
イド(9)を載置し、このガイド載置状態になった育苗箱
(5)をコンベア(6)によって播種装置(10)の下方に移送さ
せ、第5図に示すように播種装置(10)の駆動回動される
点播形播種ロール(10a)により種子をタンク部から繰出
して播種ガイド(9)の上に落下供給させ、播種ガイド(9)
が方形受入れ口(9a)をして受入れた種子を傾斜ガイド面
(9b)により苗出し開口(3)に比例する大きさでかつ苗出
し開口(3)と同じ形状の排出口(9c)に落下案内させて苗
出し開口(3)に落下供給させることにより、床土供給を
終えた後に、種子(C)を苗出し開口(3)からポット内に落
下させて床土(a)の上に供給する。
この種子供給を終えた後に、第3図及び第6図に示すよ
うに、播種装置(10)から搬出された育苗箱(5)から播種
ガイド(9)を取外し、このガイド取外し状態になった育
苗箱(5)をコンベア(6)により覆土供給装置(11)の下方に
移送させ、覆土供給装置(11)の繰出し装置(11a)により
覆土をタンク部から繰出させると共にポットシート(1)
の上に落下させることにより、覆土(d)を苗出し開口(3)
からポット内に供給して種子(C)の上に被せる。
この覆土供給を終えて播種プラントから育苗箱(5)が搬
出されると、この播種済み育苗箱(5)を出芽室に搬入
し、種子(C)として未発芽種籾を採用した場合には発芽
させると共に第9図に示す如く苗出し開口(3)から茎葉
(e)を伸ばし出させ、種子(C)として既発芽種籾を採用し
た場合にはその芽を成長させると共に苗出し開口(3)か
ら茎葉を伸ばし出させ、もって、第9図に示す如く1株
分の苗が植付爪による横取出し回数に等しい数量が横方
向に並列し、この苗横列が田植機の苗縦送りピッチに等
しいピッチで所定数、縦方向に並列した田植機用のポッ
ト苗(A)を得るのである。
〔別実施例〕
床土供給装置としては、第10図に示すように、繰出し機
構(7a)からの床土を波板ガイド(7d)によりポットシート
(1)に落下供給し、波板ガイド(7d)のポットシート横方
向に並らぶガイド溝(7e)の作用によって床土が苗出し開
口(3)に流入し易いように構成した装置を使用する場合
にも本発明は適用できる。
ポットを円錐台形に形成する他、角錐台形に形成したポ
ットシートを使用してもよい。この角錐台形ポットの場
合には播種ガイドとして、排出口が角形のものを使用す
れば有利である。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るポット苗作成方法の実施例を示し、
第1図はポットシートの一部の斜視図、第2図はポット
シートの断面図、第3図は播種要領の説明図、第4図は
床土供給要領の説明図、第5図は種子供給要領の説明
図、第6図は覆土供給要領の説明図、第7図は播種ガイ
ドの断面図、第8図は播種ガイドの一部の平面図、第9
図はポット苗の断面図、第10図は別床土供給方法の説明
図である。 (1)……ポットシート、(2)……ポット、(3)……苗出し
開口、(4a)……縦壁上端、(5)……育苗箱、(a)……床
土、(c)……種子、(d)……覆土、(e)……茎葉。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上細り形のポット(2)がポット苗(A)の縦方
    向及び横方向に並列するポットシート(1)を有するポッ
    ト苗の作成方法であって、前記ポット(2)の苗出し開口
    (3)を前記ポット(2)の縦壁上端(4a)が形成する状態に前
    記ポットシート(1)を作成しておき、このポットシート
    (1)を前記苗出し開口(3)が上側になる姿勢で育苗箱(5)
    に収容し、この収容状態で、前記苗出し開口(3)から床
    土(a)をポット内に供給し、この床土供給の後に前記苗
    出し開口(3)から種子(C)を前記床土(a)に供給し、この
    種子供給の後に前記苗出し開口(3)から覆土(d)をポット
    内に供給すると共に、前記苗出し開口(3)から茎葉(e)を
    伸び出させるポット苗作成方法。
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JP2624389B2 (ja) * 1991-04-25 1997-06-25 株式会社クボタ ペーパーポット苗用の播種機とペーパーポット苗作成方法
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