JP2000262154A - 育苗装置 - Google Patents
育苗装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビニールハウスなどの温室内で、地面と離し
た高さ位置で、床土11を敷いた地箱10毎に、苗トレ
イを入れた育苗箱4単位で苗を成育させて、温度管理、
灌水管理、液肥料による養分の補充等の育苗管理を適切
に行えるようにする。 【解決手段】 平面視において、苗トレイ1に縦横マト
リックス状に形成されたセル部2毎に1株の苗を育苗す
る育苗装置であって、養土15とタマネギ種16とを収
容する各セル2の下面には開口を備える一方、苗トレイ
1を底板に多数の孔6が開口された育苗箱4にて支持さ
せ、地箱10に入れた床土11上に育苗箱4を密接載置
し、この地箱10を、灌水設備の整ったビニールハウス
などの温室内のベンチ上に載置して育苗する。
た高さ位置で、床土11を敷いた地箱10毎に、苗トレ
イを入れた育苗箱4単位で苗を成育させて、温度管理、
灌水管理、液肥料による養分の補充等の育苗管理を適切
に行えるようにする。 【解決手段】 平面視において、苗トレイ1に縦横マト
リックス状に形成されたセル部2毎に1株の苗を育苗す
る育苗装置であって、養土15とタマネギ種16とを収
容する各セル2の下面には開口を備える一方、苗トレイ
1を底板に多数の孔6が開口された育苗箱4にて支持さ
せ、地箱10に入れた床土11上に育苗箱4を密接載置
し、この地箱10を、灌水設備の整ったビニールハウス
などの温室内のベンチ上に載置して育苗する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、タマネギ
等の野菜苗を育苗する育苗装置の構造に関するものであ
る。
等の野菜苗を育苗する育苗装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、薄い合成樹脂シートにセル部
を縦横マトリックス状に形成した苗トレイを使用し、該
苗トレイにおけるセル部毎に養土とタマネギの種子を入
れて育苗し、このセルから成長した苗を取り出して苗移
植機にて圃場に移植することが行われていた。この場
合、タマネギの育苗期間が略60日と長く、各セル部内
の養土中の元肥と液肥料の追肥では、肥料不足となり、
タマネギ等のように根がひげ状に長く伸長する苗は、根
鉢部の養土に対する根張り力が弱くなる。また、茎(苗
葉)も細いから、前記セル部から苗を取り出して苗移植
機にて圃場に移植するとき、各根鉢部での根張り不足に
て養土が崩れ易く、さらに細い苗葉のために苗取出爪に
絡み易くなって移植作業が困難になるという問題があっ
た。
を縦横マトリックス状に形成した苗トレイを使用し、該
苗トレイにおけるセル部毎に養土とタマネギの種子を入
れて育苗し、このセルから成長した苗を取り出して苗移
植機にて圃場に移植することが行われていた。この場
合、タマネギの育苗期間が略60日と長く、各セル部内
の養土中の元肥と液肥料の追肥では、肥料不足となり、
タマネギ等のように根がひげ状に長く伸長する苗は、根
鉢部の養土に対する根張り力が弱くなる。また、茎(苗
葉)も細いから、前記セル部から苗を取り出して苗移植
機にて圃場に移植するとき、各根鉢部での根張り不足に
て養土が崩れ易く、さらに細い苗葉のために苗取出爪に
絡み易くなって移植作業が困難になるという問題があっ
た。
【0003】そこで、前記各セル内で根張りを十分に行
わせて、根鉢部の土が崩れないようにし、且つ茎(苗
葉)も太く丈夫にするため、従来は、苗トレイにおける
各セルに養土と種子とを収容し、この苗トレイを育苗箱
に入れる。この場合、各セルの底には開口を、育苗箱の
底板にも多数の孔を開口させておく。そして、この育苗
箱を、その底板が耕された地面(地床)に接するように
埋め込み、60日程度露地栽培する。なお、苗の育成途
中で苗葉の先を切り落とす。
わせて、根鉢部の土が崩れないようにし、且つ茎(苗
葉)も太く丈夫にするため、従来は、苗トレイにおける
各セルに養土と種子とを収容し、この苗トレイを育苗箱
に入れる。この場合、各セルの底には開口を、育苗箱の
底板にも多数の孔を開口させておく。そして、この育苗
箱を、その底板が耕された地面(地床)に接するように
埋め込み、60日程度露地栽培する。なお、苗の育成途
中で苗葉の先を切り落とす。
【0004】そうすると、各セル内で発芽した苗の根
は、長く下に伸び、セル底の開口及び育苗箱の底板の孔
を介して地床の土内に届く。そして地床の養分をもらっ
て苗の根は毛細根よりもはるかに太く長く成長するの
で、各セルの根鉢部は頑丈になり苗葉(茎)の部分も太
く丈夫になるのであった。なお、各セルから根鉢部を取
り出し易いように、育苗箱を地床から引き上げたとき、
その底板の孔から延び出した根の部分を切り落とし、隣
接する根鉢部同士の根が互いに絡みつかないようにして
いた。
は、長く下に伸び、セル底の開口及び育苗箱の底板の孔
を介して地床の土内に届く。そして地床の養分をもらっ
て苗の根は毛細根よりもはるかに太く長く成長するの
で、各セルの根鉢部は頑丈になり苗葉(茎)の部分も太
く丈夫になるのであった。なお、各セルから根鉢部を取
り出し易いように、育苗箱を地床から引き上げたとき、
その底板の孔から延び出した根の部分を切り落とし、隣
接する根鉢部同士の根が互いに絡みつかないようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、地床に育苗箱を載置する育苗方式では、前述の
露地のように、地床の箇所が限定されてしまい、養分の
補充や灌水作業等の育苗の管理が行き届かないし、天候
による成育の遅れ、病原菌や害虫による立ち枯れ等の等
も発生し易いという問題があった。
ように、地床に育苗箱を載置する育苗方式では、前述の
露地のように、地床の箇所が限定されてしまい、養分の
補充や灌水作業等の育苗の管理が行き届かないし、天候
による成育の遅れ、病原菌や害虫による立ち枯れ等の等
も発生し易いという問題があった。
【0006】本発明は、これらの従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、水稲の苗や野菜の苗、花類の苗
等を育成するためのビニールハウス(温室)を利用で
き、該ハウス内での育苗等が容易にできて、温度管理や
灌水等の育苗の管理が行い易い育苗装置を提供すること
を目的とするものである。
なされたものであって、水稲の苗や野菜の苗、花類の苗
等を育成するためのビニールハウス(温室)を利用で
き、該ハウス内での育苗等が容易にできて、温度管理や
灌水等の育苗の管理が行い易い育苗装置を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、平面視において、苗トレイに縦横マトリ
ックス状に形成されたセル部毎に1株の苗を育苗する育
苗装置であって、養土と種子とを収容する前記各セルの
下面には開口を備える一方、前記苗トレイを底板に多数
の孔が開口された育苗箱にて支持させ、地箱に入れた床
土上に前記育苗箱を載置したことを特徴とするものであ
る。
め、本発明は、平面視において、苗トレイに縦横マトリ
ックス状に形成されたセル部毎に1株の苗を育苗する育
苗装置であって、養土と種子とを収容する前記各セルの
下面には開口を備える一方、前記苗トレイを底板に多数
の孔が開口された育苗箱にて支持させ、地箱に入れた床
土上に前記育苗箱を載置したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の効果】上記の発明では、地床がなくても、床土
を敷いた地箱毎に苗トレイを入れた育苗箱単位で苗を成
育させることができ、地箱をテーブル等の地面と離した
高さ位置に置くことができるから、灌水設備の整ったビ
ニールハウスなどの温室を利用できる。このように、ビ
ニールハウスなどの温室内で育苗させることができる結
果、温度管理、灌水管理、液肥料による養分の補充等の
育苗管理が適切に行えるし、風、雪、霜等の天候による
苗枯れの心配をしなくて良いという効果も奏する。さら
に、苗の成育期間中に、育苗箱単位で移動させたり出荷
することが至極たやすくなる結果、育苗の管理が容易に
なるという効果を奏する。
を敷いた地箱毎に苗トレイを入れた育苗箱単位で苗を成
育させることができ、地箱をテーブル等の地面と離した
高さ位置に置くことができるから、灌水設備の整ったビ
ニールハウスなどの温室を利用できる。このように、ビ
ニールハウスなどの温室内で育苗させることができる結
果、温度管理、灌水管理、液肥料による養分の補充等の
育苗管理が適切に行えるし、風、雪、霜等の天候による
苗枯れの心配をしなくて良いという効果も奏する。さら
に、苗の成育期間中に、育苗箱単位で移動させたり出荷
することが至極たやすくなる結果、育苗の管理が容易に
なるという効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施例
について説明する。図1は育苗装置の全体側面図、図2
は要部拡大断面図、図3は苗が成育した状態の要部拡大
断面図である。
について説明する。図1は育苗装置の全体側面図、図2
は要部拡大断面図、図3は苗が成育した状態の要部拡大
断面図である。
【0010】苗トレイ1は、従来から公知の厚さ0.5
ミリメートル程度の可撓性硬質合成樹脂シートからブロ
ー成形方法等にて一体的に成形したもので、略矩形状の
上面開放でしたすぼまり状の角錐型のセル部2が、平面
視で縦横(マトリックス状)に一定間隔にて形成されて
いる。各セル部2は上面の開口の一辺が約20ミリメー
トル、底面の一辺が約9ミリメートル、高さ寸法が約3
8ミリメートル、各セル部2の底面に形成する開口3は
直径14ミリメートル程度である。
ミリメートル程度の可撓性硬質合成樹脂シートからブロ
ー成形方法等にて一体的に成形したもので、略矩形状の
上面開放でしたすぼまり状の角錐型のセル部2が、平面
視で縦横(マトリックス状)に一定間隔にて形成されて
いる。各セル部2は上面の開口の一辺が約20ミリメー
トル、底面の一辺が約9ミリメートル、高さ寸法が約3
8ミリメートル、各セル部2の底面に形成する開口3は
直径14ミリメートル程度である。
【0011】他方、平面視略矩形で、前記苗トレイ1全
体をすっぽりと入れることができる上面開放箱型の育苗
箱4は、肉厚約2〜3ミリメートルで合成樹脂材の成形
品であり、該育苗箱4の上面外周縁には、握り部兼用の
補強枠5が一体的に形成されている。育苗箱4の底板に
は、ほぼ全体にわたって格子状の枠7を介して上下に貫
通する多数の孔6が形成されている。
体をすっぽりと入れることができる上面開放箱型の育苗
箱4は、肉厚約2〜3ミリメートルで合成樹脂材の成形
品であり、該育苗箱4の上面外周縁には、握り部兼用の
補強枠5が一体的に形成されている。育苗箱4の底板に
は、ほぼ全体にわたって格子状の枠7を介して上下に貫
通する多数の孔6が形成されている。
【0012】符号10は、床土11を入れてその上に前
記育苗箱4を載置するための平面視矩形状の上面開放型
の地箱であって、同じく合成樹脂材にて四周の側板12
及び底板13を厚さ略5〜7ミリメートルとなるように
一体成形したものであり、底板13には適宜間隔で水抜
き孔14が穿設されている。
記育苗箱4を載置するための平面視矩形状の上面開放型
の地箱であって、同じく合成樹脂材にて四周の側板12
及び底板13を厚さ略5〜7ミリメートルとなるように
一体成形したものであり、底板13には適宜間隔で水抜
き孔14が穿設されている。
【0013】前記育苗箱4に入れた苗トレイ1をコンベ
ヤベルトを介して、図示しない土入れ装置及び播種装置
に送給して、まず各セル部2に養土15を適量充填して
鎮圧してから灌水し、次いでタマネギ種16を各セル部
2に1粒ずつ入れた後、同じく図示しない覆土入れ装置
にて各セル部2のタマネギ種16を覆土し、散水部にて
灌水する。
ヤベルトを介して、図示しない土入れ装置及び播種装置
に送給して、まず各セル部2に養土15を適量充填して
鎮圧してから灌水し、次いでタマネギ種16を各セル部
2に1粒ずつ入れた後、同じく図示しない覆土入れ装置
にて各セル部2のタマネギ種16を覆土し、散水部にて
灌水する。
【0014】前記養土は、通常、略等量のピートモスと
バーミキュライトを混合し、1リットルの養土に対し
て、150ミリグラムの窒素と800ミリグラムの燐酸
と、200ミリグラムのカリと、マグネシウムその他の
微量要素とを混合させる。また、覆土は一般にバーミキ
ュライトである。
バーミキュライトを混合し、1リットルの養土に対し
て、150ミリグラムの窒素と800ミリグラムの燐酸
と、200ミリグラムのカリと、マグネシウムその他の
微量要素とを混合させる。また、覆土は一般にバーミキ
ュライトである。
【0015】他方、ビニールハウス等の温度及び湿度管
理が容易な温室内に設けたベンチ(テーブル)17上
に、予め前記地箱10を並べ載置し、各地箱10内に床
土を略30ミリメートルの深さまで入れて灌水してお
く。
理が容易な温室内に設けたベンチ(テーブル)17上
に、予め前記地箱10を並べ載置し、各地箱10内に床
土を略30ミリメートルの深さまで入れて灌水してお
く。
【0016】前記播種済みの苗トレイ1を育苗箱4に入
れた状態のまま、前記地箱10の床土11しっかりと押
し込むようにして載置する。なお、床土11は、1平方
メートル当たりの一般の畑土につき、200グラムの苦
土石灰と、200グラムの化成肥料と、3キログラムの
完熟たい肥を混合したものを使用する。
れた状態のまま、前記地箱10の床土11しっかりと押
し込むようにして載置する。なお、床土11は、1平方
メートル当たりの一般の畑土につき、200グラムの苦
土石灰と、200グラムの化成肥料と、3キログラムの
完熟たい肥を混合したものを使用する。
【0017】そして、発芽までの期間中は、前記苗トレ
イ1の上面全体を被覆シート18にて覆い(図1の二点
鎖線参照)、高い発芽率が出現できるようにし、発芽後
には、十分な日光と適当な灌水を付与して育苗させる。
イ1の上面全体を被覆シート18にて覆い(図1の二点
鎖線参照)、高い発芽率が出現できるようにし、発芽後
には、十分な日光と適当な灌水を付与して育苗させる。
【0018】そして、苗トレイ1におけるタマネギ苗2
0が成長して草丈が200ミリメートル程度になったと
き、前記ベンチ17上の地箱10に載置したままの育苗
箱4を跨ぐようにして走らせる図示しない剪葉機にて草
丈が150ミリメートル程度なるように葉先を切り落と
し、図3に示すようにタマネギ苗20の地上部の高さ寸
法を揃えると共に、タマネギ苗20に衝撃を与えてひげ
状の根21の発育を促進させる。伸長した根21は、セ
ル部2の底の開口3から苗トレイ1の底の孔6を介して
地箱10中の床土11まで伸び、該床土11中の養分及
び水分を吸収して健苗に成育させることができ、タマネ
ギ苗20の茎(苗葉)を太くできると共にセル部2内に
根21を太く多く成育させて根鉢部を固くすることがで
きる。
0が成長して草丈が200ミリメートル程度になったと
き、前記ベンチ17上の地箱10に載置したままの育苗
箱4を跨ぐようにして走らせる図示しない剪葉機にて草
丈が150ミリメートル程度なるように葉先を切り落と
し、図3に示すようにタマネギ苗20の地上部の高さ寸
法を揃えると共に、タマネギ苗20に衝撃を与えてひげ
状の根21の発育を促進させる。伸長した根21は、セ
ル部2の底の開口3から苗トレイ1の底の孔6を介して
地箱10中の床土11まで伸び、該床土11中の養分及
び水分を吸収して健苗に成育させることができ、タマネ
ギ苗20の茎(苗葉)を太くできると共にセル部2内に
根21を太く多く成育させて根鉢部を固くすることがで
きる。
【0019】タマネギ苗20が移植可能な大きさに成育
したときには、移植作業の約一週間前に地箱10から苗
トレイ1ごと育苗箱4を持ち上げて下ろす乾燥馴れ作業
を行い、移植時の乾燥に対してタマネギ苗20が耐えて
良好に移植地に活着して成長可能とするよう乾燥に馴れ
させる。
したときには、移植作業の約一週間前に地箱10から苗
トレイ1ごと育苗箱4を持ち上げて下ろす乾燥馴れ作業
を行い、移植時の乾燥に対してタマネギ苗20が耐えて
良好に移植地に活着して成長可能とするよう乾燥に馴れ
させる。
【0020】移植作業の前日には、育苗箱4を持ち上げ
て、その底から突出している根21をへら等にて切除し
ておく。これにより、隣のセル部2の根21同士が絡み
あうのを無くして、移植作業を円滑にできるようにす
る。
て、その底から突出している根21をへら等にて切除し
ておく。これにより、隣のセル部2の根21同士が絡み
あうのを無くして、移植作業を円滑にできるようにす
る。
【0021】以上の構成により、地床がなくても、床土
11を敷いた地箱10毎に苗トレイ1を入れた育苗箱4
単位で苗を成育させることができ、地箱10をベンチ
(テーブル)17等の地面と離した高さ位置に置くこと
ができるから、灌水設備の整ったビニールハウスなどの
温室を利用できる。このように、ビニールハウスなどの
温室内で育苗させることができる結果、温度管理、灌水
管理、液肥料による養分の補充等の育苗管理が適切に行
えるし、風、雪、霜等の天候による苗枯れの心配をしな
くて良いという効果も奏する。さらに、苗の成育期間中
に、育苗箱単位で移動させたり出荷することが至極たや
すくなる結果、育苗の管理が容易になるのである。
11を敷いた地箱10毎に苗トレイ1を入れた育苗箱4
単位で苗を成育させることができ、地箱10をベンチ
(テーブル)17等の地面と離した高さ位置に置くこと
ができるから、灌水設備の整ったビニールハウスなどの
温室を利用できる。このように、ビニールハウスなどの
温室内で育苗させることができる結果、温度管理、灌水
管理、液肥料による養分の補充等の育苗管理が適切に行
えるし、風、雪、霜等の天候による苗枯れの心配をしな
くて良いという効果も奏する。さらに、苗の成育期間中
に、育苗箱単位で移動させたり出荷することが至極たや
すくなる結果、育苗の管理が容易になるのである。
【0022】なお、移植作業に際しては、育苗箱4から
苗トレイ1を取り出して、例えば、特開平7−8029
号公報や、特開平9−28130号公報に開示されてい
るような従来公知の苗移植機の苗供給装置に載置する。
この苗植付け装置は、苗載台から下向き傾斜状に移送さ
れる苗トレイにおけるセル部から苗を移植用カップに移
送するための苗取出爪等からなる受け継ぎ機構を備え、
苗移植機が圃場を走行しながら、苗トレイ1のセル部2
の根鉢部に上方向から左右一対の苗取出爪を突き刺した
後、当該一対の苗取出爪の先端側の左右間隔を縮まらせ
て根鉢部を掴み、引き上げる。次いで、移植用カップの
上方にて苗を放し、この移植用カップを上下揺動アーム
にて圃場面に押しつけて下端を開き、圃場に移植するの
である。
苗トレイ1を取り出して、例えば、特開平7−8029
号公報や、特開平9−28130号公報に開示されてい
るような従来公知の苗移植機の苗供給装置に載置する。
この苗植付け装置は、苗載台から下向き傾斜状に移送さ
れる苗トレイにおけるセル部から苗を移植用カップに移
送するための苗取出爪等からなる受け継ぎ機構を備え、
苗移植機が圃場を走行しながら、苗トレイ1のセル部2
の根鉢部に上方向から左右一対の苗取出爪を突き刺した
後、当該一対の苗取出爪の先端側の左右間隔を縮まらせ
て根鉢部を掴み、引き上げる。次いで、移植用カップの
上方にて苗を放し、この移植用カップを上下揺動アーム
にて圃場面に押しつけて下端を開き、圃場に移植するの
である。
【図1】育苗装置の概略側面図である。
【図2】育苗装置の要部拡大側断面図である。
【図3】タマネギ苗が成育した状態を示す育苗装置の要
部拡大側断面図である。
部拡大側断面図である。
1 苗トレイ 2 セル部 3 開口 4 育苗箱 6 孔 7 枠 10 地箱 11 床土 13 底板 14 水抜き孔 15 養土 16 タマネギ種 17 ベンチ 18 被覆シート 20 タマネギ苗 21 根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒井 浩一郎 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B027 NA07 ND03 NE02 QA02 QA05 QB03 RA02 RA13 RA14 RA22 RB04 RE27 SA09 SB01 SB12 SD02 SD07
Claims (1)
- 【請求項1】 平面視において、苗トレイに縦横マトリ
ックス状に形成されたセル部毎に1株の苗を育苗する育
苗装置であって、 養土と種子とを収容する前記各セルの下面には開口を備
える一方、前記苗トレイを底板に多数の孔が開口された
育苗箱にて支持させ、地箱に入れた床土上に前記育苗箱
を載置したことを特徴とする育苗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074761A JP2000262154A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 育苗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074761A JP2000262154A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 育苗装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262154A true JP2000262154A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13556597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11074761A Pending JP2000262154A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 育苗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000262154A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106688559A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 恩施市巨鑫现代农业开发有限公司 | 一种皇竹草的育苗方法 |
CN106688377A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 恩施市巨鑫现代农业开发有限公司 | 一种皇竹草的浸种育苗系统设备 |
CN113678724A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-23 | 浦江县云辰科技有限公司 | 一种农作物种苗培育装置及其使用方法 |
CN114303712A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-04-12 | 彭曦 | 一种农业实验用育苗装置 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11074761A patent/JP2000262154A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106688559A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 恩施市巨鑫现代农业开发有限公司 | 一种皇竹草的育苗方法 |
CN106688377A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 恩施市巨鑫现代农业开发有限公司 | 一种皇竹草的浸种育苗系统设备 |
CN113678724A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-23 | 浦江县云辰科技有限公司 | 一种农作物种苗培育装置及其使用方法 |
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