JPH0654764U - 鋼板乾燥装置 - Google Patents

鋼板乾燥装置

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JPH0654764U
JPH0654764U JP8929492U JP8929492U JPH0654764U JP H0654764 U JPH0654764 U JP H0654764U JP 8929492 U JP8929492 U JP 8929492U JP 8929492 U JP8929492 U JP 8929492U JP H0654764 U JPH0654764 U JP H0654764U
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compressed air
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浩之 閑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼板を乾燥させる際圧縮空気の消費量を少な
くして効果的に鋼板を乾燥する。 【構成】 洗浄水が付着した鋼板10が搬送ラインに沿
って搬送され、リンガーロール12によって鋼板に付着
した水分を絞り取られる。ブロアー13によって圧縮空
気とともにホットエアドライヤー14内熱風が鋼板のエ
ッジ部に吹きかけられ、残留水分が吹き飛ばされる。そ
の後、鋼板はホットエアドライヤー14内熱風によって
乾燥される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鋼板処理設備における乾燥工程で用いられる鋼板乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鋼板処理設備で鋼板を液体処理した際には、鋼板を洗浄した後、乾燥 工程において鋼板に付着した洗浄水を除去乾燥させる必要がある。このため、従 来、リンガーロールを用いて鋼板に付着した洗浄水を絞り取った後、鋼板のエッ ジ部に残った絞り残り水分を所謂エッジブローによって吹き飛ばし、その後、鋼 板をエアドライヤーで完全に乾燥させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、鋼板に付着した洗浄水をリンガーロールで絞り取っても、鋼板 のエッジ部には水分が残ってしまう。このため、エッジブローを用いて絞り残り 水分を吹き飛ばしている。エッジブローでは絞り残り水分を吹き飛ばす必要から 、一般に圧縮空気を用いており、エッジブローから多量の圧縮空気を直接鋼板に 吹きかけている。
【0004】 このように、従来乾燥工程では多量の圧縮空気を必要とするため、圧縮空気消 費の面からみて効率的でないという問題点がある。
【0005】 本考案の目的は圧縮空気の消費量を少なくして効果的に鋼板を乾燥することの できる鋼板乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、鋼板処理設備とともに用いられ、洗浄水が付着した鋼板を乾 燥させるための乾燥装置において、前記鋼板が搬送される搬送ラインに沿って配 置され、前記鋼板に付着した水分を絞り取るロール部と、該ロール部の後段に配 置され、入側及び出側を備え熱風によって前記鋼板を乾かすためのドライヤー部 と、前記入側近傍に配置され、前記鋼板にブロアー空気を吹きかけて前記鋼板に 残留する水分を吹き飛ばすブロアー部とを有し、前記ブロアー部には圧縮空気が 供給される圧縮空気供給孔部と、前記入側に面する第1の開口面と、該第1の開 口面に連通して前記鋼板に前記ブロアー空気を吹き掛けるための第2の開口面と が形成されており、前記圧縮空気とともに前記熱風を前記ブロアー空気として前 記鋼板に吹きかけるようにしたことを特徴とする鋼板乾燥装置が得られる。
【0007】
【作用】
本考案では、ドライヤー部の入側近傍にブロアー部を配置して、ブロアー部か ら圧縮空気とともにドライヤー部内熱風を鋼板に吹きかけるようにしたから、鋼 板に付着した水分を効果的に除去することができ、その結果、圧縮空気量を少な くして効果的に鋼板の乾燥を行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案について実施例によって説明する。
【0009】 図1を参照して、鋼板処理設備で液体処理された鋼板(以下ストリップと呼ぶ )10は洗浄された後、鋼板乾燥装置11に送られる。鋼板乾燥装置11はリン ガーロール12、ブロアー13、ホットエアドライヤー14、及びヒーター部1 5を備えている。
【0010】 ホットエアドライヤー14には入口開口部14a及び出口開口部14bが形成 されており、入口開口部14a及び出口開口部14bの近傍にはそれぞれブロア ー13が配設されている。
【0011】 ここで、図2も参照して、入口開口部14a側において、搬送ラインの上側及 び下側にブロアー13は配置されている。さらに、搬送ラインの中心軸線を中心 として左右両側にブロアー13が配置される。つまり、入口開口部14a側にお いて、合計4個のブロアー13が配置されていることになる。そして、これらブ ロアー13はストリップ10のエッジ方向に向けられている。出口開口部14b 側においても、同様の配置関係で合計4個のブロアー13が配置されている。
【0012】 図3を参照して、各ブロアー13は筒状体であり、その一端が吹出孔13aと して用いられ、他端が給気孔13bとして用いられる。さらに、各ブロアー13 には径方向に延びる貫通孔13cが形成されており、この貫通孔13cから圧縮 空気が供給される。
【0013】 再び図1を参照して、ホットエアドライヤー14には管路14aによってヒー ター部15が連結されており、ヒーター部15で加熱された加熱空気(熱風)は 管路14aを介してホットエアドライヤー14に与えられる。
【0014】 再び図1を参照して、ストリップ10は搬送ラインに沿って所定の方向に予め 定められた速度で搬送され(図1において左から右方向に搬送される)、まず、 リンガーロール12によってストリップ10に付着した洗浄水が絞り取られる。 この際、不可避的にストリップ10のエッジ部には洗浄水が残留する(以下この 洗浄水を残留洗浄水と呼ぶ)。
【0015】 前述したように、各ブロアー13にはそれぞれ貫通孔13cから圧縮空気が供 給される。図3に示すように、ブロアー13の内壁面はその径が給気孔13b側 から徐々に狭まるようになっており、貫通孔13cが形成された位置で内壁の径 は最小となる。そして、貫通孔13cが形成された位置から吹出孔13aに向っ て徐々に内壁径は広がっている。貫通孔13cがブロアー内壁面に臨んだ箇所で はエッジ13d及び13eが形成されることになり、上述のように内壁面が構成 されている関係上エッジ13dはエッジ13eよりも若干高くなっている。従っ て、貫通孔13cから供給された圧縮空気は実線矢印で示すように吹出孔13a 方向に流れることになる。
【0016】 圧縮空気の供給によって、ホットエアドライヤー14内の熱風及び周辺空気が 給気孔13bからブロアー13内に取り込まれ、これら熱風は圧縮空気とともに 吹出孔13aからストリップ10の上下エッジ部に向って吹き出される。これに よって入口開口部14a側においてストリップ10のエッジ部に付着した残留洗 浄水が吹き飛ばされる。
【0017】 その後、ストリップ10は入口開口部14aからホットエアドライヤー14内 搬送され、ここで、熱風によって乾燥される。出口開口部14bから出たストリ ップ10にはさらに出口開口部14b側に配置されたブロアー13によって熱風 が圧縮空気とともに吹きかけられ、これによって、ホットエアドライヤー14で 未乾燥の残留洗浄水が存在した際、この残留洗浄水は完全に除去されることにな り、乾燥工程が終了する。
【0018】 ここで、図4を参照して、入口開口部14aの左右端部分にに対応してダンパ ー16a及び16bを配設するようにしてもよい。そして、これらダンパー16 a及び16bによってそれぞれ入口開口部14aの左右端部分が開閉制御される 。つまり、ダンパー16a及び16bによって入口開口部14aの開口面積が調 整制御されることになる。ダンパー16a及び16bはシリンダー(図示せず) によって図4において上下方向に駆動され、ダンパー16a及び16bの駆動に つれて入口開口部14aの左右端部分が徐々に開閉されることになる。
【0019】 入口開口部14aの左右端部分が完全に開かれた際には、ホットエアドライヤ ー14内の熱風が入口開口部14aの左右端部分から漏れることになるから、結 果的に、ブロアー13から吹き出される熱風を含んだ空気量が増えることになる 。一方、入口開口部14aの左右端部分が完全に閉じられた際には、ホットエア ドライヤー14内の熱風が入口開口部14aの左右端部分から漏れることがなく なるから、結果的に、ブロアー13から吹き出される熱風を含んだ空気量が減る ことになる。このようにして、入口開口部14aの左右端部分を開閉制御するこ とによって、ブロアー13から吹き出し空気量を調節することができる。
【0020】 同様にして、出口開口部14bにもダンパーを設けてブロアー13からの吹き 出し空気量を調節するようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案ではドライヤー部(ホットエアドライヤー)入側 近傍にブロアー部を配置して、ブロアー部から圧縮空気とともにドライヤー部内 熱風を鋼板に吹きかけるようにしたから、鋼板に付着した水分を効果的に除去す ることができ、その結果、圧縮空気量を少なくして効果的に鋼板の乾燥を行うこ とができる効果がある。ホットエアドライヤーの出側近傍にもブロアー部を設け ることによってさらに効果的に鋼板を乾燥させることができる。また、入側及び 出側の開口面積を調節することによって必要に応じて鋼板に吹きかける熱風を含 んだ空気量を適宜調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による鋼板乾燥装置の一実施例を示す図
である。
【図2】図1に示すブロアー部と鋼板との位置関係を説
明するための図である。
【図3】図1に示すブロアー部の構造を示す断面図であ
る。
【図4】図1に示すホットエアドライヤーからの熱風の
漏れを調節するためのダンパーの動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
10 鋼板(ストリップ) 11 鋼板乾燥装置 12 リンガーロール 13 ブロアー 14 ホットエアドライヤー 15 ヒーター部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板処理設備とともに用いられ、洗浄水
    が付着した鋼板を乾燥させるための乾燥装置において、
    前記鋼板が搬送される搬送ラインに沿って配置され、前
    記鋼板に付着した水分を絞り取るロール部と、該ロール
    部の後段に配置され、入側及び出側を備え熱風によって
    前記鋼板を乾かすためのドライヤー部と、前記入側近傍
    に配置され、前記鋼板にブロアー空気を吹きかけて前記
    鋼板に残留する水分を吹き飛ばすブロアー部とを有し、
    前記ブロアー部には圧縮空気が供給される圧縮空気供給
    孔部と、前記入側に面する第1の開口面と、該第1の開
    口面に連通して前記鋼板に前記ブロアー空気を吹き掛け
    るための第2の開口面とが形成されており、前記圧縮空
    気とともに前記熱風を前記ブロアー空気として前記鋼板
    に吹きかけるようにしたことを特徴とする鋼板乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された鋼板乾燥装置にお
    いて、前記出側近傍には前記鋼板にサブブロアー空気を
    吹きかけて前記鋼板に残留する水分を吹き飛ばすサブブ
    ロアー部が配置され、該サブブロアー部には圧縮空気が
    供給されるサブ圧縮空気供給孔部と、前記出側に面する
    第3の開口面と、該第3の開口面に連通して前記鋼板に
    前記ブロアー空気を吹き掛けるための第4の開口面とが
    形成されており、前記圧縮空気とともに前記熱風を前記
    サブブロアー空気として前記鋼板に吹きかけるようにし
    たことを特徴とする鋼板乾燥装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された鋼板乾燥装置にお
    いて、前記ブロアー部の前記第2の開口面及び前記サブ
    ブロアー部の前記第4の開口面はそれぞれ前記鋼板のエ
    ッジ部に向けられていることを特徴とする鋼板乾燥装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された鋼板乾燥装置にお
    いて、前記入側及び前記出側にはそれぞれ前記入側及び
    前記出側の開口面積を調節するための調節手段が配置さ
    れていることを特徴とする鋼板乾燥装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032116A (ja) * 1983-08-02 1985-02-19 Canon Inc 磁気記録媒体
JPH0225436A (ja) * 1988-05-25 1990-01-26 Hoechst Celanese Corp エポキシドからの1,3―ジオールの製造方法
JP3078067U (ja) * 2000-12-01 2001-06-22 徹太郎 高津 携帯端末機

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