JPH0654502B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH0654502B2
JPH0654502B2 JP61156073A JP15607386A JPH0654502B2 JP H0654502 B2 JPH0654502 B2 JP H0654502B2 JP 61156073 A JP61156073 A JP 61156073A JP 15607386 A JP15607386 A JP 15607386A JP H0654502 B2 JPH0654502 B2 JP H0654502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 画像処理方法に係り、特にパターンマツチング,空間積
和演算における可変テンプレートによる画像処理方式に
関する。
〔従来の技術〕
現在は、テンプレートマツチング法では、12×8程度
の大きさで固定サイズであり可変のものはまだ見当らな
い。空間積和演算は最大3×3のマトリツクスで、2×
2のマトリツクスも選択できるようになつている。しか
し、3×3以上についてはまだ見当らない(参考公知例
に特開昭60−72083号などがある)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
テンプレートマツチングにおいてテンプレートサイズは
従来12×8程度で固定であり小さすぎる。また実際に
これを応用する場合には、解析しようとする対象物の仕
様により最適なテンプレートの大きさやテンプレートの
形状がある。すなわちテンプレートマツチング法で検出
したい特徴点の大小によりテンプレートの大きさを選定
すると共に、特徴点の形状により縦長のテンプレートや
横長のテンプレートを選択できると都合がよいことがわ
かる。空間積和演算についても同様のことがいえる。従
って本発明の目的は、一定の大きさのテンプレートまた
はマトリックスを用いて画像処理を行なう場合でも、テ
ンプレートまたはマトリックスを可変にしたのと同様の
効果を得ることができる画像処理方法を提供することで
ある。これにより画像認識性能の大幅な向上が期待でき
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、所定の位置に注目点を有する単位大きさ
の前記演算領域にて前記画像メモリ上の画像データ全面
にわたって演算を行なうことにより、テンプレートマッ
チング処理または空間積和演算処理を施し、その処理結
果データをメモリに書き込むことを、異なる領域に対応
した複数の前記単位大きさの演算領域毎に順次行ない、
前記複数の単位大きさの演算領域を合成するために、前
記複数の単位大きさの演算領域それぞれの注目点に基づ
く前記処理結果データを、合成後の演算領域の注目点に
基づいた処理結果データに変換する処理を行なって、前
記複数の単位大きさの演算領域毎の前記処理結果データ
を加算することにより達成できる。
〔作用〕
上記手段によれば、たとえば8×12画素の大きさのテ
ンプレートを用いても、これによる画像処理を複数回実
行し、処理結果を処理過程において合成するのでテンプ
レートサイズを拡大したのと同じ効果がある。空間積和
演算も同様である。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第20図により詳細に説明
する。
(1)原理及び構造 本発明の一実施例を第1図に示す、1は処理対象の画像
を格納してある画像メモリである。2は処理結果を格納
するための画像メモリで、3は本発明の演算領域可変画
像処理機構である。1,2及び3は、コントローラ9に
より起動制御できるようになつている。コントローラ9
はシステムバス10に結合されている。4は、演算パラ
メータ定数である。演算パラメータ定数4はテンプレー
トマツチングのテンプレートや空間積和演算における定
数マトリツクス等である。処理機構3では、演算パラメ
ータ4を画像メモリ1上の画像上を全面にわたつて画像
データとの演算を行いその結果を画像メモリ2上に書き
込むように仕組んである。11はシステムバス10とコ
ントローラ9間のインターフエース、12はコントロー
ラ9と画像メモリ読込機構5間のインターフエース、1
3はコントローラ9と処理機構3間のインターフエー
ス、18はコントローラ9と画像メモリ書込機構6間の
インターフエース、14はコントローラ9とレジスタ7
間のインターフエース、16は、レジスタ7と画像メモ
リ書込機構6間のインターフエース、15は、画像メモ
リ読込機構5と処理機構3間のインターフエース、17
は処理機構3と画像メモリ書込機構6間のインターフエ
ースである。レジスタ7は、処理機構3で処理した結果
を対応する画像メモリの番地に格納するためのレジスタ
で、書込スタート番地(Δx,Δy)の情報を格納され
ている。画像メモリ書込機構6は、このレジスタ7の情
報をもとに転送されてくる画像情報を対応する番地にデ
ータの書き込みを行うようにしている。処理機構3は、
演算パラメータ4の大きさを種々指定して実行できるよ
うな構成となつている。第2図に演算領域の基本サイズ
を示す。演算領域は演算パラメータとも呼称し、縦方向
と横方向の次元をもつておりハード的に実現されている
最小単位を、基本サイズと定義するものとする。基本サ
イズの大きさは、第2図に示すように、m1×n1仮定して
おく。演算領域の注目点は、m1×n1の図心近くのp点
(m0,n0)とするものとする。第3図は、演算領域可変
方式の演算領域のサイズの一実施例である。例えば次の
ような各サイズを任意に選択して使用できる。
A B C D :基本サイズ AB′C′D :縦2倍サイズ AB″C″D :縦4倍サイズ ABCD:縦8倍サイズ A B E F :縦1倍横2倍サイズ AB′E′F :縦2倍横2倍サイズ AB″E″F :縦4倍横2倍サイズ ABEF:縦8倍横2倍サイズ A B G H :縦1倍横4倍サイズ AB′G′H :縦2倍横4倍サイズ AB″G″H :縦4倍横4倍サイズ ABGH:縦8倍横4倍サイズ 本文では縦8倍、横4倍サイズまでの処理にて以上便宜
上説明するが、本発明は、倍数そのものは特に関係なく
倍数を可変にできるというところを特徴としているの
で、その他の倍数の例について本文で記述しないが、本
文から当然推測できるのであえて明記しない。
また、本文では縦方向の合成処理を先に実行し、次に列
の合成を実行しているが、これも逆の順序の場合は当然
本文から推測できるのであえて明記しない。
第4図は、演算領域を基本サイズ単位の要素に分割例と
示す。第3図に示す19〜30の演算領域は要素19,
33〜63を組合せて実現できることを示している。第
5図は縦方向に2個の要素19及び33を合成して演算
領域20を作成する例を示す。要素19の注目点はp1
9であり、要素33の注目点はp33で、合成後の演算
領域20の注目点はp20である。注目点とは演算領域
の中心を示し、結果を画像メモリに格納する場合の基準
となる演算領域内の座標点である。第6図は横方向2個
の演算領域26,103を合成し、演算領域30を合成
する例を示す。演算領域26の注目点はp26で、演算
領域103の注目点はp103である。合成後の演算領
域30の注目点はp30である。第7図は縦及び横方向
に合成の例である。要素19,33,40,41を合成
して演算領域24を作成の場合の例である。第8図
(A),(B)は、演算領域が基本サイズの時の従来の
処理例を示している。処理機構31は従来のテンプレー
トや空間積和演算処理を実行する機能を有する。32は
演算領域すなわち演算パラメータである。テンプレート
マツチングの場合にはテンプレートであり空間積和演算
ではマトリツクス定数である。処理機構31は、画像メ
モリ1の内容と演算パラメータ32を使用して処理を実
行し、画像メモリ上2に順次書き込んでいく。テンプレ
ートマツチング処理を例にとつて説明すると入力画像メ
モリ上の座標(i,j)におけるテンプレートマツチン
グ処理は次式で示せる。
ここで (i,j) :被処理対象画像メモリ上の注目画素座標 V(i,j):テンプレートマツチング処理の結果(画
像メモリ2上の(i,j)番 地に書き込
まれる) m:テンプレートの横方向の大きさを画素数で示
す n:テンプレートの横方向の大きさを画素数で示
す (m,n) :テンプレート上の任意の座標点 (m0,n0):テンプレートの注目点座標 F(i−m0+m,j−n0+n):テンプレートの座標点
(m, n)に対応する入力画像上の値 PT(n,m):テンプレート上の座標点(m,n) RTM{F,PT}:FとPTが一致した時1とし不一
致の時0とする。
テンプレートマツチングでは、上述の処理を入力画像の
全画素に対して実行させる。本発明例は、テンプレート
32の大きさを任意に拡大すると同様の効果を得ること
ができる。
第9図は、縦方向に演算領域に拡大する(合成)場合の
処理を流れ図にて示す(処理対象は第5図に示すものに
ついて説明してある)。テンプレート19によりテンプ
レートマツチング処理を行う(BOX−A)。処理結果
は、注目点p19に対するものであるから最終のテンプ
レート20に対する注目点p20に移す処理を行う(B
OX−B)。ここでは注目点をp19からp20へ移す
処理は、画像シフト処理により行う。上記手順を全てハ
ード化して行う場合にはデイレイ機能により実現する
(詳細は後述する)。次にテンプレート33に対するテ
ンプレートマツチング処理を実行する(BOX−C)。
次に注目点の移動を行う(BOX−D)。上述の2個の
処理結果画像を加算することにより最終的なテンプレー
ト20に対するテンプレートマツチング処理結果が得ら
れる(BOX−E)。加算結果が、格納するメモリに対
してオーバーフローする時は、加算結果を1/2するも
のとする。
第10図は、横方向の合成の例である(処理対象は第6
図を例に説明する)。テンプレート26によるテンプレ
ートマツチング処理を行い(BOX−A),注目点の移
動を行う(BOX−B)。次にテンプレート103によ
るテンプレートマツチング処理を行い(BOX−C),
注目点の移動を行う(BOX−D)。上記2個の処理結
果を加算して最終的なテンプレート30に対するテンプ
レートマツチング結果を得る(BOX−E)。結果がオ
ーバーフローする時は1/2する。
第11図は、処理結果を出力画像に書き込む時に処理結
果を対応する出力画像の番地に書き込むためにオフセツ
ト量(Δx,Δy)を与えて書き込ませるようにしたも
のである。
第12図(A),(B)は、演算領域の分割例を示す。
演算領域の合成手順は次の方法が考えられる。
(1)方式1(第12図(A)参照) ・第1要素と第2要素を合成し、第1ブロツクを作成す
る。
・同様に第2ブロツク,第3ブロツク,第4ブロツクを
作成する。
・第1ブロツク〜第4ブロツクを合成し第1列を作成す
る。
・同様にして第2列,第3列、第4列を作成する。
・第1列〜第4列を合成して最終的なテンプレートの結
果を得る。
(2)方式2(第12図(B)参照) ・第1要素と第2要素を合成し第1ブロツク及び第2ブ
ロツクを作成する。
・第1ブロツクと第2ブロツクを合成して第1行を作成
する。
・同様にして第2行〜第8行を作成する。
・第1行〜第8行を合成して最終的なテンプレートの結
果を得る。
本発明の演算領域を可変とする画像処理方式は上述の2
方式がある。本文では、方式1にて実施例を以下説明す
る。方式2は、方式1と同様の原理で実現できるので説
明は省略した。
第13図〜第17図は、方式1をハードウエアで実現す
る場合の処理フローである。第18図〜第20図はハー
ドウエアの構成を示す。
第13図は、全体処理を流れ図にて示す。まず、初期設
定処理を行い、処理に必要なレジスタの設定を行う(B
OX−A)。次に、1行目の処理を行い(BOX−
B),2行目の処理(BOX−D)はデイレイ(BOX
−C)を介して実行する。3行目の処理(BOX−G)
は、更にデイレイ(BOX−F)を介して実行する。4
行目の処理(BOX−I)はデイレイ(BOX−H)を
介して行う。1行目の処理結果と2列目の処理結果を画
像加算処理(BOX−E)する。また、3列目の処理結
果と4列目の処理結果を画像加算処理する(BOX−
J)。上記の2個の加算結果を再び加算する(BOX−
K)により最終結果が得られる。処理過程のデイレイ
(BOX−C,BOX−F,デイレイH等)は画像加算
のタイミングを合致させる為に設けたものである。デイ
レイの量は、テンプレートの幅であるm1画素相当の時間
である。第14図は、初期設定処理の詳細を示す。ま
ず、基本の処理機構毎に対応する要素のデータを割付け
(BOX−100),演算領域の大きさを規定するため
のモードをレジスタに書込み(BOX−200),各デ
イレイに設定量を決定し書込む(BOX−300)。第
15図は、第1ブロツクから第4ブロツクの処理結果か
ら第1列の処理結果を得るための処理フローを示す。第
1ブロツクの処理は入力データを直接入力して処理を行
う(BOX・B100)第2ブロツクの処理(BOX・
B250)は、デイレイ(BOX・B200)を介して
実行する。第3ブロツクの処理(BOX・B250)
は、更にデイレイ(BOX・B300)を介して行う。
第4ブロツクの処理(BOX・B450)は、更にデイ
レイ(BOX・B400)を介して実行する。第1ブロ
ツクと第2ブロツクの処理結果に対して画像加算処理す
る(BOX・B280)。また第3ブロツクと第4ブロ
ツクの処理結果に対しても同じく画像加算処理を行う
(BOX・B380)。上記2個の加算処理結果に対し
て更に加算処理を行う(BOX・B500)。デイレイ
は、各加算処理のためのタイミングを合致させるための
ものであり2nラインの遅延を生じるだけのデイレイ
とする。第16図は、2個の要素の合成処理のフローを
示す。まず、第1要素の処理は入力データを直接使用す
る(BOX−100)。第2要素の処理(BOX・30
0)はデイレイ(BOX−200)を介して行う。上記
2個の処理結果に対して画像加算処理して(BOX−4
00)ブロツクの処理結果を得る。デイレイは、n
インに相当する遅延を生ずるだけのデイレイ時間とす
る。第17図は基本サイズの処理内容の例を示す。処理
内容としてはテンプレートマツチング(BOX−20
0)や空間積和演算(BOX−300)等である。これ
らの処理は、分離して準備しても、合わせた機能を選択
できるようにしてもよい。
以上の処理をハードウエア化した場合の構成を第18図
〜第20図に示す。第18図は、第16図の処理フロー
をハードウエア化した場合の例である。31a及び31
bは基本サイズの処理機構である。64はデイレイで、
65は加算機構である。67は出力データセレクタであ
る。32a及び32bは演算パラメータ用レジスタであ
る。
66は加算処理のパラメータ用のレジスタである。68
は、出力データ用レジスタでモード決定条件を格納する
のに使用する。66は加算機構65用のレジスタであ
る。画像入力データライン71からの入力データは直接
処理機構31aの入力となる。処理機構31bへの入力
は、デイレイ64を介して行う。処理機構31a及び処
理機構31bの処理結果に対して加算機構65により画
像加算処理を行う。レジスタ32aには第1要素の演算
パラメータを、レジスタ32bには第2要素の演算パラ
メータを格納する。レジスタ66には、加算結果を割算
するための定数を格納している。レジスタ類(32a,
32b,66,68)やデイレイの初期設定はインター
フエース13aを介して行う。次に出力データセレクタ
67の機能について簡単に説明する。処理機構70は、
次の3種類のモードをもつている。
モード1:2倍合成結果を出力する。
加算機構65の出力76を最終的な出力とす
るように出力データセレクタ 67を指定する
とよい。
モード2:基本サイズの処理結果を出力する。
処理機構31aの出力77を最終的な出力と
するように出力データセレク タ67を指定す
るとよい。
モード3:無処理。
入力データをそのまま出力する。
入力データ71を最終的な出力とするように
出力データセレクタ67を指 定するとよい。
データセレクタは、バイパスの78を選択す
るようにする。
出力データセレクタ67は以上のように仕組んであるの
で、本発明の特徴とする各種サイズの演算パラメータを
選択できるのである。モード選択条件はレジスタ68に
記憶しておく。第19図は、2倍演算合成機構70を4
台使用して縦方向に8倍までの演算合成機構の実施例で
ある。本装置への入力は91である。演算機構70aの
入力は、本機構85への入力がそのままである。演算機
構70bへの入力は、デイレイ81aを介して、また演
算機構70cへの入力は、更にデイレイ81bを介す
る。また演算機構70dへの入力は、更にデイレイ81
cを介して行う。このデイレイ回路により加算機構での
タイミングが調整される。演算機構70a及び70bの
出力79a及び79bは、加算機構80aの入力に、演
算機構70c及び70dの出力79c及び79dは、加
算機構80bの入力となる。加算機構80a及び80b
の出力86a及び86bは加算機構80cの入力とな
る。加算機80cの出力87は、出力データセレクタへ
の出力となる。出力データセレクタ83には更に加算機
80aの出力88,入力データ91のバイパス回路90
などが接続される。出力データセレクタ83は、上述の
4種類の中から1つだけを選択し、最終的な出力93と
するように仕組んである。選択するための条件はレジス
タ84にあらかじめ設定しておくようにしてある。この
ように仕組んであるのでこの機構には、次のようなモー
ドを選択できることがわかる。
モード4:8倍合成結果を出力する。
加算機構80cの出力87を最終出力92と
するように出力データセレク タを選択させ
る。
モード5:4倍合成結果を出力する。
加算機構80aの出力88を最終出力92と
なるように出力データセレク タを選択させ
る。
モード6:2倍合成結果を出力する。
演算領域合成機構70aの出力89を最終出
力92となるように出力デー タセレクタを選
択する。
モード7:無処理。
入力データ91をそのまま最終出力92とす
るように出力データセレクタ 83を指定す
る。
第20図は、8倍演算合成機構85を4台用いて横合成
処理により32倍までの演算合成する実施例である。入
力データ15は、演算領域合成機構85aに直接入力す
る。機構85bにはデイレイ93aを介して入力する。
機構85cには更にデイレイ93bを介して、機構85
dにはデイレイ93cを介して入力する。機構85a及
び85bの出力92a及び92bは、加算機構94aの
入力となる。機構85c及び85dの出力92c及び9
2dは加算機構94bの入力となる。加算機構94a及
び94bの出力98a及び98bは加算機構94cの入
力となる。加算機構94cの出力は、99で出力データ
セレクタ96に接続してある。出力データセレクタ96
には、更に、加算機構94aの出力、機構85aの出力
101,入力15のバイパス回路102等が接続されて
いる。従つて出力データセレクタにより次のようなモー
ドを自由に選択できることがわかる。
モード8:32倍合成結果を出力する。
加算機94cの出力99が最終出力17とな
るように出力データセレク タを指定する。
モード9:16倍合成結果を出力する。
加算器94aの出力100を最終出力17と
するように出力データセレク タを指定す
る。
モード10:8倍合成結果を出力する。
機構85aの出力101を最終出力17とす
るように出力データセレクタ を指定する。
モード11:無処理。
入力データ15のバイパス回路102を最終出
力17とするように出 力データセレクタを指
定する。
演算パラメータを正しく決定するには、モード1〜モー
ド11を適切に選択すればよい。その1例を示すと次の
ようになる。
(1)演算パラメータ19(基本サイズ)ABCD 機構70内のモード指定:モード2 機構85内のモード指定:モード6 機構3内のモード指定:モード10 (2)演算パラメータ20 AB′C′D 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード6 機構3内のモード指定:モード10 (3)演算パラメータ21 AB″C″D 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード5 機構3内のモード指定:モード10 (4)演算パラメータ22 ABCD 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード4 機構3内のモード指定:モード10 (5)演算パラメータ23 ABEF 機構70内のモード指定:モード2 機構85内のモード指定:モード6 機構3内のモード指定:モード9 (6)演算パラメータ24 AB′E′F 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード6 機構3内のモード指定:モード9 (7)演算パラメータ25 AB″E″F 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード5 機構3内のモード指定:モード9 (8)演算パラメータ26 ABEF 機構70内のモード指定:モード1 機構85のモード指定:モード4 機構3内のモード指定:モード9 (9)演算パラメータ27 ABGH 機構70内のモード指定:モード2 機構85内のモード指定:モード6 機構3内のモード指定:モード8 (10)演算パラメータ28 AB′G′H 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード6 機構3内のモード指定:モード8 (11)演算パラメータ29 AB″G″H 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード5 機構3内のモード指定:モード8 (12)演算パラメータ30 AB″G″H 機構70内のモード指定:モード1 機構85内のモード指定:モード4 機構3内のモード指定:モード8 本発明の方式では以上のような構成となつているので、
演算パラメータを縦方向及び横方向に任意に拡大できる
のである。以上の説明では、縦方向を先に合成し、その
後横方向を合成する方式について記述してきたが、逆の
場合も原理は全く同じであり本発明の方式は、縦方向を
先にする方式及び横方向の合成を先にする方式の両方式
を含む。また上述の処理の全てをハードウエア化するの
は物量が大きくなりすぎるので、その1部をハードウエ
ア化し、残りの1部分をソフトを介して行つてもよい。
(2)動作の説明 第18図により2倍演算合成機構の動きについて説明す
る。本機構は、縦方向に隣接した2個のテンプレート
(基本サイズ)を合成する機能をもつているので、要素
19及び要素33を用いて、2倍サイズのテンプレート
20を作成する時の処理について説明する。まずインタ
ーフエース13aを介して、演算パラメータ用レジスタ
32aには、要素19の演算パラメータをレジスタ32
bには、要素33の演算パラメータを格納しておく。ま
たデイレイ64には、インターフエース13aを介して
デイレイタイムの量を書き込むが、書き込む値は、2つ
の要素19と要素33の注目点p19とp33の差、す
なわちnライン分だけ遅延させるようにすればよい。
次に第19図により縦方向に2個以上の合成について説
明する。8台演算合成機構85のデイレイは、2n
イン分の遅延時間となるようにする。すなわち、インタ
ーフエース13bを介してデイレイ81a,81b,8
1c,81dにデイレイの大きさをセツトする。また、
加算機80a,80b,80cに対しては、加算結果を
1/2するように、レジスタ82a,82b,82cに
インターフエース13bを介して書き込んでおく。モー
ド設定は、インターフエース13bを介してレジスタ8
4にセツトしておく。このようにして駆動をすることに
よりテンプレートの要素を縦方向1列分の合成が完了で
きる。1列に対して合成機構85を1台必要で、幅方向
に何倍にするかにより使用台数が決定される。1列目に
対してのテンプレート要素の合成要素70への設定の組
合わせは次のようになる。
2列目以降については、第4図の一つ右の列におきかえ
られるとよい。3列目以降も同様である。
次に第20図により32倍演算合成機構について説明す
る。デイレイ93a,93b,93cには、基本テンプ
レートの幅をmとするとm画素だけの遅延を生じさ
せるようにデータを設定しておく。加算結果は1/2と
なるようにレジスタ95a,95b,95cにデータを
セットしておくとよい。モードはレジスタ97にあらか
じめデータをセットしておくものとする。合成機構85
a,85b,85c,85dには、左から順に第1列,
第2列,第3列,第4列の要素を合成するように初期デ
ータを設定しておくものとする。
合成機構85a:要素19,33〜36 合成機構85b:要素40〜47 合成機構85c:要素48〜55 合成機構85d:要素56〜63 以上のような準備をしておき駆動することにより任意の
サイズ,形状のテンプレートマツチングや空間積和演算
を実行させることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、一定の大きさのテンプレートまたはマ
トリックスにより画像処理を行なう場合でも、ハードウ
ェアを増やすことなく、テンプレートまたはマトリック
スの大きさを可変にしたのと同様な画像処理ができるの
で、高精度でかつ汎用性の高い画像処理システムを容易
に構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の演算領域可変すなわち演算定数パラメ
ータのサイズを可変とした画像処理装置の一実施例であ
る。第2図は演算領域の基本サイズを示す。第3図は、
演算領域可変方式における領域サイズの一実施例を示
す。第4図は演算領域の要素分割方例を示す。第5図は
縦方向の演算領域の合成例である。第6図は横方向の演
算領域の合成例である。第7図は縦横方向への演算領域
の合成例である。第8図(A),(B)は基本サイズの
演算領域における画像処理例を示す。第9図は縦方向の
演算領域の合成処理を流れ図にて示す。第10図は横方
向の演算領域の合成処理を流れ図にて示す。第11図は
本発明の装置に適用する画像メモリ機構の一実施例を示
す。第12図(A),(B)は、演算領域の分割例を示
す。第13図は本発明の画像処理装置の全体処理フロー
を示す。第14図は初期設定処理の詳細を流れ図にて示
す。第15図は列方向の合成処理を流れ図にて示す。第
16図は、縦方向に相隣る2個の要素を合成してブロツ
ク単位の処理の実施例を示す。第17図は基本サイズの
処理である。第18図は2倍演算合成機構を示す(第1
6図の処理フローに相当する)。第19図は8倍演算合
成機構である(第15図の処理フローに相当する)。第
20図は、32倍演算合成機構である(第13図の処理
フローに相当する)。 1…入力画像メモリ、2…画像処理結果出力用画像メモ
リ、3…演算領域可変画像処理機構、4…演算パラメー
タ、5…画像メモリ読込機構、6…画像メモリ書込機
構、7…レジスター、8…画像メモリ機構、9…コント
ローラー、10…システムバス、11…システムバスと
コントローラのインタフエース、12…画像メモリ読込
機構のインターフエース、13…演算領域可変画像処理
機構のインターフエース、14…レジスタ7とのインタ
ーフエース、15…演算領域可変画像処理機構3への入
力データ、16…レジスタ7と画像メモリ書込機構6と
のインターフエース、17…演算領域可変画像処理機構
3からの出力データ、18…画像メモリ書込機構インタ
ーフエース、19…演算パラメータ(基本サイズ)、2
0…演算パラメータ(基本サイズを縦に2倍)、21…
演算パラメータ(基本サイズを縦に4倍)、22…演算
パラメータ(基本サイズを縦に8倍)、23…演算パラ
メータ(基本サイズを横に2倍)、24…演算パラメー
タ(基本サイズを4倍)、25…演算パラメータ(基本
サイズを8倍)、26…演算パラメータ(基本サイズを
16倍)、27…演算パラメータ(基本サイズを横に4
倍)、28…演算パラメータ(基本サイズを8倍)、2
9…演算パラメータ(基本サイズを16倍)、30…演
算パラメータ(基本サイズを32倍)、31…テンプレ
ートマツチング又は空間積和演算処理、機構(基本サイ
ズの処理)、32…演算パラメータ用レジスタ、33〜
63…テンプレートまたはコトリツクスの要素、64…
デイレイ、65…加算機構、66…加算処理のパラメー
タ用レジスタ、67…出力データセレクタ、68…出力
データセレクタ用レジスタ、69…テンプレートレジス
タ用インタフエース、70…演算領域合成機構(2倍合
成)71…演算領域合成機構70への入力データライ
ン、72…デイレイ64の出力、73…デイレイのない
演算結果の出力、74…デイレイのある演算結果の出
力、75…加算機構65とレジスタ66のインターフエ
ース、76…加算機構の出力ライン、77…デイレイの
ない演算機構31aの出力、78…無処理のためのバイ
パスライン、79…演算領域合成機構70の出力デー
タ、80…加算機構、81…デイレイ、82…加算機構
用レジスタ、83…出力データセレクタ、84…出力デ
ータセレクタ用レジスタ、85…演算領域合成機構(8
倍)、86…加算機構の出力、87…加算機構80cの
出力、88…加算機構80aの出力、98…演算領域合
成機構70aの出力、90…未処理のためのバイパスラ
イン、91…演算領域合成機構85への入力ライン、9
2…演算領域合成機構85の出力ライン、93…デイレ
イ、94…加算機構、95…加算機構用レジスタ、96
…出力データセレクタ、97…出力データセレクタ用レ
ジスタ、98…加算機構94の出力、99…加算機構9
4cの出力、100…加算機構94aの出力、101…
演算領域合成機構85の出力102…無処理のためのバ
イパスライン、103…演算パラメータ(DCGH
に相当する)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物の画像を取り込み、該画像の画像メ
    モリ上の画像データについて、テンプレートまたはマト
    リックスからなる演算領域により、テンプレートマッチ
    ング処理または空間積和演算処理を行なう画像処理方法
    において、 所定の位置に注目点を有する単位大きさの前記演算領域
    にて前記画像メモリ上の画像データ全面にわたって演算
    を行なうことにより、テンプレートマッチング処理また
    は空間積和演算処理を施し、その処理結果データをメモ
    リに書き込むことを、異なる領域に対応した複数の前記
    単位大きさの演算領域毎に順次行ない、 前記複数の単位大きさの演算領域を合成するために、前
    記複数の単位大きさの演算領域それぞれの注目点に基づ
    く前記処理結果データを、合成後の演算領域の注目点に
    基づいた処理結果データに変換する処理を行なって、 前記複数の単位大きさの演算領域毎の前記処理結果デー
    タを加算することにより、 前記単位大きさの演算領域よりも大きな演算領域にてテ
    ンプレートマッチング処理または空間積和演算処理を施
    したのと実質的に同様の処理結果を得ることを特徴とす
    る画像処理方法。
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JPH06348901A (ja) * 1993-06-08 1994-12-22 Nec Corp 多重解像度画像特徴抽出装置

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US4706079A (en) * 1983-08-16 1987-11-10 International Business Machines Corporation Raster scan digital display system with digital comparator means
JPH0624008B2 (ja) * 1984-11-29 1994-03-30 株式会社日立製作所 並列画像処理プロセツサ

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