JPH05159064A - 画像探索装置 - Google Patents
画像探索装置Info
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- JPH05159064A JPH05159064A JP3324259A JP32425991A JPH05159064A JP H05159064 A JPH05159064 A JP H05159064A JP 3324259 A JP3324259 A JP 3324259A JP 32425991 A JP32425991 A JP 32425991A JP H05159064 A JPH05159064 A JP H05159064A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、さまざまな従来の場合の制約条件
を緩和し、目的とする画像を画面内のどこにあるか正確
に求めることを目的としている。 【構成】 対象とする物体画像をモザイク化した辞書の
内容と、未知画像をモザイク化したものとを照合するよ
うにし、その際に、モザイク化の程度を粗くした状態で
照合する粗探索部と、モザイク化の程度を密にした状態
で照合する詳細探索部とを用いるようにする。
を緩和し、目的とする画像を画面内のどこにあるか正確
に求めることを目的としている。 【構成】 対象とする物体画像をモザイク化した辞書の
内容と、未知画像をモザイク化したものとを照合するよ
うにし、その際に、モザイク化の程度を粗くした状態で
照合する粗探索部と、モザイク化の程度を密にした状態
で照合する詳細探索部とを用いるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された自然画像の
中から目的とする画像を探索し、その正確な位置と大き
さを特定する画像探索装置に関する。
中から目的とする画像を探索し、その正確な位置と大き
さを特定する画像探索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な自然画像は濃淡あるいはカラー
画像であるが、従来では、自然画像の中から目的とする
画像を見いだすために目的とする画像の形状に注目し、
形状情報を特徴として入力画像内から特徴の一致する候
補を探索するものであった。
画像であるが、従来では、自然画像の中から目的とする
画像を見いだすために目的とする画像の形状に注目し、
形状情報を特徴として入力画像内から特徴の一致する候
補を探索するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自然画像の中
から正しい形状を抽出することは至難であり、従来は、
対象物体と背景の切り分けのため、背景を事前学習した
りあるいは背景は一様なものに制限すること、線分を抽
出し易くするため人工的な剛物体などに対象を制限する
こと、など種々の制約条件を課していた。
から正しい形状を抽出することは至難であり、従来は、
対象物体と背景の切り分けのため、背景を事前学習した
りあるいは背景は一様なものに制限すること、線分を抽
出し易くするため人工的な剛物体などに対象を制限する
こと、など種々の制約条件を課していた。
【0004】更に、目的の画像の有無の検知でさえこの
ような困難が判っており、まして自然画像において対象
物の正確な位置や大きさをつかむことは不可能に近かっ
た。本発明は、さまざまな従来の場合の制約条件を緩和
し、目的とする画像を画面内のどこにあるか正確に求め
ることを目的としている。
ような困難が判っており、まして自然画像において対象
物の正確な位置や大きさをつかむことは不可能に近かっ
た。本発明は、さまざまな従来の場合の制約条件を緩和
し、目的とする画像を画面内のどこにあるか正確に求め
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号100は粗探索部、200は詳細
探索部、3は出力部を表している。
図を示す。図中の符号100は粗探索部、200は詳細
探索部、3は出力部を表している。
【0006】本発明では、対象の特徴を形状ではなく粗
い解像度の濃淡あるいはカラー情報を用いる。即ち、リ
ンカーンのモザイク画像からリンカーンが識別できるよ
うに、解像度を大きく落とした画像でも、対象の特徴を
表現できることを根拠としている。
い解像度の濃淡あるいはカラー情報を用いる。即ち、リ
ンカーンのモザイク画像からリンカーンが識別できるよ
うに、解像度を大きく落とした画像でも、対象の特徴を
表現できることを根拠としている。
【0007】
【作用】具体的には、探索対象となる物体画像を粗くモ
ザイク化し、これを探索時の対象画像の特徴として用い
て、未知画像を走査しおおよその位置と大きさを見つけ
る。次に、探索対象となる物体画像を細かくモザイク化
し、これを位置決め時の対象画像の特徴として用いて、
大まかな位置付近を走査し正確な位置と大きさを見つけ
る。
ザイク化し、これを探索時の対象画像の特徴として用い
て、未知画像を走査しおおよその位置と大きさを見つけ
る。次に、探索対象となる物体画像を細かくモザイク化
し、これを位置決め時の対象画像の特徴として用いて、
大まかな位置付近を走査し正確な位置と大きさを見つけ
る。
【0008】勿論、従来の形状を用いる手段を併用する
ことを禁止するものではない。このように画像をモザイ
ク化することにより、任意の画面中から対象を探し出
し、これと背景から切り出すことが容易に可能となる。
ことを禁止するものではない。このように画像をモザイ
ク化することにより、任意の画面中から対象を探し出
し、これと背景から切り出すことが容易に可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
説明する。図2は本発明の画像探索方法の一実施例を示
す図であり、図3および図4は夫々図2の部分を説明す
る図である。
説明する。図2は本発明の画像探索方法の一実施例を示
す図であり、図3および図4は夫々図2の部分を説明す
る図である。
【0010】図5は探索対象画像あるいは未知画像をモ
ザイク化し、未知画像の中から目的の対象を探索する過
程を説明する図である。図2において1は探索対象画像
入力部であり、TVカメラあるいはスキャナなどを用い
探索対象となる物体、例えば果物のりんごであれば典型
的なリンゴの画像を取り込み、粗探索部100へ、具体
的には、図3の探索対象画像バッファ101へ入力す
る。したがって、本バッファの内容は濃淡あるいはカラ
ーで表される画素の集合である。
ザイク化し、未知画像の中から目的の対象を探索する過
程を説明する図である。図2において1は探索対象画像
入力部であり、TVカメラあるいはスキャナなどを用い
探索対象となる物体、例えば果物のりんごであれば典型
的なリンゴの画像を取り込み、粗探索部100へ、具体
的には、図3の探索対象画像バッファ101へ入力す
る。したがって、本バッファの内容は濃淡あるいはカラ
ーで表される画素の集合である。
【0011】この探索対象画像を行列F=[f]で表
し、図5のように、これをWa画素×Wa画素のサイズ
のブロックでM×Nに分割し、このモザイク画像の各ブ
ロックFCmnをブロック内の代表値、例えば濃淡なら
ばブロック内平均値、カラーならばブロック内で最大の
頻度を有する色、で表すとすると、
し、図5のように、これをWa画素×Wa画素のサイズ
のブロックでM×Nに分割し、このモザイク画像の各ブ
ロックFCmnをブロック内の代表値、例えば濃淡なら
ばブロック内平均値、カラーならばブロック内で最大の
頻度を有する色、で表すとすると、
【0012】
【数1】
【0013】となる。探索対象画像モザイク化部102
は、前記バッファ101の画像をこの式で探索対象モザ
イクデータFCとし、探索対象画像辞書103に蓄積す
る。なお、必要ならば、複数の探索対象、この例ではり
んごの画像の平均値をとり、代表的なりんごのモザイク
データとするが、複数の探索対象画像を用意してもよ
い。
は、前記バッファ101の画像をこの式で探索対象モザ
イクデータFCとし、探索対象画像辞書103に蓄積す
る。なお、必要ならば、複数の探索対象、この例ではり
んごの画像の平均値をとり、代表的なりんごのモザイク
データとするが、複数の探索対象画像を用意してもよ
い。
【0014】一方、未知画像Uは図2の未知画像入力部
2を介して粗探索部100の中の、図3に示す未知画像
バッファ104に取り込まれる。そこで未知画像Uに対
して、やはり図5のように、未知画像モザイク化部10
5でWa画素×Wa画素のブロックサイズでP×Qに分
割し、ブロックごとに代表値を算出しモザイク画像を得
る。なお、未知画像入力部2は前記の探索対象画像入力
部1と同一でもよい。
2を介して粗探索部100の中の、図3に示す未知画像
バッファ104に取り込まれる。そこで未知画像Uに対
して、やはり図5のように、未知画像モザイク化部10
5でWa画素×Wa画素のブロックサイズでP×Qに分
割し、ブロックごとに代表値を算出しモザイク画像を得
る。なお、未知画像入力部2は前記の探索対象画像入力
部1と同一でもよい。
【0015】そこで、図5のように、未知画像のモザイ
クを走査して探索対象画像モザイクと一致する場所を探
索する。即ち、次の原理に基づく。未知画像のP×Qの
モザイクデータUCのうち任意のM×Nのモザイクデー
タをUi(粗斜線部で示す)としたとき、Uiと探索対
象モザイクデータFCとの距離Diが最小値となるとき
のUiの位置を粗探索結果とする。この距離Diとし
て、種々の出し方があるが代表的なものとしてユークリ
ッド距離がある。このユークリッド距離は以下のように
求められる。
クを走査して探索対象画像モザイクと一致する場所を探
索する。即ち、次の原理に基づく。未知画像のP×Qの
モザイクデータUCのうち任意のM×Nのモザイクデー
タをUi(粗斜線部で示す)としたとき、Uiと探索対
象モザイクデータFCとの距離Diが最小値となるとき
のUiの位置を粗探索結果とする。この距離Diとし
て、種々の出し方があるが代表的なものとしてユークリ
ッド距離がある。このユークリッド距離は以下のように
求められる。
【0016】
【数2】
【0017】具体的には次のとおりである。図3におい
て、106は候補選択部であり、未知画像モザイク化部
105の中からM×Nブロック分の枠に入る候補データ
Uiを選択する。一般的には、はじめに未知画像の左上
のM×Nブロック分がU1として選択される。このモザ
イクデータU1と探索対象画像辞書103からの探索対
象モザイクデータFCが距離算出部107に入力され、
上記の距離が算出される。この結果は、このときの未知
画像をモザイクデータUCにおけるM×Nの位置デー
タ、即ちU1の位置データ、ならびにモザイクのブロッ
クサイズWaとともに位置・サイズ・距離蓄積部108
に蓄えられる。
て、106は候補選択部であり、未知画像モザイク化部
105の中からM×Nブロック分の枠に入る候補データ
Uiを選択する。一般的には、はじめに未知画像の左上
のM×Nブロック分がU1として選択される。このモザ
イクデータU1と探索対象画像辞書103からの探索対
象モザイクデータFCが距離算出部107に入力され、
上記の距離が算出される。この結果は、このときの未知
画像をモザイクデータUCにおけるM×Nの位置デー
タ、即ちU1の位置データ、ならびにモザイクのブロッ
クサイズWaとともに位置・サイズ・距離蓄積部108
に蓄えられる。
【0018】さらに、候補選択部106は未知画像モザ
イク化部105から次の候補U2を選択し、距離算出部
107はこの時の距離を算出して、候補U2の位置、ブ
ロックサイズとともに位置・サイズ・距離蓄積部108
に蓄える。同様に、未知画像モザイクの全領域に対して
M×Nの候補Uiが順次選択され、選択された位置、ブ
ロックサイズと算出された距離はすべて位置・サイズ・
距離蓄積部108に蓄えられる。
イク化部105から次の候補U2を選択し、距離算出部
107はこの時の距離を算出して、候補U2の位置、ブ
ロックサイズとともに位置・サイズ・距離蓄積部108
に蓄える。同様に、未知画像モザイクの全領域に対して
M×Nの候補Uiが順次選択され、選択された位置、ブ
ロックサイズと算出された距離はすべて位置・サイズ・
距離蓄積部108に蓄えられる。
【0019】ところで、以上では未知画像のモザイク化
において、探索対象画像と同じブロックサイズ、Wa画
素×Wa画素を用いた。探索対象画像と未知画像内の探
索対象画像が同じサイズであればこのままでよいが、一
般的には、未知画像内における探索対象画像のサイズも
また未知である。このため、未知画像のモザイク化部1
05は、ブロックサイズの画素数を、例えば、Waの1
/5〜10/5などのWa’に変化させる。そこで、一
つ一つのブロックサイズWa’ごとに上記の手順を繰り
返して、得られた距離とそのときの位置ならびにブロッ
クサイズWa’を位置・サイズ・距離蓄積部108に蓄
える。
において、探索対象画像と同じブロックサイズ、Wa画
素×Wa画素を用いた。探索対象画像と未知画像内の探
索対象画像が同じサイズであればこのままでよいが、一
般的には、未知画像内における探索対象画像のサイズも
また未知である。このため、未知画像のモザイク化部1
05は、ブロックサイズの画素数を、例えば、Waの1
/5〜10/5などのWa’に変化させる。そこで、一
つ一つのブロックサイズWa’ごとに上記の手順を繰り
返して、得られた距離とそのときの位置ならびにブロッ
クサイズWa’を位置・サイズ・距離蓄積部108に蓄
える。
【0020】また、複数の探索対象画像を辞書においた
場合も、同様にして、一つ一つの探索対象画像ごとに上
記の手順を繰り返し、得られた距離とそのときの位置お
よびブロックサイズを位置・サイズ・距離蓄積部108
に蓄える。
場合も、同様にして、一つ一つの探索対象画像ごとに上
記の手順を繰り返し、得られた距離とそのときの位置お
よびブロックサイズを位置・サイズ・距離蓄積部108
に蓄える。
【0021】こうして、全部の場合の距離が位置・サイ
ズ・距離蓄積部108に蓄えられると、最小距離検出部
109は、位置・サイズ・距離蓄積部108の中の距離
データのうち、最小値を取るものを検出する。この値は
探索対象有無判定部110に送られ、この値がある閾値
以下の時は未知画像内に対象画像があると判断し、その
位置およびブロックサイズを位置・サイズ・距離蓄積部
108から取り出して結果を粗探索結果出力部111に
出力する。粗探索結果出力部111は、ブロックサイズ
Waから未知画像内の探索対象画像の大きさを[M×W
a]×[N×Wa]より算出する。
ズ・距離蓄積部108に蓄えられると、最小距離検出部
109は、位置・サイズ・距離蓄積部108の中の距離
データのうち、最小値を取るものを検出する。この値は
探索対象有無判定部110に送られ、この値がある閾値
以下の時は未知画像内に対象画像があると判断し、その
位置およびブロックサイズを位置・サイズ・距離蓄積部
108から取り出して結果を粗探索結果出力部111に
出力する。粗探索結果出力部111は、ブロックサイズ
Waから未知画像内の探索対象画像の大きさを[M×W
a]×[N×Wa]より算出する。
【0022】一方、最小距離値がある閾値を越えたとき
は未知画像内に対象画像が無いと判断し、「無い」こと
を粗探索結果出力部111に出力する。粗探索結果出力
部111はこれらの結果を直ちに詳細探索部200に通
知する。
は未知画像内に対象画像が無いと判断し、「無い」こと
を粗探索結果出力部111に出力する。粗探索結果出力
部111はこれらの結果を直ちに詳細探索部200に通
知する。
【0023】こうして粗探索により、探索対象のおおよ
その位置と大きさがわかると、モザイクのブロックを小
さくして、詳細にその位置を探索する。まず、図5のよ
うに、探索対象をWb画素×Wb画素(Wb<Wa)の
サイズのブロックでM’×N’に分割する。このモザイ
ク画像FDの各ブロックを、前記の場合と同様にブロッ
ク内の代表値で表すと、
その位置と大きさがわかると、モザイクのブロックを小
さくして、詳細にその位置を探索する。まず、図5のよ
うに、探索対象をWb画素×Wb画素(Wb<Wa)の
サイズのブロックでM’×N’に分割する。このモザイ
ク画像FDの各ブロックを、前記の場合と同様にブロッ
ク内の代表値で表すと、
【0024】
【数3】
【0025】となる。具体的には、粗探索部100か
ら、「探索対象画像有り」の結果が詳細探索部200の
中の、図4に示す粗探索結果分配部220に通知される
と、探索対象画像バッファ201は、探索対象画像入力
部1から探索対象画像データを取り込み、これを探索対
象画像モザイク化部202に送る。探索対象画像モザイ
ク化部202は、この画像データを上記の式で探索対象
モザイクデータFDとし、探索対象画像辞書203に蓄
積する。
ら、「探索対象画像有り」の結果が詳細探索部200の
中の、図4に示す粗探索結果分配部220に通知される
と、探索対象画像バッファ201は、探索対象画像入力
部1から探索対象画像データを取り込み、これを探索対
象画像モザイク化部202に送る。探索対象画像モザイ
ク化部202は、この画像データを上記の式で探索対象
モザイクデータFDとし、探索対象画像辞書203に蓄
積する。
【0026】なお、必要ならば、複数の探索対象画像の
平均値をとるか、複数の探索対象画像を用意すればよい
のは、粗探索の場合と同じである。一方、上記の粗探索
結果が粗探索結果分配部220に通知されると、未知画
像バッファ204は、図2の未知画像入力部2から未知
画像Uを取り込むとともに、粗探索結果分配部220
は、粗探索で得られた未知画像Uの中の探索対象画像の
おおよその位置と大きさを未知画像バッファ204に通
知する。そこで、画像切り出しモザイク化部205は未
知画像Uの中から該当部分を切り出し、これに対して、
やはり図5のように、Wb画素×Wb画素のブロックサ
イズでP’×Q’に分割し、ブロックごとに代表値を算
出しモザイク画像を得る。
平均値をとるか、複数の探索対象画像を用意すればよい
のは、粗探索の場合と同じである。一方、上記の粗探索
結果が粗探索結果分配部220に通知されると、未知画
像バッファ204は、図2の未知画像入力部2から未知
画像Uを取り込むとともに、粗探索結果分配部220
は、粗探索で得られた未知画像Uの中の探索対象画像の
おおよその位置と大きさを未知画像バッファ204に通
知する。そこで、画像切り出しモザイク化部205は未
知画像Uの中から該当部分を切り出し、これに対して、
やはり図5のように、Wb画素×Wb画素のブロックサ
イズでP’×Q’に分割し、ブロックごとに代表値を算
出しモザイク画像を得る。
【0027】粗探索の場合と同様、図5のように、未知
画像の該当部分画像のモザイクを走査して探索対象モザ
イクと一致する場所を探索する。すなわち、部分画像の
P’×Q’のモザイクデータUDのうち任意のM’×
N’のモザイクデータをUj(粗斜線部で示す)とした
とき、Ujと探索対象モザイクデータFDとの距離Dj
が最小となるときのUjの位置を詳細探索結果とする。
画像の該当部分画像のモザイクを走査して探索対象モザ
イクと一致する場所を探索する。すなわち、部分画像の
P’×Q’のモザイクデータUDのうち任意のM’×
N’のモザイクデータをUj(粗斜線部で示す)とした
とき、Ujと探索対象モザイクデータFDとの距離Dj
が最小となるときのUjの位置を詳細探索結果とする。
【0028】
【数4】
【0029】具体的には、図4において、候補選択部2
06は、画像切り出し・モザイク化部205の中から
M’×N’分の枠に入る候補Ujを取り出す。距離算出
部207は、このUjと探索対象画像辞書203からの
探索対象モザイクデータFDの距離Djを算出し、この
ときのUjの位置データ、ならびにモザイクのブロック
サイズWbとともに位置・サイズ・距離蓄積部208に
送る。
06は、画像切り出し・モザイク化部205の中から
M’×N’分の枠に入る候補Ujを取り出す。距離算出
部207は、このUjと探索対象画像辞書203からの
探索対象モザイクデータFDの距離Djを算出し、この
ときのUjの位置データ、ならびにモザイクのブロック
サイズWbとともに位置・サイズ・距離蓄積部208に
送る。
【0030】ここで、必要に応じ、ブロックサイズWb
を変化させ(Wb’)たり、複数の探索対象画像を用い
たりすることも、粗探索の場合と同様である。こうし
て、最小距離検出部209で最小値を検出すると、この
時のUjの位置データならびにブロックサイズWbが詳
細探索結果出力部210に送られる。詳細探索結果出力
部210はブロックサイズWbより探索対象画像の正確
な大きさ、即ち、[M’×Wb]×[N’×Wb]を算
出し、位置データとともに出力部3に送出する。
を変化させ(Wb’)たり、複数の探索対象画像を用い
たりすることも、粗探索の場合と同様である。こうし
て、最小距離検出部209で最小値を検出すると、この
時のUjの位置データならびにブロックサイズWbが詳
細探索結果出力部210に送られる。詳細探索結果出力
部210はブロックサイズWbより探索対象画像の正確
な大きさ、即ち、[M’×Wb]×[N’×Wb]を算
出し、位置データとともに出力部3に送出する。
【0031】一方、粗探索の結果、対象画像が「無し」
の場合は、このことが出力部3に通知される。こうし
て、未知画像Uの中から、まず探索対象画像Fのおおよ
その位置がみつかり、これを手がかりに正確な位置と大
きさが見つけられ出力される。
の場合は、このことが出力部3に通知される。こうし
て、未知画像Uの中から、まず探索対象画像Fのおおよ
その位置がみつかり、これを手がかりに正確な位置と大
きさが見つけられ出力される。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、探
索対象画像および未知画像をモザイク化し探索すること
によって、背景に対する一様性など特殊な条件を与える
ことなく、また、線分を用いた場合のノイズによるエラ
ーを起すことなく、容易に対象画像を見いだしてその位
置や大きさを得ることが可能となる。とくに、形状や色
が似通った対象、例えば、果物、人間の顔、蝶などには
効果的である。
索対象画像および未知画像をモザイク化し探索すること
によって、背景に対する一様性など特殊な条件を与える
ことなく、また、線分を用いた場合のノイズによるエラ
ーを起すことなく、容易に対象画像を見いだしてその位
置や大きさを得ることが可能となる。とくに、形状や色
が似通った対象、例えば、果物、人間の顔、蝶などには
効果的である。
【図1】本発明の原理構成図を示す。
【図2】本発明の全体を説明するブロック図である。
【図3】粗探索部の内容を示す図である。
【図4】詳細探索部の内容を示す図である。
【図5】探索対象画像あるいは未知画像をモザイク化
し、未知画像の中から探索のための候補を取り出すこと
を説明する図である。
し、未知画像の中から探索のための候補を取り出すこと
を説明する図である。
1 探索対象画像入力部 2 未知画像入力部 3 出力部 100 粗探索部 200 詳細探索部
Claims (6)
- 【請求項1】 予め、探索対象となる濃淡あるいはカラ
ーの自然画像を大きなブロックサイズでM×Nに分割
し、各ブロックの濃淡あるいはカラーの代表値を算出し
て辞書データとして記憶する第1の手段と、 予め、当該探索対象の自然画像を小さなブロックサイズ
でM’×N’に分割し、各ブロックの濃淡あるいはカラ
ーの代表値を算出して辞書データとして記憶する第2の
手段と、 未知の自然画像が入力として与えられたとき、入力画像
を大きなブロックサイズでP×Qに分割し各ブロックの
代表値を算出する第3の手段と、 未知の自然画像について任意のM×Nの領域を取り出す
第4の手段と、 第1及び第4の手段で得られた2つの代表値群のなす距
離を算出しこれを蓄積する第5の手段と、 P×Qの全領域にわたって第4,第5の手段を繰り返し
適用し、得られた距離の中から最小値を求める第6の手
段と、 この最小値が予め与えられた閾値より小さいとき、入力
画像中の最小値を導いた位置に探索対象画像があると判
定し、前記最小値が閾値より大きいとき入力画像内に探
索対象画像は存在しないと判断する第7の手段と、 第7の手段で或る位置に探索対象有りと判定されたと
き、入力画像中の該当位置の近傍のM×N領域を小さな
ブロックでM’×N’に分割し各ブロックの代表値を算
出する第8の手段と、 第2及び第8の手段で得られた2つの代表値群のなす距
離を算出しこれを蓄積する第9の手段と、 入力画像中の該当位置の別の近傍領域にわたって第8,
第9の手段を繰り返し適用し、得られた距離の中から最
小値を求めこの時のM’×N’画像の位置と大きさを探
索対象画像の位置と大きさとする第10の手段とを有す
ることを特徴とする画像探索装置。 - 【請求項2】 上記第1の手段において、予め対象とな
る画像を唯一でなく、類似する複数の画像群とし、これ
らの画像ごとにM×Nに分割して各ブロックの代表値を
算出し、複数の画像間の対応するブロックごとに平均値
を算出し、これを辞書として記憶することを特徴とする
請求項1記載の画像探索装置。 - 【請求項3】 上記第2の手段において、予め対象とな
る画像を唯一でなく、類似する複数の画像群とし、これ
らの画像ごとにM’×N’に分割して各ブロックの代表
値を算出し、複数の画像間の対応するブロックごとに平
均値を算出し、これを辞書として記憶することを特徴と
する請求項1記載の画像探索装置。 - 【請求項4】 上記第2の手段において、予め、探索対
象画像の部分画像を小さなブロックサイズでM’×N’
に分割し、各ブロックの濃淡あるいはカラーの代表値を
算出して辞書データとして記憶することを特徴とする請
求項1記載の画像探索装置。 - 【請求項5】 上記第3の手段において、分割に用いる
ブロックサイズを可変とすることを特徴とする請求項1
記載の画像探索装置。 - 【請求項6】 上記第8の手段において、分割に用いる
ブロックサイズを可変とすることを特徴とする請求項1
記載の画像探索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3324259A JPH05159064A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 画像探索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3324259A JPH05159064A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 画像探索装置 |
Publications (1)
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JPH05159064A true JPH05159064A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18163813
Family Applications (1)
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JP3324259A Pending JPH05159064A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 画像探索装置 |
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JP (1) | JPH05159064A (ja) |
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1991
- 1991-12-09 JP JP3324259A patent/JPH05159064A/ja active Pending
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