JPH0653793A - 位相比較器 - Google Patents

位相比較器

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JPH0653793A
JPH0653793A JP20632392A JP20632392A JPH0653793A JP H0653793 A JPH0653793 A JP H0653793A JP 20632392 A JP20632392 A JP 20632392A JP 20632392 A JP20632392 A JP 20632392A JP H0653793 A JPH0653793 A JP H0653793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
phase comparator
nand
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP20632392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Yatsuyama
博記 八山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20632392A priority Critical patent/JPH0653793A/ja
Publication of JPH0653793A publication Critical patent/JPH0653793A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来の位相比較器の設計に必須であった、論
理回路部の綿密な遅延時間計算を行う必要がなく、位相
比較器出力部の貫通電流の発生を容易に防止する。 【構成】 直列に接続されたPチャネルトランジスタE
14とNチャネルトランジスタE15の各ゲート部の入
力信号を生成する2個の2値信号出力部であるNAND
回路E9とE11でフリップフロップを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相比較器、特に、位
相出力部における貫通電流防止回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の位相比較器は、セット、リセット
動作する複数段のフリップフロップと、Nチャネルおよ
びPチャネルトランジスタとにより構成されており、位
相比較器を設計する際に、位相比較器を構成する論理回
路の遅延時間に対して厳密な計算を必要としていた。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したよう
な従来の位相比較器の動作について説明する。図3は従
来の位相比較器の構成図である。図3において、G1,
G2はインバータ、G3〜G11は位相比較器を構成す
るNAND回路、G12およびG13は位相比較器の精
度を確定する遅延回路、G14はPチャネルトランジス
タ、G15はNチャネルトランジスタ、G16は位相比
較器の出力部、G17は電源、G18はGNDであり、
NAND回路G3,G11は2値信号出力部を構成して
いる。
【0004】図4は上記位相比較器を構成する各論理ゲ
ートの出力タイミング図である。図4において、Aはイ
ンバータG2に入力されるデジタル信号の入力波形、B
はインバータG1に入力されるデジタル信号の入力波
形、P1,P2,はインバータG1,G2の出力波形、
P3〜P11はそれぞれのNAND回路G3〜G11の
出力波形、P12およびP13は遅延回路G12および
G13の出力波形、P16は出力部G16から出力され
る位相比較器の出力波形である。
【0005】図4のT1において、インバータG1に入
力された入力波形Bの立ち上がりにより、インバータG
1の出力波形はP1のように立ち下がりLレベル(以後
“L”と略す)になる。その結果NAND回路G3の入
力が“L”になり、NAND回路G3の出力はP3のよ
うにHレベル(以後“H”と略す)になる。遅延回路G
12の出力はP12のように“H”になり、NAND回
路G9の入力がすべて“H”になり、NAND回路G9
の出力はP9のように“L”になる。したがって、Pチ
ャネルトランジスタG14のゲートがon状態になり、
位相比較器の出力P16は、ハイインピーダンス状態か
ら“H”になる。
【0006】T2において、インバータG1の出力P1
は立ち上がるが、NAND回路G9の出力P9が“L”
になっているのでNAND回路G3の出力P3は“H”
のままであり、この結果、NAND回路G9,G11の
出力P9,P11は変化せず、位相比較器の出力P16
はT1の状態を保持していることになる。
【0007】T3において、インバータG2に入力され
た入力波形Aの立ち上がりにより、インバータG2の出
力波形はP2のように立ち下がり“L”になる。NAN
D回路G4に“L”が入力されるのでNAND回路G4
の出力P4は“H”になる。この結果、NAND回路G
10の入力であるNAND回路G3,G4,G5,G8
の出力P3,P4,P5,P8がすべて“H”になるの
で、NAND回路G10の出力P10は“L”になる。
【0008】次に、NAND回路G9にNAND回路G
10の出力P10の“L”が入力されるのでNAND回
路G9の出力P9は“H”になる。この結果、NAND
回路G3の入力はすべて“H”になるのでNAND回路
G3の出力P3は“L”になる。
【0009】同時に、NAND回路G7の入力にNAN
D回路G10の出力P10の“L”が入力されるので、
NAND回路G7の出力は“H”になる。この結果、N
AND回路G8の入力がすべて“H”になるのでNAN
D回路G8の出力P8は“L”になる。
【0010】NAND回路G10の出力P10はNAN
D回路G3の出力P3あるいはG8の出力P8が“L”
であることから“H”になる。また、NAND回路G1
1の出力P11は、NAND回路G8の出力P8が
“L”なので“H”を維持する。したがって、Pチャネ
ルトランジスタG14のゲートがoff状態になり、位
相比較器の出力P16は“H”からハイインピーダンス
状態になる。
【0011】入力波形Aが入力波形Bより早く立ち上が
った場合の位相比較器の動作は上記の入力波形Bが入力
波形Aより早く立ち上がった場合と対称的に同様の動作
をするため、内部の動作説明は省略する。位相比較器の
出力としては、先に入力波形Aが立ち上がったときにN
チャネルトランジスタG15がonし、位相比較器の出
力は、ハイインピーダンス状態から"L"状態になり、入
力波形Bが立ち上がったときに位相比較器の出力は"L"
状態からハイインピーダンス状態になる。
【0012】このように、位相比較器は2つの位相の異
なる2値信号を入力することにより、それぞれの信号の
位相差を出力することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位相比較器では、図4のT3のタイミングにおい
て、図3のNAND回路G4が“L”から“H”になっ
た際、NAND回路G10が“L”になる前に、NAN
D回路G3がいちはやく“L”になり、NAND回路G
10を“H”にするか、遅延回路G13の出力P13が
NAND回路G10が“L”になる前にNAND回路G
11に入力されると、NAND回路G11の入力は一瞬
すべて“H”になる。この場合、図4のT3のタイミン
グでのP11波形に示すように、NAND回路G11の
出力P11が一瞬“L”になる。このとき、NAND回
路G9の出力P9も“L”になっていると、位相出力部
を構成するPチャネルトランジスタG14とNチャネル
トランジスタG15の双方がon状態になり、P16波
形に示すように、電源G17からGNDG18に貫通電
流が流れ、回路を破壊する可能性が大きい。
【0014】本発明は上記問題を解決するもので、位相
比較器出力部の貫通電流の発生を防止できる位相比較器
を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の位相比較器は、位相比較器の2つの出力を
利用してフリップフロップを構成し、一方の出力が位相
出力部の一方のトランジスタをon状態にしている場
合、必ず他方の出力は位相出力部の他方のトランジスタ
をoffの状態にするようにしたものである。
【0016】
【作用】この構成によって、従来の回路設計において必
須であった論理回路の綿密な遅延時間の設定を行う必要
がなく、貫通電流の発生を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
位相比較器の構成図である。図1において、E1,E2
はインバータ、E3〜E11は位相比較器を構成するN
AND回路、E12およびE13は位相比較器の精度を
確定する遅延回路、E14はPチャネルトランジスタ、
E15はNチャネルトランジスタ、E16は位相比較器
の出力部、E17は電源、E18はGNDである。ここ
で、従来のものと異なる点は、NAND回路E9とE1
1の出力がそれぞれE11とE9の入力に接続されて、
フリップフロップを構成している点である。
【0018】図2は上記位相比較器を構成する各論理ゲ
ートの出力タイミング図である。図2において、Cはイ
ンバータE2に入力されるデジタル信号の入力波形、D
はインバータE1に入力されるデジタル信号の入力波
形、F1,F2,はインバータE1,E2の出力波形、
F3〜F11はそれぞれNAND回路E3〜E11の出
力波形、F12およびF13は遅延回路E12およびE
13の出力波形、F16は出力部E16から出力される
位相比較器の出力波形である。
【0019】図2において、T1からT3までの動作
は、従来の位相比較器とまったく同じである。しかし、
従来の位相比較器と異なる点は、図2のT3のタイミン
グにおいて、図1のNAND回路E4が“L”から
“H”になった際、NAND回路G10が“L”になる
前にNAND回路E3がいちはやく“L”になり、NA
ND回路E10を“H”にするか、遅延回路E13の出
力F13がNAND回路E10が“L”になる前にNA
ND回路E11に入力されても、NAND回路E11の
入力にはNAND回路E9の出力が入力されているた
め、NAND回路E9の出力F9が“L”であるかぎり
NAND回路E11の出力が“L”になることはない。
また、入力波形Cが入力波形Dより早く立ち上がった場
合の位相比較器の動作は上記の入力波形Dが入力波形C
より早く立ち上がった場合と対称的に同様の動作をす
る。
【0020】以上のように、本実施例によれば、位相比
較器を構成する論理回路の遅延時間を綿密に計算する必
要がなく、論理回路部の2出力が同時に変化することも
なくなり、容易に位相比較器を設計することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の位
相比較器の設計に必須であった、論理回路部の綿密な遅
延時間計算を行う必要がなく、位相比較器出力部の貫通
電流の発生を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における位相比較器の構成図
【図2】本発明の一実施例における位相比較器を構成す
る各論理ゲートの出力タイミング図
【図3】従来の位相比較器の構成図
【図4】従来の位相比較器を構成する各論理ゲートの出
力タイミング図
【符号の説明】
E1,E2 インバータ E3〜E11 位相比較器を構成するNAND回路 E12、E13 位相比較器の精度を確定する遅延回
路 E14 Pチャネルトランジスタ E15 Nチャネルトランジスタ E16 位相比較器の出力部 E17 電源 E18 GND F1,F2 インバータE1,E2の出力波形 F3〜F11 NAND回路E3〜E13の出力波形 F12、F13 遅延回路の出力波形 F16 位相比較器の出力波形

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ2値の信号成分をもつ2種類の
    デジタル信号を入力信号とし、その入力信号の位相を比
    較し、その結果を2個の2値信号出力部から出力し、こ
    の2個の2値信号出力部の出力を、直列に接続されたP
    チャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの各ゲ
    ート部に入力する位相比較器であって、前記2個の2値
    信号出力部でフリップフロップを構成し、前記Pチャネ
    ルトランジスタとNチャネルトランジスタが同時にオン
    することで発生する貫通電流をなくした位相比較器。
JP20632392A 1992-08-03 1992-08-03 位相比較器 Pending JPH0653793A (ja)

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JP20632392A JPH0653793A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 位相比較器

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JPH0653793A true JPH0653793A (ja) 1994-02-25

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ID=16521399

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104113328A (zh) * 2013-04-22 2014-10-22 上海华虹宏力半导体制造有限公司 用于锁相环的相位比较器
KR20200083239A (ko) 2018-12-28 2020-07-08 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 진공 펌프 장치
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CN104113328B (zh) * 2013-04-22 2017-02-15 上海华虹宏力半导体制造有限公司 用于锁相环的相位比较器
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