JPH05284005A - レベルシフト回路 - Google Patents

レベルシフト回路

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JPH05284005A
JPH05284005A JP4000454A JP45492A JPH05284005A JP H05284005 A JPH05284005 A JP H05284005A JP 4000454 A JP4000454 A JP 4000454A JP 45492 A JP45492 A JP 45492A JP H05284005 A JPH05284005 A JP H05284005A
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JP
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mos transistor
type mos
circuit
node
potential power
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JP4000454A
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Takashi Morigami
隆 森上
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レベルシフト回路に於て、入力信号が“0”か
ら“1”又は“1”から“0”への遷移状態の時に、電
流遮断回路により貫通電流を低減出来ることと、微分回
路により応答の高速化を図る。 【構成】トランジスタP1のゲートとトランジスタP2
のドレインとの節点Cと、トランジスタP2のゲートと
トランジスタP1のドレインとの節点Dとを有し、前記
節点Cと低位電源線3との間に電流遮断回路6とトラン
ジスタN1とを直列接続し、且つ高位電源線2と節点C
との間に微分回路3を接続すると共に、トランジスタN
1と電流遮断回路6及び微分回路3の入力を回路入力端
子11に接続する。前記節点Dと低位電源線3との間に
電流遮断回路7とトランジスタN2とを直列接続し、高
位電源線2と節点Dとの間に微分回路4を接続すると共
に、トランジスタN2と電流遮断回路7及び微分回路4
を第1のインバータ10の出力端に接続し、且つ節点D
を信号の出力とする様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレベルシフト回路に係わ
り、特に2つの相異なる高位電源系に使用されるレベル
シフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレベルシフト回路は図3(a),
(b)及び図4(a),(b)に示す様に、第1のP型
MOSトランジスタP1のソースに第2の高位電源線2
を接続し、ドレインと第2のP型MOSトランジスタP
2のゲートとの接続点を第1の節点Cとする。第1のN
型MOSトランジスタN1のドレインを前記第1の節点
Cに、ソースを低位電源線3にそれぞれ接続し、ゲート
は回路入力端子11と接続する。更に、第2のP型MO
SトランジスタP2のソースに第2の高位電源線2を接
続し、ドレインと第1のP型MOSトランジスタP1の
ゲートとの接続点を第2の節点Dとする。第2のN型M
OSトランジスタN2のドレインを前記第2の節点D
に、ソースを低位電源線3にそれぞれ接続し、且つゲー
トは第1のインバータ10の出力に接続する構成になっ
ている。なお、図3(a)は回路入力端子11の入力信
号INの波形図、(b)は第1のインバータ10の出力
信号の反転INの波形図である。また、図4において各
トランジスタのソースを(S)、ゲートを(G)、ドレ
インを(D)で示している。
【0003】次に、従来のレベルシフト回路の動作を図
3(a),(b)及び図4(a)を用いて説明する。回
路入力端子11の入力信号INが“0”の時、第1のN
型MOSトランジスタN1は非導通状態となり、第2の
N型MOSトランジスタN2は入力信号INの反転IN
により導通状態となる。更に第1のP型MOSトランジ
スタP1は第2のN型MOSトランジスタN2により第
2の節点Dが低電位となるから導通状態となり、第2の
P型MOSトランジスタP2は第1のN型MOSトラン
ジスタN1により第1の節点Cが高電位となるから非導
通状態となって安定する。信号出力(第2の節点D)は
“0”である。
【0004】次に回路入力端子11の入力信号INが
“0”から“1”に変化すると、第1のN型MOSトラ
ンジスタN1が導通状態となり、続いて第2のN型MO
SトランジスタN2が入力信号INの反転INにより導
通状態から非導通状態になる。この時第2のN型MOS
トランジスタN2が非導通状態となる遅れから第1のP
型MOSトランジスタP1が導通状態を維持し、これと
第1のN型MOSトランジスタN1の導通状態が重なる
瞬間が存在する。このため第2の高位電源線2から第1
のP型MOSトランジスタP1及び第1のN型MOSト
ランジスタN1を通り低位電源線3へ貫通電流が流れ
る。この時、第2のP型MOSトランジスタP2も非導
通状態のままであり、第2のN型MOSトランジスタN
2も導通のままであるから出力(第2の節点D)は
“0”を維持している。
【0005】次に、第1のN型MOSトランジスタN1
により第2のP型MOSトランジスタP2が非導通状態
から導通状態になり、第2のN型MOSトランジスタN
2も導通状態から非導通状態になる。この時に第2のP
型MOSトランジスタP2が導通状態になる立上りと第
2のN型MOSトランジスタN2の非導通状態となる立
上りの間に両方が共に導通となる瞬間が存在するため、
第2の高位電源線2から第2のP型MOSトランジスタ
P2及び第2のN型MOSトランジスタN2を通り低位
電源線3へ貫通電流が流れる。最終的には第1のP型M
OSトランジスタP1が導通状態から非導通状態になっ
て安定する。この時信号出力(第2の節点D)は“0”
から“1”となる。
【0006】同様に回路入力端子11の入力信号INが
“1”から“0”への遷移状態では、先に第1のN型M
OSトランジスタN1が導通状態から非導通状態に変化
し、続いて第2のN型MOSトランジスタN2が入力信
号INの反転INにより非導通状態から導通状態に変化
する。この時第1のN型MOSトランジスタN1が導通
状態から非導通状態となる過程で、第2のP型MOSト
ランジスタP2が導通状態を維持し、これと第2のN型
MOSトランジスタN2が非導通状態から導通状態へ変
化する時に、両方の導通が重なる瞬間が存在する。この
ため、第2の高位電源線2から第2のP型MOSトラン
ジスタP2及び第2のN型MOSトランジスタN2を通
り低位電源線3へ貫通電流が流れる。この時、第2のP
型MOSトランジスタP2も導通状態のままであり、第
2のN型MOSトランジスタN2も非導通状態のままで
あるから、信号出力(第2の節点D)はまだ“1”のま
まである。
【0007】続いて第1のN型MOSトランジスタN1
が導通状態から非導通状態に遷移することにより第2の
P型MOSトランジスタP2が導通状態から非導通状態
に変化し、第2のN型MOSトランジスタN2の導通状
態によって最後に第1のP型MOSトランジスタP1も
非導通状態から導通状態に変化する。この時、第1のP
型MOSトランジスタP1が導通状態になる立上りと第
1のN型MOSトランジスタN1が非導通状態となる立
りとの間で、両方が共に導通となる瞬間が存在するた
め、第2の高位電源線2から第1のP型MOSトランジ
スタP1及び第1のN型MOSトランジスタN1を通り
低位電源線3へ貫通電流が流れる。それから信号出力
(第2の節点D)は“1”から“0”となり安定する。
なお、図4(b)に第1の高位電源線1、第2の高位電
源線2及び低位電源線3の関係を示す。第1の高位電源
線1は第1及び第2の電流遮断回路6,7と第1のイン
バータ10及び回路入力端子11が接続される前段(図
示せず)に接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレベル
シフト回路は入力信号INが“0”から“1”及び
“1”から“0”への遷移状態では、過渡的に貫通電流
が流れる。すなわち第2の高位電源線2と低位電源線3
との間に直列に接続される第1のP型MOSトランジス
タP1と第1のN型MOSトランジスタN1、及び第2
のP型MOSトランジスタP2と第2のN型MOSトラ
ンジスタN2がそれぞれ同時に導通状態となる瞬間があ
るため、貫通電流が増大するという問題があった(図3
(g),(h)に点線で示す)。更に、第1のP型MO
SトランジスタP1と第2のP型MOSトランジスタP
2はそれぞれ第2のN型MOSトランジスタN2と第1
のN型MOSトランジスタN1とにより制御されている
ため、過渡時での応答速度が遅いという問題があった
(図3(e),(f)に点線で示す)。本発明の目的
は、この様な従来技術の欠点を軽減することにより、応
答が速く、且つ貫通電流の少ないレベルシフト回路を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、第1の
高位電源線と第2の高位電源線及び低位電源線とを有す
る半導体集積回路において、ソースに前記第2の高位電
源線を接続する第1及び第2のP型MOSトランジスタ
と、前記第1のP型MOSトランジスタのドレインを前
記第2のP型MOSトランジスタのゲートに接続する第
1の節点と、前記第2のP型MOSトランジスタのドレ
インを前記第1のP型MOSトランジスタのゲートに接
続する第2の節点とを有し、ソースを前記低位電源線に
接続する第1のN型MOSトランジスタのドレインと前
記第1の節点との間に、前記第1の高位電源線を接続す
る第1の電流遮断回路を接続し、且つ前記第2の高位電
源線と前記第1の節点との間に、第1の微分回路を接続
すると共に、前記第1のN型MOSトランジスタのゲー
トと前記第1の電流遮断回路及び前記第1の微分回路の
入力端を回路入力端子に接続する手段と、ソースを前記
低位電源線に接続する第2のN型MOSトランジスタの
ドレインと前記第2の節点との間に、前記第1の高位電
源線を接続する第2の電流遮断回路を接続し、且つ前記
第2の高位電源線と前記第2の節点との間に、第2の微
分回路を接続すると共に、前記第2のN型MOSトラン
ジスタのゲートと前記第2の電流遮断回路及び前記第2
の微分回路の入力端は、前記第1の高位電源線から電源
電圧を供給する第1のインバータを介して前記回路入力
端子から信号を入力し、さらに前記第2の節点を出力端
子と接続する手段とを備えるレベルシフト回路にある。
【0010】前記第1の節点と前記低位電源線との間に
第3の微分回路を接続し、且つその入力端を前記回路入
力端子と接続すると共に、前記第2の節点と前記低位電
源線との間に第4の微分回路を接続し、且つその入力端
を前記第1のインバータの出力端と接続することができ
る。
【0011】前記第1の微分回路は、ソースを前記第2
の高位電源線に、ドレインを前記第1の節点にそれぞれ
接続する第3のP型MOSトランジスタのゲートを前記
第2の高位電源線にプルアップ抵抗で接続するととも
に、コンデンサを介して前記回路入力端子と接続するよ
うに構成し、前記第2の微分回路は、ソースを前記第2
の高位電源線に、ドレインを前記第2の節点にそれぞれ
接続する第4のP型MOSトランジスタのゲートを前記
第2の高位電源線にプルアップ抵抗で接続するととも
に、コンデンサを介して前記第1のインバータの出力端
と接続することができる。
【0012】前記第3の微分回路は、ドレインを前記第
1の節点に、ソースを前記低位電源線にそれぞれ接続す
る第5のN型MOSトランジスタのゲートを、前記低位
電源線にプルダウン抵抗で接続するとともに、コンデン
サを介して前記回路入力端子と接続するように構成し、
前記第4の微分回路は、ドレインを前記第2の節点に、
ソースを前記低位電源線にそれぞれ接続する第6のN型
MOSトランジスタのゲートを、前記低位電源線にプル
ダウン抵抗で接続するとともに、コンデンサを介して前
記第1のインバータの出力端と接続することができる。
【0013】前記第1の電流遮断回路は、少なくとも2
以上の入力端を備える論理ゲートと、その出力をゲート
に入力する第3のN型MOSトランジスタと、前記論理
ゲートの一方の入力端は前記回路入力端子からの信号を
第2のインバータを介して入力し、他方の入力端は3個
以上寄数個直列に接続するインバータを介して前記第2
のインバータ出力を入力するとともに、前記第3のN型
MOSトランジスタのドレインは前記第1の節点に、ソ
ースは前記第1のN型MOSトランジスタのドレイン
に、それぞれ接続するように構成し、前記第2の電流遮
断回路は、少なくとも2以上の入力端を備える論理ゲー
トと、その出力をゲートに入力する第4のN型MOSト
ランジスタと、前記論理ゲートの一方の入力端は前記第
1のインバータの出力を第3のインバータを介して入力
し、他方の入力端は3個以上寄数個直列に接続するイン
バータを介して前記第3のインバータ出力を入力すると
ともに、前記第4のN型MOSトランジスタのドレイン
は前記第2の節点に、ソースは前記第2のN型MOSト
ランジスタのドレインに、それぞれ接続することができ
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明のレベルシフト回路の第1の
実施例を示す等価回路図であり、構成は次の通りであ
る。すなわち、第1のP型MOSトランジスタP1のソ
ースに第2の高位電源線2を接続し、ドレインと第2の
P型MOSトランジスタP2のゲートとの接続点を第1
の節点Cとする。前記第1の節点Cに、第1の電流遮断
回路6を構成する第3のN型MOSトランジスタN3の
ドレインを接続し、ソースは第1のN型MOSトランジ
スタN1のドレインに接続すると共に、第1のN型MO
SトランジスタN1のソースは低位電源線3に接続す
る。前記第1の電流遮断回路6は、回路入力端子11か
ら入力する信号を第2のインバータ61を介して第1の
パルス発生回路8を構成する論理ゲート81の一方の入
力とし、他方の入力端には前記第2のインバータ61の
出力端を遅延ゲート用インバータ82〜84を介して入
力すると共に、その出力を前記第3のN型MOSトラン
ジスタN3のゲート入力とする様にそれぞれ接続する。
なお、前記第2のインバータ61と遅延ゲート82〜8
4及び論理ゲート81の電源電圧は、第1の高位電源線
1から供給する。更に前記第1の微分回路3を構成する
第3のP型MOSトランジスタP3のソースを第2の高
位電源線2に、ドレインを第1の節点Cにそれぞれ接続
し、ゲートを抵抗R1で第2の高位電源線2にプルアッ
プすると共に、コンデンサC1を介して回路入力端子1
1に接続する。
【0015】第2のP型MOSトランジスタP2のソー
スに第2の高位電源線2を接続し、ドレインと第3のP
型MOSトランジスタP3のゲートとの接続点を第2の
節点Dとする。前記第2の節点Dに、第2の電流遮断回
路7を構成する第4のN型MOSトランジスタN4のド
レインを接続し、ソースは第2のN型MOSトランジス
タN2のドレインに接続すると共に、第2のN型MOS
トランジスタN2のソースは低位電源線3に接続する。
前記第2の電流遮断回路7は、回路入力端子11からの
信号を入力とする第1のインバータ10の出力を、第3
のインバータ71を介して第2のパルス発生回路9を構
成する論理ゲート91の一方の入力とし、他方の入力端
には前記第3のインバータ71の出力端を遅延ゲート用
インバータ92〜94を介して入力すると共に、その出
力を前記第4のN型MOSトランジスタN4のゲート入
力とする様にそれぞれ接続する。なお、前記第1のイン
バータ10、第3のインバータ71、遅延ゲート92〜
94、及び論理ゲート91の電源電圧は、第1の高位電
源線1から供給する。更に前記第2の微分回路4を構成
する第4のP型MOSトランジスタP4のソースを第2
の高位電源線2に、ドレインを第2の節点Dにそれぞれ
接続し、ゲートを抵抗R2で第2の高位電源線2にプル
アップすると共に、コンデンサC2を介して前記第1の
インバータ10の出力端に接続する。なお図1において
ソースは(S),ゲートは(G),ドレインは(D)で
示してある。
【0016】次に第1の実施例の動作について図1及び
図3(a)〜(h)により説明する。回路入力端子11
の入力信号IN(図3(a))が“0”の時、第1のN
型MOSトランジスタN1は非導通状態、第3のN型M
OSトランジスタN3は導通状態である。入力信号IN
の反転INにより第2のN型MOSトランジスタN2は
導通状態となり、続いて第4のN型MOSトランジスタ
N4も第2の電流遮断回路7の“0”パルスの期間だけ
非導通となるが、それ以外の期間は導通状態となる。更
に第2のN型MOSトランジスタN2の導通状態と、第
4のN型MOSトランジスタN4の導通状態とにより第
2の節点Dが低電位となるので第1のP型MOSトラン
ジスタP1は導通状態になると共に、第3のN型MOS
トランジスタN3は導通状態であるが、第1のN型MO
SトランジスタN1が非導通状態のために第1の節点C
が低電位となるので第2のP型MOSトランジスタP2
も非導通状態となって安定する。
【0017】回路入力端子11の入力信号INが“0”
から“1”への遷移状態では、第1のN型MOSトラン
ジスタN1が導通状態となり、且つ第3のN型MOSト
ランジスタN3は導通状態を保持しており、続いて入力
信号INの反転INにより第2のN型MOSトランジス
タN2が導通状態から非導通状態になる。この時、第2
のN型MOSトランジスタN2が非導通状態となる遅れ
から第1のP型MOSトランジスタP1が導通状態を維
持し、これと第1のN型MOSトランジスタN1の導通
状態が重なる瞬間が存在する。そのため、本実施例では
第2の微分回路5により第2の節点Dの電位の立上りを
速めることで、第1のP型MOSトランジスタP1の導
通状態から非導通状態への変化を速め、第1の節点Cの
貫通電流を低減する。この時第1のP型MOSトランジ
スタP1が導通状態、第2のP型MOSトランジスタP
2は非導通状態にあり、第2のN型MOSトランジスタ
N2は導通しているから信号出力(第2の節点D及び出
力端子12)は“0”を維持している。
【0018】次に、第1のN型MOSトランジスタN1
の導通状態と第3のN型MOSトランジスタN3の導通
状態とにより第2のP型MOSトランジスタP2が非導
通状態から導通状態になる。第4のN型MOSトランジ
スタN4は導通状態であるが、第2のN型MOSトラン
ジスタN2が非導通状態になる。この時に第2のP型M
OSトランジスタP2が導通状態になる立上りと第2の
N型MOSトランジスタN2の導通状態から非導通状態
となる立上りの間に両方が共に導通となる瞬間が存在す
る。従って本実施例では、入力信号INが第3のインバ
ータ71で再度反転された信号と、第2のパルス発生回
路9、すなわちインバータ92〜94により遅延された
信号とが論理ゲート91によって電流遮断の“0”パル
スが発生し(図3(d)、そのパルス幅の期間だけ第4
のN型MOSトランジスタN4が非導通状態になるた
め、第2の高位電源2から第2のP型MOSトランジス
タP2と第4のN型MOSトランジスタN4及び第2の
N型MOSトランジスタN2とを通して、低位電源線3
に流れる応答時の回路電流を低減する(図3(h))。
すなわち、入力信号INの立上り時は、前記電流遮断の
“0”パルスによって第2の節点Dの貫通電流が遮断さ
れる。続いて第1のP型MOSトランジスタP1が導通
状態から非導通状態になって安定する。この時、信号出
力(第2の節点D及び出力端子12)は“0”から
“1”となる。
【0019】回路入力端子11の入力信号INが“1”
から“0”への遷移状態では、先に第1のN型MOSト
ランジスタN1が導通状態から非導通状態に変化する。
続いて入力信号INの反転INにより第2のN型MOS
トランジスタN2が非導通状態から導通状態に変化する
が、第4のN型MOSトランジスタN4は導通状態を保
持している。この時第1のN型MOSトランジスタN1
が導通状態から非導通状態となる過程で、第2のP型M
OSトランジスタP2が導通状態を維持し、これと第2
のN型MOSトランジスタN2の非導通状態から導通状
態への変化時に、両方の導通が重なる瞬間が存在する。
そのため本実施例では、第1の微分回路4により第1の
節点Cの電位の立上りを速めることで、第2のP型MO
SトランジスタP2の導通状態から非導通状態への変化
を速め、第2の節点Dの貫通電流を低減する。この時第
2のP型MOSトランジスタP2もまだ導通状態のまま
のため、第1のP型MOSトランジスタP1も非導通状
態を保持し、信号出力(第2の節点D)はまだ“1”の
ままである。
【0020】続いて、第3のN型MOSトランジスタN
3は導通状態であるが、第1のN型MOSトランジスタ
N1が非導通状態になるため、第2のP型MOSトラン
ジスタP2が導通状態から非導通状態に遷移することに
よって、最後に第4のN型MOSトランジスタN4の導
通状態と第2のN型MOSトランジスタN2の導通状態
とにより第1のP型MOSトランジスタP1が非導通状
態から導通状態に変化する。この時、第1のP型MOS
トランジスタP1が導通状態になる立上りと第1のN型
MOSトランジスタN1が非導通状態となる立上りとの
間で、両方が共に導通となる瞬間が存在する。そのため
本施例では、入力信号INが第2インバータ61で反転
された反転IN(図3(b))と、第1のパルス発生回
路8、すなわちインバータ82〜84により遅延された
信号とが論理ゲート81によって電流遮断の“0”のパ
ルスが発生し(図3(c))、そのパルス幅の期間だけ
第3のN型MOSトランジスタN3が非導通状態になる
ため、第2の高位電源線2から第1のP型MOSトラン
ジスタP1と第3のN型MOSトランジスタN3及び第
1のN型MOSトランジスタN1とを通して低位電源線
3に流れる応答時の回路電流は低減できる(図3
(g))。すなわち、入力信号INの立下り時の、第1
の節点Cにおける貫通電流を大幅に遮断する。それから
信号出力(第2の節点D及び出力端子12)は“1”か
ら“0”となり安定する。
【0021】一方、応答速度については、第4のN型M
OSトランジスタN4と第2のN型MOSトランジスタ
N2とによって第1のP型MOSトランジスタP1が導
通する前に、第1の微分回路4は抵抗R1が第2の高位
電源線2にプルアップされているため、入力信号INの
立下りで第3のP型MOSトランジスタP3が瞬時導通
し、第1の節点Cの“0”から“1”への反転時間を速
くする(図3(e))。第3のN型MOSトランジスタ
N3と第1のN型MOSトランジスタN1とによって第
2のP型MOSトランジスタP2が導通する前に、第2
の微分回路5は抵抗R2が第2の高位電源線2にプルア
ップされているため、回路入力端子11の入力信号IN
が第1のインバータ10により反転される反転IN(図
3(b))信号の立下りで第4のP型MOSトランジス
タP4が瞬時導通し、第2の節点D(出力端子12)の
“0”から“1”への反転時間を速くする(図3
(f))。
【0022】次に、第2の実施例の動作について図2及
び図3(a)〜(h)により説明する。図2は第2の実
施例を示す等価回路図である。第1の実施例と異なると
ころは、第5のN型MOSトランジスタN5のドレイン
を第1の節点Cと、ソースを低位電源線3とにそれぞれ
接続し、ゲートを抵抗R3で低位電源線3にプルダウン
すると共に、回路入力端子11との間にコンデンサC3
を接続する第3の微分回路13を追加する。更に第6の
N型MOSトランジスタN6のドレインを第2の節点D
と、ソースを低位電源線3とにそれぞれ接続し、ゲート
を抵抗R4で低位電源線3にプルダウンすると共に、回
路入力端子11からの入力信号INを入力とする第1の
インバータ10の出力端との間にコンデンサC3を接続
する第4の微分回路14を追加することである。
【0023】動作としては、第1の実施例と同様である
が、さらに、回路入力端子11の入力信号INの立上り
で第3の微分回路13の第5のN型MOSトランジスタ
N5が瞬時導通し、第1の節点Cの“1”から“0”へ
の反転を高速化する(図3(e))と共に、回路入力端
子11の入力信号INが第1のインバータ10により反
転され(図3(b))、その立上りで第4の微分回路1
4の第6のN型MOSトランジスタN6が瞬時導通し、
第2の節点D(出力端子12)の“1”から“0”への
反転をも高速化する(図3(f))。
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に本発明のレベルシフト
回路は、回路入力端子11の入力信号INが“0”から
“1”又は“1”から“0”への遷移状態の時に、従来
のレベルシフト回路は第1のP型MOSトランジスタP
1と第1のN型MOSトランジスタN1、及び第2のP
型MOSトランジスタP2と第2のN型MOSトランジ
スタN2が同時に導通状態となる瞬間が存在するため貫
通電流が増大し、更に第1のP型MOSトランジスタP
1と第2のP型MOSトランジスタP2が、第1のN型
MOSトランジスタN1と第2のN型MOSトランジス
タN2により制御されているため、過渡時での応答が遅
かった。その欠点を軽減し、第1の電流遮断回路6及び
第2の電流遮断回路7により貫通電流を低減出来ること
と、第2の微分回路5,第3の微分回路13により、第
1の節点Cに於る電位の立下りの応答速度を速めること
により貫通電流も低減する。第1の微分回路4,第4の
微分回路14により第2の節点D(出力端子12)に於
る電位の立下りの応答速度を速めることにより貫通電流
も低減する効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す等価回路図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す等価回路図であ
る。
【図3】本発明の実施例に於るタイミングチャートを示
す図である。但し一部従来例の波形を点線で示す。
【図4】従来のレベルシフト回路の等価回路図である。
【符号の説明】
1 第1の高位電源線 2 第2の高位電源線 3 低位電源線 4 第1の微分回路 5 第2の微分回路 6 第1の電流遮断回路 7 第2の電流遮断回路 8 第1のパルス発生回路 9 第2のパルス発生回路 10 第1のインバータ 11 回路入力端子 12 出力端子 13 第3の微分回路 14 第4の微分回路 61 第2のインバータ 71 第3のインバータ 81,91 論理ゲート 82〜84,92〜94 遅延ゲート用インバータ C 第1の節点 D 第2の節点 N1 第1のN型MOSトランジスタ N2 第2のN型MOSトランジスタ N3 第3のN型MOSトランジスタ N4 第4のN型MOSトランジスタ N5 第5のN型MOSトランジスタ N6 第6のN型MOSトランジスタ P1 第1のP型MOSトランジスタ P2 第2のP型MOSトランジスタ P3 第3のP型MOSトランジスタ P4 第4のP型MOSトランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の高位電源線と、第2の高位電源線
    及び低位電源線とを有する半導体集積回路において、 ソースに前記第2の高位電源線を接続する第1及び第2
    のPチャネル型絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以後
    単にP型MOSトランジスタと称する)と、 前記第1のP型MOSトランジスタのドレインを前記第
    2のP型MOSトランジスタのゲートに接続する第1の
    節点と、 前記第2のP型MOSトランジスタのドレインを前記第
    1のP型MOSトランジスタのゲートに接続する第2の
    節点とを有し、 ソースを前記低位電源線に接続する第1のNチャネル型
    絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下単にN型MOS
    トランジスタと称す)のドレインと前記第1の節点との
    間に、前記第1の高位電源線を接続する第1の電流遮断
    回路を接続し、且つ前記第2の高位電源線と前記第1の
    節点との間に、第1の微分回路を接続すると共に、前記
    第1のN型MOSトランジスタのゲートと前記第1の電
    流遮断回路及び前記第1の微分回路の入力端を回路入力
    端子に接続する手段と、 ソースを前記低位電源線に接続する第2のN型MOSト
    ランジスタのドレインと前記第2の節点との間に、前記
    第1の高位電源線を接続する第2の電流遮断回路を接続
    し、且つ前記第2の高位電源線と前記第2の節点との間
    に、第2の微分回路を接続すると共に、前記第2のN型
    MOSトランジスタのゲートと前記第2の電流遮断回路
    及び前記第2の微分回路の入力端は、前記第1の高位電
    源線から電源電圧を供給する第1のインバータを介して
    前記回路入力端子から信号を入力し、さらに前記第2の
    節点を出力端子と接続する手段とを備えることを特徴と
    するレベルシフト回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の節点と前記低位電源線との間
    に第3の微分回路を接続し、且つその入力端を前記回路
    入力端子と接続すると共に、前記第2の節点と前記低位
    電源線との間に第4の微分回路を接続し、且つその入力
    端を前記第1のインバータの出力端と接続する手段を備
    えることを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1の微分回路は、ソースを前記第
    2の高位電源線に、ドレインを前記第1の節点にそれぞ
    れ接続する第3のP型MOSトランジスタのゲートを前
    記第2の高位電源線にプルアップ抵抗で接続するととも
    に、コンデンサを介して前記回路入力端子と接続するよ
    うに構成し、 前記第2の微分回路は、ソースを前記第2の高位電源線
    に、ドレインを前記第2の節点にそれぞれ接続する第4
    のP型MOSトランジスタのゲートを前記第2の高位電
    源線にプルアップ抵抗で接続するとともに、コンデンサ
    を介して前記第1のインバータの出力端と接続するよう
    に構成することを特徴とする請求項1に記載のレベルシ
    フト回路。
  4. 【請求項4】 前記第3の微分回路は、ドレインを前記
    第1の節点に、ソースを前記低位電源線にそれぞれ接続
    する第5のN型MOSトランジスタのゲートを、前記低
    位電源線にプルダウン抵抗で接続するとともに、コンデ
    ンサを介して前記回路入力端子と接続するように構成
    し、 前記第4の微分回路は、ドレインを前記第2の節点に、
    ソースを前記低位電源線にそれぞれ接続する第6のN型
    MOSトランジスタのゲートを、前記低位電源線にプル
    ダウン抵抗で接続するとともに、コンデンサを介して前
    記第1のインバータの出力端と接続するように構成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のレベルシフト回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の電流遮断回路は、少なくとも
    2以上の入力端を備える論理ゲートと、その出力をゲー
    トに入力する第3のN型MOSトランジスタと、前記論
    理ゲートの一方の入力端は前記回路入力端子からの信号
    を第2のインバータを介して入力し、他方の入力端は3
    個以上寄数個直列に接続するインバータを介して前記第
    2のインバータ出力を入力するとともに、前記第3のN
    型MOSトランジスタのドレインは前記第1の節点に、
    ソースは前記第1のN型MOSトランジスタのドレイン
    に、それぞれ接続するように構成し、 前記第2の電流遮断回路は、少なくとも2以上の入力端
    を備える論理ゲートと、その出力をゲートに入力する第
    4のN型MOSトランジスタと、前記論理ゲートの一方
    の入力端は前記第1のインバータの出力を第3のインバ
    ータを介して入力し、他方の入力端は3個以上寄数個直
    列に接続するインバータを介して前記第3のインバータ
    出力を入力するとともに、前記第4のN型MOSトラン
    ジスタのドレインは前記第2の節点に、ソースは前記第
    2のN型MOSトランジスタのドレインに、それぞれ接
    続するように構成することを特徴とする請求項1に記載
    のレベルシフト回路。
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Cited By (4)

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