JPH0653715A - マイクロ波増幅器 - Google Patents
マイクロ波増幅器Info
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- JPH0653715A JPH0653715A JP4203408A JP20340892A JPH0653715A JP H0653715 A JPH0653715 A JP H0653715A JP 4203408 A JP4203408 A JP 4203408A JP 20340892 A JP20340892 A JP 20340892A JP H0653715 A JPH0653715 A JP H0653715A
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/60—Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators
- H03F3/601—Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators using FET's, e.g. GaAs FET's
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P5/00—Coupling devices of the waveguide type
- H01P5/02—Coupling devices of the waveguide type with invariable factor of coupling
- H01P5/022—Transitions between lines of the same kind and shape, but with different dimensions
- H01P5/028—Transitions between lines of the same kind and shape, but with different dimensions between strip lines
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- H—ELECTRICITY
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- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/56—Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/49—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of a plurality of wire connectors
- H01L2224/491—Disposition
- H01L2224/4912—Layout
- H01L2224/49175—Parallel arrangements
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- Power Engineering (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Microwave Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボンディングワイヤー工程を削減すると共に
小型化を図る。 【構成】 マイクロ波用FET50の入力側と出力側にそ
れぞれ入力側整合回路52と、出力側整合回路54とを設
け、各整合回路52、54は、誘電体基板56、58上に形成さ
れたマイクロストリップラインからなる分布定数型であ
り、整合回路52は、FET50との接続部分64を有し、こ
の接続部分64が、整合回路52の幅に等しい第1の幅の第
1のマイクロストリップライン66と、これに連ねて設け
た第1の幅よりも狭い第2の幅の第2のマイクロストリ
ップライン66と、これに連ねて設けた第1の幅のマイク
ロストリップライン70と、このライン70を整合回路52に
接続する第1の幅より狭く、第2の幅よりも広い幅のマ
イクロストリップライン72によって接続している。
小型化を図る。 【構成】 マイクロ波用FET50の入力側と出力側にそ
れぞれ入力側整合回路52と、出力側整合回路54とを設
け、各整合回路52、54は、誘電体基板56、58上に形成さ
れたマイクロストリップラインからなる分布定数型であ
り、整合回路52は、FET50との接続部分64を有し、こ
の接続部分64が、整合回路52の幅に等しい第1の幅の第
1のマイクロストリップライン66と、これに連ねて設け
た第1の幅よりも狭い第2の幅の第2のマイクロストリ
ップライン66と、これに連ねて設けた第1の幅のマイク
ロストリップライン70と、このライン70を整合回路52に
接続する第1の幅より狭く、第2の幅よりも広い幅のマ
イクロストリップライン72によって接続している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波増幅器に関
し、特にマイクロ波増幅素子の入出力側にそれぞれ整合
回路を備えたものに関する。
し、特にマイクロ波増幅素子の入出力側にそれぞれ整合
回路を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなマイクロ波増幅器に
は、マイクロ波増幅素子としてGaAsFETを使用するこ
とがある。このGaAsFETには、その入力反射Sパラメ
ータS11及び出力反射SパラメータS22がいずれも
容量性であるものがある。このようなFETの入力イン
ピーダンス及び出力インピーダンスを、例えば50Ωに
整合させるには、例えば入力側では、そのゲートと直列
にインダクタを構成するか、ゲートに接続されるストリ
ップラインの長さを長く構成する。出力側でも同様に、
そのドレインと直列にインダクタを構成するか、ドレイ
ンに接続されるストリップラインの長さを長くする。
は、マイクロ波増幅素子としてGaAsFETを使用するこ
とがある。このGaAsFETには、その入力反射Sパラメ
ータS11及び出力反射SパラメータS22がいずれも
容量性であるものがある。このようなFETの入力イン
ピーダンス及び出力インピーダンスを、例えば50Ωに
整合させるには、例えば入力側では、そのゲートと直列
にインダクタを構成するか、ゲートに接続されるストリ
ップラインの長さを長く構成する。出力側でも同様に、
そのドレインと直列にインダクタを構成するか、ドレイ
ンに接続されるストリップラインの長さを長くする。
【0003】図6に、ゲート及びドレインにインダクタ
を直列に接続した例を示す。同図に示すマイクロ波増幅
器は、GaAsFET10と、入力側整合回路12と、出力
側整合回路14を有している。入力側整合回路12及び
出力側整合回路14は、誘電体基板16、18上に形成
されている。誘電体基板16のFET10の近傍には接
続用のパターン20が形成されており、これにはボンデ
ィングワイヤー22によってFET10のゲートが接続
されている。同様に誘電体基板18のFET10の近傍
には接続用のパターン24が形成されており、これには
ボンディングワイヤー26によってFET10のドレイ
ンが接続されている。
を直列に接続した例を示す。同図に示すマイクロ波増幅
器は、GaAsFET10と、入力側整合回路12と、出力
側整合回路14を有している。入力側整合回路12及び
出力側整合回路14は、誘電体基板16、18上に形成
されている。誘電体基板16のFET10の近傍には接
続用のパターン20が形成されており、これにはボンデ
ィングワイヤー22によってFET10のゲートが接続
されている。同様に誘電体基板18のFET10の近傍
には接続用のパターン24が形成されており、これには
ボンディングワイヤー26によってFET10のドレイ
ンが接続されている。
【0004】なお、図には示していないが、これらFE
T10、誘電体基板16、18は、金属製容器内に収容
されており、FET10のソースは、この金属製容器に
接続されている。
T10、誘電体基板16、18は、金属製容器内に収容
されており、FET10のソースは、この金属製容器に
接続されている。
【0005】金属パターン20と入力側整合回路12と
の間に、複数のボンディングワイヤー28が接続され、
同様に金属パターン24と出力側整合回路14との間に
も、複数のボンディングワイヤー30が接続されてい
る。ボンディングワイヤー28は、図7(b)に等価回
路で示すようにインダクタLとして機能する。ボンディ
ングワイヤー30も同様である。従って、ゲートやドレ
インに直列にインダクタが接続されている。
の間に、複数のボンディングワイヤー28が接続され、
同様に金属パターン24と出力側整合回路14との間に
も、複数のボンディングワイヤー30が接続されてい
る。ボンディングワイヤー28は、図7(b)に等価回
路で示すようにインダクタLとして機能する。ボンディ
ングワイヤー30も同様である。従って、ゲートやドレ
インに直列にインダクタが接続されている。
【0006】図8は、上記と同じようにボンディングワ
イヤーをインダクタとして使用する場合において、GaAs
FETとしてトータルゲート幅18.9mm、単位ゲー
ト幅150μmのもの32を4つ用いて、周波数2.6
乃至3.7GHzの帯域の信号を、これら4つのFET
32に分配器及び入力側整合回路を介して供給して、こ
れらFET10で増幅した後、各FET10からの増幅
出力を出力側分配器及び合成器を介して合成するように
構成した場合に、入出力リターンロスが小さくなるよう
にシミュレーションを行った結果、得られた等価回路の
入力側整合回路とFET32との付近を示す。
イヤーをインダクタとして使用する場合において、GaAs
FETとしてトータルゲート幅18.9mm、単位ゲー
ト幅150μmのもの32を4つ用いて、周波数2.6
乃至3.7GHzの帯域の信号を、これら4つのFET
32に分配器及び入力側整合回路を介して供給して、こ
れらFET10で増幅した後、各FET10からの増幅
出力を出力側分配器及び合成器を介して合成するように
構成した場合に、入出力リターンロスが小さくなるよう
にシミュレーションを行った結果、得られた等価回路の
入力側整合回路とFET32との付近を示す。
【0007】ここで各FET32の入力反射Sパラメー
タS11は、中心周波数3.2GHzにおいて、−0.
312dB、−175.6°であり、容量性である。こ
のS11を、FET32のゲートに直列にインダクタを
設けて実数部のみのSパラメータ(−0.312dB、
180°)に移動させるためには、約0.2nHのイン
ダクタが必要であった。これを、0.1nHのインダク
タ34と、0.095nHのインダクタ36によって構
成している。
タS11は、中心周波数3.2GHzにおいて、−0.
312dB、−175.6°であり、容量性である。こ
のS11を、FET32のゲートに直列にインダクタを
設けて実数部のみのSパラメータ(−0.312dB、
180°)に移動させるためには、約0.2nHのイン
ダクタが必要であった。これを、0.1nHのインダク
タ34と、0.095nHのインダクタ36によって構
成している。
【0008】その後、1/4波長分布定数線路42によ
って、インピーダンス変換し、50Ωに整合させてい
る。出力側のドレインにおいても、図示していないが同
様にインダクタを設けて、FET34のS22をスミス
チャートの実軸上に移動させた後、1/4波長分布定数
線路によって50Ωにインピーダンス変換を行ってい
る。
って、インピーダンス変換し、50Ωに整合させてい
る。出力側のドレインにおいても、図示していないが同
様にインダクタを設けて、FET34のS22をスミス
チャートの実軸上に移動させた後、1/4波長分布定数
線路によって50Ωにインピーダンス変換を行ってい
る。
【0009】図9に、図8の等価回路の部分の具体的な
回路を示す。この回路は、誘電率91、厚み0.15m
mの誘電体基板38上に形成したもので、この基板38
上には、FET34のゲートとの接続用のパターン4
0、1/4波長分布定数線路(入力側整合回路)42
と、パターン40と線路42との接続用パターン44と
が設けられている。
回路を示す。この回路は、誘電率91、厚み0.15m
mの誘電体基板38上に形成したもので、この基板38
上には、FET34のゲートとの接続用のパターン4
0、1/4波長分布定数線路(入力側整合回路)42
と、パターン40と線路42との接続用パターン44と
が設けられている。
【0010】そして、FET34のゲートとパターン4
0とはボンディングワイヤー46によって接続され、パ
ターン40、44は、合計インダクタンスが0.1nH
となるボンディングワイヤー34aよって接続され、パ
ターン44と入力側整合回路42とは、合計インダクタ
ンスが0.095nHとなるボンディングワイヤー36
aによって接続されている。
0とはボンディングワイヤー46によって接続され、パ
ターン40、44は、合計インダクタンスが0.1nH
となるボンディングワイヤー34aよって接続され、パ
ターン44と入力側整合回路42とは、合計インダクタ
ンスが0.095nHとなるボンディングワイヤー36
aによって接続されている。
【0011】なお、FET34の性能のばらつきによっ
て、0.1nH、0.095nHのインダクタによって
S11を実軸上に移動させられない場合には、ボンディ
ングワイヤー34a、36aの本数を変更して、インダ
クタンスを調整する。また、上記の場合、誘電体基板3
8の長さlは約3mmとなる。
て、0.1nH、0.095nHのインダクタによって
S11を実軸上に移動させられない場合には、ボンディ
ングワイヤー34a、36aの本数を変更して、インダ
クタンスを調整する。また、上記の場合、誘電体基板3
8の長さlは約3mmとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示した
ものでは、ボンディングワイヤーを多数使用しているの
で、これらボンディングワイヤーを一々取り付けなけれ
ばならず、作業性が悪いという問題点があった。また、
各接続用パターン40、44、整合回路42間に、ボン
ディングワイヤー34a、36aの接続のため、それぞ
れ間隔をあける必要があるので、誘電体基板が比較的大
型になるという問題点もあった。
ものでは、ボンディングワイヤーを多数使用しているの
で、これらボンディングワイヤーを一々取り付けなけれ
ばならず、作業性が悪いという問題点があった。また、
各接続用パターン40、44、整合回路42間に、ボン
ディングワイヤー34a、36aの接続のため、それぞ
れ間隔をあける必要があるので、誘電体基板が比較的大
型になるという問題点もあった。
【0013】また、FET34の性能のばらつきによっ
て、0.1nH、0.095nHのインダクタによっ
て、S11をスミスチャートの実軸上に移動させられな
い場合に、ボンディングワイヤーの本数の変更によって
インダクタンスを調整しているが、本数の変更による調
整であるので、かなり大雑把な調整しかできないという
問題点もあった。
て、0.1nH、0.095nHのインダクタによっ
て、S11をスミスチャートの実軸上に移動させられな
い場合に、ボンディングワイヤーの本数の変更によって
インダクタンスを調整しているが、本数の変更による調
整であるので、かなり大雑把な調整しかできないという
問題点もあった。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ための本発明は、マイクロ波増幅素子と、この増幅素子
の入力側に接続された入力側整合回路と、上記増幅素子
の出力側に接続された出力側整合回路とを、具備してい
る。上記各整合回路は、誘電体基板上に形成されたマイ
クロストリップラインからなる分布定数型に構成されて
いる。両整合回路の少なくとも一方は、増幅素子との接
続部分を有し、この接続部分が、当該整合回路の幅寸法
に等しい第1の幅の第1のマイクロストリップライン
と、この第1のマイクロストリップラインに連ねて設け
た第1の幅よりも狭い第2の幅の第2のマイクロストリ
ップラインと、を有している。
ための本発明は、マイクロ波増幅素子と、この増幅素子
の入力側に接続された入力側整合回路と、上記増幅素子
の出力側に接続された出力側整合回路とを、具備してい
る。上記各整合回路は、誘電体基板上に形成されたマイ
クロストリップラインからなる分布定数型に構成されて
いる。両整合回路の少なくとも一方は、増幅素子との接
続部分を有し、この接続部分が、当該整合回路の幅寸法
に等しい第1の幅の第1のマイクロストリップライン
と、この第1のマイクロストリップラインに連ねて設け
た第1の幅よりも狭い第2の幅の第2のマイクロストリ
ップラインと、を有している。
【0015】また、本発明では、さらに第2のマイクロ
ストリップラインの幅方向の辺の両側に、上記幅方向に
沿って複数の電極パターンを形成することもできる。
ストリップラインの幅方向の辺の両側に、上記幅方向に
沿って複数の電極パターンを形成することもできる。
【0016】
【作用】本発明によれば、第1の幅を有する第1及び第
3のマイクロストリップライン間に、第1の幅よりも狭
い第2の幅の第2のマイクロストリップラインが形成さ
れているので、整合回路とマイクロ波増幅素子との間に
は、第1の幅と第2の幅とによって決まるインダクタン
スを有するインダクタが形成されているのと等価とな
る。また、電極パターンを第1及び第3のマイクロスト
リップライン間に接続することによって、第2の幅を大
きくすることができ、第1の幅と第2の幅とによって定
まるインダクタンスの値を変更することができる。
3のマイクロストリップライン間に、第1の幅よりも狭
い第2の幅の第2のマイクロストリップラインが形成さ
れているので、整合回路とマイクロ波増幅素子との間に
は、第1の幅と第2の幅とによって決まるインダクタン
スを有するインダクタが形成されているのと等価とな
る。また、電極パターンを第1及び第3のマイクロスト
リップライン間に接続することによって、第2の幅を大
きくすることができ、第1の幅と第2の幅とによって定
まるインダクタンスの値を変更することができる。
【0017】
【実施例】第1の実施例のマイクロ波増幅器は、図1に
示すようにマイクロ波用FET50と、入力側整合回路
52と、出力側整合回路54とを、有している。入力側
整合回路52は、誘電体基板56上に形成され、出力側
整合回路54は、誘電体基板58上に形成されている。
これらFET50、基板56、58は、図示していない
が、金属製の容器内に収容されている。従って、両整合
回路52、54は誘電体基板56、58を介して金属製
容器と対向しているので、マイクロストリップラインと
して機能する。
示すようにマイクロ波用FET50と、入力側整合回路
52と、出力側整合回路54とを、有している。入力側
整合回路52は、誘電体基板56上に形成され、出力側
整合回路54は、誘電体基板58上に形成されている。
これらFET50、基板56、58は、図示していない
が、金属製の容器内に収容されている。従って、両整合
回路52、54は誘電体基板56、58を介して金属製
容器と対向しているので、マイクロストリップラインと
して機能する。
【0018】FET50は、ソース、ドレイン、ゲート
を有し、ソースは金属製容器に接続されている。また、
ドレインは、ボンディングワイヤー60を介して出力側
整合回路54に接続されている。また、ゲートは、ボン
ディングワイヤー62及び接続部64を介して入力側整
合回路54に接続されている。
を有し、ソースは金属製容器に接続されている。また、
ドレインは、ボンディングワイヤー60を介して出力側
整合回路54に接続されている。また、ゲートは、ボン
ディングワイヤー62及び接続部64を介して入力側整
合回路54に接続されている。
【0019】接続部64は、マイクロストリップライン
66、68、70、72から構成されており、マイクロ
ストリップライン66は、ボンディングワイヤー62を
介してFET50のゲートに接続されている。このマイ
クロストリップライン66の中央部分にマイクロストリ
ップライン68の一端部が接続されており、他端部はマ
イクロストリップライン70の一端部に接続されてい
る。マイクロストリップライン70の他端部はマイクロ
ストリップライン72の一端部に接続され、このストリ
ップライン72の他端部は入力側整合回路52に接続さ
れている。
66、68、70、72から構成されており、マイクロ
ストリップライン66は、ボンディングワイヤー62を
介してFET50のゲートに接続されている。このマイ
クロストリップライン66の中央部分にマイクロストリ
ップライン68の一端部が接続されており、他端部はマ
イクロストリップライン70の一端部に接続されてい
る。マイクロストリップライン70の他端部はマイクロ
ストリップライン72の一端部に接続され、このストリ
ップライン72の他端部は入力側整合回路52に接続さ
れている。
【0020】マイクロストリップライン66、70は、
入力側整合回路52と同じ幅寸法を有し、マイクロスト
リップライン68、72は、入力側整合回路52の幅寸
法よりも狭い幅寸法を有し、マイクロストリップライン
68の幅寸法の方がマイクロストリップライン72の幅
寸法よりも狭い。
入力側整合回路52と同じ幅寸法を有し、マイクロスト
リップライン68、72は、入力側整合回路52の幅寸
法よりも狭い幅寸法を有し、マイクロストリップライン
68の幅寸法の方がマイクロストリップライン72の幅
寸法よりも狭い。
【0021】図2(a)に示すように、同じ幅寸法W1
を有する2つのマイクロストリップライン74、76間
を、W1よりも短い幅寸法W2を有するマイクロストリ
ップライン78によって接続した場合、その等価回路は
同図(b)のようになり、マイクロストリップライン7
4、76間には、マイクロストリップライン78を中間
においてインダクタL1、L2が直列に接続されてお
り、これら両インダクタの接続点と接地電位点との間に
は、コンデンサC1が接続されている。
を有する2つのマイクロストリップライン74、76間
を、W1よりも短い幅寸法W2を有するマイクロストリ
ップライン78によって接続した場合、その等価回路は
同図(b)のようになり、マイクロストリップライン7
4、76間には、マイクロストリップライン78を中間
においてインダクタL1、L2が直列に接続されてお
り、これら両インダクタの接続点と接地電位点との間に
は、コンデンサC1が接続されている。
【0022】なお、同図(b)に示すZ1はマイクロス
トリップライン74、76のインピーダンス、Z2はマ
イクロストリップライン78のインピーダンスで、これ
らは、マイクロストリップライン74、76、78の幅
寸法と、その厚さと、これらストリップライン74、7
6、78が設けられている誘電体基板の誘電率と、基板
の厚さによって定まる。
トリップライン74、76のインピーダンス、Z2はマ
イクロストリップライン78のインピーダンスで、これ
らは、マイクロストリップライン74、76、78の幅
寸法と、その厚さと、これらストリップライン74、7
6、78が設けられている誘電体基板の誘電率と、基板
の厚さによって定まる。
【0023】また、L1、L2、C1の値は実験的に以
下の式で近似できる。
下の式で近似できる。
【0024】
【数1】
【数2】
【0025】ここでεrは誘電体基板の比誘電率であ
る。
る。
【0026】
【数3】
【数4】
【0027】ここで、LW1=Z1√εrl/C、LW2=
Z1√εrl/Cである。但し、Cは光速(3×108
m/s)、√εrlはマイクロストリップラインの波長
短縮率である。
Z1√εrl/Cである。但し、Cは光速(3×108
m/s)、√εrlはマイクロストリップラインの波長
短縮率である。
【0028】
【数5】
【0029】但し、hは誘電体基板の厚さである。
【0030】このように同じ幅のマイクロストリップラ
インの間に、このストリップラインよりも幅の狭いマイ
クロストリップラインを設けることによって、同じ幅の
ストリップライン間に、直列に接続されたインダクタを
構成することができるので、図1に示すようにマイクロ
ストリップライン66、68、70、72を設けること
によって入力側整合回路52とFET50のゲートとの
間に直列に接続されたインダクタを構成することがで
き、マイクロストリップライン66、68、70、72
の幅寸法を調整することによって、入力側整合回路52
とFET50のゲートとの間のインダクタのインダクタ
ンスを調整でき、容量性であるFET50の入力反射パ
ラメータS11を、スミスチャートの実軸上に移動させ
ることができる。
インの間に、このストリップラインよりも幅の狭いマイ
クロストリップラインを設けることによって、同じ幅の
ストリップライン間に、直列に接続されたインダクタを
構成することができるので、図1に示すようにマイクロ
ストリップライン66、68、70、72を設けること
によって入力側整合回路52とFET50のゲートとの
間に直列に接続されたインダクタを構成することがで
き、マイクロストリップライン66、68、70、72
の幅寸法を調整することによって、入力側整合回路52
とFET50のゲートとの間のインダクタのインダクタ
ンスを調整でき、容量性であるFET50の入力反射パ
ラメータS11を、スミスチャートの実軸上に移動させ
ることができる。
【0031】FET50に、従来のものと同様にトータ
ルゲート幅が18.9mm、単位ゲート幅が150μm
のGaAsFETを用い、これらFET50を4個用い、こ
れら4個のFET50に分配器及び各FET50ごとに
設けた入力側整合回路52を介して2.6乃至3.8G
Hzの入力信号を分配し、各FET50で増幅した後、
これら各FET50の増幅出力をそれぞれの出力側整合
回路54を介して合成器に供給して合成する場合の、各
マイクロストリップライン66、68、70、72、入
力側整合回路52の幅と長さを図1に示す。図1には示
していないが、マイクロストリップライン66、70の
幅寸法は入力側整合回路52の幅寸法wと等しい。な
お、これは誘電体基板56に比誘電率が10で、その厚
さが0.2mmのものを使用した場合である。このよう
にマイクロストリップライン66、70の幅寸法を入力
側整合回路52の幅寸法wと一致させておけば、マイク
ロストリップライン68、72の幅寸法w2、w4の長
さを適当に選択することによって、入力側整合回路52
とFET50のゲートとの間に接続されるインダクタの
インダクタンスを所望値に設定できる。また、各マイク
ロストリップライン66、68、70、72の長さ寸法
は、上記インダクタンスに関係しないので、短くするこ
とができる。
ルゲート幅が18.9mm、単位ゲート幅が150μm
のGaAsFETを用い、これらFET50を4個用い、こ
れら4個のFET50に分配器及び各FET50ごとに
設けた入力側整合回路52を介して2.6乃至3.8G
Hzの入力信号を分配し、各FET50で増幅した後、
これら各FET50の増幅出力をそれぞれの出力側整合
回路54を介して合成器に供給して合成する場合の、各
マイクロストリップライン66、68、70、72、入
力側整合回路52の幅と長さを図1に示す。図1には示
していないが、マイクロストリップライン66、70の
幅寸法は入力側整合回路52の幅寸法wと等しい。な
お、これは誘電体基板56に比誘電率が10で、その厚
さが0.2mmのものを使用した場合である。このよう
にマイクロストリップライン66、70の幅寸法を入力
側整合回路52の幅寸法wと一致させておけば、マイク
ロストリップライン68、72の幅寸法w2、w4の長
さを適当に選択することによって、入力側整合回路52
とFET50のゲートとの間に接続されるインダクタの
インダクタンスを所望値に設定できる。また、各マイク
ロストリップライン66、68、70、72の長さ寸法
は、上記インダクタンスに関係しないので、短くするこ
とができる。
【0032】このマイクロ波増幅器のシミュレーション
によって得た各Sパラメータ特性S11、S21、S2
2及びFET50の最大有能電力利得MAGを図3に示
す。利得S21は、2.3乃至3.6GHzで10dB
以上、入力リターンロスS11は2.45乃至3.65
GHzで−6dB以下、出力リターンロスS22は2.
45乃至3.65GHzで−10dB以下となり、図9
に示した従来のものと同様な結果が得られた。なお、図
1において誘電体基板56に図9の従来のものと同様に
比誘電率が91で、厚さが0.15mmのものを使用し
た場合、誘電体基板56の長さは約2.7mmとなり、
長さを従来のものよりも約10%短くすることができ
た。
によって得た各Sパラメータ特性S11、S21、S2
2及びFET50の最大有能電力利得MAGを図3に示
す。利得S21は、2.3乃至3.6GHzで10dB
以上、入力リターンロスS11は2.45乃至3.65
GHzで−6dB以下、出力リターンロスS22は2.
45乃至3.65GHzで−10dB以下となり、図9
に示した従来のものと同様な結果が得られた。なお、図
1において誘電体基板56に図9の従来のものと同様に
比誘電率が91で、厚さが0.15mmのものを使用し
た場合、誘電体基板56の長さは約2.7mmとなり、
長さを従来のものよりも約10%短くすることができ
た。
【0033】図4に第2の実施例を示す。なお、第1の
実施例の構成要素と同等部分には同一符号の末尾にaを
付して、その説明を省略する。この実施例では、入力側
整合回路56aとFET50aとの接続部分64aが、
マイクロストリップライン100、102によって構成
されている。マイクロストリップライン100は入力側
整合回路52aと同じ幅寸法を有している。マイクロス
トリップライン102は、マイクロストリップライン1
00と入力側整合回路52aとを接続するもので、その
幅寸法はマイクロストリップライン100よりも狭くさ
れている。この実施例では、マイクロストリップライン
100、102、入力側整合回路52aとの間には、図
2に示したマイクロストリップライン76、78、74
と等価となるので、入力側整合回路52aとFET50
aのゲートとの間に、直列に複数のインダクタを接続し
たのと等価となり、これらインダクタの値は、基板54
aの比誘電率、その厚み、波長短縮率が定められれば、
数1乃至数5によって計算することができる。
実施例の構成要素と同等部分には同一符号の末尾にaを
付して、その説明を省略する。この実施例では、入力側
整合回路56aとFET50aとの接続部分64aが、
マイクロストリップライン100、102によって構成
されている。マイクロストリップライン100は入力側
整合回路52aと同じ幅寸法を有している。マイクロス
トリップライン102は、マイクロストリップライン1
00と入力側整合回路52aとを接続するもので、その
幅寸法はマイクロストリップライン100よりも狭くさ
れている。この実施例では、マイクロストリップライン
100、102、入力側整合回路52aとの間には、図
2に示したマイクロストリップライン76、78、74
と等価となるので、入力側整合回路52aとFET50
aのゲートとの間に、直列に複数のインダクタを接続し
たのと等価となり、これらインダクタの値は、基板54
aの比誘電率、その厚み、波長短縮率が定められれば、
数1乃至数5によって計算することができる。
【0034】また、この実施例では、FET50aのド
レインと出力側整合回路54aとの間に、接続部103
を有し、この接続部103は、出力側整合回路54aと
同じ幅寸法のマイクロストリップライン104と、これ
よりも短い幅寸法のマイクロストリップライン106と
を有し、ボンディングワイヤー60aによってFET5
0aのドレインに接続されているマクロストリップライ
ン104が、マイクロストリップライン106によって
出力側整合回路54aに接続されている。マイクロスト
リップライン106の幅寸法は、FET50aのS22
をスミスチャートの実軸上に移動させるのに必要なイン
ダクタンスが求められると、マイクロストリップライン
102と同様にして求められる。なお、この接続部10
3は、第1の実施例の接続部64と同様に、出力側整合
回路と同じ幅寸法を有する複数のマイクロストリップラ
インと、これらよりも短い幅寸法の複数のマイクロスト
リップラインから構成することもできる。
レインと出力側整合回路54aとの間に、接続部103
を有し、この接続部103は、出力側整合回路54aと
同じ幅寸法のマイクロストリップライン104と、これ
よりも短い幅寸法のマイクロストリップライン106と
を有し、ボンディングワイヤー60aによってFET5
0aのドレインに接続されているマクロストリップライ
ン104が、マイクロストリップライン106によって
出力側整合回路54aに接続されている。マイクロスト
リップライン106の幅寸法は、FET50aのS22
をスミスチャートの実軸上に移動させるのに必要なイン
ダクタンスが求められると、マイクロストリップライン
102と同様にして求められる。なお、この接続部10
3は、第1の実施例の接続部64と同様に、出力側整合
回路と同じ幅寸法を有する複数のマイクロストリップラ
インと、これらよりも短い幅寸法の複数のマイクロスト
リップラインから構成することもできる。
【0035】図5に第3の実施例を示す。この実施例
は、第2の実施例と同様に誘電体基板105上に設けた
入力側整合回路108に連ねてマイクロストリップライ
ン110、112からなる接続部114を設けたもの
で、マイクロストリップライン110は入力側整合回路
108と同じ幅寸法を有し、マイクロストリップライン
112は、マイクロストリップライン110よりも狭い
幅寸法を有している。このマイクロストリップライン1
12の幅寸法は、第1及び第2の実施例と同様にして定
められる。
は、第2の実施例と同様に誘電体基板105上に設けた
入力側整合回路108に連ねてマイクロストリップライ
ン110、112からなる接続部114を設けたもの
で、マイクロストリップライン110は入力側整合回路
108と同じ幅寸法を有し、マイクロストリップライン
112は、マイクロストリップライン110よりも狭い
幅寸法を有している。このマイクロストリップライン1
12の幅寸法は、第1及び第2の実施例と同様にして定
められる。
【0036】このマイクロストリップライン11の幅方
向に垂直な2つの辺の両側に、マイクロストリップライ
ン112の長さ寸法よりも若干短い長さ寸法の複数の島
状のパターン114が互いに接近して、マイクロストリ
ップライン112の幅方向に沿って形成されている。
向に垂直な2つの辺の両側に、マイクロストリップライ
ン112の長さ寸法よりも若干短い長さ寸法の複数の島
状のパターン114が互いに接近して、マイクロストリ
ップライン112の幅方向に沿って形成されている。
【0037】これらパターン114は、例えば図示して
いないFETのSパラメータS11が予定値よりもばら
ついている場合、或いはマイクロストリップライン11
2、110によって形成されるインダクタンスが予定値
よりもずれていた場合に、マイクロストリップライン1
12の近い位置にあるものを、図示しないボンディング
ワイヤーによって、マイクロストリップライン110と
入力側整合回路108とに接続する。これによって、実
質的にマイクロストリップライン112の幅寸法を若干
広くしたのと等価となる。よって、このような作業を、
FETのSパラメータS11をスミスチャートの実軸上
に移動させるの必要なインダクタンスが得られるまで、
或いは予定値のインダクタンスが得られるまで行う。
いないFETのSパラメータS11が予定値よりもばら
ついている場合、或いはマイクロストリップライン11
2、110によって形成されるインダクタンスが予定値
よりもずれていた場合に、マイクロストリップライン1
12の近い位置にあるものを、図示しないボンディング
ワイヤーによって、マイクロストリップライン110と
入力側整合回路108とに接続する。これによって、実
質的にマイクロストリップライン112の幅寸法を若干
広くしたのと等価となる。よって、このような作業を、
FETのSパラメータS11をスミスチャートの実軸上
に移動させるの必要なインダクタンスが得られるまで、
或いは予定値のインダクタンスが得られるまで行う。
【0038】このような島状パターンは、第2の実施例
に示した出力側整合回路の接続部に設けることもできる
し、第1の実施例に示したような入力側整合回路の接続
部に設けることもできる。
に示した出力側整合回路の接続部に設けることもできる
し、第1の実施例に示したような入力側整合回路の接続
部に設けることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイク
ロ波増幅素子の入力側及び出力側に、接続される整合回
路を、誘電体基板上に形成されたマイクロストリップラ
インからなる分布定数型として、各整合回路の少なくと
も一方に、上記増幅素子との接続部分を設け、この接続
部分が、整合回路の幅寸法に等しい第1の幅の第1のマ
イクロストリップラインと、この第1のマイクロストリ
ップラインに連ねて設けた第1の幅よりも狭い第2の幅
の第2のマイクロストリップラインとを有しているの
で、整合回路と増幅素子との間にインダクタを形成する
ことができ、しかも第2の幅を適切に選択することによ
って、増幅素子のSパラメータS11をスミスチャート
の実軸上に移動させることができる。従って、従来のも
のと異なり、一々インダクタとして機能するボンディン
グワイヤーを接続する必要がなく、その製造が容易とな
る。しかも、このインダクタの値は、第1及び第2の幅
の比によって定まり、マイクロストリップラインの長さ
とは無関係であるので、マイクロストリップラインの長
さ寸法を短くすることができ、これらマイクロストリッ
プラインや整合回路が設けられている誘電体基板の長さ
を短くすることができ、このマイクロ波増幅器を小型化
することができる。
ロ波増幅素子の入力側及び出力側に、接続される整合回
路を、誘電体基板上に形成されたマイクロストリップラ
インからなる分布定数型として、各整合回路の少なくと
も一方に、上記増幅素子との接続部分を設け、この接続
部分が、整合回路の幅寸法に等しい第1の幅の第1のマ
イクロストリップラインと、この第1のマイクロストリ
ップラインに連ねて設けた第1の幅よりも狭い第2の幅
の第2のマイクロストリップラインとを有しているの
で、整合回路と増幅素子との間にインダクタを形成する
ことができ、しかも第2の幅を適切に選択することによ
って、増幅素子のSパラメータS11をスミスチャート
の実軸上に移動させることができる。従って、従来のも
のと異なり、一々インダクタとして機能するボンディン
グワイヤーを接続する必要がなく、その製造が容易とな
る。しかも、このインダクタの値は、第1及び第2の幅
の比によって定まり、マイクロストリップラインの長さ
とは無関係であるので、マイクロストリップラインの長
さ寸法を短くすることができ、これらマイクロストリッ
プラインや整合回路が設けられている誘電体基板の長さ
を短くすることができ、このマイクロ波増幅器を小型化
することができる。
【0040】なお、特開昭64-49401号公報には、一端部
がFETのゲートにボンディングワイヤーによって接続
され、他端部が伝送線路に接続され位相調整用の伝送線
路の一端部と他端部とに垂直にそれぞれ1対のスタブを
設けたものが開示されている。しかし、これは、位相調
整用の伝送線路によってFETのS11またはS22を
所定値に変更した後、この変更された反射係数をさらに
0に変更するために、スタブを用いており、この発明の
ようにFETのS11やS22を、スミスチャートの実
軸上に移動させるためのものとは異なる。
がFETのゲートにボンディングワイヤーによって接続
され、他端部が伝送線路に接続され位相調整用の伝送線
路の一端部と他端部とに垂直にそれぞれ1対のスタブを
設けたものが開示されている。しかし、これは、位相調
整用の伝送線路によってFETのS11またはS22を
所定値に変更した後、この変更された反射係数をさらに
0に変更するために、スタブを用いており、この発明の
ようにFETのS11やS22を、スミスチャートの実
軸上に移動させるためのものとは異なる。
【0041】また、本発明によれば、狭い幅のマイクロ
ストリップラインの幅方向の辺の両側に、幅方向に沿っ
て複数のパターンを形成しているので、狭い幅の両側に
あるマイクロストリップラインに接続し、その接続数を
変更することによって、狭い幅のマイクロストリップラ
インの幅を微細に変更できる。従って、増幅素子と整合
回路とに間に接続されるインダクタンスの値を微細に調
整することができ、FETのSパラメータS11やS2
2がが予定値と異なっている場合や、増幅素子と整合回
路との間に、マイクロストリップラインで構成したイン
ダクタのインダクタが予定値と異なっている場合でも、
予定値に合わせることができる。
ストリップラインの幅方向の辺の両側に、幅方向に沿っ
て複数のパターンを形成しているので、狭い幅の両側に
あるマイクロストリップラインに接続し、その接続数を
変更することによって、狭い幅のマイクロストリップラ
インの幅を微細に変更できる。従って、増幅素子と整合
回路とに間に接続されるインダクタンスの値を微細に調
整することができ、FETのSパラメータS11やS2
2がが予定値と異なっている場合や、増幅素子と整合回
路との間に、マイクロストリップラインで構成したイン
ダクタのインダクタが予定値と異なっている場合でも、
予定値に合わせることができる。
【図1】本発明によるマイクロ波増幅器の第1の実施例
のFETの近傍の平面図である。
のFETの近傍の平面図である。
【図2】同第1の実施例において使用しているマイクロ
ストリップラインの基礎となるマイクロストリップライ
ンとその等価回路を示す図である。
ストリップラインの基礎となるマイクロストリップライ
ンとその等価回路を示す図である。
【図3】同第1の実施例のシミュレーションにおけるS
パラメータ特性を示す図である。
パラメータ特性を示す図である。
【図4】同第2の実施例のFETの近傍の平面図であ
る。
る。
【図5】同第3の実施例の入力側整合回路の近傍の平面
図である。
図である。
【図6】従来のマイクロ波増幅器の一例のFETの近傍
の平面図である。
の平面図である。
【図7】図6におけるマイクロストリップライン12、
20及びボンディングワイヤーと、その等価回路を示す
図である。
20及びボンディングワイヤーと、その等価回路を示す
図である。
【図8】FETを4合成した従来のマイクロ波増幅器の
FETの近傍の等価回路図である。
FETの近傍の等価回路図である。
【図9】図8に対応するFETの近傍の平面図である。
50 FET 52 入力側整合回路 64 接続部 66 マイクロストリップライン 68 マイクロストリップライン 70 マイクロストリップライン 72 マイクロストリップライン 114 電極パターン
Claims (2)
- 【請求項1】 マイクロ波増幅素子と、この増幅素子の
入力側に接続された入力側整合回路と、上記増幅素子の
出力側に接続された出力側整合回路とを、具備し、上記
各整合回路は、誘電体基板上に形成されたマイクロスト
リップラインからなる分布定数型に構成されており、上
記各整合回路の少なくとも一方は、上記増幅素子との接
続部分を有し、この接続部分が、上記整合回路の幅に等
しい第1の幅の第1のマイクロストリップラインと、こ
の第1のマイクロストリップラインに連ねて設けた第1
の幅よりも狭い第2の幅の第2のマイクロストリップラ
インとを、有するマイクロ波増幅器。 - 【請求項2】 請求項1記載のマイクロ波増幅器におい
て、第2のマイクロストリップラインの幅方向の辺の両
側に、上記幅方向に沿って複数の電極パターンを形成し
てなるマイクロ波増幅器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203408A JPH0653715A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | マイクロ波増幅器 |
US08/097,906 US5357212A (en) | 1992-07-30 | 1993-07-28 | Microwave amplifier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203408A JPH0653715A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | マイクロ波増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653715A true JPH0653715A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16473575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203408A Pending JPH0653715A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | マイクロ波増幅器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5357212A (ja) |
JP (1) | JPH0653715A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110139727A (ko) * | 2009-03-18 | 2011-12-29 | 일렉트로룩스 홈 프로덕츠 코오포레이션 엔.브이. | 가스 버너 |
JP2017059650A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 三菱電機株式会社 | 増幅器 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5760650A (en) * | 1994-09-26 | 1998-06-02 | Endgate Corporation | Coplanar waveguide amplifier |
JPH10135749A (ja) * | 1996-10-29 | 1998-05-22 | Nec Corp | 高周波帯増幅器 |
JPH10224123A (ja) * | 1997-02-06 | 1998-08-21 | Nec Corp | インピーダンス変換装置 |
US5973567A (en) * | 1997-06-16 | 1999-10-26 | Hughes Electronics Corporation | Tunable impedance matching network for a mic power amplifier module |
DE60119339T2 (de) * | 2001-11-14 | 2007-05-10 | Ericsson Ab | Multichipmodul |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053923B2 (ja) * | 1978-01-27 | 1985-11-28 | 日本電気株式会社 | 超高周波トランジスタ増幅器 |
JPS6449401A (en) * | 1987-08-20 | 1989-02-23 | Sanyo Electric Co | Microwave semiconductor amplifier |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4203408A patent/JPH0653715A/ja active Pending
-
1993
- 1993-07-28 US US08/097,906 patent/US5357212A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110139727A (ko) * | 2009-03-18 | 2011-12-29 | 일렉트로룩스 홈 프로덕츠 코오포레이션 엔.브이. | 가스 버너 |
JP2017059650A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 三菱電機株式会社 | 増幅器 |
US9627300B2 (en) | 2015-09-16 | 2017-04-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Amplifier package with multiple drain bonding wires |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5357212A (en) | 1994-10-18 |
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