JP3175876B2 - インピーダンス変成器 - Google Patents

インピーダンス変成器

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JP3175876B2 JP18586393A JP18586393A JP3175876B2 JP 3175876 B2 JP3175876 B2 JP 3175876B2 JP 18586393 A JP18586393 A JP 18586393A JP 18586393 A JP18586393 A JP 18586393A JP 3175876 B2 JP3175876 B2 JP 3175876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インピーダンス変成
器に関し、特に、概ね1GHz以上の周波数の信号を取
り扱う回路のインピーダンス変換を行なうインピーダン
ス変成器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電界効果トランジスタ(FET)
を使用した高出力増幅器は大出力を得るためにゲート幅
の非常に大きなFETを使用しているが、このためにF
ETの入出力インピーダンスは数Ωないし10数Ω程度
の非常に小さな値となる。一方において、マイクロ波回
路はその回路の入出力インピーダンスは通常50Ωとさ
れている。従って、この高出力増幅器を良好な特性で動
作させるにはFETとマイクロ波回路との間の接続部に
インピーダンス変成器を接続してその入出力インピーダ
ンスをインピーダンス変換し、マイクロ波回路の入出力
インピーダンスである50Ωとの間のインピーダンス整
合をとる必要がある。
【0003】一般に、Z1 、Z2 なる入力インピーダン
スを有する2つの回路同志を接続する場合、特性インピ
ーダンスZ0 がZ0 =√(Z12 )なる1/4波長線
路をインピーダンス変成器として2つの回路間に挿入す
ることにより接続部における反射損失の無い、インピー
ダンス整合のとれた接続を実現することができる。図3
はインピーダンス変成器の従来例の斜視図である。図3
において、誘電体或は半導体より成る基板4の下面には
接地導体11が形成され、基板4の上部にはストリップ
状の中心導体31が形成されている。この基板4、接地
導体11およびストリップ状中心導体31により構成さ
れる伝送線路の特性インピーダンスZ0 は整合すべきイ
ンピーダンスがZ1 、Z2 である場合、Z0 =√(Z1
2 )であり、その長さは伝送される信号の波長の1/
4である。
【0004】しかし、上述の如く、増幅器の数Ωのイン
ピーダンスとマイクロ波の50Ωのインピーダンスとの
間の整合をとる様な場合、インピーダンス変成器の特性
インピーダンスは数Ωから10数Ω程度の非常に低いイ
ンピーダンスである必要がある。ここで、上述の如きイ
ンピーダンス変成器の低い特性インピーダンスは基板4
の厚さとストリップ状中心導体31の幅の比により決定
されるのであるが、基板4の厚さが厚いところからスト
リップ状中心導体31の幅を大きくする必要がある。そ
のために、インピーダンス変成器の大きさが大きくなる
と共に、周波数が高くなるにつれて横方向への電磁波の
伝搬が生じて動作周波数に上限がある。
【0005】図4は図3に示されるインピーダンス変成
器の問題点を解決するために改良されたインピーダンス
変成器の従来例である(IEEE Microwave and Guided Wa
veLetters,1992年8月号参照)。図4において、誘電体
或は半導体より成る基板4の上面に接地導体11が形成
され、接地導体11上に誘電体膜21が形成される。更
に、誘電体膜21の上部にストリップ状中心導体31が
形成される。この改良されたインピーダンス変成器は、
誘電体21の厚さが数μmないし数十μmと非常に薄
く、低インピーダンスの線路を実現する場合もストリッ
プ状中心導体31の幅をそれ程大きくする必要がない。
【0006】しかし、図4のインピーダンス変成器は帯
域が狭く、広帯域の整合をとることが困難である。帯域
の狭いインピーダンス変成器を広帯域化する方法として
インピーダンスの異なる複数のインピーダンス変成器を
縦続接続する方法が知られているが、狭帯域インピーダ
ンス変成器を使用してこの方法を実施する場合、特性イ
ンピーダンスの一層の低インピーダンス化が要求され、
ストリップ状中心導体の幅を極めて大きくする必要があ
り、実現に困難を伴う。また、高インピーダンス側の伝
送線路はストリップ状中心導体31の幅を小さくする必
要があり、損失が大きくなるという問題があった。この
問題を解消する各種のインピーダンス変成器が開発され
ているが、以下、これらを参考例として説明しておく。
【0007】第1の参考例を図5および図6を参照して
説明する。図5(A)は第1の参考例の斜視図、図5
(B)は図5(A)の平面図、図6(A)は図5(B)
のA−A’線についての横断面図、図6(B)は図5
(B)のB−B’線についての横断面図、図6(C)は
図5(B)のC−C’線についての縦断面図である。共
通する部材については共通する符号を付す。図5(A)
ないし図6(C)において、半導体或は誘電体より成る
基板4上に第1の接地導体11および誘電体4’を形成
する。次いで、接地導体11上に厚さh1 の第1の誘電
体膜21を形成し、誘電体4’上に第2の接地導体12
を接地導体11と接続して形成した後、接地導体12上
に厚さh2 の第2の誘電体膜22を形成する。誘電体膜
21上に幅wのストリップ状中心導体31を、誘電体膜
22上に同様に幅wのストリップ状中心導体32を、そ
れぞれ電気長が1/4波長になる様に接続して形成す
る。
【0008】上述した通りに構成されたインピーダンス
変成器に信号を入力した時、接地導体11とストリップ
状中心導体31により構成される第1の伝送線路Aの誘
電体膜21の厚さh1 は接地導体12とストリップ状中
心導体32により構成される第2の伝送線路Bの誘電体
膜22の厚さh2 に比して大きいので第1の伝送線路A
は高インピーダンス線路として動作し、第2の伝送線路
Bは低インピーダンス線路として動作する。そして、第
1の伝送線路Aおよび第2の伝送線路Bを縦続接続する
ことにより広帯域なインピーダンス変成器として動作す
る。更に、この発明のインピーダンス変成器は低インピ
ーダンス線路Bにおいてストリップ状中心導体の幅を大
きくせずに実現できるので回路面積を小さくすることが
できる。また、高インピーダンス線路Aにおいてストリ
ップ状中心導体の幅を小さくせずに実現できるので、伝
送損失を低減することができる。そして、上述のインピ
ーダンス変成器において第1のストリップ状中心導体3
1の幅と第2のストリップ状中心導体32の幅とを互い
に異なるものとすることができる。また、インピーダン
ス変成器を半導体基板上に上下反転して配置することが
でき、更に第1および第2の伝送線路の上部に誘電体或
は半導体が形成されたものとすることもできる。
【0009】第2の参考例を図7を参照して説明する。
図7に示される第2の参考例は、第1の参考例に接地導
体13、誘電体22’およびストリップ状中心導体33
により構成される第3の1/4波長伝送線路Cを更に縦
続接続することにより構成されたものである。上述の如
くに構成された第2の参考例も上述の第1の参考例と同
様の作用効果を奏す。そして、ストリップ状中心導体3
1、32および33の幅を異にして構成した場合、更に
第4の伝送線路、第5の伝送線路を縦続接続した場合も
同様の作用効果を奏す。また、第1、第2および第3の
伝送線路の上部に誘電体或は半導体を形成した場合も同
様の作用効果を奏す。
【0010】第3の参考例を図8および図9を参照して
説明する。図8(A)は第3の参考例の斜視図、図8
(B)は図8(A)の平面図、図9(A)は図8(B)
のA−A’線についての横断面図、図9(B)は図8
(B)のB−B’線についての横断面図、図9(C)は
図8(B)のC−C’線についての縦断面図である。図
8(A)ないし図9(C)において、半導体或は誘電体
より成る基板4上に第1の接地導体11および第2の接
地導体12を接続して形成する。次いで、接地導体11
上に厚さh1 の第1の誘電体膜21を形成し、接地導体
12上に厚さh2 の第2の誘電体膜22を形成した後、
誘電体膜21上に幅wのストリップ状中心導体31を、
誘電体膜22上に幅wのストリップ状中心導体32を、
それぞれ電気長が1/4波長になる様に接続して形成す
る。
【0011】上述の如くに構成された第3の参考例に信
号を入力した時、接地導体11とストリップ状中心導体
31により構成される第1の伝送線路Aの誘電体膜21
の厚さh1 は接地導体12とストリップ状中心導体32
とにより構成される第2の伝送線路Bの誘電体膜22の
厚さh2 に比して大きいので、第1の伝送線路Aは高イ
ンピーダンス線路として動作し、第2の伝送線路Bは低
インピーダンス線路として動作する。そして、第1の伝
送線路Aおよび第2の伝送線路Bを縦続接続することに
より広帯域なインピーダンス変成器として動作する。更
に、このインピーダンス変成器は低インピーダンス線路
においてストリップ状中心導体の幅を大きくせず実現す
ることができるので回路面積を小さくすることができ
る。また、高インピーダンス線路においてストリップ状
中心導体の幅を小さくせずに実現できるので、伝送損失
を低減することができる。この第3の参考例は、また、
第1のストリップ状中心導体31の幅と第2のストリッ
プ状中心導体32の幅を異なるものとすることができ
る。更に、第1の伝送線路および第2の伝送線路の上部
に誘電体或は半導体を形成したものとすることもでき
る。
【0012】第4の参考例を図10を参照して説明す
る。図10に示される第4の参考例は第3の参考例に接
地導体13、誘電体22’およびストリップ状中心導体
33より構成される第3の1/4波長伝送線路Cを更に
縦続接続することにより構成されたものである。上述の
如くに構成された第4の参考例は上述の第3の参考例と
同様の作用効果を奏す。そして、ストリップ状中心導体
31、32および33の幅を相異なるものとした場合、
更に第4の伝送線路および第5の伝送線路を縦続接続し
た場合も同様の作用効果を奏す。また、第1、第2およ
び第3の伝送線路の上部に誘電体或は半導体が形成され
た場合も同様の作用効果を奏す。
【0013】第5の参考例を図11を参照して説明す
る。ここで、先の図5および図6をも参照する。第5の
参考例は、第1の参考例においてストリップ状中心導体
31および32を階段状に形成、接続したものに相当す
る。上述の如くに構成された第5の参考例は上述された
第1の参考例と同様の作用効果を奏す。そして、第1の
参考例と同様に、第1のストリップ状中心導体31の幅
と第2のストリップ状中心導体32の幅とを相異なるも
のとした場合も同様の作用効果を奏す。また、第1の伝
送線路および第2の伝送線路の上部に誘電体或は半導体
が形成された場合も同様の作用効果を奏す。更に、第2
の参考例と同様に更なる第3、第4の伝送線路を縦続接
続する場合も同様の作用効果を奏す。
【0014】第6の参考例を図12を参照して説明す
る。図12(A)は第6参考例の斜視図、図12(B)
は図12(A)のA−A’線に沿った横断面図、図12
(C)は図12(A)のB−B’線についての縦断面図
である。第6の参考例において、第1の接地導体および
第2の接地導体として動作する共通接地導体11上に厚
さh1 の第1の誘電体膜21を形成し、接地導体11の
下に厚さh2 の第2の誘電体膜22を形成する。更に、
誘電体膜21上に幅wのストリップ状中心導体31を、
誘電体膜22の下に幅wのストリップ状中心導体32
を、それぞれ電気長が1/4波長になる様に接続して形
成する。そして、ストリップ状中心導体31およびスト
リップ状中心導体32をスルーホール50を介して接続
している。
【0015】上述の如くに構成された第6の参考例は、
上述の第1の参考例と同様の作用効果を奏す。そして、
第1の伝送線路および第2の伝送線路が共通する接地導
体の上下に配置されているところから回路面積を大幅に
縮小することができ、高集積度集積回路化に好適な参考
例である。また、ストリップ状中心導体31および32
の幅を相異なるものした場合、更に、第1の伝送線路お
よび第2の伝送線路の上部および下部に誘電体或は半導
体が形成された場合も同様である。そして、更なる第
3、第4の伝送線路を縦続接続した場合も同様である。
第7の参考例を図13を照して説明する。ここで、先の
図5、図8、および図11をも参照する。
【0016】第7の参考例は図5、図8、および図11
の第1の参考例、第3の参考例および第5の参考例にお
いて、ストリップ状中心導体31および32を図13に
示されるメアンダ状に構成したものに相当する。第1の
参考例、第3の参考例および第5の参考例においては、
第1の伝送線路と第2の伝送線路の誘電体膜の厚さを異
にして形成されていて低インピーダンス側の伝送線路に
おいてストリップ状中心導体の幅をそれ程大きくする必
要がないので、第1の伝送線路および第2の伝送線路を
それぞれ幅の狭いメアンダ状に構成することができ、従
って集積度の高い集積回路に使用するインピーダンス変
成器として好適である。更に、パターンレイアウトの必
要に応じて任意の形状に変形することもできる。
【0017】上述の如くに構成された第7の参考例は、
第1の参考例と同様の作用効果を奏す。そして、第2の
参考例および第4の参考例と同様に、更なる第3および
第4の伝送線路を縦続接続した場合も同様の作用効果を
奏す。また、第6の参考例と同様に、第1の接地導体お
よび第2の接地導体を共通のものとし、第1の伝送線路
および第2の伝送線路を接地導体の互いに異なる面に形
成する場合も同様の作用効果を奏す。第8の参考例を図
14を参照して説明する。図14(A)は第3の参考例
においてストリップ状中心導体31および32をスパイ
ラル状に構成したものの平面図、図14(B)は図14
(A)のA−A’線についての断面図である。
【0018】この第8の参考例は、先の図8、図9の第
3の参考例においてストリップ状中心導体31および3
2をスパイラル状に構成したものに対応する。この第8
の参考例によれば、第1の伝送線路と第2の伝送線路の
誘電体膜の厚さを異にして形成されていて低インピーダ
ンス側の伝送線路においてストリップ状中心導体の幅を
それ程大きくする必要がないので、第1の伝送線路およ
び第2の伝送線路をそれぞれ幅の狭いスパイラル状に構
成することができ、従って集積度の高い集積回路に使用
するインピーダンス変成器として好適である。更に、パ
ターンレイアウトの必要に応じて任意の形状に変形する
こともできる。
【0019】上述の如くに構成された第8の参考例は上
述の第3の参考例と同様の作用効果を奏す。そして、こ
の第8の参考例も更なる第3および第4の伝送線路を縦
続接続した場合も同様の作用効果を奏す。第9の参考例
を図15を参照して説明する。ここで、図12をも参照
する。図15(A)は図12の第6の参考例においてス
トリップ状中心導体31および32をスパイラル状に構
成したものの平面図、図15(B)は図15(A)のA
−A’線についての断面図である。第6の参考例は第1
の伝送線路と第2の伝送線路の誘電体膜の厚さを異にし
て形成されていて低インピーダンス側の伝送線路におい
てストリップ状中心導体の幅をそれ程大きくする必要が
ないので、第1の伝送線路および第2の伝送線路をそれ
ぞれ幅の狭いスパイラル状に構成することができると共
に、共通する接地導体の上下に第1の伝送線路および第
2の伝送線路が形成されているところから集積度の高い
集積回路に使用するインピーダンス変成器として好適で
ある。更に、パターンレイアウトの必要に応じて任意の
形状に変形することもできる。
【0020】上述の如くに構成された第9の参考例は上
述の第1の参考例、第6の参考例と同様の作用効果を奏
す。そして、第9の参考例も更に第3および第4の伝送
線路を縦続接続した場合、先の第3および第4の伝送線
路を縦続接続した場合と同様の作用効果を奏す。ここ
で、伝送線路の特性インピーダンスZ0 と伝送線路を構
成する誘電体膜の実効誘電率εeff との間には一般的に Z0 =1/√εeff なる関係がある。従って、低インピーダンス側の伝送線
路において実効誘電率が高くなるように形成することに
より、高インピーダンス側の伝送線路に比してストリッ
プ状中心導体の幅を極端に大きくする必要はなくなり、
回路の小型化を実現することができる。また、高インピ
ーダンス側の伝送線路においては実効誘電率が小さくな
る様に構成することにより、低インピーダンス側の伝送
線路に比してストリップ状中心導体の幅を極端に小さく
する必要はなくなり、回路の伝送損失を低減することが
できる。以下、この様な技術的構成を具備する参考例に
ついて説明する。
【0021】第10の参考例を図16を参照して説明す
る。図16において、半導体或は誘電体より成る基板4
上に第1の接地導体11および第2の接地導体12を接
続して形成する。次いで、接地導体11上に厚さがh、
誘電率εの第1の誘電体膜21を形成し、接地導体12
上に厚さh、誘電率εの第2の誘電体膜22を形成した
後に、誘電体21上に幅wのストリップ状中心導体31
を、誘電体膜22上に同じく幅wのストリップ状中心導
体32を、それぞれ電気長が1/4波長になる様に接続
して形成する。更に、誘電体21およびストリップ状中
心導体31上に誘電率ε4 の第3の誘電体膜41を形成
し、誘電体膜22およびストリップ状中心導体32上に
第3の誘電体膜41の誘電率ε4 よりも高い誘電率ε5
の第4の誘電体膜42を形成する。
【0022】上述の如くに構成した第10の参考例に信
号を入力した時、接地導体11とストリップ状中心導体
31により構成される第1の伝送線路Aの実効誘電率は
接地導体12とストリップ状中心導体32により構成さ
れる第2の伝送線路Bの実効誘電率に比して小さいの
で、第1の伝送線路Aは高インピーダンス線路として動
作し、第2の伝送線路Bは低インピーダンス線路として
動作する。そして、第1の伝送線路Aおよび第2の伝送
線路Bを縦続接続することにより、より広帯域なインピ
ーダンス変成器として動作する。また、この参考例は低
インピーダンス線路において中心導体の幅をそれ程大き
くする必要はなくなり、更に実効誘電率が高いので1/
4波長線路の物理長を短く形成することができるので回
路面積を小さくすることができる。そして、高インピー
ダンス線路において中心導体の幅を極端に狭くする必要
もないので、伝送損失を低減することができる。第10
の参考例において、第1のストリップ状中心導体31お
よび第2のストリップ状中心導体32の幅を異にした場
合、第1の誘電体21および第2の誘電体22の厚さお
よび誘電率を異にした場合も同様の作用効果を奏す。
【0023】第11の参考例を図17を参照して説明す
る。図17に示される第11の参考例は第10の参考例
に、接地導体13、誘電率εの誘電体膜22’、ストリ
ップ状中心導体33および誘電率がε6 の第6の誘電体
膜43により構成される第3の1/4波長伝送線路Cを
縦続接続することにより構成されるものである。上述の
如くに構成された第11の参考例は上述の第10の参考
例と同様の作用効果を奏すると共に、より広帯域なイン
ピーダンス変成器として動作する。そして、ストリップ
状中心導体31、32および33の幅を異にし、或は誘
電体膜21、22および22’の厚さおよび誘電率を異
にした場合、第4の伝送線路および第5の伝送線路を更
に縦続接続した場合も同様の作用効果を奏す。
【0024】第12の参考例を図18を参照して説明す
る。図18において、半導体或は誘電体より成る基板4
上に第1の接地導体11および第2の接地導体12を接
続し形成する。次いで、接地導体11上に厚さh、誘電
率ε1 の第1の誘電体膜21を形成し、接地導体21上
に厚さh、第1の誘電体11の誘電率ε1 よりも高い誘
電率ε2 の第2の誘電体膜22を形成する。更に、誘電
体膜21上に幅wのストリップ状中心導体31を、誘電
体膜22上に幅wのストリップ状中心導体32をそれぞ
れ電気長が1/4波長になる様に接続して形成する。
【0025】上述の如くに構成された第12の参考例に
信号を入力した時、接地導体11とストリップ状中心導
体31により構成された第1の伝送線路Aの誘電体膜2
1の誘電率ε1 は接地導体12とストリップ状中心導体
32により構成された第2の伝送線路Bの誘電体膜22
の誘電率ε2 に比して小さいので、第1の伝送線路Aの
実効誘電率は第2の伝送線路Bの実効誘電率よりも低く
なり、第1の伝送線路Aは高インピーダンス線路として
動作し、第2の伝送線路Bは低インピーダンス線路とし
て動作する。そして、第1の伝送線路Aおよび第2の伝
送線路Bを縦続接続することにより広帯域なインピーダ
ンス変成器として動作することとなる。そして、この第
12の参考例は低インピーダンス線路においてストリッ
プ状中心導体の幅を極端に大きくすることを要せず、ま
た実効誘電率が高いので1/4波長線路の物理長を短く
形成することができるので回路面積を小さくすることが
できる。更に、高インピーダンス線路において中心導体
の幅を極端に狭くする必要はないので、伝送損失を低減
することができる。
【0026】この第12の参考例において、第1のスト
リップ状中心導体31および第2のストリップ状中心導
体32の幅、第1の誘電体膜21および第2の誘電体膜
22の厚さを異にした場合も上述と同様の作用効果を奏
す。そして、インピーダンス変成器を半導体基板上に上
下反転して配置したもの、第1の伝送線路と第2の伝送
線路の上部に誘電体或は半導体が形成された場合につい
ても同様の作用効果を奏す。第13の参考例を図19を
参照して説明する。図19(A)は第13の参考例の斜
視図、図19(B)は図19(A)のA−A’線につい
ての横断面図、図19(C)は図19(A)のB−B’
線についての縦断面図である。
【0027】図19(A)ないし図19(C)におい
て、第1の接地導体および第2の接地導体として共通の
接地導体11が使用され、この共通の接地導体11上に
厚さhであって、誘電率ε1 の第1の誘電体膜21を形
成し、接地導体11の下に厚さh、第1の誘電体の誘電
率ε1 よりも高い誘電率ε2 の第2の誘電体膜22を形
成する。更に、誘電体膜21上に幅wのストリップ状中
心導体31を、誘電体膜22の下に幅wのストリップ状
中心導体32を、それぞれ電気長が1/4波長になる様
に形成する。そして、ストリップ状中心導体31および
ストリップ状中心導体32をスルーホール50を介して
接続している。
【0028】上述の如くに構成された第13の参考例は
上述の第12の参考例と同様の作用効果を奏す。そし
て、第1の伝送線路および第2の伝送線路が共通する接
地導体の上下に各別に配置されているので回路面積を大
幅に縮小することができ、集積回路化に適している。ま
た、ストリップ状中心導体31およびストリップ状中心
導体32の幅を異にし、或は誘電体膜21および誘電体
膜22の厚さを異にした場合も同様の作用効果を奏す。
更に、第1の伝送線路および第2の伝送線路の上部およ
び下部に誘電体或は半導体が形成された場合も同様であ
る。そして、更なる第3の伝送線路、第4の伝送線路を
縦続接続した場合も同様の作用効果を奏する。
【0029】第14の参考例を図20を参照して説明す
る。図20に示される第14の参考例は、図18による
第12の参考例に接地導体13、誘電率ε3 の誘電体膜
22’およびストリップ状中心導体33により構成され
る第3の1/4波長伝送線路Cを縦続接続することによ
り構成されている。上述の如くに構成された第14の参
考例は上述の第12の参考例と同様の作用効果を奏有す
ると共に、より広帯域なインピーダンス変成器として動
作するに到る。そして、ストリップ状中心導体31、3
2および33の幅を異にし、或は誘電体膜21、22お
よび22’の厚さを異にし、或は更に第4の伝送線路、
第5の伝送線路を縦続接続した場合も同様の作用効果を
奏す。第1の伝送線路、第2の伝送線路および第3の伝
送線路の上部に誘電体或は半導体が形成された場合も同
様である。
【0030】第15の参考例を図21を参照して説明す
る。図21(A)は図19の参考例におけるストリップ
状中心導体31、ストリップ状中心導体32をスパイラ
ル状に構成したものの平面図、図21(B)は図21
(A)のA−A’線についての断面図である。第15の
参考例は図19における第13の参考例におけるストリ
ップ状中心導体31、ストリップ状中心導体32をスパ
イラル状に構成したものに相当する。この第15の参考
例も第1の伝送線路と第2の伝送線路の実効誘電率が異
なって形成されているので、低インピーダンス側の伝送
線路においてストリップ状中心導体の幅を極端に広くす
ることを要せず、従って第1の伝送線路および第2の伝
送線路をそれぞれ幅の狭いスパイラル状に構成すること
ができる。そして、ストリップ状中心導体は接地導体の
両面に配置されていて、第1の伝送線路および第2の伝
送線路をスルーホール50を介して接続することによ
り、高集積度の集積回路用として好適なインピーダンス
変成器を構成することができる。また、パターンレイア
ウトの必要に応じて任意の形状に変形することもでき
る。更に、第15の参考例は先の第12の参考例、第1
3の参考例と同様の作用効果を奏する。そして、第14
の参考例と同様に更に第3の伝送線路、第4の伝送線路
を縦続接続した場合も同様の作用効果を奏す。
【0031】第16の参考例を図13および図16を参
照して説明する。図16における第10の参考例におい
てストリップ状中心導体31およびストリップ状中心導
体32を図13のメアンダ状に構成したものに相当す
る。上述の如くに構成された第16の参考例は、第1の
伝送線路と第2の伝送線路の実効誘電率を異にして形成
されているので、低インピーダンス側の伝送線路におい
てストリップ状中心導体の幅を極端に広く形成すること
を要しないところから、第1の伝送線路および第2の伝
送線路をそれぞれ幅の狭いメアンダ状に構成することが
できる。従って、この第12の参考例は高い集積度の集
積回路に好適な参考例であるということができる。そし
て、パターンレイアウトの必要に応じて任意の形状に変
形することもできる。また、この第16の参考例は第1
0の参考例と同様の作用効果を奏す。更に、この第16
の参考例は、更に、第3の伝送線路、第4の伝送線路を
縦続接続した場合も同様の作用効果を奏す。
【0032】第17の参考例を図13および図19を参
照して説明する。第17の参考例は図19の参考例にお
いてストリップ状中心導体31およびストリップ状中心
導体32をメアンダ状に構成したものに相当する。上述
した通り第1の伝送線路と第2の伝送線路の実効誘電率
は異なって形成されていて、低インピーダンス側の伝送
線路においてストリップ状中心導体の幅を極端に広くす
る必要はないので、第1の伝送線路および第2の伝送線
路をそれぞれ幅の狭いメアンダ状に構成することがで
き、従って高集積度の集積回路用として好適なインピー
ダンス変成器を構成することができる。そして、パター
ンレイアウトの必要に応じて任意の形状に変形すること
もできる。また、この第17の参考例は上述の第13の
参考例と同様の作用効果を奏す。そして、更に、第3の
伝送線路、第4の伝送線路を縦続接続した場合も同様の
作用効果を奏す。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】通信用MMIC、HI
Cその他の半導体集積回路において使用されるインピー
ダンス変成器の小型化、広帯域化について、研究開発は
上述した通り活発になされているが、この発明は、これ
らのインピーダンス変成器と比較してより高密度化、小
型化、高性能化された半導体集積回路用のインピーダン
ス変成器を提供するものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1:共通の接地導
体11を具備し、共通の接地導体11の上に厚さh、誘
電率εの第1の誘電体膜21を形成すると共に、接地導
体11の下に厚さh、誘電率εの第2の誘電体膜22を
形成し、第1の誘電体膜21の上に幅wの第1のストリ
ップ状中心導体31を1/4波長の電気長に形成すると
共に、第2の誘電体膜22の下に幅wの第2のストリッ
プ状中心導体32を1/4波長の電気長に形成し、第1
のストリップ状中心導体31および第2のストリップ状
中心導体32を第1の誘電体膜21および第2の誘電体
膜22を貫通するスルーホール50を介して接続し、第
1の誘電体膜21および第1のストリップ状中心導体3
1の上に誘電率がε4 の第3の誘電体膜41を形成し、
第2の誘電体膜22および第2のストリップ状中心導体
32の下部に第3の誘電体膜の誘電率より高い誘電率ε
5 の第4の誘電体膜42を形成したインピーダンス変成
器を構成した。
【0035】そして、請求項2:請求項1に記載される
インピーダンス変成器において、第1のストリップ状中
心導体31および第2のストリップ状中心導体32をス
パイラル状に構成したインピーダンス変成器を構成し
た。
【0036】
【実施の形態】この発明の実施の形態を図1の実施例を
参照して説明する。図1(A)は実施例の斜視図、図1
(B)は図1(A)のA−A’線についての横断面図、
図1(C)は図1(A)のB−B’線についての縦断面
図である。図1において、特性インピーダンスを異にし
て縦続接続される上側の第1の伝送線路Aと下側の第2
の伝送線路Bの接地導体として共通の接地導体11を使
用する。この共通の接地導体11上に厚さh、誘電率ε
の第1の誘電体膜21を形成し、接地導体11の下に厚
さh、誘電率εの第2の誘電体膜22を形成する。更
に、第1の誘電体膜21上に幅wの第1のストリップ状
中心導体31を、第2の誘電体膜22の下に幅wの第2
のストリップ状中心導体32を、それぞれ電気長を1/
4波長に形成する。そして、第1のストリップ状中心導
体31および第2のストリップ状中心導体32をスルー
ホール50を介して接続する。更に、第1の誘電体膜2
1および第1のストリップ状中心導体31の上に誘電率
がε4 の第3の誘電体膜41を形成し、第2の誘電体膜
22および第2のストリップ状中心導体32の下部に第
3の誘電体膜の誘電率ε4 よりも高い誘電率ε5 の第4
の誘電体膜42を形成する。
【0037】上述の如くに構成した縦続接続されたイン
ピーダンス変成器に信号を入力した時、接地導体11と
第1のストリップ状中心導体31により構成される第1
の伝送線路Aの実効誘電率は接地導体12と第2のスト
リップ状中心導体32により構成される第2の伝送線路
Bの実効誘電率に比較して小さいので、第1の伝送線路
Aは高インピーダンス線路として動作し、第2の伝送線
路Bは低インピーダンス線路として動作する。そして、
第1の伝送線路Aおよび第2の伝送線路Bを縦続接続す
ることにより、より広帯域なインピーダンス変成器とし
て動作する。また、この実施例は低インピーダンスの第
2の伝送線路Bにおいて中心導体の幅をそれ程大きくす
る必要はなくなり、更に実効誘電率が高いので1/4波
長線路の物理長を短く形成することができ、集積回路全
体としての占有面積を小さくする上に貢献する。そし
て、高インピーダンスの第1の伝送線路Aにおいて中心
導体の幅を極端に狭くする必要もないので、伝送損失を
低減することができる。
【0038】そして、第1の伝送線路Aおよび第2の伝
送線路Bが共通する接地導体の上下に配置されていると
ころから回路面積を大幅に縮小することができ、高集積
度集積回路化に適している。また、第1のストリップ状
中心導体31および第2のストリップ状中心導体32の
幅を異にし、或いは第1の誘電体膜21および第2の誘
電体膜22の厚さおよび誘電率を異なるものとした場合
も同様の作用効果を奏す。第3の伝送線路、第4の伝送
線路を更に縦続接続した場合も同様の作用効果を奏す。
図2をも参照して他の実施例を参照して説明する。
【0039】図2(A)は図1の実施例においてストリ
ップ状中心導体31およびストリップ状中心導体32を
スパイラル状に構成したものの平面図、図2(B)は図
2(A)のA−A’線についての断面図である。この実
施例は第1の伝送線路Aと第2の伝送線路Bの実効誘電
率を異にして形成されているので低インピーダンス側の
第2の伝送線路Bにおいてストリップ状中心導体の幅を
極端に広く形成することを要しないところから、第1の
伝送線路Aおよび第2の伝送線路Bはそれぞれ幅の狭い
スパイラル状に構成することができる。第1の伝送線路
Aと第2の伝送線路Bはまた、接地導体11の別異の面
に配置されてスルーホール50を介して接続することに
より厚さ方向に形成され、高集積度集積回路化に適した
インピーダンス変成器が構成される。更に、パターンレ
イアウトの必要に応じて、任意の形状に変形することも
できる。そして、この実施例も先の実施例と同様の作用
効果を奏す。また、先の実施例と同様に、更なる第3の
伝送線路、第4の伝送線路を縦続接続した場合も同様の
作用効果を奏す。更に、これらの実施例において最も誘
電率の低い誘電体である第3の誘電体膜41を空気によ
り構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、第1の伝送線路Aと第2の伝送線路Bの接地導体を
共通接地導体により形成し、第1の伝送線路Aと第2の
伝送線路Bとを各別の面に厚さ方向に形成することによ
り、縦続接続されたインピーダンス変成器の厚みを殆ど
増加させずに占有回路面積を一層小さくすることがで
き、これを組み込んだ集積回路の高密度化、小型化、高
性能化に貢献する。そして、伝送路の層間のカップリン
グがないので損失が小さくなるという効果も生ずる。ま
た、第3の伝送線路、第4の伝送線路を更に縦続接続し
て伝送線路の段数を増加することにより一層の広帯域化
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】他の実施例を説明する図。
【図3】従来例の斜視図。
【図4】他の従来例の斜視図。
【図5】第1の参考例を説明する図。
【図6】図5の続き。
【図7】第2の参考例を説明する図。
【図8】第3の参考例を説明する図。
【図9】図8の続き。
【図10】第4の参考例を説明する図。
【図11】第5の参考例を説明する図。
【図12】第6の参考例を説明する図。
【図13】第7、第16、第17の参考例を説明する
図。
【図14】第8の参考例を説明する図。
【図15】第9の参考例を説明する図。
【図16】第10の参考例を説明する図。
【図17】第11の参考例の斜視図である。
【図18】第12の参考例を説明する図。
【図19】第13の参考例を説明する図。
【図20】第14の参考例を説明する図。
【図21】第15の参考例を説明する図。
【符号の説明】
11 共通の接地導体 21 第1の誘電体膜 22 第2の誘電体膜 31 第1のストリップ状中心導体 32 第2のストリップ状中心導体 41 第3の誘電体膜 42 第4の誘電体膜 50 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−39551(JP,A) 特開 昭54−101648(JP,A) 特開 昭57−24102(JP,A) 特開 平5−110311(JP,A) 特開 平6−291518(JP,A) 実開 平3−77505(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 5/02 603 H01P 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の接地導体を具備し、 共通の接地導体の上に第1の誘電体膜を形成すると共
    に、接地導体の下に第2の誘電体膜を形成し、 第1の誘電体膜の上に第1のストリップ状中心導体を1
    /4波長の電気長に形成すると共に、第2の誘電体膜の
    下に第2のストリップ状中心導体を1/4波長の電気長
    に形成し、 第1のストリップ状中心導体および第2のストリップ状
    中心導体を第1の誘電体膜および第2の誘電体膜を貫通
    するスルーホールを介して接続し、 第1の誘電体膜および第1のストリップ状中心導体の上
    に第3の誘電体膜を形成し、第2の誘電体膜および第2
    のストリップ状中心導体の下部に第3の誘電体膜の誘電
    率より高い誘電率の第4の誘電体膜を形成したことを特
    徴とするインピーダンス変成器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるインピーダンス変
    成器において、 第1のストリップ状中心導体および第2のストリップ状
    中心導体をスパイラル状に構成したことを特徴とするイ
    ンピーダンス変成器。
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