JP3339192B2 - トランスバーサルフィルタ - Google Patents

トランスバーサルフィルタ

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JP3339192B2 JP18949394A JP18949394A JP3339192B2 JP 3339192 B2 JP3339192 B2 JP 3339192B2 JP 18949394 A JP18949394 A JP 18949394A JP 18949394 A JP18949394 A JP 18949394A JP 3339192 B2 JP3339192 B2 JP 3339192B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波回路のトランスバ
ーサルフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器の小型化に誘電体
フィルタは大きく貢献してきたが、マイクロ波・ミリ波
帯等の高周波での使用や、小型化(MMIC化)を考え
ると、共振器型フィルタではエネルギーが集中するた
め、伝送線路の損失が増える以上にフィルタの挿入損失
が増加してしまう。また、共振周波数と結合係数とのバ
ランスにより整合を得ているため、無調整化するために
は、非常に厳しい精度(寸法、材料定数)が必要である
等の問題がある。損失を小さくする方法として、能動素
子を用い共振器の損失を補正したものが報告されている
が、NFや温度安定性等の問題が残されている。これら
の問題を解決する方法として方向性結合器を用いたトラ
ンスバーサルフィルタが提案されている。
【0003】トランスバーサルフィルタではエネルギー
が分散するため挿入損失が小さく、低周波帯では形状が
大きくなるものの、高周波帯では適当な形状で、加工に
高精度が要求されない。当該従来例の技術内容は、例え
ば特開平5−267906号公報に示されている。
【0004】図9は従来のトランスバーサルフィルタの
ブロック結線図、及び平面図を示すものである。図9
(a)において、入力端子101から入った信号は90
°移相器102によって90°の位相差が与えられ、重
み付け回路103によって振幅調整される信号と、90
°移相器104に入る信号に分かれる。重み付け回路1
03で振幅調整された信号は90°移相器105で更に
90°の位相差が与えられて出力端子106に出力す
る。90°移相器104に入った信号は重み付け回路1
07によって振幅調整され、重み付け回路103を通っ
た信号と、180°の位相差をもって出力端子106に
出力する。
【0005】これは図9(b)に示すような構成、すな
わち1/4波長結合線路108の第1端109から入っ
た信号を第2端110から取り出すことで実現できる。
つまり、1/4波長結合線路108を複数個従属接続し
て、180°の位相差をもった、大きさの異なる信号を
合成することでトランスバーサルフィルタが実現できる
ことになる。
【0006】図10(a)、(b)は従来の1/4波長
結合線路を用いたトランスバーサルフィルタの構成を示
すもので、同図(a)は切欠斜視図、同図(b)は断面
図である。
【0007】図10において、111は入出力電極、1
12はグランド電極、113は多層セラミック基板、1
14は上層結合線路、115は下層結合線路、116は
50Ω終端用の電極であり、放射損失を減らし結合度を
大きくとるために、ブロードサイド結合のストリップ線
路構造をとったり、結合線路を低インピーダンス線路と
することで線路幅を広げることが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、最終段の結合線路の2端を50Ω終端し
なくてはならないため製作が容易でなく、更に全ての結
合線路は1/4波長を必要としているのでフィルタが大
きくなる。また狭帯域化が困難であるという問題点を有
していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、回路構成が簡単で、小型かつ低損失で狭帯域化が
可能なトランスバーサルフィルタを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のトランスバーサルフィルタは、最終段に設け
た反射器で信号を反射させる構造を有する。
【0011】また、分配器、180°移相器、重み付け
回路、反射器を、フィルタの中心周波数で1/4波長と
なる結合線路で構成し、最終段の結合線路の2端を開放
端として反射器とする構成を有する。
【0012】また、前記最終段の結合線路の2端を接地
し、反射器とする構成を有する。また、フィルタの中心
周波数で1/4波長より短い結合線路で構成した分配
器、移相器、重み付け回路と、接地した容量を線路上に
接続した、1/4波長より短い伝送線路で構成した移相
器を複数個従属接続する構成を有する。
【0013】また、分配器、移相器、重み付け回路を、
接地した容量を線路上に接続した、フィルタの中心周波
数で1/4波長より短い結合線路とする構成を有する。
【0014】また、分配器、移相器、重み付け回路を、
結合線路間を容量で接続した1/4波長より短い結合線
路とする構成を有する。
【0015】また、重み付け回路をトランジスタなどの
能動素子を用いた増幅器または減衰器とし、移相器を1
/4波長の伝送線路又は、接地した容量を線路上に接続
した1/4波長より短い伝送線路とした構成を有する。
【0016】
【0017】また、マイクロストリップ線路で構成され
た結合線路上方に誘電体を介してか、フリップチップ実
装で導体を設けることでオーバーレイ構造とした構成を
有する。 また、マイクロストリップ線路で構成された
結合線路の一方を誘電体を介してか、フリップチップ実
装で上方に設けたチップ上に配することで上方に設け、
ブロードサイド結合とした構成を有する。
【0018】また、マイクロストリップ線路で構成され
た結合線路の結合線路間に誘電体を挿入した構成を有す
る。
【0019】
【作用】この構成によって、トランスバーサルフィルタ
の最終段の移相器を50Ω終端する必要がなく、結合線
路と伝送線路を1/4波長より短くし、更に結合線路間
を容量で接続することで短く狭帯域な結合線路としてい
る。また、移相器を容量で構成することによっても小型
化をはかっている。よって設計・製作が容易なうえ、小
型かつ低損失で狭帯域化が可能なトランスバーサルフィ
ルタが得られる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
におけるブロック結線図である。図1において、1は入
力端、2は出力端、3a,3b,3c…は各分配器7
a,7bにより分配された第2の信号を重み付けする重
み付け回路、4a,4b…は各分配器7a,7bにより
分配された第1の信号の位相を180°変化させる移相
器、5は重み付け回路3a,3b,3c…の出力を合成
する合成器、6は終端の移相器4の出力を反射する反射
器である。
【0021】以上のように構成されたトランスバーサル
フィルタでは、入力端1より入った信号は分配器7aで
2つの信号に分けられ、第1の信号は移相器4aで18
0°の位相差を与えた後に、次段の分配器7bで再び2
つの信号に分けられる。第2の信号は重み付け回路3a
によって振幅調整された後に合成器5に入る。そして、
最終段の反射器6で信号は反射する。各段の第2の信号
を合成器5で、通過域では信号を同相合成、阻止域では
信号を逆相合成するにより、出力端2に所望のフィルタ
特性を得る。
【0022】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
は、最終段を終端する必要がないので設計・製作が容易
である。
【0023】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例におけるトランスバーサルフィルタの斜視
図である。
【0024】図2において、16はグランド電極、17
は誘電体基板、18はマイクロストリップ結合線路、1
9は入出力電極で、図1の構成の重み付け回路3、移相
器4、合成器5、分配器7をマイクロストリップ結合線
路18で実現しており、最終段にあっては移相器4、合
成器5、分配器7の他に反射器6をも結合線路18で実
現している。
【0025】この場合、誘電体基板17上にフィルタの
中心周波数で結合度の異なる1/4波長のマイクロスト
リップ結合線路18a〜eを複数個従属接続し、最終段
の結合線路の2端は開放端とすることで信号を反射させ
ている。
【0026】結合線路18の線路間隔、線路幅は必要と
されるトランスバーサルフィルタの特性に合わせて適宜
調整する。
【0027】例えば、中心周波数を20GHzとし、誘
電体基板17に比誘電率εr=2.2、基板厚10mi
lを用いた場合、結合線路長2.75mm、線路幅0.
75mmの結合線路を7段接続し、線路間隔を0.1〜
2mmとすることで、帯域幅2GHz、挿入損失約1d
B、阻止域での減衰量約20dBのバンドパス特性をも
ったトランスバーサルフィルタが実現できる。
【0028】本実施例のよるトランスバーサルフィルタ
は、伝送線路からなる結合線路18のみで構成されてい
て、最終段を50Ω終端する必要がないため設計・製作
が容易である。
【0029】なお、最終段の結合線路18は1/4波長
より短くても良い。 (実施例3)以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図3は本発明の第3の実施例に
おけるトランスバーサルフィルタの斜視図である。
【0030】図3において、図2の構成と異なる点は、
最終段の結合線路を開放端ではなく接地した点である。
【0031】誘電体基板17上にフィルタの中心周波数
で1/4波長のマイクロストリップ結合線路18を複数
個従属接続し、最終段の結合線路をグランド電極16と
接続することで接地する。
【0032】例えば、実施例2と同様の結合線路を5段
従属接続し、線路間隔を0.1〜2mmとすることで、
帯域幅2GHz、挿入損失約1dB、阻止域での減衰量
約20dBのバンドパス特性を持ったトランスバーサル
フィルタが実現する。
【0033】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
は、反射器として接地を用いることにより、開放端での
信号の放射が無くて損失が少なく、シールドケースなど
の回りの影響を受けにくい。
【0034】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第4の実施例におけるトランスバーサルフィルタの斜視
図である。
【0035】図4において、16はグランド電極、17
は誘電体基板、18はマイクロストリップ結合線路、1
9は入出力電極、20は容量性スタブ、21はマイクロ
ストリップ線路である。
【0036】この場合、誘電体基板17上にフィルタの
中心周波数で1/4波長のマイクロストリップ結合線路
18と、容量性オープンスタブ20を両端に接続した1
/4波長より短いマイクロストリップ線路21を交互に
接続している。
【0037】結合線路18の線路間隔、線路幅及びマイ
クロストリップ線路21の線路長、インピーダンス、容
量性スタブ20の容量は必要とされるトランスバーサル
フィルタの特性に合わせて適宜調整する。
【0038】例えば、中心周波数を20GHzとし、誘
電体基板17に比誘電率εr=2.2、基板厚10mi
lを用いた場合、結合線路長2.75mm、線路幅0.
75mm、線路間隔を0.1〜0.5mmとした結合線
路、長さ0.9mm、線路幅0.4mm(70.7Ω線
路)のマイクロストリップ線路と幅0.2mm、長さ
0.2mmのオープンスタブで構成することで、帯域幅
2GHz、挿入損失約1dB、阻止域での減衰量約20
dBのバンドパス特性をもったトランスバーサルフィル
タが実現できる。
【0039】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
は移相器のマイクロストリップ線路21を短くできるの
で小型となり、線路の伝搬損が少ないので低損失とな
る。
【0040】なお、最終段の結合線路の2端は開放端又
は接地としても良い。なお、マイクロストリップ線路2
1をインダクタンス素子、容量性スタブ20を接地した
コンデンサで実現しても良い。
【0041】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図5は本発明の
第5の実施例におけるトランスバーサルフィルタの斜視
図である。
【0042】図5において、16はグランド電極、17
は誘電体基板、18はマイクロストリップ結合線路、1
9は入出力電極、22はMIMキャパシタとする。
【0043】この場合、誘電体基板17上に接地したM
IMキャパシタ22を4つの端子に接続した、フィルタ
の中心周波数で1/4波長より短いマイクロストリップ
結合線路18を複数個従属接続する。
【0044】結合線路18の線路長、線路間隔、線路
幅、MIMキャパシタ22の容量は必要とされるトラン
スバーサルフィルタ特性に合わせて適宜調整する。
【0045】例えば、中心周波数を20GHzとし、誘
電体基板17に比誘電率εr=2.2、基板厚10mi
lを用いた場合、結合線路長0.9〜2.75mm、線
路幅0.4mm(70.7Ω線路)、線路間隔を0.1
mm、0.3pFのMIMキャパシタとすることで、帯
域幅2GHz、挿入損失約1dB、阻止域での減衰量約
20dBのバンドパス特性をもったトランスバーサルフ
ィルタが実現できる。
【0046】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
は180°移相器の結合線路18を短くできるので小型
となり、線路の伝搬損が少ないので低損失となる。
【0047】なお、最終段の結合線路は開放端又は接地
しても良い。また、MIMキャパシタ22は接地したチ
ップコンデンサ、容量性スタブを用いて実現しても良
い。
【0048】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
第6の実施例におけるトランスバーサルフィルタの斜視
図である。
【0049】図6において、16はグランド電極、17
は誘電体基板、18はマイクロストリップ結合線路、1
9は入出力電極、21はマイクロストリップ線路、23
はコンデンサとする。
【0050】この場合、誘電体基板17上に構成した結
合線路18の間をコンデンサ23で接続し、フィルタの
中心周波数で1/4波長より短いマイクロストリップ結
合線路18と、1/4波長のマイクロストリップ線路2
1を交互に複数個従属接続する。最終段の結合線路の2
端は50Ω終端とする。
【0051】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
では、マイクロストリップ結合線路18が1/4波長よ
り短くても大きな結合度が得られるため、結合線路18
を短くすることで小型・低損失にできると共に、結合線
路18の所要特性を狭帯域化できるので急峻な減衰特性
と狭帯域な通過域をもったトランスバーサルフィルタを
実現できる。
【0052】また、マイクロストリップ線路21は、線
路上に容量性スタブ、接地したコンデンサのいずれか、
または双方を接続し、1/4波長より短くしても良い。
【0053】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図7は本発明の
第7の実施例におけるトランスバーサルフィルタの斜視
図である。
【0054】図7において、16はグランド電極、17
は誘電体基板、24はストリップ線路、25はトランジ
スタを用いた増幅器で、図1の構成の重み付け回路3を
このトランジスタを用いた増幅器25、移相器4を1/
4波長のストリップ線路24で実現している。
【0055】この場合、誘電体基板17中にフィルタの
中心周波数で1/4波長のストリップ線路24を2つ設
け、端をトランジスタを用いた増幅器25に接続する。
これを多段に接続することでトランスバーサルフィルタ
を実現する。最終段の結合線路の2端は接地する。
【0056】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
は終端を必要としないため、設計・製作が容易である。
【0057】なお、1/4波長のストリップ線路24は
接地した容量を線路上に接続する、あるいは容量性スタ
ブを接続することで1/4波長より短くしても良い。
【0058】なお、最終段の結合線路は開放端としても
良い。また、伝送線路はマイクロストリップ線路構造と
しても良い。
【0059】(実施例8)以下本発明の第8の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図8は本発明の
第8の実施例におけるトランスバーサルフィルタの斜視
図である。
【0060】図8において、16はグランド電極、17
は誘電体基板、21、24はマイクロストリップ線路、
23はコンデンサ、25はトランジスタを用いた増幅
器、26はインダクタンスで、図7の構成のストリップ
線路の移相器を、マイクロストリップ線路21、接地し
たインダクタ26、コンデンサ27で実現し、伝送線路
をマイクロストリップ構造としている。
【0061】この場合、誘電体基板17上にトランジス
タを用いた増幅器25とコンデンサ27を設け、コンデ
ンサ27の端には、接地したインダクタンス26を接続
する。これを多段に接続することでトランスバーサルフ
ィルタを実現する。最終段の結合線路の2端は接地す
る。
【0062】前記実施例7と異なる点は、移相器をコン
デンサとインダクタンスで構成した点である。
【0063】本実施例によるトランスバーサルフィルタ
は移相器をコンデンサ27とインダクタンス26で構成
しているため小型で、トランジスタ等の能動素子を用い
ることで必要となるDCカット、バイアス端子を同時に
実現できる。
【0064】なお、最終段の結合線路は開放端、50Ω
終端としても良い。また、本発明の第1〜6、8の実施
例において結合線路及び伝送線路はストリップ線路、コ
プレナー線路、ブロードサイド結合として結合度を上
げ、低損失化をはかっても良い。
【0065】また、本発明の第2、3、6の実施例にお
いて移相器を、実施例8と同様にコンデンサとインダク
タで構成しても良い。
【0066】また、前記マイクロストリップ線路で構成
された結合線路上方に誘電体を介してか、フリップチッ
プ実装で上方に導体を設けることでオーバーレイ構造と
し、結合度を上げても良い。
【0067】また、前記マイクロストリップ線路で構成
された結合線路の一方を誘電体を介してか、フリップチ
ップ実装で上方に設けたチップ上に配することで上方に
設け、ブロードサイド結合のマイクロストリップ線路と
しても良い。
【0068】また、前記マイクロストリップ線路で構成
された結合線路の結合線路間に誘電体を挿入することで
結合度をあげても良い。
【0069】また、多層化することにより小型化をはか
っても良い。また、最終段の結合線路端は、開放端と接
地、開放端と50Ω終端、接地と50Ω終端の組み合わ
せで構成することにより、フィルタの阻止域の減衰特性
を良くするようにしても良い。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明は、最終段を開放端
又は接地することで進行波のみならず反射波を利用し、
設計・製作を容易にし、接地した容量を接続したり、結
合線路間を容量で接続することで、1/4波長より短
く、狭帯域な結合線路を構成し、容量で構成した移相器
を用いることで、小型かつ低損失で狭帯域化が可能な、
優れた性能を有するトランスバーサルフィルタを構成す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタのブロック結線図
【図2】本発明の第2の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図3】本発明の第3の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図4】本発明の第4の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図5】本発明の第5の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図6】本発明の第6の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図7】本発明の第7の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図8】本発明の第8の実施例におけるトランスバーサ
ルフィルタの斜視図
【図9】従来のトランスバーサルフィルタのブロック結
線及び平面図
【図10】従来のトランスバーサルフィルタの切欠斜視
及び断面図
【符号の説明】
1 入力端 2 出力端 3 重み付け回路 4 移相器 5 合成器 6 反射器 7 分配器 16 グランド電極 17 誘電体基板 18 結合線路 19 入出力電極 20 容量性スタブ 21 マイクロストリップ線路 22 MIMキャパシタ 23 コンデンサ 24 ストリップ線路 25 トランジスタを用いた増幅器 26 インダクタ 27 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−267906(JP,A) 特開 平5−62104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 15/02 H01P 1/20 - 1/210 H01P 7/00 - 7/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を第1、第2の信号に分配する
    分配器、前記分配された第1の信号を入力して180°
    の位相差を与える移相器、及び前記第2の信号の振幅を
    調整する重み付け回路を複数段に設け、第1の信号を次
    段の入力信号とするような従属接続とし、各段における
    第2の信号を合成する合成器と、最終段の第1の信号を
    反射する反射器を具備するトランスバーサルフィルタ。
  2. 【請求項2】 分配器、移相器、重み付け回路、合成器
    をフィルタの中心周波数で1/4波長の結合線路で構成
    して複数個従属接続し、最終段の結合線路の2端を開放
    端として反射器とすることを特徴とした請求項1記載の
    トランスバーサルフィルタ。
  3. 【請求項3】 最終段の結合線路の2端を接地して反射
    器とすることを特徴とした請求項2記載のトランスバー
    サルフィルタ。
  4. 【請求項4】 1/4波長の結合線路で構成した分配
    器、移相器、重み付け回路、合成器と、1/4波長より
    短く、接地した容量を線路上に接続した伝送線路で構成
    した移相器を複数個従属接続することを特徴とした請求
    項1記載のトランスバーサルフィルタ。
  5. 【請求項5】 分配器、移相器、重み付け回路、合成器
    を接地した容量を線路上に接続した1/4波長より短い
    結合線路で構成して複数個従属接続することを特徴とし
    た請求項1記載のトランスバーサルフィルタ。
  6. 【請求項6】 分配器、移相器、重み付け回路、合成器
    を結合線路間を容量で接続した1/4波長より短い結合
    線路で構成て複数個従属接続することを特徴とした請
    求項1記載のトランスバーサルフィルタ。
  7. 【請求項7】 結合線路をマイクロストリップ線路また
    は、ストリップ線路で構成することを特徴とした請求項
    2記載のトランスバーサルフィルタ。
  8. 【請求項8】 1/4波長の伝送線路で移相器を構成
    、トランジスタなどの能動素子を用いた増幅器または
    減衰器で重み付け回路を構成することを特徴とした請求
    項1記載のトランスバーサルフィルタ。
  9. 【請求項9】 マイクロストリップ線路で構成された結
    合線路上方に誘電体を介して導体を設けることでオーバ
    ーレイ構造とることを特徴とした請求項2記載のトラン
    スバーサルフィルタ。
  10. 【請求項10】 マイクロストリップ線路で構成された
    結合線路上方にフリップチップ実装で導体を設けること
    でオーバーレイ構造とることを特徴とした請求項2記載
    のトランスバーサルフィルタ。
  11. 【請求項11】 マイクロストリップ線路で構成された
    結合線路の一方を誘電体を介して上方に設け、ブロード
    サイド結合とすることを特徴とした請求項2記載のトラ
    ンスバーサルフィルタ。
  12. 【請求項12】 マイクロストリップ線路で構成された
    結合線路の一方をフリップチップ実装で上方に設けたチ
    ップ上に配することで上方に設け、ブロードサイド結合
    とすることを特徴とした請求項2記載のトランスバーサ
    ルフィルタ。
  13. 【請求項13】 マイクロストリップ線路で構成された
    結合線路の結合線路間に誘電体を挿入することを特徴と
    した請求項2記載のトランスバーサルフィルタ。
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