JPH0653692U - アースオーガ装置の振止め装置 - Google Patents

アースオーガ装置の振止め装置

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JPH0653692U
JPH0653692U JP9233492U JP9233492U JPH0653692U JP H0653692 U JPH0653692 U JP H0653692U JP 9233492 U JP9233492 U JP 9233492U JP 9233492 U JP9233492 U JP 9233492U JP H0653692 U JPH0653692 U JP H0653692U
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taper
fixed
fixed cylinder
ring
cylinder
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JP9233492U
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English (en)
Inventor
征二 森
正人 大堀
Original Assignee
株式会社大堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受に泥土等が侵入しないアースオーガ装置
の振止め装置を得る。 【構成】 振止め装置本体に固設した固定筒Cにオーガ
4を保持する回転筒部Bを枢着し、テーパリング26,
26aの底面を最大径部を含む小幅輪状面D1で密着さ
せて構成したテーパーリング対D,Dの、各外位置のテ
ーパ外面25,25と対応する蓋盤側テーパー内面2
1,23との間、および各内位置のテーパ外面25a,
25aと対応する固定筒側テーパー内面20,22との
間に、それぞれOリング17を弾圧的且つ液密的に介装
することにより、固定筒Cの上下端部と蓋盤16,17
間に形成される上下の環状空間28,29に、それぞれ
テーパリング対D,Dを浮き支持状態で設けて成るアー
スオーガ装置の振止め装置

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アースオーガ装置の振止め装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
オーガに連結したモータ部をリーダマストに設けた平行案内棒に沿って昇降さ せるアースオーガ装置においては、リーダマストの下部に位置させた振止め装置 によって、オーガの振れを阻止して掘削孔の方向を規制しているが、掘削中、オ ーガを保持して回転する回転部材の軸受に泥土やセメントミルク等が侵入し易く 、これらの部分の損耗によって、しばしばこの部材を取り換えねばならず、部材 費と修理費、人員投入等、経費面と能率面において大きな問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、回転部分に泥土やセメントミルク等の侵入がないために、軸受部材 とオーガ保持用回転部の耐久性が向上して、経費面と能率面において有利なアー スオーガ装置の振止め装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、振止め装置本体10に固設した固定筒Cにオーガ4を保持する回転 筒部Bを枢着し、固定筒Cの上端部に固定筒側テーパー内面20を形成し、同固 定筒Cの下端部に固定筒側テーパー内面22を形成して、同固定筒の上下端部に 、それぞれ蓋盤16,17を設けるに際し、各蓋盤を回転筒部Bに固定すると共 に周端面どうしを小間隙を置いて対向させ、各蓋盤16,17にそれぞれ前記固 定筒側テーパー内面20,22と面対称に蓋盤側テーパー内面21,23を形成 し、それぞれテーパ外面25,25aを有する2個のテーパリング26,26a の底面を最大径部を含む小幅輪状面で密着させて構成したテーパーリング対D, Dの、固定筒の中間部分から見て、各外位置のテーパ外面25,25と対応する 蓋盤側テーパー内面21,23との間、および各内位置のテーパ外面25a,2 5aと対応する固定筒側テーパー内面20,22との間に、それぞれOリング2 7を弾圧的且つ液密的に介装することにより、固定筒Cの上下端部と蓋盤16, 17間に形成される上下の環状空間28,29に、それぞれテーパリング対D, Dを浮き支持状態で設けて成るアースオーガ装置の振止め装置である。
【0005】
【作用】
アースオーガ4による連続孔の掘削に際して、固定筒C内の、テーパリング対 D,DとOリング27によって液密的に閉じられた回転筒部Bの周囲空間には、 潤滑油が充填される。回転筒部Bに挿入したオーガ4が回転昇降し、これにつれ て回転筒部Bが軸受14,14に受けられて回転する。このとき、テーパリング 対D,Dの外のテーパリング26が回転筒部Bに固定された蓋盤16,17とと もに回転し、内のテーパリング26aが固定筒C側で停止し、外のテーパリング 26は内のテーパリング26aに対して底面の小幅輪状面D1どうしで油幕を介 して密着して摺回動する。もし回転筒部Bと固定筒Cの軸心がずれたり、回転筒 部Bがオーガ4によって傾いても、これらの変位が許容範囲にあるかぎり、Oリ ング27の弾力によって常に両テーパリング26,26aが軸心平行になるよう に制御され、小幅輪状面D1間に環状の連続密着面が残り、この連続密着面から 油漏れしたり、また泥土や、セメントミルクが侵入して軸受14,24の部分に 至ることがないので、回転筒部Bは固定筒Cに対して円滑に回転する。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を説明する。図5に示すものは、アースオーガ装置で、1は 機台2上のアーム2aによって支持して地上に立柱したリーダマストで、3はリ ーダマスト1のトップシーブ5から繰出し繰込みされる主索条6に吊下げられて 、リーダマスト1に設けた平行案内棒7に沿って昇降するモータ部である。4は モータ部3に連結した3本のアースオーガで、掘削刃4aを有する。Aは平行案 内棒7の下部に抱込み腕11によって取付けられて、アースオーガ4の振れを防 止する振止め装置で、裏部に設けた抱込み腕11によって平行案内棒7に抱込み 嵌合している。8はキャッチフオークで、9はアーム起伏用油圧シリンダある。 A1はオーガどうしの軸間維持装置である。
【0007】 前記振止め装置Aを図1乃至図4によって詳述する。図1において、Bは各オ ーガ4を軸方向摺動且つ回動自在に保持する回転筒部で、振止め装置本体10に 一体的に固設した固定筒Cに、同回転筒部Bの上下端部の内方において、スラス ト兼ラジアル軸受14,14によって枢着されて、固定筒Cに対して軸方向の力 に対して上下に移動しないようになっている。16は回転筒部Bの上端部の周囲 に一体的に設けた鍔部15の下面に固定した蓋盤で、固定筒Cの上端部12の周 端面間と小間隙を置いて設けられる。17は回転筒部Bの下端部の周囲の雄ねじ 部19に螺着した鍔部18の上面に固定した蓋盤で、固定筒Cの下端部13の周 端面間に小間隙を置いて設けられる。20,22は固定筒Cの上下周端面12, 13の内側にそれぞれ形成した外開き形の固定筒側テーパー内面である。21, 23は上下の蓋盤16,17のそれぞれに前記固定筒側テーパー内面20,22 と面対称に形成した蓋盤側テーパー内面である。
【0008】 D,Dはそれぞれ上下のテーパーリング対で、それぞれテーパ外面25,25 aを有する2個のテーパリング26,26aの底面を最大径部を含む小幅輪状面 D1でスライド自在に密着させて構成したものである。(ここで内位置、外位置 とは、振止め装置本体の中間部分から見て内位置か外位置かをいう。)上のテー パーリング対Dの外位置のテーパ外面25と蓋盤16側テーパー内面21との間 にOリング27を、そして内位置のテーパ外面25aと固定筒側テーパー内面2 0との間にOリング27を弾圧的且つ液密的に介装し、下のテーパーリング対D の外位置のテーパ外面25と蓋盤17側テーパー内面23との間にOリング27 を、そして内位置のテーパ外面25aと固定筒側テーパー内面22との間にOリ ング27を弾圧的且つ液密的に介装することにより、固定筒Cの上下端部と上下 の蓋盤16,17間に、それぞれ形成される上下の環状空間28,29にテーパ リング対D,Dを浮き支持状態で設ける。24は各蓋盤と回転筒部B間を液密的 にシールするOリングである。30は各蓋盤の取付けボルトである。
【0009】 31は鍔部15と蓋盤16に穿設した栓31a付き潤滑油注入口で、Oリング 27とテーパリング対D,Dによって液密的に閉じられる回転筒部Bの周囲空間 に連通する。前記空間に潤滑油が注入され、回転筒部Bが軸受14,14に受け られて回転するとき、テーパーリング対D,Dを構成する外のテーパリング25 が、底面の小幅輪状面D1で油幕を介して内のテーパリング25aの底面の小幅 輪状面D1に密着して摺回動する。Eは潤滑油充填確認手段で、図2に詳述する ように上のテーパーリング対Dのある環状空間28の上部空間28aから側方へ 開通する横孔28bが斜め切り込み溝36によって形成される斜め上向きの開口 部を、縁枠33aで固設する内側面反射型透明板33をもって油密的に閉じた油 量監視窓32よりなる。この油量監視窓32は上のテーパーリング対Dより上に 位置するように設けられる。油液面上と液面下によって分かれる反射型透明板3 3の明暗の相違によって、油量の減少を知ることができる。このようにして、注 入口31から潤滑油を一杯入れると、監視窓32が暗くなるが、油量が減少する にしたがって、上から下へ順に監視窓32が明るくなってゆくので、監視窓32 の下部分が暗いうちに潤滑油を補給するように油量を監視すれば、下のテーパー リング対Dはもちろん上のテーパーリング対Dからも潤滑油切れが生じることが ない。34は、切り込み溝36に軸架したピン35に枢着して、ばね37によっ て窓側に付勢した保護板で、図2,図3に示すように、ばね37の弾力に抗して 矢印方向に跳ね上げて、監視窓32の明暗をみる。38は、下のテーパーリング 対Dのある環状空間29の下部から側方へ開通する横孔29bに連通した栓付き ドレンで、汚れた潤滑油等を抜くときに用いる。
【0010】 前記実施例の振止め装置は単軸オーガに用いるものであるが、回転筒部が複数 個の多軸オーガ用、またスクリューオーガ用の振止め装置にも実施できる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、回転筒部Bの上下端部に固定した蓋盤16,17を設け、上の蓋盤 16に固定筒側テーパー内面20と面対称に蓋盤側テーパー内面21を形成し、 下の蓋盤17に固定筒側テーパー内面22と面対称に蓋盤側テーパー内面23を 形成し、2個のテーパリング26,26aの底面を最大径部を含む小幅輪状面で 密着させて構成したテーパーリング対D,Dの、それぞれの外位置のテーパ外面 25,25と対応する蓋盤側テーパー内面21,23との間、および内位置のテ ーパ外面25a,25aと対応する固定筒側テーパー内面20,22との間に、 それぞれOリング27を弾圧的且つ液密的に介装することにより、振止め装置本 体の上下端部と蓋盤間に形成される上下の環状空間28,28aに、それぞれテ ーパリング対D,Dを浮き支持状態で設けたから、連続孔の掘削に際して、もし 回転筒部Bと振止め装置本体側の固定筒Cの軸心がずれたり、回転筒部Bが微小 傾いても、Oリング27の弾力によって常に両テーパリング26,26aが軸心 平行になるように制御され、小幅輪状面D1間に密着面が連続環状に残り、この 環状密着面から掘削孔の泥土や、セメントミルクの侵入が阻止されて軸受14, 14の部分に至ることがなく、したがって軸受部が損耗し難く、シール部材を取 り換えるだけで、振止め装置の耐久性を維持でき、従って軸受け部材の交換によ る時間的ロスが少なくなり、部材費と修理費を節減できると共に、オーガ軸を清 粛かつ円滑に保持して精度の良い連続孔を掘削できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の側断面図である。
【図2】要部の拡大側断面図である。
【図3】同要部正面を斜め上から見た斜視図である。
【図4】前記実施例の側面図である。
【図5】アースオーガ装置の側面図である。
【符号の説明】
A 振止め装置 B 回転筒部 C 固定筒 D テーパリング対 D1 小幅輪状面 E 潤滑油充填確認手段 4 アースオーガ 10 振止め装置本体 14 軸受 16 蓋盤 17 蓋盤 20 固定筒側テーパー内面 21 蓋盤側テーパー内面 22 固定筒側テーパー内面 23 蓋盤側テーパー内面 25 テーパ外面 25a テーパ外面 26 テーパリング 26a テーパリング 27 Oリング 28 環状空間 29 環状空間 31 潤滑油注入口 32 油量監視窓 33 内側面反射型透明板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振止め装置本体(10)に固設した固定
    筒(C)にオーガ(4)を保持する回転筒部(B)を枢
    着し、固定筒(C)の上端部に固定筒側テーパー内面
    (20)を形成し、同固定筒(C)の下端部に固定筒側
    テーパー内面(22)を形成して、同固定筒の上下端部
    に、それぞれ蓋盤(16,17)を設けるに際し、各蓋
    盤を回転筒部(B)に固定すると共に周端面どうしを小
    間隙を置いて対向させ、各蓋盤(16,17)にそれぞ
    れ前記固定筒側テーパー内面(20,22)と面対称に
    蓋盤側テーパー内面(21,23)を形成し、それぞれ
    テーパ外面(25,25a)を有する2個のテーパリン
    グ(26,26a)の底面を最大径部を含む小幅輪状面
    (D1)で密着させて構成したテーパーリング対(D,
    D)の、固定筒の中間部分から見て、各外位置のテーパ
    外面(25,25)と対応する蓋盤側テーパー内面(2
    1,23)との間、および各内位置のテーパ外面(25
    a,25a)と対応する固定筒側テーパー内面(20,
    22)との間に、それぞれOリング(27)を弾圧的且
    つ液密的に介装することによって、固定筒(C)の上下
    端部と蓋盤(16,17)間に形成される上下の環状空
    間(28,29)に、それぞれテーパリング対(D,
    D)を浮き支持状態で設けて成るアースオーガ装置の振
    止め装置
JP9233492U 1992-12-22 1992-12-22 アースオーガ装置の振止め装置 Pending JPH0653692U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015014179A (ja) * 2012-11-08 2015-01-22 株式会社アイチコーポレーション アースオーガ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015014179A (ja) * 2012-11-08 2015-01-22 株式会社アイチコーポレーション アースオーガ装置

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