JPH0725039U - 多連オーガの軸間維持装置 - Google Patents

多連オーガの軸間維持装置

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JPH0725039U
JPH0725039U JP6064593U JP6064593U JPH0725039U JP H0725039 U JPH0725039 U JP H0725039U JP 6064593 U JP6064593 U JP 6064593U JP 6064593 U JP6064593 U JP 6064593U JP H0725039 U JPH0725039 U JP H0725039U
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JP
Japan
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ring
oil
shaped
inter
peripheral end
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Application number
JP6064593U
Other languages
English (en)
Inventor
征二 森
正人 大堀
Original Assignee
株式会社大堀
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Publication date
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続孔を掘削するためにオーガ軸の下部に設
ける多連オーガの軸間維持装置に関し、耐久性が良く、
精度の良い連続孔を掘削できる装置を得る。 【構成】 上下周端面のそれぞれの内方に軸受6,6を
装着した複数個の支持筒体7を、互いに軸心が平行にな
るようにして連結板8で一体的に連結し、各支持筒体7
に多連オーガの中間軸4を枢着し、同支持筒体7の上下
周端面のそれぞれに、中間軸4に一体的に固定した状態
で蓋盤9,12を設け、且つ支持筒体7の上下周端面と
蓋盤9,12の周端面どうしを小間隙Gを置いて対向さ
せ、小間隙G内の環状空間Sに、軸受6外にあるように
して、弾性体Oリング19で油密的に浮き支持した皿形
リング17が、相手側部材と小幅輪状面20で弾接して
油密的に油幕を介して摺回動するようになっているフロ
ーティングシールF(F1)を介在させて成る多連オー
ガの軸間維持装置

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多連オーガ掘削装置で連続孔を掘削する際に、各オーガ間の軸間距 離を一定にするための多連オーガの軸間維持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アースオーガによて地下連続壁を構築するとき、掘削孔は円孔が交叉した連続 孔R(図6)として掘削されるが、この掘削孔の連続は各軸の刃先どうしを互い に段違いに位置させ、且つ干渉させることにより行なわれ、そしてこの刃先の干 渉状態は多連オーガの軸間を強制的に一定にする軸間維持装置によって維持され る。しかして前記軸間維持装置は、従来、連結板で一体的に連結した複数個の軸 受け支持筒体に多連オーガの中間軸を枢着する構造のものが採用されているが、 この従来構造は中間軸を直接支持筒体間に挿入するものは勿論、支持筒体内側に コロを設けて、このコロで中間軸を受けるもの等であっても、装置内への泥土や セメントミルク等の侵入が避けられず、このため中間軸や軸受部材が早期に損耗 して、掘削連続孔の精度が低下し易く、またしばしば損耗部材を取り換えねばな らず、この取り換え時に部材費や修理のために人件費を要する等、工事品質とコ スト面において致命的欠点があり、このことは多連オーガ掘削装置において解決 すべき大きな問題点の一っであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、泥土やセメントミルク等の侵入による軸受部材の損耗がなく、軸受 部材とシール部材の耐用期間一杯に、軸間維持装置を使用でき、これによって軸 間維持装置の精度を一定に保ち、常に品質の良好な連続孔を掘削できる多連オー ガの軸間維持装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上下周端面5,5のそれぞれの内方に軸受6,6を装着した複数個 の支持筒体7を、互いに軸心が平行になるようにして連結板8で一体的に連結し 、各支持筒体7に多連オーガの中間軸4を枢着し、同支持筒体7の上下周端面の それぞれに、中間軸4に一体的に固定した状態で蓋盤9,12を設け、且つ支持 筒体7の上下周端面と蓋盤9,12の周端面どうしを小間隙Gを置いて対向させ 、小間隙G内の環状空間Sに、軸受6外にあるようにして、弾性体Oリング19 で油密的に浮き支持した皿形リング17が、相手側部材と小幅輪状面20で弾接 して油密的に油幕を介して摺回動するようになっているフローティングシールF ,F1を介在させて成る多連オーガの軸間維持装置である。
【0005】
【作用】
軸間維持装置の回転動作に先立って、潤滑油注入口22から、フローティング シールFとOリング19によって液密的に閉じられた中間軸4の周囲空間に、潤 滑油が充填される。潤滑油が上昇して潤滑油適量確認手段の油量確認孔25から 潤滑油が滴下することにより、潤滑油の適量を確認し、上下のフローティングシ ールに潤滑油が行き渡ったことを知る。多連オーガによる連続孔Rの掘削に際し て、中間軸4が軸受6に受けられて回転するとき、皿形リングが底面の小幅輪状 面20で油幕を介して密着して摺回動する。もし中間軸4と支持筒体7の軸心が ずれたり、中間軸5に曲げが働いても、これらの変位が許容範囲にあるかぎり、 弾性体Oリング19の弾力によって常に皿形リング17が相手側部材(環状台1 5あるいは、対になった皿形リング17)と軸心平行になるように制御され、小 幅輪状面20で弾接して油密的に油幕を介して摺回動して環状の連続密着面が残 り、この連続密着面から掘削孔の泥土や、セメントミルクが侵入して軸受6の部 分に至ることがなく、中間軸4が支持筒体7に対して円滑に回転し、オーガ軸1 どうしの軸間が一定に維持されて、掘削刃1aの刃先が互いに干渉して連続孔の 掘削が可能となる。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を説明する。図2に示すものは、多連オーガで、機台上のア ームによって支持して地上に立柱したリーダマストのトップシーブから繰出し繰 込みされる主索条に吊下げられて、リーダマストに設けた平行案内棒(以上図示 せず)に沿って昇降する。1はアースオーガのオーガ軸で、下端に掘削刃1aを 有し、上端にモータ部2を有し、複数本寄って多連オーガを構成する。3は平行 案内棒に取付けられて、各アースオーガの振れを防止するための振止め装置で、 A(A1)はオーガ軸の間隔を一定に保つ軸間維持装置で、連続孔R(図6)を 掘削する際、掘削刃1aの刃先どうしを干渉させる。
【0007】 前記軸間維持装置Aを、図1、図3および図4によって詳述する。4は各オー ガ軸1の下部の途中に連結する中間軸で、各中間軸4は、上下の周端面5,5の 内方にそれぞれ軸受6,6を装着した支持筒体7に枢着され、3個の支持筒体は 各軸心が同一平面で軸平行になるように連結板8(図3)で一体的に連結されて いる。前記軸受6,6は、軸方向に働く力に対抗するためにスラストラジアル軸 受を用いるとよい。9は中間軸4の上端部に一体的に設けた鍔部10の下面に固 定した蓋盤で、同蓋盤下面の周端面11が、支持筒体4の上の周端面5と小間隙 Gを置いて対向している。12は中間軸4の下端の雄ねじ部13aに螺着した鍔 部14の上面に固定した蓋盤で、同蓋盤上面の周端面13が、支持筒体7の下の 周端面5と小間隙Gを置いて対向している。15,15は前記小間隙G内の環状 空間Sにおいて、支持筒体7の上下の周端面5,5内に、軸受6の外に位置する ようにして設けた環状台面である。16,16は環状空間Sにおいて、上下の蓋 盤9,12のそれぞれに前記環状台面15に対向させて形成したテーパー内面で ある。
【0008】 Fはフローティングシールである。そのうち、17は皿形リングで、弾性体O リング19を受けるテーパー形の背面18を有する。テーパー形の背面18とテ ーパー内面16との間に弾性体Oリング19を弾圧的且つ油密的に介装すること により、皿形リング17を浮き支持状態にし、且つ同皿形リングの底面を、最大 径の小幅輪状面20で、前記環状台面15に弾接して油密的に油幕を介して摺回 動するようになっている。21は各蓋盤と中間軸間を液密的にシールするOリン グである。
【0009】 22は、上の環状空間Sの上部に連通する栓23付き潤滑油注入口で、この注 入口から弾性体Oリング19と、皿形リング17と環状台面15によって液密的 に閉じられる中間軸4の周囲空間に潤滑油が注入される。これで、中間軸4が軸 受6に受けられて回転するとき、弾性体0リング19の弾力によって皿形リング 17が、底面の小幅輪状面20で油幕を介して環状台面15に一様に密着して摺 回動する。よってこの小幅輪状面20から潤滑油が漏れたり、泥土や水分が浸入 することがない。4a,4bは、中間軸4をそれぞれ上と下のオーガ軸間に連結 するためのプラグ部である。26は各蓋盤の取付けボルトである。
【0010】 Eは潤滑油適量確認手段で、図4に詳述するように環状空間Sの上部に連通し て蓋盤9の側部に開口する栓24付きの油量確認孔25よりなる。この油量確認 孔25は上の皿形リング17より上位置に設けられる。このようにして、栓23 と24を外して注入口22から潤滑油を入れると、中間軸4の周囲空間で油液面 が上昇して油量確認孔25からこぼれ落ちる。これで潤滑油の充分な充填が確認 できる。図1において、27は下の環状空間Sの下部から側方へ開通する栓付き ドレンで、汚れた潤滑油等を抜くときに開口する。
【0011】 別実施例の軸間維持装置A1の要部を図5によって詳述する。中間軸4は、上 下周端面5の内方にそれぞれ軸受6を装着した支持筒体7に枢着される。9は中 間軸4の上部に一体的に設けた鍔部10の下面に固定した蓋盤で、同蓋盤下面の 周端面11が、支持筒体7の上の周端面5と小間隙Gを置いて対向している。1 6は上の蓋盤9の周端面11内に形成したテーパー内面で、16aは前記テーパ ー内面16と面対称に、支持筒体7の上の周端面5内に形成したテーパー内面で ある。
【0012】 F1はフローティングシールである。そのうち、17,17はそれぞれ底合わ せで対になった皿形リングで、それぞれ背面18aと18bに、弾性体Oリング 19を受けるための輪状段を有する。上の皿形リング17の輪状段の背面18a と蓋盤9側のテーパー内面16との間に弾性体Oリング19を、そして下の皿形 リング17の輪状段の背面18bと支持筒体7側のテーパー内面16aとの間に 弾性体Oリング19を弾圧的且つ油密的に介装することにより、これら対の皿形 リング17,17が、小間隙G内の環状空間Sにおいて浮き支持されて、底面ど うしが油幕を介して最大径の小幅輪状面20で弾接して油密的に摺回動するよう になっている。22は栓付き潤滑油注入口である。図示しないが、以上のフロー ティングシールF1の構造は、図1に示す実施例同様に支持筒体7の下部にも設 けられる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、上下周端面のそれぞれの内方に軸受6,6を装着した複数個の支持 筒体7を、互いに軸心が平行になるようにして連結板8で一体的に連結し、各支 持筒体7に多連オーガの中間軸4を枢着し、同支持筒体7の上下周端面のそれぞ れに、中間軸4に一体的に固定した状態で蓋盤9,12を設け、且つ支持筒体7 の上下周端面と蓋盤9,12の周端面どうしを小間隙Gを置いて対向させ、小間 隙G内の環状空間Sに、軸受6外にあるようにして、弾性体Oリング19で油密 的に浮き支持した皿形リング17が、相手側部材と小幅輪状面20で弾接して油 密的に油幕を介して摺回動するようになっているフローティングシールF,F1 を介在させたから、中間軸4と装置本体側の支持筒体7の軸心がずれたり、中間 軸が微小傾いても、弾性体Oリング19の弾力によって常に皿形リング17と対 向部材が軸心平行になるように制御され、小幅輪状面間に連続状に油幕を介して 環状密着面が残り、この環状密着面からの油漏れがなく、そして泥土や、セメン トミルクの侵入による軸受部の損耗がなく、耐用時間ごとに軸受部やフローティ ングシールを取り換えるだけで、軸間維持装置の耐久性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の要部の正断面図である。
【図2】同実施例の多連オーガの正面図である。
【図3】同実施例の全体の正面図である。
【図4】同実施例の一部分の側断面図である。
【図5】別実施例の一部分の側断面図である。
【図6】多連オーガで掘削した連続孔の簡略平面図であ
る。
【符号の説明】
A 軸間維持装置 A1 軸間維持装置 E 潤滑油適量確認手段 G 小間隙 F フローティングシール F1 フローティングシール S 環状空間 4 中間軸 6 軸受 7 支持筒体 9 蓋盤 12 蓋盤 16 テーパー内面 16a テーパー内面 17 皿形リング 18 テーパー形の背面 18a 輪状段の背面 18b 輪状段の背面 19 弾性体Oリング 20 小幅輪状面 22 潤滑油注入口 25 油量確認孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下周端面(5,5)のそれぞれの内方
    に軸受(6,6)を装着した複数個の支持筒体(7)
    を、互いに軸心が平行になるようにして連結板(8)で
    一体的に連結し、各支持筒体(7)に多連オーガの中間
    軸(4)を枢着し、同支持筒体(7)の上下周端面のそ
    れぞれに、中間軸(4)に一体的に固定した状態で蓋盤
    (9,12)を設け、且つ支持筒体(7)の上下周端面
    と蓋盤(9,12)の周端面どうしを小間隙(G)を置
    いて対向させ、小間隙(G)内の環状空間(S)に、軸
    受(6)外にあるようにして、弾性体Oリング(19)
    で油密的に浮き支持した皿形リング(17)が、相手側
    部材と小幅輪状面(20)で弾接して油密的に油幕を介
    して摺回動するようになっているフローティングシール
    (F,F1)を介在させて成る多連オーガの軸間維持装
  2. 【請求項2】 小間隙(G)内の環状空間(S)に、支
    持筒体(7)の軸受(6)の外にあるようにして、テー
    パー内面(16)と、これに対向する環状台面(15)
    を形成し、皿形リング(17)のテーパー形の背面(1
    8)と前記テーパー内面(16)との間に、弾性体Oリ
    ング(19)を弾圧的且つ油密的に介装することによ
    り、皿形リング(17)が浮き支持状態されて、底面を
    小幅輪状面(20)で、前記環状台面(15)に弾接し
    て油密的に油幕を介して摺回動するようになったフロー
    ティングシール(F)を有する請求項1記載の多連オー
    ガの軸間維持装置
  3. 【請求項3】 小間隙(G)内の環状空間(S)に、支
    持筒体(7)の軸受(6)の外にあるようにして、面対
    称にテーパー内面(16,16a)を形成して、底面合
    わせで構成した対の皿形リング(17,17)の輪状段
    の背面(18a,18b)と、対向する前記テーパー内
    面(16,16a)との間に、弾性体Oリング(19)
    を弾圧的且つ油密的に介装することにより、皿形リング
    (17)が浮き支持されて、互いに底面の最大径の小幅
    輪状面(20)で弾接して油密的に油幕を介して摺回動
    するようになっているフローティングシール(F1)を
    有する請求項1記載の多連オーガの軸間維持装置
JP6064593U 1993-10-14 1993-10-14 多連オーガの軸間維持装置 Pending JPH0725039U (ja)

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