JPH0653142B2 - 薬剤分包機 - Google Patents

薬剤分包機

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JPH0653142B2
JPH0653142B2 JP3179432A JP17943291A JPH0653142B2 JP H0653142 B2 JPH0653142 B2 JP H0653142B2 JP 3179432 A JP3179432 A JP 3179432A JP 17943291 A JP17943291 A JP 17943291A JP H0653142 B2 JPH0653142 B2 JP H0653142B2
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tablet
medicine
tablets
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powdered
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司郎 大村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、錠剤と散薬とを任意
に組み合わせて分包する薬剤分包機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、任意の種類の錠剤を取り扱う錠
剤分包機は、従来から種々のものが実用化されている
し、また、任意の種類の散薬を取り扱う散薬分包機も、
従来から種々のものが実用化されている。そのため、錠
剤だけを連続して分包する場合は、従来の適宜の錠剤分
包機を使用すればよいし、一方、散薬だけを連続して分
包する場合は、従来の適宜の散薬分包機を使用すればよ
い。ところが、病院薬局等では、錠剤と散薬とを適宜組
み合わせて分包することが必要な場合がある。このよう
な場合、従来の錠剤分包機と散薬分包機とをただ単に2
台並べて使用したのでは、錠剤分包機で分包された錠剤
の分包体群と、散薬分包機で分包された散薬の分包体群
とが別々にできあがるだけであって、たとえば、錠剤と
散薬とが1包ずつ交互に分包されたような分包体群を作
成することはできず、したがって、そのような処方に対
応することができない。そのため、錠剤と散薬とを任意
に組み合わせて分包することのできる薬剤分包機の実用
化が、かねてから要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな薬剤分包機は、錠剤の特性と散薬の特性とがあまり
に違い過ぎることから、いまだ実用化されていない。す
なわち、錠剤の場合は、1包中に分包する量を個数すな
わち錠数で取り扱うことができるため、たとえば容器に
収容された多数の錠剤の中から、各包ごとの錠数を正確
に分割して取り出すことができ、そのため、錠剤を1錠
ずつ取り出すようになった錠剤フィーダが、広く利用さ
れている。これに対して、散薬の場合は、1包中に分包
する量を文字どおり分量で取り扱わなければならないた
め、たとえば容器に収容された多量の散薬の中から、各
包ごとの分量を均一に分割して取り出すことは困難であ
る。そのため、散薬を1度に1包分ずつ取り出すように
なった散薬フィーダは、いまだ実用化されておらず、従
来は、全周が多数のマスに分割された環状分割マス体を
所要角度分だけ正逆回転させながら、その角度に対応し
た所定分包数(たとえば21または42等)の分割マス
に、1処方分(たとえば21包分または42包分等)の
散薬を投入して、分割するようになっている。ところ
が、このような環状分割マス体を使用した場合、その分
割マスの個数を上回る数の分割は不可能であるうえ、環
状分割マス体の正逆回転の切り換え時における散薬の配
分制御が困難で、そのため、散薬の分割が両端の分割マ
スで不均一になることが避けられない。また、錠剤の場
合、たとえばある種類の錠剤Aと、別の種類の錠剤Bと
を同一包中に分包する場合も、A、Bそれぞれの錠数を
決めることによって、所定の種類の錠剤A、Bを所定の
錠数ずつ同一包中に分包することができる。これに対し
て、散薬の場合、たとえばある種類の散薬aと、別の種
類の散薬bとを同一包中に分包する場合は、散薬aの分
割誤差と、散薬bの分割誤差とがそれぞれ独立して発生
し、しかもその発生の程度は散薬の種類によってまちま
ちであることから、両者を総合するとより大きな誤差が
生じる可能性があり、その結果、所定の種類の散薬a、
bを所定の分量ずつ同一包中に分包することは多分に困
難である。さらに、錠剤の場合、たとえばある種類の錠
剤Aと、別の種類の錠剤Bとを1包ずつ交互に分包する
場合であっても、A、Bそれぞれの錠数を決めることに
よって、それらを1包ずつ交互に分包することができ
る。これに対して、散薬の場合、たとえばある種類の散
薬aと、別の種類の散薬bとを1包ずつ交互に分包する
ことは、実際上不可能である。
【0004】この発明は上記従来のもののもつ問題点を
解決して、散薬の分割誤差が実質的に発生せず、また、
ある散薬の配分、分割と、他の散薬の配分、分割とを、
同時に並行して行うことも、交互に行うことも可能であ
り、しかも、錠剤と散薬とを任意の組み合わせで分包す
ることのできる薬剤分包機を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、多数の錠剤フィーダを収納した錠剤収納庫
と、散薬が環状に配分される1組のターンテーブルと、
各ターンテーブル上に配分された散薬をそれぞれ任意の
角度分ずつ切り出す手段と、各錠剤フィーダから取り出
された錠剤または各ターンテーブルから切り出された散
薬を、任意の組み合わせで分包する包装装置とを具えた
ものである。
【0006】
【作用】この発明は上記手段を採用したことにより、切
出手段によってターンテーブルから切り出される散薬に
は実質的に分割誤差が発生せず、また、錠剤と散薬とを
任意の組み合わせで分包することも、2種類の散薬を任
意の組み合わせで分包することも、2種類の散薬にさら
に錠剤を任意の組み合わせで分包することも可能で、あ
らゆる組み合わせで分包されることとなる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明による薬剤分包機の一実施例
を示し、この薬剤分包機は、筐体1の上部に錠剤収納庫
2が設けられ、筐体1の下部に包装装置3が設けられ、
錠剤収納庫2と包装装置3との中間に、散薬が環状に配
分される1組のターンテーブル4L、4Rと、ターンテ
ーブル4L、4R上に配分された散薬を任意の角度分ず
つ切り出す切出体5L、5Rとが設けられている。錠剤
収納庫2は、おのおの図示しないレールに沿って前方へ
引き出し可能に構成された複数(図1では4つ)の引出
体6、6、…を具えている。図1では図示を省略してあ
るが、各引出体6は、左右に2列の錠剤収納棚を具え、
各錠剤収納棚は、引出体6の上下方向および引き出し方
向に沿って多数の錠剤フィーダ7、7、…(図2参照)
を1列に配置したものであり、両錠剤収納棚の中間に
は、当該引出体6のすべての錠剤フィーダ7、7、…か
ら取り出される錠剤を、錠剤収納庫2の下方に設けられ
た錠剤ホッパ8へ落下させるシュートが設けられてい
る。錠剤フィーダ7、7、…は、それぞれ任意の種類の
錠剤を個別に多数収容して、引出体6、6、…に着脱可
能にセットされるものであり、図2に示すように、錠剤
取出制御装置9から指令を受けると、収容した錠剤を指
定された錠数だけ取り出すようになっている。また、引
出体6、6、…のうち任意(図1では左から2番目)の
ものには、形状が特殊であったり、使用頻度がきわめて
低くて、そのため錠剤フィーダ7に収容しておくのに適
さない錠剤を分包する際、それらを1包分ずつ分けて所
定包数分手撒きしてセットするようになった手撒きカセ
ット10が、当該引出体6から前方へ引き出し可能に、
そして、手前において着脱可能に設けられている。手撒
きカセット10もまた、図2に示すように、錠剤取出制
御装置9から指令を受けると、セットされた錠剤を1包
分ずつ錠剤ホッパ8へ落下させるようになっている。錠
剤ホッパ8の下端には、閉鎖状態において、錠剤ホッパ
8に落下した錠剤を一時貯留するようになった錠剤シャ
ッタ11が設けられ、錠剤シャッタ11は、図2に示す
ように、シャッタ制御装置12からの指令に基づき、錠
剤シャッタ開閉装置13の作動によって開閉するように
なっている。錠剤シャッタ11の下方には、開放された
錠剤シャッタ11を通過して落下する錠剤を受け入れる
とともに、切出体5L、5Rによって切り出された散薬
を受け入れるようになった共通ホッパ14が設けられて
いる。共通ホッパ14には、閉鎖状態において、共通ホ
ッパ14に落下した錠剤または散薬を一時貯留するよう
になった共通シャッタ15が設けられ、共通シャッタ1
5は、図2に示すように、シャッタ制御装置12からの
指令に基づき、共通シャッタ開閉装置16の作動によっ
て開閉するようになっている。ターンテーブル4L、4
Rは、いずれも、断面円弧状の凹溝17が環状に形成さ
れた互いに同様のものであり、また、凹溝17に対応し
て、適宜の散薬フィーダ18L、18Rと、切出体5
L、5Rとが配置されている。散薬フィーダ18L、1
8Rは、散薬フィーダ駆動装置19L、19R(図2参
照)の作動によって、1処方分の散薬を徐々に給送して
ターンテーブル4L、4Rの凹溝17内に落下させるよ
うになっており、また、ターンテーブル4L、4Rは、
ターンテーブル駆動装置20L、20R(図2参照)の
作動によって、凹溝17の環状中心のまわりに一方向に
回転するようになっている。そして、散薬フィーダ18
L、18Rの給送速度がたとえば速すぎて、それにより
散薬が飛び散ったりしないよう、図2に示すように、散
薬配分制御装置21L、21Rが、取り扱う散薬の種類
や分量に応じて、散薬フィーダ18L、18Rの給送速
度を制御するようになっている。また、散薬フィーダ1
8L、18Rによる散薬の給送開始から終了までの間
に、ターンテーブル4L、4Rが少なくとも1回転以
上、実際には複数回回転して、それにより散薬が均一に
配分されるよう、図2に示すように、散薬配分制御装置
21L、21Rが、散薬フィーダ18L、18Rの給送
速度に対するターンテーブル4L、4Rの回転速度を、
最適制御するようになっている。切出体5L、5Rは、
凹溝17の全長Lの一部(好ましくは10数分の1〜数
10分の1程度)の長さに相当する切出幅(図示しない
スクレーパ板の幅)Wを有し、かつ、切り出し時に散薬
がこぼれないように設けた両側板のうち一方の側板だけ
が、凹溝17の円弧状断面に対応した円形に形成された
ものであり、散薬の配分時には、邪魔にならないよう、
凹溝17から上方へ退避した位置にあり、ー方、散薬の
分割時には、凹溝17に対応した位置にあって、切出体
駆動装置22L、22R(図2参照)の作動によって、
凹溝17の円弧状断面の曲率中心のまわりに一方向に回
転するようになっている。切出体5L、5Rの幅Wと、
散薬の実際の切出幅との間には、つぎの関係がある。す
なわち、散薬の分割数がL:Wの比に等しいときは、切
出体5L、5Rを1回転させると、ちようど1包分の散
薬が凹溝17から切り出されることとなるため、散薬の
こぼれに対する調整の必要を除けば、切出体5L、5R
の幅Wそれ自体が、散薬の実際の切出幅を決定すること
になる。これに対して、分割数がL:Wの比より小さい
ときは、切出体5L、5Rを1回転させただけでは切出
幅が足りないが、この場合は、切出体5L、5Rの円形
側板に対してターンテーブル4L、4Rを順方向に所要
角度だけ回動させることによって、凹溝17内の散薬を
円形側板が堰止め、それにより、切出体5L、5Rの幅
Wが一定であるにもかかわらず、散薬の実際の切出幅
を、切出体5L、5Rの幅Wよりも大きい任意の値に設
定して切り出すものである。一方、分割数がL:Wの比
より大きいときは、切出体5L、5Rの幅Wが大きすぎ
るため、最初の1包分の切り出しに先立って、切出体5
L、5Rの円形側板に対してターンテーブル4L、4R
を逆方向に所要角度だけ回動させ、それによりこの回動
角度分だけ切出体5L、5Rの有効切出幅を見掛け上小
さくして切り出し、2包目以降はターンテーブル4L、
4Rの順方向送り量を切出体5L、5Rの幅Wよりも小
さくすることによって、切出体5L、5Rの幅Wが一定
であるにもかかわらず、散薬の実際の切出幅を、切出体
5L、5Rの幅Wよりも小さい任意の値に設定して切り
出すものである。そして、切出体5L、5Rの回転速度
がたとえば速すぎて、それにより散薬が飛び散ったりし
ないよう、図2に示すように、散薬分割制御装置23
L、23Rが、取り扱う散薬の種類や切出量に応じて、
切出体5L、5Rの回転速度を制御するようになってい
る。また、散薬の分割数に応じて、図2に示すように、
散薬分割制御装置23L、23Rが、ターンテーブル4
L、4Rの回転角度量を制御するようになっている。
共通シャッタ15の下方には、開放された共通シャッタ
15を通過して落下する錠剤または散薬を受け入れて、
包装装置3の適宜の分包紙に1包分の薬剤として投入す
る投入ホッパ24が設けられている。包装装置3は、図
2に示すように、包装制御装置25から指令を受ける
と、投入ホッパ24から分包紙に投入される錠剤または
散薬を、1包分の薬剤として分包するようになってい
る。そして、図2に示すように、上記したすべての制御
装置、すなわち、錠剤取出制御装置9、シャッタ制御装
置12、散薬配分制御装置21L、21R、散薬分割制
御装置23L、23Rおよび包装制御装置25は、中央
制御装置26によって、薬剤分包機の各部の動作が、以
下に述べるように、包装タイミングを基本として有機的
に関連付けて制御されるようになっている。すなわち、
中央制御装置26は、包装制御装置25が包装可能であ
ることを示しているとき、シャッタ制御装置12に指令
を発し、錠剤シャッタ開閉装置13または共通シャッタ
開閉装置16を介して、錠剤シャッタ11(錠剤を分包
するとき)または共通シャッタ15(散薬を分包すると
き)を開放させることができる。そのため、錠剤を分包
するときは、中央制御装置26は、シャッタ制御装置1
2を介して錠剤シャッタ11を開放させるより前に、錠
剤取出制御装置9に指令を発し、分包すべき所定の錠剤
を収容した錠剤フィーダ7を作動させ、それによって取
り出された所定数の錠剤を錠剤ホッパ8へ落下させて、
閉鎖状態にある錠剤シャッタ11に一時貯留させる。一
方、散薬を分包するときは、中央制御装置26は、シャ
ッタ制御装置12を介して共通シャッタ15を開放させ
るより前に、散薬分割制御装置23L、23Rに指令を
発し、分包すべき所定の散薬をターンテーブル4L、4
Rから切出体5L、5Rで分割して切り出させ、さら
に、それに先立って、散薬配分制御装置21L、21R
に指令を発し、分割すべき所定の散薬を散薬フィーダ1
8L、18Rからターンテーブル4L、4Rに、凹溝1
7の全長にわたって均一に配分させる。以上のように、
薬剤分包機の各部の動作は、中央制御装置26によっ
て、包装タイミングを基本として制御されるように構成
されている。
【0008】つぎに、上記のように構成された薬剤分包
機の作用について説明する。まず、錠剤収納庫2に設置
された錠剤フィーダ7、7、…に収容されている錠剤を
分包する場合は、図示しない適宜の入力手段によって、
その錠剤の種類と分包すべき錠数その他必要事項を入力
する。すると、中央制御装置26が錠剤取出制御装置9
に指令を発し、これを受けて錠剤取出制御装置9が、所
定の錠剤フィーダ7を作動させて、所定の錠剤を所定錠
数だけ取り出し、この取り出された錠剤は、錠剤ホッパ
8へ落下して、閉鎖状態にある錠剤シャッタ11によっ
て一時貯留される。そのため、分包すべき錠剤が複数種
類あっても、個々の錠剤フィーダ7、7、…から別々に
取り出された錠剤は、錠剤シャッタ11によって一旦ま
とめられることとなる。そして、このまとめられた錠剤
は、中央制御装置26から指令を受けたシャッタ制御装
置12によって錠剤シャッタ11および共通シャッタ1
5が開放されると、共通ホッパ14を通って投入ホッパ
24から包装装置3に投入されて、1包分として分包さ
れることとなる。また、錠剤フィーダ7に収容された錠
剤に限らず、手撒きカセット10にセットされる錠剤に
ついても、同様にして、1包分ずつ分包されるものであ
る。つぎに、散薬を分包する場合は、図示しない適宜の
入力手段によって、その散薬の種類と分包すべき分量そ
の他必要事項を入力する一方、その散薬を1処方分調剤
して散薬フィーダ18L(18R)に投入する。する
と、中央制御装置26が散薬配分制御装置21L(21
R)に指令を発し、これを受けて散薬配分制御装置21
L(21R)が、散薬フィーダ18L(18R)を作動
させてその散薬を給送させるとともに、ターンテーブル
4L(4R)を回転させて散薬の配分動作を行わせる。
配分動作が終了したら、中央制御装置26が散薬分割制
御装置23L(23R)に指令を発し、これを受けて散
薬分割制御装置23L(23R)が、ターンテーブル4
L(4R)を所定角度ずつ回動させながら、切出体5L
(5R)を回転させて、凹溝17内の散薬を1包分ずつ
分割して切り出し、この切り出された1包分の散薬は、
共通ホッパ14へ落下して、閉鎖状態にある共通シャッ
タ15によって一時貯留される。そして、この一時貯留
された散薬は、中央制御装置26から指令を受けたシャ
ッタ制御装置12によって共通シャッタ15が開放され
ると、投入ホッパ24から包装装置3に投入されて、1
包分として分包されることとなる。このような散薬の配
分、分割動作は、たとえば、ターンテーブル4Lを使っ
てある散薬の配分、分割を行うことと、ターンテーブル
4Rを使って他の散薬の配分、分割を行うこととが、同
時にも、また、交互にも可能であり、そのため、たとえ
ば、ある散薬と他の散薬とを、1包ずつ交互に分包する
ようなことが実現できることとなる。さらに、錠剤と散
薬とをたとえば1包ずつ交互に分包する場合は、中央制
御装置26が、包装タイミングにしたがってシャッタ制
御装置12に指令を発して、上記の錠剤分包の場合にお
ける錠剤シャッタ11および共通シャッタ15の開放
と、上記の散薬分包の場合における共通シャッタ15の
開放とを、交互に行わせることによって、所定の錠剤フ
ィーダ7または手撒きカセット10から取り出された錠
剤と、ターンテーブル4L、4Rから切出体5L、5R
によって切り出された散薬とは、1包分ずつ交互に分包
されることとなる。
【0009】なお、上記実施例では、錠剤収納庫2を、
引出体6、6、…が前方へ引き出されるように構成され
たものとしたが、これに限定するものでなく、たとえ
ば、上下に積層される多数の錠剤フィーダ7、7、…
が、筐体1の左右方向に1列に配置された平棚式のもの
としてもよいし、あるいは、上下に積層される多数の錠
剤フィーダ7、7、…が、平面的にみて円筒状に配置さ
れてその軸心のまわりに回転可能となった筒状式のもの
としてもよい。また、上記実施例では、図1に示すよう
に、散薬フィーダ18Lをターンテーブル4Lの向かっ
て左端に配置する一方、散薬フィーダ18Rをターンテ
ーブル4Rの向かって右端に配置したが、図示の便宜の
ための配置であって、これに限定するものでなく、たと
えば、筐体1の手前から散薬の投入が容易に行えるよう
に、それに適した任意の位置に位置決めすることが可能
である。また、上記実施例では、散薬フィーダ18L、
18Rからターンテーブル4L、4Rへ散薬を直接供給
するようにしたが、これに限定するものでなく、たとえ
ば、散薬フィーダ18L、18Rから、断面V形の溝を
有するVマスへ一旦散薬を供給して一様にならしたう
え、Vマスからターンテーブル4L、4Rへ散薬をその
まま落下させるだけで、散薬を均一に配分させることも
可能である。また、ターンテーブル4L、4Rの個数、
配置その他の条件は、上記実施例のものに限定せず、適
宜に設定することが可能である。また、切出体5L、5
Rは、上記実施例のものに限定せず、適宜の構成のもの
とすることが可能である。さらに、錠剤と散薬との組み
合わせパターンは、上記実施例のように、1包ずつ交互
に分包するものに限定せず、必要に応じて、錠剤と散薬
とを1包中に分包することも含め、どのようなパターン
でも実現することが可能である。
【0010】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したので、
1組の各ターンテーブルから散薬を実質的に分割誤差な
く切り出すことができ、また、ある散薬の配分、分割
と、他の散薬の配分、分割とを、同時に並行して行うこ
とも、交互に行うこともできる。たとえば,両散薬を1
包に同時包装することができるし、別々に包装すること
もでき、別包にする場合でも、1包ずつ交互に包装する
こともできるし,互いに異なる包数ずつ交互に包装する
こともできるし、一方の散薬の任意の包数ごとにそれに
他方の散薬を同時に加えることもできる。また、錠剤だ
けを分包することもできるし、散薬だけを分包すること
もでき、さらには、錠剤と散薬とを1包ずつ交互に分包
することもできるし,互いに異なる包数ずつ交互に包装
することもでき、したがって、錠剤と散薬とを任意の組
み合わせで分包することも、2種類の散薬を任意の組み
合わせで分包することも、2種類の散薬にさらに錠剤を
任意の組み合わせで分包することも、あらゆる分包の組
み合わせができる等のすぐれた効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による薬剤分包機の一実施例を示す概
略的立面図である。
【図2】図1の薬剤分包機のブロック図である。
【符号の説明】
1:筐体 2:錠剤収納庫 3:包装装置 4L:ターンテーブ
ル 4R:ターンテーブル 5L:切出体 5R:切出体 6:引出体 7:錠剤フィーダ 8:錠剤ホッパ 9:錠剤取出制御装置 10:手撒きカセッ
ト 11:錠剤シャッタ 12:シャッタ制
御装置 13:錠剤シャッタ開閉装置 14:共通ホッパ 15:共通シャッタ 16:共通シャッ
タ開閉装置 17:凹溝 18L:散薬フィー
ダ 18R:散薬フィーダ 19L:散薬フィ
ーダ駆動装置 19R:散薬フィーダ駆動装置 20L:ターンテ
ーブル駆動装置 20R:ターンテーブル駆動装置 21L:散薬配分
制御装置 21R:散薬配分制御装置 22L:切出体駆
動装置 22R:切出体駆動装置 23L:散薬分割
制御装置 23R:散薬分割制御装置 24:投入ホッ
パ 25:包装制御装置 26:中央制御装

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の錠剤フィーダを収納した錠剤収納庫
    と、散薬が環状に配分される1組のターンテーブルと、
    各ターンテーブル上に配分された散薬をそれぞれ任意の
    角度分ずつ切り出す手段と、各錠剤フィーダから取り出
    された錠剤または各ターンテーブルから切り出された散
    薬を、任意の組み合わせで分包する包装装置とを具えて
    いることを特徴とする薬剤分包機。
JP3179432A 1991-04-18 1991-04-18 薬剤分包機 Expired - Lifetime JPH0653142B2 (ja)

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JPH04319354A JPH04319354A (ja) 1992-11-10
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JP4676175B2 (ja) * 2004-08-11 2011-04-27 株式会社湯山製作所 薬剤包装装置

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JPS5843282B2 (ja) * 1980-09-19 1983-09-26 株式会社 東京商会 全自動散剤錠剤分包機
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JPH01254502A (ja) * 1988-04-01 1989-10-11 Shoji Yuyama 薬剤の容量分割装置

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