JPH0652447A

JPH0652447A - 電子式金銭登録機

Info

Publication number: JPH0652447A
Application number: JP4202279A
Authority: JP
Inventors: Yukihiko Oka; 幸彦岡
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1992-07-29
Filing date: 1992-07-29
Publication date: 1994-02-25
Anticipated expiration: 2015-04-17
Also published as: JP3033924B2; US5408210A

Abstract

(57)【要約】【目的】電子式金銭登録機での取引処理の進行を円滑
にする。【構成】ＥＣＲ１に客数カウンタ６とランプ７とを設
置し、各々を信号線で接続してＣＰＵ８から制御可能と
する。ＥＣＲ１のＲＡＭ１０内には、メモリ１７，１
８，１９とお客様数合計メモリ２０を設け、メモリ１７
にはＥＣＲ１の混み具合の判断基準となる予め定める値
が設定されている。客数カウンタ６から読出されたＥＣ
Ｒ１に並んだ客の総数をストアしたメモリ１９と、取引
１件毎の客数をストアしているメモリ１８の値が次々に
加算されてストアされているお客様数合計メモリ２０と
の差がメモリ１７の値と比較される。比較された結果、
差がメモリ１７の値より小さければＥＣＲ１がすいてい
ると判断してランプ７を点灯させ、大きければ混んでい
ると判断して消灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、各種店舗などに設置さ
れ、商品の売上金額などの売上情報の登録を行う電子式
金銭登録機に関する。

【０００２】

【従来の技術】たとえば百貨店やスーパーマーケットな
どの各種大型店舗などには、電子式金銭登録機（以下Ｅ
ＣＲと略す）が複数台設置され、各ＥＣＲでそれぞれ顧
客の購入した商品の金額およびその数量がキーボードか
ら入力され、売上データの表示および登録などが行われ
る。一人の顧客が購入したすべての商品の登録処理が終
了した後に締め処理が行われ、レシートが発行されて支
払いが行われる。こうして１件分のレジ業務が終了す
る。

【０００３】顧客は、購入する商品の代金を支払うため
に、複数台あるＥＣＲの中から自分の支払いを済ませる
ＥＣＲを選ぶときには、各ＥＣＲ近傍に備えられたテー
ブルカウンタであるチェックアウトレーン前に並んでい
る顧客の人数を見て、並んでいる人数の少ないＥＣＲを
探してそのＥＣＲで支払いを済ませる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来においては、複数
台のＥＣＲのうちどのＥＣＲがすいているかの判断は、
顧客がすべてのＥＣＲに並んでいる顧客の人数を目で見
て比べて行っており、遠くからでは全てのＥＣＲの混み
具合を比較して、すいたＥＣＲを見付けることは困難で
ある。

【０００５】本発明の目的は、購入商品の取引処理を待
つ顧客の混み具合を判断して報知することができる電子
式金銭登録機を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、報知手段と、
取引処理を待つ顧客の数を検出する検出手段と、前記検
出手段によって検出された顧客の数が、予め定める基準
値を越えたときに前記報知手段を駆動する制御手段とを
含むことを特徴とする電子式金銭登録機である。

【０００７】

【作用】本発明に従えば、電子式金銭登録機には報知手
段と、取引処理を待つ顧客の数を検出する検出手段と、
前記報知手段を駆動する制御手段とが備えられている。
検出手段は、たとえば来店した顧客の総数（電子式金銭
登録機が複数台ある場合は、各登録機に並んだ顧客の総
数）と、取引処理を終了した顧客の総数との差を計算し
て取引処理を待つ顧客の数を検出する。前記検出手段に
よって検出された顧客の数が、予め定める基準値を越え
たとき、前記報知手段が制御手段によって駆動される。

【０００８】したがって、報知手段の駆動状態によって
取引処理を待つ顧客の混み具合を判断することができ
る。また、複数台の電子式金銭登録機が設置される場合
は、報知手段の駆動状態に基づいて、顧客はすいた電子
式金銭登録機を選んで取引処理を行うことができる。こ
のため、電子式金銭登録機が有効に稼働し、円滑な取引
処理が行える。

【０００９】

【実施例】図１は、本発明の一実施例であるＥＣＲ１の
電気的構成を示すブロック図である。ＥＣＲ１は中央処
理装置（以下ＣＰＵと略す）８を備え、ＣＰＵ８にはデ
ータバスｂを介してリードオンリメモリ（以下ＲＯＭと
略す）９、ランダムアクセスメモリ（以下ＲＡＭと略
す）１０、プリンタ制御回路１１、ランプ制御回路１
２、キーボード制御回路１３、表示制御回路１４、ドロ
ワ制御回路１５、Ｉ／Ｏポート１６などが接続されてい
る。

【００１０】キーボード３は複数のキーを備え、売上情
報の入力やＥＣＲ１の動作状態の設定などの指示の入力
が、キーボード制御回路１３を介して行われる。ＲＯＭ
９にはＥＣＲ１の各種動作を制御するプログラムが組ま
れており、このプログラムが読出されてＲＡＭ１０内に
設定されている作業領域が用いられて、前記読出された
プログラムに基づいて売上情報の登録処理などが実行さ
れる。また、ＲＡＭ１０内には、本実施例で用いられる
メモリ１７，１８，１９およびお客様数合計メモリ２０
としての記憶領域が確保されている。

【００１１】各々のメモリ１７，１８，１９，２０のう
ち、メモリ１７にはそのＥＣＲ１の混み具合を判断する
基準となる予め定める客の人数を設定するための、たと
えば２バイトの領域が確保される。また、メモリ１８に
は、キーボード３から入力される１件分の取引に対する
客数をストアするための、たとえば２バイトの領域が確
保される。メモリ１９には、客数カウンタ６から読出さ
れた開店時から現在までにチェックアウトレーン前を通
過した客の総数をストアするための、たとえば４バイト
の領域が確保される。さらにお客様数合計メモリ２０に
は、開店時から現在までにそのＥＣＲ１で取引を行った
客数の合計をストアするための、たとえば４バイトの領
域が確保される。前記客数の合計は、取引毎にメモリ１
８にストアされる値が１件の取引が終了する毎に加算さ
れてストアされる。

【００１２】表示器４は、入力された売上情報やＥＣＲ
１の動作情報などを表示制御回路１４の制御に基づいて
表示する。プリンタ２は、レシートやジャーナルの印字
をプリンタ制御回路１１の制御に基づいて行う。ドロア
５は、現金などを収納し、ドロア制御回路１５の制御に
基づいて開閉が行われる。

【００１３】客数カウンタ６は、たとえば光の入射を検
知し、客が客数カウンタ６の前面を遮蔽することによっ
て光の入射が遮られた後、再び光の入射が検知されると
き、客が１人通過したとして１を加算する。このように
して、ＥＣＲ１に並ぶ顧客数を計数し、Ｉ／Ｏ（入出
力）ポート１６を介して、その顧客数の情報をＣＰＵ８
へ転送する。ランプ７は、ランプ制御回路１２を介して
与えられる制御信号によって、トランジスタ２１のＯＮ
／ＯＦＦを制御して電圧Ｖを供給／遮断することによっ
て点灯／消灯する。

【００１４】図２は、ＥＣＲ１の斜視図である。ＥＣＲ
１は、商品の金額や数量などの売上データなどを入力す
るためのキーボード３と、登録した売上データやＥＣＲ
１の動作状態などを表示する表示器４と、売上データな
どをレシートやジャーナルに印字するプリンタ２と、現
金などを収納するドロア５と、点灯／消灯によってその
ＥＣＲ１の混み具合を顧客に報知するランプ７とを備え
ている。

【００１５】図３は、ＥＣＲ１に備えられているキーボ
ード３のキー配列を示す平面図である。キーボード３に
は、商品の価格を入力したり、ＥＣＲ１の動作モードの
登録を行ったりする乗算登録キー２９や小数点入力キー
３０を含む置数キー２２や、商品の所属部門を指定する
部門キー２３や、登録処理終了後に行われる締め処理時
に押下される小計キー２４や、現計キー２５などが配置
される。また、１件分のレジ業務を行うときに商品の登
録を行う前に、その取引に対する顧客数を登録する人数
入力キー２６が配置されている。

【００１６】図４は、ＥＣＲ１の配置例を示した図であ
る。店内にはチェックアウトレーン２７が設けられ、チ
ェックアウトレーン２７を挟んで一方側にはＥＣＲ１本
体が配置され、ＥＣＲ１本体のたとえば上方位置にはラ
ンプ７が備えられている。またチェックアウトレーン２
７の他方側には客数カウンタ６が備えられており、チェ
ックアウトレーン２７に沿って並んでいる顧客２８の人
数を計数する。支払いがすんだ顧客２８は矢符Ａ方向に
進み、次の顧客２８のレジ業務が開始される。

【００１７】ＥＣＲ１本体とランプ７と客数カウンタ６
とは信号線によって相互に接続されており、ランプ７お
よび客数カウンタ６はＥＣＲ１本体のＣＰＵ８によって
制御が可能である。ＥＣＲ１本体のＲＡＭ１０内のメモ
リ１７にはたとえば２バイトの領域が確保され、そのＥ
ＣＲ１の混み具合を判断するための基準となる客の人数
が設定される。

【００１８】図５はメモリ１７に対する設定の一例を示
した図であり、例として基準となる予め定める客数を
「５」とした場合の設定手順は以下のとおりである。機
能切換スイッチ３２を、たとえば「プログラム１」の位
置に合わせた後、各種モードを設定する場合に使用され
るＪＯＢコード３１が置数キー２２から、たとえばメモ
リ１７に対する設定の場合には「１３０」のように入力
される。次に小数点入力キー３０、乗算登録キー２９の
順に押下され、基準となる客の人数である「５」のキー
が押下される。さらに、小数キー２４が押下されて
「５」という数字の登録処理が行われ、現計キー２５が
押下されて設定内容の確認処理が行われる。機能切換ス
イッチ３２が「登録」に戻されて設定が完了する。

【００１９】図６は、ＥＣＲ１の動作を説明するフロー
チャートである。ステップａ１において１件の取引に対
する客数たとえば「２」を置数キー２２から入力した
後、入数入力キー２６を押下してメモリ１８に「２」を
ストアする。ステップａ２において商品の登録処理を行
い、ステップａ３において登録処理が終了したかどうか
の確認がなされ、終了するまでステップａ２の登録処理
が行われる。登録処理が終了すると、ステップａ４にお
いて支払い処理が行われる。

【００２０】ステップａ５においてメモリ１８の内容
「２」を、お客様数合計メモリ２０たとえば「３４５」
に加算して「３４７」とし、ステップａ６において客数
カウンタ６にカウントされている客数たとえば「３４
９」を読出し、メモリ１９にストアする。ステップａ７
において、メモリ１９にストアされている値「３４９」
とお客様数合計メモリ２０にストアされている値「３４
７」との差を求める。

【００２１】ステップａ８においてその差がメモリ１７
に設定されている値である「５」以下であるかどうかが
確認され、「５」以下であった場合、そのＥＣＲ１はす
いていると判断して、ステップａ９においてＣＰＵ８か
らの制御に基づき、ランプ制御回路１２からハイレベル
の制御信号が与えられ、トランジスタ２１がＯＮとなっ
てランプ７を点灯する。

【００２２】ステップａ８において結果が「５」以上で
あった場合、そのＥＣＲ１は混んでいると判断して、ス
テップａ１０においてランプ制御回路１２からローレベ
ルの制御信号が与えられ、トランジスタ２１がＯＦＦと
なってランプ７を消灯する。この場合、メモリ１９にス
トアされている値「３４９」とお客様数合計メモリ２０
にストアされている値「３４７」との差は「２」で、メ
モリ１７に設定されている値である「５」以下であるた
め、このＥＣＲ１はすいていると判断されてランプ７が
点灯する。以上の処理を行って１件分のレジ業務が終了
する。

【００２３】ＥＣＲ１の混み具合を知らせる手段とし
て、ランプ７を点灯／消灯することによって、遠くにい
る顧客２８にも、ＥＣＲ１がすいているかを判断するこ
とができ、円滑に取引処理が進行する。また、表示手段
を用いて現在並んでいる顧客の数を直接表示するように
してもよい。

【００２４】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、取引処理
を待つ顧客の数が多ければ、報知手段を駆動し、前記顧
客の数が少なければ前記報知手段を駆動しないようにす
ることによって、取引処理を待つ顧客に電子式金銭登録
機の混み具合を報知することができる。したがって、複
数の電子式金銭登録機がある場合、顧客はどの電子式金
銭登録機がすいているのかを判断し、取引処理を行うた
めに並ぶので、極端に混んだ電子式金銭登録機やすいた
電子式金銭登録機の差がなくなって、全ての電子式金銭
登録機の有効な稼働が実現する。また、顧客に対しても
取引処理を行うまでに待つ時間が短縮されて、円滑な取
引処理を行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ＥＣＲ１の電気的構成を示すブロック図であ
る。

【図２】ＥＣＲ１の斜視図である。

【図３】ＥＣＲ１に備えられるキーボード３の平面図で
ある。

【図４】本発明の一実施例の配置例を示した図である。

【図５】ＲＡＭ１０内のメモリ１７に対する設定の一例
を示した図である。

【図６】ＥＣＲ１におけるランプ７の点灯／消灯の動作
を説明するフローチャートである。

【符号の説明】

１ＥＣＲ６客数カウンタ７ランプ８ＣＰＵ９ＲＯＭ１０ＲＡＭ１２ランプ制御回路１６Ｉ／Ｏポート１７，１８，１９メモリ２０お客様数合計メモリ２１トランジスタ２２置数キー２６人数入力キー２７チェックアウトレーン２８顧客

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】報知手段と、取引処理を待つ顧客の数を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された顧客の数が、予め定め
る基準値を越えたときに前記報知手段を駆動する制御手
段とを含むことを特徴とする電子式金銭登録機。