JP2927035B2 - 電子金銭登録機の待ち時間案内ファジィ制御装置 - Google Patents
電子金銭登録機の待ち時間案内ファジィ制御装置Info
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- JP2927035B2 JP2927035B2 JP3102124A JP10212491A JP2927035B2 JP 2927035 B2 JP2927035 B2 JP 2927035B2 JP 3102124 A JP3102124 A JP 3102124A JP 10212491 A JP10212491 A JP 10212491A JP 2927035 B2 JP2927035 B2 JP 2927035B2
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- Japan
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- cash register
- electronic cash
- waiting time
- waiting
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばスーパーマー
ケット等の大型店舗に並列設置されるような電子金銭登
録機に関し、さらに詳しくは待ち時間を事前に知らせる
ことができる電子金銭登録機の待ち時間案内ファジィ制
御装置に関する。
ケット等の大型店舗に並列設置されるような電子金銭登
録機に関し、さらに詳しくは待ち時間を事前に知らせる
ことができる電子金銭登録機の待ち時間案内ファジィ制
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種の電子金銭登録機は、店
舗の出口付近に複数台が並列設置されて、顧客が購入し
た商品を順次精算処理している。
舗の出口付近に複数台が並列設置されて、顧客が購入し
た商品を順次精算処理している。
【０００３】しかし、複数台の電子金銭登録機を並列設
置した場合に、買い物客が集中する時間帯にあっては、
顧客はどの電子金銭登録機に並んだら早く処理されるの
か不明なため、特定の電子金銭登録機に集中して混雑し
たり、また電子金銭登録機の処理度合いに差が出て待ち
客に不満を抱かせる傾向があり、顧客に待ち時間を予め
知らせるような情報サービスの提供が要望されていた。
置した場合に、買い物客が集中する時間帯にあっては、
顧客はどの電子金銭登録機に並んだら早く処理されるの
か不明なため、特定の電子金銭登録機に集中して混雑し
たり、また電子金銭登録機の処理度合いに差が出て待ち
客に不満を抱かせる傾向があり、顧客に待ち時間を予め
知らせるような情報サービスの提供が要望されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、電子金銭
登録機の現在の利用状況から正確な待ち時間を顧客に案
内出力して、利用効率のよい円滑な取引を促進し、顧客
に対するサービス性を高めた電子金銭登録機の待ち時間
案内ファジィ制御装置の提供を目的とする。
登録機の現在の利用状況から正確な待ち時間を顧客に案
内出力して、利用効率のよい円滑な取引を促進し、顧客
に対するサービス性を高めた電子金銭登録機の待ち時間
案内ファジィ制御装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、電子金銭登
録機の取引待ち時間を案内出力する待ち時間出力手段
と、電子金銭登録機に並んだ待ち人数を検知する待ち人
数検知手段と、電子金銭登録機に係員が取引データを入
力操作する入力速度検知手段と、電子金銭登録機の一人
当たりの平均取引時間を検知する平均取引時間検知手段
と、上記検知手段で検知した電子金銭登録機に並んだ待
ち人数と、電子金銭登録機に係員が取引データを入力操
作する係員入力速度と、電子金銭登録機の一人当たりの
平均取引時間の入力に対し、待ち人数と係員入力速度と
平均取引時間の適正な待ち時間出力量を納めたファジィ
ルールから最も妥当な待ち時間出力量を出力して、上記
待ち時間出力手段をファジィ推論制御するファジィ推論
制御手段とを備えた電子金銭登録機の待ち時間案内ファ
ジィ制御装置であることを特徴とする。
録機の取引待ち時間を案内出力する待ち時間出力手段
と、電子金銭登録機に並んだ待ち人数を検知する待ち人
数検知手段と、電子金銭登録機に係員が取引データを入
力操作する入力速度検知手段と、電子金銭登録機の一人
当たりの平均取引時間を検知する平均取引時間検知手段
と、上記検知手段で検知した電子金銭登録機に並んだ待
ち人数と、電子金銭登録機に係員が取引データを入力操
作する係員入力速度と、電子金銭登録機の一人当たりの
平均取引時間の入力に対し、待ち人数と係員入力速度と
平均取引時間の適正な待ち時間出力量を納めたファジィ
ルールから最も妥当な待ち時間出力量を出力して、上記
待ち時間出力手段をファジィ推論制御するファジィ推論
制御手段とを備えた電子金銭登録機の待ち時間案内ファ
ジィ制御装置であることを特徴とする。
【０００６】
【作用】この発明によれば、顧客が電子金銭登録機を利
用するとき、検知手段が電子金銭登録機に並んだ待ち人
数と、電子金銭登録機に係員が取引データを入力操作す
る入力速度と、電子金銭登録機の一人当たりの平均処理
時間とを検知し、これらの検知要素を前件部として、フ
ァジィ推論制御手段が最適な後件部を求めるべくファジ
ィルールに基づいた最も妥当な顧客の待ち時間を出力
し、この出力で待ち時間出力手段をファジィ推論制御す
る。
用するとき、検知手段が電子金銭登録機に並んだ待ち人
数と、電子金銭登録機に係員が取引データを入力操作す
る入力速度と、電子金銭登録機の一人当たりの平均処理
時間とを検知し、これらの検知要素を前件部として、フ
ァジィ推論制御手段が最適な後件部を求めるべくファジ
ィルールに基づいた最も妥当な顧客の待ち時間を出力
し、この出力で待ち時間出力手段をファジィ推論制御す
る。
【０００７】
【発明の効果】この結果、電子金銭登録機に待ち人数が
あっても、その待ち人数に応じた正確な待ち時間を、待
ち時間出力手段、例えば表示案内装置あるいは音声案内
装置を使って顧客に知らせることができ、顧客はこの待
ち時間を知ることによって、どの電子金銭登録機に並ん
だら早く処理されるのかを事前に知ることができ、顧客
はこの情報サービスによって、顧客に不満を抱かせるこ
とのない取引を実行することができ、特定の電子金銭登
録機に顧客が集中するのを解消した利用効率のよい円滑
な取引を促進することができる。
あっても、その待ち人数に応じた正確な待ち時間を、待
ち時間出力手段、例えば表示案内装置あるいは音声案内
装置を使って顧客に知らせることができ、顧客はこの待
ち時間を知ることによって、どの電子金銭登録機に並ん
だら早く処理されるのかを事前に知ることができ、顧客
はこの情報サービスによって、顧客に不満を抱かせるこ
とのない取引を実行することができ、特定の電子金銭登
録機に顧客が集中するのを解消した利用効率のよい円滑
な取引を促進することができる。
【０００８】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。
述する。
【０００９】図１は店舗の出口付近に設置されるレジレ
ーンを示し、このレジレーンは電子金銭登録機１１とバ
ーコード読取り機１２とを搭載したＬ形テーブル１３の
多数台を一定間隔毎に並列設置し、ここで顧客が購入し
た商品を順次精算処理している。
ーンを示し、このレジレーンは電子金銭登録機１１とバ
ーコード読取り機１２とを搭載したＬ形テーブル１３の
多数台を一定間隔毎に並列設置し、ここで顧客が購入し
た商品を順次精算処理している。
【００１０】電子金銭登録機１１は、前面に取引データ
を入力操作するためのキーボード、係員に取引データを
表示するフロント表示器、取引伝票を放出するレシート
発行部、現金を出入れ操作するキャッシュドロワ等の電
子金銭登録機能に必要な取引機構を装備している。
を入力操作するためのキーボード、係員に取引データを
表示するフロント表示器、取引伝票を放出するレシート
発行部、現金を出入れ操作するキャッシュドロワ等の電
子金銭登録機能に必要な取引機構を装備している。
【００１１】また、バーコード読取り機１２は、顧客通
路側に設置してバーコード読取り機能に加えて、上面に
は電子金銭登録機１１と接続して顧客に取引金額等を表
示するターレット表示器を顧客通路側に向けて立設して
いる。
路側に設置してバーコード読取り機能に加えて、上面に
は電子金銭登録機１１と接続して顧客に取引金額等を表
示するターレット表示器を顧客通路側に向けて立設して
いる。
【００１２】さらに、顧客に対するサービス情報を高め
るために、電子金銭登録機１１の上面には顧客の待ち時
間を表示案内する待ち時間表示器１４を客の並び側に向
けて立設している。また、レジレーンの上方位置には、
待ち客１５…の人数を監視するためのテレビカメラ１６
を設置している。
るために、電子金銭登録機１１の上面には顧客の待ち時
間を表示案内する待ち時間表示器１４を客の並び側に向
けて立設している。また、レジレーンの上方位置には、
待ち客１５…の人数を監視するためのテレビカメラ１６
を設置している。
【００１３】この場合、各電子金銭登録機１１…毎に異
なる顧客の待ち時間を求めるには、テレビカメラ１６で
各電子金銭登録機１１…に並んだ待ち人数を検知する待
ち人数の検知信号と、電子金銭登録機１１に係員が取引
データをキーボードを介して入力操作する係員入力速度
の検知信号と、電子金銭登録機１１の一人当たりの平均
取引時間の検知信号とに基づいて、現在の最後列からの
取引待ち時間を求めるよう後述する待ち時間案内ファジ
ィ制御装置によりファジィ制御する。
なる顧客の待ち時間を求めるには、テレビカメラ１６で
各電子金銭登録機１１…に並んだ待ち人数を検知する待
ち人数の検知信号と、電子金銭登録機１１に係員が取引
データをキーボードを介して入力操作する係員入力速度
の検知信号と、電子金銭登録機１１の一人当たりの平均
取引時間の検知信号とに基づいて、現在の最後列からの
取引待ち時間を求めるよう後述する待ち時間案内ファジ
ィ制御装置によりファジィ制御する。
【００１４】図２は電子金銭登録機の待ち時間案内ファ
ジィ制御装置のファジィ推論制御回路ブロック図を示
し、ＣＰＵ２１は、テレビカメラ１６と、各電子金銭登
録機１１…とから入力される検知信号およびＲＯＭ２２
に格納されたプログラムに従って、待ち時間表示器１４
にファジィ推論エンジン（以下ＦＩＥと称す）２３を介
して正確な待ち時間を表示出力し、このときの必要な制
御データをＲＡＭ２４に記憶させる。
ジィ制御装置のファジィ推論制御回路ブロック図を示
し、ＣＰＵ２１は、テレビカメラ１６と、各電子金銭登
録機１１…とから入力される検知信号およびＲＯＭ２２
に格納されたプログラムに従って、待ち時間表示器１４
にファジィ推論エンジン（以下ＦＩＥと称す）２３を介
して正確な待ち時間を表示出力し、このときの必要な制
御データをＲＡＭ２４に記憶させる。
【００１５】上述のＦＩＥ２３は、現在の待ち人数を検
知するテレビカメラ１６と、キーボード２５に対する入
力速度と、取引客毎に開閉操作されるキャッシュドロワ
２６とからの検知信号によって求められる現在の検知要
素を前件部Ｘ1〜Ｘ3 （前件部）とし、この現在の検知
要素に対応して設定される最後列客の待ち時間出力量を
後件部Ｙ1 （結論部）とするファジィルールを設定し、
上述の検知要素からファジィルールに基づいて最も妥当
な待ち時間Ｚ1を出力し、この出力Ｚ1 で現在の電子金
銭登録機１１の待ち時間を、待ち客に表示案内するよう
に各待ち時間表示器１４をファジィ推論制御する。
知するテレビカメラ１６と、キーボード２５に対する入
力速度と、取引客毎に開閉操作されるキャッシュドロワ
２６とからの検知信号によって求められる現在の検知要
素を前件部Ｘ1〜Ｘ3 （前件部）とし、この現在の検知
要素に対応して設定される最後列客の待ち時間出力量を
後件部Ｙ1 （結論部）とするファジィルールを設定し、
上述の検知要素からファジィルールに基づいて最も妥当
な待ち時間Ｚ1を出力し、この出力Ｚ1 で現在の電子金
銭登録機１１の待ち時間を、待ち客に表示案内するよう
に各待ち時間表示器１４をファジィ推論制御する。
【００１６】上述のファジィルールは、予め定められた
ファジィルールテーブル２７に従って設定されるもので
あって、これは待ち人数Ｘ1 と、係員入力速度Ｘ2 と、
一人当たりの平均の取引時間Ｘ3 に対応した適正値を予
め定めておき、この適正値と検知事実とを比較して、こ
れらの事実に対して最も妥当な結論を、図３〜図５（前
件部）と、図６（後件部）に示すようなファジィ変数を
用いたメンバシップ関数により設定する。
ファジィルールテーブル２７に従って設定されるもので
あって、これは待ち人数Ｘ1 と、係員入力速度Ｘ2 と、
一人当たりの平均の取引時間Ｘ3 に対応した適正値を予
め定めておき、この適正値と検知事実とを比較して、こ
れらの事実に対して最も妥当な結論を、図３〜図５（前
件部）と、図６（後件部）に示すようなファジィ変数を
用いたメンバシップ関数により設定する。
【００１７】このメンバシップ関数において、ファジィ
集合度合い（グレード）を示す各ラベル（ファジィ値）
を、 ｛正方向Ｐ・基準Ｚ｝の方向表示グループと、 ｛大Ｌ・中Ｍ・小Ｓ｝の度合い表示グループとの組合わ
せにより表示設定し、図３の待ち人数Ｘ1 の度合いを示
すメンバシップ関数は、 Ｚ ：待ち客なし ＰＳ：待ち客が少し並んでいる ＰＭ：待ち客がある程度並んでいる ＰＬ：待ち客がかなり並んでいる を表している。
集合度合い（グレード）を示す各ラベル（ファジィ値）
を、 ｛正方向Ｐ・基準Ｚ｝の方向表示グループと、 ｛大Ｌ・中Ｍ・小Ｓ｝の度合い表示グループとの組合わ
せにより表示設定し、図３の待ち人数Ｘ1 の度合いを示
すメンバシップ関数は、 Ｚ ：待ち客なし ＰＳ：待ち客が少し並んでいる ＰＭ：待ち客がある程度並んでいる ＰＬ：待ち客がかなり並んでいる を表している。
【００１８】図４の係員入力速度Ｘ2 の度合いを示すメ
ンバシップ関数は、 Ｚ ：入力なし ＰＳ：入力速度が速い ＰＭ：入力速度が普通である ＰＬ：入力速度が遅い を表している。
ンバシップ関数は、 Ｚ ：入力なし ＰＳ：入力速度が速い ＰＭ：入力速度が普通である ＰＬ：入力速度が遅い を表している。
【００１９】図５の一人当たりの平均取引時間Ｘ3 の度
合いを示すメンバシップ関数は、 Ｚ ：取引時間が全くかからない ＰＳ：取引時間が少しかかる ＰＭ：取引時間がある程度かかる ＰＬ：取引時間が相当かかる を表している。
合いを示すメンバシップ関数は、 Ｚ ：取引時間が全くかからない ＰＳ：取引時間が少しかかる ＰＭ：取引時間がある程度かかる ＰＬ：取引時間が相当かかる を表している。
【００２０】第６図の平均待ち時間の出力度合いを示す
メンバシップ関数は、 Ｚ ：待ち時間なし ＰＳ：待ち時間が少しある ＰＭ：待ち時間がある程度ある ＰＬ：待ち時間が相当ある を表している。
メンバシップ関数は、 Ｚ ：待ち時間なし ＰＳ：待ち時間が少しある ＰＭ：待ち時間がある程度ある ＰＬ：待ち時間が相当ある を表している。
【００２１】さらに、前述のファジィルールテーブル２
７の設定例としては、図２にも示すように、｛ルール
１｝もし、電子金銭登録機１１に待ち人数がなければ
（Ｘ1 ＝Ｚ）、係員入力速度が普通で（Ｘ2 ＝ＰＭ）、
一人当たりの平均取引時間がある程度かかる（Ｘ3 ＝Ｐ
Ｍ）場合であっても、殆ど待つ必要がないので、その時
はＦＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、“現在待ち時間
はありません”を表示出力する（Ｙ1 ＝Ｚ）。
７の設定例としては、図２にも示すように、｛ルール
１｝もし、電子金銭登録機１１に待ち人数がなければ
（Ｘ1 ＝Ｚ）、係員入力速度が普通で（Ｘ2 ＝ＰＭ）、
一人当たりの平均取引時間がある程度かかる（Ｘ3 ＝Ｐ
Ｍ）場合であっても、殆ど待つ必要がないので、その時
はＦＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、“現在待ち時間
はありません”を表示出力する（Ｙ1 ＝Ｚ）。
【００２２】 ｉｆ Ｘ1 ＝Ｚ Ｘ2 ＝ＰＭ Ｘ3 ＝ＰＭ ｔｈｅｎ Ｙ1 ＝Ｚ ｛ルール２｝もし、電子金銭登録機１１に待ち人数がな
ければ（Ｘ1 ＝Ｚ）、係員入力速度が速く（Ｘ2 ＝Ｐ
Ｓ）、商品の購入量が多いために一人当たりの平均取引
時間が相当かかる（Ｘ3 ＝ＰＬ）場合であっても、待ち
客がいないので待つ必要がなく、その時はＦＩＥ２３が
待ち時間表示器１４に、“現在待ち時間はありません”
を表示出力する（Ｙ1 ＝Ｚ）。
ければ（Ｘ1 ＝Ｚ）、係員入力速度が速く（Ｘ2 ＝Ｐ
Ｓ）、商品の購入量が多いために一人当たりの平均取引
時間が相当かかる（Ｘ3 ＝ＰＬ）場合であっても、待ち
客がいないので待つ必要がなく、その時はＦＩＥ２３が
待ち時間表示器１４に、“現在待ち時間はありません”
を表示出力する（Ｙ1 ＝Ｚ）。
【００２３】 ｉｆ Ｘ1 ＝Ｚ Ｘ2 ＝ＰＳ Ｘ3 ＝ＰＬ ｔｈｅｎ Ｙ1 ＝Ｚ ｛ルール３｝もし、待ち人数Ｘ1 が少しあり（Ｘ1 ＝Ｐ
Ｓ）、係員入力速度が普通で（Ｘ2 ＝ＰＭ）、一人当た
りの平均取引時間がある程度かかる（Ｘ3 ＝ＰＭ）とい
う平均的な使用状況であれば、少し待ち時間を要するの
で、その時はＦＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、例え
ば“現在の待ち時間は１分です”を表示出力する（Ｙ1
＝ＰＳ）。
Ｓ）、係員入力速度が普通で（Ｘ2 ＝ＰＭ）、一人当た
りの平均取引時間がある程度かかる（Ｘ3 ＝ＰＭ）とい
う平均的な使用状況であれば、少し待ち時間を要するの
で、その時はＦＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、例え
ば“現在の待ち時間は１分です”を表示出力する（Ｙ1
＝ＰＳ）。
【００２４】 ｉｆ Ｘ1 ＝ＰＳ Ｘ2 ＝ＰＭ Ｘ3 ＝ＰＭ ｔｈｅｎ Ｙ1 ＝ＰＳ ｛ルール４｝もし、待ち人数Ｘ1 が少しであっても（Ｘ
1 ＝ＰＳ）、係員が不慣れで係員入力速度が遅く（Ｘ2
＝ＰＬ）、商品の購入量が多いために一人当たりの平均
取引時間が相当かかる（Ｘ3 ＝ＰＬ）という使用状況で
あれば、ある程度の待ち時間を要するので、その時はＦ
ＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、例えば“現在待ち時
間は２分です”を表示出力する（Ｙ1＝ＰＭ）。
1 ＝ＰＳ）、係員が不慣れで係員入力速度が遅く（Ｘ2
＝ＰＬ）、商品の購入量が多いために一人当たりの平均
取引時間が相当かかる（Ｘ3 ＝ＰＬ）という使用状況で
あれば、ある程度の待ち時間を要するので、その時はＦ
ＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、例えば“現在待ち時
間は２分です”を表示出力する（Ｙ1＝ＰＭ）。
【００２５】 ｉｆ Ｘ1 ＝ＰＳ Ｘ2 ＝ＰＬ Ｘ3 ＝ＰＬ ｔｈｅｎ Ｙ1 ＝ＰＭ ｛ルール５｝もし、待ち人数Ｘ1 がかなりあっても（Ｘ
1 ＝ＰＬ）、係員が熟練で係員入力速度が速く（Ｘ2 ＝
ＰＳ）、また各人の商品の購入量が少なく一人当たりの
平均取引時間が短い（Ｘ3 ＝ＰＳ）という使用状況であ
れば、ある程度の待ち時間で対処できるので、その時は
ＦＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、例えば“現在待ち
時間は２分です”を表示出力する（Ｙ1 ＝ＰＭ）。
1 ＝ＰＬ）、係員が熟練で係員入力速度が速く（Ｘ2 ＝
ＰＳ）、また各人の商品の購入量が少なく一人当たりの
平均取引時間が短い（Ｘ3 ＝ＰＳ）という使用状況であ
れば、ある程度の待ち時間で対処できるので、その時は
ＦＩＥ２３が待ち時間表示器１４に、例えば“現在待ち
時間は２分です”を表示出力する（Ｙ1 ＝ＰＭ）。
【００２６】 ｉｆ Ｘ1 ＝ＰＬ Ｘ2 ＝ＰＳ Ｘ3 ＝ＰＳ ｔｈｅｎ Ｙ1 ＝ＰＭ このように、｛ルール１〜５｝…で示す通り、ｉｆ…の
前件部の入力に対して、電子金銭登録機１１一台当たり
に対する正確な待ち時間となる条件下に、ｔｈｅｎ…の
後件部を対応させてルールを設定している。
前件部の入力に対して、電子金銭登録機１１一台当たり
に対する正確な待ち時間となる条件下に、ｔｈｅｎ…の
後件部を対応させてルールを設定している。
【００２７】このように構成した電子金銭登録機の待ち
時間案内ファジィ制御装置の制御動作を次に説明する。
時間案内ファジィ制御装置の制御動作を次に説明する。
【００２８】今、顧客が電子金銭登録機１１で精算処理
するとき、予め、各電子金銭登録機１１…の前面に並ん
だ待ち人数をテレビカメラ１６が検知して電子金銭登録
機１１…毎の待ち人数Ｘ1 を求め、またＣＰＵ２１が、
それまでの各電子金銭登録機１１…毎の処理能力を求め
るべく、キーボード２５へのタッチ入力回数による係員
の入力処理速度Ｘ2 と、キャッシュドロワ２６の開閉頻
度により一人当たりの平均の取引時間Ｘ3 とを求め、こ
れらの検知要素Ｘ1 〜Ｘ3 に基づいて、ＦＩＥ２３が現
時刻から顧客の正確な待ち時間を顧客に案内して知らせ
るように、ファジィ推論した待ち時間Ｚ1 を各電子金銭
登録機１１…の待ち時間表示器１４に事前に表示案内し
て、顧客に常に現在の待ち時間を知らせる。
するとき、予め、各電子金銭登録機１１…の前面に並ん
だ待ち人数をテレビカメラ１６が検知して電子金銭登録
機１１…毎の待ち人数Ｘ1 を求め、またＣＰＵ２１が、
それまでの各電子金銭登録機１１…毎の処理能力を求め
るべく、キーボード２５へのタッチ入力回数による係員
の入力処理速度Ｘ2 と、キャッシュドロワ２６の開閉頻
度により一人当たりの平均の取引時間Ｘ3 とを求め、こ
れらの検知要素Ｘ1 〜Ｘ3 に基づいて、ＦＩＥ２３が現
時刻から顧客の正確な待ち時間を顧客に案内して知らせ
るように、ファジィ推論した待ち時間Ｚ1 を各電子金銭
登録機１１…の待ち時間表示器１４に事前に表示案内し
て、顧客に常に現在の待ち時間を知らせる。
【００２９】このため、顧客はこの待ち時間を知ること
によって、どの電子金銭登録機１１…に並んだら早く処
理されるのかを事前に知ることができ、この情報サービ
スによって、顧客に不満を抱かせることのない取引を実
行することができ、特定の電子金銭登録機に顧客が集中
するのを解消した利用効率のよい円滑な取引を促進する
ことができる。
によって、どの電子金銭登録機１１…に並んだら早く処
理されるのかを事前に知ることができ、この情報サービ
スによって、顧客に不満を抱かせることのない取引を実
行することができ、特定の電子金銭登録機に顧客が集中
するのを解消した利用効率のよい円滑な取引を促進する
ことができる。
【００３０】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の待ち時間出力手段は、実施例の
待ち時間表示器１４に対応し、以下同様に、 待ち人数検知手段は、テレビカメラ１６に対応し、 入力速度検知手段は、キーボードを介したＣＰＵ２１に
対応し、 平均取引時間検知手段は、キャッシュドロワを介したＣ
ＰＵ２１に対応し、 ファジィ推論制御手段は、ファジィ推論エンジン２３に
対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
応において、この発明の待ち時間出力手段は、実施例の
待ち時間表示器１４に対応し、以下同様に、 待ち人数検知手段は、テレビカメラ１６に対応し、 入力速度検知手段は、キーボードを介したＣＰＵ２１に
対応し、 平均取引時間検知手段は、キャッシュドロワを介したＣ
ＰＵ２１に対応し、 ファジィ推論制御手段は、ファジィ推論エンジン２３に
対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図１】この発明の電子金銭登録機の使用状態を示す説
明図。
明図。
【図２】この発明の電子金銭登録機の待ち時間出力時の
ファジィ制御回路ブロック図。
ファジィ制御回路ブロック図。
【図３】この発明の待ち人数の度合いを示すメンバシッ
プ関数図。
プ関数図。
【図４】この発明の係員入力速度の度合いを示すメンバ
シップ関数図。
シップ関数図。
【図５】この発明の一人当たりの平均取引時間の度合い
を示すメンバシップ関数図。
を示すメンバシップ関数図。
【図６】この発明の平均待ち時間の出力度合いを示すメ
ンバシップ関数図。
ンバシップ関数図。
１１…電子金銭登録機 １４…待ち時間表示器 １５…待ち客 １６…テレビカメラ ２１…ＣＰＵ ２３…ファジィ推論エンジン ２７…ファジィルールテーブル Ｘ1 …待ち人数 Ｘ2 …係員入力速度 Ｘ3 …一人当たりの平均取引時間 Ｚ1 …待ち時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−186992（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−307197（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−233698（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−68464（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−3016（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−293500（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−63872（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−8098（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−18699（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−63753（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−118688（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−71968（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G07G 1/12 321 G05B 13/02 G07B 5/00 G07C 1/12
Claims (1)
- 【請求項１】電子金銭登録機の取引待ち時間を案内出力
する待ち時間出力手段と、電子金銭登録機に並んだ待ち
人数を検知する待ち人数検知手段と、電子金銭登録機に
係員が取引データを入力操作する入力速度検知手段と、
電子金銭登録機の一人当たりの平均取引時間を検知する
平均取引時間検知手段と、上記検知手段で検知した電子
金銭登録機に並んだ待ち人数と、電子金銭登録機に係員
が取引データを入力操作する係員入力速度と、電子金銭
登録機の一人当たりの平均取引時間の入力に対し、待ち
人数と係員入力速度と平均取引時間の適正な待ち時間出
力量を納めたファジィルールから最も妥当な待ち時間出
力量を出力して、上記待ち時間出力手段をファジィ推論
制御するファジィ推論制御手段とを備えた電子金銭登録
機の待ち時間案内ファジィ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102124A JP2927035B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 電子金銭登録機の待ち時間案内ファジィ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102124A JP2927035B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 電子金銭登録機の待ち時間案内ファジィ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04241700A JPH04241700A (ja) | 1992-08-28 |
| JP2927035B2 true JP2927035B2 (ja) | 1999-07-28 |
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ID=14319045
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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| JP (1) | JP2927035B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-01-14 JP JP3102124A patent/JP2927035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04241700A (ja) | 1992-08-28 |
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