JPH0652007B2 - 配線樋付床構造 - Google Patents

配線樋付床構造

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JPH0652007B2
JPH0652007B2 JP63037111A JP3711188A JPH0652007B2 JP H0652007 B2 JPH0652007 B2 JP H0652007B2 JP 63037111 A JP63037111 A JP 63037111A JP 3711188 A JP3711188 A JP 3711188A JP H0652007 B2 JPH0652007 B2 JP H0652007B2
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信雄 増岡
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オフィスビル等の建築物における室内のフロ
ーリングに関し、特に配線材を取り込む配線樋を付帯し
た床構造に関する。
〔従来技術〕
OA化が進んだオフィスやインテリジェントビルと称し
て高度情報化が進んだオフィスでは、設置された多種多
様の情報通信機器やOA機器への電力、通信及びデータ
伝送のための多数の配線材が床をはい回ることから、こ
れら配線材を機器の増設や移設或いは机の配置換えに対
応して柔軟に配線でき而も露出配線を皆無化してオフィ
ス環境を向上させることが益々必要となってきている。
従来、かかる課題に対して、コンクリート床の中に埋設
されたフロアダクトを利用する方式が一般に活用されて
きた。また、特にインテリジェントビルでは、高度な密
集配線に対応するため、スリーウェイダクトと称して電
力、通信及びデータ伝送専用の部屋を持った特殊なマル
チ配線ダクトを設けることも検討されている。
しかしながら、それらフロアダクトやマルチ配線ダクト
では、コンクリート床の中に完全に埋没させるために上
下左右の閉鎖型とすること、コンクリート床の強度を低
下させないようダクト自身を剛性の強いものにする等で
高価なダクト構成となり、その埋設施工も精度の高いも
のが要求され、一連の施工工数が多大なものにならざる
を得なかった。
而も上記のように高価なダクトでは、経済的理由からダ
クトの埋設間隔を3m程度と大きくせざるを得ず、その
間に設置する機器に対しては床上から機器までの露出配
線が顕著になる傾向があった。さらに、機器からダクト
内への配線材の引き入れ作業に際しては、コンクリート
中に埋設されるために上下左右に閉鎖されたダクトの一
部に設けられた引き出し口を通じて行うが、そこからダ
クト内に引き入れる作業は容易でなく、特にこの種のダ
クトは、多くの方向変換(曲折)部や交叉箇所を有して
傾向があり、配線材がかかる方向変換部や交叉箇所を屈
曲しながら引き入れられるので、一旦引き入れられた配
線材を引き出し口から引っ張って引き抜こうとしてもか
かる方向変換部等で引っ掛かるなどして大きな引き抜き
抵抗を受け、ひいては一旦引き入れられた配線材は、機
器の配置換え等で不要となっても、実際上引き抜くこと
が困難となるため、不必要な配線材がダクト内にそのま
ま残り、増配線を益々困難にしていた。
そこで、従来では、上面が着脱自在な蓋板で覆われる配
線ダクトをコンクリート床に蓋板が露出するように半ば
埋設する所謂ピット方式の配線路を持つ床構造が提案さ
れていた(例えば、特開昭61−102112号)。こ
のピット方式の配線ダクトによれば、蓋板の開閉により
ダクト内の配線がどの位置からも行え、配線材の増設及
び撤去作業を任意に行え、前述したフロアダクトやマル
チ配線ダクト方式の諸問題を解決できるものとしてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように提案されたピット方式の配線路付床構造で
は、配線ダクトの上面露出部である蓋板が、タイル状カ
ーペットやプラスチックタイル等の床仕上げ材でさらに
覆われるものとなり、そのために配線材の増設や撤去或
いは配線材の引き出し作業を行う際には、床仕上げ材の
剥がしとそれに続く蓋板の撤去という二度の作業工程を
必要としており、復元時にもそれ相応の煩雑な作業を必
要としており、さらに配線ダクトに関しては、上面とな
る蓋板がコンクリート床面と同一面上になるようにレベ
ル合わせを行う必要上から、例えば、ダクト本体に高さ
調節機能を有する脚機構を付帯させ、その脚機構への操
作でダクト本体ひいてはダクト蓋板のレベル出しを行う
というように、配線ダクト自体が特殊な構造となって高
価なものとならざるを得なかった。
一方、蓋板付配線ダクトによるピット方式に対して、配
線ダクトを蓋板のないオープンピット方式として剛性の
大きい床仕上げ材によって蓋設する方式も提案されてい
た。しかし、このオープンピット方式においては、電
力、通信及びデータ用の配線材を収納するのに割合に間
口の大きい配線溝を設けると、その上面開口を覆う床仕
上げ材もそれ相応に広幅のものとなり、蓋設する蓋板も
広幅になる分だけ床に受ける荷重に耐えるだけの剛性を
益々大きなものにせざるを得なかった。そのように剛性
が大きく広幅の床仕上げ材によれば、コンクリート床面
の不陸(凹凸)に柔軟に対応することができず、床仕上
げ材が床面から浮いてガタつきが出る等平滑な床仕上げ
を行うことが困難であった。
本発明は、上述した最後のオープンピット方式の配線樋
付床構造の問題点を解消し、そのオープンピット方式の
利点を最大限に生かした、配線樋付床構造を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明により提供する配線樋付床構造は、コンクリート
床(1)において上面に開口する格子状の溝により樋状
配線路(4)を形成し、その樋状配線路の上面開口を蓋
設するように且つコンクリート床の面を覆うように置敷
されたタイル状の床仕上げ材(2)を具備し、床仕上げ
材は、化粧材(8)と緩衝性の裏打ち材(9)との間に
剛性を有する金属板(7)をサンドイッチに積層一体化
したもので、裏打ち材をコンクリート床面に当てつつ置
敷されたことを特徴とするものである。
上記のようにすると、コンクリート床面の不陸(凹凸)
は、裏打ち材により吸収することができ、ひいては、金
属板を有する床仕上げ材をガタつきを抑えて置敷できた
ものである。
床仕上げ材は、50cm角のタイル状にして、サンドイッ
チにされる金属板が2〜3mmの厚みにして25cm角の小
割り状金属板(7a)の集成体からなることにより、コ
ンクリート床面の不陸に対して金属板自身が柔軟に馴染
んで床仕上げ材自身のすわりをさらに良くすることがで
きる。
発明者は、前述したような広幅の溝となる配線路の技術
の問題を見直したところ、次の点を見い出した。すなわ
ち、床配線では、オフィスの性格上から大サイズ且つ多
数本の配線材が一部に集中することがなく、小径で少数
本の配線材が床に分散配線される。この点に着目して、
配線溝の深さを5cm程度と浅くしその幅も同程度に細く
する一方、その溝の間隔を50cmまで小さくしても、床
に網羅される配線材を十分に取り込めることを突き止め
たのである。
従って、本発明によれば、従来のピット方式の欠点を解
消し、上記のように配線路の溝を浅く且つ細幅なものと
して溝の間隔を密にすることを前提とし、蓋板を用いず
に床仕上げ材のみで対応でき、コンクリート床面の不陸
(凹凸)にも柔軟に対応できる配線樋付床構造を提供す
ることもできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示す添付図面により説明する。
第1図は、本発明により提供した配線樋付床構造の好ま
しい一実施例を示したもので、コンクリート床1の上か
ら50cm角の床仕上げ材2が敷き詰められて所定の床仕
上げが行われている。
しかして、コンクリート床1には、縦横に多数展開され
る格子状の溝3による樋状配線路4が設けられている。
かかる格子状の溝3を形成するために、断面略U字状の
樋体5が格子状に配置され、その樋体5を上面が露出す
るようにコンクリートを打設し、これを固化することに
より、所定の配線樋付床が得られる。上記の樋体5はそ
のまま配線樋として利用される。
本発明によれば、上記樋体5は必ずしも必須のものでは
なく、その代わりに型枠を格子状に配置し、その型枠を
コンクリート中に上面が露出する状態で埋め込み、打設
されたコンクリートが固化した後でかかる型枠を撤去す
ることにより、コンクリート自身の溝による配線樋を形
成することができる。
かかる格子状の溝3は、深さ及び幅が5cmで溝の間隔が
床仕上げ材2の幅と等しい50cmとしてある。尚また、
溝3の間隔は、床仕上げ材2の幅に対して整数倍(1
m、1.5m)としても良い。
6はそのようにして形成された格子状の溝からなる配線
路4に配線された配線材である。
一方、床仕上げ材2は、基布にパイルカーペットを植設
して構成される化粧材8と発泡プラスチック等の緩衝性
を有する裏打ち材9との間に、厚さが2〜3mmの亜鉛メ
ッキ鋼板等の金属板7をサンドイッチに積層し接着剤で
一体化してなるもので、裏打ち材9側をコンクリート床
面に着座させて置敷する。この床仕上げ材2が多数枚で
敷き詰められるときにできる継ぎ目10は、コンクリー
ト床1面に開口する格子状の溝3に沿って延びないよう
にし、各床仕上げ材2が溝3を横断するように設ける。
尚、各床仕上げ材2には、金属板2において、格子状の
溝3を横断する側縁に半円状の切欠11が形成されてい
る。これは、隣り合う床仕上げ材の突き合わせにより対
抗して円状の切欠を形成し、配線材が床仕上げ材を貫通
して配線路4に引き込んだり、配線路内の配線材を床上
に引き出す場合に利用される。その場合、切欠11の上
下を覆っている化粧材8と裏打ち材9は、その柔らかさ
によって簡単に穿設することができる。
第2図及び第3図は、本発明の配線樋付床構造の応用例
を配線パターン例とともに示したもので、第2図の場合
は、床の巾木寄りの端の部分に幅広の幹線溝31を形成
しているとともに、その幹線溝から枝状に延びる細幅の
分岐溝32を形成している。また、分岐溝32と同様に細
幅の分岐溝を交叉させて格子状の溝による樋状配線路を
構成したもので、壁に設けられた分電盤13や情報通信
用端子盤14から多数密集して引き出される配線材を幹
線溝31に引き入れ、それより分岐溝32に展開配線して
行くようにするものである。
第3図の実施例は、床の中央において幅広の幹線溝31
を形成し、その両側に細幅の分岐溝32を展開した例で
あり、その配線要領は、前述の実施例と同様である。
第4図は、床仕上げ材の応用例を示したもので50cm角
のタイル状とされた床仕上げ材2において、各々1枚の
化粧材8と裏打ち材9との間に、金属板として、25cm
角の小割り状金属板7aを4枚集合したものをサンドイ
ッチにして積層一体化した。コンクリート床1の面は、
清浄したとはいえ微小の凹凸があり、これをかかる裏打
ち材9の自己の変形により吸収するとともに、4枚に分
割された格好の小割り状金属板7aが凹凸に馴染ませる
ことで床仕上げ材2自身のすわりを良くするものであ
る。このように構成された床仕上げ材2では、格子状の
溝3に対して、1/4ピッチずらして敷き詰めること
で、床仕上げ材相互の継ぎ目が溝の上にその長手方向に
沿って形成されることなく溝に横断するようになり、継
ぎ目に重みが加わることで床仕上げ材が溝へ落ち込む心
配を解消できる。11は第1図の説明によって明らかに
したところの切欠であり、分割された金属板7aの各々
について形成することができ、配線材の引き出し或いは
引き込み位置の選定においてさらに自由度が増す。
〔発明の効果〕
以上説明したような特徴を有する本発明の配線樋付床構
造によれば、床仕上げ材で溝の開口を蓋するオープンピ
ット方式による配線作業性の柔軟性(増配線や配線替え
に容易に対応できること)をそのまま踏襲できることは
勿論、床仕上げ材が剛性を有するものとして設けた金属
板に対して、化粧材と裏打ち材でサンドイッチに積層一
体化したものからなり、そして裏打ち材をコンクリート
床面に着座させて置敷することから、コンクリート床面
に不可避的に生ずる不陸(凹凸)に対して、裏打ち材が
それを吸収することができ、ひいては金属板を有する床
仕上げ材として、コンクリート床の不陸(凹凸)に柔軟
に対応することができ、床仕上げ材が床面から浮いてガ
タつきが出る等の問題を解決することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明にかかる配線樋付床構造の実施例を示
したもので、第1図は配線樋付床構造の好ましい一実施
例を示し、(イ)は平面説明図、(ロ)は断面的説明
図、第2図及び第3図は樋状配線路の他の二様の実施例
を示す平面的説明図、第4図は床仕上げ材の応用例を示
す平面的説明図である。 符号において、1はコンクリート床、2は床仕上げ材、
3は配線溝、31は幹線溝、32は分岐溝、4は樋状配線
路、5は樋体、6は配線材、7は金属板、7aは小割り
状金属板、8は化粧材、9は裏打ち材、10は継ぎ目、
11切欠である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート床(1)において上面に開口
    する格子状の溝により樋状配線路(4)を形成し、その
    樋状配線路の上面開口を蓋設するように且つコンクリー
    ト床の面を覆うように置敷されたタイル状の床仕上げ材
    (2)を具備し、床仕上げ材は、化粧材(8)と緩衝性
    の裏打ち材(9)との間に剛性を有する金属板(7)を
    サンドイッチに積層一体化したもので、裏打ち材をコン
    クリート床面に当てつつ置敷されたことを特徴とする配
    線樋付床構造。
  2. 【請求項2】床仕上げ材は、50cm角のタイル状にし
    て、サンドイッチにされる金属板が2〜3mmの厚みにし
    て25cm角の小割り状金属板(7a)の集成体からな
    る、請求項1記載の配線樋付床構造。
JP63037111A 1988-02-19 1988-02-19 配線樋付床構造 Expired - Lifetime JPH0652007B2 (ja)

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JPH01210570A JPH01210570A (ja) 1989-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07586Y2 (ja) * 1990-05-22 1995-01-11 共同カイテック株式会社 フロアパネルのカバー板

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JPS62210819A (ja) * 1986-03-07 1987-09-16 株式会社 応用企画 配線床下地の形成方法
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