JPH05187060A - バルコニー類用モルタル受けプレート - Google Patents

バルコニー類用モルタル受けプレート

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Publication number
JPH05187060A
JPH05187060A JP506292A JP506292A JPH05187060A JP H05187060 A JPH05187060 A JP H05187060A JP 506292 A JP506292 A JP 506292A JP 506292 A JP506292 A JP 506292A JP H05187060 A JPH05187060 A JP H05187060A
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JP
Japan
Prior art keywords
mortar
balcony
water gradient
receiving plate
guide member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP506292A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Nakayama
武人 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP506292A priority Critical patent/JPH05187060A/ja
Publication of JPH05187060A publication Critical patent/JPH05187060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水勾配を有するモルタル製バルコニーの床面
を形成するためのバルコニー用モルタル受けプレート11
であって、モルタル受けプレート11は、立ち上がり部と
なる第1〜4の側部13〜16及びガイド部材17を備え、こ
れらの立ち上がり部が、床面の有すべき水勾配と一致し
ている。そして、モルタル層の水勾配形成の際、これら
の上縁13A 〜16A,17A に沿ってモルタルをならす。 【効果】 モルタル層の水勾配を正確かつ容易に形成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水勾配を有するバルコ
ニー類の床面を形成するためのモルタル受けプレートに
関する。
【0002】
【背景技術】通常、建物に設置されるバルコニーやベラ
ンダ等の床面には、雨水等を排水するための水勾配が形
成されている。また、外廊下、屋上テラス等の床面にも
同様の水勾配が形成されている。近年、箱形建物ユニッ
トや壁パネルユニットを用いて建築されるプレハブ建物
が普及しているが、これらのプレハブ建物においても、
バルコニー等に水勾配付きの床面が形成されている。例
えば、図6に示すバルコニー1は、外壁2面から張り出
すようにして設けられたALC(オートクレーブ養生気
泡コンクリート)パネル5上に防水シート3を介してモ
ルタル層4が形成されている。このバルコニー1の床面
1Aとなるモルタル層4の表面は、建物の外壁2面から屋
外側に遠ざかるに従って低くなる水勾配を有している。
なお、このALCパネル5は、図示しない適当な支持構
造で支持されている。
【0003】このようなモルタル層4の水勾配は、バル
コニー1を現場で作製する際、ALCパネル5に防水シ
ート3を敷いた後、この防水シート3上にモルタル6を
流し入れ、こて等でならしながらモルタル6に例えば1
/100 程度の傾斜面を形成することにより作られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモルタ
ル層4の水勾配の形成方法では、モルタル6に傾斜面を
形成する際、形成すべき水勾配の基準となるものがなか
ったため、水勾配の形成作業が容易ではなく、また水勾
配面がきれいな平面ではないこともあった。また、水勾
配を有するモルタル層4を形成した後、モルタル6の乾
燥に伴ってモルタル6が収縮し、これによりモルタル層
4の下面に敷かれている防水シート3に亀裂が生じる虞
れもあった。このように、防水シート3に亀裂が生じた
場合、ベランダの防水性に問題が生じることになる。そ
こで、本発明は、モルタル層の水勾配を正確かつ容易に
形成することができるバルコニー用モルタル受けプレー
トを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水勾配を有す
るモルタル製バルコニーの床面を形成するためのバルコ
ニー類用モルタル受けプレートであって、前記モルタル
受けプレートは、床面の有すべき水勾配と一致した立ち
上がり部を有することを特徴とする。
【0006】前記立ち上がり部は、例えば、流動状態の
モルタルが外部に流れないように少なくとも四方を囲む
ように形成されていればよく、更にこの四方の立ち上が
り部の内部に形成すべき水勾配のガイドとなるように任
意の数の立ち上がり部を形成してもよい。
【0007】
【作用】本発明に係るバルコニー用モルタル受けプレー
トには、床面の有すべき水勾配と一致する立ち上がり部
が形成されているため、モルタルを打設して水勾配とな
る傾斜面を作る際、この立ち上がり部に沿ってモルタル
をならすことにより、水勾配形成作業が容易になると共
に、正確な水勾配面が得られるようになる。
【0008】
【実施例】図1〜3を参照して本発明の一実施例に係る
バルコニー用モルタル受けプレート11を説明する。図1
に示すように、このモルタル受けプレート11は、長方形
状の底部12、この底部12の四方の側辺に沿って形成され
た立ち上がり部としての第1〜4の側部13,14,15,16 、
四方の側部13〜16の内側に設けられた立ち上がり部とし
ての2個のガイド部材17及び両ガイド部材17を貫通して
架け渡された複数の棒部材18を備えて構成される。ま
た、形成されるモルタル層19の水勾配の下流側には、排
水溝部21がこのプレート11と連続して形成されている。
【0009】前記底部12は、設置すべきバルコニー22と
略同様の形状及び面積を有するものである。また、前記
側部13〜16は、水勾配の上流側、即ち外壁23側に形成さ
れた第1の側部13、水勾配の下流側に形成された第2の
側部14、水勾配の水の流れに沿って形成された第3及び
4の側部15,16 より成る。第1の側部13は、第2の側部
14より形成すべき水勾配に応じて高く形成されている。
例えば、形成すべき水勾配が1/100 の場合、第2の側
部14の高さが1に対して第1の側部13の高さが1.01とな
っている。
【0010】一方、第3及び第4の側部15,16 は、各上
縁15A,16A がこの水勾配に応じた傾斜をもつようにして
形成されている。即ち、同様に形成すべき水勾配が1/
100の場合、第3及び第4の側部15,16 の下流側側縁15
B,16B の高さが1に対して上流側側縁15C,16C の高さが
1.01となっている。前記2個のガイド部材17は、それぞ
れ第1の側部13から第2の側部14にかけて前記第3,4
の側部15,16 と同じ傾斜をもって形成され、プレート11
の内部を略三等分するようにして設置されているもので
ある。
【0011】各ガイド部材17は、ガイド部材17の上縁17
A から略中間の高さにかけて形成された棒部材18架け渡
し用の切欠部24を複数個、例えば5個等間隔に有し、そ
の下縁17B には水流通用及びモルタル結合用の四角い孔
部25が複数個、例えば2個適当な間隔をおいて形成され
ている。そして、同じガイド部材17の隣合う切欠部24同
士は、互いに逆向きの方向に形成されており、これによ
ってこれらの切欠部24に棒部材18が架け渡された際、モ
ルタル打設時のガイド部材17の動きが阻止されるように
なっている。
【0012】また、各ガイド部材17の第1の側部13側端
部の上側には切き欠き26が形成され、ここに防水シート
27の下部27A が収められる。前記棒部材18は、第3及び
第4の側部15,16 間に略及ぶ長さを有し、前記ガイド部
材17の動きの阻止に加えて、配筋材としてモルタル層19
のモルタル28の保持に役立つものである。
【0013】前記排水溝部21は、第2の側部14の上部を
一部共有した一方の側部14B 、底部29及び他方の側部31
を備えて形成されている。また、底部29の一端の近傍に
は排水口32が形成されている。前記底部12と四方の側部
13〜16及び排水溝部21は、充分な防水性を有するプラス
チック、金属等で一体成形することができる。
【0014】このようなモルタル受けプレート11を使用
して、次のように水勾配を有するモルタル製バルコニー
22を作製する。先ず、図3に示すように、住宅の外壁23
に張り出して設けられたALCパネル33の上に前記モル
タル受けプレート11を載置する。そして、第1の側部13
の内側から外壁23にかけて防水シート27を貼っておく。
【0015】次に、このモルタル受けプレート11内にモ
ルタル28を打設した後、床面22A となるモルタル層19の
表面19A が水勾配を有するようにモルタル28をこて等に
よりならす。この水勾配の形成作業の際、プレート11の
第1〜4の側部13〜16及びガイド部材17の上縁13A 〜16
A,17A を基準として、これらの上縁13A 〜16A,17A に沿
ってモルタル28の表面をならす。この後、前記排水溝部
21の排水口32に排水管34を接続して、図2,3に示すよ
うに、床面22A に水勾配が形成されたモルタル製バルコ
ニー22が得られる。
【0016】上記実施例のバルコニー用モルタル受けプ
レート11によれば、床面22A の有すべき水勾配と一致す
る第1〜4の側部13〜16及びガイド部材17及びガイド部
材17が形成されているため、モルタル28を打設した後、
水勾配となる傾斜面を作る際、これらの上縁13A 〜16A,
17A を基準として、これらの上縁13A 〜16A,17A に沿っ
てモルタル28の表面をならせばよいので、水勾配形成作
業を容易に行うことができ、作業効率が高まる。
【0017】このようにモルタル28の表面をならす際、
第1〜4の側部13〜16及びガイド部材17及びガイド部材
17の上縁13A 〜16A,17A が形成すべき水勾配の基準とし
て存在しているため、得られる床面22A の水勾配面もこ
れに沿った水勾配面となって、凹凸のない正確な水勾配
面ができる。
【0018】各ガイド部材17には、切欠部24が形成さ
れ、これらの切欠部24に棒部材18が架け渡されているた
め、これらの棒部材18が配筋材となってモルタル層19の
モルタル28の保持に役立つ。しかも、同じガイド部材17
の隣合う切欠部24同士は、互いに逆向きの方向に形成さ
れているので、これらの切欠部24に棒部材18が架け渡さ
れた際、棒部材18によってモルタル28打設時のガイド部
材17の動きを阻止することができる。
【0019】また、各ガイド部材17の下縁17B には孔部
25が複数個形成されているため、モルタル層19内に染み
込んだ水が自由に流通でき、排水に役立つ。加えて、こ
れらの孔部25を介して、ガイド部材17を隔てて存在する
モルタル28同士が結合されるため、強固なモルタル層19
が得られる。更に、本実施例ではモルタル製バルコニー
22を作製するのに、このようなモルタル受けプレート11
を使用し、従来のような防水シートは使用しないので、
モルタル28の乾燥に伴ってモルタル28が収縮しても防水
性に問題が生じることはない。
【0020】なお、上記実施例では、各ガイド部材17の
下縁17B に水流通用及びモルタル結合用の孔部25を形成
したが、この目的のために他の構成を採ることは任意で
ある。例えば、図4に示すように、第1の側部13から第
2の側部14にかけて支持片35で支持されたガイド部材36
を架け渡し、このガイド部材36の下に底部12に達するメ
ッシュ材37を取り付けるようにしてもよい。このように
構成することにより、メッシュ材37を介したモルタル28
同士の結合状態を強固にすることができる。
【0021】上記実施例では、モルタル層19のモルタル
28の保持のため、各ガイド部材17に形成された切欠部24
間に棒部材18を架け渡したが、このような棒部材18の代
わりに、例えば図5に示すように、モルタル受けプレー
ト11の底部12に複数の突起物38を形成するようにしても
よい。
【0022】また、上記実施例では、各ガイド部材17間
に棒部材18を架け渡すために、ガイド部材17の上縁17A
から略中間の高さにかけて切欠部24を形成したが、切欠
部24の代わりに、例えば棒部材18挿通用の円形の孔部を
形成するようにしてもよい。ガイド部材17間のこのよう
な孔部に棒部材18を挿通させることによっても、モルタ
ル打設時のガイド部材17の動きを阻止することができ
る。
【0023】また、上記実施例では、モルタル受けプレ
ート11の大きさを設置すべきバルコニー22と略同じ大き
さとして、バルコニー22上にこのプレート11を1個設置
したが、バルコニー22より小さいプレートを複数個並列
して設置するようにしてもよい。このように、プレート
が小さく、第3と第4の側部15,16 だけで水勾配形成時
の基準としては充分な場合、上記実施例のようなガイド
部材17は設けなくてもよい。
【0024】更に、本発明に係るモルタル受けプレート
は、周囲に適当なモルタル受けが設けられていれば、立
ち上がり部は平板上のプレートの内部に形成されたもの
であってもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るバルコニー用モルタル受け
プレートによれば、モルタル層の水勾配を正確かつ容易
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバルコニー用モルタル
受けプレートの斜視図である。
【図2】この実施例のモルタル受けプレートに水勾配を
有するモルタル層を形成した状態の斜視図である。
【図3】図2のモルタル受けプレートの断面図である。
【図4】他の実施例に係るバルコニー用モルタル受けプ
レートの斜視図である。
【図5】他の実施例に係るバルコニー用モルタル受けプ
レートの断面図である。
【図6】従来のモルタル製バルコニーの断面図である。
【符号の説明】
11 バルコニー用モルタル受けプレート 13 立ち上がり部である第1の側部 14 立ち上がり部である第2の側部 15 立ち上がり部である第3の側部 16 立ち上がり部である第4の側部 17,36 立ち上がり部であるガイド部材 19 モルタル層 22 バルコニー 22A 床面 28 モルタル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水勾配を有するモルタル製バルコニーの
    床面を形成するためのバルコニー類用モルタル受けプレ
    ートであって、 前記モルタル受けプレートは、床面の有すべき水勾配と
    一致した立ち上がり部を有することを特徴とするバルコ
    ニー類用モルタル受けプレート。
JP506292A 1992-01-14 1992-01-14 バルコニー類用モルタル受けプレート Withdrawn JPH05187060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP506292A JPH05187060A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 バルコニー類用モルタル受けプレート

Applications Claiming Priority (1)

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JP506292A JPH05187060A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 バルコニー類用モルタル受けプレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05187060A true JPH05187060A (ja) 1993-07-27

Family

ID=11600912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP506292A Withdrawn JPH05187060A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 バルコニー類用モルタル受けプレート

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JP (1) JPH05187060A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243038A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Ihi Corp 水勾配床の構造物据付け方法
JP2014114604A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Asahi Kasei Homes Co 外部床構造
CN104631687A (zh) * 2013-11-13 2015-05-20 哈尔滨隆迪建材有限公司 一种用浇制模具生产楼房阳台的方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408