JP2539709B2 - 建築物の床構造 - Google Patents

建築物の床構造

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JP2539709B2
JP2539709B2 JP3163415A JP16341591A JP2539709B2 JP 2539709 B2 JP2539709 B2 JP 2539709B2 JP 3163415 A JP3163415 A JP 3163415A JP 16341591 A JP16341591 A JP 16341591A JP 2539709 B2 JP2539709 B2 JP 2539709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水を使用して行う清掃を
必要とする建築物の床構造に関する。
【従来の技術】
【0002】水洗浄を必要とする建築物の床は、多くの
場合、コンクリート床スラブ上へのならしモルタルの塗
布、アスフアルト塗布→押えモルタル層の形成、シンダ
ーコンクリート層の形成(石炭殻を含むコンクリート層
の形成)、タイル下地モルタルの塗布、タイル仕上とい
う一連の工程を経て形成される。この方法は伝統的のも
ので、現在広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記一連の工程を経て
形成される床は良好な防水性をもつ。この点は上記工法
の大きな利点であるが、施工に必要とする時間が極めて
長く、それが工期遅れの大きな原因となつている。この
ため、施工時間の長い上記方法の採用を回避しつつしか
も散水洗浄を行い得る床構造の開発が試みられているが
現在に至るまでに提案された方法による床構造は水密状
態を長く保たせ難く、床に破損が生じると修復が著しく
困難となり修理に必要とする経費が嵩む。床の形式を、
散水洗浄を行い得る形式のものと、床の清掃を拭き掃除
に依存させる形式のものとに分け、前者を散水洗浄可能
型、後者を拭き取り清掃型と呼ぶこととすれば、前記一
連の工程を経て作られる床構造は散水洗浄可能型であ
る。
【0004】組み立て床に防水性をもたせつつ組み立て
床を散水洗浄可能型のものとすることは、清掃能率を高
めると共に清掃の仕上がりを良くする上において極めて
望ましいことであるが、現在までに提案されている組み
立て床は、拭き取り清掃型で散水洗浄可能型とは言い得
ない。
【0005】以上において説明したように、先に指摘し
た一連の工程を経て施工される従来の床構造は散水洗浄
可能型ではあるが施工に必要とする期間が長く、しかも
破損箇所ができたときにその修復に必要とする経費が嵩
む。一方、従来提案されている床構造拭き取り清掃型
で、清掃作業を能率的に進捗させ難いばかりでなく、往
々にして清掃を終えた床に悪臭を残す。本発明はこれら
の点の改善を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を意図するもので、本発明による建築物の床構造は、
パネルの両縁の間に目地材を挟置して床部を構成し、前
記床パネルの両縁をそれぞれ支持するフランジ部を両側
の開放側端縁に有する溝型材からなる根太材を複数並置
し、該根太材を直角に支持する複数の大引き材を設け、
該大引き材と前記根太材との交接部において、大引き
材、根太材にそれぞれ設けられた通水孔が一致するよう
に固定され、前記目地部、根太材、根太材の通水孔、大
引き材の通水孔、大引き材と流下する床部に流された洗
浄水を排水管に導入する排水装置を設け、前記床パネル
の上方空間の空気を排出する換気装置を設けたことを特
徴とする。
【0007】上記本発明による建築物の床構造の大引き
材(おおびきざい)は和風建築の大引きと同様に根太材
を受ける要素であるが本発明によるものの大引き材は、
床の洗浄に使用された洗浄水を受け入れる集水器として
の作用(第1の作用)と、一連の根太材を所定の位置に
位置決めする作用(第2の作用)とを行う。目地部の材
料は多孔の透水材(例えば、組織が粗い焼結材)製のも
のとすることが望ましい。
【0008】
【実施例】図1乃至図3は本発明による建築物の床構造
の1例を示す図で、図1は床の一部を示す平面図、図2
は大引き材と根太材との関係を示す斜視図、図3は床パ
ネルと目地材,根太材および大引き材との関係を示す縦
断側面図である。
【0009】図1において、1は床パネル、2は床パネ
ル間の目地部に配置された目地材である。床パネル1は
矩形の周輪郭をもつ。床パネル1は、床の組み立て作業
を容易にするため、比較的大形のもの(例えば、縦寸法
H×横寸法W=60センチメートル×40センチメート
ルのもの)とされる。目地材2は粗鬆組織の焼結材製の
ものとすることが望ましく、焼結材製の目地材を使用す
る場合には目地材2と床パネル1との間の間隙寸法a
(図3 参照)は0とすることができる。3は両側の解
放側端縁上にフランジ部3a,3bをもつ溝型材より成
る根太材で、フランジ部3a,3bにより床パネル1を
支持する。上記根太材としてはC型鋼が最も普通に使用
される。根太材3におけるフランジ部3a,3bは外向
きのものとして設けられる場合もある。
【0010】4は中空の管状型材(例えば角パイプ)よ
り成る大引き材である。大引き材4は、さきに指摘した
ように、床の洗浄に使用された洗浄水を受け入れる集水
器としての作用と、一連の根太材を所定の位置に位置決
めする作用を行う。図2の右側には大引き材4に未装着
の状態にある根太材3が実線で示され、この根太材3が
大引き材4上の所定位置に装着された状態が破線で示さ
れている。
【0011】床パネル1、目地材2からなる床部を支持
している複数の根太材3は複数の大引き材4とは直角に
交わって床構造を構成しているが、その交接部では根太
材3に設けられた通水孔8と大引き材4に設けられた通
水孔9とが重なり合う状態で固定され、床の洗浄に使用
された水は根太材3に集められ通水孔8、9を経て大引
き材4に流入するようになっている。なお、洗浄水の流
れを良好にするために、根太材3に設けられた通水孔8
にフランジを装着し、大引き材の通水孔9に嵌入するよ
うにしても良い。
【0012】5は大引き材4上の低い部位に取り付けら
れた排水用筒体部、6は大引き材4上の高い部位に取り
付けられた換気用筒体部である。排水用筒体部5は防臭
トラツプを経て図示されていない排水管に連なり、換気
用筒体部6は図示されていない排風機に連なる。床1の
洗浄に使用された水は目地材2の部位および根太材3の
部位を経て大引き材4に入り、次いで、排水用筒体部5
および防臭トラツプを経て排水管に至る。一方、床1上
の空気は床の洗浄水と同様の経路を経て大引き材4内に
入った後換気用筒体部6および排風機を経て大気中に放
出される。
【0013】はコンクリート床スラブ上に設けられた
可調節の束材である。大引き材4の上下方向位置はこの
束材の寸法を加減することにより調節される。コンク
リート床スラブの位置状態につては束材7を設ける必
要がない場合がある。
【0014】
【発明の効果】本発明は、一連の根太材を大引き材によ
り位置決めして分布させることにより、施工が能率的、
且つ迅速に行われる散水清掃型床構造が構成されるよう
にする効果をもたらすものである。このような効果がも
たらされるのは、大引き材が床構造の基準となる要素と
して選定されていることによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床の一部を示す平面図である。
【図2】大引き材と根太材との関係を示す斜視図であ
る。
【図3】床パネルと目地材,根太材および大引き材との
関係を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 床パネル 2 目地材 3 根太材 3a フランジ部 3b フランジ部 4 大引け材 5 排水用筒体部 6 換気用筒体部 7 束材 8 通水孔通水孔 H 床パネルの縦寸法 W 床パネルの横寸法

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネル1の両縁の間に目地材2を挟置
    して床部を構成し、前記床パネル1の両縁をそれぞれ支
    持するフランジ部3a、3bを両側の開放側端縁に有す
    る溝型材からなる根太材3を複数並置し、該根太材3を
    直角に支持する複数の大引き材4を設け、該大引き材4
    と前記根太材3との交接部において、大引き材4、根太
    材3にそれぞれ設けられた通水孔9、8が一致するよう
    に固定され、前記目地部2、根太材3、根太材の通水孔
    8、大引き材の通水孔9、大引き材4と流下する床部に
    流された洗浄水を排水管に導入する排水装置を設けたこ
    とを特徴とする建築物の床構造。
  2. 【請求項2】 床パネルの上方空間の空気を大引き材の
    内部空間を経て排出する換気装置が設けられている請求
    項1の建築物の床構造。
  3. 【請求項3】 大引き材に連なる排水管上に防臭トラツ
    プが設けられている請求項1の建築物の床構造。
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