JPH063894Y2 - 防水床構造 - Google Patents

防水床構造

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JPH063894Y2
JPH063894Y2 JP2573288U JP2573288U JPH063894Y2 JP H063894 Y2 JPH063894 Y2 JP H063894Y2 JP 2573288 U JP2573288 U JP 2573288U JP 2573288 U JP2573288 U JP 2573288U JP H063894 Y2 JPH063894 Y2 JP H063894Y2
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floor
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権太郎 西尾
一義 奥村
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプールサイドや大浴場の洗い場,バルコニー等
の広い建築躯体の基礎床面に防水性を付与する防水床構
造に関するものである。
[従来技術及びその問題点] 従来、プールサイド,大浴場の洗い場,バルコニー等の
極めて広い面積を占める部分の防水処理は、建築躯体で
あるコンクリートや鉄骨,木造の基礎上にアスファルト
防水や、シート防水等の防水処理層を施層し、更にコン
クリートを打説し、人為的に表面仕上げを行なう、所謂
湿式施法によって防水処理を施している。
しかし、湿式作業がメインを占める為、工期が長びき、
必要コストの高騰が歪めない上に作業性の悪さが防水性
に悪影響を与える問題点がある。
[技術的課題] 本考案の技術的課題は、建築躯体の基礎床上に防水床を
パネル必要枚を用いて組立施工することによってその防
水床の形成を容易化することにあり、更に他の技術的課
題は降雨量が例えば排水管の排水能力を越えても排水管
先端からの空気の逆流を阻止することにある。
[技術的手段] 本考案の技術的手段は次の通りである。
防水性材料で成形したパネル必要枚を、端面相互間にシ
ール材を介在し且つ連結具で締結して建築躯体の基礎床
面を被覆する面積の防水床を形成し、該放水床の外周を
構成するパネルに集中排水溝及び排水ピットを凹設し、
該パネル側面に、排水ピットに連通するドレン口を開口
すると共に、そのドレン口に略水平状のドレン取出筒を
介して排水管を接続してなり、該ドレン取出筒の接続口
端はその上端が前記排水ピットの開放縁よりも高いパネ
ル側面位置に接続される程度の大きさに形成し、該排水
ピットの開放端よりも高いパネル側面域にドレン取出筒
内部に連通する通気孔を開孔したことである。
[作用効果] 本考案は以上のように構成したので、下記の作用効果が
ある。
防水性材料で成形されているパネル必要枚を端面相互
間にシール材を介在させた状態で連結具で締結して建築
躯体の基礎床上に防水床を形成し得る。
故に、先行技術のように湿式作業に頼る必要がなく、建
築躯体の基礎床上に乾式作業によって簡単に防水処理が
行ない得る。
排水ピットよりも高位のパネル側面域に開孔した通気
孔からドレン取出筒内に空気が流入するようになってい
るから、降雨量の関係で排水能力を余剰する雨量が排水
ピットの開放縁程度の水位まで貯留されてドレン口が水
中に埋没してもドレン取出筒内の排水位上に空気層を形
成し得、排水時における排水管先端からの空気の逆流を
防止し、排水異音を発生させない。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基いて説明する。第1図
は建築躯体の基礎床面(X)、即ち木製の陸屋根上に本
考案防水床構造としてルーフバルコニーを形成する途中
工程を示しており、第2図は同ルーフバルコニーの特殊
例を示している。
このルーフバルコニーは防水性材料で形成したパネル
(b)…必要枚を用いて形成された防水床(B)上に通
水機能を有した置敷タイル群(13)を敷設することによ
って形成される。
パネル(b)は、排水手段(12)を有するルーフバルコ
ニー外周を構成する外周用パネル(b-1)(b-2)(b-
3)(b-4)(b-5)(b-6)(b-7)と、その外周用パネ
ル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)(b-
7)で囲まれる中央部分を形成する中央用パネル
(b)とからなる。
中央用パネル(b)は、FRPの表裏層(100)(10
0)間に発泡ウレタン等のクッション材(200)を内設し
たサンドイッチ構造体で平面矩形状、詳しくは平面正方
形状に形成されたもので、2縁に連続して端部に上面か
ら段部を段設することによって下半部に差込片(1)を
形成すると共に残り2縁に連続して端部下端から凹設す
ることによって下半部に凹部(2)を形成し、更に差込
片(1)を形成したその端面に適宜間隔をおいてダボ穴
(3)を凹設すると共に凹部(2)を凹設した端面に適
宜間隔をおいてダボ(4)を突出することによって構成
されている。
差込片(1)と凹部(2)は隣接する中央用パネル(b
)…の衝合関係において、隣接する中央用パネル(b
)…を表面が同一となるように嵌合してパネル
(b)…相互を位置決めするように中央用パネル(b
)…の2縁全長にわたって形成している。
ダボ(4)は隣接するパネル(b)…の端面に形成し
たダボ穴(3)…との嵌合関係によってパネル(b
…相互の端面同志の位置決めすると共に、位置決め後に
おける端面の長さ方向に対する移動を防止する働きを持
ち、端面に適宜間隔をおいて三角形状或いは四角形状に
突設形成されており、ダボ穴(3)は、ダボ(4)…を
有する端面に隣接する各ダボ穴(3)…と相対峙されて
凹設している。
斯る中央用パネル(b)…は端面どちらか一方或いは
双方に全長にわたってシール材(5)を貼着した状態で
差込片(1)を凹部(2)に、またダボ(4)をダボ穴
(3)に夫々嵌合せしめ、更に連結具(6)で締着する
ことによって周縁を除く防水床(B)の中央部(b′)
を組立形成するようになっている。
シール材(5)は周知の発泡材等によって端面の面巾よ
り若干狭い状態に形成し、その1側面に両面テープ(5
a)等の所望の接着手段を設けて、ダボ(4)…を有す
る端面或いはダボ穴(3)…を有する端面のどちらか一
方或いは双方全長に貼着している。
連結具(6)は、ボルト,ナットであり、隣接する中央
用パネル(b)(b)の端面近傍部位に適宜間隔を
おき相対峙して凹窪部(7)を凹設することによって夫
々の端面との間に連結用壁部(8)(9)を形成し、こ
の連結用壁部(8)(9)にわたって貫通状に開孔され
た挿通孔(10)(10)に一方の凹窪部(7)からボルト
(6a)を挿通し、他方の凹窪部(7)からそのボルト
(6a)の螺軸部(6a′)をナット(6b)で締着すること
によって隣接する中央用パネル(b)(b)相互を
連結するようになっており、(11)はその凹窪部(7)
(7)夫々を着脱自在に被蓋する蓋体である。
次に、本実施例のパネル(b)を用いて周縁を除く防
水床(B)の中央部(b′)を組立形成する際の施工順
序を説明すると、互いに衝合する端面の一方にシール材
(5)を貼着せしめた多数枚のパネル(b)…を順次
敷設しながらダボ(4)…をダボ穴(3)…に、また差
込片(1)…を凹部(2)…に夫々嵌合係止させること
によって一枚の中央用パネル(b)…を基準としてそ
の周囲4面に中央用パネル(b)…を位置決めし、こ
の周囲4面の中央用パネル(b)…を基準として更に
その周囲に中央用パネル(b)…を位置決めして仮の
防水床(B)の中央部(b′)をまず形成する。この
時、ダボ(4)…と、ダボ穴(3)…との嵌合によって
端面相互における端面の長さ方向に対する位置ズレの防
止を図ると共に、差込片(1)と凹部(2)との嵌合に
よって隣接する中央用パネル(b)…相互のパネル表
面レベルを同一レベルに位置することになる。
この仮底状態において凹窪部(7)(7)の一方からボ
ルト(6a)を挿通せしめ、他方からナット(6b)で締着
することによって防水床(B)の中央部(b′)を構成
する。
シール材(5)はその連結部(6)であるボルト,ナッ
ト(6a)(6b)の連結力で圧潰状に端面間に介在され、
更にダボ(4)と、ダボ穴(3)部分においてはダボ
(4)の嵌合によってダボ穴(3)内に喰込む為、離脱
の虞れは全くない。
外周用パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b
-6)の内、コーナー用の第1,第2,第3,第4パネル
(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)は短尺な正方形の底面部
(300)の2縁から立上り面(400)を立上げ、更にその
立上り面(400)の上端に壁載せ面(500)を設けて構成
した点については4種類とも変りがなく、中間用の第
5,第6パネル(b-5)(b-6)は一縁を上記第1,第
2,第3,第4パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)の
底壁部(300)一縁と同一長さを有し他縁を前記中央用
パネル(b)一縁と同一長さを有する底面部(300)
の長さ縁一縁から立上り面(400)を立上げ、更に壁載
せ面(500)をその立上り面(400)上に設けた点につい
ては2種類とも変わりがないが、夫々差込片(1),凹
部(2)の形成位置が夫々異なる。次に、斯る外周用パ
ネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)を種
類毎に説明する。
第1パネル(b-1)は、第1図に示すものにおいて、上
部左側コーナーを構成する為のもので、残り2縁、即ち
垂直側の端面に凹部(2)を設けると共に水平側の端面
に差込片(1)を設け、更に底面部(300)に隣接する
第5,第6パネル(b-5)(b-6)に連絡する分割排水溝
(14′)を平面 形状に凹設している(第8図)。
第2パネル(b-2)は第1図に示すものにおいて、下部
左側コーナーを構成する為のもので、垂直側,水平側の
両端面に凹部(2)を設け、更に底面部(300)に隣接
する第5,第6パネル(b-5)(b-6)に連絡する分割排
水溝(14′)を平面 形状に凹設している。(第9図)。
第3パネル(b-3)は第1図に示すものにおいて、上部
右側コーナーを構成する為のものであり、垂直側、水平
側の両端面に差込片(1)を設け、更に底面部(300)
に隣接する第5,第6パネル(b-5)(b-6)に連絡する
分割排水溝(14′)を平面 形状に凹設している。(第10図)。
第4パネル(b-4)は第1図に示すものにおいて、下部
右側コーナーを構成する為のものであり、水平側の端面
に凹部(2)を、垂直側の端面に差込片(1)を夫々を
設けると共に、底面部(300)に隣接する第5,第6パ
ネル(b-5)(b-6)に連絡する分割排水溝(14′)を平
形状に凹設し、更にその分割排水溝(14′)のコーナー
部に排水ピット(15)を一段低く段設している。(第11
図)。
第5パネル(b-5)は第1図に示すものにおいて、第1
パネル(b-1)と第3パネル(b-3)との間、第1パネル
(b-1)と第2パネル(b-2)との間に配設されるもで、
立上り面(400)に人が相対した際、左側に相当する縁
端面に差込片(1)を、右側に相当する縁端面,前側に
相当する縁端面に凹部(2)を夫々設け、底面部(30
0)に前記する第1,第2,第3パネル(b-1)(b-2)
(b-3)の分割排水溝(14′)に連絡する直線上の分割
排水溝(14′)を凹設している(第12図)。
第6パネル(b-6)は第1図に示すものにおいて、第3
パネル(b-3)と第4パネル(b-4)との間及び第2パネ
ル(b-2)と第4パネル(b-4)との間に配設されるもの
で、立上り面(400)に人が相対した際、右側,前側に
相当する縁端面に差込片(1)を、左側に相当する縁端
面に凹部(2)を設け、前記第2,第3,第4パネル
(b-2)(b-3)(b-4)の分割排水溝(14′)に連絡す
る直線上の分割排水溝(14′)を凹設している(第13
図)。
これら、第1乃至第6パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b
-4)(b-5)(b-6)において相互に衝合する端面部分及
び中央用パネル(b)と衝合する端面部分にはその中
央用パネル(b)のダボ(4)或いはダボ穴(3)に
嵌合するダボ或いはダボ穴を有し、シール材(5)を前
記防水床(B)の中央部(b′)と同様に各端面間に介
在し、隣接するパネル端面相互を、前記連結具(6)で
連結して、受皿状を呈し周縁に分割排水溝(14′)…が
エンドレスに連通状となることによって形成される集中
排水溝(14)を有する防水床(B)を形成する。
無論、第1乃至第6パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-
4)(b-5)(b-6)には中央用パネル(b)と同様に
凹窪部(7)を凹設し、この隣接するパネル(b-1)(b
-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)の凹窪部(7)
(7)相互の連結用壁部(8)(9),この第1乃至第
6パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)
の凹窪部(7)と、中央用パネル(b)の凹窪部
(7)における連結用壁部(8)(9)に夫々ボルト
(6a)を挿通し且つナット(6b)止めする。
勿論、連結後は蓋体(11)でその凹窪部(7)は被蓋
し、端面間にシール材(5)を介在する。
斯る防水床(B)は建築躯体の基礎床面(陸屋根)との
間に空間を介在して浮床とするようにアジャスト脚部
(16)を突出状に取付けると共に、表面に通水機能を有
した置敷タイル群(13)を敷設し、集中排水溝(14)に
連通する排水ピット(15)にドレン取出筒(17)を側方
に突出状に接続し、このドレン取出筒(17)先端に排水
管(18)を垂下することによって構成した排水手段(1
2)を付設している。
アジャスト脚(16)は防水床(B)を建築躯体の基礎床
面(X)との間に断熱空気層(600)を介して浮床状と
する第1脚部(16a)と、建築躯体の基礎床面(X)か
ら立設した建築躯体の外装壁(Y)に防水床(B)の周
縁部裏面を固定する第2脚部(16b)からなっている。
第1脚部(16a)は、建築躯体の仕上誤差を吸収して防
水床(B)を水平にレベル併せする機能をも有し、前記
中央用パネル(b),外周用パネル(b-1)(b-2)
(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)の隅部箇所に凹段部(1
9)を凹設すると共に、その凹段部(19)と対峙するパ
ネル裏面にプレート付ナット(20)を固着し、このプレ
ート付ナット(20)に螺合するすり割溝(21′)付の支
持脚(21)の、そのすり割溝(21′)に工具を差し込ん
で回動することによって進退させてレベル調節した後そ
の支持脚(21)下端の座板(22)を建築躯体の基礎床面
(X)に固定すると共に、プレート付ナット(20)のそ
のナット(20′)に、螺軸部(23′)を下方へ突出状に
有し裏面にシール材(24)を貼着した蓋体(23)の、そ
の螺軸部(23′)を螺合させることによって蓋体(23)
裏面のシール材(24)を凹段部(19)底面に密着させて
シールするようになっている。(25)はその蓋体(23)
回動用の工具差込凹部である。
第2脚部(16b)は、外周用パネル(b-1)(b-2)(b-
3)(b-4)(b-5)(b-6)の所望位置の立上り面(40
0)裏面に適宜間隔をおいて固定した 型の型材(26)の水平板部(26′)にすり割溝(27′)
付の支持脚(27)をその水平板部(26′)の裏面に固着
したナット(28)を介して上下動させて前記第1脚部
(16a)と同様に防水床(B)をレベル調整した後、そ
の防水床(B)周りの外装壁(Y)内面に固定した 形の型材(29)の水平板部(29′)に同様にすり割溝
(30′)付の支持脚(30)を、前記支持脚(30)を挾む
ように一対その水平板部(29′)の裏面に固着したナッ
ト(31)を介して上下動させ、下端を前記型材(26)の
水平板部(26′)に押圧するように当接させることによ
って前記第1脚部(16a)との協働で地震等による防水
床(B)の、基礎床面(X)上における平行移動を阻止
するようになっている。
(32)は型材(29)上からすり割溝(27′)付の支持脚
(27)を操作可能にする為に切欠した操作用切欠きであ
る。
置敷タイル群(13)は、所望大きさのタイルや石材等の
不燃材の単体(13′)裏面に排水案内用の凹溝(13″)
を凹設し、この単体(13′)を目地用空間を通水空間
(13a)となるように若干の間隔を1いて防水床(B)
表面上全域に亘って敷設して、雨水を通水空間(13
a),凹溝(13″)を介して集中排水溝(14)に案内す
るようになっている。尚、この単体(13′)は、隣接す
る単体(13′)(13′)同志で通水空間(13a)を形成
するように端面に凹み(15)をもっているものを使用し
ても良い。また、この単体(13′)自体が透水性を有し
た材質のものであっても良い。
排水手段(12)のドレン取付筒(17)は、第19図に示す
ように排水ピット(15)に連通して防水床(B)周壁部
分に開口したドレン口(33)の口径よりも大きな接続口
端を有する水平なラッパ形状を呈するFRP製のもの
で、接続口端下縁をドレン口(33)の口縁下端と略同一
高さとなるようにドレン口(33)と連通して同防水床
(B)の周壁部分外面にFRPライニング材を介して固
着し、排水ピット(15)の開放端よりも上位の防水床
(B)周壁部分に開孔した通気孔(34)から集中排水溝
(14)の開放縁よりも高い内部空間(35)内に空気を流
入させて、降雨量の関係で排水ピット(15)の開放端よ
りも高い位置まで雨水が防水床(B)上に貯留されて
も、空気が排水管(18)の先端から逆流することがない
ようにする。
このドレン取出筒(17)は、建築躯体の外装壁(Y)に
開口した取出口(36)から他端を突出させ、その下面に
開放した排水孔(18′)に排水管(18)を接続して、置
敷タイル群(13)の前記通水空間(13a),集中排水溝
(14),排水ピット(15)を介して流入する雨水を自動
排水するようになっている。
(37)は壁載せ面(500)と、置敷タイル群(13)上面
との間の立上り面(400)を被覆して耐火性を付与する
ステンレス製等の金属製の化粧縁であり、壁載せ面(50
0)上には耐火性のボード類(38)を立設し、そのボー
ド類(38)と前記建築躯体から立設する前記外装壁
(Y)との上端相互間に金属製の天板(図示せず)で接
続している。
第2図は建築躯体の平面 形状を呈する基礎床面(X)(天井壁)上に本考案防水
床構造を形成する際の要部のパネル群の展開図を示して
おり、この平面 形状の基礎床面(X)に防水床構造を形成する場合には
出隅部に平面 形の第7パネル(b-7)を組込むこと以外は前記実施例
と変わりがない。
この第7パネル(b-7)は、図示するように中間用の第
5パネル(b-5)間に配設されるもので、平面 形状を呈する底面部(300)の左側端面及びその左側端
面に連設する前側に相当するその端面に差込片(1)
を、底面部(300)の右側端面及びその右側端面に連設
する前側に相当するその端面に凹部(2)を設け、更に
その底面部(300)の残り2縁部分に立上り面(400)及
び壁載せ面(500)を有し、その立上り面(400)前方の
底面部(300)部分には、第5パネル(b-5)の分割排水
溝(14′)と連通する平面 形状の分割排水溝(14′)を凹設している(第14図)。
尚、この実施例も第7パネル(b-7)を出隅部に位置さ
せて前記実施例と同様に組立てることによって平面 形状の防水床構造を形成できること言うまでもなく、無
論、第5パネル(b-5),中央用パネル(b)に相対
する端面にはダボ,ダボ穴を有し、シール材(5)を介
在し、連結具を介して第5パネル(b-5),中央用パネ
ル(b)と接続すること変わりがない。
ちなみに、本実施例ではバルコニーを対象として説明を
加えているが、プールサイドや大浴場の洗い場に防水処
理を施す防水床構造をも対象としている。
依って、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案防水床構造の実施例を示し、第1図は防水
床の分解平面図、第2図は他例の防水床における要部パ
ネルの分解平面図、第3図は基準とするパネルに対して
四方からパネルを連結する状態を示す分解斜視図、第4
図,第5図,第6図は(4)−(4),(5)−
(5),(6)−(6)拡大断面図、第7図,第8図,
第9図,第10図,第11図,第12図,第13図,第14図は使
用されるパネルの斜視図、第15図はアジャスト脚部の第
1脚部部分の拡大断面図、第16図は第2脚部部分の拡大
断面図、第17図は第2脚部の平面図で断面して示す、第
18図は同側面図で一部切欠して示す、第19図は(19)−
(19)断面図で取付状態を示す、第20図は第19図の横断
平面図である。 尚図中 (b)(b)(b-1)(b-2)(b-3) (b-4)(b-5)(b-6)(b-7):パネル (5):シール材、(6):連結具 (X):基礎床面、(B):防水床 (12):排水手段、(13):置敷タイル群 (14):集中排水溝、(14):排水ピット (33):ドレン口、(17):ドレン取出筒 (18):排水管、(34):通気孔 (16):アジャスト脚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性材料で成形したパネル必要枚を、端
    面相互間にシール材を介在し且つ連結具で締結して建築
    躯体の基礎床面を被覆する面積の防水床を形成し、該防
    水床の外周を構成するパネルに集中排水溝及び排水ピッ
    トを凹設し、該パネル側面に、排水ピットに連通するド
    レン口を開口すると共に、そのドレン口に略水平状のド
    レン取出筒を介して排水管を接続してなり、該ドレン取
    出筒の接続口端はその上端が前記排水ピットの開放縁よ
    りも高いパネル側面位置に接続される程度の大きさに形
    成し、該排水ピットの開放端よりも高いパネル側面域に
    ドレン取出筒内部に連通する通気孔を開孔したことを特
    徴とする防水床構造。
JP2573288U 1988-02-26 1988-02-26 防水床構造 Expired - Lifetime JPH063894Y2 (ja)

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