JPH076316Y2 - 木質系住宅における階上用バルコニーフロアー - Google Patents

木質系住宅における階上用バルコニーフロアー

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JPH076316Y2
JPH076316Y2 JP8771188U JP8771188U JPH076316Y2 JP H076316 Y2 JPH076316 Y2 JP H076316Y2 JP 8771188 U JP8771188 U JP 8771188U JP 8771188 U JP8771188 U JP 8771188U JP H076316 Y2 JPH076316 Y2 JP H076316Y2
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権太郎 西尾
一義 奥村
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は木質系住宅における階上用バルコニーフロア
ー、更に詳しくは躯体床に対してそのバルコニーフロア
ーを浮床状に支持するアジャスト手段の構造に関する。
[従来技術及びその問題点] 今日、木質系住宅の2階や屋上にバルコニーを望む顧客
が多い。
このバルコニーは基礎床、即ち躯体床(屋上面)が木質
系材料で構築されており、アスファルト防水やシート防
水等の防水処理層を施層すると、バルコニーフロアー表
面上の冷気が躯体床に伝達されてその躯体床に結露を及
ぼすことから、バルコニーフロアーは浮床状にする必要
があり、また浮床状にバルコニーフロアーを支持するア
ジャスト脚もバルコニーフロアーの上側から操作できる
ものでなければならない。
[技術的課題] 本考案の先行技術に対する技術的課題は浮床状に支持す
るバルコニーフロアーの支持脚操作を、フロアーと躯体
床との間の狭い空間を利用せずに行なうことにある。
更に、本考案特有の技術的課題は支持脚を物干しやその
他の機能を有する支柱の取付部として兼用することにあ
る。
[技術的手段] 上記技術的課題を達成する為に講じた技術的手段は下記
の通りである。
請求項1については、防水性材料で成形したパネルの裏
面適宜箇所にアジャスト手段を設けてなり、該アジャス
ト手段は躯体床に固定した座板に下端を鉛直線を中心に
遊回転可能に係合して立設され上端に操作切溝を刻設し
た支持脚と、パネル裏面に固定され支持脚上端域を螺着
するナットと、そのナットと相対するパネル表面側から
凹設された凹段部内に表面をパネル面と同面にして嵌合
し表面に操作用凹部を、裏面に環状パッキン及び前記凹
段部底壁を貫通してナットに螺着する螺軸部を備えた蓋
体とで形成されていることを要旨する。
請求項2については、請求項1記載のパネルの表面所望
位置に台座を有する支柱を備え、上記アジャスト手段の
所望の蓋体が、その表面に上記支柱の台座を挿通する取
付用螺軸部及びその取付用螺軸部に締結して台座を挾持
する締付金具を有することを要旨とする。
請求項3については、請求項2記載の支柱が上下に2分
割化され、下半部に対して上半部が着脱自在な数種類に
選択利用可能になっていることを要旨とする。
上記選択利用可能とする支柱の上半部には物干しバー、
パラソル、国旗支持体、こいのぼり等の支持体等が挙げ
られる。
請求項4については、請求項2または3記載の支柱がそ
の中高部位に水平方向に回動可能な物干しバーを有する
ことを要旨とする。
[作用] 本考案の技術的手段による作用は次の通りである。
(1)請求項1については、 裏面適宜箇所に固定したナットに支持脚上端を螺着した
パネルを、支持脚下端の座板を予め墨出しされた躯体床
上の墨出し線に合わせて固定することによって夫々配設
した後、支持脚の操作切溝に工具をパネル表面側から差
し込み回動することによって全てのパネルを面一状に面
出しし、下端の螺軸部を上記ナットに螺着するように蓋
体を回動することによってナットと相対してパネル表面
側から凹設した凹段部を水密状に被蓋する。
(2)請求項2については、 所望位置の蓋体を取り外し、下端にパネル裏面に固定さ
れたナットに螺着する螺軸部と上端に支柱における台座
の取付孔を挿通する取付用螺軸部とを有する蓋体と交換
し、取付用螺軸部を台座の取付孔に挿通させ、締付金具
で挾持することによってアジャスト手段を利用して支柱
を防水性のバルコニーフロアー上に取付可能とする。
(3)請求項3については、 支柱の上半部を機能を異にするものと交換できる。
(4)請求項4については、 住宅の影響によって物干しが目影に入った際、物干しバ
ーを水平方向に回動させることによってその物干しバー
を日当り箇所へ移動できる。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は木質系住宅の躯体床(X)、即ち木製の陸屋根
上に本考案バルコニーフロアー(B)を形成する途中工
程を示している。
このバルコニーフロアー(B)は防水性材料で形成した
パネル(b)…必要枚を用いて形成され、上面に通水機
能を有した置敷タイル群(13)を敷設し、更に各パネル
をアジャスト手段(16)で浮床状に支持している。
パネル(b)は、排水手段(12)を有するバルコニーフ
ロアー(B)外周を構成する外周用パネル(b-1)(b-
2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)と、その外周用パネ
ル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)で囲ま
れる中央部分を形成する中央用パネル(b1)とからな
る。
中央用パネル(b1)は、FRPの表裏層(100)(100)間
に発泡ウレタン等のクッション材(200)を内設したサ
イドイッチ構造体で平面矩形状、詳しくは平面正方形状
に形成されたもので、第2図、第6図に示すように2縁
に連続して端部に上面から段部を段設することによって
下半部に差込片(1)を形成すると共に残り2縁に連続
して端部下端から凹設することによって下半部に凹部
(2)を形成し、更に第2図、第4図に示すように差込
片(1)を形成したその端面に適宜間隔をおいてダボ穴
(3)を凹設すると共に凹部(2)を凹設した端面に適
宜間隔をおいてダボ(4)を突出することによって構成
されている。
差込片(1)と凹部(2)は隣接する中央用パネル
(b1)…の衝合関係において、隣接する中央用パネル
(b1)…を表面が同一となるように嵌合してパネル
(b1)…相互を位置決めするように中央用パネル(b1
…の2縁全長にわたって形成している。
ダボ(4)は第4図に示すように隣接するパネル(b1
…の端面に形成したダボ穴(3)…との嵌合関係によっ
てパネル(b1)…相互の表面同志の位置決めが容易に行
える。すなわち、第4図右側のパネル(b1)が先に載設
されている場合、左側のパネル(b1)を載せ、ボルト
(6a)を締めてゆくと、左側のパネル(b1)上面が順次
右側のパネル(b1)上面に近づき、平面状になった位置
でボルト(6a)の締着を止めるようにすれば良い。
斯る中央用パネル(b1)…は端面どちらか一方或いは双
方に全長にわたってシール材(5)を貼着した状態で差
込片(1)を凹部(2)に、またダボ(4)をダボ穴
(3)に夫々嵌合せしめ、更に第5図に示すように連結
具(6)で締着することによって周縁を除くバルコニー
フロアー(B)の中央部(b′)を組立形成するように
なっている。
シール材(5)は周知の発泡材等によって端面の面巾よ
り若干狭い帯状に形成し、その一側面に両面テープ(5
a)等の所望の接着手段を設けて、ダボ(4)…を有す
る端面或いはダボ穴(3)…を有する端面のどちらか一
方或いは双方全長に貼着している。
連結具(6)は、ボルト,ナットであり、隣接する中央
用パネル(b1)(b1)の端面近傍部位に適宜間隔おきに
相対峙して凹窪部(7)を凹設することによって夫々の
端面との間に連結用壁部(8)(9)を形成し、この連
結用壁部(8)(9)にわたって貫通状に開孔された挿
通孔(10)(10)に一方の凹窪部(7)からボルト(6
a)を挿通し、他方の凹窪部(7)からそのボルト(6
a)の螺軸部(6a′)をナット(6b)で締着することに
よって隣接する中央用パネル(b1)(b1)相互を連結す
るようになっており、(11)はその凹窪部(7)(7)
夫々を着脱自在に被蓋する蓋体である(第5図)。
シール材(5)はその連結部(6)であるボルト,ナッ
ト(6a)(6b)の連結力で圧潰状に端面間に介在され、
更にダボ(4)と、ダボ穴(3)部分においてはダボ
(4)の嵌合によってダボ穴(3)内に喰込む為、離脱
の虞れは全くない。
外周用パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b
-6)の内、コーナー用の第1,第2,第3,第4パネル(b-
1)(b-2)(b-3)(b-4)は短尺な正方形の底面部(30
0)の2縁から立上り面(400)を立上げ、更にその立上
り面(400)の上端に壁載せ面(500)を設けて構成した
点については4種類とも変りがなく、中間用の第5,第6
パネル(b-5)(b-6)は一縁を上記第1,第2,第3,第4パ
ネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)の底壁部(300)一
縁と同一長さを有し他縁を前記中央用パネル(b1)一縁
と同一長さを有する底面部(300)の長さ縁一縁から立
上り面(400)を立上げ、更に壁載せ面(500)をその立
上り面(400)上に設けた点については2種類とも変わ
りがないが、夫々差込片(1),凹部(2)の形成位置
が夫々異なる。次に、斯る外周用パネル(b-1)(b-2)
(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)を種類毎に説明する。
第1パネル(b-1)は、第1図に示すものにおいて、上
部左側コーナーを構成する為のもので、残り2縁、即ち
垂直側の端面に凹部(2)を設けると共に水平側の端面
に差込片(1)を設け、更に底面部(300)に隣接する
第5,第6パネル(b-5)(b-6)に連絡する分割排水溝
(14′)を平面Γ形状に凹設している(第8図)。
第2パネル(b-2)は第1図に示すものにおいて、下部
左側コーナーを構成する為のもので、垂直側,水平側の
両端面に凹部(2)を設け、更に底面部(300)に隣接
する第5,第6パネル(b-5)(b-6)に連絡する分割排水
溝(14′)を平面Γ形状に凹設している(第9図)。
第3パネル(b-3)は第1図に示すものにおいて、上部
右側コーナーを構成する為のものであり、垂直側,水平
側の両端面に差込片(1)を設け、更に底面部(300)
に隣接する第5,第6パネル(b-5)(b-6)に連絡する分
割排水溝(14′)を平面Γ形状に凹設している(第10
図)。
第4パネル(b-4)は第1図に示すものにおいて、下部
左側コーナーを構成する為のものであり、水平側の端面
に凹部(2)を、垂直側の端面に差込片(1)を夫々を
設けると共に、底面部(300)に隣接する第5,第6パネ
ル(b-5)(b-6)に連絡する分割排水溝(14′)を平面
Γ形状に凹設し、更にその分割排水溝(14′)のコーナ
ー部に排水ピット(15)を一段低く段設している(第11
図)。
第5パネル(b-5)は第1図に示すものにおいて、第1
パネル(b-1)と第3パネル(b-3)との間、第1パネル
(b−1)と第2パネル(b-2)との間に配設されるも
ので、立上り面(400)に人が相対した際、左側に相当
する縁端面に差込片(1)を、右側に相当する縁端面,
前側に相当する縁端面に凹部(2)を夫々を設け、底面
部(300)に前記する第1,第2,第3パネル(b-1)(b-
2)(b-3)の分割排水溝(14′)に連絡する直線上の分
割排水溝(14′)を凹設している(第12図)。
第6パネル(b-6)は第1図に示すものにおいて、第3
パネル(b-3)と第4パネル(b-4)との間及び第2パネ
ル(b-2)と第4パネル(b-4)との間に配設されるもの
で、立上り面(400)に人が相対した際、右側,前側に
相当する縁端面に差込片(1)を、左側に相当する縁端
面に凹部(2)を設け、前記第2,第3,第4パネル(b-
2)(b-3)(b-4)の分割排水溝(14′)に連絡する直
線上の分割排水溝(14′)を凹設している(第13図)。
これら、第1乃至第6パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b
-4)(b-5)(b-6)において相互に衝合する端面部分及
び中央用パネル(b1)と衝合する端面部分にはその中央
用パネル(b1)のダボ(4)或いはダボ穴(3)に嵌合
するダボ或いはダボ穴を有し、シール材(5)を前記バ
ルコニーフロアー(B)の中央部(b′)と同様に各端
面間に介在し、隣接するパネル端面相互を、前記連結具
(6)で連結して、受皿状を呈し周縁に分割排水溝(1
4′)…がエンドレスに連通状となることによって形成
される集中排水溝(14)を有するバルコニーフロアー
(B)を形成する。
無論、第1乃至第6パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-
4)(b-5)(b-6)には中央用パネル(b1)と同様に凹
窪部(7)を凹設し、この隣接するパネル(b-1)(b-
2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)に凹窪部(7)
(7)相互の連結用壁部(8)(9),この第1乃至第
6パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b-6)
の凹窪部(7)と、中央用パネル(b1)の凹窪部(7)
における連結用壁部(8)(9)に夫々ボルト(6a)を
挿通し且つナット(6b)止めする。
勿論、連結後は蓋体(11)でその凹窪部(7)は被蓋
し、端面間にシール材(5)を介在する。
斯るバルコニーフロアー(B)は木質系住宅の躯体床
(陸屋根)との間に空間を介在して浮床とするようにア
ジャスト手段(16)を突出状に取付けると共に、表面に
通水機能を有した置敷タイル群(13)を敷設し、集中排
水溝(14)に連通する排水ピット(15)にドレン取出筒
(17)を側方に突出状に接続し、このドレン取出筒(1
7)先端に排水管(18)を垂下することによって構成し
た排水手段(12)を付設している。
アジャスト脚(16)は中央用パネル(b1)においては隅
部4か所、外周用パネルの内、コーナー用の第1〜第4
パネル(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)を除く第5,第6パ
ネル(b-5)(b-6)底面部(300)においては2か所に
予め付設され、隣接するパネル相互を連結する前作業と
して躯体床(X)との間に断熱空気層(31)を介して各
パネル浮床状で且つ同面に支持すべくパネルの上面上か
ら操作可能になっている。
このアジャスト手段(16)は躯体床(X)の墨出しに合
致する位置に塗布した接着剤を介して固定した座板(2
2)に下端を鉛直線を中心に遊回転可能に係合して立設
され上端に操作切溝(21′)を刻設した支持脚(21)
と、パネル裏面に固定され支持脚(21)上端域を螺着す
るナット(20)と、そのナット(20)と相対するパネル
表面側から凹設された凹段部(19)内に表面をパネル面
と同面にして嵌合し表面に操作用凹部(25)を、裏面に
環状パッキン(24)及び前記凹段部(19)底壁を貫通し
てナット(20)に螺着する螺軸部(23′)を備えた蓋体
(23)とで形成されており、蓋体(23)を解除した状態
で、支持脚(21)の操作切溝(21′)に工具を差し込ん
で回動してレベル設定した後、再度上記蓋体(23)を、
その螺軸部(23′)がナット(20)に螺合するようにそ
の操作用凹部(25)に工具を差し込んで回動し、凹段部
(19)を水密状に被蓋することによってパネルの躯体床
(X)に対する固定及びレベル調整が行なえるようにな
っている。
置敷タイル群(13)は、所望大きさのタイルや石材等の
不燃材の単体(13′)裏面に排水案内用の凹溝(13″)
を凹設し、この単体(13′)を目地用空間を通水空間
(13a)となるように若干の間隔をおいてバルコニーフ
ロアー(B)表面上全域に亘って敷設して、雨水を通水
空間(13a),凹溝(13″)を介して集中排水溝(14)
に案内するうようになっている。尚、この単体(13′)
は、隣接する単体(13′)(13′)同志で通水空間(13
a)を形成するように端面に凹み(15)をもっているも
のを使用しても良い。また、この単体(13′)自体が透
水性を有した材質のものであっても良い。
また、前記アジャスト手段(16)を利用して第14図,第
15図,第16図に示すように、通常庭さきに立設或いは掲
揚する物干し用,国旗、こいのぼり等の支柱(28)を希
望に応じて取付けられるようになっている。
この場合には前記蓋体(23)に代えて、表面に支柱(2
8)の台座(28a)に開孔した取付孔(28d)を挿通する
取付用螺軸部(26′)を、裏面に環状パッキン(24)及
び螺軸部(23′)を夫々有する蓋体(26)を用意し、そ
の取付用螺軸部(26′)が取付孔(28d)内を挿通する
ように台座(28a)をセットし、取付孔(28d)から突出
する取付用螺軸部(26′)部分に締付金具(27)である
袋ナットを締結して同台座(28a)を挾持するようにな
っている。
尚、同面ではパネル4枚で構成される4つのアジャスト
手段(16)を利用して支柱(28)の台座(28a)をセッ
トしている。
支柱(28)は上下に2分割化し且つ上半部(28b)を下
半部(28c)に対して着脱自在とすると共に、その上半
部(28b)として第15図に示すように物干し(600),パ
ラソル(700),国旗支持体(800),こいのぼりの取付
体(900)等を用意し、選択的に利用することとし、必
要に応じて固定されるようにしたり、(第15図)、支柱
(28)を上下に2分割化せずに中高程度の高さとし、そ
の中途部に物干しバー(700′)を水平方向に回動可能
に支持させるようにする(第16図)。この第16図の場
合、洗濯物の荷重が片持体に取付けた物干しバー(70
0′)に集中して作用するのを避ける為、物干しバー(7
00)中途部に置敷タイル(13′)上面上を滑動するキャ
スター(30′)を下端に有する支杆(30)を垂設してい
る。
ちなみに、この第15図と第16図を組合わせて多機能を一
括して具備するように配慮しても良く、また他の機能を
具備する上半部(28b)を更に用意しておき、上記物干
し(600),パラソル,(700),国旗支持体(800),
こいのぼりの取付柱(900)と共に選択利用しても勿論
任意である。
第15図の下半部(28c)に対する上半部(28b)の着脱は
とめピン(32)形式とし、第16図の物干しバー(70
0′)を伸縮可能として、長さを自在に変化できるよう
にしており、その場合の位置決めも止ピン(32)形式に
採用している。
排水手段(12)のドレン取出筒(17)は、第17図,第18
図に示すように排水ピン(15)に連通してバルコニーフ
ロアー(B)周壁部分に開口したドレン口(33)の口径
よりも大きな接続口端を有する水平なラッパ形状を呈す
るFRP製のもので、接続口端下縁をドレン口(33)の口
縁下端と略同一高さとなるようにドレン口(33)と連通
して同バルコニーフロアー(B)の周壁部分外面にFRP
ライニング材を介して固着し、排水ピット(15)の開放
端よりも上位のバルコニーフロアー(B)周壁部分に開
孔した通気孔(34)から集中排水溝(14)の開放縁より
も高い内部空間(35)内に空気を流入させて、降雨量の
関係で排水ピット(15)の開放端よりも高い位置まで雨
水がバルコニーフロアー(B)上に貯留されても、空気
が排水管(18)の先端から逆流することがないようにす
る。
このドレン取出筒(17)は、建築躯体の外装壁(Y)に
開口した取出口(36)から他端を突出させ、その下面に
開放した排水孔(18′)に排水管(18)を接続して、置
敷タイル群(13)の前記通水空間(13a),集中排水溝
(14),排水ピット(15)を介して流入する雨水を自動
排水するようになっている。
(37)は壁載せ面(500)と、置敷タイル群(13)上面
との間の立上り面(400)を被覆して耐火性を付与する
ステンレス製等の金属製の化粧縁であり、壁載せ面(50
0)上には耐火性のボード類(38)を立設し、そのボー
ド類(38)と前記躯体床から立設する前記外装壁(Y)
との上端相互間に金属製の天板(図示せず)で接続して
いる。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成したので下記の利点がある。
請求項1について バルコニーフロアーを木質系住宅の躯体床(陸屋根)に
対して浮床上に固定するに際し、そのバルコニーフロア
ーを構成するパネル上面からアジャスト操作が行な得、
作業性が良く、レベル設定後そのアジャスト手段に防水
性をも付与できる。
請求項2及び3について アジャスト手段を利用してバルコニーフロアー上から物
干し等の下端を固定して立設される機能支柱(物干し
用,国旗掲揚用,こいのぼり支持用等)を固定でき、便
利であり、その機能支柱を固定する際の他の固定手段を
必要としない。
請求項4において 例えばバルコニーフロアーが部分的に建物の影に入って
しまっても、日当り箇所に物干しバーを移動でき、洗濯
物を確実に乾かすことができ、有用である。
依って、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案バルコニーフロアーの実施例を示し、第1
図は組立状態を示す分解平面図、第2図は基準とするパ
ネルに対して四方からパネルを連結する状態を示す分解
斜視図、第3図はアジャスト手段部分の拡大断面図、第
4図,第5図,第6図は(C)−(C),(D)−
(D),(E)−(E)拡大断面図、第7図,第8図,
第9図,第10図,第11図,第12図,第13図は使用される
パネルの斜視図、第14図はアジャスト手段を利用して支
柱を固定した状態を示す拡大断面図、第15図,第16図は
支柱の態様を示す斜視図、第17図は(F)−(F)断面
図、第18図は第17図の横断平面図である。 尚図中 (b)(b1)(b-1)(b-2)(b-3)(b-4)(b-5)(b
-6)(b-7):パネル (5):シール材、(6):連結具 (X):躯体床、(B):バルコニーフロアー (12):排水手段、(13):置敷タイル群 (14):集中排水溝、(14):排水ピット (33):ドレン口、(17):ドレン取出筒 (18):排水管、(34):通気孔 (16):アジャスト手段、(5):シール材 (22):座板、(21):支持脚 (20):ナット、(19):凹段部 (21′):操作切溝、(25):操作用凹部 (24):環状パッキン、(23′):螺軸部 (23)(26):蓋体、(26′):取付用螺軸部 (27):締付金具、(28):支柱 (28a):上半部、(28b):下半部 (29):物干しバー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性材料で成形したパネルの裏面適宜箇
    所にアジャスト手段を設けてなり、該アジャスト手段は
    躯体床に固定した座板に下端を鉛直線を中心に遊回転可
    能に係合して立設され上端に操作切溝を刻設した支持脚
    と、パネル裏面に固定され支持脚上端域を螺着するナッ
    トと、そのナットと相対するパネル表面側から凹設され
    た凹段部内に表面をパネル面と同面にして嵌合し表面に
    操作用凹部を、裏面に環状パッキン及び前記凹段部底壁
    を貫通してナットに螺着する螺軸部を備えた蓋体とで形
    成されていることを特徴とする木質系住宅における階上
    用バルコニーフロアー。
  2. 【請求項2】上記パネルの表面所望位置に台座を有する
    支柱を備え、上記アジャスト手段の所望の蓋体が、その
    表面に上記支柱の台座を挿通する取付用螺軸部及びその
    取付用螺軸部に締結して台座を挾持する締付金具を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の木質系住宅における
    階上用バルコニーフロアー。
  3. 【請求項3】上記支柱が上下に2分割化され、下半部に
    対して上半部が着脱自在な数種類に選択利用可能になっ
    ていることを特徴とする請求項2記載の木質系住宅にお
    ける階上用バルコニーフロアー。
  4. 【請求項4】上記支柱がその中高部位に水平方向に回動
    可能な物干しバーを有することを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の木質系住宅における階上用バルコニーフロ
    アー。
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