JP3324032B2 - 横架材の支持構造 - Google Patents
横架材の支持構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築家屋における
横架材の傾きや上下位置を調整可能なジャッキ装置を用
いた横架材の支持構造に関する。
横架材の傾きや上下位置を調整可能なジャッキ装置を用
いた横架材の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築家屋の土台支持構造として
は、コンクリート基礎の上面に土台を直に載置する構造
が慣行されてきた。その場合、土台はできるだけ水平に
配置される。この支持構造においては、まずコンクリー
ト職人によって地面からコンクリート基礎が立設され
る。引続き、土台を水平に載置できるよう、あらまし出
来上がったコンクリート基礎の上面高さが2〜3人の左
官職人によりモルタルなどで微調整される。このような
コンクリート基礎上面の微調整は「天端均し」と称され
る。すなわち、コンクリート基礎の上面に土台を載置す
るまでは、1人のコンクリート職人と2〜3人の左官職
人を合わせて、計3〜4人が施工に携わっている。とこ
ろが、天端均し作業は長年の熟練を要し手間がかかるた
め、工賃が高く左官職人の確保が年々難しくなってい
る。また、水平レベルの精度も職人の個人差により大き
くバラツクことがある。
は、コンクリート基礎の上面に土台を直に載置する構造
が慣行されてきた。その場合、土台はできるだけ水平に
配置される。この支持構造においては、まずコンクリー
ト職人によって地面からコンクリート基礎が立設され
る。引続き、土台を水平に載置できるよう、あらまし出
来上がったコンクリート基礎の上面高さが2〜3人の左
官職人によりモルタルなどで微調整される。このような
コンクリート基礎上面の微調整は「天端均し」と称され
る。すなわち、コンクリート基礎の上面に土台を載置す
るまでは、1人のコンクリート職人と2〜3人の左官職
人を合わせて、計3〜4人が施工に携わっている。とこ
ろが、天端均し作業は長年の熟練を要し手間がかかるた
め、工賃が高く左官職人の確保が年々難しくなってい
る。また、水平レベルの精度も職人の個人差により大き
くバラツクことがある。
【0003】そこで、建築家屋の基礎材上に載置される
下支持体と、大引を支承し下支持体に対しネジ式で昇降
する上支持体と、からなるジャッキ装置を介して、大引
を基礎材上に支持する支持構造が、実開昭62−670
39号公報に開示されている。前記公報開示のジャッキ
装置によれば、新築時にコンクリート基礎の上面が水平
レベルから多少傾いていたとしても、ジャッキ装置のネ
ジ調整により上支持体を昇降させて、大引を水平レベル
に保持できるようになっている。
下支持体と、大引を支承し下支持体に対しネジ式で昇降
する上支持体と、からなるジャッキ装置を介して、大引
を基礎材上に支持する支持構造が、実開昭62−670
39号公報に開示されている。前記公報開示のジャッキ
装置によれば、新築時にコンクリート基礎の上面が水平
レベルから多少傾いていたとしても、ジャッキ装置のネ
ジ調整により上支持体を昇降させて、大引を水平レベル
に保持できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、新築施工時
に土台や大引が水平レベルで設置されていたとしても、
ほとんどの場合、長年にわたる乾燥などで土台や大引が
木痩せして縦寸法が変わる。しかしながら、そのように
土台や大引の寸法が変わった場合でも、従来の支持構造
であれば、土台や大引を新築時における元の高さ位置ま
で戻すことができなかった。
に土台や大引が水平レベルで設置されていたとしても、
ほとんどの場合、長年にわたる乾燥などで土台や大引が
木痩せして縦寸法が変わる。しかしながら、そのように
土台や大引の寸法が変わった場合でも、従来の支持構造
であれば、土台や大引を新築時における元の高さ位置ま
で戻すことができなかった。
【0005】一方、コンクリート基礎と土台の間に土台
パッキングを介装することにより、コンクリート基礎と
土台の間に隙間を設け、この隙間を通して床下や壁内と
室外の空気を出し入れする、いわゆる通気工法が知られ
ている。ところが、通気工法専用の土台パッキングは高
さ寸法が一定であるため、それ自体によっては土台の高
さ調節を行えないという問題がある。
パッキングを介装することにより、コンクリート基礎と
土台の間に隙間を設け、この隙間を通して床下や壁内と
室外の空気を出し入れする、いわゆる通気工法が知られ
ている。ところが、通気工法専用の土台パッキングは高
さ寸法が一定であるため、それ自体によっては土台の高
さ調節を行えないという問題がある。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、新築施工時はもとより築後であ
っても、横架材の水平レベルや上下位置を作業性よく調
整することのできる横架材の支持構造を提供することを
目的とする。
なされたものであって、新築施工時はもとより築後であ
っても、横架材の水平レベルや上下位置を作業性よく調
整することのできる横架材の支持構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る横架材の支持構造は、建築家屋の基礎
材上に載置される下支持体と、建築家屋の横架材を支承
するとともに下支持体に対し昇降する上支持体とを有し
てなるジャッキ装置を介して、横架材が基礎材上に支持
される支持構造であって、基礎材がコンクリート基礎で
構成され横架材が土台で構成され、ジャッキ装置の下支
持体が、外周に雄ねじ部を有する雄ねじ体、または該雄
ねじ体の雄ねじ部に対し上下方向相対に螺進する雌ねじ
部を有する雌ねじ体のいずれかで構成され、ジャッキ装
置の上支持体が、下支持体と螺合する前記雌ねじ体また
は前記雄ねじ体のいずれかで構成され、雄ねじ体に治具
着脱可能の治具係合部が形成され、治具係合部に装着さ
れた手回し用治具による回動操作によって上支持体が昇
降するように構成され、更に、雄ねじ体の平面中央部分
に上下貫通して設けられた貫通孔と、土台に上下貫通し
て設けられた貫通孔に、コンクリート基礎に埋設された
アンカーボルトのコンクリート基礎上面から突出した部
分が通されている構成にしてある。
に、本発明に係る横架材の支持構造は、建築家屋の基礎
材上に載置される下支持体と、建築家屋の横架材を支承
するとともに下支持体に対し昇降する上支持体とを有し
てなるジャッキ装置を介して、横架材が基礎材上に支持
される支持構造であって、基礎材がコンクリート基礎で
構成され横架材が土台で構成され、ジャッキ装置の下支
持体が、外周に雄ねじ部を有する雄ねじ体、または該雄
ねじ体の雄ねじ部に対し上下方向相対に螺進する雌ねじ
部を有する雌ねじ体のいずれかで構成され、ジャッキ装
置の上支持体が、下支持体と螺合する前記雌ねじ体また
は前記雄ねじ体のいずれかで構成され、雄ねじ体に治具
着脱可能の治具係合部が形成され、治具係合部に装着さ
れた手回し用治具による回動操作によって上支持体が昇
降するように構成され、更に、雄ねじ体の平面中央部分
に上下貫通して設けられた貫通孔と、土台に上下貫通し
て設けられた貫通孔に、コンクリート基礎に埋設された
アンカーボルトのコンクリート基礎上面から突出した部
分が通されている構成にしてある。
【0008】また、建築家屋の基礎材上に載置される下
支持体と、建築家屋の横架材を支承するとともに下支持
体に対し昇降する上支持体とを有してなるジャッキ装置
を介して、横架材が基礎材上に支持される支持構造であ
って、基礎材が2階以上の床版で構成され横架材が大引
で構成され、ジャッキ装置は下支持体と上支持体とが上
下方向相対に螺進する構成とされているとともに、下支
持体または上支持体のいずれかに当該螺心と同軸で操作
杆が垂設され、操作杆の下端部は上下貫通して形成され
た床版の貫通孔に回動自由に挿通されて床版の下面から
垂下され、操作杆下端部の回動操作による上支持体の昇
降によって、床版に対し大引が上下位置可変に構成され
ているものである。
支持体と、建築家屋の横架材を支承するとともに下支持
体に対し昇降する上支持体とを有してなるジャッキ装置
を介して、横架材が基礎材上に支持される支持構造であ
って、基礎材が2階以上の床版で構成され横架材が大引
で構成され、ジャッキ装置は下支持体と上支持体とが上
下方向相対に螺進する構成とされているとともに、下支
持体または上支持体のいずれかに当該螺心と同軸で操作
杆が垂設され、操作杆の下端部は上下貫通して形成され
た床版の貫通孔に回動自由に挿通されて床版の下面から
垂下され、操作杆下端部の回動操作による上支持体の昇
降によって、床版に対し大引が上下位置可変に構成され
ているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る横架材の支持
構造に用いられるジャッキ装置などを示す部品平面図、
図2は図1におけるA−A線,B−B線,C−C線の各
断面図である。各図において、ジャッキ装置1は、建築
家屋の基礎材上に載置される下支持体2と、建築家屋の
横架材を支承する上支持体3とから構成されている。下
支持体2(雌ねじ体)は一辺ほぼ105mmの方形状に形
成されており、平面中央部分に上下貫通する円形の貫通
孔4が設けられている。貫通孔4の内周面には雌ねじ部
5が形成されている。また、下支持体2の四隅部にはそ
れぞれ釘留め用の留め穴6が設けられている。
に基づいて説明する。図1は本発明に係る横架材の支持
構造に用いられるジャッキ装置などを示す部品平面図、
図2は図1におけるA−A線,B−B線,C−C線の各
断面図である。各図において、ジャッキ装置1は、建築
家屋の基礎材上に載置される下支持体2と、建築家屋の
横架材を支承する上支持体3とから構成されている。下
支持体2(雌ねじ体)は一辺ほぼ105mmの方形状に形
成されており、平面中央部分に上下貫通する円形の貫通
孔4が設けられている。貫通孔4の内周面には雌ねじ部
5が形成されている。また、下支持体2の四隅部にはそ
れぞれ釘留め用の留め穴6が設けられている。
【0010】上支持体3(雄ねじ体)は円盤状に形成さ
れており、下支持体2の雌ねじ部5と螺合する雄ねじ部
7が外周に設けられ、上部に棚段状の治具係合部10が
設けられている。治具係合部10の外周面はレンチ(図
示省略)などの手回し用治具を着脱できるように、例え
ば平面視8角形に形成されている。上支持体3の平面中
央部分には上下貫通する貫通孔8が設けられている。貫
通孔8の内周面は有効径16mmφの雌ねじ部9となって
いる。尚、貫通孔8内の上下方向中央部分に雌ねじ部9
よりも細径のねじ無し部13が内出して設けられてい
る。
れており、下支持体2の雌ねじ部5と螺合する雄ねじ部
7が外周に設けられ、上部に棚段状の治具係合部10が
設けられている。治具係合部10の外周面はレンチ(図
示省略)などの手回し用治具を着脱できるように、例え
ば平面視8角形に形成されている。上支持体3の平面中
央部分には上下貫通する貫通孔8が設けられている。貫
通孔8の内周面は有効径16mmφの雌ねじ部9となって
いる。尚、貫通孔8内の上下方向中央部分に雌ねじ部9
よりも細径のねじ無し部13が内出して設けられてい
る。
【0011】そして、ジャッキ装置1と併用される間挿
板11は、下支持体2とほぼ同じ平面寸法で角板状に形
成されており、横架材から受ける荷重が大きい場合に用
いられる。間挿板11の平面中央部分にも上下貫通する
16mmφの貫通孔4が設けられている。これらの下支持
体2,上支持体3,間挿板11はいずれも、ポリプロピ
レンを基材としガラスフィラーを全体の約30wt%含
んでなる強化プラスチック材(材質名:FRPP V7
000、ゼオン化成株式会社製)を用いて成型されてい
る。この強化プラスチック材からなるジャッキ装置1や
間挿板11は105mm2 あたり約4〜5トンもの高い抗
力を有している。
板11は、下支持体2とほぼ同じ平面寸法で角板状に形
成されており、横架材から受ける荷重が大きい場合に用
いられる。間挿板11の平面中央部分にも上下貫通する
16mmφの貫通孔4が設けられている。これらの下支持
体2,上支持体3,間挿板11はいずれも、ポリプロピ
レンを基材としガラスフィラーを全体の約30wt%含
んでなる強化プラスチック材(材質名:FRPP V7
000、ゼオン化成株式会社製)を用いて成型されてい
る。この強化プラスチック材からなるジャッキ装置1や
間挿板11は105mm2 あたり約4〜5トンもの高い抗
力を有している。
【0012】従って、上記構成の支持構造においては、
治具係合部10にレンチを装着し平面視反時計回りに回
動操作することにより、上支持体3が螺動し下支持体2
に対し上昇する。すなわち、ジャッキ装置1は、下支持
体2と上支持体3とが上下方向相対に螺進する構成とさ
れている。尚、前記したジャッキ装置1の構成部品に関
する寸法や形状、あるいは材質は、あくまでも例示に過
ぎず、本発明のジャッキ装置はそれらに限定されない。
治具係合部10にレンチを装着し平面視反時計回りに回
動操作することにより、上支持体3が螺動し下支持体2
に対し上昇する。すなわち、ジャッキ装置1は、下支持
体2と上支持体3とが上下方向相対に螺進する構成とさ
れている。尚、前記したジャッキ装置1の構成部品に関
する寸法や形状、あるいは材質は、あくまでも例示に過
ぎず、本発明のジャッキ装置はそれらに限定されない。
【0013】〔実施形態1.〕 前述したジャッキ装置1は、図3,4に示すように、例
えば建築家屋のコンクリート基礎14(基礎材の一例)
上に配置される土台16(横架材の一例)の支持構造に
用いられる。この場合、コンクリート基礎14が地面2
1から立設されており、13mmφのアンカーボルト15
が上面14aから突出した状態でコンクリート基礎14
に埋設されている。また、土台16に上下貫通する16
mmφの貫通孔17が設けられている。
えば建築家屋のコンクリート基礎14(基礎材の一例)
上に配置される土台16(横架材の一例)の支持構造に
用いられる。この場合、コンクリート基礎14が地面2
1から立設されており、13mmφのアンカーボルト15
が上面14aから突出した状態でコンクリート基礎14
に埋設されている。また、土台16に上下貫通する16
mmφの貫通孔17が設けられている。
【0014】この支持構造を組み付けるにあたっては、
まず、ジャッキ装置1が上支持体3の貫通孔8を通して
アンカーボルト15に遊嵌されて、コンクリート基礎1
4の上面14aに載置される。続いて、間挿板11が貫
通孔12を通してアンカーボルト15に遊嵌され、上支
持部3の治具係合部10上に載置される。尚、土台16
には1〜2階から屋根部分にわたるほとんどの荷重がか
かる。そのため、間挿板11を用いることなく上支持体
3の上面で直に土台16を支持すると、土台16の下面
に治具係合部10がめり込むおそれがあって好ましくな
い。次に、土台16が貫通孔17を通してアンカーボル
ト15に遊嵌され、間挿板11上に載置される。そうし
て、土台16の上面からのぞいたアンカーボルト15に
角座18およびナット19が装着されて螺止される。
まず、ジャッキ装置1が上支持体3の貫通孔8を通して
アンカーボルト15に遊嵌されて、コンクリート基礎1
4の上面14aに載置される。続いて、間挿板11が貫
通孔12を通してアンカーボルト15に遊嵌され、上支
持部3の治具係合部10上に載置される。尚、土台16
には1〜2階から屋根部分にわたるほとんどの荷重がか
かる。そのため、間挿板11を用いることなく上支持体
3の上面で直に土台16を支持すると、土台16の下面
に治具係合部10がめり込むおそれがあって好ましくな
い。次に、土台16が貫通孔17を通してアンカーボル
ト15に遊嵌され、間挿板11上に載置される。そうし
て、土台16の上面からのぞいたアンカーボルト15に
角座18およびナット19が装着されて螺止される。
【0015】上記のように構成された支持構造では、治
具係合部10に装着したレンチにより上支持体3を平面
視反時計回りに回転させると、上支持体3が螺進して下
支持体2に対し上昇(時計回りの場合は下降)する。こ
れにより、土台16の傾きや上下位置が簡便に調整され
る。そのため、コンクリート基礎14の上面14aが多
少傾いていたとしても、従来のような天端均し作業が不
要となる。
具係合部10に装着したレンチにより上支持体3を平面
視反時計回りに回転させると、上支持体3が螺進して下
支持体2に対し上昇(時計回りの場合は下降)する。こ
れにより、土台16の傾きや上下位置が簡便に調整され
る。そのため、コンクリート基礎14の上面14aが多
少傾いていたとしても、従来のような天端均し作業が不
要となる。
【0016】因みに、土台16の傾きや高さ調整は次の
ように行われる。まず、レーザ式レベル計を土台16の
側方にセットし、レーザ式レベル計から適宜離れた位置
のジャッキ装置1で支持した土台16下面について、水
平レベルに補償すべき高さ寸法を割り出す。次に、前記
のように割り出した補償高さ寸法だけ、当該ジャッキ装
置1の上支持体3を回動して上支持体3を昇降させる。
これにより、土台16が水平レベルに保持される。この
ような一連の調整作業は、例えばコンクリート基礎の構
築を終えた1人のコンクリート職人によって引続き実施
できる。
ように行われる。まず、レーザ式レベル計を土台16の
側方にセットし、レーザ式レベル計から適宜離れた位置
のジャッキ装置1で支持した土台16下面について、水
平レベルに補償すべき高さ寸法を割り出す。次に、前記
のように割り出した補償高さ寸法だけ、当該ジャッキ装
置1の上支持体3を回動して上支持体3を昇降させる。
これにより、土台16が水平レベルに保持される。この
ような一連の調整作業は、例えばコンクリート基礎の構
築を終えた1人のコンクリート職人によって引続き実施
できる。
【0017】〔実施形態2.〕 実施形態1で述べたジャッキ装置1は、図5〜7に示す
ように、コンクリート基礎14と土台16の間であって
土台16の長手方向に間隔をあけて、複数基が配備され
ている。これにより、ジャッキ装置1,1,・・・間に
おけるコンクリート基礎14と土台16の間に通気空間
24が形成される。これらの通気空間24は、土台16
の側面に形成された通気溝20(図3も併せて参照)、
更には2階の胴差29の側面に形成された通気溝33と
も連通している。
ように、コンクリート基礎14と土台16の間であって
土台16の長手方向に間隔をあけて、複数基が配備され
ている。これにより、ジャッキ装置1,1,・・・間に
おけるコンクリート基礎14と土台16の間に通気空間
24が形成される。これらの通気空間24は、土台16
の側面に形成された通気溝20(図3も併せて参照)、
更には2階の胴差29の側面に形成された通気溝33と
も連通している。
【0018】図中のそのほかの符号について、22は床
版、28は1階の天井板、31は1〜2階間の天井裏空
間、32は胴差29の下方に配備されて室外と天井裏空
間31を連通する換気口、38は2階の天井板、39は
屋根裏空間である。尚、1階の外壁25と内壁26の間
や2階の外壁34と内壁35の間の壁内空間には、グラ
スウールなどの断熱材27が通気可能に充填されてい
る。続いて、40は軒裏空間、41は軒天に取り付けら
れた換気口、42は土台16と胴差29を上下連結する
柱、43は通気空間24を通気可能に被覆した状態で家
屋全周にわたり土台16の外周面に釘46で打ち付けら
れた防鼠材、45は防鼠材43の外方を被って取り付け
られた水切り、47は床版22の上面に敷設された床板
材である。
版、28は1階の天井板、31は1〜2階間の天井裏空
間、32は胴差29の下方に配備されて室外と天井裏空
間31を連通する換気口、38は2階の天井板、39は
屋根裏空間である。尚、1階の外壁25と内壁26の間
や2階の外壁34と内壁35の間の壁内空間には、グラ
スウールなどの断熱材27が通気可能に充填されてい
る。続いて、40は軒裏空間、41は軒天に取り付けら
れた換気口、42は土台16と胴差29を上下連結する
柱、43は通気空間24を通気可能に被覆した状態で家
屋全周にわたり土台16の外周面に釘46で打ち付けら
れた防鼠材、45は防鼠材43の外方を被って取り付け
られた水切り、47は床版22の上面に敷設された床板
材である。
【0019】上記した支持構造において、土台16が水
平レベルWLに対し傾斜レベルBLのように右下がりに
傾いている場合、図6中の右側に配置されたジャッキ装
置1の上支持体3を回して上昇(矢印44方向)させ
る。かかる簡単な操作だけで、土台16の傾きを水平レ
ベルWLに調整できる。そのうえ、これらのジャッキ装
置1,1,・・・は従来の土台パッキングの役目も兼用
し、通気空間24を通して床下空間23、室外、あるい
は壁内空間の間で空気を流通させる、いわゆる通気工法
に好適に用いられる。また、コンクリート基礎14との
直接接触がなくなるので、土台16下面の水腐りが解消
される。尚、実施形態1,2におけるジャッキ装置とし
ては、雄ねじ部と雌ねじ部が螺合するネジ式のものに限
らず、小型で必要強度があれば代替できる。
平レベルWLに対し傾斜レベルBLのように右下がりに
傾いている場合、図6中の右側に配置されたジャッキ装
置1の上支持体3を回して上昇(矢印44方向)させ
る。かかる簡単な操作だけで、土台16の傾きを水平レ
ベルWLに調整できる。そのうえ、これらのジャッキ装
置1,1,・・・は従来の土台パッキングの役目も兼用
し、通気空間24を通して床下空間23、室外、あるい
は壁内空間の間で空気を流通させる、いわゆる通気工法
に好適に用いられる。また、コンクリート基礎14との
直接接触がなくなるので、土台16下面の水腐りが解消
される。尚、実施形態1,2におけるジャッキ装置とし
ては、雄ねじ部と雌ねじ部が螺合するネジ式のものに限
らず、小型で必要強度があれば代替できる。
【0020】〔実施形態3.〕 一方、前述のジャッキ装置1は、図8,9に示すよう
に、床版49(基礎材の別例)の上面49aに配置され
る大引37(横架材の別例)の支持構造にも適用され
る。ここで、床版49は建築家屋の1〜2階間あるいは
3階以上の床下に配置されるものであって、例えば重量
鉄骨をなす鋼材50上に支持された鉄筋コンクリート床
材で構成されている。また、大引37は上下貫通する1
6mmφの貫通孔36を備えている。大引37上には複数
の根太48が載置され、根太48上に床板材47が固着
されるようになっている。そして、下端に角座18とナ
ット19が螺着された13mmφのボルト51に、その上
端側から上支持体3が貫通孔8を通して遊嵌される。ま
た、貫通孔8から突出したボルト51に大引37が貫通
孔36を通して遊嵌され、大引37の上面から突出した
ボルト51の上端に角座18とナット19が螺着され
る。これにより、大引37とジャッキ装置1が一体的に
固定される。
に、床版49(基礎材の別例)の上面49aに配置され
る大引37(横架材の別例)の支持構造にも適用され
る。ここで、床版49は建築家屋の1〜2階間あるいは
3階以上の床下に配置されるものであって、例えば重量
鉄骨をなす鋼材50上に支持された鉄筋コンクリート床
材で構成されている。また、大引37は上下貫通する1
6mmφの貫通孔36を備えている。大引37上には複数
の根太48が載置され、根太48上に床板材47が固着
されるようになっている。そして、下端に角座18とナ
ット19が螺着された13mmφのボルト51に、その上
端側から上支持体3が貫通孔8を通して遊嵌される。ま
た、貫通孔8から突出したボルト51に大引37が貫通
孔36を通して遊嵌され、大引37の上面から突出した
ボルト51の上端に角座18とナット19が螺着され
る。これにより、大引37とジャッキ装置1が一体的に
固定される。
【0021】尚、上支持部3の雌ねじ部9は有効径が1
6mmφであるので、ボルト51として有効径16mmφの
ものを用いれば、ボルト51を上側の雌ねじ部9にねじ
込んでねじ無し部13で係止させることができる。その
場合は、図9中で下側の角座18とナット19が不要と
なるので、そのぶん下支持部2に対する上支持部3の下
降距離を大きくとることができる。
6mmφであるので、ボルト51として有効径16mmφの
ものを用いれば、ボルト51を上側の雌ねじ部9にねじ
込んでねじ無し部13で係止させることができる。その
場合は、図9中で下側の角座18とナット19が不要と
なるので、そのぶん下支持部2に対する上支持部3の下
降距離を大きくとることができる。
【0022】そこで、建築施工時は大引37が水平レベ
ルとなるように、ジャッキ装置1の上支持体3を回動さ
せて高さを調節しておく。そうして築後、例えば半年程
度経過して大引37が図中2点鎖線のように痩せた場合
は、上支持体3を回して上昇させ大引37の上面を元の
高さ位置まで持ち上げる。すなわち、この支持構造によ
れば、新築時・築後を問わず、上支持体3の昇降により
床版49に対し大引37の上下位置を調節することがで
きる。
ルとなるように、ジャッキ装置1の上支持体3を回動さ
せて高さを調節しておく。そうして築後、例えば半年程
度経過して大引37が図中2点鎖線のように痩せた場合
は、上支持体3を回して上昇させ大引37の上面を元の
高さ位置まで持ち上げる。すなわち、この支持構造によ
れば、新築時・築後を問わず、上支持体3の昇降により
床版49に対し大引37の上下位置を調節することがで
きる。
【0023】〔実施形態4.〕 他方、ALCパネルなどで代表される床版22(基礎材
の他の例)に載置された大引37の支持構造を、図1
0,11に示す。大引37上に根太48および床板材4
7が支持される態様は、実施形態3と同様である。この
場合、大引37の貫通孔36は孔径18mmφ程度に形成
されている。床版22は天井板28裏に配備されてお
り、天井板28に設けられている点検口56を通して点
検できるように構成されている。床版22には18mmφ
程度の貫通孔55が上下貫通して形成されている。ま
た、上支持体3の下面に取り付けられる操作杆52は、
有効径16mmφの長尺ボルトなどで構成されている。操
作杆52の下端部は床版22の貫通孔55に回動自由に
挿通され、床版22の下方に垂下して配置されている。
操作杆52の下端部には、釘やドライバーなどで代用さ
れる手回し用治具30を装着するための挿通孔54が設
けられている。
の他の例)に載置された大引37の支持構造を、図1
0,11に示す。大引37上に根太48および床板材4
7が支持される態様は、実施形態3と同様である。この
場合、大引37の貫通孔36は孔径18mmφ程度に形成
されている。床版22は天井板28裏に配備されてお
り、天井板28に設けられている点検口56を通して点
検できるように構成されている。床版22には18mmφ
程度の貫通孔55が上下貫通して形成されている。ま
た、上支持体3の下面に取り付けられる操作杆52は、
有効径16mmφの長尺ボルトなどで構成されている。操
作杆52の下端部は床版22の貫通孔55に回動自由に
挿通され、床版22の下方に垂下して配置されている。
操作杆52の下端部には、釘やドライバーなどで代用さ
れる手回し用治具30を装着するための挿通孔54が設
けられている。
【0024】他方、16mmφで短尺のボルト53が上支
持体3上側の雌ねじ部9にねじ込まれている。ボルト5
3には大引37が貫通孔36を通して遊嵌され、角座1
8およびナット19で固定されている。そして、前記し
た操作杆52が上支持体3下側の雌ねじ部9にねじ込ま
れる。これにより、操作杆52は上支持体3にその螺心
Sと同軸で垂設される。ボルト53および操作杆52の
先端はいずれも、貫通孔8内のねじ無し部13に当接し
て係止され上支持体3と一体にされる。操作杆52の下
部は角座18およびナット19により床版22の下面に
固定される。
持体3上側の雌ねじ部9にねじ込まれている。ボルト5
3には大引37が貫通孔36を通して遊嵌され、角座1
8およびナット19で固定されている。そして、前記し
た操作杆52が上支持体3下側の雌ねじ部9にねじ込ま
れる。これにより、操作杆52は上支持体3にその螺心
Sと同軸で垂設される。ボルト53および操作杆52の
先端はいずれも、貫通孔8内のねじ無し部13に当接し
て係止され上支持体3と一体にされる。操作杆52の下
部は角座18およびナット19により床版22の下面に
固定される。
【0025】上記のように構成した支持構造において、
新築施工時は治具係合部10にレンチを装着し上支持体
3を回すことにより、大引37の高さ調整が行われる。
一方、築後しばらくして大引37が図中2点鎖線のよう
に痩せると、根太48が床板材47の下面から剥がれ、
床歩行時に聞き苦しい軋み音を生じることがある。そこ
で、天井の蓋57を開けて点検口56から手を入れ、挿
通孔54に手回し用治具30を差し込んで操作杆52を
回すと、ジャッキ装置1の上支持体3が回動して上昇す
る。これにより、大引37の上面が元の高さ位置まで持
ち上げられ、根太48が床板材47の下面に密着するの
で、軋み音が解消される。すなわち、この支持構造につ
いても、新築時・築後を問わず、上支持体3の昇降によ
り床版22に対し大引37の上下位置を調節することが
できる。
新築施工時は治具係合部10にレンチを装着し上支持体
3を回すことにより、大引37の高さ調整が行われる。
一方、築後しばらくして大引37が図中2点鎖線のよう
に痩せると、根太48が床板材47の下面から剥がれ、
床歩行時に聞き苦しい軋み音を生じることがある。そこ
で、天井の蓋57を開けて点検口56から手を入れ、挿
通孔54に手回し用治具30を差し込んで操作杆52を
回すと、ジャッキ装置1の上支持体3が回動して上昇す
る。これにより、大引37の上面が元の高さ位置まで持
ち上げられ、根太48が床板材47の下面に密着するの
で、軋み音が解消される。すなわち、この支持構造につ
いても、新築時・築後を問わず、上支持体3の昇降によ
り床版22に対し大引37の上下位置を調節することが
できる。
【0026】尚、上記した各実施形態では、治具係合部
10を8角形に形成したが、本発明の治具係合部はそれ
に限らず、例えば図12に示す上支持体3aのように、
円柱状の治具係合部10aを設け、その外周面に内向き
の角穴58を適当個数穿設してもよい。これらの角穴5
8には例えばマイナスドライバなどが差し込まれて、上
支持体3aが回動される。
10を8角形に形成したが、本発明の治具係合部はそれ
に限らず、例えば図12に示す上支持体3aのように、
円柱状の治具係合部10aを設け、その外周面に内向き
の角穴58を適当個数穿設してもよい。これらの角穴5
8には例えばマイナスドライバなどが差し込まれて、上
支持体3aが回動される。
【0027】あるいは、図13に示す上支持体3bのよ
うに、治具係合部10aの外周面に内向きの丸穴59を
適当個数穿設してもよい。これらの丸穴59には例えば
長釘やプラスドライバなどが差し込まれて、上支持体3
bが回動される。
うに、治具係合部10aの外周面に内向きの丸穴59を
適当個数穿設してもよい。これらの丸穴59には例えば
長釘やプラスドライバなどが差し込まれて、上支持体3
bが回動される。
【0028】また、これまで述べたジャッキ装置1を天
地逆に配置することにより、雌ねじ部を有するものを上
支持体とし、雄ねじ部を有するものを下支持体として用
いることも可能である。その場合、雄ねじ部を有する下
支持体に治具着脱可能の治具係合部を形成しても構わな
い。また、雄ねじ部を有する下支持体の下面にその螺心
Sと同軸で操作杆52を垂設してもよい。
地逆に配置することにより、雌ねじ部を有するものを上
支持体とし、雄ねじ部を有するものを下支持体として用
いることも可能である。その場合、雄ねじ部を有する下
支持体に治具着脱可能の治具係合部を形成しても構わな
い。また、雄ねじ部を有する下支持体の下面にその螺心
Sと同軸で操作杆52を垂設してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る横架材
の支持構造によれば、ジャッキ装置の上支持体の昇降に
より土台の傾きを調節できるようにしてあるので、コン
クリート基礎の上面が水平レベルから多少傾いていたと
しても、土台のレベル調整を簡便に行うことができ、土
台を水平レベルに正確に保持できる。従って、従来は必
要とされたコンクリート基礎の天端均しに携わる左官職
人が不要となり、作業工程や人件費の削減化を図ること
ができる。
の支持構造によれば、ジャッキ装置の上支持体の昇降に
より土台の傾きを調節できるようにしてあるので、コン
クリート基礎の上面が水平レベルから多少傾いていたと
しても、土台のレベル調整を簡便に行うことができ、土
台を水平レベルに正確に保持できる。従って、従来は必
要とされたコンクリート基礎の天端均しに携わる左官職
人が不要となり、作業工程や人件費の削減化を図ること
ができる。
【0030】また、複数のジャッキ装置を用いると、各
装置間でコンクリート基礎と土台の間に通気空間が形成
されるので、土台のレベル調整のみならず、通気工法に
用いられてきた従来の土台パッキングの役目も併有する
こととなる。
装置間でコンクリート基礎と土台の間に通気空間が形成
されるので、土台のレベル調整のみならず、通気工法に
用いられてきた従来の土台パッキングの役目も併有する
こととなる。
【0031】そして、床版上に大引を支持する構造にお
いても、大引の傾きや高さ位置を簡便に調節することが
できる。
いても、大引の傾きや高さ位置を簡便に調節することが
できる。
【0032】更に、治具係合部に装着された手回し用治
具による回動操作によって上支持体が昇降するように構
成する場合は、建築施工時はもとより築後においても簡
便に横架材の傾きや高さ調節ができる。
具による回動操作によって上支持体が昇降するように構
成する場合は、建築施工時はもとより築後においても簡
便に横架材の傾きや高さ調節ができる。
【0033】また、長年にわたる乾燥などにより大引が
痩せて寸法が変わった場合でも、床版の下方空間から操
作杆を回動操作することにより、大引を新築直後の高さ
位置まで戻すことができる。
痩せて寸法が変わった場合でも、床版の下方空間から操
作杆を回動操作することにより、大引を新築直後の高さ
位置まで戻すことができる。
【図1】本発明の横架材の支持構造に用いられるジャッ
キ装置などを示す部品平面図である。
キ装置などを示す部品平面図である。
【図2】図1におけるA−A線,B−B線,C−C線の
各断面図である。
各断面図である。
【図3】実施形態1による横架材の支持構造を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】実施形態1による横架材の支持構造を示す縦断
面図である。
面図である。
【図5】実施形態2による横架材の支持構造を示す側面
構成図である。
構成図である。
【図6】実施形態2による横架材の支持構造を示す正面
構成図である。
構成図である。
【図7】図6における要部を示す要部側面図である。
【図8】実施形態3による横架材の支持構造を示す側面
構成図である。
構成図である。
【図9】実施形態3による横架材の支持構造を示す要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図10】実施形態4による横架材の支持構造を示す側
面構成図である。
面構成図である。
【図11】実施形態4による横架材の支持構造を示す要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図12】ジャッキ装置の上支持体に係る別の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】ジャッキ装置の上支持体に係る他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 ジャッキ装置 2 下支持体 3,3a,3b 上支持体 5 雌ねじ部 7 雄ねじ部 10,10a 治具係合部 14 コンクリート基礎(基礎材) 14a 上面 16 土台(横架材) 22 床版(基礎材) 24 通気空間 37 大引(横架材) 49 床版(基礎材) 49a 上面 52 操作杆 54 挿通孔 55 貫通孔 58 角穴 59 丸穴 S 螺心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−2027(JP,A) 特開 昭58−135229(JP,A) 実公 平7−45697(JP,Y2) 実公 昭55−4364(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/58 510
Claims (2)
- 【請求項1】 建築家屋の基礎材上に載置される下支持
体と、建築家屋の横架材を支承するとともに下支持体に
対し昇降する上支持体とを有してなるジャッキ装置を介
して、横架材が基礎材上に支持される支持構造であっ
て、基礎材がコンクリート基礎で構成され横架材が土台
で構成され、ジャッキ装置の下支持体が、外周に雄ねじ
部を有する雄ねじ体、または該雄ねじ体の雄ねじ部に対
し上下方向相対に螺進する雌ねじ部を有する雌ねじ体の
いずれかで構成され、ジャッキ装置の上支持体が、下支
持体と螺合する前記雌ねじ体または前記雄ねじ体のいず
れかで構成され、雄ねじ体に治具着脱可能の治具係合部
が形成され、治具係合部に装着された手回し用治具によ
る回動操作によって上支持体が昇降するように構成さ
れ、更に、雄ねじ体の平面中央部分に上下貫通して設け
られた貫通孔と、土台に上下貫通して設けられた貫通孔
に、コンクリート基礎に埋設されたアンカーボルトのコ
ンクリート基礎上面から突出した部分が通されているこ
とを特徴とする横架材の支持構造。 - 【請求項2】 建築家屋の基礎材上に載置される下支持
体と、建築家屋の横架材を支承するとともに下支持体に
対し昇降する上支持体とを有してなるジャッキ装置を介
して、横架材が基礎材上に支持される支持構造であっ
て、基礎材が2階以上の床版で構成され横架材が大引で
構成され、ジャッキ装置は下支持体と上支持体とが上下
方向相対に螺進する構成とされているとともに、下支持
体または上支持体のいずれかに当該螺心と同軸で操作杆
が垂設され、操作杆の下端部は上下貫通して形成された
床版の貫通孔に回動自由に挿通されて床版の下面から垂
下され、操作杆下端部の回動操作による上支持体の昇降
によって、床版に対し大引が上下位置可変に構成されて
いることを特徴とする横架材の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09109198A JP3324032B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 横架材の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09109198A JP3324032B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 横架材の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11287000A JPH11287000A (ja) | 1999-10-19 |
JP3324032B2 true JP3324032B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=14016860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09109198A Expired - Fee Related JP3324032B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 横架材の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3324032B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP09109198A patent/JP3324032B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11287000A (ja) | 1999-10-19 |
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