JPH0651822B2 - 改善された可撓性と靭性とを示す導電性ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

改善された可撓性と靭性とを示す導電性ポリアセタール樹脂組成物

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JPH0651822B2
JPH0651822B2 JP1025600A JP2560089A JPH0651822B2 JP H0651822 B2 JPH0651822 B2 JP H0651822B2 JP 1025600 A JP1025600 A JP 1025600A JP 2560089 A JP2560089 A JP 2560089A JP H0651822 B2 JPH0651822 B2 JP H0651822B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、優れた可撓性と靭性(耐衝撃性)とを示す導
電性ポリアセタール樹脂成形用組成物に関する。
[従来の技術] 従来、ポリアセタール樹脂に導電性を付与するための方
法として、この樹脂に必要量の導電性カーボンブラック
を配合することが行われてきた。導電性ポリアセタール
樹脂組成物の例は、米国特許第 4,391,741号および同第
4,555,357号に開示されている。導電性ポリアセタール
樹脂の製造に使用されてきた導電性カーボンブラックの
有用な市販品の例は、KETJENBLACK EC(Akzo Chemie 社
の製品)である。典型的な導電性ポリアセタール組成物
は、メルトインデックス27.0g/10分のオキシメチレン
コポリマーと約6重量%の導電性カーボンブラック(KE
TJENBLACK EC)とを含有する組成物である。
[発明が解決しようとする課題] この組成物は優れた導電率を与えるが、カーボンブラッ
クの添加により、最終的な成形品の靭性および可撓性が
著しく低下するという欠点がある。ポリアセタール樹脂
成形部材をスナップ嵌めする場合のように高い可撓性を
必要とする多くの用途において、伸びと実用衝撃強度が
低いために破断が起こる。さらに、ポリアセタール樹脂
に十分な導電率を付与するには6重量%もの量の導電性
カーボンブラックを使用する必要があるため、ポリアセ
タール樹脂の溶融粘度が増大し、溶融流動性が低下する
ため、この樹脂から射出成形法により成形部品を製作す
ることが難しくなる。
ポリアセタール樹脂の衝撃強度を改善する公知の方法の
一つは、これにポリウレタンを配合することである。例
えば、米国特許第 4,665,126号および欧州特許出願公開
公報第 167,369号には、エラストマー性ポリウレタンを
配合することにより耐衝撃性を高めたオキシメチレンポ
リマー成形材料が開示されている。しかし、これらは導
電性ポリアセタール樹脂組成物に関するものではなく、
したがって、ポリウレタンの添加が導電性に及ぼす影響
については何も示唆していない。
[課題を解決するための手段] 本発明により、従来使用されてきたカーボンブラックに
比べて表面積が大きく、不純物の少ないより効果的な導
電性カーボンブラックを使用した導電性ポリアセタール
樹脂組成物が得られる。それにより、成形用樹脂組成物
中のカーボンブラックの量を、組成物の重量に基づいて
従来の6%から約4%に低減させることが可能となる。
カーボンブラックの配合量が約4重量%に低下したこと
により、これまで用いられてきたより低粘度のポリアセ
タールに代えて、メルトインデックスが約 9.0g/10分
と比較的小さい、より高粘度のオキシメチレンポリマー
を用いて導電性ポリアセタール成形用組成物を得ること
ができる。本発明で用いることのできるより高粘度のオ
キシメチレンポリマーは、従来の導電性組成物に用いて
きた高メルトインデックスの分子量が比較的低いポリア
セタール樹脂に比べて、分子量がより大きく、衝撃強度
がより高い。さらに、本発明の導電性ポリアセタール樹
脂組成物は、このポリアセタール樹脂組成物の導電性を
劣化させないポリウレタンの配合により、改善された可
撓性および靭性を備えている。しかも、オキシメチレン
ポリマーより温度および剪断に対してより敏感であるポ
リウレタンの配合により、射出成形中の導電性ポリアセ
タール樹脂の流動が改善され、この導電性カーボンブラ
ック配合樹脂の金型キャビティ中での充填性が増大し、
一般に従来の組成物に比べて加工性が改善される。
[作用] 本発明の成形用組成物に用いるオキシメチレンポリマー
は、当該技術分野で周知の材料である。このポリマー
は、反復するオキシメチレン基もしくは単位(−CH2O−
基)を有することを特徴とする。ここで用いた「オキシ
メチレンポリマー」とは、−CH2O−基が全反復単位の少
なくとも約50%を占める任意のオキシメチレンポリマー
を包含する意味であり、例えば、ホモポリマー、コポリ
マー、ターポリマーなどを含む。
典型的には、ホモポリマーは無水ホルムアルデヒドの重
合またはホルムアルデヒドの環式三量体であるトリオキ
サンの重合により製造される。例えば、高分子量ポリオ
キシメチレンは、フッ化アンチモンのようなある種のフ
ッ化物触媒の存在下にトリオキサンを重合させることに
より製造されており、また米国特許第 2,898,506号に記
載のように、フッ化ホウ素と有機化合物との配位錯体か
らなる触媒を使用して、速い反応速度で収率よく製造す
ることもできる。
オキシメチレンホモポリマーは、通常は、末端封鎖する
か、あるいは米国特許第 3,133,896号に記載のように安
定剤化合物を混入することによって、熱分解に対して安
定化処理を施しておく。
本発明の成形用組成物に使用するのに特に適したオキシ
メチレンポリマーはオキシメチレンコポリマーであり、
これは米国特許第 3,027,352号に記載のように、例え
ば、トリオキサンに少なくとも2個の隣接炭素原子を有
する各種環式エーテル(例、エチレンオキシド、ジオキ
ソラン等)を共重合させることにより製造することがで
きる。
本発明の成形用組成物に使用するのに特に好適なオキシ
メチレンコポリマーは、通常、比較的高い、すなわち約
70〜80%のポリマー結晶度を有する。このような好適な
オキシメチレンコポリマーは、(a)−OCH2−基と、この
間に散在している(b)一般式: (式中、各R1およびR2基は水素、低級アルキル基および
ハロゲン置換低級アルキル基よりなる群から選ばれ、各
R3基はメチレン、オキシメチレン、低級アルキルもしく
はハロアルキル置換メチレンならびに低級アルキルもし
くはハロアルキル置換オキシメチレン基よりなる群から
選ばれ、nは0〜3の整数を意味する)で示される基と
から本質的に構成される反復単位を有する。各低級アル
キル基は炭素数1〜2のものが好ましい。
上記コポリマーにおいて、(a)の−OCH2−基は反復単位
の約85〜99.9%を占める。(b)の単位は、共重合反応過
程において2以上の隣接炭素原子を有する環式エーテル
の開環、すなわち酸素−炭素結合の開裂によりコポリマ
ー中に導入することによってコポリマーを形成すること
ができる。
トリオキサンを、少なくとも2個の隣接炭素原子を有す
る約 0.1〜15モル%の環式エーテルと共に、好ましくは
ルイス酸(例、BF、PF等)もしくはその他の酸
(例、HClO、1% H2SO4等)の存在下に重合させること
により、上記所望構造のコポリマーを製造することがで
きる。
一般に、この好ましいオキシメチレンコポリマーの製造
に使用される環式エーテルは、次の一般式で示されるも
のである。
式中、各R1およびR2基は水素、低級アルキル基および
ハロゲン置換低級アルキル基よりなる群から選ばれ、各
R3基はメチレン、オキシメチレン、低級アルキルもしく
はハロアルキル置換メチレンならびに低級アルキルもし
くはハロアルキル置換オキシメチレン基よりなる群から
選ばれ、nは0〜3の整数を意味する。各低級アルキル
基は炭素数1〜2のものが好ましい。
上記の好ましいオキシメチレンコポリマーの製造に使用
する好適な環式エーテルはエチレンオキシドおよび 1,3
−ジオキソランであり、これは次式で示すことができ
る。
式中、nは0〜2の整数を意味する。使用できるその他
の環式エーテルは、 1,3−ジオキサン、トリメチレンオ
キシド、 1,2−プロピレオキシド、 1,2−ブチレンオキ
シド、 1,3−ブチレンオキシド、および 2,2−ジ(クロ
ロメチル)−1,3 −プロピレンオキシドである。
上記の望ましいオキシメチレンコポリマーの製造に使用
する好ましい触媒は、前掲の米国特許第3,027,352 号に
記載されているような三フッ化ホウ素などのフッ化物触
媒である。重合条件、触媒の使用量などについても、こ
の米国特許を参照できる。
上記の好適な環式エーテルから製造したオキシメチレン
コポリマーは、約6:1〜約1000:1の比率のオキシメ
チレン基とオキシエチレン基とから実質的に構成される
構造を有する。
本発明の成形用組成物に使用することが好ましい上記オ
キシメチレンコポリマーは、融点が150 ℃以上で、普通
には約 180〜200 ℃の温度で混練もしくは加工可能な熱
可塑性材料である。このコポリマーの数平均分子量は少
なくとも10,000である。好適なオキシメチレンコポリマ
ーは、対数粘度数(2重量%のα−ピネンを含有するp
−クロロフェノール中 0.1重量%溶液について60℃で測
定)が少なくとも1.0 である。
本発明の成形用組成物のオキシメチレンコポリマー成分
は、好ましくは実質的程度まで予じめ安定化処理が施さ
れたオキシメチレンコポリマーである。この安定化処理
は、ポリマー連鎖の不安定な分子末端を、比較的安定な
炭素−炭素結合が各連鎖の両端に存在するようになるま
で分解することによる安定化法により実施できる。この
ような分解は、例えば、米国特許第 3,219,623号に開示
のように加水分解により行うことができる。
オキシメチレンコポリマーはまた、当業者に公知の方法
による末端封鎖により安定化させることもできる。好ま
しい末端封鎖法の例は、酢酸ナトリウム触媒の存在下に
無水酢酸でアセチル化することにより行われる。好まし
い種類のオキシメチレンコポリマーが、ヘキスト・セラ
ニーズ社よりセルコン(CELCON,登録商標)アセタールコ
ポリマーという名称で市販されている。好ましいのは、
メルトインデックスが約 5.0〜15.0g/10分のアセター
ルコポリマーである。特に好ましいのは、ASTM D1238-8
2に従って試験した場合に約 9.0g/10分のメルト・イ
ンデックスを示すセルコンM90アセタールコポリマーで
ある。
オキシメチレンターポリマーも使用することができ、こ
のターポリマーは、例えば、トリオキサンおよび上記オ
キシメチンレンコポリマーの製造に用いるような環式エ
ーテルおよび/または環式アセタールに、第三のモノマ
ーとして一般式: 〔式中、Zは炭素−炭素結合、酸素原子、炭素数1〜
8、好ましくは2〜4のオキシアルコキシ基、炭素数4
〜8のオキシシクロアルコキシ基、またはオキシポリ
(低級アルコキシ)基、好ましくはそれぞれ炭素数1〜
2の2〜4個の反復低級アルコキシ基を含有するもの、
を意味する〕で示されるジグリシドのような2官能性化
合物を反応させることにより製造される。このジグリシ
ドの例は、エチレンジグリシド、ジグリシジルエーテ
ル、ならびにグリシド2モルとホルムアルデヒド、ジオ
キサンもしくはトリオキサン1モルとのジエーテル、ま
たはグリシド2モルと炭素数2〜8、有利には炭素数2
〜4の脂肪族ジオールもしくは炭素数4〜8の脂環式ジ
オール1モルとのジエーテルである。
好適な2官能性化合物の例には、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、 1,3−ブタンジオール、シクロ
ブタン−1,3 −ジオール、 1,2−プロパンジオール、シ
クロヘキサン−1,4 −ジオール、および 2,2,4,4−テト
ラメチルシクロブタン−1,3 −ジオールの各ジグリシジ
ルエーテルがあり、ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル類が特に好ましい。
一般に、トリオキサンと環式エーテルおよび/または環
式アセタールと少なくとも1種の2官能性ジグリシド化
合物のターポリマーの製造にあっては、ターポリマーの
製造に使用したモノマーの合計重量に基づく重量%で、
トリオキサン 99.89〜89.0%、環式エーテルおよび/ま
たは環式アセタール 0.1〜10%、および2官能性化合物
0.01〜1%の比率が好ましい。これにより得られたター
ポリマーは、本質的に白色であり、特に良好な押出適性
を有しているという特徴を示す。
ターポリマーの重合は、上記の量的比率のターポリマー
を使用して、公知の塊状、溶液もしくは懸濁重合法によ
り実施することができる。
好ましいオキシメチレンターポリマーがヘキスト・セラ
ニーズ社よりU10という名称で市販されている。これ
は、ブタンジオールジグリシジルエーテル/エチレンオ
キシド/トリオキサンターポリマーであり、これらのタ
ーモノマーから誘導された反復単位を、それぞれ0.05重
量%、2.0 重量%および97.95 重量%の量で含有してい
る。
導電性カーボンブラック 本発明において使用する導電性カーボンブラックは、従
来用いられてきたカーボンブラックに対して改良された
カーボンブラックである。本発明で用いるカーボンブラ
ックは、表面積〔BET(N2)法により測定〕が1,200 m2/g
以上であり、細孔容積〔DBP 吸油量で測定〕が500 cm3/
100 gより大きい。特に有用なカーボンブラックは、Akz
o Chmie社からKETJENBLACK EC-DJ-600 なる商品名で市
販されているものである。下記第1表に、本発明で用い
る改良カーボンブラックと従来用いられてきた普通のKE
TJENBLACK ECカーボンブラックとの差異を示す。
エラストマー性ポリウレタン オキシメチレンポリマー組成物の衝撃強度を改善するの
に適したエラストマー性ポリウレタンは、ポリエステル
ポリオール類、ポリエーテルポリオール類(例、ポリエ
チレン−グリコールエーテル、ポリプロピレン−グリコ
ールエーテル、ポリテトラメチレン−グリコールエーテ
ル)または遊離ヒドロキシル末端基を有するポリアセタ
ール類とポリイソシアネート類、特にジイソシアネート
類とを原料として、低分子量ポリオール、好ましくはグ
リコールを連鎖伸長剤として用いて製造したものであ
る。有用な熱可塑性ポリウレタンの例が、前掲の米国特
許第 4,665,126号ならびに欧州特許出願公開公報第 16
7,369号に記載されている。
原料として使用しうる重合体ポリオールおよびポリオー
ル連鎖伸長剤は、この種のエラトマーの製造に従来より
慣用されているものである。重合体ポリオールとして
は、有利には分子量が 400〜4000、好ましくは約 500〜
3000の範囲内の重合体ジオールが好ましい。重合体ジオ
ールの例は、分子量が上記範囲内のポリエステルジオー
ルおよびポリエーテルジオールならびにこれらの混合物
である。ポリエステルジオールとしては、脂肪族もしく
は芳香族二塩基酸もしくは無水物とグリコールとのエス
テル化により得られる本質的に線状の重合体ジオールが
挙げられる。ヒドロキシル末端のポリエステルが確実に
生成するように、酸もしくは無水物成分に対してグリコ
ール成分を化学量論的比率より過剰に使用することが好
ましい。ポリエステルジオールの製造に使用するジカル
ボン酸(またはその無水物)の代表例は、アジピン酸、
コハク酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、テレフタル酸、フタル酸などの酸もしくはそ
の無水物、またはこれらの酸もしくは無水物の2種以上
の混合物である。アジピン酸が好ましい酸である。ポリ
エステルジオールの製造に使用する代表的なグリコール
は、炭素数2〜10の直鎖脂肪族グリコール、例えば、エ
チレングリコール、プロパン−1,3 −ジオール、ブタン
−1,4 −ジオール、2−ブテン−1,4 −ジオール、ヘキ
サン−1,6 −ジオール、オクタン−1,8 −ジオール、デ
カン−1,10−ジオールなど、あるいはこれらの2種以上
のグリコールの混合物である。
上記種類のポリエステルジオールに加えて、ポリカプロ
ラクトンジオールも使用できる。ポリカプロラクトンジ
オールの製造は、適当なカプロラクトンを、適当な2官
能性開始剤、例えば、上に例示した脂肪族グリコールま
たはエタノールアミン、プロパノールアミン、ブタノー
ルアミンなどのアルカノールアミンにより重合させるこ
とにより行われる。この製造法および生成物は周知であ
り、例えば、米国特許第 2,914,556号に記載されてい
る。特に好ましいこの種のポリエステルジオールは、ε
−カプロラクトンを 1,4−ブタンジオールを開始剤とし
て重合することにより得たものである。
本発明に用いられるポリウレタンエラストマーの製造に
使用するポリエーテルポリオールとしては、上記範囲内
の分子量を持ったポリエーテルグリコールがあり、これ
はエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオ
キシドもしくはこれらの混合物を、水またはエチレング
リコール、 1,2−プロピレングリコール、 1,3−プロパ
ンジオール、 1,4−ブタンジオール、 2,3−ブタンジオ
ール、 1,5−ペンタンジオール、 1,2−ヘキサンジオー
ル、ジエタノールアミン、レゾルシノール、カテコー
ル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)メタン、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコールなどのジオールと
反応させることにより製造される。
本発明で用いるポリウレタンエラストマーの製造に使用
する連鎖伸長剤は、当該技術分野で慣用されている任意
のジオール系連鎖伸長剤でよい。ジオール系連鎖伸長剤
を例示すると、脂肪族ジオール、有利には炭素数2〜6
のもの、例えば、エチレングリコール、 1,3−プロピレ
ングリコール、 1,2−プロピレングリコール、 1,4−ブ
タンジオール、 1,2−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコールなど;ならびにジヒドロキシアルキル化芳香
族化合物、例えば、ヒドロキノンおよびレゾルシノール
のビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル;p−キシレン
−a,a′−ジオール;p−キシレン−a,a′−ジオールの
ビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル;m−キシレン−
a,a′−ジオールおよびそのビス(2−ヒドロキシエチル)
エーテルが挙げられる。
本発明で用いるポリウレタンエラストマーの製造に使用
する有機ジイソシアネートは、従来よりポリウレタンエ
ラストマーの製造に一般に使用されている任意のもので
よい。かかるジイソシアネートを例示すると、 2,4−ト
リレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネ
ート、4,4′−メチレンビス(フェニルイソシアネー
ト)、3,3′−ジメチル−4,4′−ジイソシアナトジフェ
ニル、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ジイソシアナトジフ
ェニル、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジイソシアナトジフ
ェニル、β,β′−ジイソシアナト−1,4 −ジエチルベ
ンゼン、 1,5−ナフタレンジイソシアネート、 1,4−フ
ェニレンジイソシアネートなど、ならびに上記の2種以
上のジイソシアネートの混合物が挙げられる。好ましい
ジイソシアネートは、4,4′−メチレンビス(フェニル
イソシアネート)である。
ポリウレタン製造で使用する反応方法の種類に関係な
く、ヒドロキシル含有成分(すなわち、ポリエステルも
しくはポリエーテルポリオールとポリオール系連鎖伸長
剤)とジイソシアネート成分とは、反応系全体でのイソ
シアネート当量数(もしくはこの基の数)と全ヒドロキ
シル当量数(もしくはこの基の数)との比率が約1:1
〜約1.0 8:1.0 、好ましくは約1.02:1.03〜約1.07:
1.0 の範囲内となるように使用する。特に好ましいイソ
シアネート(NCO) 基数:全ヒドロキシル(OH)基数の比率
は、約1.03:1.0 〜約1.06:1.0 の範囲内である。
本明細書においてポリウレタンの製造に関して用いた当
量数とは、反応成分のヒドロキシルおよびイソシアネー
ト基に基づいた値である。
本発明に有用なポリウレタンは、熱可塑性ポリウレタン
の合成に対して従来より利用されてきた方法により製造
することができる。このような製造方法の例は、米国特
許第 3,493,364; 4,169,196; 4,202,957; および 3,64
2,964号に記載されている方法である。この方法は、す
べての反応成分を同時に混合して反応させるワンショッ
ト法と、第一工程でまずイソシアネートをポリエステル
もしくはポリエーテルグリコールと反応させ、得られた
イソシアネート末端プレポリマーを次いでジオール系連
鎖伸長剤と反応させるプレポリマー法とに大別される。
ワンショット法には、ポリウレタン生成反応を行う前
に、ジイソシアネートを少量(すなわち、当量基準で約
10%未満)のグリコール成分と反応させて予め擬プレポ
リマーに転化させておく方法も包含される。
成形用組成物 オキシメチレンポリマーに、所望により、可塑剤、ホル
ムアルデヒド掃去剤、離型滑剤、酸化防止剤、充填剤、
着色剤、強化材、光安定剤、顔料、その他の安定剤など
を配合して使用することも、かかる添加剤が、得られた
成形用組成物およびそれから形成された成形品の高い衝
撃強度および導電率をはじめとする望ましい特性に実質
的な悪影響を及ぼさない限り、本発明の範囲内である。
好適なホルムアルデヒド掃去剤には、シアノグアニジ
ン、メラミン類、ポリアミド類、アミン−置換トリアジ
ン類、アミジン類、尿素化合物、カルシウム、マグネシ
ウムなどの塩基性塩、カルボン酸の塩、金属酸化物およ
び水酸化物がある。シアノグアニジン(CNG) が好ましい
ホルムアルデヒド掃去剤である。好適な離型滑剤には、
アルキレンビスステアラミド、長鎖アミド、ワックス、
油類およびポリエーテルグリシドがある。好適な離型滑
剤は、グライコ・ケミカル(Glyco Chemical)社よりアク
ラワックス(Acrawax) C なる商品名で市販されているア
ルキレンビスステアラミドである。好適な酸化防止剤は
ヒンダードビスフェノール類である。特に好適な酸化防
止剤は、チバ・ガイギー社よりイルガノックス(Irgano
x) 259 なる商品名で市販されている 1,6−ヘキメチレ
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシン
ナメート)である。
本発明の導電性ポリアセタール樹脂組成物は、ポリアセ
タール約75〜85重量%、エラストマー性ポリウレタン5
〜20重量%、好ましくは約10重量%、導電性カーボブラ
ック2〜5重量%、好ましくは約4重量%を含有し、残
部は公知の各種安定剤および加工助剤からなる。
本発明の成形用組成物は、使用成分の均質ブレンドもし
くは混合物を生成する任意の慣用の混合法により都合よ
く製造することができる。好ましくは、乾式すなわち溶
融ブレンド方法および装置を使用する。例えば、ポリウ
レタン(ペレット、チップもしくは粒状)をオキシメチ
レンポリマー(ペレット、チップ、粒状もしくは粉末
状)と、典型的には室温で乾式混合し、得られた混合物
を任意の慣用の種類の溶融押出装置で溶融ブレンドする
ことができる。押出装置は約 180〜230 ℃、好ましくは
約 185〜205 ℃の温度に加熱する。
好ましくは、ポリウレタンエラストマーとオキシメチレ
ンポリマーとを均質混合操作に付す前に、乾燥する(個
々に、もしくは一緒に)。乾燥は、露点が約−30〜−40
℃もしくはそれ以下の乾燥空気中で、約70〜110 ℃、好
ましくは80℃以上の温度で行うことができる。また、減
圧乾燥器を用いて、例えば約90℃以上の温度で乾燥を行
うこともできる。乾燥時間は、主として水分含有量、乾
燥温度および使用装置の種類に応じて変動するが、普通
には約2〜6時間もしくはそれ以上である。乾燥をこれ
より長時間、例えば1晩行う場合には、乾燥温度を約70
〜85℃とすることが好ましい。一般に、任意の慣用の乾
燥手段を利用して、水分含有量を、ポリウレタンおよび
オキシメチレンポリマーの合計重量に基づいて約0.1 重
量%以下、好ましくは約0.05重量%以下、特に好ましく
は約0.01重量%以下まで低減させることができる。当業
者には周知のように、水はポリウレタンを高温で処理す
る際にポリウレタンと反応する。
均質混合操作により得られたオキシメチレンポリマー成
形用組成物を次いで、例えば、チョッピング、ペレット
化もしくは粉砕により機械的に細分化して、粒状物、ペ
レット、チップ、フレーク、もしくは粉末状にし、熱可
塑性状態において、例えば、射出成形もしくは押出成形
により加工して、バー、ロッド、プレート、シート、フ
ィルム、リボン、チューブなどをはじめとする各種の成
形品に成形する。
実施例 比較用の従来の導電性ポリアセタール樹脂組成物の試料
(試料A)と、本発明の範囲内の導電性ポリアセタール
樹脂組成物の試料(試料B)とを調製した。各試料の組
成を下記の第2表に示す。試料は、 370〜400 ゜F(188
〜204 ℃)の温度の30ml二軸ZSK 押出機により調製し
た。混練した試料を5オンスのリード(Reed)射出成形機
により200 ゜F(93 ℃)の金型温度で射出成形して試験片
を得た。この2種類の試料の物理的および電気的性質を
第3表に示す。
第3表からわかるように、本発明にかかる組成物である
試料Bの伸びは、従来の導電性ポリアセタール組成物の
伸びに比べて約10倍も大きくなっている。さらに、衝撃
強度はノッチ付アイゾッドおよび実用衝撃強度のいずれ
も本発明の導電性ポリアセタール樹脂組成物の方が著し
く改善されている。しかも、重要な点として、本発明の
ポリアセタール樹脂組成物を使用しても、電気的性質は
従来のカーボンブラック充填量の高い組成物と同程度に
維持されている。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも50%の−OCH2−単位を含有する
    オキシメチレンポリマー、 BET(N2)法で測定した表面積
    が1,200 m2/gより大きく、DBP 吸油量により測定した細
    孔容積が500 cm3/100 gより大きい導電性カーボンブラ
    ック、および得られたポリアセタール樹脂組成物に改善
    された可撓性および衝撃強度を与える量のエラストマー
    性ポリウレタンを含有する、導電性ポリアセタール樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】前記オキシメチレンポリマー75〜85重量
    %、前記導電性カーボンブラック3〜5重量%、および
    前記エラストマー性ポリウレタン5〜20重量%を含有す
    る、請求項1記載のポリアセタール樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記カーボンブラックを約4重量%の量で
    含有する請求項2記載のポリアセタール樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記オキシメチレンポリマーが、メルトイ
    ンデックス約 5.0〜15.0 g/10 min のものである、請求
    項1記載のポリアセタール樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記オキシメチレンポリマーが、メルトイ
    ンデックス約9.0 g/10 minのものである、請求項4記載
    のポリアセタール樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記オキシメチレンポリマーが、少量のエ
    チレンオキシド単位を含有するコポリマーである、請求
    項1記載のポリアセタール樹脂組成物。
  7. 【請求項7】少なくとも50の−OCH2−単位を含有し、メ
    ルトインデックスが約 5.0〜15.0 g/10 min のオキシメ
    チレンポリマー、得られたポリアセタール樹脂組成物に
    改善された可撓性および衝撃強度を与える量のエラスト
    マー性ポリウレタン、および BET(N2)法で測定した表面
    積が1,200 m2/gより大きく、DBP 吸油量により測定した
    細孔容積が500 cm3/100 gより大きい導電性カーボンブ
    ラック3〜5重量%を含有する、導電性ポリアセタール
    樹脂組成物。
  8. 【請求項8】前記オキシメチレンポリマー75〜85重量
    %、および前記エラストマー性ポリウレタン5〜20重量
    %を含有する、請求項7記載のポリアセタール樹脂組成
    物。
  9. 【請求項9】前記カーボンブラックを約4重量%の量で
    含有する請求項8記載のポリアセタール樹脂組成物。
  10. 【請求項10】少なくとも50%の−OCH2−単位を含有
    し、メルトインデックスが約9.0 g/10 minであるオキシ
    メチレンポリマー75〜85重量%、 BET(N2)法で測定した
    表面積が1,200 m2/gより大きく、DBP 吸油量により測定
    した細孔容積が500 cm3/100 gより大きい導電性カーボ
    ンブラック約4重量%、および得られたポリアセタール
    樹脂組成物に改善された可撓性および衝撃強度を与える
    エラストマー性ポリウレタン約10重量%を含有する、導
    電性ポリアセタール樹脂組成物。
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