JP2004503647A - 強化ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

強化ポリアセタール樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

熱可塑性ポリウレタンの含量が、配合組成物の全重量の約1質量%から約15質量%である、配合組成物を生成するように、ポリアセタールと比較的大量のポリウレタンとから調製されたポリアセタールマスターバッチ成分をポリアセタール希釈成分と混合することにより、強化ポリアセタール樹脂組成物およびその作製方法を提供する。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、ポリアセタールの靭性よりも優れた靭性を示すがポリアセタール樹脂に固有の他の望ましい性質を犠牲にしない、ポリアセタール樹脂(本明細書中ではポリオキシメチレンとも記す)を含有する配合組成物に関する。より詳細には、本発明は、熱可塑性ポリウレタンが釣り合いのとれた高レベルの含量で存在するポリアセタールマスターバッチ成分を調製し続いて最終的な配合組成物において釣り合った量のポリウレタンを所望のレベルまで希釈するためにこのマスターバッチ成分をさらなるポリアセタール樹脂と配合することにより製造される、少量の熱可塑性ポリウレタンを含むポリアセタール樹脂組成物を提供する。
【0002】
(発明の背景)
ホルムアルデヒドモノマーまたはトリオキサン(ホルムアルデヒドの三量体である)のような出発物質を重合することにより調製されるポリアセタール樹脂は、優れた機械的および物理的性質、たとえば、引張強度、剛性、耐疲労性、耐摺動性、耐薬品性などを呈する。コモノマーが存在していてもよい。それは、機械部品、電子部品、自動車部品などで広く使用されている。しかしながら、本質的にポリアセタール樹脂だけを含有する従来の組成物を成形することにより得られる特定の成形品については、そのような従来の組成物でこれまで得ることのできた靭性よりも大きな靭性を有することが望ましいであろう。ポリアセタール樹脂の組成物の靭性を改良するには、これまで、実質量の強化剤を組成物に添加することが必要であった。しかしながら、組成物の剛性および成形性が悪影響を受け、それにより、成形が困難になるとともに、操作性および製造コストに対する不利な影響も生じるため、ポリアセタール組成物への実質量の強化剤の添加は敬遠されることが多かった。
【0003】
ポリアセタール樹脂組成物中へのさまざまな添加剤の添加による耐衝撃性の改良に関連する多くの技術が知られている。たとえば、耐衝撃性を改良するための先行技術は、ポリウレタンのような強化剤をポリオキシメチレンに配合することを含む[特開昭59(84)−155452号、特開昭59(84)−155453号および特開昭61(86)−19652号]。
【0004】
米国特許第5,286,807号は、0℃未満の軟質セグメントのガラス転移を有しかつガードナー衝撃により測定される並外れた耐衝撃性を達成するために個別粒子としてポリオキシメチレン中に分散された5〜15質量%の熱可塑性ポリウレタンを有するポリオキシメチレン組成物を開示している。
【0005】
米国特許第4,804,716号は、−15℃未満の軟質セグメントのガラス転移を有しかつガードナー衝撃により測定される並外れた耐衝撃性を達成するために個別粒子としてポリオキシメチレン中に分散された15〜40質量%の熱可塑性ポリウレタンを有するポリオキシメチレン組成物を開示している。
【0006】
特開平4−198355号は、優れた耐衝撃性および機械的性質を有しかつ表面外観および耐熱老化性が良好である成形品を提供するために100質量%のポリオキシメチレン樹脂と1〜150質量%の熱可塑性ポリウレタンとを含むポリオキシメチレン樹脂組成物を開示している。
【0007】
特開平7−207115号は、耐衝撃性を改良するために特定の式で与えられた粒子間平均距離を有する粒子の形態で分散された熱可塑性エラストマー、好ましくは、1〜3000kg/cmの弾性モジュラスを有するポリウレタンまたはポリオレフィンエラストマーを含むポリアセタール樹脂組成物を開示している。
【0008】
特開平5−262957号は、99〜40質量%のポリアセタールと1〜60質量%のポリエステルタイプの熱可塑性ポリウレタンエラストマーと分子中に3個のヒドロキシル基を有する0.01〜10質量%の多価アルコールとを含みかつ剪断条件下において180から250℃の範囲の温度でこれらの成分を溶融混合することにより調製されるポリアセタール樹脂組成物を開示している。
【0009】
上記の組成物の当技術分野での導入にもかかわらず、ポリアセタール樹脂の他の固有の性質に悪影響を及ぼすことなく組成物中のポリアセタールの靭性を改良する手段に対する要求が依然として存在する。また、ポリアセタールとポリウレタンとから配合組成物を調製する場合、加工および成形中に遭遇する高温におけるポリウレタンの存在から生じるポリウレタンのいかなる有意な分解もいかなるポリアセタールの黄変も抑制するように調製することが望ましいであろう。
【0010】
本発明者らによる広範な研究は、ポリアセタール単独での特徴的な靭性よりも大きな靭性が得られるがポリアセタール樹脂に固有の他の望ましい性質が相殺されて損なわれることのない本発明の配合組成物に結びついた。
【0011】
(発明の概要)
一態様において、本発明は、(a)ポリアセタールマスターバッチ成分と(b)ポリアセタール希釈成分とを混合状態で含む配合組成物を包含する。
【0012】
他の態様において、本発明は、(a)ポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタンとからポリアセタールマスターバッチ成分を調製する工程と、(b)ポリアセタールマスターバッチ成分をポリアセタール希釈成分と混合する工程と、(c)配合組成物を回収する工程とを含む、配合組成物を作製する方法を包含する。
【0013】
さらに他の態様において、本発明は、(a)ポリアセタール樹脂と、(b)−30℃未満のガラス転移温度を有する軟質セグメントを含有する熱可塑性ポリウレタンとを含む強化組成物であって、
(i)前記強化組成物を、ポリアセタール希釈成分とポリアセタールマスターバッチ成分を混合することにより調製し、
(ii)前記ポリアセタールマスターバッチ成分を、熱可塑性ポリウレタンとポリアセタール樹脂を混合することにより調製し、前記熱可塑性ポリウレタンは、該マスターバッチ成分の約10質量%から約60質量%であり、および
(iii)前記強化組成物が、約1質量%から約15質量%の全熱可塑性ポリウレタン含量を有する、
ことを特徴とする組成物を包含する。
【0014】
さらなる態様において、本発明は、本発明の配合組成物から調製される製造物品を包含する。
【0015】
(発明の詳細な説明)
本発明の配合組成物は、ポリアセタールマスターバッチ成分をポリアセタール希釈成分と混合することにより調製される。ポリアセタールマスターバッチ成分は、ポリアセタール樹脂と、ポリウレタン、好ましくは熱可塑性ポリウレタンとを混合することにより調製される。ポリアセタール希釈成分は、ポリアセタール樹脂である。ポリウレタンの含量は、ポリアセタールマスターバッチ成分中のほうが最終的な配合組成物中よりも実質的に多い。したがって、ポリウレタンの相対含量をマスターバッチ成分に特徴的なより高いレベルから最終な配合組成物中の所望のより低いレベルに希釈するために、ポリアセタール希釈成分を使用する。本発明の方法は、上記のような方式の配合組成物の調製法を包含する。
【0016】
ポリアセタールマスターバッチ成分を作製するためにおよびポリアセタール希釈成分としてここで使用されるポリアセタール樹脂は、その末端基がエステル化またはエーテル化により末端キャップ化されている、ホルムアルデヒドのまたはホルムアルデヒドの環状オリゴマーのホモポリマーを含み;およびコポリマーの末端基をヒドロキシル末端にすることができるかまたはエステル化もしくはエーテル化により末端キャップ化することができる、ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒドの環状オリゴマーと主鎖中に少なくとも2個の隣接する炭素原子を有するオキシアルキレン基を生成する他のモノマーとのコポリマーをも含む。
【0017】
本発明の組成物で使用されるポリアセタールは、分枝状または線状であることができ、その末端基は保護されていないかまたは保護されているかのいずれかである。ポリアセタール樹脂は、一般的には、約10,000から約100,000、好ましくは約20,000から約70,000、より好ましくは約35,000から約70,000の範囲の数平均分子量を有するであろう。分子量は、便宜上、60および1000オングストロームの公称細孔径を有するDu Pont PSMバイモードカラムキットを用いて、m−クレゾール中、160℃でゲル浸透クロマトグラフィーにより測定することができる。
【0018】
上述したように、本発明で使用されるポリアセタールは、ホモポリマー、コポリマー、またはそれらの混合物のいずれかであることができる。コポリマーは、一般的には、ポリアセタール組成物を調製するのに使用されるような1つまたは複数のコモノマーを含有することができる。より一般的に使用されるコモノマーは、2〜12個の炭素原子のアルキレンオキシドおよびホルムアルデヒドとのそれらの環状付加生成物を含む。コモノマーの量は、20重量パーセントよりも多くなることはなく、好ましくは15重量パーセント以下、より好ましくは約2重量パーセントであろう。最も好ましいコモノマーは、エチレンオキシドである。一般的には、ポリアセタールホモポリマーは、そのより大きな剛性のため、コポリマーよりも好ましい。好ましいポリアセタールホモポリマーは、エステル基またはエーテル基、好ましくはそれぞれアセテート基またはメトキシ基を形成する化学反応により末端ヒドロキシル基が末端キャップ化されたものを含む。
【0019】
本発明に有用なポリウレタンは、1分子あたり少なくとも2個のヒドロキシル基を有しかつ少なくとも約500、好ましくは約550から約5,000まで、より好ましくは約1,000から約2,500までの分子量を有する高分子軟質セグメント前駆体(「ポリオール」)、たとえば、2価のポリエステルまたはポリアルキレンエーテルジオールを反応させることにより調製される。ポリオールは、いくらかの分枝は存在することができるが実質的に線状のポリウレタンポリマーが生成するような比で有機ジイソシアネートと反応させる。約250未満の分子量を有するジオール連鎖延長剤を組み入れてもよい。ポリマー中のイソシアネート対ヒドロキシルのモル比は、好ましくは約0.95から1.08まで、より好ましくは0.95から1.05、最も好ましくは0.95から1.02である。さらに、ポリウレタンの分子量を制御するために単官能性のイソシアネートまたはアルコールを使用することができる。
【0020】
好適なポリエステルポリオールは、1つまたは複数の二価アルコールと1つまたは複数のジカルボン酸とのポリエステル化生成物を含む。好適なジカルボン酸は、アジピン酸、スクシン(succine)酸、セバシン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、チオジプロピオン酸およびシトラコン酸ならびに少量の芳香族ジカルボン酸を含むそれらの混合物を含む。好適な二価アルコールは、エチレングリコール、1,3−または1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチルペンタンジオール−1,5、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジオールおよびそれらの混合物を含む。さらに、ヒドロキシカルボン酸、ラクトンおよび環状カーボネート、たとえば、ε−カプロラクトンおよび3−ヒドロキシ酪酸を、ポリエステルの調製に使用することができる。ポリオールとして使用するのに好ましいポリエステルは、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(1,4−ブチレンアジペート)、これらのアジペートとポリε−カプロラクトンとの混合物を含む。
【0021】
好適なポリエーテルポリオールは、1つまたは複数のアルキレンオキシドと、水、エチレングリコール、1,2−または1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールおよび1,5−ペンタンジオール、ならびにそれらの混合物のような活性水素含有基を有する少量の1つまたは複数の化合物と、の縮合生成物を含む。好適なアルキレンオキシド縮合物は、エチレンオキシド、1,2−プロピレンオキシドおよびブチレンオキシドならびにそれらの混合物の縮合生成物を含む。好適なポリアルキレンエーテルグリコールは、テトラヒドロフランから調製することもできる。さらに、好適なポリエーテルポリオールは、エチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/またはテトラヒドロフラン(THF)から誘導されるエーテルグリコールのようなコモノマーを、特に、ランダムまたはブロックコモノマーとして含有することができる。このほか、副次量の3−メチルTHFとのTHFポリエーテルコポリマーを使用することもできる。
【0022】
ポリオールとして使用するのに好ましいポリエーテルは、ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール(PTMEG)、ポリ(プロピレンオキシド)グリコール、プロピレンオキシドとエチレンオキシドとのコポリマー、およびテトラヒドロフランとエチレンオキシドとのコポリマーを含む。他の好適な高分子ジオールは、性質上ほぼ炭化水素であるもの、たとえば、ポリブタジエンジオールを含む。
【0023】
好適な有機ジイソシアネートは、1,4−ブチレンジイソシアネート;1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート;シクロペンチレン−1,3−ジイソシアネート;4,4”−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート;2,4−トリレンジイソシアネート;2,6−トリレンジイソシアネート;2,4−および2,6−トリレンジイソシアネートの異性体混合物;4,4”−メチレンビス(フェニルイソシアネート);2,2−ジフェニルプロパン−4,4”−ジイソシアネート;p−フェニレンジイソシアネート;m−フェニレンジイソシアネート;キシリレンジイソシアネート;1,4−ナフチレンジイソシアネート;1,5−4−ナフチレンジイソシアネート;4,4”−ジフェニルジイソシアネート;アゾベンゼン−4,4”−ジイソシアネート;m−またはp−テトラメチレンジイソシアネート;1−クロロベンゼン−2,4−ジイソシアネートを含む。4,4”−メチレンビス(フェニルイソシアネート);1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート;4,4”−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートおよび2,4−トリレンジイソシアネートが好ましい。
【0024】
アジピルクロリドとピペラジンとから誘導される結合を含む第二級アミド結合ならびにPTMEGおよび/またはブタンジオールのビス−クロロホルメートから誘導される結合を含む第二級ウレタン結合をポリウレタンに導入することもできる。
【0025】
熱可塑性ポリウレタンの調製で連鎖延長剤として使用するのに好適な二価アルコールは、酸素結合または硫黄結合により中断されていないかまたは中断されているかのいずれかである炭素鎖を含有する二価アルコール、たとえば、1,2−エタンジオール;1,2−プロパンジオール;イソプロピル−a−グリセリルエーテル;1,3−プロパンジオール;1,3−ブタンジオール;2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール;2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール;2−エチル−2ブチル−1,3−プロパンジオール;2−メチル−2,4−ペンタンジオール;2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール;2−3エチル−1,3−ヘキサンジオール;1−4−ブタンジオール;2,5−ヘキサンジオール;1,5−ペンタンジオール;ジヒドロキシ−シクロペンタン;1,6−ヘキサンジオール;1,4−シクロヘキサンジオール;4,4”−シクロヘキサンジメチロール;チオジグリコール;ジエチレングリコール;ジプロピレングリコール;2−メチル−1,3−プロパンジオール;2−メチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール;ヒドロキノンのジヒドロキシエチルエーテル;水素化ビスフェノールA;ジヒドロキシ−エチルテレフタレートおよびジヒドロキシメチルベンゼン、ならびにそれらの混合物を含む。1,4−ブタンジオールテレフタレートのヒドロキシル末端オリゴマーを用いて、ポリエステル−ウレタン−ポリエステルの繰り返し構造を与えることもできる。ジアミンを連鎖延長剤として用いて、ウレア結合を与えることもできる。1,4−ブタンジオール、1,2−エタンジオールおよび1,6−ヘキサンジオールが好ましい。
【0026】
熱可塑性ポリウレタンの調製では、イソシアネート対ヒドロキシルの比は1に近くなければならず、反応は1工程の反応であることができる。本発明の組成物で使用されるポリウレタンは、典型的には、約−30℃未満のガラス転移温度を有する軟質セグメント、すなわち、ポリオールの取り込みの結果として形成されるセグメントを有する。
【0027】
本発明のポリアセタールの配合組成物に関しては、所望の性質を得るためにエンジニアリング樹脂で慣用される公知の添加剤を混合してもよい。これらの任意の添加剤は、たとえば、滑剤、核剤、離型剤、静電防止剤、界面活性剤、有機高分子材料;および無機または有機の、繊維状、顆粒状、または板状の充填剤を含む。これらの添加剤は、本発明の効果を損なわないレベルの含量で、単独または2種以上の組み合わせのいずれかで使用することができる。
【0028】
本発明のポリアセタール組成物のために使用しうる代表的な滑剤は、限定されるものではないが、ジメチルポリシロキサンおよびそれらの変性体のようなシリコーン;オレイン酸アミド;エルカ酸アミド;ステアリン酸アミド;ビスアミドのようなビス脂肪酸アミド;非イオン界面活性剤;炭化水素ワックス;クロロ炭化水素;フルオロカーボン;オキシ脂肪酸を含む脂肪酸;脂肪酸の低級アルコールエステルを含むエステル;多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロールを含むアルコール;ならびに金属を有するラウリン酸またはステアリン酸のような金属石鹸などを含む。
【0029】
また、樹脂の熱劣化を予防し、かつフィッシュアイおよび塊の形成を抑制するために(不均一塊の破壊)、酸化防止剤を添加することが望ましい。ヒンダードフェノールタイプの酸化防止剤は、本発明で最も好ましい。100℃超、特に120℃超の融点を有するそれらの酸化防止剤は、最も好ましい。
【0030】
また、本発明の組成物に熱安定化剤を添加することが望ましい。これらは、ポリアミド化合物、特にナイロンターポリマー、ヒドロキシ含有ポリマー、および非融解性窒素またはヒドロキシ含有化合物、たとえば、ポリアミド6、ポリアミド6/12コポリマー、ポリアミド6/66/610ターポリマー、ポリアミド6/66/612ターポリマー、エチレン−ビニルアルコールコポリマー、アクリルアミド(コ)ポリマー、アクリルアミド/N,N−メチレンビス−アクリルアミドコポリマーを含む。
【0031】
本発明の組成物を調製するために、最初に、ポリウレタンをポリアセタールと配合し、次に、溶融混合および押出を行ってポリアセタールマスターバッチ成分を調製する。ポリアセタールマスターバッチ成分に組み込むために使用されるポリウレタンの量は、ポリアセタールマスターバッチ成分をポリアセタール希釈成分と混合したときに、得られる配合組成物が約1質量%から約15質量%の範囲内の最終的ポリウレタン含量を有するように、調節しなければならないが、約1質量%から約10質量%、約1質量%から約5質量%、約1質量%から5質量%未満、または約1質量%から約4質量%のようなより少ない量も、所望の結果を与える。ポリアセタールマスターバッチ成分とポリアセタール希釈成分との混合物から形成される配合組成物中の上述した範囲の全ポリウレタン含量は、耐衝撃性およびポリアセタール樹脂の他の固有の望ましい性質の両方の優れたバランスを達成する。
【0032】
上述した最終的な配合組成物中のポリウレタン含量は、約40質量%から約90質量%のポリアセタールと約10質量%から約60質量%のポリウレタン;好ましくは約60質量%から約75質量%のポリアセタールと約25質量%から約40質量%のポリウレタンの比の成分からポリアセタールマスターバッチ成分を調製することにより、取得することができる。ポリアセタールマスターバッチ成分を調製したら、典型的には、それをポリアセタール希釈成分と、約5質量%から約60質量%のマスターバッチ成分と約40質量%から約95質量%の希釈成分;好ましくは約10質量%から約40質量%のマスターバッチ成分と約60質量%から約90質量%の希釈成分の比で組み合わせる。本発明の配合組成物の調製の結果として、ポリウレタンは、約0.2ミクロンから約5ミクロンの範囲のサイズを有する粒子としてポリアセタールのマトリックス中に分散された状態になる。
【0033】
本発明の強化ポリアセタールの配合組成物は、任意の周知の製造方法により製造することができる。たとえば、押出機を使用することにより、ポリアセタールマスターバッチ成分およびポリアセタール希釈成分の一方または両方を乾燥粉末として、濃縮物として、分散体として、または溶液として添加することが可能であり;ならびに、押出機内で同時にまとめて配合、溶融、および押出を行うことが可能である。また、ポリアセタールとポリウレタンとからのポリアセタールマスターバッチ成分の調製、およびそれに続くマスターバッチ成分とポリアセタール希釈成分との配合は、適切に時間設定された段階的シーケンスとして同一のミキサー中で行うことが可能である。さらに、マスターバッチ成分から作製されたペレットと希釈成分から作製されたペレットとを混合し、成形品の製造のために成形機に供給することも可能である。さらに、適切なスクリューが配設された成形機では、成形品の製造のために、ポリアセタールマスターバッチ成分およびポリアセタール希釈成分を直接供給することも可能である。
【0034】
本発明の方法は、上記の方式で配合される組成物の調製法を包含する。
【0035】
成形品のような製造物品は、本発明のポリアセタールの配合組成物から調製することが可能である。プラスチック成形技術分野で慣用される任意の成形方法、たとえば、圧縮成形、真空成形、射出成形、押出成形、吹込成形、回転成形、溶融紡糸、および熱成形を使用することが可能である。本発明の組成物に関係した物品を取得するのに特に好ましいのは、射出成形である。たとえば、ギヤー、バックルおよび玩具部品は、本発明の組成物から作製することが可能である。上述した本発明の組成物の成形方法は、上述した本発明の組成物を作製する方法と組み合わせることが可能である。
【0036】
実施例
サンプル材料を用いて行われる試験により、本発明およびその有利な技術的効果について説明する。本発明の実施例(実施例1〜5)を、本発明の組成物の性質を有していない種々の対照の配合物(対照A〜E)と対比する。実施例は、本発明について説明する目的で提示されたものであり、本発明の範囲に対する限定であると解釈してはならない。
【0037】
試験方法:
実施例および対照において、ポリアセタールの配合組成物およびそれから作製された成形品の特性を、次の試験方法により測定した。
【0038】
ISO179/1eA(シャルピー衝撃)に従って耐衝撃性を測定した。ISO3167に従って各サンプルを引張試験片として射出成形し、成形後、試験片を室温(約25℃)で少なくとも1週間放置してから試験にかけた。
【0039】
ISO178に従って曲げモジュラスを測定した。ISO3167に従って各サンプルを引張試験片として射出成形し、成形後、試験片を室温で少なくとも1週間放置してから試験にかけた。
【0040】
ISO527−1/−2に従って伸びを測定した。ISO3167に従って各サンプルを引張試験片として射出成形し、成形後、試験片を室温で少なくとも1週間放置してから試験にかけた。
【0041】
成分:
実施例および対照で使用したポリアセタール樹脂は、両方ともデラウェア州WilmingtonのE.I.du Pont de Nemours and Companyにより製造されたポリアセタールホモポリマーであるDelrin(登録商標)500キャップ化ポリマー(これ以降CP500)およびDelrin(登録商標)100キャップ化ポリマー(これ以降CP100)であった。米国特許第4,804,716号に記載されているような熱可塑性ポリウレタンをポリウレタンとして使用し(これ以降TPU)、それからポリアセタールマスターバッチ成分を調製した。
【0042】
調製:
220℃および310rpmで押出機(Toshiba二軸スクリュー押出機)により70質量%のCP100を30質量%のTPUと混合し、得られた樹脂をペレット化してマスターバッチ成分のペレットを調製する。得られたマスターバッチペレットをCP500と混合して希釈し、ポリウレタンが30質量%よりもかなり少ない含量レベルで存在する配合組成物を得る。実施例1〜5で得られた配合組成物中のポリウレタンの含量レベルを表1に示す。対照A〜Eは、実施例のそれぞれの配合組成物の場合と同一レベルの含量でポリウレタンを添加するがポリアセタール希釈成分の添加前にマスターバッチ成分の事前調製を行わずに得たものであった。
【0043】
評価の結果を表2に列挙する。この結果は、ポリアセタール希釈成分と混合する前にポリアセタールマスターバッチ成分を最初に調製することにより、配合組成物を調製した場合、耐衝撃性が改良されると同時にポリアセタール樹脂の他の固有の望ましい性質との良好なバランスが保持された配合組成物が得られることを実証している。
【0044】
【表1】
Figure 2004503647
【0045】
【表2】
Figure 2004503647

Claims (21)

  1. (a)ポリアセタール樹脂と、(b)−30℃未満のガラス転移温度を有する軟質セグメントを含有する熱可塑性ポリウレタンとを含む強化組成物であって、
    (i)前記強化組成物を、ポリアセタール希釈成分とポリアセタールマスターバッチ成分を混合することにより調製し、
    (ii)前記ポリアセタールマスターバッチ成分を、熱可塑性ポリウレタンとポリアセタール樹脂を混合することにより調製し、前記熱可塑性ポリウレタンは、該マスターバッチ成分の約10質量%から約60質量%であり、および
    (iii)前記強化組成物が、約1質量%から約15質量%の全熱可塑性ポリウレタン含量を有する
    ことを特徴とする組成物。
  2. 前記ポリアセタールマスターバッチ成分中で、または前記ポリアセタール希釈成分として利用される前記ポリアセタール樹脂が、ホモポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ポリアセタールマスターバッチ成分中で前記ポリアセタール希釈成分として利用される前記ポリアセタール樹脂が、アセタールコポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 前記アセタールコポリマーが、ホルムアルデヒドとエチレンオキシドとから調製されることを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  5. 前記ポリウレタンが、約0.2ミクロンから約5ミクロンのサイズを有する粒子として前記ポリアセタール中に分散されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  6. 安定化剤、衝撃改質剤、補強剤、静電防止剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、充填剤および着色剤からなる群より選択される1つまたは複数の添加剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  7. 製造物品の形態であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  8. (a)ポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタンとからポリアセタールマスターバッチ成分を調製する工程、(b)該ポリアセタールマスターバッチ成分をポリアセタール希釈成分と混合する工程、および(c)配合組成物を回収する工程、を含むことを特徴とする配合組成物を作製する方法。
  9. 前記配合組成物中のポリウレタン含量が約1質量%から約15質量%であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記ポリアセタールマスターバッチ成分中で、または前記ポリアセタール希釈成分として利用される前記ポリアセタール樹脂が、ホモポリマーまたはコポリマーであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記ポリアセタールマスターバッチ成分に含まれる前記ポリウレタンが約−30℃未満の軟質セグメントのガラス転移温度を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 前記ポリウレタンが、約0.2ミクロンから約5ミクロンのサイズを有する粒子として前記ポリアセタール中に分散されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 請求項8に記載の方法であって、工程(b)が、前記ポリアセタールマスターバッチ成分を、ポリアセタール希釈成分、ならびに安定化剤、衝撃改質剤、補強剤、静電防止剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、充填剤および着色剤からなる群より選択される1または複数の添加剤と、混合する工程を含むことを特徴とする方法。
  14. (a)ポリアセタールマスターバッチ成分と、(b)ポリアセタール希釈成分とを混合状態で含むことを特徴とする配合組成物。
  15. 前記配合組成物中のポリウレタン含量が約1質量%から約15質量%であることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  16. 前記配合組成物中のポリウレタン含量が約1質量%から5質量%未満であることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  17. 前記ポリアセタールマスターバッチ成分中で、または前記ポリアセタール希釈成分として利用される前記ポリアセタール樹脂がホモポリマーまたはコポリマーであることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  18. 前記ポリアセタールマスターバッチ成分に含まれる前記ポリウレタンが約−30℃未満の軟質セグメントのガラス転移温度を有することを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  19. 前記ポリウレタンが、約0.2ミクロンから約5ミクロンのサイズを有する粒子として前記ポリアセタール中に分散されることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  20. 安定化剤、衝撃改質剤、補強剤、静電防止剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、充填剤および着色剤からなる群より選択される1つまたは複数の添加剤をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  21. 製造物品の形態であることを特徴とする請求項14〜20のいずれか1項に記載の組成物。
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