JPH0651544A - 電子写真感光体、それを有する電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ - Google Patents
電子写真感光体、それを有する電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリInfo
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- JPH0651544A JPH0651544A JP4196484A JP19648492A JPH0651544A JP H0651544 A JPH0651544 A JP H0651544A JP 4196484 A JP4196484 A JP 4196484A JP 19648492 A JP19648492 A JP 19648492A JP H0651544 A JPH0651544 A JP H0651544A
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Abstract
有する電子写真感光体を提供する。 【構成】 下記式[I],[II]の構造を有するポリカ
ーボネートのランダム共重合体を含有する感光層を有す
る電子写真感光体である。 (式中、Aは炭素数1乃至10の直鎖、分岐鎖或は環状
のアルキリデン基、アリール置換アルキリデン基、及び
アリーレン基を示し、R1乃至R16は水素原子、ハロ
ゲン原子、水酸基及び炭素数1乃至4のアルキル基を示
す。)
Description
し、詳しくは特定の構造を有する樹脂を含有する感光層
を有する電子写真感光体に関する。また、本発明は、該
感光体を有する電子写真装置、装置ユニット及びファク
シミリに関する。
真プロセスに応じた所定の感度、電位特性や光学特性を
備えていることが要求されることはもちろんであるが、
特に繰り返し用いられる電子写真感光体にあっては、帯
電、現像、転写及びクリーニングなどの電気的及び機械
的外力に対する耐久性が要求される。
やNOXによる感度低下や暗部電位低下、残留電位増
加、及び摺擦によって発生する表面の摩耗や傷などに対
する耐久性が要求される。
おいては、通常その表面層は樹脂を含有しているため、
樹脂の特性が感光体の特性に大きな影響を及ぼす要因の
ひとつとなる。
てはビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂(以下、
ポリカーボネートAという)や、U.S.P.2999
750や特開昭62−187353号公報に記載される
ような変性ポリカーボネート樹脂が提案されているが、
これらの樹脂には以下に示すような問題点を有してい
る。 (1)樹脂の溶解性が悪く、ジクロロメタンや1、2−
ジクロロエタンなどのハロゲン化脂肪族炭化水素類の一
部にしか良好な溶解性を示さない。これらのハロゲン化
脂肪族炭化水素類は低沸点のため、これらの溶剤で調製
した塗工液を用いて感光体を製造すると塗工面が白化し
易く、また、塗工液の固形分を一定にするなどの工程管
理にも手間がかかる。 (2)ハロゲン化脂肪族炭化水素類以外の溶剤に対して
は、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、あるいはそれらの混合溶剤に一部可溶であるが、そ
の溶液は数日以内でゲル化するなど経時安定性が悪い。
(以下、ポリカーボネートZという)を用いることによ
り、これらの問題は解決されたが、電子写真分野におけ
る近年の更なる高画質化、高耐久化及び高生産化に伴
い、要求される特性を更に高い水準で満足する樹脂が検
討されている。
従来のポリカーボネート樹脂が有していた上記のような
問題点を解決し、潤滑性や耐摩耗性といった機械的特性
に優れ、繰り返し使用しても安定して高画質の画像が得
られ、更に安価で製造も容易な電子写真感光体を製造す
ることにある。
光体を有する電子写真装置、装置ユニット及びファクシ
ミリを提供することにある。
支持体上に感光層を有する電子写真感光体において、感
光層が下記式[I]
及び炭素数1乃至4のアルキル基を示す。)で示される
構成単位及び下記式[II]
のアルキリデン基、アリール置換アルキリデン基、及び
アリーレン基を示し、R9乃至R16は水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基及び炭素数1乃至4のアルキル基を示
す。)で示される構成単位を有するランダム共重合体を
含有することを特徴とする電子写真感光体である。
する電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリであ
る。
下記式[III]
構造を有するビスフェノールと下記式[IV]
示される構造を有するビスフェノールをホスゲン、炭酸
エステルまたはクロロホーメートなどの存在下で界面重
合させることによって得ることができる。
位はポリカーボネート樹脂に好適な柔軟性を付与するた
めに導入され、フェノール基の自由回転を防げず、かつ
エーテル結合の柔軟性を付与し、機械的特性及び耐久性
を向上することができるものと考えられる。
好ましい具体例としては以下のものが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。
されるビスフェノールが好ましい。
単位はポリカーボネート樹脂に好適な機械的強度を付与
するものと考えられる。
ましい具体例を以下に挙げるが、これらに限定されるも
のではない。
V−8)、(IV−16)、(IV−19)及び(IV
−20)が好ましく、特には(IV−3)及び(IV−
8)が、更には(IV−3)が好ましい。
るゲールの発生、即ち溶液の保存安定性は単に上記成分
の共重合体を形成するだけでは良好には防止できず、共
重合体を特にランダム共重合体とすることにより、ポリ
マーセグメント自体の結晶性を低下させることによって
良好に達成することができる。つまり本発明は、共重合
体をランダムに共重合した共重合体とすることによりゲ
ル化速度を著しく低下し、黒ポチと言った画像欠陥を防
止することができる。更に、構成単位の構造中に嵩高く
ない基を導入することは、ポリマー間の重なり合いが向
上し、高感度な電子写真感光体が得られると考えられる
ので特に好ましい。逆に、共重合体のランダム性(均一
性)が維持できない場合には、部分的にブロック状にな
っている部分から共重合体のゲル化が発生し黒ポチと言
った画像欠陥が発生し易い。
は、共重合体を好適な溶媒に溶解し、アルミニウム基
板、もしくはガラス基板といった好適な基板上に塗布し
その被膜の構造を透過型電子顕微鏡(TEM)で観察す
ることによって評価することができる。即ち、共重合体
がランダムに共重合したものであれば被膜をTEMで観
測しても僅かな不均一性も観測されない(図1)が、共
重合体が僅かでもブロックセグメントを有している場合
にはTEMにより被膜に不均一構造が確認される(図
2)ことになる。この様な微視的な不均一構造が巨視的
にはゲルの発生とその結果としての画像欠陥といったこ
とにつながるものと考えられる。
電子写真プロセスに応じて要求される耐キズ性、及び硬
度などを考慮して決定されなければならない。このとき
用いる式[I]で示される構成単位と式[II]で示さ
れる構成単位の割合は、ランダム共重合体を安定して形
成できること、機械的特性、電気特性及びそれらの特性
の環境安定性などを考慮すると共重合比(モル比)にお
いて [I]:[II]=5:95〜95:5 が好ましく、特には [I]:[II]=20:80〜70:30 が好ましく、 [I]:[II]=35:65〜65:35 であるのが更に好ましい。
るが、上述のように機械的特性及び電子写真画像におい
ては共重合体のランダム性及び共重合組成が重要な因子
となっていて、いずれかの成分が大過剰に存在する場合
には共重合体のセグメントのランダム性が維持できない
ためと推定する。
合体の合成例を示す。
し、20℃に保ちながら、これにビスフェノールA(I
V−3)3.65kgと4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル(III−1)3.23kg及びハイドロ
サルファイト8gを溶解した。
加えて撹拌しつつ、p−t−ブチルフェノール148g
を加え、ついでホスゲン3.5kgを60分かけて吹き
込んだ。ホスゲン吹き込み後、結晶化しないように十分
注意しながら、激しく撹拌して反応液を乳化させ、十分
に乳化した後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
撹拌し重合させた。
リン酸で中和した後、洗液のPHが中性になるまで水洗
を繰り返した後、イソプロパノール35リットルを加え
て、重合物を沈殿させた。沈殿物をろ過後、乾燥するこ
とにより白色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
解度は、溶媒100ccに対して1g以上が好ましく、
特には5g以上が好ましい。なぜならば、溶解度が1g
/100ccに満たないと、例えば電解輸送層溶液を調
製した際、その溶液の粘度が低くなり易く、電荷輸送層
として適切な膜厚を得ることができないことがあるから
である。
耐久性、即ち耐摩耗性、耐キズ性及び製造時の粘度、即
ち生産性などの点を考慮すれば、粘度平均分子量(M
v)が10,000から150,000の範囲であるこ
とが好ましく、特には、40,000から100,00
0の範囲であることが好ましい。
重合体が式[I]で示される構造を有する共重合成分を
2種以上有していても良く、同様に式[II]で示され
る構造を有する共重合成分を2種以上有していても良
い。
れる共重合体を2種以上混合して用いても良く、本発明
に用いられる共重合体を他の樹脂と混合して用いること
もできる。かかる他の樹脂としてはポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリビニルカルバゾール樹脂、フェノキシ樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
スレチン樹脂、ポリビニールアセテート樹脂、ポリスル
ホン樹脂、ポリアリレート樹脂及び塩化ビニリデン・ア
クリロニトリル共重合体樹脂などが挙げられる。
荷輸送物質を同一の層に含有した、所謂単一層型でも、
電荷発生物質を含有した電荷発生層と電荷輸送物質を含
有した電荷輸送層に機能分離された、所謂積層型でもよ
いが、本発明においては積層型であることが好ましく、
とくには電荷発生層上に電荷輸送層を積層したものであ
るこよが好ましい。
分散した液を塗布乾燥することによって得られるが、か
かる電荷発生物質としてはスーダンレッド、ダイアンブ
ルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン、アントアントロン
などのキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔料、
インジゴ、チオイジゴなどのインジゴ顔料、アズレニウ
ム塩顔料、銅フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料
などが挙げられる。結着樹脂としては、電荷発生層が表
面層である場合は少なくとも本発明の共重合体が用いら
れるが表面層でない場合は、本発明の共重合体を用いず
に他の樹脂を用いることができる。かかる他の樹脂は前
述したものと同様である。
で1:5〜5:1、特には1:2〜3:1が好ましい。
また電荷発生層の膜厚は5μm以下であることが好まし
く、特には0.05〜2μmであることが好ましい。
てはビフェニレン、アントラセン、ピレン、フェナント
レンなどの多環芳香族化合物、インドール、カルバゾー
ル、オキサジアゾール、ピラゾリンなどの含窒素環式化
合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物などを挙げる
ことができる。
め、適当な結着樹脂に溶解して用いられる。かかる樹脂
として、電荷輸送層が感光体の表面層である場合は本発
明の共重合体が用いられるが表面層でない場合は、本発
明の共重合体を用いずに他の樹脂を用いることができ
る。かかる他の樹脂は前述したものと同様である。
樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾燥するこ
とによって形成される。電荷輸送物質と結着剤樹脂との
混合割合は重量比で、3:1〜1:3が好ましく、特に
は2:1〜1:2が好ましい。
0〜30μmであることが好ましい。
電荷発生物質と電荷輸送物質を結着樹脂に分散及び溶解
した溶液を塗布乾燥することによって得ることができ
る。
場合は少なくとも本発明の共重合体が用いられるが、表
面層でない場合は、本発明の共重合体を用いずに他の樹
脂を用いることができる。かかる他の樹脂は前述したも
のと同様である。
く、特には10〜30μmが好ましい。
を外部からの機械的、化学的または電気的悪影響から保
護する目的で、表面保護層を設けることもできる。保護
層は、少なくとも本発明の共重合体を含有するが、他の
樹脂と混合して用いてもよい。かかる他の樹脂として
は、前述したものと同様である。また表面保護層は樹脂
単体でもよいし、前述したような電荷輸送物質や、導電
性粉体などの導電性物質を含有してもよい。導電性粉体
としては、アルミニウム、銅、ニッケル、銀などの金属
粉体、燐片状金属粉体及び金属短繊維、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化スズなどの導電性金属酸化
物、ポリピロール、ポリアニリン、高分子電解質などの
高分子導電剤、カーボンブラック、カーボンファイバ
ー、グラファイト粉体、有機及び無機の電解質、又はこ
れらの導電性物質で表面を被覆した導電性粉体などが挙
げられる。
を有する形態の層も単に感光層と呼ぶことにする。
慮して決定されるが0.2μm〜15μmが好ましく、
特には0.5μm〜15μmが好ましい。
間に、バリヤー機能と接着機能を兼備した下引層を設け
ることもできる。
ビニルアルコール、ニトロセルソース、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂、ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロ
ンなど)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウ
ムなどが挙げられる。その膜厚は、0.1〜10μmが
好ましく、特には0.1〜5μmが好ましい。
または支持体と下引層との間に支持体の表面欠陥を補う
ための被覆を施すことや、特に画像入力がレーザー光の
場合に問題となる干渉縞の発生を防止することなどを目
的とした導電層を設けることができる。この導電層は、
カーボンブラック、金属粒子又は金属酸化物の導電性粉
体を適当な結着剤樹脂中に分散した溶液を塗布乾燥して
形成することができる。導電層の膜厚は5〜40μmが
好ましく、特には10〜30μmが好ましい。
レーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビー
ドコーティング法、ブレードコーティング法及びビーム
コーティング法などの塗布方法によって塗布されること
ができる。
は、支持体自体が導電性を備えたもの、例えばアルミニ
ウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナ
ジウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケル、イン
ジウム及び金、白金などを用いることができるが、その
外にもアルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウ
ム、酸化錫、酸化インジウム−酸化スズ合金などを真空
蒸着して得られる導電層を有するプラスチック、紙など
あるいは導電性粒子をプラスチックや紙に含浸した支持
体や導電性ポリマーを有するプラスチックなどが挙げら
れる。
状でもベルト状でもよく、適用される電子写真装置によ
って任意の形状にすることが好ましい。
プリンター、LEDプリンター及び液晶シャッター式プ
リンターなどの電子写真装置一般に適用し得るものであ
るが、更には電子写真技術を応用したディスプレイ、記
録、軽印刷、製版及びファクシミリなどの装置にも広く
適用し得るものである。
子写真装置の概略構成例を示す。
型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定の周速度
で回転駆動される。該感光体1はその回転過程で帯電手
段2によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電
を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手段により
光像露光L(スリット露光・レーザービーム操作露光な
ど)を受ける。これにより感光体周面に露光像に対応し
た静電潜像が順次形成されていく。
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取りされて給送された転写材Pの面に順次転写
されていく。
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般い広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも1つを
感光体とともに一体に支持してユニットを形成し、装置
本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレール
などの案内手段を用いて着脱自在の構成にしても良い。
このとき、上記の装置ユニットのほうに帯電手段及び/
または現像手段を伴って構成しても良い。
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光を感光体に照射すること、あるいは、センサーで
原稿を読取り信号化し、この信号に従ってレーザービー
ムの走査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッターア
レイの駆動を行ない感光体に光を照射することなどによ
り行われる。
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図4はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部からの読取デ
ータは、送信回路13を通して相手局に送信される。相
手局から受けたデータは受信回路12を通してプリンタ
ー19に送られる。画像メモリには所定の画像データが
記憶される。プリンタコントローラ18はプリンター1
9を制御している。14は電話である。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路12で復調された後、CPU17は画像情報の複合処
理を行ない順次画像メモリ16に格納される。そして、
少なくとも1ページの画像がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行う。CPU17は、メモ
リ16より1ページの画像情報を読み出しプリンタコン
トローラ18に複合化された1ページの画像情報を送出
する。プリンタコントローラ18は、CPU17からの
1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像情報
記録を行なうべく、プリンタ19を制御する。
録中に、次のページの受信を行なっている。
われる。
説明する。
膜をミクロトーム(ウルトラカットN、ライヘルトニッ
セイ(株)社製)により厚さ約0.1μmの切片とし、
これを四酸化ルテニウムで蒸気染色して試料を作成し、
下記条件で測定を行なった。 (1)TEM:日本電子製JEM2000EX (2)加速電圧:200KV (3)倍率:10000倍
で被覆した導電性酸化チタン粉体50部(重量部、以下
同様)、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20
部、メタノール5部及びシリコーンオイル(ポリジメチ
ルシロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子
量3000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバーで
塗布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの
導電層を形成した。
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を調製し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーで塗布
し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの下引層を
形成した。
(ベンザール化率80%、重量平均分子量11000)
2部及びシクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビー
ズを用いたサンドミル装置で12時間分散してその後に
メチルエチルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液
を得た。この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで
塗布して80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの
電荷発生層を得た。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの。尚、数字は共重合比でモル比を示す(以下同
様)。)10部をジクロロメタン20部、モノクロルベ
ンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この溶液を前述の
電荷発生層上にワイヤーバーで塗布して120℃で60
分間乾燥して膜厚18μmの電荷輸送層を形成した。
摩耗性及び電子写真特性を評価した。耐摩耗性について
は安田精機製のアブレーションテスターNo.101テ
ーバータイプを用い、研磨材としては市販のコピー用紙
を用いた。また電子写真特性については10cm2の導
電性ガラスを用いて光放電特性を測定することによって
得た。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
1と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
1と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
1と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
1と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
均分子量3.2×104)を用いて電荷輸送層を形成し
た以外は、実施例1と全く同様にして感光体を作成し、
評価した。
均分子量3.6×104)を用いて電荷輸送層を形成し
た以外は、実施例1と全く同様にして感光体を作成し、
評価した。
04、TEMによる被膜の観測から微細な不均一構造を
有したもの)を用いて電荷輸送層を形成したことを除
き、実施例1と全く同様にして感光体を作成し、評価し
た。
04、TEMによる被膜の観測から微細な不均一構造を
有したもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実
施例1と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
TEMによる被膜の観測から微細な不均一構造を有した
もの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例1
と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
下記式
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)及び電荷輸送物質として下記式
は、実施例1と全く同様にして感光体を作成し、評価し
た。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
6と全く同様にして、感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
6と全く同様にして、感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実
施例6と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実
施例6と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
均分子量3.2×104)を用いて電荷輸送層を形成し
た以外は、実施例6と全く同様にして感光体を作成し、
評価した。
均分子量3.6×104)を用いて電荷輸送層を形成し
た以外は、実施例6と全く同様にして感光体を作成し、
評価した。
04、TEMによる被膜の観測から微細な不均一構造を
有したもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実
施例6と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
布法をディッピング法とした以外は、実施例1と同様に
して導電層、下引層及び電荷発生層を設けた。但し、電
荷発生物質は実施例6で用いたものを使用した。
の観測から均一構造を有したもの)10部をジクロロメ
タン20部、モノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に
溶解し、この溶液を前述の電荷発生層上にデイップ塗布
して120℃で60分間乾燥して膜厚18μmの電荷輸
送層を形成した。
ープリンタで電子写真特性を評価したところ黒ポチ等が
なくかつ、10,000枚の耐久の後にも摺擦傷の発生
がほとんどなく良好な画像が得られた。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
11と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
11と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
11と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
×104、TEMによる被膜の観測から均一構造を有し
たもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実施例
11と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
均分子量3.2×104)を用いて電荷輸送層を形成し
た以外は、実施例11と全く同様にして感光体を作成
し、評価した。
平均分子量3.6×104)を用いて電荷輸送層を形成
した以外は、実施例11と全く同様にして感光体を作成
し、評価した。
04、TEMによる被膜の観測から微細な不均一構造を
有したもの)を用いて電荷輸送層を形成した以外は、実
施例11と全く同様にして感光体を作成し、評価した。
市販のレーザープリンターで電子写真特性を評価したと
ころ、初期から黒ポチが観測された。また、10,00
0枚の耐久の後、表面層には深い摺擦傷が発生し画像上
に欠陥が発生した。
耐久性と耐摩耗性を有する電子写真感光体を提供するこ
とができる。また、結着剤樹脂としてのポリカーボネー
ト樹脂のゲル化特性、機械的特性も改善されており、電
子写真感光体の製造も容易で、工業上極めて有利であ
る。
写真である。
る。
の概略構成の例である。
のブロック図例である。
形成した薄膜の透過型電子顕微鏡(TEM)写真であ
る。
薄膜の透過型電子顕微鏡(TEM)写真である。
Claims (15)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、感光層が下記式[I] 【外1】 (式中、R1乃至R8は水素原子、ハロゲン原子、水酸基
及び炭素数1乃至4のアルキル基を示す。)で示される
構成単位及び下記式[II] 【外2】 (式中、Aは炭素数1乃至10の直鎖、分岐鎖或は環状
のアルキリデン基、アリール置換アルキリデン基、及び
アリーレン基を示し、R9乃至R16は水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基及び炭素数1乃至4のアルキル基を示
す。)で示される構成単位を有するランダム共重合体を
含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 前記式[I]で示される構成単位が下記
式 【外3】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 前記式[II]で示される構成単位が下
記式 【外4】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項4】 前記式[II]で示される構成単位が下
記式 【外5】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 前記式[II]で示される構成単位が下
記式 【外6】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項6】 前記式[II]で示される構成単位が下
記式 【外7】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項7】 前記式[II]で示される構成単位が下
記式 【外8】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項8】 前記式[I]及び式[II]で示される
構成単位のモル比が5:95〜95:5である請求項1
記載の電子写真感光体。 - 【請求項9】 前記式[I]及び式[II]で示される
構成単位のモル比が20:80〜70:30である請求
項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項10】 前記式[I]及び式[II]で示され
る構成単位のモル比が35:65〜65:35である請
求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項11】 前記感光層が電荷発生層と電荷輸送層
を有する請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項12】 前記電子写真感光体が導電性支持体、
電荷発生層及び電荷輸送層をこの順に有し、かつ該電荷
輸送層が式[I]及び式[II]で示される構成単位を
有するランダム共重合体を含有する請求項11記載の電
子写真感光体。 - 【請求項13】 請求項1に記載の電子写真感光体、静
電潜像形成手段を現像する手段及び現像した像を転写材
に転写する手段を有することを特徴とする電子写真装
置。 - 【請求項14】 請求項1に記載の電子写真感光体、帯
電手段及びクリーニング手段を一体に支持する装置ユニ
ットであって、かつ装置本体に着脱自在であることを特
徴とする装置ユニット。 - 【請求項15】 請求項1に記載の電子写真感光体を有
する電子写真装置及びリモート端末からの画像情報を受
信する手段を有することを特徴とするファクシミリ。
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- 1992-06-29 JP JP4196484A patent/JP2568352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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