JP3287379B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

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JP3287379B2 JP18011195A JP18011195A JP3287379B2 JP 3287379 B2 JP3287379 B2 JP 3287379B2 JP 18011195 A JP18011195 A JP 18011195A JP 18011195 A JP18011195 A JP 18011195A JP 3287379 B2 JP3287379 B2 JP 3287379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体に関
し、詳しくは特定の樹脂を含有する感光層を有する電子
写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方法は米国特許第229769
1号明細書に示されるように、画像露光の間に受けた照
射量に応じて電気抵抗が変化しかつ暗所では絶縁性の物
質をコーティングした支持体よりなる光導電性材料を用
いる。この光導電性材料を用いた電子写真感光体に要求
される基本的な特性としては(1)暗所で適当な電位に
帯電できること、(2)暗所において電位の逸散が少な
いこと、(3)光照射によって速やかに電荷を逸散せし
めることなどが挙げられる。
【0003】従来より電子写真感光体としてはセレン、
酸化亜鉛、硫化カドミウムなどの無機光導電性化合物を
主成分とする感光層を有する無機感光体が広く使用され
てきた。しかし、これらは前記(1)〜(3)の条件は
満足するが熱安定性、耐湿性、耐久性及び生産性におい
て必ずしも満足できるものではなかった。
【0004】無機感光体の欠点を克服する目的で様々な
有機光導電性化合物を主成分とする電子写真感光体の開
発が近年盛んに行われている。例えば、米国特許383
7851号明細書にはトリアリルピラゾリンを含有する
電荷輸送層を有する感光体、米国特許3871880号
明細書にはペリレン顔料の誘導体からなる電荷発生層と
3−プロピレンとホルムアルデヒドの縮合体からなる電
荷輸送層とからなる感光体などが公知である。
【0005】更に、有機光導電性化合物はその化合物に
よって電子写真感光体の感光波長域を自由に選択するこ
とが可能であり、例えばアゾ顔料では特開昭61−27
2754号公報、特開昭56−167759号公報には
可視領域で高感度を示す物質が開示されており、また特
開昭57−19576号公報、特開昭61−22845
3号公報には赤外領域まで感度を有している化合物が開
示されている。
【0006】これらの材料のうち赤外領域に感度を示す
ものは、近年進歩の著しいレーザービームプリンター
(以下LBPと略す)やLEDプリンターに使用されそ
の需要頻度は高くなってきている。
【0007】これら有機光導電性化合物を用いた電子写
真感光体は電気的、機械的双方の特性を満足させるため
に電荷輸送層と電荷発生層を積層させた機能分離型の感
光体として利用される場合が多い。一方当然のことなが
ら、電子写真感光体には適用される電子写真プロセスに
応じた感度、電気的特性、更には光学的特性を備えてい
ることが要求される。
【0008】特に繰り返し使用される電子写真感光体に
おいては、その電子写真感光体表面にはコロナまたは直
接帯電、画像露光、トナー現像、転写工程、表面クリー
ニングなどの電気的及び機械的外力が直接加えられるた
め、それらに対する耐久性も要求される。
【0009】具体的には帯電時のオゾン、及び窒素酸化
物による電気的劣化や、帯電時の放電、クリーニング部
材の摺擦によって表面が摩耗したり傷が発生したりする
機械的劣化、電気的劣化に対する耐久性が求められてい
る。
【0010】電気的劣化は光が照射した部分にキャリア
ーが滞留し、光が照射していない部分と電位差が生じる
現象が特に問題であり、これはフォトメモリーとして生
じる。
【0011】機械的劣化は特に無機感光体と異なり物質
的に柔らかいものが多い有機感光体には、機械的劣化に
対する耐久性が劣り耐久性向上は特に切望されているも
のである。
【0012】上記のような感光体に要求される耐久特性
を満足させるためにいろいろ試みがなされてきた。
【0013】表面層によく使用され摩耗性及び電気特性
に良好な樹脂としてはビスフェノールAを骨格とするポ
リカーボネート樹脂が注目されているが、前述したよう
な問題点すべてを解決できるわけでもなく次のような問
題点を有している。
【0014】(1)溶解性に乏しくジクロロメタンや
1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化脂肪族炭化水
素類の一部にしか良好な溶解性を示さない上、これらの
溶剤は低沸点のため、これらの溶剤で調製した塗工液を
用いて感光体を製造すると塗工面が白化し易い。塗工液
の固形分管理などにも手間がかかる。
【0015】(2)ハロゲン化脂肪族炭化水素類以外の
溶剤に対してはテトラヒドロフラン、ジオキサン、シク
ロヘキサノンあるいはそれらの混合溶剤に一部可溶であ
るが、その溶液は数日でゲル化するなど経時性が悪く感
光体製造には不向きである。
【0016】(3)更に、上記(1)、(2)が改善さ
れたとしてもビスフェノールAを骨格とするポリカーボ
ネート樹脂にはソルベントクラックが発生し易い。
【0017】(4)加えて、従来のポリカーボネート樹
脂では該樹脂で形成された被膜に潤滑性がないため感光
体に傷が付き易く、電子写真感光体の摩耗量を低くする
ようなクリーニング設定では画像欠陥になったり、クリ
ーニングブレードの早期の劣化によるクリーニング不
良、トナー融着などが生じてしまうことがあった。
【0018】前記(1)、(2)に挙げた溶液安定性に
ついてはポリマーの構造単位として嵩高いシクロヘキシ
レン基を有するポリカーボネートZ樹脂を使用するか、
ビスフェノールZ、ビスフェノールCなどと共重合させ
ることによって解決されてきた。
【0019】また、ソルベントクラックについても特開
平6−51544号公報、特開平6−75415号公報
に開示されているように、シリコン変性ポリカーボネー
トやエーテル変性ポリカーボネートを用いることにより
解決することが可能である。ところが、これら変性ポリ
カーボネートは従来のポリカーボネート樹脂に比べソル
ベントクラックを対策するためにポリマー内の内部応力
に対して柔軟性をもたせている構造をとっているため、
結果、重合体本体の機械的強度が低下するという欠点が
あった。
【0020】更に近年、特開昭57−17826号公報
及び特開昭58−40566号公報に開示してあるよう
な帯電部材に直接電圧をかけ電子写真感光体に電荷を印
加する直接帯電方式が主流となりつつある。
【0021】これは導電ゴムなどで構成されたローラー
状の帯電部材を直接電子写真感光体に当接させ電荷を印
加する方法であり、スコロトロンなどに比べ、オゾン発
生量が格段に少ない、スコロトロンは帯電器に流す電流
の80%前後はシールドに流れるため浪費されるのに対
して、直接帯電はこの浪費分がなく非常に経済的であ
る、などのメリットを持つ。
【0022】しかし、直接帯電はパッシェン則による放
電による帯電のため帯電安定性が非常に悪いという欠点
をもつ。この対策として直流電圧に交流電圧を重畳させ
た、いわゆるAC/DC帯電方式が考案されている(特
開昭63−149668号公報)。
【0023】この帯電方式により帯電時の安定性は良化
したが、ACを重畳するために電子写真感光体表面の放
電量は大幅に増大するため電子写真感光体の削れ量が増
加してしまうという欠点を新たに生じてしまい、機械的
強度のみならず電気的強度も要求されるようになってき
た。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のポリカーボネート樹脂を表面層として有していた問題
点を解決し、耐ソルベントクラック性を持ちつつ機械的
強度が強く、かつ直接帯電による耐電気特性が良好であ
り製造が容易な電子写真感光体を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、導
電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体におい
て、該感光体の表面層が下記一般式(1)
【0026】
【外5】 (式中、R1 〜R8 は同一または異なって、アリル基、
水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
ル基及び置換もしくは無置換のアリール基からなる群よ
り選ばれる少なくともひとつの基を示し、R1 〜R8
少なくともひとつはアリル基であり、Xは単結合、−O
−、−S−及び−CR10(R11)−からなる群より選ば
れ、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、置換もし
くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
ル基及びR10とR11が結合して式中の炭素原子と共に置
換もしくは無置換の2価のアルキリデン基を形成するの
に必要な残基からなる群より選ばれる少なくともひとつ
の基を示し、R9 は同一または異なって、水素原子、ハ
ロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基及び置換
もしくは無置換のアリール基からなる群より選ばれる少
なくともひとつの基を示す。)で示される構成単位を有
する重合体を含有することを特徴とする電子写真感光体
である。
【0027】また、本発明は、上記電子写真感光体を有
するプロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0028】本発明におけるハロゲン原子としては、フ
ッ素原子、塩素原子及び臭素原子などが挙げられ、アル
キル基としてはメチル基、エチル基及びプロピル基など
が挙げられ、アリール基としてはフェニル基などが挙げ
られ、アルキリデン基としてはシクロヘキシリデン基な
どが挙げられる。また、これらが有してもよい置換基と
しては、上述のようハロゲン原子、アルキル基及びアリ
ール基などが挙げられる。なお、Xはが単結合であると
いうのは、一般式(1)中のXに結合した2つのフェニ
レン基が他の原子を介さずに直接結合されている状態を
いい、具体的には後述の構成単位例13及び14の状態
のことをいう。
【0029】一般式(1)で示される構成単位の具体例
を表1で示すが、これらに限られるものではない。
【0030】
【外6】
【0031】
【外7】
【0032】
【外8】
【0033】
【外9】
【0034】好ましい例としては、構成単位例1、2、
3、9が挙げられ、特に構成単位例2が好ましい。
【0035】本発明に用いられる一般式(1)で示され
る構成単位を有する重合体は、下記一般式(3)で示さ
れるビスフェノールを、通常溶解性を上げるためテレフ
タル酸塩化物及びイソフタル酸塩化物の混合物とアルカ
リ下で溶媒/水系中で撹拌することにより界面重合を行
って、得ることができる。
【0036】テレフタル酸塩化物、イソフタル酸塩化物
の比率はその重合体の溶解性を考慮して決定されるもの
で定説はない。ただし、いずれかの塩化物が30mol
%以下になると合成した重合体の溶解性が極端に低下す
るので注意が必要である。通常は1/1の比率で合成す
るのが好ましい。
【0037】
【外10】 (式中、R1 〜R8 は同一または異なって、アリル基、
水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
ル基及び置換もしくは無置換のアリール基からなる群よ
り選ばれる少なくともひとつの基を示し、R1 〜R8
少なくともひとつはアリル基であり、Xは単結合、−O
−、−S−及び−CR10(R11)−からなる群より選ば
れ、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、置換もし
くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
ル基及びR10とR11が結合して式中の炭素原子と共に置
換もしくは無置換の2価のアルキリデン基を形成するの
に必要な残基からなる群より選ばれる少なくともひとつ
の基を示す。)
【0038】(合成例)2,2−ビス(3−アリル−4
−ヒドロキシ)プロパン10mmol、水酸化ナトリウ
ム3g及びトリブチルベンジルアンモニウムクロライド
0.125gを水50mlに入れ攪拌溶解した。この溶
液に、塩化メチレン25mlにテレフタル酸クロリド1
0mmol及びイソフタル酸クロリド10mmolを溶
解した溶液を強攪拌下で投入し、更に3時間攪拌した。
3時間後に酢酸20mmol添加し、塩化メチレン層を
分離した。この塩化メチレン層を中性になるまで水洗を
した後、メタノール中に滴下することによって、析出し
た重合体をロ別した。
【0039】得られた重合体は構成単位例2で示される
構造を有するものであった。
【0040】本発明の電子写真感光体においては、一般
式(1)で示される構成単位が同一のもので構成される
重合体でも、2種類以上の一般式(1)で示される別種
の構成単位からなる共重合体でもよい。
【0041】更に、重合時に溶解性を考慮しビスフェノ
ールZやビスフェノールA、ビスフェノールC、ビスフ
ェノールAFなどの他の一般的なビスフェノールと共重
合体を作成してもよい。ただし、この場合は式(1)で
示される構成単位が全重合体のうち20〜100mol
%存在するのが好ましく、より好ましくは50〜100
mol%である。
【0042】本発明の電子写真感光体は特に優れた耐ソ
ルベントクラック性と機械的強度とAC帯電における耐
電気特性を合わせ持ち、良好な電子写真特性を持ってい
るものである。
【0043】本発明による重合体は構成単位中にアリル
基を有し、電子写真感光体形成時に加熱縮合することに
よって3次元網目化し耐久性を有するものである。
【0044】この3次元化によりソルベントクラックの
要因となる薬品が侵入しても内部応力を維持しクラック
が生じないと推定される。
【0045】機械的強度は3次元構造をとることにより
強固になるものでポリカーボネート樹脂でも同様のこと
が行われており、特開平5−323630号公報などに
開示されている。
【0046】耐電気特性においては3次元化により電気
的劣化による分子切断が起っても急激な膜強度低下が起
きにくく、更にカーボネート結合に比較してアリール基
のエステル結合はAC帯電による電流に強く特に耐電気
性能が上がっている。この理由は確認されていないが、
カーボネート結合はカルボキシ基の両側に酸素原子があ
るためダイポールモーメントが大きく電気エネルギーに
対して弱いためと推測される。
【0047】更に、アリールエステル構造にすることに
より電荷輸送材料とのマッチングがよくなりメモリー特
性も改善されることも判明した。
【0048】以下、本発明に用いる電子写真感光体の構
成について説明する。
【0049】本発明における電子写真感光体は、感光層
が電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単
層型であっても、電荷輸送層と電荷発生層に分離した積
層型でもよいが、電子写真特性的には積層型が好まし
い。
【0050】使用する導電性支持体は導電性を有するも
のであればよく、アルミニウム、ステンレスなどの金
属、あるいは導電層を設けた金属、紙、プラスチックな
どが挙げられ、形状はシート状、円筒状などが挙げられ
る。
【0051】LBPなど画像入力がレーザー光の場合は
散乱による干渉縞防止、または支持体の傷を被覆するこ
とを目的とした導電層を設けてもよい。これはカーボン
ブラック、金属粒子などの導電性粉体をバインダー樹脂
に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は5
〜40μm、好ましくは10〜30μmが適当である。
【0052】その上に接着機能を有する中間層を設け
る。中間層の材料としてはポリアミド、ポリビニルアル
コール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カ
ゼイン、ポリウレタン、ポリエーテルウレタン、などが
挙げられる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布され
る。中間層の膜厚は0.05〜5μm、好ましくは0.
3〜1μmが適当である。
【0053】中間層の上には電荷発生層が形成される。
本発明に用いられる電荷発生材料としてはセレン−テル
ル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニ
ン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリス
アゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナ
クリドン、非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられ
る。機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷発生材料
を0.3〜4倍量の結着剤樹脂及び溶剤とともにホモジ
ナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、
サンドミル、アトライター、ロールミル及び液衝突型高
速分散機などの方法でよく分散し、分散液を塗布、乾燥
させて形成される。電荷発生層の膜厚は5μm以下、好
ましくは0.1〜2μmが適当である。
【0054】電荷輸送層は主として電荷輸送材料と本発
明からなるバインダー樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料
を塗工乾燥して形成する。用いられる電荷輸送材料とし
てはトリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン化合物、
スチルベン化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール
系化合物、トリアリルメタン系化合物、チアゾール系化
合物などが挙げられる。
【0055】これらは0.5〜2倍量のバインダー樹脂
と組み合わされ塗工、乾燥し電荷輸送層を形成する。電
荷輸送層の膜厚は5〜40μm、好ましくは15〜30
μmが適当である。
【0056】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。
【0057】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光などの像露光手段(不図示)からの画像露
光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が
順次形成されていく。
【0058】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取り出されて給紙された転写材7に、転
写手段6により順次転写されていく。
【0059】像転写を受けた転写材7は、感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
【0060】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し像形成に使用され
る。尚、一次帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接
触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
【0061】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカート
リッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカー
トリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電
子写真装置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例
えば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手
段9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持して
カートリッジ化して、装置本体のレール12などの案内
手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッ
ジ11とすることができる。
【0062】また、画像露光光4は、電子写真装置が複
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化
し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、
LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動な
どにより照射される光である。
【0063】一方、ファクシミリのプリンターとして使
用する場合には、画像露光光4は受信データをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。
【0064】コントローラー14は画像読取部13とプ
リンター22を制御する。コントローラー14の全体は
CPU20により制御されている。画像読取部13から
の読取データは、送信回路16を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路15を通して
プリンター22に送られる。画像メモリには所定の画像
データが記憶される。プリンターコントローラ21はプ
リンター22を制御している。17は電話である。
【0065】回線18から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
復号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ページの画像がメモリ19に格納され
ると、そのページの画像記録を行う、CPU20は、画
像メモリ19から1ページの画像情報を読み出し、プリ
ンターコントローラー21に復号化された1ページの画
像情報を送出する。プリンターコントローラー21は、
CPU20からの1ページの画像情報を受け取ると、そ
のページの画像情報記録を行うべくプリンター22を制
御する。CPU20は、プリンター22による記録中
に、次のページの受信を行っている。
【0066】このようにして、画像の受信と記録が行わ
れる。
【0067】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0068】
【実施例】以下、実施例に従って説明する。実施例中、
部は重量部を示す。 (実施例1)30φ254mmのアルミニウムシリンダ
ーを支持体とし、それに、以下の材料より構成される塗
料を支持体上に浸漬法で塗布し140℃、30分熱硬化
して15μmの導電層を形成した。
【0069】 導電性顔料:SnO2 コート処理硫酸バリウム 10部 抵抗調節用顔料:酸化チタン 2部 バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部 レベリング材:シリコーンオイル 0.001部 溶剤:メタノール、メトキシプロパノール0.2/0.8 20部 次に、この上にNメトキシメチル化ナイロン3部及び共
重合ナイロン3部を、メタノール65部及びnブタノー
ル30部の混合溶媒に溶解した溶液を浸漬法で塗布し
0.5μmの中間層を形成した。
【0070】次に、CuKαのXは線回折スペクトルに
おける回折角2θ±0.2°が9.0°、14.2°、
23.9°、27.1°に強いピークを有するオキシチ
タニウムフタロシアニン(TiOPc)4部、ポリビニ
ルブチラール(商品名:エスレックBM2、積水化学
製)2部及びシクロヘキサノン60部を、φ1mmガラ
スビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した後、
エチルアセテート100部を加えて電荷発生層用分散液
を調製した。これを浸漬法で塗布し0.3μmの電荷発
生層を形成した。
【0071】次に、下記構造式のアミン化合物9部
【0072】
【外11】 下記構造式のアミン化合物1部
【0073】
【外12】 及び表2の条件1記載の重合体10部を、モノクロロベ
ンゼン30部及びジクロロメタン70部の混合溶媒に溶
解した。この塗料を浸漬法で塗布し120℃、2時間乾
燥し、25μmの電荷輸送層を形成した。
【0074】次に、評価について説明する。
【0075】装置はヒューレットパッカード製LBP
「レーザージェット4plus」(プロセススピード7
1mm/sec)を改造して用いた。改造は一次帯電の
制御を定電流制御を定電圧制御とした。作成した電子写
真感光体をこの装置で28℃、90%RH下で通紙耐久
を行った。シーケンスはプリント1枚毎に1回停止する
間欠モードとした。
【0076】トナーがなくなったならば補給し、画像に
問題がでるまで耐久した。
【0077】また、研磨テープを用いたテーバー摩耗試
験機を用い15分摩耗させ、そのときの重量減少分を測
定した。
【0078】更に、電子写真感光体の一部に3000l
ux−10分間の白色蛍光灯の光を当て、10分間放置
後明部電位を測定し光を当てる前から明部電位がどれだ
け下がったかを測定しフォトメモリー値とした。
【0079】更に、ソルベントクラック性は表面に樹脂
を付着させ48時間放置し100倍の光学顕微鏡観察に
よりソルベントクラックの有無を観察し、クラックが認
められないものを○、認められたものを×とした。
【0080】その結果を表3に示す。
【0081】
【外13】
【0082】(実施例2〜15)電荷輸送層のバインダ
ー樹脂に表2の条件2から15のものを用いた以外は、
実施例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。そ
の結果を表3に示す。
【0083】
【外14】
【0084】(比較例1〜5)電荷輸送層のバインダー
樹脂に表4の条件1から5のものを用いた以外は、実施
例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。その結
果を表5に示す。
【0085】
【外15】
【0086】
【外16】
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、機械的強度を損なうこ
となく優れた耐ソルベントクラック性を有し、更に機械
的強度が強く、かつ直接帯電による放電に対する耐電気
特性が良好であり、製造が容易な直接帯電に適した電子
写真感光体、及び該感光体を有するプロセスカートリッ
ジ及び電子写真装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
【図2】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリ
のブロック図の例を示す図である。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 画像露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリーニング手段 10 前露光光 11 プロセスカートリッジ 12 レール 13 画像読取部 14 コントローラー 15 受信回路 16 送信回路 17 電話 18 回線 19 画像メモリ 20 CPU 21 プリンターコントローラー 22 プリンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−323630(JP,A) 特開 昭56−17356(JP,A) 特開 昭56−46236(JP,A) 特開 平7−92703(JP,A) 特開 平8−179522(JP,A) Polymers&Polymer Composites,Vol.3,N o.6,(1995),P.421−426 Polymers&Polymer Composites,Vol.2,N o.4,(1994),P.253A−258A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 CA(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、該感光体の表面層が下記一般式
    (1) 【外1】 (式中、R1 〜R8 は同一または異なって、アリル基、
    水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
    ル基及び置換もしくは無置換のアリール基からなる群よ
    り選ばれる少なくともひとつの基を示し、R1 〜R8
    少なくともひとつはアリル基であり、Xは単結合、−O
    −、−S−及び−CR10(R11)−からなる群より選ば
    れ、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、置換もし
    くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
    ル基及びR10とR11が結合して式中の炭素原子と共に置
    換もしくは無置換の2価のアルキリデン基を形成するの
    に必要な残基からなる群より選ばれる少なくともひとつ
    の基を示し、R9 は同一または異なって、水素原子、ハ
    ロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基及び置換
    もしくは無置換のアリール基からなる群より選ばれる少
    なくともひとつの基を示す。)で示される構成単位を有
    する重合体を含有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示される構成単位が下記
    式(2) 【外2】 で示される請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 電子写真感光体、及び帯電手段、現像手
    段及びクリーニング手段からなる群より選ばれる少なく
    ともひとつの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に
    着脱自在であるプロセスカートリッジにおいて、該電子
    写真感光体が導電性支持体上に感光層を有する電子写真
    感光体であって、該感光体の表面層が下記一般式(1) 【外3】 (式中、R1 〜R8 は同一または異なって、アリル基、
    水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
    ル基及び置換もしくは無置換のアリール基からなる群よ
    り選ばれる少なくともひとつの基を示し、R1 〜R8
    少なくともひとつはアリル基であり、Xは単結合、−O
    −、−S−及び−CR10(R11)−からなる群より選ば
    れ、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、置換もし
    くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
    ル基及びR10とR11が結合して式中の炭素原子と共に置
    換もしくは無置換の2価のアルキリデン基を形成するの
    に必要な残基からなる群より選ばれる少なくともひとつ
    の基を示し、R9 は同一または異なって、水素原子、ハ
    ロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基及び置換
    もしくは無置換のアリール基からなる群より選ばれる少
    なくともひとつの基を示す。)で示される構成単位を有
    する重合体を含有する電子写真感光体であることを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 電子写真感光体、帯電手段、像露光手
    段、現像手段及び転写手段を有する電子写真装置におい
    て、該電子写真感光体が導電性支持体上に感光層を有す
    る電子写真感光体であって、該感光体の表面層が下記一
    般式(1) 【外4】 (式中、R1 〜R8 は同一または異なって、アリル基、
    水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
    ル基及び置換もしくは無置換のアリール基からなる群よ
    り選ばれる少なくともひとつの基を示し、R1 〜R8
    少なくともひとつはアリル基であり、Xは単結合、−O
    −、−S−及び−CR10(R11)−からなる群より選ば
    れ、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、置換もし
    くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
    ル基及びR10とR11が結合して式中の炭素原子と共に置
    換もしくは無置換の2価のアルキリデン基を形成するの
    に必要な残基からなる群より選ばれる少なくともひとつ
    の基を示し、R9 は同一または異なって、水素原子、ハ
    ロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基及び置換
    もしくは無置換のアリール基からなる群より選ばれる少
    なくともひとつの基を示す。)で示される構成単位を有
    する重合体を含有する電子写真感光体であることを特徴
    とする電子写真装置。
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