JPH0651511A - 感光性樹脂組成物、その製造方法及びフレキソ印刷用原版 - Google Patents
感光性樹脂組成物、その製造方法及びフレキソ印刷用原版Info
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- JPH0651511A JPH0651511A JP23292192A JP23292192A JPH0651511A JP H0651511 A JPH0651511 A JP H0651511A JP 23292192 A JP23292192 A JP 23292192A JP 23292192 A JP23292192 A JP 23292192A JP H0651511 A JPH0651511 A JP H0651511A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水現像可能で、フレキソ版に要求される特性
を有する感光性樹脂組成物の提供を目的とする。 【構成】 α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
化合物(a) を、第3級アンモニウム塩含有化合物(b) を
乳化剤として用いて乳化重合により合成したマイクロゲ
ル微粒子(A) と、1分子中に第3級アンモニウム塩と反
応するエポキシ基および少なくとも一つのα,β−エチ
レン性不飽和二重結合を有する化合物(B)とを反応させ
てなる感光性マイクロゲル(1) 、α,β−エチレン性不
飽和二重結合を有する化合物(2) およびゴムもしくは熱
可塑エラストマー(3) を含む感光性樹脂組成物およびそ
れを用いたフレキソ印刷用原版。 【効果】 本発明の感光性樹脂組成物により、破断強
度、破断伸度、ゴム硬度等が飛躍的に向上し、水現像可
能な優れたフレキソ版を製造できるようになった。
を有する感光性樹脂組成物の提供を目的とする。 【構成】 α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
化合物(a) を、第3級アンモニウム塩含有化合物(b) を
乳化剤として用いて乳化重合により合成したマイクロゲ
ル微粒子(A) と、1分子中に第3級アンモニウム塩と反
応するエポキシ基および少なくとも一つのα,β−エチ
レン性不飽和二重結合を有する化合物(B)とを反応させ
てなる感光性マイクロゲル(1) 、α,β−エチレン性不
飽和二重結合を有する化合物(2) およびゴムもしくは熱
可塑エラストマー(3) を含む感光性樹脂組成物およびそ
れを用いたフレキソ印刷用原版。 【効果】 本発明の感光性樹脂組成物により、破断強
度、破断伸度、ゴム硬度等が飛躍的に向上し、水現像可
能な優れたフレキソ版を製造できるようになった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水現像可能な光硬化性
樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、ゴム弾性を有しか
つゲル粒子の表面にα,β−エチレン性不飽和二重結合
を有する感光性マイクロゲルを含有する感光性樹脂組成
物を用いて得られるフレキソ印刷用原版に関するもので
ある。
樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、ゴム弾性を有しか
つゲル粒子の表面にα,β−エチレン性不飽和二重結合
を有する感光性マイクロゲルを含有する感光性樹脂組成
物を用いて得られるフレキソ印刷用原版に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】近年、パッケージングの近代化に伴いフレ
キソ印刷が脚光を浴びるようになってきたが、従来のフ
レキソ版の製造方法においては(イ)金属版の作成、
(ロ)型取り、(ハ)生ゴムの加硫の最低3工程を必要
とし、熟練した技術と長い時間を要するため、そのコス
トがかなり高いものとなるのを免れ得なかった。これら
の欠点を解決するものとして溶剤現像型の感光性樹脂版
が開発され、簡単にフレキソ版が製版できるようになっ
た。しかし、これらの版はポリブタジエンなどのジエン
系ゴムを基材としているため、現像する際に現像液とし
てトリクレン、パークレン等ハロゲン系溶剤を使用しな
ければならない。ところが、最近は環境問題やハロゲン
系溶剤の人体に対する毒性の問題などから、ハロゲン系
溶剤は規制される方向に有る。
キソ印刷が脚光を浴びるようになってきたが、従来のフ
レキソ版の製造方法においては(イ)金属版の作成、
(ロ)型取り、(ハ)生ゴムの加硫の最低3工程を必要
とし、熟練した技術と長い時間を要するため、そのコス
トがかなり高いものとなるのを免れ得なかった。これら
の欠点を解決するものとして溶剤現像型の感光性樹脂版
が開発され、簡単にフレキソ版が製版できるようになっ
た。しかし、これらの版はポリブタジエンなどのジエン
系ゴムを基材としているため、現像する際に現像液とし
てトリクレン、パークレン等ハロゲン系溶剤を使用しな
ければならない。ところが、最近は環境問題やハロゲン
系溶剤の人体に対する毒性の問題などから、ハロゲン系
溶剤は規制される方向に有る。
【0003】そこで人体に無毒な水によって現像でき、
かつフレキソ印刷で使用される水系インキに対する耐性
を有するフレキソ版の登場が待ち望まれていた。しか
し、従来の技術では水現像性と耐水性・耐アルコ−ル性
という相反する要求を満たすことが困難であった。そこ
で本発明者は反応性マイクロゲルの新規な合成法を発明
し (特開平 2-263805)、反応性マイクロゲルのフレキソ
版への応用を検討していたが、ゴム弾性の点で必ずしも
満足のいくものが得られ難かった。
かつフレキソ印刷で使用される水系インキに対する耐性
を有するフレキソ版の登場が待ち望まれていた。しか
し、従来の技術では水現像性と耐水性・耐アルコ−ル性
という相反する要求を満たすことが困難であった。そこ
で本発明者は反応性マイクロゲルの新規な合成法を発明
し (特開平 2-263805)、反応性マイクロゲルのフレキソ
版への応用を検討していたが、ゴム弾性の点で必ずしも
満足のいくものが得られ難かった。
【0004】また、本発明者らは、反応性マイクロゲル
の水分散体を用いて、(ア)キャスト→乾燥→キャスト
を繰り返す、(イ)厚膜物を室温付近で徐々に乾燥す
る、方法でフレキソ版用の厚い樹脂版を作成してきた
が、いずれの方法においてもきわめて時間及び手間がか
かるばかりでなく、使用される他の成分や開始剤が水系
に限られるといった問題があった。
の水分散体を用いて、(ア)キャスト→乾燥→キャスト
を繰り返す、(イ)厚膜物を室温付近で徐々に乾燥す
る、方法でフレキソ版用の厚い樹脂版を作成してきた
が、いずれの方法においてもきわめて時間及び手間がか
かるばかりでなく、使用される他の成分や開始剤が水系
に限られるといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、水
現像できフレキソ版に要求される特性を持つ感光性樹脂
組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、表面にα,
β−エチレン性不飽和二重結合を有する感光性マイクロ
ゲルに第二の成分として1分子中に少なくとも1つの
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(2)、および第三の成分としてゴムもしくは熱可塑エ
ラストマー(3)を加えた場合に、そして特に、感光性
マイクロゲルの内部(コア)に1分子中に少なくとも一
つのα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するウレタ
ン化合物およびまたは末端あるいは側鎖にα,β−エチ
レン性不飽和二重結合を有するポリジエン類(以下炭素
炭素二重結合を有するポリジエン類と略す)、あるいは
これらの化合物とα,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する他の化合物との混合物を使用し、さらに第二の成
分としても1分子中に少なくとも一つのα,β−エチレ
ン性不飽和二重結合を有するウレタン化合物やポリジエ
ン類を加えた場合に、耐水性・耐アルコール性等に優
れ、ゴム弾性に富むことを見いだし、本発明に至った。
現像できフレキソ版に要求される特性を持つ感光性樹脂
組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、表面にα,
β−エチレン性不飽和二重結合を有する感光性マイクロ
ゲルに第二の成分として1分子中に少なくとも1つの
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(2)、および第三の成分としてゴムもしくは熱可塑エ
ラストマー(3)を加えた場合に、そして特に、感光性
マイクロゲルの内部(コア)に1分子中に少なくとも一
つのα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するウレタ
ン化合物およびまたは末端あるいは側鎖にα,β−エチ
レン性不飽和二重結合を有するポリジエン類(以下炭素
炭素二重結合を有するポリジエン類と略す)、あるいは
これらの化合物とα,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する他の化合物との混合物を使用し、さらに第二の成
分としても1分子中に少なくとも一つのα,β−エチレ
ン性不飽和二重結合を有するウレタン化合物やポリジエ
ン類を加えた場合に、耐水性・耐アルコール性等に優
れ、ゴム弾性に富むことを見いだし、本発明に至った。
【0006】さらに、感光性マイクロゲル(1)を乾燥
し、次に水系に限定しない第二成分であるα,β−エチ
レン性不飽和炭二重結合を有する化合物(2)およびゴ
ムもしくは熱可塑性エラストマー(3)を添加・混合し
て得られる感光性樹脂組成物を加圧成型加工することに
よって、迅速かつ簡単に所定の厚さのシートを作成し、
フレキソ印刷版としての物性を飛躍的に向上させること
を見出した。
し、次に水系に限定しない第二成分であるα,β−エチ
レン性不飽和炭二重結合を有する化合物(2)およびゴ
ムもしくは熱可塑性エラストマー(3)を添加・混合し
て得られる感光性樹脂組成物を加圧成型加工することに
よって、迅速かつ簡単に所定の厚さのシートを作成し、
フレキソ印刷版としての物性を飛躍的に向上させること
を見出した。
【0007】当初、微粒子化したマイクロゲルを一度乾
燥し不連続膜の状態にすると、その後の加工で連続膜
(シート)を得ることは無理ではないかと考えていた
が、単独でも乾燥後十分にシート化でき、第二、第三成
分を混合することでさらに強靭な連続膜(シート)を得
ることができた。感光性マイクロゲル(1)に、感光性
の第二成分(2)を加えることによって、微粒子である
感光性マイクロゲル(1)の間隙をこの第二成分が埋
め、微粒子同士を効率よく硬化・架橋することができる
ようになり、さらに第三成分の特徴を生かして強度や伸
び等を著しく向上できたものと考えられる。(1)、
(2)、(3)の三成分系にすることで(1)、(2)
の二成分系の時より特にゴム弾性、ゴム硬度が向上し、
また(1)、(3)の二成分の場合に比べると各種の特
性にはほとんど差がなかったが現像し易くなるという点
が優位である。
燥し不連続膜の状態にすると、その後の加工で連続膜
(シート)を得ることは無理ではないかと考えていた
が、単独でも乾燥後十分にシート化でき、第二、第三成
分を混合することでさらに強靭な連続膜(シート)を得
ることができた。感光性マイクロゲル(1)に、感光性
の第二成分(2)を加えることによって、微粒子である
感光性マイクロゲル(1)の間隙をこの第二成分が埋
め、微粒子同士を効率よく硬化・架橋することができる
ようになり、さらに第三成分の特徴を生かして強度や伸
び等を著しく向上できたものと考えられる。(1)、
(2)、(3)の三成分系にすることで(1)、(2)
の二成分系の時より特にゴム弾性、ゴム硬度が向上し、
また(1)、(3)の二成分の場合に比べると各種の特
性にはほとんど差がなかったが現像し易くなるという点
が優位である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、α,β−エチ
レン性不飽和二重結合を有する化合物(a)を、第3級
アンモニウム塩含有化合物(b)を乳化剤として用いて
乳化重合により合成したマイクロゲル微粒子(A)と、
1分子中に第3級アンモニウム塩と反応するエポキシ基
および少なくとも一つのα,β−エチレン性不飽和二重
結合を有する化合物(B)とを反応させてなる感光性マ
イクロゲル(1)、α,β−エチレン性不飽和二重結合
を有する化合物(2)、およびゴムもしくは熱可塑エラ
ストマー(3)を含むことを特徴とする感光性樹脂組成
物、その製造方法、さらにはこれを用いたフレキソ印刷
用原版を提供する。
レン性不飽和二重結合を有する化合物(a)を、第3級
アンモニウム塩含有化合物(b)を乳化剤として用いて
乳化重合により合成したマイクロゲル微粒子(A)と、
1分子中に第3級アンモニウム塩と反応するエポキシ基
および少なくとも一つのα,β−エチレン性不飽和二重
結合を有する化合物(B)とを反応させてなる感光性マ
イクロゲル(1)、α,β−エチレン性不飽和二重結合
を有する化合物(2)、およびゴムもしくは熱可塑エラ
ストマー(3)を含むことを特徴とする感光性樹脂組成
物、その製造方法、さらにはこれを用いたフレキソ印刷
用原版を提供する。
【0009】マイクロゲル微粒子(A)を合成する際に
使用されるα,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
化合物(a)のうち、単官能のものとしては、(1)
(メタ)アクリル化合物としては(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル
等の(メタ)アクリル酸のC1 〜C18のアルキルエステ
ル:グリシジル(メタ)アクリレート:アリル(メタ)
アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C8 のア
ルケニルエステル:ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸のC2 〜C8 の ヒドロキシアルキ
ルエステル:アリルオキシエチル(メタ)アクリレート
等の(メタ)アクリル酸のC3 〜C19のアルケニルオキ
シルアルキルエステル:(メタ)アクリル酸など、
(2)ビニル芳香族化合物としてはスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、p−クロロスチレンな
ど、(3)その他アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、メチルイソプロペニルケトン:酢酸ビニル、ビニル
プロピオネート、ビニルピバレートなどが挙げられる。
使用されるα,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
化合物(a)のうち、単官能のものとしては、(1)
(メタ)アクリル化合物としては(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル
等の(メタ)アクリル酸のC1 〜C18のアルキルエステ
ル:グリシジル(メタ)アクリレート:アリル(メタ)
アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C8 のア
ルケニルエステル:ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸のC2 〜C8 の ヒドロキシアルキ
ルエステル:アリルオキシエチル(メタ)アクリレート
等の(メタ)アクリル酸のC3 〜C19のアルケニルオキ
シルアルキルエステル:(メタ)アクリル酸など、
(2)ビニル芳香族化合物としてはスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、p−クロロスチレンな
ど、(3)その他アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、メチルイソプロペニルケトン:酢酸ビニル、ビニル
プロピオネート、ビニルピバレートなどが挙げられる。
【0010】また、マイクロゲル微粒子(A)の内部を
3次元架橋させるための、2つ以上のα,β−エチレン
性不飽和二重結合を持つ多官能モノマー、オリゴマーと
しては、(1)(メタ)アクリレート系としては、トリ
メチロールプロパンのトリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、グリコール類のジ(メタ)アクリル酸エステル、ポ
リオールのポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエス
テルのジ(メタ)アクリル酸エステルなど、(2)ポリ
オレフィン系化合物としてはブタジエン、イソプレン、
クロロプレン、ジビニルベンゼン、フタル酸ジアリルな
ど、(3)少なくとも2つ以上の重合性不飽和二重結合
を持つオリゴマー、が挙げられる。
3次元架橋させるための、2つ以上のα,β−エチレン
性不飽和二重結合を持つ多官能モノマー、オリゴマーと
しては、(1)(メタ)アクリレート系としては、トリ
メチロールプロパンのトリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、グリコール類のジ(メタ)アクリル酸エステル、ポ
リオールのポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエス
テルのジ(メタ)アクリル酸エステルなど、(2)ポリ
オレフィン系化合物としてはブタジエン、イソプレン、
クロロプレン、ジビニルベンゼン、フタル酸ジアリルな
ど、(3)少なくとも2つ以上の重合性不飽和二重結合
を持つオリゴマー、が挙げられる。
【0011】α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
るウレタン化合物は、ジオール化合物、ジイソシアネー
ト化合物、水酸基とα,β−エチレン性不飽和二重結合
とを有する化合物から製造できる。ジオール化合物とし
ては、各種ラクトン、例えばβ−プロピオラクトン及び
その置換体、δ−バレロラクトン及びその置換体、ε−
カプロラクトン等4員環、6員環、7員環あるいはそれ
以上のラクトンを触媒下あるいは無触媒下エチレングリ
コール等の存在下に開環重合したものや、グリコール成
分過剰の条件下で、グリコール成分と2塩基酸等とを縮
合したもの、例えばポリエチレンアジペート、ポリプロ
ピレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリヘ
キサメチレンアジペート等の末端に水酸基を有するもの
やポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエピクロルヒドリン等を挙げることができる。
ジイソシアネート化合物としては、トルイレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4ジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等がある。水酸基と炭素炭素二重結合とを
有する化合物としてはヒドロキシエチル(メタ)アリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アリ
ルアルコール等を挙げることができる。
るウレタン化合物は、ジオール化合物、ジイソシアネー
ト化合物、水酸基とα,β−エチレン性不飽和二重結合
とを有する化合物から製造できる。ジオール化合物とし
ては、各種ラクトン、例えばβ−プロピオラクトン及び
その置換体、δ−バレロラクトン及びその置換体、ε−
カプロラクトン等4員環、6員環、7員環あるいはそれ
以上のラクトンを触媒下あるいは無触媒下エチレングリ
コール等の存在下に開環重合したものや、グリコール成
分過剰の条件下で、グリコール成分と2塩基酸等とを縮
合したもの、例えばポリエチレンアジペート、ポリプロ
ピレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリヘ
キサメチレンアジペート等の末端に水酸基を有するもの
やポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエピクロルヒドリン等を挙げることができる。
ジイソシアネート化合物としては、トルイレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4ジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等がある。水酸基と炭素炭素二重結合とを
有する化合物としてはヒドロキシエチル(メタ)アリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アリ
ルアルコール等を挙げることができる。
【0012】α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
るポリジエン類は、末端や側鎖にエポキシ基や酸無水物
基などを有するポリブタジエンやポリイソプレンなどに
これらの基と反応するような官能基とα,β−エチレン
性不飽和二重結合とを有する化合物、例えばヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等のC2 〜C20のヒドロキシアルキル
エステルや、アリルアルコール、アリルアミン等を反応
させることによって得られる。あるいは末端や側鎖の水
酸基に過量のジイソシアネート基を反応させ、残ったイ
ソシアネート基とヒドロキシアルキルエステルやアリル
アルコールとを反応させることによっても得られる。
るポリジエン類は、末端や側鎖にエポキシ基や酸無水物
基などを有するポリブタジエンやポリイソプレンなどに
これらの基と反応するような官能基とα,β−エチレン
性不飽和二重結合とを有する化合物、例えばヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等のC2 〜C20のヒドロキシアルキル
エステルや、アリルアルコール、アリルアミン等を反応
させることによって得られる。あるいは末端や側鎖の水
酸基に過量のジイソシアネート基を反応させ、残ったイ
ソシアネート基とヒドロキシアルキルエステルやアリル
アルコールとを反応させることによっても得られる。
【0013】これらのα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物は所望の物性に応じて適宜選択され、
単独で、あるいは2種以上組み合わせて使用することが
できる。フレキソ印刷版として要求される各種の耐性や
特性を満足させるためには、マイクロゲル微粒子(A)
の内部(コア)を3次元架橋させることが望ましく、そ
のためにはコアに2つ以上のα,β−エチレン性不飽和
二重結合を有するもの、即ち多官能性モノマーや多官能
オリゴマー、多官能プレポリマーを一種類以上用いるこ
とが望ましい。
合を有する化合物は所望の物性に応じて適宜選択され、
単独で、あるいは2種以上組み合わせて使用することが
できる。フレキソ印刷版として要求される各種の耐性や
特性を満足させるためには、マイクロゲル微粒子(A)
の内部(コア)を3次元架橋させることが望ましく、そ
のためにはコアに2つ以上のα,β−エチレン性不飽和
二重結合を有するもの、即ち多官能性モノマーや多官能
オリゴマー、多官能プレポリマーを一種類以上用いるこ
とが望ましい。
【0014】α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物(a)を乳化する際に用いられる第3級アンモ
ニウム塩含有化合物(b)は、乳化剤として効果のある
ものであり、通常3級アミノ基を有する化合物を酸によ
り中和して第3級塩化したものである。そのような乳化
剤のうち低い分子量のものとしては、ジメチルラウリル
アミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチ
ルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジエチルラウリ
ルアミン、ジエチルミリスチルアミン、ジエチルパルミ
チルアミン、ジエチルステアリルアミン等のC6 〜C20
のアルキル及びアルケニル3級アミン、2,2-ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、2,2-ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート等のアミノ基を持つ反応性
モノマーの3級アミンの塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、(メタ)アクリル酸等の酸との反応物
がある。
る化合物(a)を乳化する際に用いられる第3級アンモ
ニウム塩含有化合物(b)は、乳化剤として効果のある
ものであり、通常3級アミノ基を有する化合物を酸によ
り中和して第3級塩化したものである。そのような乳化
剤のうち低い分子量のものとしては、ジメチルラウリル
アミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチ
ルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジエチルラウリ
ルアミン、ジエチルミリスチルアミン、ジエチルパルミ
チルアミン、ジエチルステアリルアミン等のC6 〜C20
のアルキル及びアルケニル3級アミン、2,2-ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、2,2-ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート等のアミノ基を持つ反応性
モノマーの3級アミンの塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、(メタ)アクリル酸等の酸との反応物
がある。
【0015】また、高分子乳化剤としては、2,2-ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、2,2-ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基を持つ反
応性モノマーと他の反応性モノマー、例えば(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘ
キシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリ
ル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸のC1 〜C18のア
ルキルエステル:アリル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸のC2 〜C8 のアルケニルエステル:ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、等の(メタ)アクリル酸の
C2 〜C8ヒドロキシアルキルエステル:アリルオキシ
ルエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸
のC3 〜C19のアルケニルオキシルアルキルエステル:
(メタ)アクリル酸等の中から選ばれたビニルモノマー
1種以上とを共重合させその後酸により中和することに
より得られるものを挙げることができる。さらに、キト
サンなどの天然高分子やポリエチレンイミンなどの合成
高分子といったアミノ基を含むポリマーを酸により中和
したものも挙げることができる。
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、2,2-ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基を持つ反
応性モノマーと他の反応性モノマー、例えば(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘ
キシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリ
ル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸のC1 〜C18のア
ルキルエステル:アリル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸のC2 〜C8 のアルケニルエステル:ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、等の(メタ)アクリル酸の
C2 〜C8ヒドロキシアルキルエステル:アリルオキシ
ルエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸
のC3 〜C19のアルケニルオキシルアルキルエステル:
(メタ)アクリル酸等の中から選ばれたビニルモノマー
1種以上とを共重合させその後酸により中和することに
より得られるものを挙げることができる。さらに、キト
サンなどの天然高分子やポリエチレンイミンなどの合成
高分子といったアミノ基を含むポリマーを酸により中和
したものも挙げることができる。
【0016】上記の高分子乳化剤はそのまま、または3
級アンモニウム塩の1部をグリシジル(メタ)アクリレ
ートなどのエポキシ基とα,β−エチレン性不飽和二重
結合とを含む化合物と反応させることによりα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を導入して反応性乳化剤として
使用することができる。反応性乳化剤とすることによっ
て、マイクロゲル微粒子(A)の内部(コア)を3次元
架橋する際に、乳化剤自体を内部(コア)に固定するこ
とが可能になる。マイクロゲル微粒子(A)の内部(コ
ア)に乳化剤(シエル)を固定することによって、感光
性マイクロゲルを用いたフレキソ印刷版の強度、伸び、
硬度、耐水性、耐摩耗性等の各種の耐性が向上できる。
高分子乳化剤は、α,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物(a)に対して 0.1〜80重量%、望ましく
は 3〜50重量%用いられる。また、下記の低分子界面活
性剤と併用する場合には 0.1〜50重量%、好ましくは 3
〜20重量%用いられる。
級アンモニウム塩の1部をグリシジル(メタ)アクリレ
ートなどのエポキシ基とα,β−エチレン性不飽和二重
結合とを含む化合物と反応させることによりα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を導入して反応性乳化剤として
使用することができる。反応性乳化剤とすることによっ
て、マイクロゲル微粒子(A)の内部(コア)を3次元
架橋する際に、乳化剤自体を内部(コア)に固定するこ
とが可能になる。マイクロゲル微粒子(A)の内部(コ
ア)に乳化剤(シエル)を固定することによって、感光
性マイクロゲルを用いたフレキソ印刷版の強度、伸び、
硬度、耐水性、耐摩耗性等の各種の耐性が向上できる。
高分子乳化剤は、α,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物(a)に対して 0.1〜80重量%、望ましく
は 3〜50重量%用いられる。また、下記の低分子界面活
性剤と併用する場合には 0.1〜50重量%、好ましくは 3
〜20重量%用いられる。
【0017】上記の高分子乳化剤と併用される低分子界
面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤もしくはカチ
オン系界面活性剤が挙げられる。ノニオン系界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチ
レン誘導体、オキシエチレン・オキシプロピレンブロッ
クコポリマー、ソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタントリオレエート等のソル
ビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤もしくはカチ
オン系界面活性剤が挙げられる。ノニオン系界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチ
レン誘導体、オキシエチレン・オキシプロピレンブロッ
クコポリマー、ソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタントリオレエート等のソル
ビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0018】カチオン系界面活性剤としては、モノメチ
ルアミン、モノエチルアミン、モノステアリルアミン等
の1級アミンの塩酸塩、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジステアリルアミン等の2級アミンの塩酸塩、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ステアリルジメチル
アミン等の3級アミンの塩酸塩、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のエ
タノールアミン類の塩酸塩、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン等のポリエチレンポリアミン類の塩酸
塩、ピリジン、モルホリン、ヒドラジン等のアミン類の
塩酸塩等が挙げられる。
ルアミン、モノエチルアミン、モノステアリルアミン等
の1級アミンの塩酸塩、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジステアリルアミン等の2級アミンの塩酸塩、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ステアリルジメチル
アミン等の3級アミンの塩酸塩、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のエ
タノールアミン類の塩酸塩、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン等のポリエチレンポリアミン類の塩酸
塩、ピリジン、モルホリン、ヒドラジン等のアミン類の
塩酸塩等が挙げられる。
【0019】上記低分子界面活性剤は、α,β−エチレ
ン性不飽和二重結合を有する化合物(a)に対して 0.1
〜50重量%、好ましくは 0.1〜20重量%用いられる。乳
化重合の温度は50〜95℃、好ましくは65〜80℃である。
乳化重合は、α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物(a)と乳化剤を合わせた固形分率が10〜50重
量%望ましくは15〜30重量%で行う。本発明において、
乳化重合によって生成したマイクロゲルの粒径は通常、
光散乱法による測定で0.02〜20μmである。
ン性不飽和二重結合を有する化合物(a)に対して 0.1
〜50重量%、好ましくは 0.1〜20重量%用いられる。乳
化重合の温度は50〜95℃、好ましくは65〜80℃である。
乳化重合は、α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物(a)と乳化剤を合わせた固形分率が10〜50重
量%望ましくは15〜30重量%で行う。本発明において、
乳化重合によって生成したマイクロゲルの粒径は通常、
光散乱法による測定で0.02〜20μmである。
【0020】このようにして生成したマイクロゲル微粒
子(A)の表面に存在する第3級アンモニウム塩と、1
分子中にエポキシ基および少なくとも一つのα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(B)とを反応
させ、マイクロゲル微粒子の表面にα,β−エチレン性
不飽和二重結合を導入する。化合物(B)としては、グ
リシジル(メタ)アクリレート、N-グリシジル(メタ)
アクリルアミド、グリシジルアリルエーテル、1,2-エポ
キシ−5-ヘキセン等の重合性不飽和二重結合を有するエ
ポキシ化合物等が挙げられる。これらの化合物(B)は
所望の物性に応じて適宜選択され、単独で、あるいは2
種以上組み合わせて使用することができる。化合物
(B)は、マイクロゲル粒子表面の第3級アンモニウム
塩基に対し 1〜100 モル%まで自由な割合で反応させる
ことができる。反応は、マイクロゲルのエマルジョンに
化合物(B)を混合し30〜90℃、望ましくは60〜80℃の
温度で2時間程度撹拌するだけで終了する。
子(A)の表面に存在する第3級アンモニウム塩と、1
分子中にエポキシ基および少なくとも一つのα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(B)とを反応
させ、マイクロゲル微粒子の表面にα,β−エチレン性
不飽和二重結合を導入する。化合物(B)としては、グ
リシジル(メタ)アクリレート、N-グリシジル(メタ)
アクリルアミド、グリシジルアリルエーテル、1,2-エポ
キシ−5-ヘキセン等の重合性不飽和二重結合を有するエ
ポキシ化合物等が挙げられる。これらの化合物(B)は
所望の物性に応じて適宜選択され、単独で、あるいは2
種以上組み合わせて使用することができる。化合物
(B)は、マイクロゲル粒子表面の第3級アンモニウム
塩基に対し 1〜100 モル%まで自由な割合で反応させる
ことができる。反応は、マイクロゲルのエマルジョンに
化合物(B)を混合し30〜90℃、望ましくは60〜80℃の
温度で2時間程度撹拌するだけで終了する。
【0021】α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物(2)としては、モノマー、オリゴマー、プレ
ポリマーの1種以上が使用できる。この例としては、前
述の感光性マイクロゲルのコアの材料であるα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(a)と同様の
ものが挙げられる。好ましくはオリゴマー、プレポリマ
ーである。この中でも架橋・硬化後の状態で、可撓性・
柔軟性・靭性・ゴム弾性等を有する化合物が好ましく、
例えばα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するウレ
タン化合物、末端や側鎖にα,β−エチレン性不飽和二
重結合を有するポリジエン類、すなわちウレタンアクリ
レート、ポリブタジエンアクリレートなどが挙げられ
る。
る化合物(2)としては、モノマー、オリゴマー、プレ
ポリマーの1種以上が使用できる。この例としては、前
述の感光性マイクロゲルのコアの材料であるα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(a)と同様の
ものが挙げられる。好ましくはオリゴマー、プレポリマ
ーである。この中でも架橋・硬化後の状態で、可撓性・
柔軟性・靭性・ゴム弾性等を有する化合物が好ましく、
例えばα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するウレ
タン化合物、末端や側鎖にα,β−エチレン性不飽和二
重結合を有するポリジエン類、すなわちウレタンアクリ
レート、ポリブタジエンアクリレートなどが挙げられ
る。
【0022】ゴム弾性を補う目的で加えるゴムもしくは
熱可塑性エラストマー(3)は、ジエン系、スチレン
系、オレフィン系、ウレタン系、ビニル系、ポリアミド
系、フッ素系、ポリエステル系から選ばれる1種または
2種以上である。ゴムもしくは熱可塑性エラストマーと
しては、合成物または天然物(ゴム)いずれも使用で
き、生ゴムまたはラテックスの状態でも自由に使用でき
る。ゴムで例示すれば、SBR(スチレンブタジエン共
重合物)、BR(ブタジエン重合物)、IR(イソプレ
ン重合物)、NBR(アクリロニトリルブタジエン共重
合物)、CR(クロロプレン重合物),IIR(イソブ
チレンジエン共重合物),EPM(エチレンプロピレン
共重合物),AU(ポリエステルイソシアナート縮合
物),EU(ポリエーテルイソシアナート縮合物)また
はACM(アクリル酸エステル重合物)等の合成ゴムや
生ゴムあるいはラテックスから自由に選ばれる。
熱可塑性エラストマー(3)は、ジエン系、スチレン
系、オレフィン系、ウレタン系、ビニル系、ポリアミド
系、フッ素系、ポリエステル系から選ばれる1種または
2種以上である。ゴムもしくは熱可塑性エラストマーと
しては、合成物または天然物(ゴム)いずれも使用で
き、生ゴムまたはラテックスの状態でも自由に使用でき
る。ゴムで例示すれば、SBR(スチレンブタジエン共
重合物)、BR(ブタジエン重合物)、IR(イソプレ
ン重合物)、NBR(アクリロニトリルブタジエン共重
合物)、CR(クロロプレン重合物),IIR(イソブ
チレンジエン共重合物),EPM(エチレンプロピレン
共重合物),AU(ポリエステルイソシアナート縮合
物),EU(ポリエーテルイソシアナート縮合物)また
はACM(アクリル酸エステル重合物)等の合成ゴムや
生ゴムあるいはラテックスから自由に選ばれる。
【0023】感光性マイクロゲル(1)、α,β−エチ
レン性不飽和二重結合を有する化合物(2)およびゴム
もしくは熱可塑性エラストマー(3)の配合割合は、
(1)10〜90重量部に対して、(2)が 1〜50重量部、
(3)が 1〜60重量部であり、好ましくは(1)30〜80
重量部に対して、(2)が 1〜40重量部、(3)が10〜
50重量部である。
レン性不飽和二重結合を有する化合物(2)およびゴム
もしくは熱可塑性エラストマー(3)の配合割合は、
(1)10〜90重量部に対して、(2)が 1〜50重量部、
(3)が 1〜60重量部であり、好ましくは(1)30〜80
重量部に対して、(2)が 1〜40重量部、(3)が10〜
50重量部である。
【0024】α,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物(2)、ゴムもしくは熱可塑性エラストマー
(3)を加える方法としては以下のような方法が考えら
れる。 (I)添加・混合→乾燥 感光性マイクロゲル水分散体に(2)および(3)を加
え、乾燥する。(2)および(3)が感光性マイクロゲ
ル水分散体に均一に分散あるいは溶解する場合には、乾
燥物をすぐに加圧成型できる。一方、あまり均一にはな
らない場合には、乾燥後、加圧成型に先立ち十分に分散
する必要があることは言うまでもない。この方法はゴム
もしくは熱可塑性エラストマー(3)のうち主にラテッ
クスに対して用いられ、特にカチオン系、ノニオン系の
ラテックスに対して適用される。アニオン系のラテック
スは水系で感光性マイクロゲル(1)水分散体と混合す
ると凝集し、版にしたときの水現像性が低下してしまう
ので、この場合には以下の(II)に示すように乾燥物同
士を混合するとよい。
る化合物(2)、ゴムもしくは熱可塑性エラストマー
(3)を加える方法としては以下のような方法が考えら
れる。 (I)添加・混合→乾燥 感光性マイクロゲル水分散体に(2)および(3)を加
え、乾燥する。(2)および(3)が感光性マイクロゲ
ル水分散体に均一に分散あるいは溶解する場合には、乾
燥物をすぐに加圧成型できる。一方、あまり均一にはな
らない場合には、乾燥後、加圧成型に先立ち十分に分散
する必要があることは言うまでもない。この方法はゴム
もしくは熱可塑性エラストマー(3)のうち主にラテッ
クスに対して用いられ、特にカチオン系、ノニオン系の
ラテックスに対して適用される。アニオン系のラテック
スは水系で感光性マイクロゲル(1)水分散体と混合す
ると凝集し、版にしたときの水現像性が低下してしまう
ので、この場合には以下の(II)に示すように乾燥物同
士を混合するとよい。
【0025】(II)乾燥→混合 感光性マイクロゲル水分散体を乾燥した後に、(2)お
よび(3)を加え二本ロール、三本ロール、ニーダー、
プラストミル、エクストルーダールなどで混合(分散、
練肉)し、均一分散体とした後に加圧成型する。もちろ
ん、分散・混合工程とシート化する工程が一連のもので
あっても差し支えない。むしろ一連のものの方が作業工
程上は望ましい。 (III)(I),(II)の併用 反応製マイクロゲル水分散体に(2)、(3)を添加・
乾燥し、さらにこれに(2)、(3)を加え混合(分散
・連肉)し、均一分散体とした後に加圧成型する。感光
性マイクロゲルまたは感光性マイクロゲルを含む感光性
樹脂組成物を乾燥させる方法としては、真空乾燥、凍結
乾燥、スプレードライなど特に限定するものではない。
当然、従来のキャスト法による薄膜、厚膜もその対象に
なる。また、水溶性、水分散性の(2)、(3)を水媒
体で使用する場合には、感光性マイクロゲルと同様に種
々の方法で予め乾燥しておく必要がある。
よび(3)を加え二本ロール、三本ロール、ニーダー、
プラストミル、エクストルーダールなどで混合(分散、
練肉)し、均一分散体とした後に加圧成型する。もちろ
ん、分散・混合工程とシート化する工程が一連のもので
あっても差し支えない。むしろ一連のものの方が作業工
程上は望ましい。 (III)(I),(II)の併用 反応製マイクロゲル水分散体に(2)、(3)を添加・
乾燥し、さらにこれに(2)、(3)を加え混合(分散
・連肉)し、均一分散体とした後に加圧成型する。感光
性マイクロゲルまたは感光性マイクロゲルを含む感光性
樹脂組成物を乾燥させる方法としては、真空乾燥、凍結
乾燥、スプレードライなど特に限定するものではない。
当然、従来のキャスト法による薄膜、厚膜もその対象に
なる。また、水溶性、水分散性の(2)、(3)を水媒
体で使用する場合には、感光性マイクロゲルと同様に種
々の方法で予め乾燥しておく必要がある。
【0026】感光性樹脂組成物には、必要に応じて開始
剤、増感剤、充填剤、その他の添加剤や樹脂等を加える
ことができる。これら開始剤、増感剤等をを加える方法
としては、前記(2)および(3)を加えるのと同様に
(I)添加・混合→乾燥(II)乾燥→添加・混合あるいは
(III)のいずれでもよい。放射線による架橋は光重合開
始剤無しでも生起するが、紫外線照射の場合には適切な
光重合開始剤の添加により架橋効率が増進される。光重
合開始剤としてはベンゾフェノン、2-ヒドロキシ2-メチ
ル-1- フェニルプロパン1-オン、1-(4-イソプロピルフ
ェニル)2-ヒドロキシ-2- メチルプロパン-1- オン、2-
メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]2-モルホリノ
プロパノン-1等があげられる。光重合開始剤は、感光性
樹脂組成物 100重量部に対して0.1 〜10重量部の範囲で
用いられる。
剤、増感剤、充填剤、その他の添加剤や樹脂等を加える
ことができる。これら開始剤、増感剤等をを加える方法
としては、前記(2)および(3)を加えるのと同様に
(I)添加・混合→乾燥(II)乾燥→添加・混合あるいは
(III)のいずれでもよい。放射線による架橋は光重合開
始剤無しでも生起するが、紫外線照射の場合には適切な
光重合開始剤の添加により架橋効率が増進される。光重
合開始剤としてはベンゾフェノン、2-ヒドロキシ2-メチ
ル-1- フェニルプロパン1-オン、1-(4-イソプロピルフ
ェニル)2-ヒドロキシ-2- メチルプロパン-1- オン、2-
メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]2-モルホリノ
プロパノン-1等があげられる。光重合開始剤は、感光性
樹脂組成物 100重量部に対して0.1 〜10重量部の範囲で
用いられる。
【0027】水現像性を向上させるために、ポリビニル
アルコール、カルボキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラ
チン、デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)
アクリルアミド、キトサン、第4級アンモニウム塩含有
ポリマー等の水系樹脂やN,N-メチレンビス(メタ)アク
リルアミド、1,2-ジ(メタ)アクリルアミドエチレング
リコール、N,N-オキシメチレンビスアクリルアミド、
(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、2ーヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンジ(メタ)
アクリレート等の親水性モノマーが用いられる。また、
本発明の感光性樹脂組成物には、各種の機能を付与する
ために、必要に応じて着色剤、体質顔料、滑剤、可塑
剤、安定剤、難燃剤、消泡剤、酸化防止剤、殺菌剤、導
電材料、磁性体等の添加剤を含有させることもできる。
アルコール、カルボキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラ
チン、デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)
アクリルアミド、キトサン、第4級アンモニウム塩含有
ポリマー等の水系樹脂やN,N-メチレンビス(メタ)アク
リルアミド、1,2-ジ(メタ)アクリルアミドエチレング
リコール、N,N-オキシメチレンビスアクリルアミド、
(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、2ーヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレンジ(メタ)
アクリレート等の親水性モノマーが用いられる。また、
本発明の感光性樹脂組成物には、各種の機能を付与する
ために、必要に応じて着色剤、体質顔料、滑剤、可塑
剤、安定剤、難燃剤、消泡剤、酸化防止剤、殺菌剤、導
電材料、磁性体等の添加剤を含有させることもできる。
【0028】以上のようにして製造される感光性マイク
ロゲル(1)、1分子中に少なくとも一つのα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(2)およびゴ
ムもしくは熱可塑性エラストマー(3)を含む感光成樹
脂組成物を押し出し成型機、プレス機等を用いて、原版
用の膜(シート)とする。この原版に紫外線・電子線等
の放射線を照射することによって照射部を架橋・硬化さ
せ、未硬化部分を水で洗い流して所望の版を得る。
ロゲル(1)、1分子中に少なくとも一つのα,β−エ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(2)およびゴ
ムもしくは熱可塑性エラストマー(3)を含む感光成樹
脂組成物を押し出し成型機、プレス機等を用いて、原版
用の膜(シート)とする。この原版に紫外線・電子線等
の放射線を照射することによって照射部を架橋・硬化さ
せ、未硬化部分を水で洗い流して所望の版を得る。
【0029】
【実施例】本発明をさらに詳しく実施例を挙げて説明す
る。実施例ではまず感光性樹脂組成物の主成分の一つで
ある感光性マイクロゲルの製造方法を説明し、ついでこ
れと第二、第三成分の混合例を示し、最後にこの感光性
樹脂組成物を用いたシートの光硬化後の耐水性・耐IPA
性・ゴム硬度・破断強度・破断伸度等を評価した。実施
例中「部」及び「%」は「重量部」及び「重量%」を示
す。
る。実施例ではまず感光性樹脂組成物の主成分の一つで
ある感光性マイクロゲルの製造方法を説明し、ついでこ
れと第二、第三成分の混合例を示し、最後にこの感光性
樹脂組成物を用いたシートの光硬化後の耐水性・耐IPA
性・ゴム硬度・破断強度・破断伸度等を評価した。実施
例中「部」及び「%」は「重量部」及び「重量%」を示
す。
【0030】a.カチオン性高分子乳化剤の合成 ラウリルメタクリレート140 部、2-ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート60部、2-プロパノール 200部を 2リッ
トル反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気中で80℃に加熱し
た。アゾビスイソブチロニトリル(以後AIBNと記す)を
1.6部添加し 2時間保持し、ついでAIBN 0.4部添加しそ
の後 4時間反応混合物を80℃保持して重合を完結した。
室温に冷却後、酢酸38.2部と水1000部の混合物を加え、
加熱して共沸蒸留により2-プロパノール及び水を除去し
た。その後グリシジルメタクリレート 9.0部加え空気雰
囲気中で70℃に加熱し 2時間保持することによりメタク
リル基のペンダントされたカチオン性高分子乳化剤を得
た。
ルメタクリレート60部、2-プロパノール 200部を 2リッ
トル反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気中で80℃に加熱し
た。アゾビスイソブチロニトリル(以後AIBNと記す)を
1.6部添加し 2時間保持し、ついでAIBN 0.4部添加しそ
の後 4時間反応混合物を80℃保持して重合を完結した。
室温に冷却後、酢酸38.2部と水1000部の混合物を加え、
加熱して共沸蒸留により2-プロパノール及び水を除去し
た。その後グリシジルメタクリレート 9.0部加え空気雰
囲気中で70℃に加熱し 2時間保持することによりメタク
リル基のペンダントされたカチオン性高分子乳化剤を得
た。
【0031】b.ウレタンメタクリレートの合成 ブタンジオールおよびアジピン酸からなる分子量約1000
のポリエステルジオール 100部、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート75部およびジブチルスズラウレート 0.1部
を混合して50℃で30分、90℃で 2時間反応させた後70℃
に冷却し、2-ヒドロキシエチルメタクリレート26部を加
えてさらに 3時間反応を継続してウレタンジメタクリレ
ートを得た。
のポリエステルジオール 100部、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート75部およびジブチルスズラウレート 0.1部
を混合して50℃で30分、90℃で 2時間反応させた後70℃
に冷却し、2-ヒドロキシエチルメタクリレート26部を加
えてさらに 3時間反応を継続してウレタンジメタクリレ
ートを得た。
【0032】(感光性マイクロゲル合成例1)2-エチル
ヘキシルアクリレート36部、エチレングリコールジメタ
クリレート 4部、aで合成した反応性カチオン性高分子
乳化剤水溶液50部(固形分20% )、脱イオン水160 部を
500ml反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気中で80℃に加熱
した。3%アゾビスアミジノプロパン 2塩酸塩(以後AAPD
と記す)水溶液を 8部添加し 2時間保持し、ついで3%AA
PD水溶液 2部添加した。添加終了後反応混合物を80℃に
4時間保持して重合を完結し、マイクロゲル水性分散液
を得た。粒径の光散乱法による測定結果は約50nmであっ
た。マイクロゲル水性分散液を一晩放置した後、グリシ
ジルメタクリレート 2.7部を加え空気雰囲気中で70℃に
加熱し 2時間保持することにより反応を完結した。
ヘキシルアクリレート36部、エチレングリコールジメタ
クリレート 4部、aで合成した反応性カチオン性高分子
乳化剤水溶液50部(固形分20% )、脱イオン水160 部を
500ml反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気中で80℃に加熱
した。3%アゾビスアミジノプロパン 2塩酸塩(以後AAPD
と記す)水溶液を 8部添加し 2時間保持し、ついで3%AA
PD水溶液 2部添加した。添加終了後反応混合物を80℃に
4時間保持して重合を完結し、マイクロゲル水性分散液
を得た。粒径の光散乱法による測定結果は約50nmであっ
た。マイクロゲル水性分散液を一晩放置した後、グリシ
ジルメタクリレート 2.7部を加え空気雰囲気中で70℃に
加熱し 2時間保持することにより反応を完結した。
【0033】(感光性マイクロゲル合成例2)bで合成
したウレタンジメタクリレート40部、aで合成した反応
性カチオン性高分子乳化剤水溶液 100部(固形分20%
)、脱イオン水 160部を 500ml反応容器中で撹拌下、
窒素雰囲気中で80℃に加熱した。3%AAPD水溶液を 8部添
加し 2時間保持し、ついで3%AAPD水溶液 2部添加した。
添加終了後反応混合物を80℃に 4時間保持して重合を完
結し、マイクロゲル水性分散液を得た。粒径の光散乱法
による測定結果は約 4μmであった。マイクロゲル水性
分散液を一晩放置した後、グリシジルメタクリレート
2.7部を加え空気雰囲気中で70℃に加熱し 2時間保持す
ることにより反応を完結した。
したウレタンジメタクリレート40部、aで合成した反応
性カチオン性高分子乳化剤水溶液 100部(固形分20%
)、脱イオン水 160部を 500ml反応容器中で撹拌下、
窒素雰囲気中で80℃に加熱した。3%AAPD水溶液を 8部添
加し 2時間保持し、ついで3%AAPD水溶液 2部添加した。
添加終了後反応混合物を80℃に 4時間保持して重合を完
結し、マイクロゲル水性分散液を得た。粒径の光散乱法
による測定結果は約 4μmであった。マイクロゲル水性
分散液を一晩放置した後、グリシジルメタクリレート
2.7部を加え空気雰囲気中で70℃に加熱し 2時間保持す
ることにより反応を完結した。
【0034】(感光性マイクロゲル合成例3)M-1000-8
0(日本石油(株)製ポリブタジエンのアクリレート化
物)40部、aで合成した反応性カチオン性高分子乳化剤
水溶液 (固形分20%) 100部、エマルゲン420(花王(株)
製ポリオキシエチレンオレイルエーテル)2.5部、イオン
交換水 160部を 500ml反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気
中で80℃に加熱した。3%AAPD水溶液を 8部添加し2時間
保持し、ついで3%AAPD水溶液 2部を添加した。添加終了
後反応混合物を80℃に4時間保持して重合を完結し、マ
イクロゲル水分散液を得た。光散乱法による粒径の測定
結果は約 5μmであった。マイクロゲル水分散体液を一
晩放置した後、グリシジルメタクリレート 2.1部を加え
空気雰囲気中で70℃に加熱し2時間保持することにより
反応を完結した。
0(日本石油(株)製ポリブタジエンのアクリレート化
物)40部、aで合成した反応性カチオン性高分子乳化剤
水溶液 (固形分20%) 100部、エマルゲン420(花王(株)
製ポリオキシエチレンオレイルエーテル)2.5部、イオン
交換水 160部を 500ml反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気
中で80℃に加熱した。3%AAPD水溶液を 8部添加し2時間
保持し、ついで3%AAPD水溶液 2部を添加した。添加終了
後反応混合物を80℃に4時間保持して重合を完結し、マ
イクロゲル水分散液を得た。光散乱法による粒径の測定
結果は約 5μmであった。マイクロゲル水分散体液を一
晩放置した後、グリシジルメタクリレート 2.1部を加え
空気雰囲気中で70℃に加熱し2時間保持することにより
反応を完結した。
【0035】(感光性マイクロゲル合成例4)R-45ACR-
LC(出光石油化学(株)製ポリブタジエンのジアクリレ
ート化物)50部、aで合成した反応性カチオン性高分子
乳化剤水溶液 (固形分20%)25部、エマルゲン810(花王
(株)製ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル)2部、イオン交換水 160部を 500ml反応容器中で撹拌
下、窒素雰囲気中で80℃に加熱した。3%AAPD水溶液を 8
部添加し2時間保持し、ついで3%AAPD水溶液 2部を添加
した。添加終了後反応混合物を80℃に4時間保持して重
合を完結し、マイクロゲル水分散液を得た。光散乱法に
よる粒径の測定結果は約 5μmであった。マイクロゲル
水分散体液を一晩放置した後、グリシジルメタクリレー
ト 2.1部を加え空気雰囲気中で70℃に加熱し2時間保持
することにより反応を完結した。
LC(出光石油化学(株)製ポリブタジエンのジアクリレ
ート化物)50部、aで合成した反応性カチオン性高分子
乳化剤水溶液 (固形分20%)25部、エマルゲン810(花王
(株)製ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル)2部、イオン交換水 160部を 500ml反応容器中で撹拌
下、窒素雰囲気中で80℃に加熱した。3%AAPD水溶液を 8
部添加し2時間保持し、ついで3%AAPD水溶液 2部を添加
した。添加終了後反応混合物を80℃に4時間保持して重
合を完結し、マイクロゲル水分散液を得た。光散乱法に
よる粒径の測定結果は約 5μmであった。マイクロゲル
水分散体液を一晩放置した後、グリシジルメタクリレー
ト 2.1部を加え空気雰囲気中で70℃に加熱し2時間保持
することにより反応を完結した。
【0036】(感光性マイクロゲル水分散体の乾燥)合
成例1、2、3、4で得た感光性マイクロゲル水分散体
(固形分25% )各200部をエバポレーターにて流動性が
なくなるまで水を留去し、その後バットに移し真空乾燥
機中でさらに乾燥し、4種の粉体を得た。この間分散液
から粉体を得るまでの所用時間は約3時間であった。
成例1、2、3、4で得た感光性マイクロゲル水分散体
(固形分25% )各200部をエバポレーターにて流動性が
なくなるまで水を留去し、その後バットに移し真空乾燥
機中でさらに乾燥し、4種の粉体を得た。この間分散液
から粉体を得るまでの所用時間は約3時間であった。
【0037】(実施例1、4)合成例1、4の粉体 7部
に、それぞれbで合成したウレタンジメタクリレート1.
5部、ポリブタジエンゴム JSR BR02L(日本合成ゴム
(株)製)1.5 部、ダロキュア2959(メルク社製) 0.5
部を加えて二本ロールで分散した。 (実施例2)合成例2の粉体を用い、ポリブタジエンゴ
ムの代わりにクレイトン D1320X (シェル化学(株)製
スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー)
を用いた以外は、実施例1と同様にした。
に、それぞれbで合成したウレタンジメタクリレート1.
5部、ポリブタジエンゴム JSR BR02L(日本合成ゴム
(株)製)1.5 部、ダロキュア2959(メルク社製) 0.5
部を加えて二本ロールで分散した。 (実施例2)合成例2の粉体を用い、ポリブタジエンゴ
ムの代わりにクレイトン D1320X (シェル化学(株)製
スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー)
を用いた以外は、実施例1と同様にした。
【0038】(実施例3)合成例3の粉体を用い、ポリ
ブタジエンゴムの代わりにスチレンブタジエンゴムJSR
SL599(日本合成ゴム(株)製)を用いた以外は、実施例
1と同様にした。 (実施例5、6)合成例1、2の粉体 7部に、それぞれ
M-1000-80(日本石油(株)製ポリブタジエンのアクリ
レート化物) 1.5部、ポリブタジエンゴム JSR BR02L
1.5部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二本ロールで分
散した。
ブタジエンゴムの代わりにスチレンブタジエンゴムJSR
SL599(日本合成ゴム(株)製)を用いた以外は、実施例
1と同様にした。 (実施例5、6)合成例1、2の粉体 7部に、それぞれ
M-1000-80(日本石油(株)製ポリブタジエンのアクリ
レート化物) 1.5部、ポリブタジエンゴム JSR BR02L
1.5部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二本ロールで分
散した。
【0039】(実施例7)合成例3の粉体 7部に、 M-1
000-80 1.5部、クレイトン D1320X 1.5 部、ダロキュア
2959 0.5部を加えて二本ロールで分散した。 (実施例8)合成例4の粉体 7部に、R-45ACR-LC(出光
石油化学(株)製ポリブタジエンのジアクリレート化
物) 1.5部、スチレンブタジエンゴム JSR SL599 1.5
部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二本ロールで分散し
た。
000-80 1.5部、クレイトン D1320X 1.5 部、ダロキュア
2959 0.5部を加えて二本ロールで分散した。 (実施例8)合成例4の粉体 7部に、R-45ACR-LC(出光
石油化学(株)製ポリブタジエンのジアクリレート化
物) 1.5部、スチレンブタジエンゴム JSR SL599 1.5
部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二本ロールで分散し
た。
【0040】(比較例1、2、3、4)合成例1、2、
3、4で得た感光性マイクロゲル水性分散液 (固形分25
%)各200部にダロキュア2959 2.5部を加え、エバポレー
ターにて流動性がなくなるまで水を留去し、その後バッ
トに移し真空乾燥機中で更に乾燥し、粉体を得た。この
間分散液から粉体を得るまでの所要時間は約3時間であ
った。 (比較例5、6)合成例1、2の粉体 7部に、それぞれ
bで合成したウレタンジメタクリレート3部、ダロキュ
ア2959 0.5部を加えて二本ロールで分散した。
3、4で得た感光性マイクロゲル水性分散液 (固形分25
%)各200部にダロキュア2959 2.5部を加え、エバポレー
ターにて流動性がなくなるまで水を留去し、その後バッ
トに移し真空乾燥機中で更に乾燥し、粉体を得た。この
間分散液から粉体を得るまでの所要時間は約3時間であ
った。 (比較例5、6)合成例1、2の粉体 7部に、それぞれ
bで合成したウレタンジメタクリレート3部、ダロキュ
ア2959 0.5部を加えて二本ロールで分散した。
【0041】(比較例7)合成例3の粉体 7部に、それ
ぞれ M-1000-80 3部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二
本ロールで分散した。 (比較例8)合成例4の粉体 7部に、それぞれ R-45ACR
-LC 3部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二本ロールで
分散した。 (比較例9、10)合成例1、2の粉体 7部に、それぞれ
ポリブタジエンゴム JSR BR02L 3部、ダロキュア2959
0.5部を加えて二本ロールで分散した。 (比較例11、12)合成例3、4の粉体 7部に、それぞれ
ポリブタジエンゴム JSR SL599 3部、ダロキュア2959
(メルク社製) 0.5部を加えて二本ロールで分散した。
ぞれ M-1000-80 3部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二
本ロールで分散した。 (比較例8)合成例4の粉体 7部に、それぞれ R-45ACR
-LC 3部、ダロキュア2959 0.5部を加えて二本ロールで
分散した。 (比較例9、10)合成例1、2の粉体 7部に、それぞれ
ポリブタジエンゴム JSR BR02L 3部、ダロキュア2959
0.5部を加えて二本ロールで分散した。 (比較例11、12)合成例3、4の粉体 7部に、それぞれ
ポリブタジエンゴム JSR SL599 3部、ダロキュア2959
(メルク社製) 0.5部を加えて二本ロールで分散した。
【0042】(膜の作成)実施例1〜8および比較例1
〜12で得た感光性樹脂組成物約10部を、それぞれプレス
機で加圧し、約 3mmの均一な膜にした。プレス条件は50
℃、100 kg/cm2、15分。
〜12で得た感光性樹脂組成物約10部を、それぞれプレス
機で加圧し、約 3mmの均一な膜にした。プレス条件は50
℃、100 kg/cm2、15分。
【0043】(物性評価)上記のようにして作成した膜
に紫外線4000mJ/cm2 照射し、硬化膜とした。この硬化
膜の破断強度、破断伸度、ゴム硬度、耐水性、耐アルカ
リ性、耐IPA 性を室温(25℃)にて測定した。耐水性、
耐アルカリ性、耐IPA 性は、イオン交換水、炭酸ナトリ
ウム水溶液(pH=9)、イソプロピルアルコール (IPA)に
24時間漬けて膨潤率を測ることで評価した。表1にその
結果を示す。 破断強度:引っ張り試験機にて測定 破断伸度 試料サイズ:10*20*3 (mm) 試験条件 :引っ張り速度 50mm/min ゴム硬度:JIS-K6301 に準じた。 膨潤率:((24時間浸漬後の重量/浸漬前の重量)-1)*10
0 解像度:膜に種々の線幅のパタ−ンを有するマスクフィ
ルムを重ね上記紫外線を照射し、水で現像し得られるも
っとも細い線幅を解像度とした。
に紫外線4000mJ/cm2 照射し、硬化膜とした。この硬化
膜の破断強度、破断伸度、ゴム硬度、耐水性、耐アルカ
リ性、耐IPA 性を室温(25℃)にて測定した。耐水性、
耐アルカリ性、耐IPA 性は、イオン交換水、炭酸ナトリ
ウム水溶液(pH=9)、イソプロピルアルコール (IPA)に
24時間漬けて膨潤率を測ることで評価した。表1にその
結果を示す。 破断強度:引っ張り試験機にて測定 破断伸度 試料サイズ:10*20*3 (mm) 試験条件 :引っ張り速度 50mm/min ゴム硬度:JIS-K6301 に準じた。 膨潤率:((24時間浸漬後の重量/浸漬前の重量)-1)*10
0 解像度:膜に種々の線幅のパタ−ンを有するマスクフィ
ルムを重ね上記紫外線を照射し、水で現像し得られるも
っとも細い線幅を解像度とした。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明の感光性樹脂組成物により、破断
強度、破断伸度、ゴム硬度等が飛躍的に向上し、水現像
可能な優れたフレキソ版を製造できるようになった。
強度、破断伸度、ゴム硬度等が飛躍的に向上し、水現像
可能な優れたフレキソ版を製造できるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/004 501 504 7/038
Claims (10)
- 【請求項1】 α,β−エチレン性不飽和二重結合を有
する化合物(a)を、第3級アンモニウム塩含有化合物
(b)を乳化剤として用いて乳化重合により合成したマ
イクロゲル微粒子(A)と、1分子中に第3級アンモニ
ウム塩と反応するエポキシ基および少なくとも一つの
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(B)とを反応させてなる感光性マイクロゲル(1)、
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(2)およびゴムもしくは熱可塑エラストマー(3)を
含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。 - 【請求項2】 α,β−エチレン性不飽和二重結合を有
する化合物(a)が、α,β−エチレン性不飽和二重結
合を有するウレタン化合物およびまたは末端あるいは側
鎖にα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するポリジ
エン類、あるいは該ウレタン化合物およびまたは該ポリ
ジエン類とα,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
他の化合物との混合物であることを特徴とする請求項1
記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項3】 第3級アンモニウム塩含有化合物(b)
がα,β−エチレン性不飽和二重結合を有することを特
徴とする請求項1または2記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項4】 マイクロゲル微粒子(A)を乳化重合に
より製造する際に、低分子界面活性剤を併用することを
特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の感光性樹脂
組成物。 - 【請求項5】 低分子界面活性剤がノニオン系界面活性
剤またはカチオン系活性剤であることを特徴とする請求
項4項記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項6】 α,β−エチレン性不飽和二重結合を有
する化合物(2)がα,β−エチレン性不飽和二重結合
を有するウレタン化合物およびまたは末端あるいは側鎖
にα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するポリジエ
ン類、あるいは該ウレタン化合物およびまたは該ポリジ
エン類とα,β−エチレン性不飽和二重結合を有する他
の化合物との混合物であることを特徴とする請求項1な
いし5いずれか記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項7】 ゴムもしくは熱可塑エラストマー(3)
が、ジエン系、スチレン系、オレフィン系、ウレタン
系、ビニル系、ポリアミド系、フッ素系、ポリエステル
系から選ばれる1種または2種以上であることを特徴と
する請求項1ないし6記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項8】 ゴム(3)が、SBR(スチレンブタジ
エン共重合物)、BR(ブタジエン重合物)、IR(イ
ソプレン重合物)、NBR(アクリロニトリルブタジエ
ン共重合物)、CR(クロロプレン重合物),IIR
(イソブチレンジエン共重合物),EPM(エチレンプ
ロピレン共重合物),AU(ポリエステルイソシアナー
ト縮合物),EU(ポリエーテルイソシアナート縮合
物)またはACM(アクリル酸エステル重合物)から選
ばれる1種または2種以上であることを特徴とする請求
項1ないし7記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項9】 感光性マイクロゲル(1)の水分散体を
乾燥し、α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化
合物(2)およびゴムもしくは熱可塑性エラストマー
(3)を混合することを特徴とする請求項1ないし8い
ずれか記載の感光性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項10】 請求項1ないし8いずれか記載の感光
性樹脂組成物を含むことを特徴とするフレキソ印刷用原
版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232921A JP2629120B2 (ja) | 1991-08-09 | 1992-08-07 | 感光性樹脂組成物、その製造方法及びフレキソ印刷用原版 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22454691 | 1991-08-09 | ||
JP3-224546 | 1991-08-09 | ||
JP4232921A JP2629120B2 (ja) | 1991-08-09 | 1992-08-07 | 感光性樹脂組成物、その製造方法及びフレキソ印刷用原版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651511A true JPH0651511A (ja) | 1994-02-25 |
JP2629120B2 JP2629120B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=26526119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4232921A Expired - Lifetime JP2629120B2 (ja) | 1991-08-09 | 1992-08-07 | 感光性樹脂組成物、その製造方法及びフレキソ印刷用原版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2629120B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0784369A (ja) * | 1993-08-27 | 1995-03-31 | E I Du Pont De Nemours & Co | 水性現像可能なフレキソグラフ印刷板 |
JP2002162738A (ja) * | 1997-11-28 | 2002-06-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP2002303974A (ja) * | 1997-11-28 | 2002-10-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP2009235295A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 高極性プレポリマー及びそれを含む感光性樹脂組成物 |
JP2014191291A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Toyobo Co Ltd | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 |
JPWO2020209145A1 (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52116301A (en) * | 1976-03-24 | 1977-09-29 | Mitsui Toatsu Chemicals | Photoosensitive resin composition for typographic printing |
JPS62173455A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-30 | イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー | マイクロゲルを含有する感光性組成物 |
JPH02175702A (ja) * | 1988-08-30 | 1990-07-09 | E I Du Pont De Nemours & Co | コアシエルミクロゲルを含有する水系で処理しうる感光性組成物 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP4232921A patent/JP2629120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS52116301A (en) * | 1976-03-24 | 1977-09-29 | Mitsui Toatsu Chemicals | Photoosensitive resin composition for typographic printing |
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JPH02175702A (ja) * | 1988-08-30 | 1990-07-09 | E I Du Pont De Nemours & Co | コアシエルミクロゲルを含有する水系で処理しうる感光性組成物 |
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JP2002162738A (ja) * | 1997-11-28 | 2002-06-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP2002303974A (ja) * | 1997-11-28 | 2002-10-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
JP2009235295A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 高極性プレポリマー及びそれを含む感光性樹脂組成物 |
JP2014191291A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Toyobo Co Ltd | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 |
JPWO2020209145A1 (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | ||
WO2020209145A1 (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | 富士フイルム株式会社 | 水現像性フレキソ印刷版原版、フレキソ印刷版および感光性樹脂組成物 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2629120B2 (ja) | 1997-07-09 |
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