JPH0651261U - 長尺ワークの直接通電加熱コイル - Google Patents

長尺ワークの直接通電加熱コイル

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JPH0651261U
JPH0651261U JP091473U JP9147392U JPH0651261U JP H0651261 U JPH0651261 U JP H0651261U JP 091473 U JP091473 U JP 091473U JP 9147392 U JP9147392 U JP 9147392U JP H0651261 U JPH0651261 U JP H0651261U
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contactor
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高行 木原
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富士電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱面の長さの異なる長尺ワークWを1つ
の直接通電加熱コイルで加熱できるようにして加熱コイ
ルの数を少なくする。 【構成】 直接通電加熱コイルは、長尺ワークWの被加
熱面W1に併置された誘導コイル30の長手方向に移動自在
であるように誘導コイル30に接触しており且つ被加熱面
W1の一端に接触するローラ10と、誘導コイル30の端部近
辺に配設され且つ被加熱面W1の他端に接触する接触子20
を先端に設けたリード導体21と、ローラ10を誘導コイル
30の長手方向に移動させる移動装置40とを具備し、且
つ、誘導コイル30の一端に突設したリード導体31と、リ
ード導体21との間に高周波電圧が印加される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高周波誘導加熱を直接通電加熱に併用して長尺ワークの側面を加熱 する直接通電加熱コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
断面が四角形の長尺レールのような長尺ワークの側面を加熱する方法として誘 導加熱を直接通電加熱に併用して加熱する高周波加熱がある。この高周波加熱に 使用される従来の直接通電加熱コイルの一例を図4に示す。
【0003】 図4に示すように、この直接通電加熱コイルは、絶縁性のベース91上に水平に 支持された角筒状の誘導コイル90を有する。誘導コイル90は、冷却ジャケットを 兼ね、上面に焼入液噴射孔92を備えている。誘導コイル90の一端部分には、上方 へ突出した第1の接触子93が設けられており、また他端部にはリード94が接続さ れている。誘導コイル90の他端側には、第2の接触子95が配置されており、この 第2の接触子95にも下方からリード96が接続されている。なお、97はリード94と 96の間に挿入されている絶縁物であり、98は焼入液供給管である。
【0004】 焼入すべき長尺ワークWは、接触子93、95に跨がって接触子93、95上に載置さ れ、接触子93、95の上から図示しないワーク押さえにより圧下されて、両端部下 面が接触子93、95に圧接される。リード94、96に接続された高周波電源100 を作 動させると、誘導コイル90を経由して長尺ワークWの下面表層部(被加熱面)に 高周波電流が流れ、被加熱面が直接通電加熱される。また、誘導コイル90を流れ る高周波電流により、被加熱面に誘導電流が生じ、この誘導電流によっても被加 熱面が加熱される。
【0005】 長尺ワークWの被加熱面が所定の焼入温度に加熱されると、誘導コイル90内に 焼入液供給管98から焼入液を導入する。これにより、誘導コイル90の焼入液噴射 孔92から上方へ焼入液が噴射され、被加熱面が急冷されて所定の焼入組織となる 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように長尺ワークWの表面を焼入する場合には、被加熱面が、直接通電電 流に加えて誘導電流によっても加熱されるので、加熱効率が高い。しかし、第1 の接触子93から第2の接触子95までの距離が、長尺ワークWの被加熱面の長さに 応じて一義的に決められているから、被加熱面の長さが変わると、加熱が不可能 になる。それ故、長尺ワークWの被加熱面の長さに応じた寸法の加熱コイルが必 要となり、長尺ワークWの加熱長さが多岐にわたる場合には、多数の加熱コイル が必要となるから、加熱コイルのコストが嵩むという問題があった。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、長尺ワークを直接通電電 流と誘導電流とによって2重に効率よく加熱でき、なおかつ長尺ワークの加熱長 さの変更に容易に対応できる長尺ワークの直接通電加熱コイルを提供する事を目 的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本考案の直接通電加熱コイルは、長尺ワークの被 加熱面に併置された誘導コイルと、誘導コイルの長手方向に移動自在であるよう に誘導コイルに接触しており且つ前記被加熱面の一端に接触する第1の接触子と 、誘導コイルの端部近辺に配設され且つ前記被加熱面の他端に接触する第2の接 触子と、第1の接触子を前記長手方向に移動させる移動装置とを備え、誘導コイ ルの一端と第2の接触子との間に高周波電圧が印加される。
【0009】 そして、第1の接触子は、ローラであり、前記移動装置は、前記ローラの軸の 支持部材に螺合し、前記長手方向に配設されたボールネジと、このボールネジの 回転装置とを備えたものとすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。図1〜図3は本実施例を 説明するための図面であって、図1は一部断面正面図、図2は図1のA−A線矢 視断面図、図3は図1のB−B線矢視断面図である。
【0011】 図1に示すように、本実施例の直接通電加熱コイルは、加熱される直線状の長 尺ワークWの1つの側面である被加熱面W1に平行に接近併置された直線状の誘導 コイル30と、誘導コイル30の長手方向に移動自在であるように誘導コイル30の長 尺ワークWに対向した面36に接触しているローラ10(第1の接触子)と、誘導コ イル30の端部近辺に配設された接触子20(第2の接触子)が先端に固定されてい るリード導体21と、ローラ10を誘導コイル30の長手方向に移動させる移動装置40 とを備えていることを基本的な構成としている。
【0012】 誘導コイル30の端部には、誘導コイル30と直角方向にリード導体31が突設され ており、リード導体21と31は絶縁物22を介して固定されている。また、リード導 体21の後端と、リード導体31の先端との間には、高周波電源100 が接続されてい る。50は絶縁性のベースであって、リード導体21と31とがこのベース50を貫通し ており、貫通部分でリード導体21と31はベース50に固定されている。そして、誘 導コイル30の他端は支持台51を介してベース50の上面に固定されている。
【0013】 焼入液噴射用のジャケットを兼ねる四角筒状の誘導コイル30の中空部分は、仕 切板34によって複数の焼入液室35に分割されている。そして、各焼入液室35の下 面には図示しない焼入液供給管が接続されるカプラ33が取り付けられており、ま た、各焼入液室35の上面36(誘導コイル30の前記した長尺ワークWに対向した面 )には複数の焼入液噴射孔32が開設されている。
【0014】 ローラ10を誘導コイル30の長手方向に移動させる移動装置40は、ローラ10の軸 11の両端を支持する1対のローラ支持垂直部材12と、これらローラ支持垂直部材 12を接続固定しているローラ支持水平部材13と、ローラ支持水平部材13に螺合し 、ベース50の上方で水平に配設されたボールネジ41と、ボールネジ41の両端を回 転自在に支持し、ベース50上に固定された1対の軸受け42、43と、ボールネジ41 を回転させるために軸受43に取り付けたモータ44とを備えている。なお、ボール ネジ41は、前記支持台51に設けた孔52を貫通している。
【0015】 次に、本実施例の直接通電加熱コイルを用いて長尺ワークWの被加熱面W1を焼 入する動作を説明する。まず、モータ44を回転させ、ローラ水平支持部材13とロ ーラ垂直支持部材12とを介してローラ10を誘導コイル30の長手方向に移動させ、 ローラ10と接触子20との距離が、長尺ワークWの被加熱面W1の長さに対応するよ うに、ローラ10を位置させる。そして、ローラ10と接触子20との間にある前記カ プラ33に前記焼入液供給管を接続して加熱範囲にある被加熱面W1に焼入液が噴射 されるようにする。
【0016】 次いで、長尺ワークWの被加熱面W1の両端がローラ10と接触子20とに接触する ように、長尺ワークWをローラ10と接触子20との上に載置し、図示しない適宜の 圧接機構によって長尺ワークWをローラ10と接触子20とに押圧してから、高周波 電源100 を動作させると、高周波電流は、リード導体31、誘導コイル30、ローラ 10、被加熱面W1、接触子20、およびリード導体21を経て流れ、或いは、これと逆 の経路で流れる。
【0017】 そして、被加熱面W1は、被加熱面W1に直接流れるこの電流によって加熱される と共に、誘導コイル30に流れる電流によって被加熱面W1に誘起された誘導電流に よっても加熱されるので、被加熱面W1は効率よく加熱される。
【0018】 被加熱面W1の加熱後、前記焼入液供給管に焼入液を供給すると、焼入液はカプ ラ33、焼入液室35、および焼入液噴射孔32を通過して被加熱面W1に噴射され、被 加熱面W1が冷却されて焼入される。この後、前記圧接機構による長尺ワークWの 押圧を解除してから、長尺ワークWを取り外す。
【0019】 次に焼入する長尺ワークWの被加熱面の長さが、始めに焼入した長尺ワークW の被加熱面W1の長さと異なっている場合には、モータ44を回転してローラ10を移 動し、ローラ10と接触子20との距離を次の長尺ワークWの被加熱面の長さに対応 するように設定してから、始めの長尺ワークWと同様に焼入を行う。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の長尺ワークの直接通電加熱コイルは、長尺ワー クに併置された誘導コイルの長手方向に移動自在であるように誘導コイルに接触 しており且つ長尺ワークの被加熱面の一端に接触する第1の接触子と、誘導コイ ルの端部近辺に配設され、被加熱面の他端に接触する第2の接触子と、第1の接 触子を誘導コイルの長手方向に移動させる移動装置とを備え、誘導コイルの一端 と第2接触子との間に高周波電圧が印加される。
【0021】 従って、本考案の長尺ワークの直接通電加熱コイルは、長尺ワークの被加熱面 の長さが変わった場合でも、加熱コイルを取り替える必要がなく、加熱長さの異 なる長尺ワークを単一の直接通電加熱コイルで加熱できるので、加熱コイルの数 が減り、加熱コイルのコストを大幅に節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部断面正面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1のB−B線矢視断面図である。
【図4】長尺ワークの従来の直接通電加熱コイルの一部
断面正面図である。
【符号の説明】
10 ローラ 12 ローラ垂直支持部材 13 ローラ水平支持部材 20 接触子 30 誘導コイル 40 移動装置 41 ボールネジ 44 モータ 100 高周波電源 W 長尺ワーク W1 被加熱面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺ワークの被加熱面に併置された誘導
    コイルと、 誘導コイルの長手方向に移動自在であるように誘導コイ
    ルに接触しており且つ前記被加熱面の一端に接触する第
    1の接触子と、 誘導コイルの端部近辺に配設され且つ前記被加熱面の他
    端に接触する第2の接触子と、 第1の接触子を前記長手方向に移動させる移動装置とを
    備え、 誘導コイルの一端と第2の接触子との間に高周波電圧が
    印加されることを特徴とする長尺ワークの直接通電加熱
    コイル。
  2. 【請求項2】 第1の接触子がローラであり、移動装置
    は前記ローラの軸の支持部材に螺合し且つ前記長手方向
    に配設されたボールネジと、このボールネジの回転装置
    とを備えた請求項1記載の長尺ワークの直接通電加熱コ
    イル。
JP1992091473U 1992-12-15 1992-12-15 長尺ワークの直接通電加熱コイル Expired - Lifetime JP2570442Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05271749A (ja) * 1992-03-26 1993-10-19 Fuji Denshi Kogyo Kk 長尺ワークの表面焼入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05271749A (ja) * 1992-03-26 1993-10-19 Fuji Denshi Kogyo Kk 長尺ワークの表面焼入装置

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JP2570442Y2 (ja) 1998-05-06

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