JPH06511483A - インドール類 - Google Patents

インドール類

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JPH06511483A
JPH06511483A JP5502592A JP50259293A JPH06511483A JP H06511483 A JPH06511483 A JP H06511483A JP 5502592 A JP5502592 A JP 5502592A JP 50259293 A JP50259293 A JP 50259293A JP H06511483 A JPH06511483 A JP H06511483A
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ブラツグ,ジユリアン
クーパー,ケルビン
スパーゴ,ピーター・ライオネル
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フアイザー・インコーポレイテツド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ ン ド − ル 類 本発明は、ステロイド5α−還元酵素阻害活性を有するインドール誘導体に関す る。
更に詳しくは、本発明は、インドール類、その製造法および、そのテストステロ ン−5α−還元酵素阻害剤としての使用に関する。
テストステロンを含むステロイドホルモンのアンドロゲン(即ち男性ホルモン) 系は、男性および女性の身体的特徴における相違をもたらす。アンドロゲン類を 産生ずるすべての器官の内、畢丸は、これらのホルモンを最も多量に産生ずる。
これらのホルモンの体内における過剰産生は、多くの望ましくない身体的徴候お よび病的症状、例えば、尋常性ざ瘉、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大 症および壮年性脱毛症に導く。
畳丸によって分泌される主要なアンドロゲンは、テストステロンであり、これは 、男性の血漿中に存在する主要なアンドロゲンである。前立腺および皮脂腺のよ うなある種の器官におけるアンドロゲン活性の主要な仲介物質は、5α−還元型 アンドロゲン類である。従って、テストステロンは、テストステロン−5α−還 元酵素の作用により上記器官において局部的に形成される5α−ジヒドロテスト ステロンのプロホルモンである。
従って、多くの疾病状態における高レベルのジヒドロテストステロンの存在のた めに、テストステロン5α−還元酵素阻害剤の合成に注目が集っている。
又、テストステロン5α−還元酵素阻害剤は、ヒト前立腺癌の治療に有効である 可能性がある。
EP−A−0458207は、テストステロン5α−還元酵素阻害活性を有する ある種のインドール誘導体を開示している。
本発明は、一般式: て表される化合物および、その薬学的に許容し得る塩を提供する。
上記式中、 Xは、0、NH,N (C,−C4アルキル) 、C,−C4アルキレン、C2 C4アルケニレンまたはC2C4アルキニレンを表し、これらのアルキレン基、 アルケニレン基およびアルキニレン基はC,−C,アルキルまたはアリールによ り任意に置換され; Rは、H,OH1ハロ、CIC4アルキルまたはC+−04アルコキシを表し。
R、R、RおよびR4は各々独立に、H,C−Cアルキル、C+ C4アルコキ シ、OH1ハロおよびCF 3から選ばれ; R、RおよびRの内一つは、CI ’15アルキルまたは、一般式−z (C, −C,5フルキル) 、−Z (アリール)もしくは−Z (C3−C7シクロ アルキル)で表される基を表し、このアルキル基は任意にOSS (0)Q、N HまたはN (C。
C6アルキル)により中断されてもよく、前記アルキル基および前記−z (c  lc +sアルキル)基のアルキル基は、C1−〇 アルコキシ、アリール、 C3−07シクロアルキルまたは、一般式−Z(アリール)で表される基により 任意に置換され、R1R7およびR8の残りならびにR5およびR9は、各々独 立に、H,C,−C,7tL、*ル、C,−C4フルl−シ、ハロおよびハロ( CIC4アルキル)がら選ばれ;RおよびRは各々独立にHおよびC,−c4ア ルキルから選ばれ: Z ハ、0、S (0)q、NHまたはN (C,−C6フルキル)を表し; qは、0.1または2であり; X、R,RおよびR8の定義に用いた“アリール°は、る カッイルまたはフェニルにより任意に置換され央フェニルを意味する 。
3個以上の炭素原子を含有する、アルキル基、ハロアルキル基、アルケニル基お よびアルコキシ基ならびに、4個以上の炭素原子を含有する、アルカンアミド基 およびアルカノイル基は、直鎖であってもよいし又は分枝鎖であっても良い。
“ハロ”とは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意ボで容易に分解して 、RlOがC0OHである一般式(1)で表される対応する酸を遊離し得るエス テルを形成する基を意味することが、薬化学の分野では充分承知されている。こ のようなエステル基のいくつかは、例えばペニシリン領域において、またはアン ギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤である抗高血圧剤の場合において周知で ある。
RlGが−co <c −c アルキル)である一般式(1)%式% で表されるエステル類は、それ自体ステロイド5α−還元酵素阻害剤であるが、 一般にRがCOOR”である場合、このような化合物は、経口投与後インビボで R10がC0OHである一般式(+)で表される化合物を提供するプロドラッグ として有用である。また、このようなエステル類は、R10がC0OHである一 般式(1)で表される化合物製造のための中間物質としても有用である。
エステルを形成する基が所定の目的にかなうがどうかは、従来のインビトロまた はインビボでの酵素加水分解研究により評価することができる。
生物学的に不安定なエステルを形成する基の適当な例としては、アルキル(例え ばC+ C6アルキル)、アルカノイルオキシアルキル(そのアルキル、シクロ アルキルまたはアリール置換誘導体を含む)、アリールカルボニルオキシアルキ ル(そのアリール置換誘導体を含む)、アリール、アリールアルキル、インダニ ルおよびハロアルキル(ここで、アルカノイル基は2個から8個の炭素原子を有 し、アルキル基は1個から8個の炭素原子を有し、これら全部が直鎖であっても よいし分枝鎖であってもよく、アリールは、その両方がC+ Ci、アルキル、 る C IC4アルコキシまたはハロにより任意に置換され却フェニルまたはナフチ ルを意味する)が挙げられる。
C−C6アルキルに加え、生物学的に不安定なエステルを形成する基の別の特定 例としては、ベンジル、1− (2,2−ジエチルブチリルオキシ)エチル、2 −エチルプロピオニルオキシメチル、1−(2−エチルプロピオニルオキシ)エ チル、1−(2,4−ジメチルベンゾイルオキシ)エチル、α−ペンQリン シイ坊キシベンジル、■−(ベンゾイルオキシ)エチル、2−メチル−1−プロ ピオニルオキシ−1−プロピル、2,4.6−トリメチルベンゾイルオキシメチ ル、1− (2,4,6−トリメチルベンゾイルオキシ)エチル、ピバロイルオ キシメチル、フェネチル、フェンプロピル、2,2.2−トリフルオロエチル、 1−ナフチルまたは2−ナフチル、2.4−ジメチルフェニル、4−t−ブチル フェニルおよび5−インダニルが挙げられる。
一般式(1)で表される化合物の薬学的に許容し得る塩は、これらの酸付加塩お よび塩基塩である。
適当な酸付加塩は、無毒性塩を形成する酸から形成され、その例としては、塩酸 塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、燐酸塩、燐酸水素塩、 酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、グルコン 酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩およびl)−ト ルエンスルホン酸塩が挙げられる。
適当な塩基塩は、無毒性塩を形成する塩基から形成され、その例としては、アル ミニウム塩、カルシウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩、ナトリ ウム塩、亜鉛塩およびジエタノールアミン塩が挙げられる。
適当な塩に関する総説については、Beat ら、I、Ph++m5ci、、6 6、l−19i1977年)参照のこと。
本発明に関する」−記定義において、 好ましくは、Xは、0、NH,C,−C4アルキレンまたはC2−C4アルケニ レンてあり、更に好ましくは、Xは、OlN I(、メチレン、エチレンまたは エテニレンであり、最も好ましくは、Xはメチレノであり、 好ましくは、Yは、C”−C6アルキレンであり、最も好ましくは、Yはプロピ レンであり、 好ましくは、Rは、11またはC−C4アルキルであり、最し好ましくは、Rは l(であり、 好ましくは、R1、R2、R3およびR4は各々IIであり、好ましくは、R、 RおよびR8の内一つば、−〇(Cのアルキルはアリールにより任意に置換され 、R6、R7およびR の残りならびにR5およびR9は各々11てあり、更に 好ましくは、R 、R およびR8の内一つは、−0C11 (アリール)また は−OCII (C,−C4アルキル)(アリール)で、R 、R およびR  の残りならびにR およびR9は各々1■であり、最も好ましくは、R は−O CR (CI+3)(アリール)で、R 、R 、R およびR9は各々I]で あり、好ましくは、R は、C O O TTまたはC 0 0 R ”であり 、最も好ましくは、R10はC 0 0 1(であり、好ましくは、R は、C ,−C6アルキルであり、最も好ましくは、R11はエチルてあり、 好ましくは、ZはOてあり、 好ましくは、“アリール”は、1個から3個の置換基により任意に置換されたフ ェニルを意味し、更に好ましくは1個または2個の置換基により任意に置換され たフェニルを意味し、最も好ましくは1個の置換基により任意に置換されたフェ ニルを意味する。
本発明の好ましい態様において、“アリール”は、C+−C アルキル、C,− C6アルコキシ、ハロ、CF3、ニトロまたはフェニルにより任意に置換された フェニルを意味し、更に好ましくはn−プロピル、イソブチル、メトキシ、クロ ロ、CF3、ニトロまたはフェニルにより任意に置換されたフェニルを意味する 。尚も更に好ましくは、“アリール”は、フェニル、4−(n−プロピル)フェ ニル、4−イソブチルフェニル、1−メトキノフェニル、2.4−’;クロロフ ェニル、3.4−7クロロフエニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−ニ トロフェニルまたは11−フェニルフェニルを意味し、最も好ましくは41−イ ソブチルフェニルを意味する。
一般式(1)で表される化合物は、1個以上の不整炭素原子および/または1個 以上のアルケニル基を含有することができ、従って、2個以上の立体異性形態で 存在することができる。本発明には、一般式(1)で表される化合物の個々の立 体異性体およびそれらの混合物の両方が含まれる。ジアステレオマー類の分離、 または、ノスW性体とトランス異性体の分離は、一般式(1)で表される化合物 の立体異性体混合物またはその適当な塩もしくは誘導体の、従来の技法、例えば 、分別結晶、クロマトグラフィーまたはI−1. P. L. C により達成 することができる。また、一般式(+)で表される化合物の個々の鏡像異性体は 、相当する光学的に純粋な中間物質から調製することができるし、または、適当 なキラルな支持体を用いてラセミ体の11、P.L.Cによるような分割により 、もしくはラセミ体と適当な光学的に活性な酸または塩基との反応により形成さ れるジアステレオマー塩の分別結晶により調製することができる。
一般式(+)で表される化合物の特に好ましい実施態様は、(R,S)−4−  (3− [4−(1− [4− (2−メチルプロピル)フェニル]エトキノ) フェニルエタノイルコインドール−1−イル)ブタン酸および(S)−4− ( 3− [4− (1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]ニドキン)フェ ニルエタノイルコインドール−1−イル)ブタン酸、ならびにそれらの薬学上許 容し得る塩である。
本発明により提供される一般式(1)で表される化合物は、以下の方法により製 造することができる・1)一般式(1)で表される化合物(ここて、R10はC OOF(てあり、X,Y,RおよびR1からR9は一般式(+)で表される化合 物のところで既に定義した通りである)は、一般式(I+)で表されるエステル の分解により製造することがてき式中、R14は適当なエステル形成基を表し、 X、Y、RおよびR1からR9は一般式(+)で表される化合物のところで既に 定義した通りである。
分解して相当するカルボン酸を提供することができる適当なエステル形成基の多 くが、当業者に公知である。例えば、T、 W、 GreeIleと P、G、 Wwl+、’Projective G+oap+ ia O+He1cSyl hc+i+” 、 WilB−1mle++cie++ce (第2版、 19 91年)参照のこと。
上記式中Rが、例えばC+ C6アルキル基かまたは既に定義したような生物学 的に不安定なエステルを形成する代替基(即ち、RがCOOR”である一般式( 1)で表される化合物)の加水分解により除去することができるエステル形成基 である場合、酸性または塩基性条件下、例えば、適当な鉱酸または適当な無機塩 基のいずれかの水溶液を用いて加水分解を行うことができる。好ましくは、加水 分解は、塩基性条件下で行う。
代表的手法において、一般式(I I)で表されるエステルは、適当な有機助溶 剤、例えばテトラヒドロフランまたは、メタノールのようなCt −C4アルカ ノールの存在下、適当な塩基、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの 水溶液で処理する。加水分解は、代表的には、室温から還流温度で行い、好まし くは室温で行う。生成物は、仕上げ工程における酸性化によりカルボン酸に変換 することができる塩基塩として得られる。
上記式中R14が、例えばベンジルのように還元により除去することができるエ ステル形成基である場合、還元は、触媒として例えばパラジウム炭を用いた接触 水素水により行うことができる。
2)一般式(1)で表される化合物(ここで、R1G1IC0OHであり、X、 Y、RおよびR1からR9は一般式(+)で表される化合物のところで既に定義 した通りである)は、一般式(りで表される化合物(ここで、RはC0NR12 R13であり、X、Y、R,RからR、RおよびR13は一般式(T)で表され る化合物のところで既に定義した通りである)の加水分解により製造することが できる。
加水分解は、例えば、適当な鉱酸、例えば塩酸もしくは硫酸、または適当な無機 塩基、例えば水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムのいずれかの水溶液を用 いた酸性または塩基性条件下、室温から還流温度で行うことができる。塩基性の 加水分解条件を用いる場合、生成物は、仕上げ工程における酸性化によりカルボ ン酸に変換することができる塩基塩として得られる。
3)一般式(1)で表される化合物(ここで、R10はC0OHであり、X、Y 、RおよびRからR9は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義した 通りである)は、一般式(IT+)で表される化合物の加水分解により製造する ことができる: 式中、X、Y、RおよびRからR9は一般式(+)で表される化合物のところで 既に定義した通りであり、R15は、HまたはC+ C4アルキルである。
加水分解は、例えば、適当な酸、例えば塩酸もしくは酢酸、または適当な無機塩 基、例えば水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムのいずれかの水溶液を用い た酸性または塩基性条件下、室温から還流温度で行うことができる。塩基性の加 水分解条件を用いる場合、生成物は、仕上げ工程における酸性化によりカルボン 酸に変換することができる塩基塩として得られる。
4)一般式(1)で表される化合物(ここで、R11lはC0OHであり、X、 Y、RおよびRIからR9は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義 した通りである)は、一般式(IV)で表される化合物の加水分解により製造す ることがで式中、X、Y、RおよびR1からR9は一般式(1)で表される化合 物のところで既に定義した通りである。
加水分解は、例えば、適当な酸、例えば塩酸もしくは硫酸、または適当な無機塩 基、例えば水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムのいずれかの水溶液を用い た酸性または塩基性条件下、室温から還流温度で行うことができる。塩基性条件 を用いる場合、過酸化水素が任意に存在することができ、また、生成物は、仕上 げ工程における酸性化によりカルボン酸に変換することができる塩基塩として得 られる。
5)一般式(りで表される化合物(ここで、RlGはC0OHであり、X、Y、 RおよびR1からR9は一般式([)で表される化合物のところで既に定義した 通りである)は、一般式(V)で表される化合物の酸性加水分解により製造する ことが式中、X、Y、RおよびR1からR9は一般式(1)で表される化合物の ところで既に定義した通りであり、R16およびR17(ぞ二仁ン は≠嚇エチレンを表し、このエチレン基はフェニルまたはClC4アルキル(好 ましくはメチル)により任意に置換される。好ましくは、R16およびR17は 一緒になって−CH2C(CH3)2−を表す。
加水分解は、室温から還流温度で塩酸のような適当な酸の水溶液を用いて行うこ とができる。
6)一般式(1)で表される化合物(ここで、RIOはC0NHであり、X、Y 、RおよびR1からR9は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義し た通りである)は、一般式(TV)で表される化合物(ここで、X5YSRおよ びR1からR9は一般式(+)で表される化合物のところで既に定義した通りで ある)の部分的加水分解により製造することができる。加水分解は、濃硫酸を用 い0℃から室温で行うことができる。
7)一般式(I)で表される化合物(ここで、R10はco。
R”でJl)、X、Y、R,R’ からR’ お、及びR”は一般式(1)で表 される化合物のところで既に定義した通りである)は、一般式(1)で表される 化合物(ここで、RlGはC0OHであり、X、Y、RおよびR1からR9は一 般式(+)で表される化合物のところで既に定義した通りである)と一般式RI IOHで表されるアルコール(ここで、RIIはこの方法のために既に定義した ものと同じである)とのエステル化により製造することができる。
コノ反応は、過剰のアルコールおよび酸触媒例えば硫酸またはp−トルエンスル ホン酸を用いるような古典的エステル化条件下、室温から還流温度で行うことが できる。反応中に生じた水は、共沸蒸留により、または脱水剤もしくはモレキュ ラーシーブの使用により除去することができる。
また、エステル化は、脱水剤、例えば、ジシクロへキシルカルボジイミドまたは ジエチルアゾジカルボキシレート/トリフェニルホスフィンの存在下、酸とアル コールを反応させることによっても行うことができる(0.1lilsanob n、 57nlhe+i+、1981年、1参照)。
あるいは、エステル化は、まず、カルボン酸の活性化エステルまたはイミダゾリ ド誘導体を形成させ、続いてその場で活性化エステルまたはイミダゾリドと一般 式R”OHで表されるアルコールを反応させることにより行うことができる。活 性化エステルは、適当な脱水剤、例えば1− (3−N、N−ジメチルアミノプ ロピル)−3−エチルカルボジイミドの存在下、適当な溶媒、例えばジクロロメ タン中で室温でカルボン酸と1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを反応させるこ と名こより形成させることができる。イミダゾリドは、適当な溶媒、例えIfレ ジクロロメタン中室温でカルボン酸と1.1′ −カルボニルジイミダゾール 8)一般式(1)で表される化合物(ここで、RtG,よCOOR11であり、 X,Y,R,R’からR9およびR11(よ一般式(+)で表される化合物のと ころで既に定義した通りである)+1、一般式(Vl)で表される化合物。
(ここで、X,Y,RおよびR1からR9は一般式(1)で表される化合物のと ころで既に定義した通りであり、Z’l!適当な脱離基、例えばクロロまたはブ ロモを表す)と一般式R110−11はこの方法のために既に Hで表されるアルコール(こ、でR 定義したものと同じである)との反応により製造すること力(できる。
この反応は、酸受容体、例えばピリジンの存在下、適当な溶媒、例えばジクロロ メタン中で0℃から室温で行うことができる。
9)一般式(1)で表される化合物(ここで、R1[lはC00R11であり、 X、Y、R,RからRおよびR11は一般式(1)で表される化合物のところで 既に定義した通りである)は、一般式(1)で表される化合物(ここで、R10 はCOOHであり、X、Y、RおよびRからR9は一般式([)で表される化合 物のところで既に定義した通りである)の塩基塩(即ち、カルボン酸の塩基塩) と一般式R11z2で表される化合物(ここでRIIは一般式(1)で表される 化合物のところで既に定義した通りであり、Z2は適当な脱離基、例えばハロ、 好ましくはブロモもしくはヨードまたはp−1−ルエンスルホニルオキシを表す )との反応により製造することができる。一般式(+)で表される化合物のこの 方法に用いるのに好ましい塩基塩は、ナトリウム塩およびカリウム塩である。こ の反応は、適当な溶媒、例えばジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフラン 中で、室温から還流温度で行うことができる。
10)一般式(1)で表される化合物(ここで、RlOはC0Nl2 Hl 9 RRであり、X、Y、R,RからR、R12およびR13は一般式(1)で表さ れる化合物のところで既に定義した通りである)は、脱水剤、例えばジシクロへ キシルカルボジイミドの存在下、一般式(1)で表される化合物(ここで、RI OはC00Hであり、X、Y、Rお、JびRからR9は一般式1)で表される化 合物のところで既に定義した通りである)と一般+2 13 式RRNHで表されるアミン(ここでR12およびRI3はこの方法のために既 に定義したものと同じである)との反応により製造することができる。この反応 は、適当な有機溶媒、例えばジクロロメタン中で、室温から還流温度で行うこと ができる。
あるいは、この反応は、まず、カルボン酸の活性化エステルまたはイミダゾリド 誘導体を形成させ、続いてその場で活性化エステルまたはイミダゾリドと一般式 R12R13NHで表されるアミンを反応させることにより行うことができる。
活性化エステルまたはイミダゾリドの形成に適した手法は、方法(7)に述べて いる。
11)一般式(+)で表される化合物(ここで、R10はCON!213 19 RRであり、X、YSRSRからR5R12およびR13は一般式(1)で表さ れる化合物のところで既に定義した通りである)は、一般式(Vl)で表される 化合物(ここで、X1Y、R,RからRおよびZlは一般式(Vl)で表される 化合物のところで既に定義した通りである)と一般式RI2R13Ni1で表さ れるアミン(こ−でRおよびR13はこの方法のために既に定義したものと同じ である)との反応により製造することができる。この反応は、酸受容体、例えば ピリジンの存在下、適当な溶媒、例えばジクロロメタン中で、0℃から室温で行 うことができる。
12)一般式(r)で表される化合物(ここで、RIOはC0Nl2 N I RRであり、X、Y、R,RからR9、R12およびR13は一般式1)で表さ れる化合物のところで既に定義した通りである)は、一般式(T I)で表され る化合物[ここで、R14は適当なエステル形成基、例えばCl−06アルキル 基または既に定義したような生物学的に不安定なエステルを形成する代替基(即 ち、R10がCOOR”であるところの一般式(1)で表される化合物)、また はp−ニトロフェニルを表し、x、y。
RおよびR1からR9は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義した 通りであるコと一般式R12R13N、11で表されるアミン(こ−でRおよび R13はこの方法のために既に定義+ 12 したものと同じである)との反応により製造することができる。
この反応は、適当な溶媒、例えばC+ C4アルカノール中で、室温から還流温 度で行うことができる。この反応は、通常、密閉した反応容器中で過剰のアミン を用いて行う。
13)一般式([)で表される化合物(ここで、R10はC00HtたはC0N R’R13を表L、XはC−Cアルキレン、C−CアルケニレンまたはC2C4 アルキニレンを表し、これらのアルキレン、アルケニレンおよびアルキニレン基 は、C1−04アルキルまたはアリールにより任意に置換され、Y、R,Rから R9、RI2およびR13は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義 した通りである)は、一般式(VTI)で表される化合物の酸加水分解により製 造する式中、X、Y、RおよびRからR9はこの方法のために既にI 定義した通りであり、RおよびRlgは各々C−Cアルキルであるかまたは一緒 になってC2C3アルキレンを表すかのいずれかであり、このアルキレン基はC IC4アルキルにより任意に置換され、Rは0H1OR(ここで、R21は加水 分解により除去することができる適当なエステル形成基、例えばC−C6アルキ ルまたは既に定義したような生物学的に不安定なエステルを形成する代替基であ る)またはNR12R13(ここで、RおよびR13はこの方法のために既に定 義したものと同じである)を表す。加水分解は、水の存在下、適当な酸、例えば 塩酸またはp−トルエンスルホン酸を用いて行うことができる。
一般式(Vll)で表される化合物は、酸性条件下で相当するアルコールとの反 応により一般式(V I I 1)で表される化合物(ここで、X、RおよびR からR9はこの方法のために既に定義したものと同じである)の相当するケター ルをまず形成させ(例えば、T、W、G+cenc、”P+olCclite  G「oups inO+(*nic 5ylht+i+” 、WilC7−1n ls++eienct f1981年)参照)、続いて一般式(V I I + )で表される化合物のアルキル化法(14)で述べるものと同様の手法によるケ タールのN−アルキル化により製造することができる。
14)一般式〇)で表されるすべての化合物(ここで、X%Y、RおよびRから R10は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義した通りである)は 、一般式(V I I +)で表される化合物・ (ここで、X、RおよびRからR9は一般式(1)で表される化合物のところで 既に定義した通りである)の塩基塩(即ち、N−説プロトン化型)の、適切には 一般式Z3−Y−COOR22テ表サレル化合物、一般式Z3−Y−CoNR1 2R13で表される化合物または一般式Z3−Y−COOHで表される化合物の 塩基塩(ここで、Y、RおよびR13は一般式(+)で表される化合物のところ でに既に定義した通りであり、Z3は脱離基、例えばハロ、好ましくはクロロ、 ブロモもしくはヨード、メタンスルホニルオキシまたはI)−トルエンスルホニ ルオキシを表し、R22はR11のために既に定義したような生物学的に不安定 なエステルを形成する基を表す)を用いたアルキル化により製造することができ る。一般式Z3−Y−COOIIで表される化合物の好ましい塩基塩は、アルカ リ金属塩およびアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩およびカリウム塩であ る。一般式(Vlll)で表される化合物の好ましい塩基塩は、アルカリ金属塩 、例えばナトリウム塩およびカリウム塩である。
この反応は、適当な塩基、例えば水素化ナトリウムを用いた一般式(V I I  +)で表される化合物の初期の脱プロトン化、続いて、その結果できた陰イオ ンと、要求に応じて一般式Z 3− Y −COOR22で表される化合物、一 般式Z3−Y−CON R’R’で表される化合物または一般式Z3−Y−CO OHで表される化合物の塩基塩との反応により実施することができる。この反応 は、適当な溶媒、例えばN、N−ジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフラ ン中で、0℃から還流温度で、好ましくはほぼ室温で行うことができる。また、 この反応は、溶媒として2−ブタノン中てほぼ溶媒の還流温度で塩基として炭酸 カリウムを用いても行うことができる。
あるいは、この反応は、適した塩基が水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで ある相間移動条件下で行うことができる。
R10がC0OHであるところの一般式(+)で表される化合物が必要とされる 場合、生成物は、仕上げ工程において酸性化によりカルボン酸に変換され得る塩 基塩として得られる。
15)一般式(1)で表される化合物(ここで、XはC+−Cアルキレン、C− CアルケニレンまたはC2−C4アルキニレンを表し、これらのアルキレン基、 アルケニレン基およびアルキニレン基はCIC4アルキルまたはアリールにより 任意に置換され、Y、RおよびRからR10は一般式(T)で表される化合物の ところで既に定義した通りである)は、一般式(XI)で表される化合物。
(ここでXおよびRからR9はこの方法のために既に定義したちのと同じであり 、Z4は脱離基、例えばハロ、好ましくはクロロである)を用い、RがOHでは ないルイス酸の存在下で、および任意にRがOHであるルイス酸の存在下で、一 般式(IX)で表されるインドール: または、RがOHである場合その塩基塩、または一般式(X)で表されるインド ール o2H (ここで、Y、RおよびRからR4は一般式(1)で表される化合物のところで 既に定義したとおりであり、R23は、R24がR11のために既に定義したよ うな生物学的に不安定なエステルを形成する基であるところの0R24であるか または、R12およびR13が一般式(+)で表される化合物のところで既に定 義した通りであるところのNR12R13である)の塩基塩のアシル化により製 造することができる。適当なルイス酸としては、塩化アルミニウムおよび塩化ジ エチルアルミニウムが挙げられる。
この反応は、適当な溶媒、例えばトルエン中で室温から還流温度で行うことがで きる。
一般式(X)で表されるインドール類の好ましい塩基塩は、アルカリ金属塩およ びアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩およびカリウム塩である。
RIOがCOOHであるところの一般式(1)で表される化合物が必要とされる 場合、生成物は、仕上げ工程において酸性化によりカルボン酸に変換され得る塩 基塩として得られる。
RがOHであるところの一般式(1)で表される化合物が要求される場合、一般 式(IX)で表される化合物および一般式(X)で表される化合物は、エノラー ト塩の形態である必要がある。
したがって、RがOHである一般式(IX)で表されるインドールまたは、Rが OHである一般式(X)で表されるインドールの塩基塩は、適当な塩基、例えば 水酸化カルシウム1当量でまず処理して、エノラート塩を形成させた後、任意に ルイス酸の存在下、一般式(XT)で表される化合物を用いアシル化させるほう が良い。
仕上げ工程への酸性化工程の導入により、RがOHであるところの一般式(+) で表される化合物が得られる。
16)一般式(T)で表される化合物(ここで、R10はC0OHを表し、Xは O,NHSN (C−C4アルキル)まま たはCIC4アルキレンを表し、これらのアルキレン基はC−Cアルキルまたは アリールにより任意に置換され、Y1RおよびR1からR9は一般式(1)で表 される化合物のところで既に定義した通りである)は、一般式(Xrl)で表さ れる化合物の酸化分解により製造することができる;式中、Z は−CH=CH 、−CH=CH(C,−C4アルキル) 、−CH=C(C−Cアルキル)2ま たは−CミCHを表し、X、Y、RおよびR1からR9はこの方法のために既に 定義したものと同じである。
この反応は、オゾン分解により、または過マンガン酸カリウム水溶液で処理する ことによって行うことができる。
17)一般式(1)で表される化合物(ここで、Xは0を表し、R10はCOO R”またはCON R’R13のいずれかを表し、Y、R,R’からR,R11 、R12およびR13は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義した 通りである)は、一般式(XIII)で表される化合物・ (式中、Y、R,R’からR4、R11、R12およびR13はこの方法のため に既に定義したものと同じである)と、一般式(XIV)で表されるフェノール : (式中、RからR9はこの方法のために既に定義したものと同じである)とのエ ステル化により製造することができる。
(7)において述べた方法のいずれかと類似のエステル化手法を用いることがで きる。
18)一般式(+)で表される化合物(ここで、X、Y、RおよびRからR10 は方法(17)の一般式(+)で表される化合物のところで定義した通りである )は、一般式(XV)で表される化合物。
(式中、Y、R,RからR,R11、R12およびR13はこの方法のために既 に定義したものと同じであり、Z6は脱離基、例えばクロロまたはブロモを表す )と、一般式(XIV)で表されるフェノール(ここで、RからR9はこの方法 のために既に定義したものと同じである)との反応により製造することができる 。
この反応は、酸受容体、例えばピリジンの存在下、適当な溶媒、例えばジクロロ メタン中で0℃から室温で行うことができる。
19)一般式(1)で表される化合物(ここで、XはNHまたハN (C−Cフ ル+ル) ヲ表L、RlOハCOOR”t タi;!CONRRのいずれかを表 し、Y、R,RからR9,R、RおよびR13は一般式(T)で表される化合物 のところで既に定義した通りである)は、一般式(Xlll)で表される化合物 またはその活性化エステルもしくはイミダゾリド(ここで、Y、R,RからR4 、R11,RI2およびR13はこの方法のために既に定義したものと同じであ る)と、一般式(XV I)で表されるアミンとの反応により製造することがで 式中、R24は、HまたはC−Cアルキルを表し、R5からR9は、この方法の ために既に定義したものと同じである。
この反応は、適当な脱水剤、例えばジシクロへキシルカルボッイミドの存在下、 適当な有機溶媒、例えばジクロロメタン中で室温から還流温度で行うことができ る。
あるいは、この反応は、まず、カルボン酸の活性化エステルまたはイミダゾリド 誘導体を形成させ、続いてその場で活性化エステルまたはイミダゾリドとアミン を反応させることにより行うことができる。活性化エステルまたはイミダゾリド の適当な形成法は、方法(7)に述べている。
20)一般式(1)で表される化合物(ここで、X、Y、RおよびRからR10 は方法(19)における一般式(+)で表される化合物のところで定義した通り である)は、一般式(XV)で表される化合物(ここで、Y、R,RからR4、 RII、RおよびR13はこの方法のために既に定義したものと同じであり、Z 6は一般式(XV)で表される化合物のところで既に定義した通りである)と、 一般式(XV[)で表されるアミン(ココテ、R5からR9およびR24は、一 般式(XV I) で表されるアミンのために既に定義した通りである)との反 応により製造することができる。この反応は、酸受容体、例えばピリジンの存在 下、適当な溶媒、例えばジクロロメタン中で0℃から室温で行うことができる。
21)一般式(1)で表される化合物(ここで、XはNHまO たはN(C−C4アルキル)を表し、RはC0OHまたはCON R12R13 を表し、Y、RSR’からR9、R12およびR13は一般式(1)で表される 化合物のところで定義した通りである)は、一般式(XV[I)で表される化合 物:(式中、Y、R,RからR、R12およびR13はこの方法のために既に定 義したものと同じであり、R25は適当なエステル形成基、例えばCC4アルキ ルまたはp−ニトロフェニルである)またはその塩基塩と、一般式(XVI)で 表されるアミン(ここで、RからR9は、この方法のために既に定義したちのと 同じであり、R24は、一般式(XVt)で表される化合物のために既に定義し たものと同じである)との反応により製造することができる。
この反応は、適当な溶媒、例えばc −c アルカノール中で室温から還流温度 で行うことができる。
22)一般式(1)で表される化合物(ここで、RloはC0OHであり、X、 Y、RおよびRからR9は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義し た通りである)は、一般式(XVIll)で表される化合物の酸化により製造す ることができる: 式中、X、Y、RおよびRからR9は一般式(r)で表される化合物のところで 既に定義した通りである。この目的にあった適切な酸化剤は、ピリジン中の二酸 化クロムである。
23)一般式(1)で表される化合物(ここで、XはC−Cアルキルまたはアリ ールにより任意に置換されたC2−C4アルキレンを表し、Y、RおよびRから RlGは一般式(T)で表される化合物のところで既に定義した通りである)は 、一般式(r)で表される化合物(ここで、XはC2C4アルケニレンまたはC C4アルキニレンを表し、これらのアルケニレンまたはアルキニレン基はC,− C4アルキルまたはアリールにより任意に置換され、Y、RおよびRからR10 は一般式(1)で表される化合物のところで既に定義した通りである)の還元に より製造することができる。
還元は、適当な触媒、例えばパラジウム炭の存在下、適当な溶媒、例えばエタノ ールまたは酢酸エチル中で室温から還流温度で1気圧から5気圧(1,01x  105がら5.07x10” Pa)の圧力で水素を用いて行うことができる。
24)一般式(+)で表される化合物(ここで、R6、R7およびRの内一つは 、一般式−Z(cl−c15アルキル)または−Z (C3−C7シクロアルキ ル)で表される基を表し、この−Z(C−C,5yルキル)基(7)フルキルは 、CIC+ o 7ルコキシ、アリール、C3−07シクロアルキルまたは一般 式−2(アリール)で表される基により任意に置換され、Zは0゜S、NHまた はN(C−Cアルキル)を表し、R6、R7およびRの残りならびにR、R、X SY、R,R’からRSRおよび゛アリー/I/”は、一般式(1)で表される 化合物のところで既に定義した通りである)は、一般式(X I X)で表され る化合物ニ ア28 (式中、R、RオヨヒR29)内−ッlt、Z がols、NHまたはN (C ,−c6アルキル)である一般式−27−Hで表される基であり、R27、R2 8およびR29の残りはR6、RおよびRの残りについてこの方法のために既に 定義したものと同じであり、R26およびR30はR5およびR9についてこの 方法のために既に定義したものと同じであり、X、YSR。
RからR4およびRはこの方法のために既に定義したものと同じである)または その塩基塩と、一般式R31Z8で表される化合物(ここで、Rは適切にはcl −015アルキルまたはC3−07シクロアルキルであり、このアルキル基はC +−Cアルコキシ、アリール、C3−07シクロアルキルまたは、O “アリール”およびZがこの方法のために既に定義したものと同じであるところ の一般式−2(アリール)で表される基により任意に置換され、Z8は適当な脱 離基、例えばI・口、好ましたはp−)ルエンスルホニルオキシである)との反 応により製造することができる。
一般式(X I X)で表される化合物の好ましい塩基塩は、ナトリウム塩およ びカリウム塩である。
z7がOまたはSである場合、この反応は、好ましくは、適当な塩基、例えば水 酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムまたは水素化ナトリウムを用い一般式( X I X)で表される化合物の相当するフェノールまたはチオフェノールから その場で生じ得る一般式(X t X)で表される化合物の塩基塩(即ち、フェ ノキシトまたはチオフェノキシト塩基塩)を用い、適当な溶媒、例えばエタノー ルまたはN、N−ジメチルホルムアミド中で0℃から還流温度で行う。
Z7がNHまたはN(C−Cアルキル)である場合、−般式(X I X)で表 される化合物は、更なる酸受容体、例えばピリジンの存在下、適当な有機溶媒、 例えばジクロロメタン中で一般式R31Z8で表される化合物と反応させること ができる。
25)一般式(1)で表される化合物(ここで、RIoはco。
11 12H67 RまたはC0NRRであり、R、RおよびR8の内一つは、一般式−〇(C−C ,5アルキル)で表される基、−O(アリール)で表される基または一〇 (C ,−C7シクロアルキル)で表される基を表し、この−〇 (C+ Clsアル キル)基のアルキルは、CI ’10アルコキシ、アリール、C3−07シクロ アルキルまたは一般式−Z(アリール)で表される基により任意に置換され、R 、RおよびR8の残り、R5、R、X、Y、Z、R,R’ からR’ 、R”、 R12、R”オ、J。
° び“アリール゛は、一般式(T)で表される化合物のところで既に定義した 通りである)は、適当な脱水剤、例えばジエチルアゾンカルボキンレート/トリ フェニルホスフィンの存在下、一般式(X I X)で表される化合物(ここで 、R27、R28およH2728 びRの内一つはOHであり、R、RおよびR29の残りならびにRおよびR3° は方法(24)で一般式(XrX)で表される化合物のために既に定義したもの と同じであり、X、Y。
R,RからR4およびRIoはこの方法のために既に定義したものと同じである )と、一般式R320Hで表される化合物(ここて、Rは適切にはCI ’Is アルキル、アリールまたはC3C7シクロアルキルであり、このアルキル基はC t−Cアルコキシ、アリール、C3−07シクロアルキルまたは、“アリール” およびZがこの方法のために既に定義したものと同じであるところの一般式−Z (アリール)で表される基により任意に置換される)との反応により製造するこ とができる。
この反応は、適当な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で室温から還流温度で行 うことができる。
26)一般式(1)で表される化合物(ここで、XはCHlo 11 (C+ C4アルキル)を表し、RはC0ORまたは12 HI 5 CONRRを表し、Y、R,RからR1R11、R12およびR13は一般式( r)で表される化合物のところで既に定義した通りである)は、一般式(C,− C4アルキル)2 で表される化合物(ここで、Z9は適当な脱離基、例えばハ ロ、好ましくはクロロ、ブロモもしくはヨード、メタンスルホニルオキシまたは p−1−ルエンスルホニルオキシを表す)を用いる、一般式(1)で表される化 合物(ここで、XはCH2を表し、Y、RおよびRからRI3はこの方法のため に既に定義したものと同じである)の塩基塩のアルキル化により製造することが できる。
この方法で用いる一般式(1)で表される化合物の好ましい塩基塩は、ナトリウ ム塩およびカリウム塩である。
この反応は、0℃から室温で適当な溶媒、例えばN、N−ジメチルホルムアミド 中で、XがCH2である一般式(1)で表される化合物と適当な塩基、例えば水 素化ナトリウムとを最初に反応させ、続いて形成させた塩基塩をその場で一般式 (C1−Cアルキル)Z9で表される化合物を用いてアルキル化すへ ることにより行うことができる。
上記反応の全ておよび前記方法において用いた新規な出発物質の製造法は慣用的 なものであり、それらの実施または製造に適した試薬および反応条件ならびに所 望の生成物を単離する手法は、前記参考文献ならびに本明細書の実施例および製 造例により当業者等に周知されよう。
一般式(r)で表される化合物の薬学的に許容し得る塩は、一般式(r)で表さ れる化合物の溶液と、好適な所望の酸または塩基とを共に混合することにより容 易に製造することができる。塩は、溶液から沈澱し、濾過により集めることがで きるし又は、溶媒の蒸発により回収することができる。
一般式(1)で表される化合物は、ステロイド5α−還元酵素阻害剤であり、従 って、尋常性ざ癒、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症および壮年性脱 毛症のような疾病または病状の治療的または予防的処置に有用である。一般式( 1)で表されるある種の化合物は、ヒト前立腺癌の治療においても有用である。
一般式(1)で表される化合物は、ラットまたはヒト由来の前立腺組織を用い、 ステロイド5α−還元酵素阻害活性をインビトロでテストすることができる。
一般式(1)で表される化合物は、オスのラット由来の腹側の前立腺組織を用い ラットステロイド5α−還元酵素阻害における有効性をテストすることができる 。ラット前立腺の5α−還元酵素に対する阻害能力の測定に際し下記の手法を用 いた:ラットの前立腺を小片にみじん切りにした。この組織を、プリンクマンポ リトロン(B+inkmtn Po1Ytron ) (キネマチカ社、ルチェ ルン、GmnH)を用い緩衝液A (20rr+Mの燐酸ナトリウム、pH6, 5,0,32Mの蔗糖および1 rn Mのジチオトレイトール含有緩衝液)中 で均質化した後、モーター駆動(1000rpm)ボターエ7レビジエム(Po lle+ Elvehie−)(テフロン−ガラス)ホモジナイザーで均質化し た。
105.0OOGで60分間遠心分離することにより前立腺粒子を得た。4倍量 の緩衝液A中でペレットを洗浄し、105.0OOGで再遠心分離した。その結 果得られたペレットを上記のようにモーター駆動ボタ−エルビジエムホモジナイ ザーを用い緩衝液A中に(初めに用いた前立腺組織1g当り1m1)分散させた 。この粒子懸濁液を1mlのサンプルとして一70℃で保存した。
a衝液B(40mM燐酸ナトリウム緩衝液、pH6,5)l−溶解した下記成分 :500μlの[3H〕 −テストステロン(IgCis lnmol ;デュ ポン社、NENリサーチプロダクト、ステイープニジ、υ、に、)、100μl の0.5mMのNADP)(,5μlのジメチルスルホキシドに溶解した一般式 (T)で表される化合物および最終反応容量1mlにするために加えたIl衝液 Bを試験管に加えた。この混合液を37℃に温め、前立腺粒子懸濁液のアリコー トを加えることにより反応を開始させた。この反応混合液を37℃で30分間イ ンキュベートした後、担体として各20μgのテストステロンおよび5α−ジヒ ドロテストステロンを含有する酢酸エチル2mlを激しく撹拌しながら添加する ことにより反応を停止させた。
2000Gで10分間遠心分離することにより水層と有機層を分離した。有機層 を2番目の試験管に移し、窒素下で蒸発乾固させた。残存物を50−80μmの 無水エタノール中に溶解させ、シリカゲル60 F254 TLCプレート(イ ー・メルク社、ダルムシュタット、ドイツ)上にスポットし、クロロホルム:ア セトン(185:15)で展開した。
基質(テストステロン)および生成物(5α−ジヒドロテストステロン)のバン ドの放射化学的含量は、RITA放射性TLCアナライザー(レイテストインス トルーメンツ社、シェフイールド、U、に、)を用い測定した。5α−ジヒドロ テストステロンに変換した回収した放射性標識のパーセンテージを計算し、酵素 活性の決定に用いた。15%以下の基質(テストステロン)が生成物に変換され るように全てのインキュベージクンを行った。
阻害剤濃度の範囲を決定するために実験により得たデータをコンピュータを用い てS字状用量−反応曲線に当てはめ、5α−還元酵素活性の50%阻害(IC5 ゜)を示す化合物濃度を、5IGFfTプログラム(De Le■、^、 Ms atoe、 P J redRodbs+d、D、、^mt+ie*m Iow r■l N PhHiologt、235. E9?(1978年)を用いて計 算した。
一般式(1)で表される化合物は、増殖性ヒト前立腺由来の組織を用いヒトステ ロイド5α−還元酵素阻害における有効性をテストすることができる。ヒト前立 腺の5α−還元酵素に対する阻害能力の測定に際し下記の手法を用いた:鋼鉄製 乳鉢および乳棒を用い液体窒素中で冷凍ヒト前立腺組織を粉砕した。この粉末に した組織は、ウルトラータラツクス(Ultra−Turrax)(ジャンケア ンドクンケル社、スタウフエンi、BR,、ドイツ)を用い4倍量の緩衝液A( 0,32M庶糖1imMジチオトレイトールおよび50μMのN A D P  Hを含有する20mMの燐酸ナトリウム、p+15.5)中で均質化した。この ホモジネートは、500Gで5分間遠心分離して組織の大きい粒子を除0た後、 100.0OOGで1時間遠心分離した。その結果得られたペレットを、ウルト ラータラツクスホモジナイザーを用0て緩衝液A(初めに用いた前立腺組織1g 当り1mり中に分散させた。この後、この粒子調製物を2層のチーズクロスを通 して濾過し、濾液を1mlのサンプルとして一70℃で保存した。
緩衝液B(20mMクエン酸燐酸緩衝液、pH5,2)1m溶解した下記成分: 500μIの[3H] −テストステロン(1μCi、lnmol;デュポン社 、NENリサーチプロダクト、ステイープニジ、U、に、 )、100μmのN ADPH再生系(5mMのNADPH,50mMのグルコース6−燐酸、5単位 /mlのグルコース6−燐酸デヒドロゲナーゼ)、5μIのジメチルスルホキシ ドに溶解した一般式(1)で表される化合物および最終反応容量Lmlにするた めに加えた緩衝液Bを試験管に加えた。この混合液を37℃に温め、前立腺粒子 懸濁液のアリコートを加えることにより反応を開始させた。この反応混合液を3 7℃で30分間インキュベートした後、担体として各20μgのテストステロン および5α−ジヒドロテストステロンを含有する酢酸エチル2mlを激しく撹拌 しながら添加することにより反応を停止させた。2000Gで10分間遠心分離 することにより水層と有機層を分離した。有機層を2番目の試験管に移し、窒素 下で蒸発乾固させた。残存物を50−80μmの無水エタノール中に溶解させ、 シリカゲル60F254TLCプレート(イー・メルク社、ダルムシュタット、 ドイツ)上にスポットし、クロロホルム:アセトン(185・15)で展開した 。
基質(テストステロン)および生成物(5α−ジヒドロテストステロン)のバン ドの放射化学的含量は、RTTA放肘性T L Cアナライザー(レイテストイ ンストルーメンツ社、シェフイールド、U、に、)を用い測定した。5α−ジヒ ドロテストステロンに変換した回収した放射性標識のパーセンテージを計算し、 酵素活性の決定に用いた。15%以下の基質(テストステロン)が生成物に変換 されるように全てのインキュベーンランを行った。
阻害剤濃度の範囲を決定するために実験により得たデータをコンピュータを用い てS字状用量−反応曲線に当てはめ、5α−還元酵素活性の50%阻害(I C so)を示す化合物濃度を、5IGFITプログラム(D+ Letn、 A、 、 Mwn+on、P、1. 11111Rodbt+d、D、、^sc+ic *n Ioi+n*l ol Ph7sioloB、235. E97f+97 8年)を用いて計算した。
一般式(1)で表される化合物は、細胞系DU145およびHP C36Mを用 いヒト前立腺癌におけるステロイド5α−還元酵素活性阻害の有効性をテストす ることができる。5α−還元酵素に対する阻害能力の測定に際し下記の手法を用 いた:ヒト前立腺癌細胞系を、5%血清を含有するダルベツコの改良イーグル培 地(DMEM)で生育させた。この細胞を培地から遠心分離により回収し、無血 清のDMEM中で洗浄し、5−10×106細胞/mlで無血清培地中に懸濁さ せた。
次の成分:エタノールに溶解した10μmの[3H] −テストステロン(1μ Cis 20pmo l)(デュポン社、NENリサーチプロダクト、ステイー プニジ、U、に、)および一般式(1)で表される化合物のエタノール溶液5μ mを試験管に加えた。窒素下でエタノールを蒸発させ、テストステロンおよび化 合物を、0.25μmolのNADPHを含有する無血清培地0.25m1中に 再溶解させた。この混合液を37℃に温め、0.25m1の細胞懸濁液(1,2 −2,5xlO6細胞)を加えることにより反応を開始させた。この反応混合液 を37℃で2時間インキュベートした後、担体として各20μgのテストステロ ンおよび5α−ジヒドロテストステロンを含有する酢酸エチル1.5mlを激し く攪拌しながら添加することにより反応を停止させた。2000Gで10分間遠 心分離することにより水層と有機層を分離した。テストステロンおよびその代謝 産物を含有する有機層を2番目の試験管に移し、窒素下で蒸発乾固させた。残存 物を50−80μmの無水エタノール中に溶解させ、シリカゲル60 F254  TLCプレート(イー・メルク社、ダルムシュタット、ドイツ)上にスポット し、ジクロロメタン:アセトン(185+15)で展開した。
基質(テストステロン)および生成物(5α−ジヒドロテストステロン)のバン ドの放射化学的含量は、RITA放射性TLCアナライザー(レイテストインス トルーメンツ社、シェフイールド、U、に、)を用い測定した。5α−ジヒドロ テストステロンに変換した回収した放射性標識のパーセンテージを計算し、酵素 活性の決定に用いた。15%以下の基質(テストステロン)が生成物に変換され るように全てのインキュベージタンを行った。
阻害剤濃度の範囲を決定するために実験により得たデータをコンピュータを用い てS字状用量−反応曲線に当てはめ、5α−還元酵素活性の50%阻害(I C so)を示す化合物濃度を、5IGFETプログラム(De Letn、^、、  Munson、 P、1.5ndRodbt+d、 D、、^me+ic*a  Iow+ngl of Ph7sioloB、 235+ E97f19?8 年)を用いて計算した。
ヒトへの使用において、一般式(1)で表される化合物は、単独で投与すること ができるが、通常、意図する投与経路および標準医薬慣習により選ばれた医薬担 体と混合して投与する。
例えば、これらは、澱粉もしくは乳糖のような賦形剤を含有する錠剤、または単 独もしくは賦形剤との混合物のいずれかのカプセル剤もしくは卵形剤(ovul es)の形態で、または着香剤もしくは着色剤を含有する、エリキシル剤、溶液 剤もしくは懸濁剤の形態で経口的に投与することができる。これらは、例えば静 脈内注射、筋肉内注射または皮下注射により非経口的に注入することができる。
非経口投与において、他の物質、例えば溶液を血液と等張にするに充分な塩類ま たはブドウ糖を含有することができる無菌水溶液の形態でこれらを用いることが ベストである。
ヒトの患者への経口および非経口投与において、一般式(T)で表される化合物 の1日当りの投与量は、20mg/kg(単一投与または分割投与)までの投与 量を用いることができるヒト前立腺癌の治療を除き、0.01mg/kgから2 0mg/kgであり、好ましくは、O,1mg/kgから10mg/kgである 。従って、これらの化合物の錠剤またはカプセル剤は、必要に応じ1度に1個づ つ又は2個づつまたはそれ以上を投与するために1mgから0.5gの有効成分 を含有する。いずれにしても、医師は、特定の患者の年齢、体重および応答と共 に変化するであろう個々の患者に最も適した実際の投与量を決定するであろう。
上記投与量は、平均的ケースの例であり、より高い又はより低い投与量範囲が益 する個々のケースも当然あり得、これらも本発明の範囲内に入る。
あるいは、一般式1)で表される化合物は、半割もしくはペッサリーの形態で投 与することができ、またはローシラン、溶液、クリーム、軟膏もしくは噴霧剤の 形態で局所的に投与することができる。例えば、これらは、ポリエチレングリコ ール類の水性乳化物もしくは流動パラフィンから成るクリーム中に含ませること ができるし、または必要とされるような安定化剤および保存剤と共に白色ワック スもしくは白色軟ロウのベースから成る軟膏中に1%から10%濃度で含ませる ことができる。
また、一般式(1)で表される化合物は、特に前立腺肥大症ラゾシンもしくはド キサゾシン)、抗アンドロゲン剤(例えば、フルタミド)またはアロマターゼ阻 害剤(例えば、アタメスタン)と共に投与することができる。
従って、本発明は、更に下記のものを提供する:1)一般式(1)で表される化 合物または薬学的に許容し得るその塩、および薬学的に許容し得る希釈剤もしく は担体から成る医薬組成物: ii)医薬として用いる、一般式(1)で表される化合物または薬学的に許容し 得るその塩もしくは組成物;fit)ステロイド5α−還元酵素を阻害する医薬 製造への、一般式(1)で表される化合物または薬学的に許容し得るその塩もし くは組成物の使用; iv)尋常性ざ癒、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症、壮年性脱毛症 またはヒト前立腺癌の治療的または予防的処置のための医薬製造への、一般式( +)で表される化合物または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の使用; ■)ステロイド5α−還元酵素を阻害する、ヒトの治療法であって、一般式(1 )で表される化合物または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の有効量を 用い前記ヒト患者を治療することを特徴とする、ヒトの治療法: vi)尋常性ざ瘉、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症、壮年性脱毛症 またはヒト前立腺癌の治療または予防のためのヒトの治療法であって、一般式( 1)で表される化合物または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の有効量 を用いヒトを治療することを特徴とする治療法;およびvii)一般式(T I )で表される新規な中間物質(但し、R14はRIIのために定義したものと同 じではない)、一般式(IV)で表される新規な中間物質、一般式(VMI)で 表される新規な中間物質もしくはその塩基塩、および一般式(X T X)で表 される新規な中間物質もしくはその塩基塩。
以下の実施例により、一般式(+)で表される化合物の調製について具体的に説 明する。
具体的方法1 (R,5)−4−(3−[1−(1−[4−(2−メチルブチトラヒドロフラン (THF)(35ml)およびメタノール(35ml)に溶解した(R,5)− 4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベ ンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸エチルエステル(3,8g)溶液を 、2Nの水酸化ナトリウム溶液(35ml)で処理した。室温で2時間撹拌した 後、この混合液を真空で約50m1容量まで慎重に濃縮し、この後、水浴で冷却 し、2Nの塩酸溶液で酸性にした。酢酸エチル(100ml)で酸相を抽出し、 有機抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、真空で濃縮して標記化合物を白色泡 状物質として得た(3. 27 g)。
実施例1から18 次の一般式で表される化合物: またはその塩基塩を、具体的方法1において用いたものと同様の方法により相当 するエチルエステル類の加水分解により調製した(実施例19から36参照)。
具体的方法2 ジメチルホルムアミドに溶解した4−(3−[4−ヒドロキシベンゾイルコイン ドール−1−イル)ブタン酸エチルエステル(5,24g)溶液(30ml)で 、乾燥ジメチルホルムアミド(DMF)に懸濁した水素化ナトリウム(油に分散 した60%分散液、716mg)の懸濁液(15m l)を0℃で窒素雰囲気下 で滴下処理した。室温で1時間撹拌した後、この混合液に、ジメチルホルムアミ ドに溶解したα−メチル−4−(2−メチルプロピル)ベンジルブロマイド(3 ,95g)溶液(5ml)を0℃で加えた。その結果できた混合液を室温で一晩 撹拌した。この反応物を、INの塩酸溶液(100ml)と酢酸エチル(200 ml)とに分配した。分離した有機層を、INの水酸化ナトリウム溶液(100 ml)、飽和食塩水(100ml)、次に水(100ml)で連続的に洗浄した 。
有機層をMgSO4で乾燥し、真空で濃縮して黄色油状物質を得た。これをカラ ムクロマトグラフィー(シリカ、4:1ヘキサン/酢酸エチル)にかけ、適当な 両分を蒸発させることにより標記化合物を得た(3.8g)。
実施例19から30 次の一般式で表される化合物: を、具体的方法2において用いたものと同様の方法により、相当するアルキルブ ロマイド(例えば調製物11から13参照)を用いた、相当するフェノール誘導 体重1物4および実施例37参照)のアルキル化により調製した。
実施例31 4− (3−[2−(4−[1−(4−[2−メチルプロピル]フェニル)エト キシ]フェニル)プロパノイルコインドール−(CH2)3Co2CH2CH3 DMFに溶解した(R,5)−4−[3−(4−[1−(4−[2−メチルプロ ピル]フェニル)エトキシ]フェニルエタノイル)インドール−1−イル)ブタ ン酸エチルエステル(実施例19参照)(522mg)溶液(5ml)を、水素 化ナトリウム(油に分散した60%分散液、43mg)で処理し、室温で10分 間撹拌した。ヨウ化メチル(62μl)を加え、室温で16時間撹拌を続けた。
この混合液を、酢酸エチル(30ml)で希釈し、INの塩酸溶液(30ml) および水(30ml)で洗浄した。有機層を乾燥させ(M g S O4)蒸発 させて黄色油状物質を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、3: 1ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、適当な両分を蒸発させることにより標 記化合物を黄色油状物質として得た(247mg)。
’ H−NMR[CDCl31 6・0.90 (d、6H)、1.30 (+ 、3B1. 1.50(d。
2111、 1.55 fd、3旧、1.80(s、IH)、2.15 (m、 2H1,2,24(lI、2旧、2.40 (m、28)、4.10 (s、4 H)、4.38 (Q、181. 5.20 (Q、1旧、6.78 (d、2 H1,7,05(d、281. 7.10−7.40 (s、?■、 7.62 (d、N11. 8.40 (s、II(l ppm。
実施例32 (R,5)−4−(3−[N−(4−[1−(4−[2−メチルプロビルコフェ ニル)エトキシ]フェニル)カルバモイルコインドール−1−イル)ブタン酸エ チルエステルDMFに溶解した4−(3−[N−(4−ヒドロキシフェニル)カ ルバモイルコインドール−1−イル)ブタン酸エチルエステル(調製物2参照) (220mg)溶液(5m l)を、水素化ナトリウム(油に分散した60%分 散液、26mg)で処理した。30分間撹拌した後、DMFに溶解したα−メチ ル−4−(2−メチルプロピル)ベンジルブロマイド(調製物12参照)(17 4mg)溶液(2ml)を加え、45分間撹拌を続けた。この混合液を、酢酸エ チル(30ml)で希釈し、2Nの塩酸溶液(50ml)、水(5X30ml) および飽和食塩水(2x30ml)で連続的に洗浄した。
有機層を乾燥させ(MgSO4)蒸発させて黄色油状物質を得た(265mg) 。これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、3:1ヘキサン/酢酸エチル )にかけ、適当な両分を蒸発させて標記化合物をジエチルエーテルから結晶化さ せゴム状物質として得た(193mg)。融点101−103℃。
測定値:C,75,56、H,6,97、N、5.39 。
C33■(3BN204理論値: C,75,30; H,7,28;N、5. 32% (d、3+11. 1.HI■、IHl、2.15 fs、Hit、2.30  (1,211)、2.45Id、2H1,4,10fQ、2旧、4.20 N、 281. 5.25 (q、IH)、6.85(d、2111. 7.10 ( d、28)、7.25−7.50 (s、7+11. 7.5Hs、IRI。
7.75 (t、l旧、11.110 (+、18) ppmル]インドール− 1−イル)ブタン酸エチルエステル3− (N−14−ベンジロキシフェニル〕 カルバモイル)−1H−インドール帽1物3参照)(4,0g)cDDMF溶i (60ml)を、DMFに懸濁した水素化ナトリウム(油に分散した60%分散 液、stsmg)の懸濁液(20ml)に加えた。20℃で30分間撹拌した後 、DMFに溶解したエチル4−ブロモブチレート(2,52g)溶液(20ml )を加えた。20℃で30分間撹拌した後、DMFを真空で除去した。
その結果できたオフホワイトの固形物を酢酸エチルと共にこねた後、濾過した。
濾液をシリカゲルに吸着させ、クロマトグラフィー(シリカ、1・1酢酸エチル /ヘキサン)にかけ、適当な両分を蒸発させて融点124−126℃の所望の生 成物を得た。測定1i1!:C,?3.91.H,6,38;N、6.14;C 28H28N204理論値: C,73,66;H,6,18;N、6.139 6 ’H−NMRf CDCl5) δ・1.20(1,3旧、2.15(a、28 1. 2.25(1,2旧、4.10 (q、01)、4.20 (1,2H1 ,5,04(+、011. 6.95 (d、011. 7.25−7.50  (■、8M+、7.55 +d、21()。
?、65 (+、1)11. 7.75 (+、Ill、8.05 (++、1 111. 9u。
実施例34から36 次の一般式で表される化合物: (CH2)3C02CH2CH3 を、出発物質として相当するI H−インドール類(11製物4から6参照)お よびエチル4−ブロモブチレートを用い、実施例33において用いたものと同様 の方法により調製した。
1 反応混合液の仕上げ工程として、INの塩酸溶液を加え、酢酸エチルを用い 混合液を抽出した。有機層を食塩永続いて水で洗浄し、乾燥させ、真空で濃縮し て所望の生成物を得た。ここでは、実施例33で用いたクロマトグラフィー仕上 げ手法は、不要である。
実施例37 4− (3−[3−(4−ベンジロキシフェール)ブo/<ノイル]インドール ー1−イル)ブタン酸エチルエステル酢酸エチルに溶解した(E)−4−(3− [3−(4−ベンジロキシフェニル]プロペノイル]インドール−1−イル)ブ タン酸エチルエステル(実施例35参照)(Ig)溶液(25ml)を、木炭に 担持させた10%パラジウム(250m g )の存在下、4.15x105P aで4,5時間水素化させた。
反応液をセルロースを主成分とする濾過助剤を介して濾過し、濾液を真空で濃縮 した。その残存油状物質をクロマトグラフィー(シリカ、40%酢酸エチル/ヘ キサン)にかけ、適当な両分を混合し、蒸発させて融点123−125℃、m  / z =442(M+1)+の標記化合物をまず得た(580mg)。
測定値:C,75,89,H,6,20,N、3.17;C28H27N04理 論値:C,76、t7;tt、6.16;N、3. 17 % !H−ロR(d6−DMSOI δ・2.00 (q、 21()、 2.25  ft、 2+1)、 2.90(1,211,3,12(1,21(1,4, 25(1,211)、5.05 (s、2■1. 6.90(L 281. 7 .20 − 7.48 (s、9H1,7,60(d、IHI、8.20(d、 IRI。
8.40 (s、l旧、12.25 (s、b+、IRI Hl。
更に溶出し、適当な両分を混合して蒸発させた後、4−(3−[3−(4−ヒド ロキシフェニル)プロパノイル]インド−ルー1−イル)ブタン酸エチルエステ ル(240mg)を得た。
1.−ロRI CDCl31 δ・1.2s (1,3H)、2.14 (Q、 2旧、2.Hfl、011. 3.02 (*、2旧、3.12 (m、Hit 、4.02−4.26(s、4111゜5.62 (1,IHI、6.75 ( d、2H1,?、10 (d、2旧、7.22−7.40 (s。
381、 7.54 (s、IH)、[40(■、1旧 ppm下記調製法は、 前述の実施例において用いた特定の出発物質の調製について具体的に説明するも のである。
具体的方法3 4− (3−[4−ヒドロキシベンゾイル]インドール−1−イル)ブタン酸エ チルエステル 酢酸エチルに溶解した4−(3−[4−ベンジロキシベンゾイルコインドール− 1−イル)ブタン酸エチルエステル(13,4g)溶液(300ml)を、木炭 に担持させた10%パラジウム(3g)の存在下、4.15X105Paで室温 で4時間水素化させた。反応液をセルロースを主成分とする濾過助剤を介して濾 過することにより触媒を除去し、濾液を真空で濃縮して淡い桃色の固形物にした 。冷ジエチルエーテルと共にこねることにより、白色粉末(8,24g)を得た 。
調製物1および2 次の一般式で表される化合物: (CH2)3C02C)I2C)13 を、具体的方法3において用いたものと同様の方法により、相当するベンジルエ ーテル類(実施例33および36参照)の水素化により調製した。
+ I(+、 1l−t(oiシt= MテJz。
調製物3 3− (N−[4−ベンジロキシフェニル]カルバモイル)−ジクロロメタンに 溶解したI H−インドール−3−カルボン酸(6,0g)溶液(100ml) を、撹拌しながら1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(5,0g)および 1−(3−N、N−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒド ロクロリド(14,2g)、続いてトリエチルアミン(21ml)および4−ベ ンジロキシアニリンヒドロクロリド(9,65g)で処理した。この混合液を室 温で2時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、水(2X100ml) 、2Nの 塩酸(4X100ml)および飽和食塩水(2X50ml)で連続的に洗浄した 。有機層を乾燥させ(Na2S04)、濾過し、蒸発させた。蒸発の途中で所望 の生成物が白色固形物として結晶化し、これを濾過により回収した(5. 89  g)。淡褐色油状物質になるまで母液を蒸発させ、クロマトグラフィー(ンリ カ、1・1酢酸エチル/ヘキサン)にかけて、融点211−214℃の所望の生 成物を更に回収した(995mg)。測定値: C,77、55;f(、5,5 1、N、 8.26 。
C22”18N2 02理論値:C,77,18;Il、5.30;N、8.1 8% ’)l−NMR(d6−DMSOI δ・5.05 (s、 28)、 6.9 5 (d、 2)1)、 7.10(讃、2H1,7,25−7,45(m、i ll、7.60 (d、011. 8.10(s、IHI。
8.15 (d、Ill、9.60 (+、IHl、11.70 [+、br、 IHI ppm調製物4 L H−インドール−3−カルボン酸4−ペンジロキシフエニジクロロメタンに 懸濁したIH−インドール−3−カルボン酸(Log)の懸濁液(250ml) を0℃に冷却し、塩化オキサリル(8,9m l)およびジメチルホルムアミド (DMF)(5滴)で処理した。1時間撹拌した後、清澄溶液を蒸発させ、ジク ロロメタンで3回共沸し、酸塩化物を褐色結晶固形物として得た。
ジクロロメタンに溶解した4−ベンジロキシフェノール(12,40g)溶液( 200ml)に、ピリジン(7,5m1)、続いてジクロロメタンに溶解した、 上記で調製した酸塩化物溶液(200ml)を加えた。−晩撹拌した後、この混 合液を蒸発させ、酢酸エチル(100ml)と2Nの塩酸(50ml)とに分配 した。分離した有機層を2Nの塩酸(2×50ml)次に飽和食塩水(2×50 ml)で洗浄した。
有機層を乾燥させ(MgS04)、蒸発させ、残存物をジクロロメタンから結晶 化させて標記化合物を融点188−189℃の白色固形物として得た(19.5 7g)。
測定値:C,77,07;H,4,77;N、4.05 ;C22H17NO3 理論値:C,?6.95 ;II、4.99 iN、4.08% ’II−NMR(CDCl31:δ・4.90 (+、 2H)、 6.85  (d、 2111.7.00(d、2旧、7.05−7.40 f園、81(+ 、7.90 f富、lll1. 11.00(m、l旧。
11.00 (+、 br、IHI ppm。
ナトリウムで処理した乾燥ジエチルエーテルに溶解したインドール(30,0g )溶液(450ml)に、機械的に撹拌しなからヨウ化メチルマグネシウム(ジ エチルエーテルに溶解した3、OM溶液85m1)を滴下して処理した。20℃ で1時間撹拌した後、4−ベンジロキシベンゾイルクロリド(67,3g)を加 えた。20℃で2時間撹拌を続けた後、INの塩酸(250ml)を混合液に加 え、−晩装置して反応させた。その結果できた沈澱を漉し去り、温酢酸エチル( 3×100m1)と共にこねて所望の化合物を淡桃色固形物として得た(40.  9 g)。
調製物5および6 次の一般式で表されるインドール類: を、具体的方法4において用いたものと同様の方法を用いIH−インドールおよ び相当する酸塩化物から調製した(調製物7および8参照)。
具体的方法5 4−ベンジロキシ−2,3−ジメチルベンゾイルクロリド4−ベンジロキシ−2 ,3−ジメチル安息香酸(2,0g)をジクロロメタン(10ml)に懸濁させ 、塩化オキサリル(1,3m1)およびジメチルホルムアミド(DMF)(2滴 )で処理した。−晩撹拌した後、この均質溶液を蒸発させて白色固形物を得、こ れをトルエンで3回共沸して標記化合物を白色粉末として得た(2.24g)。
出発物質として4−ベンジロキシフェニル酢酸を用いたことを除いては具体的方 法5において述べたものと同様の方法を用いて標記化合物を調製した。得られた 材料を直ちに使用した。
出発物質として(E)−3−(4−ベンジロキシフェニル)プロペン酸を用いた ことを除いては具体的方法5において述べたものと同様の方法を用いて標記化合 物を調製した。得られた材料を直ちに使用した。
ジエチルエーテルに溶解した4−n−プロピルベンズアルデヒド(7,4g)溶 液(60ml)を0℃に冷却し、ジエチルエーテルに溶解した2、0Mのn−プ ロピルマグネシウムクロリド溶液(27,5m1)で処理した。反応液を一晩撹 拌し、ジエチルエーテルで希釈し、飽和した塩化アンモニウム水溶液で反応を停 止させた。有機層を分離し、飽和した塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、乾燥さ せた( M g S O4)。有機層を濾過し、蒸発させて無色油状物質を得、 クロマトグラフィー(シリカ、4:1ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、 適当な両分を蒸発させてm/z=192(M )の所望の生成物を得た(4.0 6g)。
’ll−81111(CDCl5)δ・目tl (++、 6F=)、 !、2 tl−ロ0 (m、 01>。
1.70 [Q、011. 1.75 −1.90 (m、3)11. 2.6 0 (1,2111,4,601N11. 7.10 (d、281. 7jO (d、2tll ppm調製物10 メタノールに溶解した4−イソブチリルアセトフェノン(10,0g)溶液(5 0ml)を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(3,23g)を徐々に加え て処理した。室温で一晩撹拌した後、INの塩酸(50ml)で反応を停止させ 、酢酸エチル(100ml)を加えた。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO4 ) 、蒸発させてm/Z=178(M )の標記化合物を清澄油状物質として得 た(10. 02 g)。測定値:C179,69;I(,9,90;CHO, 1/7 )(20;理論値:C,79,68,H,10,19%。
’H−NMR(CDCl31・δ・0.901d、 6111.1.sO(d、  3H1,1,115(−1■旧、 2.50 (d、 21()、 4.11 5 (Q、 IHl、 7.15 (L 2111. 7.30相当するアルコ ール(例えば調製物9および10参照)をジクロロメタンに溶解しこの溶液を乾 燥臭化水素で飽和する間水浴で冷却することにより下記臭化アルキルを調製した 。この混合液を短時間撹拌した後、反応液を真空で蒸発させて同定することな( 直ちに使用される所望の臭化アルキルを得た。
1 出発物質についてはEP−A−291245参照。
薬理学的活性 オスのラット由来の腹面前立腺組織を用い、本明細書の′4亭3ページから寥鰭 ページに概説した手法によりステロイド5α−還元酵素阻害活性に関して一般式 (1)で表される化合物の選択をインビトロで検査した。得られた結果を表1に 示す。
更に、増殖性ヒト前立腺由来の組織を用い、本明細書の44&bベージから華奔 8ページに概説した手法によりステロイド5α−還元酵素阻害活性に関して実施 例36の化合物をインビトロで検査した。この化合物に関して89.7nMのI C5Ll値を得た。
国際調査報告 国際調査報告 (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AT、AU、BB、BG、BR,CA、CH,C3,DE。
DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、LU、MG、MN、 MW、NL、NO,PL、RO、RU、SD、SE、US (72)発明者 クーパー、ケルビン アメリカ合衆国、コネチカット・06340、グロートン、イースタン・ポイン ト・ロード、ファイザー・セントラル・リサーチ(番地なし) (72)発明者 スパーゴ、ピータ−・ライオネルイギリス国、シー・ティー・ 13・9・エヌ・ジエイ、ケント、サンドウィッチ、ラムズゲイト・ロード、フ ァイザー・セントラル・リサーチ(番地なし)

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、Xは、O、NH、N(C1− C4アルキル)、C1−C4アルキレン、C2−C4アルケニレンまたはC2− C4アルキニレンを表し、該アルキレン基、アルケニレン基およびアルキニレン 基はC1−C4アルキルまたはアリールにより任意に置換され; Yは、C1−C6アルキルにより任意に置換されるC1−C6アルキレンを表し Rは、H、OH、ハロ、C1−C4アルキルまたはC1−C4アルコキシを表し ; R1、R2、R3およびR4は各々独立に、H、C1−C4アルキル、C1−C 4アルコキシ、OH、ハロおよびCF3から選ばれ; R6、R7およびR8の内一つは、C1−C15アルキルまたは一般式−Z(C 1−C15アルキル)、−Z(アリール)もしくは−Z(C3−C7シクロアル キル)で表される基を表し、該アルキル基はO、S(O)q、NHまたはN(C 1−C6アルキル)により任意に中断され、前記アルキル基および前記−Z(C 1−C15アルキル)基のアルキル基は、C1−C10アルコキシ、アリール、 C3−C7シクロアルキルまたは、式−Z(アリール)で表される基により任意 に置換され、R6、R7およびR8の残りならびにR5およびR9は、各々独立 に、H、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロおよびハロ(C1− C4アルキル)から選はれ;R10は、COOH、COOR11またはCONR 12R13を表し;R11は、生物学的に不安定なエステルを形成する基を表し ;R12およびR13は各々独立にHおよびC1−C4アルキルから選はれ Zは、O、S(O)q、NHまたはN(C1−C6アルキル)を表し; qは0、1または2であり; X、R6、R7およびR8の定義に用いた“アリール”は、C1−C6、アルキ ル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニル、OH、ハロ、CF3、ハロ (C1−C6アルキル)、ニトロ、アミノ、C2−C6アルカンアミド、C2− C6アルカノイルまたはフェニルにより任意に置換されるフェニルを意伽 味する)で表される化合物または、その薬学許容し得る塩。
  2. 2.前記式中、 Xは、O、NH、C1−C4アルキレンまたはC2−C4アルケニレンを表し; Yは、C1−C6アルキレンを表し; Rは、HまたはC1−C4アルキルを表し;R1、R2、R3およびR4は各々 Hを表し;R6、R7およびR8の内一つは、−O(C1−C15アルキル)を 表し、該−O(C1−C15アルキル)基のアルキルはアリールにより任意に置 換され、R6、R7およびR8の残りならびにR5およびR9は各々Hを表し; R10は、COOHまたはCOOR11を表し;“アリール”は、C1−C6ア ルキル、C1−C6アルコキシ、ハロ、CF3、ニトロおよびフェニルから各々 独立に選はれた1個から3個の置換基により任意に置換されるフェニルを意味す る、ことを特徴とする請求項1記載の化合物。
  3. 3.前記式中、 Xは、O、NH、メチレン、エチレンまたはエテニレンを表し;Yは、プロピレ ンを表し; Rは、Hを表し; R6、R7およびR8の内一つは、−OCH2(アリール)または−OCH(C 1−C4アルキル)(アリール)を表し、R6、R7およびR8の残りならびに R5およびR9は、各々Hを表し; R10は、COOHまたはCOO(C1−C6アルキル)を表す、ことを特徴と する請求項2記載の化合物。
  4. 4.前記式中、 Xは、メチレンを表し; R7は、−OCH(CH3)(アリール)を表し、R5、R6、R8およびR9 は、各々Hを表し; R10は、COOHまたはCOOC2H5を表し;“アリール”は、n−プロピ ル、イソブチル、メトキシ、クロロ、CF3、ニトロまたはフェニルから各々独 立に選ばれた1個から2個の置換基により任意に置換されるフェニルを意味する 、ことを特徴とする請求項3記載の化合物。
  5. 5.前記式中、 R10は、COOHを表し; “アリール”は、フェニル、4−(n−プロピル)フェニル、4−イソブチルフ ェニル、4−メトキシフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロ フェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−ニトロフェニルまたは4−フ ェニルフェニルを意味する、ことを特徴とする請求項4記載の化合物。
  6. 6.前記式中、“アリール”は4−イソブチルフェニルを意味することを特徴と する請求項5記載の化合物。
  7. 7.(R,S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニ ル]エトキシ)フェニルエタノイル]インドール−1−イル)ブタン酸もしくは (S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エト キシ)フェニルエタノイル]インドール−1−イル)ブタン酸、またはそれらの 薬学的に許容し得る塩。
  8. 8.請求項1から7のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物またはそ の薬学的に許容し得る塩を、薬学的に許容し得る希釈剤または担体と一緒に含む ことを特徴とする医薬組成物。
  9. 9.医薬として用いるための、請求項1から7のいずれか一項および請求項8に それぞれ記載の、一般式(I)で表される化合物または薬学的に許容し得るその 塩もしくは組成物。
  10. 10.ステロイド5a−還元酵素を阻害する医薬の製造への、請求項1から7の いずれか一項および請求項8にそれぞれ記載の、一般式(I)で表される化合物 または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の使用。
  11. 11.尋常性ざ瘡、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症または壮年性脱 毛症の治療的または予防的処置のための医薬の製造への、請求項1から7のいず れか一項および請求項8にそれぞれ記載の、一般式(I)で表される化合物また は薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の使用。
  12. 12.ヒト前立腺癌の治療的または予防的処置のための医薬の製造への、請求項 1から7のいずれか一項および請求項8にそれぞれ記載の、一般式(I)で表さ れる化合物または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の使用。
  13. 13.ステロイド5α−還元酵素を阻害する、ヒトの治療法であって、請求項1 から7のいずれか一項および請求項8にそれぞれ記載の、一般式(I)で表され る化合物または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の有効量を用いて前記 ヒトを治療することからなる治療法。
  14. 14.尋常性ざ瘡、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症,壮年性脱毛症 またはヒト前立腺癌の治療または予防のためのヒトの治療法であって、請求項1 から7のいずれか一項および請求項8にそれぞれ記載の、一般式(I)で表され る化合物または薬学的に許容し得るその塩もしくは組成物の有効量を用いて前記 ヒトを治療することからなる治療法。
  15. 15.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)で表される化合物;式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)で表される化合物; 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII)で表される化合物もしくはその 塩基塩;または式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIX)で表される化合物もしくはその塩 基塩、式中、X、Y、RおよびR1からR10は請求項1において定義した通り であり、R14は分解してR10がCOOHである式(I)で表される化合物を 提供することができるエステル形成基を表すが、但しR14は請求項1において R11について定義したものと同じではなく、R27、R28およびR29の内 一つは、Z7がO、S、NHまたはN(C1−C6アルキル)である式−Z7− Hで表される基であり、R27、R28およびR29の残りはR6、R7および R8の残りについて請求項1において定義したものと同じであり、R26および R30はR5およびR9について請求項1において定義したものと同じである。
  16. 16.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、 Xは、O、NH、N(C1−C4アルキル)、C1−C4アルキレン、C2−C 4アルケニレンまたはC2−C4アルキニレンを表し、該アルキレン基、アルケ ニレン基およびアルキニレン基はC1−C4アルキルまたはアリールにより任意 に置換され; Yは、C1−C6アルキルにより任意に置換されるC1−C6アルキレンを表し ; Rは、H、OH、ハロ、C1−C4アルキルまたはC1−C4アルコキシを表し ; R1、R2、R3およびR4は、各々独立に、H、C1−C4アルキル、C1− C4アルコキシ、OH、ハロおよびCF3から選ばれ; R6、R7およびR8の内一つは、C1−C15アルキルまたは一般式−Z(C 1−C15アルキル)、−Z(アリール)もしくは−Z(C3−C7シクロアル キル)で表される基を表し、該アルキル基はO、S(O)q、NHまたはN(C 1−C6アルキル)により任意に中断され、前記アルキル基および前記−Z(C 1−C15アルキル)基のアルキル基は、C1−C10アルコキシ、アリール、 C3−C7シクロアルキルまたは、式−Z(アリール)で表される基により任意 に置換され、R6、R7およびR8の残りならびにR5およびR9は、各々独立 に、H、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロおよびハロ(C1− C4アルキル)から選ばれ;R10は、COOH、COOR11またはCONR 12R13を表し;R11は、生物学的に不安定なエステルを形成する基を表し ;R12およびR13は、各々独立にHおよびC1−C4アルキルから選ばれ; Zは、O、S(O)q、NHまたはN(C1−C6アルキル)を表し; qは、0、1または2であり; X、R6、R7およびR8の定義に用いた“アリール”は、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニル、OH、ハロ、CF3、ハロ( C1−C6アルキル)、ニトロ、アミノ、C2−C6アルカンアミド、C2−C 6アルカノイルまたはフェニルにより任意に置換されるフェニルを意味する)で 表わされる化合物またはその薬学的に許容し得る塩の製造法であって、(a)式 (I)で表される化合物(ここで、R10はCOOHであり、X、Y、Rおよび R1からR9は一般式(I)で表される化合物のところで既に定義した通りであ る)を製造するための、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、R14は、分解して、R1 0がCOOHでありX、Y、RおよびR1からR9が式(I)で表される化合物 のところで既に定義した通りであるところの一般式(I)で表される化合物を提 供することができるエステル形成基を表す)で表されるエステルの分解; (b)式(I)で表される化合物(ここで、R10はCOOHであり、X、Y、 RおよびR1からR9は一般式(I)で表される化合物のところで既に定義した 通りである)を製造するための、式(I)で表される化合物(ここで、R10は CONR12R13であり、X、Y、R、R1からR9、R12およびR13は 式(I)で表される化合物のところで既に定義した通りである)の酸性または塩 基性加水分解: (c)式(I)で表される化合物(ここで、R10はCOOHであり、X、Y、 RおよびR1からR9は式(I)で表される化合物のところで既に定義した通り である)を製造するための、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)(式中、X、Y、RおよびR1から R9は式(I)で表される化合物のところで既に定義した通りである)で表され る化合物の酸性または塩基性加水分解; (d)式(I)で表される化合物(ここで、R10はCOOR11であり、X、 Y、R、R1からR9およびR11は式(I)で表される化合物のところで既に 定義した通りである)を製造するための、式(I)で表される化合物(ここで、 R10はCOOHであり、X、Y、RおよびR1からR9は式(I)で表される 化合物のところで既に定義した通りである)と一般式R11OHで表されるアル コール(ここで、R11は式(I)で表される化合物のところで既に定義した通 りである)とのエステル化;(e)式(I)で表される化合物(ここで、X、Y 、RおよびR1からR10は式(I)で表される化合物のところで既に定義した 通りである)を製造するための、式:▲数式、化学式、表等があります▼)(V III)(ここで、X、RおよびR1からR9は式(I)で表される化合物のと ころで既に定義した通りである)で表される化合物の塩基塩の、式Z3−Y−C OOR11もしくはZ3−Y−CONR12R13で表される化合物または式Z 3−Y−COOHで表される化合物の塩基塩(ここで、Y、R11、R12およ びR13は式(I)で表される化合物のところでに既に定義した通りであり、Z 3は脱離基を表す)を用いたアルキル化;(f)式(I)で表される化合物(こ こで、XはNHまたはN(C1−C4アルキル)を表し、R10はCOOR11 またはCONR12R13を表し、Y、R、R1からR9、R11、R12およ びR13は式(I)で表される化合物のところで既に定義した通りである)を製 造するための、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIII)(式中、Y、R、R1からR4 、R11、R12およびR13は式(I)で表される化合物のところで既に定義 した通りである)で表される化合物またはその活性化エステルもしくはイミダゾ リドと、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XVI)(式中、R24は、HたはC1− C4アルキルを表し、R5からR9は、式(I)で表される化合物のところで既 に定義した通りである)で表わされるアミンとの反応;(g)式(I)で表され る化合物(ここで、X、Y、RおよびR1からR10は請求項16(f)におい て定義した通りである)を製造するための、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)(式中、Y、R、R1からR4、R 11、R12およびR13は式(I)で表される化合物のところで既に定義した 通りであり、Z6は脱離基を表す)で表される化合物と、式(XVI)(式中、 R24はHまたは1−C4アルキルを表し、R5からR9は式(I)で表される 化合物のところで既に定義した通りである)で表わされるアミンとの反応;(h )式(I)で表される化合物(ここで、R6、R7およびR8の内一つは、式− Z(C1−C15アルキル)または−Z(C3−C7シクロアルキル)で表され る基を表し、該−Z(C1−C15アルキル)基のアルキルは、C1−C10ア ルコキシ、アリール、C3−C7シクロアルキルまたは、式−Z(アリール)で 表される基により任意に置換され、ZはO、S、NHまたはN(C1−C6アル キル)を表し、R6、R7およびR8の残りならびにX、Y、R、R1からR5 、R9、R10および“アリール”は、式(I)で表される化合物のところで既 に定義した通りである)を製造するための、式:▲数式、化学式、表等がありま す▼(XIX)(式中、R27、R28およびR29の内一つは、Z7がO、S 、NHまたはN(C1−C6アルキル)である式−Z7−Hで表される基であり 、R27、R28およびR29の残りはR6、R7およびR8の残りについて式 (I)で表される化合物のところで既に定義したものと同じであり、R26およ びR30はR5およびR9について式(I)で表される化合物のところで既に定 義したものと同じであり、X、Y、R、R1からR4およびR10は式(I)で 表される化合物のところで既に定義した通りである)で表わされる化合物または その塩基塩と、式R31Z8で表される化合物(式中、R31はC1−C15ア ルキルまたはC3−C7シクロアルキルであり、該アルキル基はC1−C10ア ルコキシ、アリール、C3−C7シクロアルキルまたは、式−Z(アリール)で 表される基により任意に置換され、“アリール”およびZは上記(h)において 既に定義した通りであり、Z8は脱離基を表す)との反応;または (i)式(I)で表される化合物(ここで、R10はCOOR11またはCON R12R13であり、R6、R7およびR8の内一つは、式−O(C1−C15 アルキル)、−O(アリール)または−O(C3−C7シクロアルキル)で表さ れる基を表し、この−O(C1−C15アルキル)基のアルキルは、C1−C1 0アルコキシ、アリール、C3−C7シクロアルキルまたは、式−Z(アリール )で表される基により任意に置換され、R6、R7およびRaの残りならびにX 、Y、Z、R、R1からR5、R9、R11、R12、R13および“アリール ”は、式(I)で表される化合物のところで既に定義した通りである)を製造す るための、脱水剤の存在下、式(XIX)で表される化合物(ここで、R27、 R28およびR29の内一つはOHであり、R27、R28およびR29の残り ならびにR26およびR30は請求項16の(h)において既に定義した通りで あり、X、Y、R、R1からR4およびR10はここ(i)において既に定義し た通りである)と、式R32OHで表される化合物(ここで、R32はC1−C 15アルキル、アリールまたはC3−C7シクロアルキルであり、該アルキル基 はC1−C10アルコキシ、アリール、C3−C7シクロアルキルまたは、“ア リール”およびZが式(I)で表される化合物のところで既に定義した通りであ るところの式−Z(アリール)で表される基により任意に置換される)との反応 、 および前記(a)から(i)までの方法のいずれか一つに続いて任意に、式(I )で表される生成物の薬学的に許容し得るその塩への変換を包含することを特徴 とする、式(I)で表される化合物またはその薬学的に許容し得る塩の製造法。
  17. 17.前記(e)の分解を式(II)で表される化合物の酸性または塩基性加水 分解により行う、請求項16記載の方法。
  18. 18.R14がC1−C6アルキルである、請求項17記載の方法。
  19. 19.塩基性加水分解を、水性条件下水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを 用いて行う、請求項17または18記載の方法。
  20. 20.前記(e)の式(VIII)で表される化合物の塩基塩がナトリウム塩ま たはカリウム塩である、請求項16記載の方法。
  21. 21.請求項16の(e)または請求項20においてZ3がハロ、C1−C4ア ルカンスルホニルオキシまたはC1−C4アルキルフェニルスルホニルオキシで ある、請求項16または20に記載の方法。
  22. 22.Z3がブロモである、請求項21記載の方法。
  23. 23.前記(h)の式(XIX)で表される化合物の塩基塩を用いる、請求項1 6記載の方法。
  24. 24.塩基塩がナトリウム塩またはカリウム塩である、請求項23記載の方法。
  25. 25.請求項16、23または24におけるZ8が、ハロ、C1−C4アルカン スルホニルオキシまたはC1−C4アルキルフェニルスルホニルオキシである、 請求項16、23または24記載の方法。
  26. 26.Z8がブロモである、請求項25記載の方法。
  27. 27.前記式中、 (Xは、O、NH、C1−C4アルキレンまたはC2−C4アルケニレンを表し ; Yは、C1−C6アルキレンを表し; Rは、HまたはC1−C4アルキルを表し;R1、R2、R3およびR4は各々 Hを表し;R6、R7およびR8の内一つは、−O(C1−C15アルキル)を 表し、該−O(C1−C15アルキル)基のアルキルはアリールにより任意に置 換され、R6、R7およびR8の残りならびにR5およびR9は、各々Hを表し ; R10は、COOHまたはCOOR11を表し;“アリール”は、C1−C6ア ルキル、C1−C6アルコキシ、ハロ、CF3、ニトロおよびフェニルから各々 独立に選はれる1個から3個の置換基により任意に置換されるフェニルを意味す る、ことを特徴とする請求項16から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 28.前記式中、 Xは、O、NH、メチレン、エチレンまたはエテニレンを表し;Yは、プロピレ ンを表し; Rは、Hを表し; R6、R7およびR8の内一つは、−OCH2(アリール)または−OCH(C 1−C4アルキル)(アリール)を表し、R6、R7およびR8の残りならびに R5およびR9は、各々Hを表し; R10は、COOHまたはCOO(C1−C6アルキル)を表す、ことを特徴と する請求項27記載の方法。
  29. 29.前記式中、 Xは、メチレンを表し; R7は、−OCH(CH3)(アリール)を表し、R5、R6、R8およびR9 は、各々Hを表し; R10は、COOHまたはCOOC2H5を表し;“アリール”は、n−プロピ ル、イソブチル、メトキシ、クロロ、CF3、ニトロまたはフェニルから各々独 立に選ばれた1個から2個の置換基により任意に置換されるフェニルを意味する 、ことを特徴とする請求項28記載の方法。
  30. 30.前記式中、 R10は、COOHを表し; “アリール”は、フェニル、4−(n−プロピル)フェニル、4−イソブチルフ ェニル、4−メトキシフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロ フェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−ニトロフェニルまたは4−フ ェニルフェニルを意味する、ことを特徴とする請求項29記載の方法。
  31. 31.前記式中、 “アリール”は、4−イソブチルフェニルを意味する、ことを特徴とする請求項 30記載の方法。
  32. 32.(R,S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェ ニル]エトキシ)フェニルエタノイル]インドール−1−イル)ブタン酸もしく は(S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エ トキシ)フェニルエタノイル]インドール−1−イル)ブタン酸、またはそれら の薬学的に許容し得る塩を製造するために用いる、請求項16から26のいずれ か一項に記載の方法。
  33. 33.請求項16から32のいずれか一項に記載の方法により製造された、式( I)で表される化合物またはその薬学的に許容し得る塩を、薬学的に許容し得る 希釈剤または担体と一緒に含んでなる医薬組成物の製造法。
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