JPH06509336A - インドール類 - Google Patents
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- JPH06509336A JPH06509336A JP5502591A JP50259193A JPH06509336A JP H06509336 A JPH06509336 A JP H06509336A JP 5502591 A JP5502591 A JP 5502591A JP 50259193 A JP50259193 A JP 50259193A JP H06509336 A JPH06509336 A JP H06509336A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
インドール類
本発明は、ステロイド5α−還元酵素阻害活性を有するインドール誘導体に関す
る。
更に詳しくは、本発明は、インドール類、その製法および、そのテストステロン
−5α−還元酵素阻害剤としての使用に関する。
テストステロンを含むステロイドホルモンのアンドロゲン系は、男性および女性
の身体的特徴における相違に関与する。アンドロゲン類を生産するすべての器官
のうちで、皐丸はこれらのホルモンを最も多量に生産する。これらのホルモンの
体内過剰生産は、多(の望ましくない身体的徴候および疾病状態、例えば、尋常
性ざ瘉、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症および壮年性脱毛症の原因
となる。
毫丸により分泌される主要なアンドロゲンは、テストステロンであり、これは、
男性の血漿中に存在する主要なアンドロゲンである。前立腺および皮脂腺のよう
な所定の器官におけるアンドロゲン活性の主要な仲介物質は、5α−還元アンド
ロゲン類である。従って、テストステロンは、テストステロン−5α−還元酵素
の作用により上記器官において局部的に形成される5α−ジヒドロテストステロ
ンのプロホルモンである。多くの疾病状態で高レベルのジヒドロテストステロン
が存在することから、テストステロン5α−還元酵素阻害剤の合成に関心が寄せ
られている。
又、テストステロン5α−還元酵素阻害剤は、ヒト前立腺癌の治療に有効である
可能性がある。
EP−A−0458207は、テストステロン5α−還元酵素阻害活性を有する
所定のインドール誘導体を開示している。
本発明は式:
[式中、YはCtCsアルキルにより任意に置換されたC5−06アルキレンで
あり、RはH,OH,ハロ、C+Caアルキル又はC,−C,アルコキシであり
、R1,R2,R3及びR4は各々独立してH,C,−C,アルキル、Cl−C
4アルコキシ、01(、ハロ及びCF、から選択され、R8,R7及びR8のう
ちの1個は式;
の基であり、残りの2個とR8及びR6とは各々独立してHlC,−C,アルキ
ル、ClC4アルコキシ、ハロ及びハロ(C,−C,)アルキルから選択され、
R111はC0OH,C00RI+又はC0NRIIR”であり、R目は生物不
安定エステル形成基であり、Rt2及びRt3は各々独立してH及びClC4ア
ルキルから選択され、R1’はH1C+−Csアルキル、C3−C7シクロアル
キル又はアリールであり、R6゜R’、R”及びR14の定義で使用される「ア
リール」はC1−C6アルキル、C,−C,アルコキシ、C2−C,アルケニル
、OH,ハロ、CF3、ハロ(CI Csアルキル)、ニトロ、アミノ、Cl
Ceアルカンアミド、ClClアルカノイル又はフェニルにより任意に置換され
たフェニルを意味する]の化合物及び医薬的に許容可能なその塩を提供する。
本発明の別の態様によると、Yはct−csアルキルにより任意に置換されたC
、−C,アルキレンであり、RはHloH,ハロ、C,−C,アルキル又はC,
−C4アルコキシであり、R1,R2,R3及びR4は各々独立して11、C、
−C。
アルキル、C,−C4アルコキシ、OH,ハロ及びCF、から選択され、Rs、
Rt及びRaのうちの1個は式:の基であり、残りの2個とR1及びR6とは各
々独立してHlC,−C,アルキル、Cl−C4アルコキシ、ハロ及びハロ(C
I C4)アルキルから選択され、R111はC0OH,C00R目又はC0N
R目RI3であり、R”は生物不安定エステル形成基であり、RI!及びRIl
lは各々独立してH及びC,−C4アルキルから選択され、R14はH,CtC
sアルキル、C3−C、シクロアルキル又はアリールであり、R6゜Ri、Ra
及びR14の定義で使用される「アリール」はCl−06アルキル、C,−C,
アルコキシ、CzCsアルケニル、OH,ハロ、CF3、ハロ(CI Csアル
キル)、ニトロ、アミノ、C2−C,アルカンアミド、ClClアルカノイル又
はフェニルにより任意に置換されたフェニルを意味し、
i)R’が1− (4−(2−メチルプロピル)−フェニル)エトキシであり、
R,R’、R2,R3,R’、R’、R’、R8及びR9がいずれもHであり、
Yが−(CHI)!−であるとき、式(1)の化合物がラセミ形である場合には
RIDはC0OH以外のものであり、
1t)R’が1− (4−(2−メチルプロピル)フェニル)プロポキシ又は2
.2−ジメチル−1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)プロポキシであ
り、R,R’、R”。
R3,R4,RIl、R8,R8及びR9がいずれもHであり、Yが−(C’H
z)3−であるとき、式(1)の化合物がラセミ形である場合にはRIOはC0
OH又はC00C,H6以外のものであり、
i i i) R’が1− (3−(2−メチルプロピル)フェニル)エトキシ
であり、R,R1,R”、R3,R4,R8,R’。
R8及びR@かいずれもHであり、Yが−(CHI)3−であるとき、式(1)
の化合物がラセミ形である場合にはRIoはC0OH又はC00C,H,以外の
ものであり、1v)R’が1− (4−(2−メチルプロピル)フェニル)エト
キシであり、R1及びR6が両方ともメチルであり、R1R1,R2,Rs、R
4,R11及びR9がいずれもHであり、Yが−(CHz)s−であるとき、式
(1)の化合物がラセミ形である場合にはR11lはC0OH又はC00CtH
s以外のものであり、
v)R’がビス(4−(2−メチルプロピル)フェニル)メトキシであり、R,
R1,R”、R3,R’、Ri、R@、R8及びR9がいずれもHであり、Yが
−(CHz)s−であるとき、R111はC0OH以外のものであり、vi)R
’がビス(4−(2−メチルプロピル)フェニル)メトキシであり、R,R宜、
R1,R3,R’、R’、R7,R8及びR9がいずれもHであり、Yが−(C
Hz)s−であるとき、RB6はC0OH以外のものであり、vii)R’が4
−(2−メチルプロピル)フェノキシメチル又は3−(2−メチルプロピル)フ
ェノキシメチルでアリ、R,R’、R1,R3,R4,RB、R’、R’及びR
・がいずれもHであり、Yが−(CHI)s−であるとき、RIllはC0OH
又はC00C,H,以外のものである。
3個以上の炭素原子を含むアルキル基、ハロアルキル基、アルケニル基およびア
ルコキシ基と、4個以上の炭素原子を含むアルカンアミド基およびアルカノイル
基は、直鎖であっても良いし分枝鎖であっても良い。
“ハロ”とは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
“生物不安定エステル形成基“とは、インビボで容易に分解して、RIOがC0
OHである式(1)の対応する酸を遊離し得るエステルを形成する基を意味する
ことが、薬品化学の分野では充分承知されている。多数のこのようなエステル基
が例えばペニシリン領域において、またはアンジオテンシン変換酵素(ACE)
阻害剤である抗高血圧剤の場合において周知である。
RIGが−CO2(CI Csアルキル)である式(1)のエステル類は、それ
自体ステロイド5α−還元酵素阻害剤であるが、一般にRIGがC0OR”であ
る場合、このような化合物は、経口投与後インビボでRIGがC0OHである式
(1)の化合物を提供するプロドラッグとして有用である。また、このようなエ
ステル類は、RIGがCOOHである式(1)の化合物を製造するための中間物
質としても有用である。
特定のエステル形成基のこの目的の適合性は、従来のインビトロまたはインビボ
酵素加水分解研究により評価することができる。
適切な生物不安定エステル形成基の例としては、アルキル(例えばC,−C,ア
ルキル)、アルカノイルオキシアルキル(そのアルキル、シクロアルキルまたは
アリール置換誘導体を含む)、アリールカルボニルオキシアルキル(そのアリー
ル置換誘導体を含む)、アリール、アリールアルキル、インダニルおよびハロア
ルキル(ここで、アルカノイル基は2個から8個の炭素原子を有し、アルキル基
は1個から8個の炭素原子を有し、これら全部が直鎖であってもよいし分枝鎖で
あってもよく、アリールは、その両方がC,−C4アルキル、cI Csアルコ
キシまたはハロにより任意に置換されたフェニルまたはナフチルを意味する)が
挙げられる。
C,−C6アルキルに加え、他の生物不安定エステル形成基の具体例としては、
ベンジル、1− (2,2−ジエチルブチリルオキシ)エチル、2−エチルプロ
ピオニルオキシメチル、1−(2−エチルプロピオニルオキシ)エチル、1−(
2,4−ジメチルベンゾイルオキシ)エチル、α−ベンゾイルオキシベンジル、
■−(ベンゾイルオキシ)工チル、2−メチル−1−プロピオニルオキシ−1−
プロピル、2,4.6−ドリメチルベンゾイルオキシメチル、1− (2,4,
6−ドリメチルベンゾイルオキシ)エチル、ピバロイルオキシメチル、フェネチ
ル、フェンプロピル、2.2.2−1−リフルオロエチル、1−ナフチル、2−
ナフチル、2.4−ジメチルフェニル、4−t−ブチルフェニルおよび5−イン
ダニルが挙げられる。
式(r)の化合物の医薬的に許容可能な塩は、これらの酸付加塩および塩基性塩
である。
適当な酸付加塩は、非毒性塩を形成する酸から形成され、その例としては、塩酸
塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、燐酸塩、燐酸水素塩、
酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、グルコン
酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩およびp−トル
エンスルホン酸塩が挙げられる。
適当な塩基性塩は、非毒性塩を形成する塩基から形成され、その例としては、ア
ルミニウム塩、カルシウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩、ナト
リウム塩、亜鉛塩およびジェタノールアミン塩が挙げられる。
適当な塩に関する委細については、Berge等、 J、 Pharm。
Sci、、66、1−19(1977年)参照。
本発明に関する上記定義においては次のように選択される。
好ましくは、YはC,−C,アルキレンである。
より好ましくは、Yはメチレン、プロピレン、ブチレン又はペンチレンである。
最適にはYはプロピレンである。
好ましくはRはH又はC,−C,アルキルである。
より好ましくは、RはH又はメチルである。
最適にはRは11である。
好ましくは、R1,R2,R3及びR4は各々Hである。
好ましくは、R@、Ri及びR8のうちの1個は式二の基であり、残りの2個と
R5及びR6とは各々独立してH及びC,−C,アルキルから選択される。
より好ましくは、R7は式:
の基であり、R2Rs、 R11及びR9は各々独立してH及びC、−C、アル
キルから選択される。
最適には、R7は式:
%式%
の基であり、Rs、R2R11及びR@は各々Hである。
好ましくは、RIOはC0OH又はC00R11である。
最適には、R”はC0OHである。
好ましくは R11はC+ −Caアルキルである。
最適には、R口はエチルである。
好ましくは、Ri4はH,C,−C,アルキル、C4Caシクロアルキル又はC
,−C4アルキルにより置換されたフェニルである。
より好ましくは、RiはH1メチル、n−プロピル、シクロペンチル又は4−(
n−プロピル)フェニルである。
最適には、R14はメチルである。
好ましくは、“アリール”は、1個から3個の置換基により任意に置換されたフ
ェニルを意味し、更に好ましくは1個または2個の置換基により任意に置換され
たフェニルを意味し、最も好ましくは1個の置換基により任意に置換されたフェ
ニルを意味する。
本発明の好ましい態様において、“アリール”は、C3−C6アルキル又はハロ
により任意に置換されたフェニルを意味し、より好ましくはメチル、エチル、n
−プロピル、イソブチル又はクロロにより任意に置換されたフェニルを意味し、
更に好ましくは、フェニル、4−メチルフェニル、4−エチルフェニル、4−
(n−プロピル)フェニル、4−イソブチルフェニル又は3.4−ジクロロフェ
ニルを意味し、最も好ましくは4−イソブチルフェニルを意味する。
式(1)の化合物は、1個以上の不斉炭素原子および/または1個以上のアルケ
ニル基を含んでもよく、従って、2個以上の立体異性形態で存在することができ
る。本発明には、式(1)の化合物の個々の立体異性体およびそれらの混合物の
両方が含まれる。ジアステレオ異性体又はシス及びトランス異性体の分離は、式
(1)の化合物の立体異性体混合物またはその適当な塩もしくは誘導体を常法(
例えば、分別結晶、クロマトグラフィーまたはHoP、L。
C,)で処理することにより達成することができる。また、式(1)の化合物の
個々の鏡像異性体も、相当する光学的に純粋な中間物質から調製することができ
るし、適当なキシル保持体を用いてラセミ化合物のH,P、L、Cによるような
分割により、またはラセミ化合物と適当な光学的に活性な酸もしくは塩基との反
応により形成されるジアステレオ異性体塩の分別結晶により調製することができ
る。
式(1)の化合物の好適群は、R6,R?及びR11のうちの1個が式:
の基であり、残りの2個とY、R,R1,R1,R1,R4゜R5,Re、Rl
e、RII、R11,R13及び「アリール」とは、式(1)の化合物について
先に定義した意味を有する類である。
式(1)の化合物の特に好適な具体例は、(R,S) −4−(3−[4−(1
−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイルコインドール
−1−イル)ブタン酸、(S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプ
ロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸、
(R,5)−4−(2−メチル−3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル
)フェニル]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸及び(S
)−4−(2−メチル−3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニ
ル]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸、並びに医薬的に
許容可能なその塩である。
本発明により提供される式(I)の化合物は、以下の方法により製造することが
できる。
1)式(1)中、R111がC0OHであり、Y、RおよびR1−R9が式(1
)の化合物について先に定義した通りである化合物は、式:
(式中、RIllは適当なエステル形成基であり、Y、RおよびR’−R・は式
(1)の化合物について先に定義した通りである)のエステルを分解することに
より製造することができる。
分解して相当するカルボン酸を提供し得る多数の適当なエステル形成基が当業者
に公知である。例えば、T、 W、 Greene and P、G、Wuts
、 +Protective Groups in Organic 5ynt
hesis”、 Wiley−Interscience(第2版、1991年
)参照。
R15が、加水分解により取り出すことができるエステル形成基(例えばCl−
C8アルキルまたは先に定義したような別の生物不安定エステル形成基)である
場合(即ち、R10がC0OR”である式(1)の化合物)には、酸性または塩
基性条件下、例えば、適当な鉱酸または適当な無機塩基のいずれかの水溶液を用
いて加水分解を行うことができる。好ましくは、加水分解は、塩基性条件下で行
う。
代表的手法によると、適当な有機助溶剤、例えばテトラヒドロフランまたは、メ
タノールのようなCl−C4アルカノールの存在下、適当な塩基(例えば水酸化
ナトリウムまたは水酸化カリウム)の水溶液で式(II)のエステルを処理する
。加水分解は、代表的には、室温から還流温度で行い、好ましくは室温で行う。
生成物は塩基性塩として得られ、精製工程で酸性化によりカルボン酸に変換し得
る。
Re5が、例えばベンジルのように還元により取り出すことができるエステル形
成基である場合、還元は、触媒として例えばパラジウム−炭を用いた接触水素添
加により行うことができる。
2)式(1)中、RleがC0OHであり、YlRおよびR1−R9が式(1)
の化合物について先に定義した通りである化合物は、式(1)中、RIGがC0
NRlIR13であり、Y、R1R’−R’、Re2およびR13が式(1)の
化合物について先に定義した通りである化合物を加水分解することにより製造す
ることができる。
加水分解は、例えば、適当な鉱酸(例えば塩酸又は硫酸)または適当な無機塩基
(例えば水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)のいずれかの水溶液を用いた酸
性または塩基性条件下、室温から還流温度で行うことができる。塩基性の加水分
解条件を用いる場合、生成物は、精製工程における酸性化によりカルボン酸に変
換することができる塩基性塩として得られる。
3)式(1)中、RIGがC0OHであり、YSRおよびR1−R9が式(1)
の化合物について先に定義した通りである化合物は、式。
C0NHNHR16
=、、(Ill)
(式中、Y、RおよびRl、 R9は式(1)の化合物について先に定義した通
りであり、R111はHまたはC,−C,アルキルである)の化合物の加水分解
により製造することができる。
加水分解は、例えば、適当な酸(例えば塩酸又は酢酸)または適当な無機塩基(
例えば水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)のいずれかの水溶液を用いた酸性
または塩基性条件下、室温から還流温度で行うことができる。塩基性の加水分解
条件を用いる場合、生成物は、精製工程における酸性化によりカルボン酸に変換
することができる塩基性塩として得られる。
4)式(I)中、RIGがC0OHであり、YSRおよびR1−R9が式(1)
の化合物について先に定義した通りである化合物は、式:
(式中、Y、RおよびRI、 R9は式(I)の化合物について先に定義した通
りである)の化合物の加水分解により製造することができる。
加水分解は、例えば、適当な酸(例えば塩酸又は硫酸)または適当な無機塩基(
例えば水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)のいずれかの水溶液を用いた酸性
または塩基性条件下、室温から還流温度で行うことができる。塩基性条件を用い
る場合、過酸化水素が任意に存在することができ、また、生成物は、精製工程に
おける酸性化によりカルボン酸に変換することができる塩基性塩として得られる
。
5)式(1)中、R”がC0OHであり、Y、RおよびR1−R9が式(1)の
化合物について先に定義した通りである化合物は、式:
(式中、Y、RおよびR1−R9は式(I)の化合物について先に定義した通り
であり、R1’およびR18は一緒になってエチレンを表し、このエチレン基は
フェニルまたはClC4アルキル(好ましくはメチル)により任意に置換され、
好ましくは、R+’およびR111は一緒になって−CH。
C(CH3)2−を表す)の化合物の酸水解により製造することができる。
加水分解は、室温から還流温度で塩酸のような適当な酸の水溶液を用いて行うこ
とができる。
6)式(1)中、RIOがC0NH,であり、YSRおよびR1−R9が式(I
)の化合物について先に定義した通りである化合物は、式(IV)中、Y、Rお
よびR1−R9が式(1)の化合物について先に定義した通りである化合物の部
分的加水分解により製造することができる。加水分解は、濃硫酸を用い0℃から
室温で行うことができる。
7)式(1)中、RIOがC00RI+であり、YSR,R’〜R9およびR’
lが式(1)の化合物について先に定義した通りである化合物は、式(I)中、
RIGがC0OHであり、Y、RおよびR1,R11が式(1)の化合物につい
て先に既に定義した通りである化合物と、式R’lOH(式中、R1はこの方法
について先に定義した通りである)のアルコールとのエステル化により製造する
ことができる。
この反応は、過剰のアルコールおよび酸触媒(例えば硫酸またはp−1−ルエン
スルホン酸)を用いるような古典的エステル化条件下、室温から還流温度で行う
ことができる。
反応中に生じた水は、共沸蒸留により、または脱水剤もしくは分子ふるいの使用
により除去することができる。
また、エステル化は、脱水剤、例えば、ジシクロヘキシルカルポジイミドまたは
ジエチルアゾジカルボキシレート/トリフェニルホスフィンの存在下、酸とアル
コールを反応させることによっても行うことができる(0. Mitsunob
u。
5ynthesis、1981年、1参照)。
あるいは、エステル化は、まず、カルボン酸の活性化エステルまたはイミダゾリ
ド誘導体を形成し、続いてその場で活性化エステルまたはイミダゾリドと式RI
’OHのアルコールを反応させることにより行うことができる。活性化エステル
は、適当な脱水剤(例えば1− (3−N、N−ジメチルアミノプロピル)−3
−エチルカルボジイミド)の存在下、適当な溶媒(例えばジクロロメタン)中で
室温でカルボン酸を1−ヒドロキシベンゾトリアゾールと反応させることにより
形成させることができる。イミダゾリドは、適当な溶媒(例えばジクロロメタン
)中で室温でカルボン酸を1.1′−カルボニルジイミダゾールと反応させるこ
とにより形成することができる。
8)式(1)中、R11lがGOORllであり、Y、R,R1−R9およびR
1+が式(f)の化合物について先に定義した通りである化合物は、式:
(式中、Y、RおよびRI、 Reは式(1)の化合物について先に定義した通
りであり、Zlは適当な離脱基、例えばクロロまたはブロモを表す)の化合物を
式R’l0)I (式中、R”はこのについて先に定義した通りである)のアル
コールと反応させることにより製造することができる。
この反応は、酸受容体(例えばピリジン)の存在下、適当な溶媒(例えばジクロ
ロメタン)中で0℃から室温で行うことができる。
9)式(1)中、RIOがC00R11であり、YSRSR1〜R9およびR1
+が式(1)の化合物について先に定義した通りである化合物は、式(1)中、
R16がC0OHであり、Y、RおよびR1−R9が式(I)の化合物について
先に定義した通りである化合物の塩基性塩(即ち、塩基性カルボン酸塩)と式R
II22(式中、R11は式(1)の化合物について先に定義した通りであり、
Z2は適当な離脱基、例えばハロ、好ましくはブロモもしくはヨードまたはp−
トルエンスルホニルオキシを表す)の化合物と反応させることにより製造するこ
とができる。
この方法で使用するのに好適な式(1)の化合物の塩基性塩は、ナトリウム塩お
よびカリウム塩である。この反応は、適当な溶媒(例えばジメチルホルムアミド
またはテトラヒドロフラン)中で、室温から還流温度で行うことができる。
10)式(1)中、RIGがC0NRI2RI3であり、Y、R。
R1−R9、R12およびRIBが式(1)の化合物について先に定義した通り
である化合物は、脱水剤(例えばジシクロへキシルカルボジイミド)の存在下、
式(I)中、R111がC0OHであり、Y、RおよびRI、、 R9が式(1
)の化合物について先に定義した通りである化合物を式Rlff1RIQJH(
式中、R12およびRIBはこの方法について先に定義した通りである)のアミ
ンと反応させることにより製造することができる。この反応は、適当な有機溶媒
(例えばジクロロメタン)中で、室温から還流温度で行うことができる。
あるいは、この反応は、まず、カルボン酸の活性化エステルまたはイミダゾリド
誘導体を形成した後、その場で活性化エステルまたはイミダゾリドを式RI 2
RI 3N )(のアミンと反応させることにより行うことができる。活性化エ
ステルまたはイミダゾリドの形成に適した手法は、方法(7)に述べている。
11)式(1)中、RIOがC0NRI2RI3であり、YSR。
RI、 Ro、R+2およびRIBが式(1)の化合物について先に定義した通
りである化合物は、式(Vl’)中、Y、R1R1〜R9およびZlが式(Vl
)の化合物について先に定義した通りである化合物を式R12R”NH(式中、
R12およびR1,tはこの方法について先に定義した通りである)のアミンと
反応させることにより製造することができる。
この反応は、酸受容体(例えばピリジン)の存在下、適当な溶媒(例えばジクロ
ロメタン)中で、0℃から室温で行うことができる。
12)式(r)中、R”f)<C0NR12R”Qあり、YSR。
R1−R9、RI2およびRIBが式(1)の化合物について先に定義した通り
である化合物は、式(I I)中、RIBが適当なエステル形成基(例えばC、
−C、アルキルまたは先に定義したような別の生物不安定エステル形成基(即ち
、R目がC0OR+’である式(1)の化合物))またはp−ニトロフェニルを
表し、Y、RおよびR1−R9が式(I)の化合物について先に定義した通りで
ある化合物を式Rl 2 R13NH(式中、R12およびRI3はこの方法に
ついて先に定義した通りである)のアミンと反応させることにより製造すること
ができる。この反応は、適当な溶媒(例えばC1−C,アルカノール)中で、室
温から還流温度で行うことができる。この反応は、通常、密閉した反応容器(例
えばボンベ)中で過剰のアミンを用いて行う。
13)式(I)中、RIOがC0OHまたはC0NR”R+3であり、Y、RS
R’〜R@、R12およびR13が式(I)の化合物について先に定義した通り
である化合物は、式;%式%(
[式中、YSRおよびR1〜R・はこの方法についで先に定義した通りであり、
R”およびRioは各々C,−C4アルキルであるかまたは一緒になってC2−
C3アルキレンを表し、このアルキレン基はC、−C4アルキルにより任意に置
換され、R21は一0H1QR2!(式中、R2tは加水分解により取り出すこ
とができる適当なエステル形成基、例えばC,−C6アルキルまたは先に定義し
たような代替生物不安定エステル形成基)またはNR111R13(式中、R目
およびR13はこの方法について先に定義した通りである)を表す]の化合物の
酸水解により製造することができる。加水分解は、水の存在下、適当な酸(例え
ば塩酸またはp−トルエンスルホン酸)を用いて行うことができる。
式(Vll)の化合物は、酸性条件下で相当するアルコールと反応させることに
より、式(Vlll)中、RおよびR1−R9がこの方法について先に定義した
通りである化合物の相当するケタールをまず形成しく例えば、T、 W、 Gr
eeneおよびP、G、futs、 ”Protective Groups
in Organic 5ynthesis”、 Wiley−Intersc
ience (第2版、 1991年)参照)、続いて式(Vlll)の化合物
のアルキル化について方法(14)に述べると同様の手法によりケタールをN−
アルキル化することにより製造することができる。
14)式(1)中、YSRおよびR1−R111が式(1)の化合物について先
に既に定義した通りであるすべての化合物は、式:
(式中、RおよびR1−R9は式(1)の化合物について先に定義した通りであ
る)の化合物の塩基性塩(即ち、N−脱プロトン化形)を、適宜式Z”−Y−C
OOR11もしくはZ”−Y−CONR”R13の化合物まタハ式zs−y−c
00Hの化合物の塩基性塩[式中、YSR’l、R+!およびR1は式(I)の
化合物について先に定義した通りであり、Z3は離脱基、例えばハロ(好ましく
はクロロ、ブロモ又はヨード)、メタンスルホニルオキシまたはp−)ルエンス
ルホニルオキシである]でアルキル化することにより製造することができる。式
Z3−Y−COOHの化合物の好ましい塩基性塩は、アルカリ金属塩およびアル
カリ土類金属塩、例えばナトリウム塩およびカリウム塩である。式(Vlll)
の化合物の好ましい塩基性塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩およびカ
リウム塩である。
この反応は、適当な塩基(例えば水素化ナトリウム)を用いて式(VIII)の
化合物をまず脱プロトン化し、続いて、生成された陰イオンと、要求に応じて式
z s−y −COOR”(7)化合物、式Z3−Y−CONR”R”CD化合
物または式Z3−Y−COOHの化合物の塩基性塩と反応させるにより実施する
ことができる。この反応は、適当な溶媒(例えばN、N−ジメチルホルムアミド
またはテトラヒドロフラン)中で、0℃から還流温度で、好ましくはほぼ室温で
行うことができる。また、この反応は、溶媒として2−ブタノン又はアセトン中
でほぼ溶媒の還流温度で塩基として炭酸カリウムを用いても行うことができる。
あるいは、この反応は、適した塩基が水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで
ある相間移動条件下で行うことができる。
R”がC0OHである式(1)の化合物が所望される場合には、生成物は、精製
1稈において酸性化によりカルボン酸に変換され得る塩基性塩として得られる。
15)式(1)中、Y、RおよびR1〜RI6が式(1)の化合物について先に
定義した通りである全化合物は、RがOHではないルイス酸の存在下で、および
任意にRがOHであるルイス酸の存在下、式:
のインドール、またはRがOHである場合にはその塩基塩、または式:
%式%()
のインドールの塩基性塩[式中、YlRおよびRl、 R4は式(I)の化合物
について先に定義したとおりであり、R23はORI !又はN R11R13
(式中、R11,R1!及びR13は式(1)の化合物について先に定義した通
りである)である]を、式:
(式中、R5−R9はこの方法について先に定義した通りであり、Z4は離脱基
、例えばハロ、好ましくはクロロである)の化合物でアシル化することにより製
造することができる。適当なルイス酸としては、塩化アルミニウムおよび塩化ジ
エチルアルミニウムが挙げられる。
この反応は、適当な溶媒(例えばトルエン)中で室温から還流温度で行うことが
できる。
式(X)のインドール類の好ましい塩基性塩は、アルカリ金属塩およびアルカリ
土類金属塩、例えばナトリウム塩およびカリウム塩である。
RIOがC0OHである式(1)の化合物が所望される場合、生成物は、精製工
程において酸性化によりカルボン酸に変換され得る塩基性塩として得られる。
RがOHである式(1)の化合物が所望される場合、式(TX)および式(X)
の化合物は、エノラート塩の形態である必要がある。
よって、RがOHである式(IX)のインドールまたは、RがOHである式(X
)のインドールの塩基性塩は、適当な塩基(例えば水酸化カルシウム)1当量で
まず処理して、エノラート塩を形成した後、任意にルイス酸の存在下、式(XI
)の化合物でアシル化すべきである。精製工程に酸性化手法を組み込むと、Rが
OHである式(1)の化合物が得られる。
16)式(T)中、R宜0がC0OHを表し、Y、RおよびR1−R9が式(1
)の化合物について先に定義した通りである化合物は、式:
(式中、Z5は−CH= CH*、−CH=CH(CI−C4アルキル) 、−
CH=C(Ct C4アルキル)2又は−C=CHであり、YlR及びRI、
R@はこの方法について先に定義した通りである)の化合物の酸化分解により製
造することができる。
反応はオゾン分解又は過マンガン酸カリウム水溶液で処理することにより行うこ
とができる。
17)式(1)中、RIOがC0OHであり、Y、R及びR+、 Reが式(I
)の化合物について先に定義した意味を有する化合物は、式:
(式中、YSR及びR+、Reは式(I)の化合物について先に定義した意味を
有する)の化合物を酸化することにより製造することができる。この目的に適切
な酸化剤はピリジン中の二酸化クロムである。
18)式(1)中、R111がC0OHであり、YSR及びR1−R9が式(1
)の化合物について先に定義した意味を有する化合物は、式:
%式%()
(式中、R14はH又はOHであり、YSR及びR1−R9は式(I)の化合物
について先に定義した意味を有する)の化合物又はその塩基性塩を酸化すること
により製造することができる。この目的に適切な酸化剤は二酸化クロム−ピリジ
ン錯体である。
酸化は、R14がHである式(XV)の化合物に対して酸化剤として2.3−ジ
クロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)を使用して行って
もよい。
酸化は、R”がOHである式(XV)の化合物に対して酸化剤として二酸化マン
ガンを使用するか又はSwern酸化反応条件下で行ってもよい。
R24がHである式(X I V) 又11 (XV) (7)出発物質は、対
応するIH−インドール−1−マグネシウムハライド誘導体を式:
(式中、R8、、R11はこの方法について先に定義した意味を有しており、Z
6はハロ、好ましくはクロロ又はブロモである)の対応するハロゲン化ベンジル
と反応させた後、方法(14)に記載したと同様の手順によりインドールをN−
アルキル化することにより製造することができる。
R24がOHである式(XIv)又は(Xv)の出発物質は、対応するIH−イ
ンドール−1−マグネシウムハライド誘導体を式:
%式%
(式中、R8−R・はこの方法について先に定義し意味を有する)の対応するベ
ンズアルデヒドと反応させることにより製造することができる。
19)式(1)中、Ra、R7及びR8のうちの1個が式:であり、残りの2個
とY、R,R1−R’、Ra、RIO,R14及び「アリール」とが式(I)に
ついて先に定義した通りである化合物は、式:
(式中、R15,RlI及びR1?のうちの1個はOHであり、R”、R”及び
R”の残りの2個IJR’、R’及びR”+7)残りの2個についてこの方法で
先に定義した意味を有しており、Y、R,R’ 〜R’、R’及CFR10は:
(D方法について先に定義した意味を有する)の化合物又はその塩基性塩を式:
[式中 Rt4及び「アリール」はこの方法について先に定義した意味を有して
おり、Z7は適切な離脱基、例えばハロ(好ましくはクロロ、ブロモ又はヨード
)、メタンスルホニルオキシ又はp−)ルエンスルホニルオキシである]の化合
物と反応させることにより製造することができる。
式(XVI I I)の化合物の好適塩基性塩はナトリウム塩及びカリウム塩で
ある。
反応は好ましくは、適切な塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は
水素化ナトリウム)を使用して適切な溶媒(例えばエタノール又はN、N−ジメ
チルホルムアミド)中で0℃〜還流温度で式(XVIII)の対応するフェノー
ルからin 5ituで生成され得る式(XVIII)の化合物の塩基性塩(即
ちフェノキシト)を使用して行われる。反応は、溶媒として2−ブタノン又はア
セトン中でほぼ溶媒の還流温度で塩基として炭酸カリウムを用いても行うことが
できる。
20)式(1)中、R10がC00R1’又11CONR1IR1”であり、Y
、R,R’−R”、R目 1−(+2. R13,R目及び「アリール」が方法
(19)について定義した通りである化合物は、適切な脱水剤、例えばジエチル
アゾジカルボキシレート/トリフェニルホスフィンの存在下で、式(XVlll
)中、RlaがtfcOOR”又1;IC0NR”R”Tあり、R目 ]’(1
1,RIs、Y、R,R’−R’及びR・がこの方法について先に定義した通り
であり、R”−R”が方法(19)で式(XVIII)の化合物について先に定
義した通りである化合物を、式:
(式中、R14及び「アリール」はこの方法について先に定義した意味を有する
)の化合物と反応させることにより製造することができる。反応は適切な溶媒(
例えばテトラヒドロフラン)中で室温〜還流温度で実施され得る。
21)式(1)中、Ra、R7及びR8のうちの1個が式:の基であり、残りの
2個とY、 R,R1−RB、R”、 RIO。
R”及び「アリール」が式(1)の化合物について先に定義した通りである化合
物は、式。
・・・・(XXI)
(式中、Rzs、Rze及びR”0)うちの1個は式:の基であり、残りの2個
はRe、Rt及びRaの残りの2個について本方法で先に定義した通りであり、
Y、R,R’〜R5,R@、 R10及びRt4は本方法で先に定義した通りで
あり、Z8は方法(19)におけるZ7と同義である)の化合物又はその塩基性
塩を、式:
%式%)
(式中、「アリール」は本方法について先に定義した意味を有する)の化合物の
塩基性塩と反応させることにより製造することができる。
式(XXII)の化合物の塩基性塩(即ちフェノキシト)は、適切な塩基(例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水素化ナトリウム)を使用して適切な
溶媒(例えばエタノール又はN、N−ジメチルホルムアミド)中で00C〜還流
温度で式(XXII)の対応するフェノールからin 5ituで生成され得る
。炭酸カリウムの存在下、適切な溶媒(例えば2−ブタノン)中で溶媒の還流温
度までの温度、好ましくは該還流温度で式(XXII)のフェノールを式(XX
I)の化合物と反応させることにより反応を行ってもよい。
22)式(1)中、RIOがC00R11又はC0NRIIRIコであり、Y、
R,R’〜R9,R11,R目、R目、R14及び「アリール」が方法(21)
に定義した通りである化合物は、適切な脱水剤(例えばジエチルアゾジカルボキ
シレート/トリフェニルホスフィン)の存在下、式コ^10
、、、、(XXIIす
(式中、R31,R3を及びR33のうちの1個は式:の基であり、残りの2個
はRs、 R7及びR8の残りの2個について本方法で先に定義した通りであり
、Y、R,R’〜Rs、 RQ、RIG及びR目は本方法について先に定義した
通りである)の化合物を、「アリール」が本方法について先に定義した通りであ
る式(XXII)の化合物と反応させることにより製造することができる。反応
は適切な溶媒(例えばテトラヒドロフラン)中で室温〜還流温度で実施され得る
。
上記反応の全ておよび前記方法において用いた新規な出発物質の製法は、従来の
ものであり、それらの実施または製造に適した試薬および反応条件ならびに所望
の生成物を単離する手法は、前記参考文献ならびに本明細書の実施例および製造
例により当業者に理解されよう。
式(1)の化合物の医薬的に許容可能な塩は、式(I)の化合物の溶液と、要求
に応じ所望の酸または塩基とを混合することにより容易に製造することができる
。溶液から析出した塩を濾取してもよいし又は、溶媒の蒸発により回収してもよ
い。
式(1)の化合物は、ステロイド5α−還元酵素阻害剤であり、従って、尋常性
ざ癒、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症および壮年性脱毛症のような
疾病または病状の治療的または予防的処理に有用である。
式(I)の特定の化合物は、ヒト前立腺癌の治療においても有用である。
式(1)の化合物は、ラットまたはヒト由来の前立腺組織を用い、ステロイド5
α−還元酵素阻害活性をインビトロで検査することができる。
式(1)の化合物は、オスのラット由来の腹面前立腺組織を用いラットステロイ
ド5α−還元酵素阻害における力価を検査することができる。ラット前立腺の5
α−還元酵素に対する阻害能力の測定に際し下記の手法を用いた。
ラットの前立腺を細断した。この組織を、Br1nk+san Pa1ytro
n (Kinematica GmBH,Luzern)を用い緩衝液A(0゜
32M庶糖および1mMジチオトレイトールを含有する29mM燐酸ナトリウム
緩衝液、pH6,5)中で均質化した後、モーター駆動(1000r p m)
Potter Elvehjem(テフロン−ガラス)ホモジナイザーで均質
化した。105.0OOGで60分間遠心分離することにより前立腺粒子を得た
。4倍容量の緩衝液Aでペレットを洗浄し、105.0OOGで再遠心分離した
。形成されたペレットを上記のようにモーター駆動Potter Elvehj
emホモジナイザーを用い緩衝液A中に(初めに用いた前立腺組織1g当り1m
lの割合で)分散させた。この粒子懸濁液を1mlのサンプルとして一70℃で
保存した。
500μlの[sH]−テストステロン(1μCi、1n m o I ; D
u Pont、 NEN Re5earch Products、 Steve
nage。
U、に、) 、100μlの9.5mMのNADPH,5μmのジメチルスルホ
キシドに溶解した式(1)の化合物を緩衝液B(40mM燐酸ナトリウム緩衝液
、pH6,5)に溶解して最終反応容量1mlとし、試験管に加えた。この混合
液を37℃に温め、前立腺粒子懸濁液のアリコートを加えることにより反応を開
始した。この反応混合液を37℃で30分間インキュベートした後、担体として
各20μgのテストステロンおよび5α−ジヒドロテストステロンを含有する酢
酸エチル2mlを激しく撹拌しながら添加することにより反応を停止させた。2
000 Gで10分間遠心分離することにより水層と有機層を分離した。有機層
を2番目の試験管に移し、窒素下で蒸発乾個させた。残渣を50−80μlの無
水エタノール中に溶解させ、シリカゲル60 F254 TLCプレート(イー
・メルク社、ダルムシュタット、ドイツ)上にスポットし、クロロホルム:アセ
トン(185二15)で展開した。
RITA放射線TLCアナライザー(レイテストインストルーメンツ社、シェフ
イールド、U、に、)を用いて基質(テストステロン)および生成物(5α−ジ
ヒドロテスL )ステロン)のバンドの放射化学的含量を測定した。回収した放
射線標識の5α−ジヒドロテストステロン変換百分率を計算し、酵素活性の決定
に用いた。15%以下の基質(テストステロン)が生成物に変換されるように全
てのインキュベーションを行った。
阻害剤濃度の範囲について実験により得たデータをコンピュータにより8字用量
−反応曲線に当てはめ、5IGFITプログラム(De Lean、^、、 1
lunson、 P、J、 and Rodbard、 D、、^merica
n Journal of Physiology、 235. R97(19
78年))を用いて5α−還元酵素活性の50%阻害を示す化合物濃度(I C
so)を計算した。
式(I)の化合物は、増殖性ヒト前立腺由来の組織を用いヒトステロイド5α−
還元酵素阻害における力価を検査することができる。ヒト前立腺の5α−還元酵
素に対する阻害能力の測定に際し下記の手法を用いた。
鋼鉄製乳鉢および乳棒を用い液体窒素中で冷凍ヒト前立腺組織を粉砕した。この
粉末組織をUltra−TurraX(ジャンケアンドクンケル社、スタウフエ
ンi、BR。
、ドイツ)により4倍容量の緩衝液A (0,32M庶糖1lmMジチオトレイ
トールおよび50μMのNADPHを含有する20mMの燐酸ナトリウム、pH
6,5)中で均質化した。このホモジネートを500 Gで5分間遠心分離して
組織の大きい粒子を除いた後、上清を100.000 Gで1時間遠心分離した
。形成されたペレットを、Ul t ra−Tu r raxホモジナイザーで
緩衝液A(初めに用いた前立腺組織1g当り1m1)中に分散させた。この後、
この粒子調製物を2層のチーズクロスを通して濾過し、濾液を1mlのサンプル
として一70℃で保存した。
500μmの[3H]−テストステロン(1μCi、1層mo I ;デュポン
社、NENリサーチプロダクト、ステイープニジ、U、に、) 、100μmの
NADPH再生系(5mMのNADPH,50mMのグルコース6−燐酸、5単
位/mlのグルコース6−燐酸デヒドロゲナーゼ)、5μIのジメチルスルホキ
シドに溶解した式(I)の化合物を緩衝液B(20mMクエン酸燐酸緩衝液、p
H5,2)に溶解して最終反応容量1. m ]とし、試験管に加えた。この混
合液を37℃に温め、前立腺粒子懸濁液のアリコートを加えることにより反応を
開始した。この反応混合液を37℃で30分間インキュベートした後、担体とし
て各20μgのテストステロンおよび5α−ジヒドロテストステロンを含有する
酢酸エチル2mlを激しく撹拌しながら添加することにより反応を停止させた。
2000Gで10分間遠心分離することにより水層と有機層を分離した。有機層
を2番目の試験管に移し、窒素下で蒸発乾個させた。残渣を50−80μmの無
水エタノール中に溶解させ、シリカゲル60F254 TLCプレート(イー・
メルク社、ダルムシュタット、ドイツ)上にスポットし、クロロホルム:アセト
ン(185:15)で展開した。
RITA放射線TLCアナライザー(レイテストインストルーメンツ社、シェフ
イールド、U、に、)を用いて基W(テストステロン)および生成物(5α−ジ
ヒドロテストステロン)のバンドの放射化学的含量を測定した。回収した放射線
標識の5α−ジヒドロテストステロン変換百分率を計算し、酵素活性の決定に用
いた。15%以下の基質(テストステロン)が生成物に変換されるように全ての
インキュベーションを行った。
阻害剤濃度の範囲について実験により得たデータをコンピュータにより8字用量
−反応曲線に当てはめ、5IGFITプログラム(De Lean、^、、 M
unson、 PJ、 and Rodbard、D、、^merican J
ournal of Physiology、 235. F97 (1978
年))を用いて5α−還元酵素活性の50%阻害を示す化合物濃度(IC!。)
を計算した。
式(1)の化合物は、細胞系DU145およびHPC36Mを用いヒト前立腺癌
におけるステロイド5α−還元酵素活性阻害の力価を検査することができる。5
α−還元酵素に対する阻害能力の測定に際し下記の手法を用いた。
ヒト前立腺癌細胞系を、5%血清を含有するダルベツコの改良イーグル培地(D
MEM)で生育させた。この細胞を培地から遠心分離により回収し、無血清のD
MEMで洗浄し、5−10XIO’細胞/ m lで無血清培地に懸濁した。
次の成分、エタノールに溶解した10μlの[3H] −テストステロン(Iμ
Ci、20pmo I)(デュポン社、NENリサーチプロダクト、ステイープ
ニジ、U、に、)および式(りの化合物のエタノール溶液5μmを試験管に加え
た。窒素下でエタノールを蒸発させ、テストステロンおよび化合物を、0.25
μmolのNADPHを含有する無血清培地0.25m1中に再溶解させた。こ
の混合液を37℃に温め、0.25m1の細胞懸濁液(1,2−2,5X10’
細胞)を加えることにより反応を開始させた。この反応混合液を37℃で2時間
インキュベートした後、担体として各20μgのテストステロンおよび5α−ジ
ヒドロテストステロンを含有する酢酸エチル1.5mlを激しく撹拌しながら添
加することにより反応を停止させた。2000Gで10分間遠心分離することに
より水層と有機層を分離した。テストステロンおよびその代謝産物を含有する有
機層を2番目の試験管に移し、窒素下で蒸発乾個させた。残渣を50−80μl
の無水エタノール中に溶解させ、シリカゲル60 F254 TLCプレート(
イー・メルク社、ダルムシュタット、ドイツ)上にスポットし、ジクロロメタン
:アセトン(185:15)で展開した。
RITA放射線TLCアナライザー(レイテストインストルーメンツ社、シェフ
イールド、U、に、)を用いて基質(テストステロン)および生成物(5α−ジ
ヒドロテストステロン)のバンドの放射化学的含量を測定した。回収した放射線
標識の5α−ジヒドロテストステロン変換百分率を計算し、酵素活性の決定に用
いた。15%以下の基質(テストステロン)が生成物に変換されるように全ての
インキュベーションを行った。
阻害剤濃度の範囲について実験により得たデータをコンピュータにより8字用量
−反応曲線に当てはめ、5IGFITプログラム(De Lean、 A、、
1lunson、 P、J、 and Rodbard、D、、^merica
n Journal of Physiology、235.E97 (197
8年))を用いて5α−還元酵素活性の50%阻害を示す化合物濃度(IC50
)を計算した。
ヒトへの利用において、式(1)の化合物は、単独で投与してもよいが、一般に
は所期投与経路および標準医薬慣習に鑑みて選ばれた医薬担体と混合して投与す
る。例えば前記化合物は、澱粉もしくは乳糖のような賦形剤を含有する錠剤、ま
たは単独もしくは賦形剤との混合物のいずれかのカプセル剤もしくは卵形剤の形
態で、または若番剤もしくは着色剤を含有する、エリキシル剤、水剤もしくは懸
濁剤の形態で経口的に投与することができる。これらは、例えば静脈内注射、筋
肉内注射または皮下注射により非経口的に注入することができる。非経口投与の
場合には、他の物質、例えば溶液を血液と等張にするに充分な塩類またはブドウ
糖を含有し得る無菌水溶液の形態でこれらを用いると最適である。
ヒト患者への経口および非経口投与において、式(1)の化合物の1日当りの投
与量は0.01mg/kgから20mg/kg (一度に投与してもよいし、数
回に分けてもよい)、好ましくは、Q、1mg/kgから10mg/kgである
が、ヒト前立腺癌の治療には20 m g / k gまで使用してもよい。従
って、これらの化合物の錠剤またはカプセル剤は、必要に応じ1度に1個づつ又
は2個づつまたはそれ以上を投与するために1mgから0.5gの有効成分を含
有する。いずれにしても、医師は、特定の患者の年齢、体重および応答に応じて
個々の患者に最適な実際の投与量を決定すべきである。上記投与量は、平均的ケ
ースの例であり、個々のケースによってはそれ以上又はそれ以下用量範囲も本発
明の範囲に該当する。
あるいは、式(I)の化合物は、坐剤もしくはペッサリーの形態で投与すること
ができ、またはローション、溶液、クリーム、軟膏もしくは散布剤の形態で局所
的に投与することができる。例えば、該化合物は、ポリエチレングリコール類の
水性エマルジョンもしくは流動パラフィンから成るクリーム中に配合してもよい
し、または必要に応じて安定化剤および保存剤と共に由ろうもしくは白色軟パラ
フィンのベースから成る軟膏中に1%から10%濃度で配合してもよい。
また、式(1)の化合物は、特に前立腺肥大症の治療的または予防的処理のため
に、α−拮抗薬(例えば、プラゾシンもしくはドキサゾシン)、抗アンドロゲン
剤(例えば、フルタミド)またはアロマターゼ阻害剤(例えば、アクメスタン)
と共に投与することができる。
従って、本発明は、更に下記のものを提供する:i)式(1)の化合物または医
薬的に許容可能なその塩と、医薬的に許容可能な希釈剤又は担体とから成る医薬
組成物11)医薬として用いる、式(1)の化合物または医薬的に許容可能なそ
の塩もしくは組成物;
1ii)ステロイド5α−還元酵素を阻害する医薬製造用の、式(1)の化合物
または医薬的に許容可能なその塩もしくは組成物の使用法;
iv)尋常性ざ瘉、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症、壮年性脱毛症
もしくはヒト前立腺癌の治療的または予防処理のための医薬製造用の、式(1)
の化合物または医薬的に許容可能なその塩もしくは組成物の使用法;V)有効量
の式(1)の化合物または医薬的に許容可能なその塩もしくは組成物でヒト患者
を治療することからなる、ステロイド5α−還元酵素を阻害するためのヒト患者
の治療法;
vi)有効量の式(1)の化合物または医薬的に許容可能なその塩もしくは組成
物でヒト患者を治療することからなる、尋常性ざ癒、脱毛症、脂漏症、女性多毛
症、前立腺肥大症、壮年性脱毛症またはヒト前立腺癌の治療または予防のための
ヒト患者の治療法;および
vii)式(IV)の新規中間物質、式(Vlll)の新規中間物質及びその塩
基性塩、式(Xlll)の新規中間物質、式(X I V)の新規中間物質、式
(XV)の新規中間物質及び゛その塩基性塩、式(XVIII)の新規中間物質
及びその塩基性塩、式(XX I )の新規中間物質及びその塩基性塩、並びに
式(X)III)の新規中間物質。
以下、実施例により式(1)の化合物の製造について具体的に説明する。
実施例1
工1」エニL二整ニュ(二」こ工封二到ユLシリ1ピル)フェニルコエトキシ)
ベンゾイルコインドール−1−イ(R,5)−4−(3−[4−(1−[4−(
2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル
)ブタン、酸エチルエステル(3,8g)(実施例21参照)のテトラヒドロフ
ラン(THF)(35m l)/メタノール(35m l)溶液を2N水酸化ナ
トリウム溶液(35ml)で処理した。室温で2時間撹拌後に混合物を約50m
1容量に迄注意深く真空濃縮し、次いで、水浴で冷却し、2N塩酸溶液で酸性化
した。酸相を酢酸エチル(100ml)で抽出し、有機抽出液を(硫酸ナトリウ
ムで)乾燥し、真空濃縮して題記化合物を白色泡状物、(3,27g)、融点5
7℃、として得た。
測定値: C,?7.00 、H,6,88;N、2.90 ;計算ill (
C3,833NO4>:C,76,93iH,6,88;N。
2.99%
’ H−NMR(CDCl2):δ=0.95 (d、 6H) 、1゜70
(d、3H)、1.90 (m、1)()、2.25 (m、2H)、2.40
(t、211)、2.49 (d、21()、4.30 (t、2H)、5.
50 (q、IH)、6.95 (d、2B)、7.15 (d、211) 、
7.27〜7.45 (m、58)、7.59 (s、IH) 、7.79 (
d、2H) 、8.45 (m。
IH)ppm。
実施例2〜20
次の一般式の化合物又はその塩基との塩を、実施例1で使用したと同様な方法で
対応エチルエステル(実施例22〜38.42.43参照)の加水分解で製造し
た。
02H
実施例21
(R,5)−4−(:3− [4−(l[4−(2−メチルプロピル)フェニル
コエトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イ0℃、窒素雰囲気下の、水素化ナ
トリウム(油中60%分散物、716mg)の乾燥ジメチルホルムアミド(DM
F)(15ml)中懸濁液を、4−(3−[4−ヒドロキシベンゾイルコインド
ール−1−イル)ブタン酸エチルエステル(製造例1参照)(5,24g)のジ
メチルホルムアミド(30ml)溶液で滴下処理した。室温で1時間撹拌後に、
臭化α−メチル−4−(2−メチルプロピル)ベンジル(製造例23参照)(3
,95g)のジメチルホルムアミド(5m l)溶液を0℃の混合物に加えた。
生成混合物を室温で一夜撹拌した。反応液をIN塩酸溶液(100ml)と酢酸
エチル(200ml)とに分配した。分離した有機層をIN水酸化ナトリウム溶
液(100ml)、飽和塩水(100ml)、次いで水(100ml)で順次洗
った。有機層を乾燥しく M g S O4) 、真空濃縮して黄色油状物を得
た。カラムクロマトグラフィー(シリカ、4.1ヘキサン/酢酸エチル)に付し
、適当な両分の蒸発後に題記化合物、(3,8g)、を得た。測定値: C,7
7,47。
H,7,29、N、2.74 ;計算値(C33H37N O4) : C。
77.63.H,7,48,N、2.73%。
1、 35 (t、3H)、1. 70 (d、、3H)、1. 90 (m。
IH) 、2. 20 (m、2H) 、2. 31 (m、2H) 、2、
49 (d、2H) 、4. 13 (q、2H) 、4. 25 (t。
2H)、 4. 50 (q、IH)、6. 95 (d、2H)、7゜15
(d、2H) 、7. 27〜7. 45 (m、5H)、7. 55 (s、
LH)、7. 88 (d、2H)、8. 45 (m、IH)実施例22〜3
2
次の一般式の化合物を、実施例21で使用したと同様な方法で、対応臭化アルキ
ル(例えば、製造例20〜26参照)による対応フェノール誘導体(製造例1.
3.4参照)のアルキル化により製造した。
実施例33
工とし二虹二立辷二りにす二二ロ二二四二ノ!矛ノj」上上フェニル]エトキシ
)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブ4− (3−[4“−ヒドロキシベン
ゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸エチルエステル(製造例1参照)(5
00mg)と(R) −1(4−[2−メチルプロピル]フェニル]エタノール
(製造例17参照)(256mg)とトリフェニルホスフィン(410mg)と
のTHF (20ml)溶液をアゾジカルボン酸ジエチル(DEAD)(0,2
7m l)で処理し、混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物をシリカゲル(
5g)で蒸発し、次いでフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、3:1ヘキサ
ン/酢酸エチル)に付し、適当な両分の蒸発後に所望の化合物を薄黄色ガム状物
、(413mg) 、m/z=511H,P、L、C,(シクロボンドDMPカ
ラム、0.7m1Z分で1:1の1%酢酸トリエチルアンモニウム、pH4,1
7CH3CNで溶出)、保持時間=86.09分(100%)。
’ H−NMR(CDC13):δ=0.95 (a、 6n)、1.25 (
t、3+1)、1.70 (d、3jl)、1.85 (m。
1)()、2.20 (m、2H) 、2.30 (t、2H)、2、 45
(d、2H) 、4. 10 (q、2H) 、4. 25 (t。
2H) 、5. 40 (q、IH) 、6. 95 (d、2H) 、7、
15 (d、2H) 、7. 25〜7. 40 (m、5H) 、7、 55
(s、IH)、7. 75 (d、2H)、8. 35 (m。
LH)Mlm。
題記化合物は、キラールHPLC(キラルバックADカラム、溶出剤=9=1ヘ
キサン/エタノール、流速=12ml/分)を使用しての実施例21の生成物の
分割によっても製造できる。
最初の溶出化合物は(R,) −1−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプ
ロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸エ
チルエステル、保持時間=24分、
[α] 25+52.1° (ジクロロメタン中、C=2)、であり、第2の溶
出化合物は題記化合物、保持時間=27分、[α]25−53.8° (ジクロ
ロメタン中、C=2)、次の一般式の化合物を、実施例33で使用したと同様な
方法で対応フェノール又はアルコール(製造例1.2.27参照)と対応フェノ
ール又はアルコール(例えば、製造例17.18参照)との縮合により製造した
。
実施例38
水素化ナトリウム(3,40gの、鉱油中55%分散物)のジメチルホルムアミ
ド(50m l )中冷(0℃)懸濁液を、3−(4−ベンジルオキシベンゾイ
ルコインドール(製造例5参照)(20,0g)のジメチルホルムアミド(10
0ml)溶液で処理した。生成橙色懸濁液を20℃で1時間撹拌した。混合物を
0℃に迄冷却し、4−ブロモ酪酸エチル(11,0m1)を加えた。混合物を室
温で2時間撹拌し、0℃に迄冷却し、IN塩酸水(100ml)と酢酸エチル(
200ml)とで処理した。有機層を分離し、水(100ml)、IN塩酸水(
100ml)、飽和重炭酸ナトリウム水(100ml)、塩水(100ml)で
洗った。酢酸エチルの蒸発で橙色ガム状物を得、これを7ラシユクロマトグラフ
イー(シリカ、溶出剤=3:1のヘキサン/酢酸エチル、次いで21のヘキサン
/酢酸エチル)により精製し、適当な両分を合わせ、蒸発後に題記化合物(16
,5g)、融点83℃、を得た。
’ 1m−NMR(CDCl2):δ=1.20 (t、 3H) 、2゜20
(q、21T)、2.35 (t、28)、4.15 (q、211)、4.
29 (t、211)、5.20 (s、2H)、7.10 (6,211)、
7.30〜7.47 (m、8H)、7.62(s、18)、 7. 85 (
d、2H)、 8. 40 (m、IH)次の一般式の化合物を、実施例38で
使用したと同様な方法で対応インドール(製造例5〜8参照)と対応ブロモアル
カン酸エチルとを出発物質として使って製造した。
以下の製造例は以上の実施例で使用された特定出発物質の製造の例示である。
4− (3−[4−ベンジルオキシベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン
酸エチルエステル(実施例38参照)(13゜4g)の酢酸エチル(300ml
)溶液を室温で4時間、10%パラジウム/炭素(3g)の存在下、4.15X
105Pa(60psi)で水素添加した。セルロース基材フィルターエイドで
反応液を濾過して触媒を除去し、濾液を真空濃縮して薄いピンク色の固体を得た
。冷ジエチルエーテルと研和して白色粉末、(8,24g)を得た。
測定値:C,71,78,H,6,02;N、3.98;計算値(C2,H2,
No、 ) : C,? 1.44 ; II、6.04;N。
3.94%。
’ H−NMR(CDCl2) :δ=1.25 (t、 3旧、2゜22 (
m、2H)、2.35 (m、2H)、4.15 (q、2H)、4.30 (
t、2H)、6.95 (d、211)、7.32〜7.45 (m、3)1)
、7.65 (s、1ll)、7.70(d、2H) 、8.47 (m、1)
() pI)m0製造例2〜4
次の一般式の化合物を、製造例1で使用したと同様な方法で対応ベンジルエーテ
ル(実施例39〜41参照)の水素添加により製造した。
製造例5
インドール(30,0g)のナトリウム乾燥ジエチルエーテル(450ml)中
の機械的撹拌溶液を、沃化メチルマグネシウム(85m lの、ジエチルエーテ
ル中3.0M溶液)で滴下処理した。20℃で1時間撹拌後に塩化4−ベンジル
オキシベンゾイル(製造例10参照)(67,3g)を加えた。20℃で撹拌を
2時間続け、次いで、混合物にIN塩酸(250ml)を加え、反応液を一夜放
置した。生成沈澱物を濾別し、熱酢酸エチル(3X100ml)と研和して所望
の化合物を薄いピンク色の固体、(40,9g)、として得た。測定値:C18
0,67、H15,33;N% 4.25 ;計算値(C,22H17No2)
:C,80,70;H,5,23;N、4.28%。
’H−NMR’(d6−DMSO):δ=5.20 (s、 2H)、7. 1
5 (d、2H)、7. 20 (m、2H)、7. 30〜7゜50 (m、
6H)、7. 80 (d、2H)、7. 90 (s、LH)、8. 23
(d、IH)、 11. 95 (s、br、LH)次の一般式のインドールを
、製造例5で使用したと同様な方法を使用し、対応IH−インドールと対応酸ク
ロリド(製造例9〜11参照)とから製造した。
(a)4−ブロモ−2,3−ジメチルフェノール2.3−ジメチルフェノール(
40,0g)の酢酸(300ml)溶液を10℃に迄冷却し、臭素(16,9m
l)の酢酸(100ml)溶液で処理した。30分撹拌後にメタ重亜硫酸ナト
リウム飽和水溶液(300ml)を加えた。混合物をジクロロメタンで抽出し、
有機層を乾燥しくMg5O4)、濾過し、蒸発して生成物をろう状固体、(64
,7g)、として得た。
’H−NMR(CDCI 3):δ=2.15 (s、 3H) 、2゜25
(s、3H) 、4.00 (s、br、IH) 、6.60(d、IH) 、
7.15 (d、IH)ppm。
生成物をヘキサンから晶出させて分析用試料を得た。測定値:C,48,00;
H,4,40;計算値(C,H9BrO):C,47,78;)(14,51%
。
(a)の生成物(45,0g)と臭化ベンジル(28,30g)と炭酸カリウム
(38,60g)と沃化カリウム(300mg)とのアセトン(500ml)中
温合物を一夜還流加熱した。反応液を冷却し、濾過し、蒸発して油状物を得、こ
れをジエチルエーテルに溶解し、2N水酸化ナトリウム水溶液で洗った。有機層
を蒸発して油状物を得、これをクロマトグラフィー(シリカ、4・1ヘキサン/
酢酸エチル)に付して所望の生成物、(51,86g)、を得た。測定値: C
,62,64、H。
5.31.計算値(C5,H,5B r O) : C,61,85; H。
5.19%。
’H−NMR(CDCI、):δ=2.30 (s、 3H) 、2゜40 (
s、31() 、5.00 (s、2H) 、6.60 (d、IH) 、7.
30〜7.50 (m、6H) ppme(c)4−ベンジルオキシ−2,3−
ジメチル安息香酸−78℃の(b)の生成物(33,8g)のテトラヒドロフラ
ン(THF)(500ml)溶液をn−ブチルリチウム(48,4m lの、ヘ
キサン中2.5M溶液)で処理した。−78℃で30分撹拌後に過剰量の微粉砕
固体二酸化炭素を加え、反応液を放置して室温迄に昇温させた。T HFを真空
除去し、残渣を酢酸エチルと2N塩酸とに分配した。有機層を塩水で洗い、乾燥
しくMg5O4)、次いで蒸発してピンク色の固体を得た。酢酸エチルから再結
晶させて所望の化合物、(18,8g)、融点164〜166℃、を得た。測定
値:C,74,87、II、6.21;計算値(C,6)(,603): C,
74,98;II、 6、29%。
’H−NMR(CDCI 3) :δ=2.10 (s、 3旧、2゜40 (
s、3H)、5.10 (s、211)、6.95 (d、IH) 、7.30
〜7.50 (m、5H)、7.60 (d、IH)ppm。
(d)塩化4−ベンジルオキシ−2,3−ジメチルベンゾイノν(c)の生成物
(2,0g)をジクロロメタン(10ml)に墾濁し、塩化オキサリル(1,3
m1)とジメチルホルムアミド(DMF)(2滴)とで処理した。−夜撹拌後に
均質溶液を蒸発して白色固体を得、これをトルエンと3度共沸させて題記化合物
を白色粉末(2,24g)として得た。この物質を直ちに使用した。
製造例10
塩化4−ベンジルオキシベンゾイル
題記化合物を、製造例9(d)に記載したと同様な方法を使用し、但し、4−ベ
ンジルオキシ安息香酸を出発物質として使用して製造した。得られた物質は直ち
に使用した。
製造例11
題記化合物を、製造例9(d)に記載したと同様な方法を使用し、但し、4−
(1−[4−イソブチルフェニル]エトキシ)安息香酸[製造例28(b)参照
]を出発物質として使用して製造した。得られた生成物は直ちに使用した。
4−n−プロピルベンズアルデヒド(7,4g)のジエチルエーテル(60ml
)溶液を0℃迄に冷却し、塩化n−プロピルマグネシウムのジエチルエーテル(
27,5m1)中2.0M溶液で処理した。反応液を一夜撹拌し、ジエチルエー
テルで希釈し、塩化アンモニウム飽和水溶液でクエンチングした。有機層を分離
し、塩化アンモニウム飽和水溶液で洗い、乾燥した(MgSO4)。有機層を濾
過し、蒸発して無色油状物を得、これをクロマトグラフィー(シリカ、4:1ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製し、適当な両分を蒸発後に所望の生成物、(4,0
6g) 、m/z=192 (M ) 、を得た。
’H−NMR(’CDC] 3):δ=1.00 (m、 6H) 、1゜20
〜1. 40 (m、2H)、1. 70 (q、2H)、1. 75〜1.
90 (m、3H)、2. 60 (t、2H)、4. 60(m、IH) 、
7. 10 (d、2H) 、7. 30 (d、2H)1−(4−エチルフェ
ニル)エタノール0℃の4−エチルアセトフェノン(10,0g)のメタノール
(50ml)溶液を水素化はう素ナトリウム(3,83g)で少しづつ処理した
。20℃で一夜撹拌後に反応液をIN塩酸と酢酸エチルとに分配した。有機層を
IN塩酸で洗い、乾燥しく M g S O4) 、蒸発して透明な油状物(9
,9g)を得た。
これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、3:1ヘキサン/酢酸エチル)
に付し、適当な両分の蒸発後に所望の化合物、(8,9g) 、m/z=150
(M )を得た。
55 (d、3H) 、2.65 (q、21() 、4.90(q、LH)
、7.20 (d、2H)、7.35 (d、2H) 92m0製造例14
一78℃の4−n−プロピルブロモベンゼン(10g)のT)IF (100m
l)溶液をn−ブチルリチウム(35mlの、ヘキサ291.6M溶液)で処
理した。この温度で15分撹拌後にパラホルムアルデヒド(1,6g)を加え、
更に1時間撹拌を続けた。反応混合物をジエチルエーテルと水とに分配し、有機
層を乾燥しくMg5O4) 、蒸発して油状物を得た。フラッシュクロマトグラ
フィー(シリカ、3:1ヘキサン/酢酸エチル)に付し、適当な両分を蒸発後に
所望の生成物を無色油状物、(2,7g)、として得た。
4−イソブチルアセトフェノン(10,0g)のメタノール(50m l )溶
液を0℃に迄冷却し、水素化はう素ナトリウム(3,23g)で少しづづ処理し
た。室温で一夜撹拌後に反応液をIN塩酸(50ml)でクエンチングし、酢酸
エチル(100ml)を加えた。有機層を分離し、乾燥しく M g S O4
) 、蒸発して、題記化合物を透明油状物、(10゜02g) 、m/z=17
8 (M )、として得た。測定値:C179,69,H,9,90;計算値(
CH0,1/7H212,18
0) :C,79,68;H,10,19%。
’H−NMR(CDC13) ・δ=0.90 (d、6H) 、1゜50 (
d、3H)、1.85 (m、IH)、2. 50 (d、2H)、4.85
(q、1)()、7.15 (d、2H)、7.30 (d、2H) ppm0
製造例16
1−(3,4−ジクロロフェニル)エタノール題紀化合物を、製造例15に記載
したと同様な方法を使用し、但し、3.4−ジクロロアセトフェノンを出発物質
として使用シテ製造した。m/z=190(M )。
’f(−NMR(CDCI3) :δ=1.45 (d、 3旧、2゜25 (
s、br、1ll)、4.85 (Q、LH) 、7.20(d、IH)、7.
40 (d、IH)、7.45 (s、IH)1)pma
製造例17
(a) エタン酸(R,5)−4−(4−[2−メチルプロピル]フェニル)エ
チルエステル
0℃の製造例15の生成物(5,0g)のジクロロメタン(4Qml)溶液を乾
燥ピリジン(2,5m1)次いで蒸留塩化アセチル(2,2m1)で処理した。
室温で一夜撹拌後に反応混合物を濾過し、濾液にシリカ(10g)を加え、混合
物を蒸留乾固した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、12:1ヘキサン/酢
酸エチル)に付し、適当な両分を蒸発後に、所望の化合物を透明な油状物、(2
,3g)、として得た。
’ H−NMR(CDCl2):δ=0.90 (d、 6H) 、1゜55
(d、3H)、1.85 (m、IH)、2.05 (s、3H)、2.45
(d、2H)、5.85 (q、IH)、7.15 (a、2H) 、7.25
(d、2H)ppm。
(b)(R)−1−(4−[2−メチルプロピル]フェニル)エタノール
(a)の生成物(3,0g)のpH7燐酸緩衝液(100m+)中懸濁液をSA
MIIリパーゼ(商標)[フル力・ケミカルズ・リミテッド(FIok* CT
hemicIIILimitcd ) (50m g)で処理し、混合物を2日
間室温で激しく撹拌した。混合物を酢酸エチル(100ml)で抽出し、有機層
を合わせ、乾燥しく M g S O4) 、蒸発した。カラムクロマトグラフ
ィー(シリカ、9:1ヘキサン/酢酸エチル)に付し、適当な両分を合わせ、蒸
発した後にまず、エタン酸(S)−1−(4−[2−メチルプロピル]フェニル
エチルエステル、(1,47g)、を得た。更に溶出して題記化合物を透明な油
状物として得、これを晶出させて白色針状物、(1,04g)、融点37〜38
℃、[α]D+32.3° (メタノール中、c=2.7)、を得た。
’H−NMR(CDCl2):δ=0.90 (d、 6H)、1.50 (d
、3)1)、1.85 (m、IH)、2.50 (d。
2H) 、4. 85 (Q、LH) 、7. 15 (d、2H) 、7.3
0 (d、2)()ppm。
製造例18
エタン酸(S)−1−(4−[2−メチルプロピル]フェニルエチルエステル[
製造例17(b)参照] (1,2g)を、水酸化ナトリウムの無水エタノール
(20ml)中IN溶液で処理した。室温で一夜撹拌後に溶媒を蒸発し、残渣を
クロマトグラフィー(シリカ、4:1へキサン/酢酸エチル)に付して題記化合
物を透明油状物(0,59g)、融点34℃、[α]、−32.7° (メタノ
ール中、e=2.7)、として得た。
’H−NMR(CDCl2):δ=0.90 (d、 6H)、1.50 (d
、311)、1.85 (m、IH)、2.50 (d。
2H) 、4.85 (q、11() 、7.15 (d、2H)、7.30
(d、2H)ppm0
4−n−プロピルベンズアルデヒド(2,0g)のジエチルエーテル(20ml
)溶液を0m迄に冷却し、塩化シクロペンチルマグネシウム溶液(7,4mlの
、ジエチルエーテル中2゜0M溶液)で処理した。室温で一夜撹拌後に混合物を
塩化アンモニウム飽和水溶液で処理した。有機層を分離し、乾燥しく M g
S O4) シ、蒸発して黄色油状物を得た。これをフラッシュクロマトグラフ
ィー(シリカ、まず4:1ヘキサン/酢酸エチル、次いで3:1ヘキサン/酢酸
エチルで溶出)に付し、適当な画分を合わせ、蒸発後に所望の生成物を透明油状
物、(400mg) 、m/z=218 (M )、として得た。
’H−NMR(CDC13):δ=1.00 (t、 3H)、1、OO〜1.
60 (m、l0H) 、2.25 (sextet。
IH) 、2.60 (m、2H) 、4.40 (d、2H)、7.30 (
d、2H) 、7.40 (d、211)ppm。
製造例20〜26
以下の臭化アルキルを、対応アルコール(製造例12〜16.19参照)をジク
ロロメタンに溶解し、乾燥臭化水素で飽和しながら水浴で溶液を冷却することに
より製造した。混合物を短時間撹拌し、反応液を真空蒸発して所望の臭化アルキ
ルを得、これを特性決定することなくそのまま使用した。
20 1−ブロモ−1−(4−n−プロピルフェニル)23 臭化α−メチル−
4−(2−メチルプロピル)25 臭化a−シクロペンチル−4−n−プロピル
ベンジル
26 臭化α−(4−n−プロピルフェニル)−4−n−プロピルベンジル
1 出発物質はEP−A−291245を参照されたい。
CH。
a) 3−、(4−[1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)工題記化合物を
、製造例5に記載したと同様な方法を使用し、インドールと塩化4− (1−[
t−ブチルジメチルシリルオキシ]エチル)ベンゾイルとを出発物質として使用
して製造した。
+
m/z=380 (M+1) 、測定値:(,72,79,H。
7、.73 、N、3.76 、計算値(C23H29N O2S i) :
c172.78;H,7,70;N、3.69%。
’H−NMR(CDCI3):δ=0.00 (8,3旧、0.40 (s、3
H)、0.95 (s、9H)、1.45 (d。
3H) 、4.95 (Q、LH) 、7.30〜7.50 (m。
5H) 、7.70 (m、IH) 、7.80 (d、2H)、8.40 (
m、IH) 、9.20 (s、br、、lH)ppm。
(a)の生成物(1,70g)のジメチルホルムアルデヒド(20ml)溶液を
水素化ナトリウム(215mgの、鉱油中60%分散物)で処理した。室温で1
時間撹拌後に4−ブロモ酪酸エチル(0,7m1)を加え、撹拌を2時間続けた
。反応混合物を酢酸エチル(50ml)で希釈し、2N塩酸水と飽和塩水とで順
次洗った。有機層を乾燥しくMg504)、溶媒蒸発で黄色ガム状物を得た。こ
のガム状物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、3:1ヘキサン/酢酸エ
チル)に付し、次いで、適当な画分を集め、蒸発して題記化合物を透明なガム状
物(2,20g) 、m/z=494 (M+1) 、として得た。
’)(−NMR(CDCI3) :δ=0.00 (s、 6旧、0゜90 (
s、9H)、1. 20 (t、3H)、1. 50 (d、3H)、2.20
−2.40 (m、4H)、4.10 (4,2H)、4. 30 (t、21
1)、5. 00 (q、LM)、7. 20〜7、 40 (m、5H)、7
.60 (s、LIT)、7. 80 (d。
211) 、8.35 (m、IH) pI)m0]
(b)の生成物をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、フッ化テトラ−
n−ブチルアンモニウム(4,92g)で処理し、1時間撹拌した。反応混合物
を酢酸エチル(100ml)で希釈し、2N塩酸水と飽和塩水とで洗った。有機
層を乾燥しく M g S O4) 、蒸発して褐色ガム状物を得た。フラッシ
ュクロマトグラフィー(シリカ、98:2ジクロロメタン/メタノール)に付し
、適当な両分を集め、蒸発後に題記化合物(0,92g)を透明なガム状物、m
/z=380(M++
■) 、として得た。
1H−NMR(CDCI 3):δ=1.20 (t、 3H) 、1゜70
(d、3H)、2.00 (s、br、IH)、2.20〜2.40 (m、4
H)、4.10 (q、2H)、4.30 (t。
2)() 、5.00 (Q、IH)、7.20〜7.60 (m、6Tl)、
7.80 (d、2H)、8.35 (m、IH) ppm。
製造例28
(S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル]フェニル)エト
キシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸
(a)(R,5)−4−(1−[4−(2−メチルプロピル]フェニル]エトキ
シ)安息香酸エチルエステルp−ヒドロキシ安息香酸エチル(5,16g)をア
セトン(50ml)に溶解し、無水炭酸カリウム(4,40g)と臭化テトラ−
n−ブチルアンモニウム(0,44g)と臭化(R。
S)−α−メチル−4−(2−メチルプロピル)ベンジル(製造例23参照)(
7,7g)とで処理した。生成スラリーを室温で一夜撹拌し、濾過した。濾液を
蒸発して題記化合物(13,5g)を得、これを特性決定することなくそのまま
使(a)の生成物(13,5g)を95%エタノール水(1013ml)に溶解
し、2N水酸化ナトリウム水溶液(32m l )で処理し、60〜70℃で9
0分加熱した。溶媒を蒸発し、水(30ml)を加えた。混合物を2N塩酸水(
50ml)で処理し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、飽和塩水
で洗い、乾燥した( M g S O4)。酢酸エチル溶媒を除去して題記化合
物を白色固体として得た。n−ヘキサンと研和して細かい白色粉末(6,7g)
を得た。
’H−NMR(CDCI 3):δ=0.95 (d、 6H)、1.70 (
d、311)、1.88 (m、1+1)、2.51 (d。
211) 、5.40 (q、111) 、6.95 (d、2ti)、7、
17 (d、2H)、7. 30 (d、2H)、8. 00 (d。
(b)部の生成物(10g)を95%エタノール水(60ml)と水(60ml
)とに溶解し、(+)−エフェドリンヘミ水和物(5,84g)で処理した。混
合物を、完全溶解達成迄還流加熱した。反応物を室温に一夜放置した。生成沈澱
物を濾別し、乾燥して題記化合物(5,20g)を得た。
’H−NMR(CDC13) :δ=0.90 (d、 6旧、1.10 (d
、3H)、1.70 (d、3H)、1.85 (m。
IH)、2.45 (s、3H)、3.15 (m、IH)、5゜45 (m、
2H)、6.88 (d、2H)、7.10 (d。
2H)、7.30 (m、7H)、7.90 (m、H) pl)m0生成物の
キラールHPLC分析により、95;5比の(S):(R)エナンチオマーを含
むことが示された。
(d)’ (S)−4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキ
シ)安息香酸
(C)の生成物(4,63g)をIN塩酸水で処理し、生成スラリーを90分撹
拌した。生成沈澱物を濾別し、INN塩酸水−て水で洗った。生成物を50°で
真空乾燥し、所望の化合物を無色固体、(2,94g)、融点128〜131℃
、[α]ル”51.5° (メタノール中、C=1)、として得た。
測定値:C,76,76、H,7,30,N、0.00;計算値(C,9)T2
..03): C,76,48; H,7,43,N。
0、OO96゜
’H−NMR(CDCI 3) :δ=0.95 (d、 6旧、1゜70 (
d、3H)、1.88 (m、1)1)、2.51 (d、2H)、5.40
(q、l11)、6.95 (d、2H)、7.17 (d、21り、7.30
(d、2H)、8.00 (d、2H)フェニル]エトキシ)ベンゾイル
(d)の生成物(2g)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、ピリジン(0
,60m1)次いで塩化オキサリル(0゜64m1)で処理した。混合物を室温
で3時間撹拌し、1滴のジメチルホルムアミ下を加え、混合物を一夜撹拌した。
溶媒を蒸発除去し、乾燥トルエン(40ml)を加えた。生成沈澱物を濾別し、
題記化合物を含む濾液を10m1容量に迄蒸発し、特性決定することなく次工程
でそのまま使用した。
インドール(715mg)をトルエン(5ml)に溶解し、沃化メチルマグネシ
ウム(2,0mlの、ジエチルエーテル93M溶液)で処理した。生成黄色溶液
を10分撹拌し、塩化(S)−4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニ
ル]エトキシ)ベンゾイル[(e)の生成物]のトルエン(10ml)溶液を加
えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、塩化アンモニウム飽和水溶液(,
50m 1.)を激しく撹拌しながら加えた。混合物を酢酸エチル(30ml、
40m1,15m1)で抽出し、有機層を合わせ、乾燥しく M g S O4
) 、濾過し、蒸発して′褐色ガム状物を得た。フラッシュクロマトグラフィー
(シリカ、まず3:1ヘキサン/酢酸エチル、次いで1:1ヘキサン/酢酸エチ
ル)に付し、適当な両分の蒸発の後に題記化合物をベージュ色固体(1,05g
)、融点150〜152℃、として得た。測定値:C,81,69,H2S、8
3゜N、3.58.計算値(C27H27No2) : C,81,58;H,
6,85;N、3.52%。
’H−NMR(CDCI 3)・δ=1.00 (d、 6H) 、1゜75
(d、3H) 、1.95 (m、IH) 、2.55 (d、2H)、5.4
5 (q、IH)、7.05 (d、2H)、7.25 (d、2H)、7.3
9〜7.54 (m、4H)、7.70(m、IH)、7.85 (d、2H)
、8.45 (m、L)I)、9.10 (s、b r−、I H) ppm。
(g) (S) −4−(3−[4−(1〜[4−(2−メチルプロピル)フェ
ニル]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸エチルエステル
(f)の生成物(500mg)の2−ブタノン(5m l)溶液を無水炭酸カリ
ウム(695mg)と4−ブロモ酪酸エチル(0,23m1)とで処理した。混
合物を一夜還流加熱し、冷却し、濾過し、濾液を蒸発して黄色ガム状物を得た。
フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、3:1ヘキサン/酢酸エチル)に付し
、適当な両分を合わせ、蒸発した後に題記化合物(451mg)を得た。
この生成物は実施例33の化合物と同一の質量分光学、HlP、L、C,、’
H−NMRの特性を有していた。
(h)(S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル
]エトキシ)ベンゾイルコインドール−1−イル)ブタン酸
(g)の生成物(108mg)の95%エタノール水(2ml)溶液を6滴の2
N水酸化ナトリウム水で処理した。混合物を90分撹拌し、次いで水(3ml)
を加え、次いで、混合物がpH1になる迄2N塩酸水を加えた。混合物をジクロ
ロメタン(3X 10 m l )で抽出し、有機層を合わせ、蒸発して題記化
合物を無色泡状物(62mg)として得た。
この生成物は実施例9の化合物と同一の質量分光学、旋光性、’H−NMRの特
性を有していた。
薬理学的活性
雄ラットから得た腹部前立腺組織を使用し、本明細書の34〜36頁に略・述し
た方法により、式(1)の化合物から選択したもののステaイド5α−レダクタ
ーゼ阻止活性をインビトaで試験した。結果を表1に示す。
表1
実権例1の化合物をマウスに1000mg/kg迄の用量で経口投与したが、こ
の研究継続中は、動物は正常の外観と行動を示した。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)
Claims (44)
- 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、YはC1−C6アルキルによ り任意に置換されたC1−C6アルキレンであり、RはH、OH、ハロ、C1− C4アルキル又はC1−C4アルコキシであり、R1,R2,R3及びR4は各 々独立してH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、OH、ハロ及びC F3から選択され、R6,R7及びR8のうちの1個は式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼の基 であり、残りの2個とR5及びR6とは各々独立してH、C1−C4アルキル、 C1−C4アルコキシ、ハロ及びハロ(C1−C4)アルキルから選択され、R 10はCOOH,COOR11又はCONR12R13であり、R11は生物不 安定エステル形成基であり、R12及びR13は各々独立してH及びC1−C4 アルキルから選択され、R14はH、C1−C6アルキル、C3−C7シクロア ルキル又はアリールであり、R8,R7,R8及びR14の定義で使用される「 アリール」はC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、C2−C8アルケニ ル、OH、ハロ、CF3、ハロ(C1−C8アルキル)、ニトロ、アミノ、C2 −C8アルカナミド、C2−C8アルカノイル又はフェニルにより任意に置換さ れたフェニルを意味する)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩。
- 2.YがC1−C6アルキルにより任意に置換されたC1−C6アルキレンであ り、RがH、OH、ハロ、C1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシであり 、R1.R2,R3及びR4が各々独立してH、C1−C4アルキル、C1−C 4アルコキシ、OH、ハロ及びCF3から選択され、R6,R7及びR8のうち の1個が式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼の基 であり、残りの2個とR5及びR6とが各々独立してH、C1−C4アルキル、 C1−C4アルコキシ、ハロ及びハロ(C1−C4)アルキルから選択され、R 10がCOOH,COOR11又はCONR12R13であり、R11が生物不 安定エステル形成基であり、R12及びR13が各々独立してH及びC1−C4 アルキルから選択され、R14がH、C1−C6アルキル、C3−C7シクロア ルキル又はアリールであり、R6,R7,R8及びR14の定義で使用される「 アリール」がC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニ ル、OH、ハロ、CF3、ハロ(C1−C6アルキル)、ニトロ、アミノ、C2 −C6アルカナミド、C2−C6アルカノイル又はフェニルにより任意に置換さ れたフェニルを意味し、 但し、 i)R7が1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)エトキシであるとき、 R,R1,R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり且 つYが−(CH2)3−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場合に はR10はCOOH以外のものであり、 ii)R7が1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)プロポキシ又は2, 2−ジメチル−1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)プロポキシであり 、R,R1,R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり 且つYが−(CH2)3−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場合 にはR10はCOOH又はCOOC2H5以外のものであり、 iii)R6が1−(3−(2−メチルプロピル)フェニル)エトキシであり、 R,R1,R2,R3,R4,R5,R7,R8及びR9がいずれもHであり且 つYが−(CH2)3−であり、式(I)の化合物がラセミ形である場合にはR 10はCOOH又はCOOC2H5以外のものであり、iv)R7が1−(4− (2−メチルプロピル)フェニル)エトキシであり、R5及びR6が両方ともメ チルであり、R,R1,R2,R3,R4,R8及びR9がいずれもHであり且 つYが−(CH2)3−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場合に はR10はCOOH又はCOOC2H5以外のものであり、 v)R7がビス(4−(2−メチルプロピル)フェニル)メトキシであり、R, R1,R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり且つY が−(CH2)3−であるとき、R10はCOOH以外のものであり、vi)R 6がビス(4−(2−メチルプロピル)フェニル)メトキシであり、R,R1, R2,R3,R4,R5,R7,R8及びR9がいずれもHであり且つYが−( CH2)3−であるとき、R10はCOOH以外のものであり、vii)R6が 4−(2−メチルプロピル)フェノキシメチル又は3−(2−メチルプロピル) フェノキシメチルであり、R,R1,R2,R3,R4,R5.R7,R8及び R9がいずれもHであり且つYが−(CH2)3−であるとき、R10はCOO H又はCOOC2H5以外のものである請求項1に記載の化合物。
- 3.R10がCOOH又はCOOR11である請求項1又は2に記載の化合物。
- 4.R11がC1−C6アルキルである請求項1から3のいずれか一項に記載の 化合物。
- 5.R10がCOOHである請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
- 6.YがC1−C6アルキレンであり、RがH又はC1−C4アルキルであり、 R1,R2,R3及びR4が各々Hであり、R6,R7及びR8のうちの1個が 式:▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼ の基であり、残りの2個とR5及びR9とが各々独立してH及びC1−C4アル キルから選択され、R14がH、C1−C4アルキル、C4−C6シクロアルキ ル又はC1−C4アルキルにより置換されたフェニルであり、R6,R7及びR 8の定義に使用される「アリール」がC1−C6アルキル及びハロから各々独立 して選択される1〜3個の置換基により任意に置換されたフェニルを意味する請 求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
- 7.Yがメチレン、プロピレン、ブチレン又はペンチレンであり、RがH又はメ チルであり、R7が式:▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式 、表等があります▼の基であり、R5,R6,R8及びR9が各々独立してH及 びC1−C4アルキルから選択され、R14がH、メチル、n−プロピル、シク ロペンチル又は4−(n−プロピル)フェニルであり、「アリール」がメチル、 エチル、n−プロピル、イソブチル及びクロロから各々独立して選択される1又 は2個の置換基により任意に置換されたフェニルを意味する請求項6に記載の化 合物。
- 8.Yがプロピレンであり、RがHであり、R7が式:▲数式、化学式、表等が あります▼ の基であり、R5,R6,R8及びR9が各々Hであり、R14がメチルであり 、「アリール」がフェニル、4−メチルフェニル、4−エチルフェニル、4−( n−プロピル)フェニル、4−イソブチルフェニル又は3,4−ジクロロフェニ ルを意味する請求項7に記載の化合物。
- 9.「アリール」が4−イソブチルフェニルを意味する請求項8に記載の化合物 。
- 10.R6,R7及びR8のうちの1個が式:▲数式、化学式、表等があります ▼ の基であり、残りの2個とY,R,R1,R2,R3,R4,R5.R9,R1 0,R11,R12,R13及び「アリール」とが請求項1又は2に定義した通 りである請求項1又は2に記載の化合物。
- 11.(R,S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェ ニル]エトキシ)ベンゾイル]インドール−1−イル)ブタン酸、(S)−4− (3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾ イル]インドール−1−イル)ブタン酸、(R,S)−4−(2−メチル−3− [4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイル] インドール−1−イル)ブタン酸もしくは(S)−4−(2−メチル−3−[4 −(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイル]イン ドール−1−イル)ブタン酸、又は医薬的に許容可能なその塩。
- 12.請求項1から11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物又は医薬的に 許容可能なその塩と医薬的に許容可能な希釈剤又はキャリヤーとからなる医薬組 成物。
- 13.医薬用としての、請求項1から11のいずれか−項に記載の式(I)の化 合物もしくは医薬的に許容可能なその塩又は請求項12に記載のその組成物。
- 14.ステロイド5α−還元酵素を阻害するための医薬の製造のための、請求項 1から11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物もしくは医薬的に許容可能 なその塩又は請求項12に記載のその組成物の使用。
- 15.尋常性ざ瘡、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症および壮年性脱 毛症の治療的又は予防的処理用医薬の製造のための、請求項1から11のいずれ か−項に記載の式(I)の化合物もしくは医薬的に許容可能なその塩又は請求項 12に記載のその組成物の使用。
- 16.ヒト前立腺癌の治療的又は予防的処理用医薬の製造のための、請求項1か ら11のいずれか−項に記載の式(I)の化合物もしくは医薬的に許容可能なそ の塩又は請求項12に記載のその組成物の使用。
- 17.有効量の請求項1から11のいずれか−項に記載の式(I)の化合物もし くは医薬的に許容可能なその塩又は請求項12に記載のその組成物でヒトを治療 することからなる、ステロイド5α還元酵素を阻害するためのヒトの治療方法。
- 18.有効量の請求項1から11のいずれか−項に記載の式(I)の化合物もし くは医薬的に許容可能なその塩又は請求項12に記載のその組成物でヒトを治療 することからなる、尋常性ざ瘡、脱毛症、脂漏症、女性多毛症、前立腺肥大症お よび壮年性脱毛症又はヒト前立腺癌を治癒又は予防するためのヒトの治療方法。
- 19.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)の化合物: 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII)の化合物もしくはその塩基性塩 ; 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIII)の化合物; 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIV)の化合物 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XV)の化合物もしくはその塩基性塩; 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XVIII)の化合物もしくはその塩基性 塩; 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XXI)の化合物もしくはその塩基性塩; 又は 式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XXIII)の化合物[上記式中、Y,R ,R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,及びR10は請求 項1又は2に定義した通りであり、R24はH又はOHであり、R25,R26 及びR27のうちの1個はOHであり、R25,R26及びR27の残りの2個 はR6,R7及びR8の残りの2個について請求項1又は2に定義した通りであ り、R28,R29及びR30のうちの1個ば式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R14は請求項1又は2に定義した通りであり、Z8は離脱基である) の基であり、R28,R29及びR30の残りの2個はR6,R7及びR8の残 りの2個について請求項1又は2に定義した通りであり、R31,R32及びR 33のうちの1個は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R14は請求項1又は2に定義した通りである)の基であり、R31, R32及びR33の残りの2個はR6,R7及びR8の残りの2個について請求 項1又は2に定義した通りである]。
- 20.Z8がハロ、C1−C4アルカンスルホニルオキシ又はC1−C4アルキ ルフェニルスルホニルオキシである請求項19に記載の式(XXI)の化合物又 はその塩基性塩。
- 21.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、YはC1−C6アルキルによ り任意に置換されたC1−C6アルキレンであり、RはH、OH、ハロ、C1− C4アルキル又はC1−C4アルコキシであり、R1,R2,R3及びR4は各 々独立してH、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、OH、ハロ及びC F3から選択され、R6,R7及びR8のうちの1個は式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼の基 であり、残りの2個とR5及びR6とは各々独立してH、C1−C4アルキル、 C1−C4アルコキシ、ハロ及びハロ(C1−C4)アルキルから選択され、R 10はCOOH,COOR11又はCONR12R13であり、R11は生物不 安定エステル形成基であり、R12及びR13は各々独立してH及びC1−C4 アルキルから選択され、R14はH、C1−C6アルキル、C3−C7シクロア ルキル又はアリールであり、R6,R7,R8及びR14の定義で使用される「 アリール」はC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニ ル、OH、ハロ、CF3、ハロ(C1−C6アルキル)、ニトロ、アミノ、C2 −C6アルカナミド、C2−C6アルカノイル又はフェニルにより任意に置換さ れたフェニルを意味する)の化合物又は医薬的に許容可能なその塩の製造方法で あって、 (a)式(I)中、R10がCOOHであり、Y,R及びR1〜R9が式(I) の化合物について先に定義した通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、R15は式(I)中、R1 0がCOOHであり、Y、R及びR1〜R9が式(I)の化合物について先に定 義した通りである化合物を提供するように開裂可能なエステル形成基である)の エステルを開裂させ、 (b)式(I)中、R10がCOOHであり、Y、R及びR1〜R9が式(I) の化合物について先に定義した通りである化合物を製造するには、式(I)中、 R10がCONR12R13であり、Y,R,R1〜R9,R12及びR13が 式(I)の化合物について先に定義した通りである化合物を酸又は塩基水解し、 (c)式(I)中、R10がCOOHであり、Y、R及びR1〜R9が式(I) の化合物について先に定義した通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)(式中、Y、R及びR1〜R8は式 (I)の化合物について先に定義した通りである)の化合物を酸又は塩基水解し 、(d)式(I)中、R10がCOOR11であり、Y、R、R1〜R9及びR 11が式(I)の化合物について先に定義した通りである化合物を製造するには 、式(I)中、R10がCOOHであり、Y、R及びR1〜R9が式(I)の化 合物について先に定義した通りである化合物を、式R11OH(式中、R11は 式(I)について先に定義した通りである)のアルコールでエステル化し、 (e)式(I)中、Y、R及びR1〜R10が式(I)の化合物について先に定 義した通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII)(式中、R及びR1〜R9は式 (I)の化合物について先に定義した通りである)の化合物の塩基性塩を式Z3 −Y−COOR11もしくはZ3−Y−CONR12R13の化合物又は式Z3 −Y−COOHの化合物の塩基性塩(式中、Y,R11,R12及びR13は式 (I)について先に定義した通りであり、Z3は離脱基である)でアルキル化し 、(f)式(I)中、R10がCOOHであり、Y、R及びR1〜R9が式(I )の化合物について先に定義した通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIII)(式中、Y、R及びR1〜R9 は式(I)の化合物について先に定義した通りである)の化合物を酸化し、(g )式(I)中、R10がCOOHであり、Y、R及びR1〜R9が式(I)の化 合物について先に定義した通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIV)の化合物又は ▲数式、化学式、表等があります▼(XV)の化合物もしくはその塩基性塩(式 中、R24はH又はOHであり、Y、R及びR1〜R9は式(I)の化合物につ いて先に定義した通りである)を酸化し、 (h)式(I)中、R6,R7及びR8のうちの1個が式:▲数式、化学式、表 等があります▼ であり、残りの2個とY,R,R1〜R5,R9,R10,R14及び「アリー ル」とが式(I)について先に定義した通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XVIII)(式中、R25,R26及び R27のうちの1個はOHであり、R25,R26及びR27の残りの2個は式 (I)の化合物のR6,R7及びR8の残りの2個について先に定義した通りで あり、Y,R,R1〜R5,R9及びR10は式(I)の化合物について先に定 義した通りである)の化合物又はその塩基性塩を式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XIX)(式中、R14及び「アリール」 は式(I)の化合物について先に定義した通りであり、Z7は離脱基である)の 化合物と反応させ、 (i)式(I)中、R10がCOOR11又はCONR12R13であり、R6 ,R7及びR8のうちの1個が式:▲数式、化学式、表等があります▼ であり、R6,R7及びR8の残りの2個とY,R,R1〜R5,R9,R11 ,R12,R13,R14及び「アリール」とが式(I)について先に定義した 通りである化合物を製造するには、式(XVIII)中、R10がCOOR11 又はCONR12R13であり、Y,R,R1〜R5,R9,R11,R12及 びR13が式(I)の化合物について先に定義した通りであり、R25,R26 及びR27が請求項21(h)に定義した通りである化合物を、脱水剤の存在下 で、式:▲数式、化学式、表等があります▼(XX)(式中、R14及び「アリ ール」は式(I)の化合物について先に定義した通りである)と反応させ、(j )式(I)中、R6,R7及びR8のうちの1個が式:▲数式、化学式、表等が あります▼ の基であり、R6,R7及びR8の残りの2個とY,R,R1〜R5,R9,R 10,R14及び「アリール」とが式(I)の化合物について先に定義した通り である化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XXI)(式中、R28,R29及びR3 0は式:▲数式、化学式、表等があります▼ の基であり、R28,R29及びR30の残りの2個は式(I)の化合物のR6 ,R7及びR8の残りの2個について先に定義した通りであり、Y,R,R1〜 R5,R9,R10及びR14は式(I)の化合物について先に定義した通りで あり、Z8は離脱基である)の化合物又はその塩基性塩を、式:アリール−OH (XXII) (式中、「アリール」は式(I)について先に定義した通りである)と反応させ 、 (k)式(I)中、R10がCOOR11又はCONR12R13であり、R6 ,R7及びR8のうちの1個が式:▲数式、化学式、表等があります▼ であり、R6,R7及びR8の残りの2個とY,R,R1〜R5,R9,R11 ,R12,R13,R14及び「アリール」とが式(I)について先に定義した 通りである化合物を製造するには、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(XXIII)(式中、R31,R32及び R33のうちの1個は式:▲数式、化学式、表等があります▼ の基であり、残りの2個は式(I)の化合物のR6,R7及びR8の残りの2個 について先に定義した通りであり、R10はCOOR11又はCONR12R1 3であり、Y,R,R1〜R5,R9,R11,R12,R13及びR14は式 (I)の化合物について先に定義した通りである)の化合物と、式(XXII) 中、「アリール」が式(I)の化合物について先に定義した通りである化合物と を脱水剤の存在下で反応させ、前記工程(a)〜(k)のいずれか1つの後に場 合により式(I)の生成物をその医薬的に許容可能な塩に変換する方法。
- 22.YがC1−C8アルキルにより任意に置換されたC1−C6アルキレンで あり、RがH、OH、ハロ、C1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシであ り、R1,R2.R3及びR4が各々独立してH、C1−C4アルキル、C1− C4アルコキシ、OH、ハロ及びCF3から選択され、R6,R7及びR8のう ちの1個が式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼の基 であり、残りの2個とR5及びR6とが各々独立してH、C1−C4アルキル、 C1−C4アルコキシ、ハロ及びハロ(C1−C4)アルキルから選択され、R 10がCOOH,COOR11又はCONR12R13であり、R11が生物不 安定エステル形成基であり、R12及びR13が各々独立してH及びC1−C4 アルキルから選択され、R14がH、C1−C6アルキル、C3−C7シクロア ルキル又はアリールであり、R6,R7,R8及びR14の定義で使用される「 アリール」がC1−C8アルキル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニ ル、OH、ハロ、CF3、ハロ(C1−C6アルキル)、ニトロ、アミノ、C2 −C6アルカナミド、C2−C6アルカノイル又はフェニルにより任意に置換さ れたフェニルを意味し、 但し、 i)R7が1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)エトキシであり、R, R1,R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり且つY が−(CH2)3−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場合にはR 10はCOOH以外のものであり、 ii)R7が1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)プロポキシ又は2, 2−ジメチル−1−(4−(2−メチルプロピル)フェニル)プロポキシであり 、R,R1,R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり 且つYが−(CH2)3−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場合 にはR10はCOOH又はCOOC2H5以外のものであり、 iij)R6が1−(3−(2−メチルプロピル)フェニル)エトキシであり、 R,R1,R2,R3,R4,R5,R7,R8及びR9がいずれもHであり且 つYが−(CH2)9−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場合に はR10はCOOH又はCOOC2H5以外のものであり、iv)R7が1−( 4−(2−メチルプロピル)フェニル)エトキシであり、R5及びR6が両方と もメチルであり、R,R1,R2.R3,R4,R8及びR9がいずれもHであ り且つYが−(CH2)3−であるとき、式(I)の化合物がラセミ形である場 合にはR10はCOOH又はCOOC2H5以外のものであり、 v)R7がビス(4−(2−メチルプロピル)フェニル)メトキシであり、R, R1,R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり且つY が−(CH2)3−であるとき、R10はCOOH以外のものであり、vi)R 6がビス(4−(2−メチルプロピル)フェニル)メトキシであり、R,R1, R2,R3,R4,R5,R6,R8及びR9がいずれもHであり且つYが−( CH2)3−であるとき、R10はCOOH以外のものであり、vii)R6が 4−(2−メチルプロピル)フェノキシメチル又は3−(2−メチルプロピル) フェノキシメチルであり、R,R1,R2,R3,R4,R5,R7,R8及び R9がいずれもHであり且つYが−(CH2)3−であるとき、R10はCOO H又はCOOC2H5以外のものである請求項21に記載の方法。
- 23.式(II)の化合物の酸又は塩基水解により開裂を行う請求項21(a) 又は22に記載の方法。
- 24.R15がC1−C6アルキルである請求項21(a)、22又は23に記 載の方法。
- 25.水性条件下で水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを使用して塩基水解に より開裂を行う請求項23又は24に記載の方法。
- 26.式(VIII)の化合物の塩基性塩がナトリウム又はカリウム塩である請 求項21(e)又は22に記載の方法。
- 27.Z3がハロ、C1−C4アルカンスルホニルオキシ又はC1−C4アルキ ルフェニルスルホニルオキシである請求項21(e)、22又は26に記載の方 法。
- 28.Z3がブロモである請求項27に記載の方法。
- 29.式(XVIII)の化合物の塩基性塩を使用する請求項21(h)又は2 2に記載の方法。
- 30.塩基性塩がナトリウム又はカリウム塩である請求項29に記載の方法。
- 31.Z7がハロ、C1−C4アルカンスルホニルオキシ又はC1−C4アルキ ルフェニルスルホニルオキシである請求項21(h)、22、29又は30に記 載の方法。
- 32.Z7がブロモである請求項31に記載の方法。
- 33.使用される脱水剤がジエチルアゾジカルボキシレート及びトリフェニルホ スフィンの組み合わせである請求項21(i)、21(k)又は22に記載の方 法。
- 34.Z8がハロ、C1−C4アルカンスルホニルオキシ又はC1−C4アルキ ルフェニルスルホニルオキシである請求項21(j)又は22に記載の方法。
- 35.R10がCOOH又はCOOR11である請求項21から34のいずれか 一項に記載の方法。
- 36.R11がC1−C6アルキルである請求項35に記載の方法。
- 37.R10がCOOHである請求項21から32又は34のいずれか一項に記 載の方法。
- 38.YがC1−C6アルキレンであり、RがH又はC1−C4アルキルであり 、R1,R2,R3及びR4が各々Hであり、R6,R7及びR8のうちの1個 が式:▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります ▼の基であり、残りの2個とR5及びR9とが各々独立してH及びC1−C4ア ルキルから選択され、R14がH、C1−C4アルキル、C4−C6シクロアル キル又はC1−C4アルキルにより置換されたフェニルであり、R6,R7及び R8の定義で使用される「アリール」がC1−C6アルキル及びハロから各々独 立して選択される1〜3個の置換基により任意に置換されたフェニルを意味する 請求項21から37のいずれか一項に記載の方法。
- 39.Yがメチレン、プロピレン、ブチレン又はペンチレンであり、RがH又は メチルであり、R7が式:▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学 式、表等があります▼の基であり、R5,R6,R8及びR9が各々独立してH 及びC1−C4アルキルから選択され、R14がH、メチル、n−プロピル、シ クロペンチル又は4−(n−プロピル)フェニルであり、「アリール」がメチル 、エチル、n−プロピル、イソブチル及びクロロから各々独立して選択される1 又は2個の置換基により任意に置換されたフェニルを意味する請求項38に記載 の方法。
- 40.Yがプロピレンであり、RがHであり、R1,R2,R3及びR4が各々 Hであり、R7が式:▲数式、化学式、表等があります▼ の基であり、R5,R6,R8及びR9が各々Hであり、R14がメチルであり 、「アリール」がフェニル、4−メチルフェニル、4−エチルフェニル、4−( n−プロピル)フェニル、4−イソブチルフェニル又は3,4−ジクロロフェニ ルを意味する請求項21から33又は35から37のいずれか一項に記載の方法 。
- 41.「アリール」が4−イソブチルフェニルを意味する請求項21から40の いずれか一項に記載の方法。
- 42.R6,R7及びR8のうちの1個が式:▲数式、化学式、表等があります ▼ の蕃であり、残りの2個とY,R,R1,R2,R3,R4,R5,R9,R1 0,R11,R12,R13及び「アリール」とが請求項21又は22に定義し た通りである式(I)の化合物を製造するために使用される請求項21又は22 に記載の方法。
- 43.(R,S)−4−(3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェ ニル]エトキシ)ベンゾイル]インドール−1−イル)ブタン酸、(S)−4− (3−[4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾ イル]インドール−1−イル)ブタン酸、(R,S)−4−(2−メチル−3− [4−(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイル] インドール−1−イル)ブタン酸もしくは(S)−4−(2−メチル−3−[4 −(1−[4−(2−メチルプロピル)フェニル]エトキシ)ベンゾイル]イン ドール−1−イル)ブタン酸又は医薬的に許容可能なその塩を製造するために部 分的に使用される請求項21又は22に記載の方法。
- 44.請求項21から43のいずれか一項に記載の方法により製造された式(I )の化合物又はその医薬的に許容可能な塩と、医薬的に許容可能な希釈剤又はキ ャリヤーとを組み合わせてなる医薬組成物の製造方法。
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