JPH06509799A - Cns活性のテトラヒドロベンゾチエノピリジン類 - Google Patents

Cns活性のテトラヒドロベンゾチエノピリジン類

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JPH06509799A JP5504169A JP50416993A JPH06509799A JP H06509799 A JPH06509799 A JP H06509799A JP 5504169 A JP5504169 A JP 5504169A JP 50416993 A JP50416993 A JP 50416993A JP H06509799 A JPH06509799 A JP H06509799A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 CNS活性のテトラヒドロベンゾチェノピリジン類本発明は薬理活性を有する化 合物、その化合物の製造法、該化合物含有の組成物および哺乳動物の治療におけ るそれらの使用に関する。
EP−A−0327223号およびWO91/17165 (1991年5月1 日付出願)は、CNS活性、特に不安緩解作用および/または抗うっ作用活性を 有するある種のテトラヒドロベンゾチェノピリジンを開示している。
今回、一連の化合物が見つかり、いずれの化合物がCNS活性、特に不安緩解お よび/または抗うっ作用活性および/または鎮痙作用活性を有し、および/また は睡眠障害の治療に有用な活性を有するかが判明した。
したがって、本発明は、式(I): [式中、 R3は水素、Cl−Sアルキル、フェニルまたはフェニルc1−4アルキルであ り、ここでフェニル部は所望により1またはそれ以上のCl−6アルキル、Cl −6アルコキノ、Cl−8アルキルチオ、ヒドロキシ、C2−、アルカノイル、 バー トリフルオロメチル、ニトロ、所望により1あるいは2個の01−6アル キル基によりまたはC2−7アルカノイル、ンアへカルバモイルまたはカルボキ ン基により置換されていてもよいアミノによって置換されていてもよく。
R2およびR3は、独立して、水素、cl−6アルキル、c、−77クロアルキ ル、C3−77クロアルキルーC1−、アルキル、C3−6アルケニル、Cl− 7アルカノイル、C1,6アルキルスルホニル、ノー(Cl−Sアルキル)アミ ノC+−Sアルキル、3−オキシブチル、3−ヒドロキシブチル、フェニル、フ ェニルCl−4アルキル、ベンゾイル、フェニルCトtアルカノイルまたはベン ゼンスルホニルであり、そのいずれのフェニル部も所望により1または2個のハ ロゲン、C1−6アルキル、C3−。
アルコキシ、CF、、アミノまたはカルボキシにより置換されていてもよく、ま たはR7およびR3は一緒になって所望により酸素またはNR−g (ここで、 R6は水素または所望によりヒドロキシにより置換されていてもよいCl−Sア ルキルである)によって中断されていてもよいC1−6ポリメチレンであり;R 5は水素または01〜6アルキルであって、RIlは水素であるか、またはR3 およびR8は一緒になフて8−位にて01−6アルキリデン基を形成し。
Rやは水素または自、6アルキルであって、および−COt R4は医薬上許容 されるエステル基を意味する〕で示される化合物またはその医薬上許容される塩 を提供する。
可変基R1、R2、R3、R3、RoおよびR1のうちのアルキル部は、好まし くはメチル、エチルならびにn−および1so−プロピルのようなC1−、アル キルである。
R1についての有効な基は、水素、メチル、エチル、n−および1so−プロピ ル、フェニルおよびベンノルを包含する。好ましくは、R,はメチルである。
可変基R2およびR3を選択するにおいて、窒素原子が不飽和脂肪族炭素に直接 結合しないことは明らかであろう。
R7およびR3についての有効な基は、水素、メチル、エチル、n−およびis 。
−プロピル、n−1See−1iso−およびtert−ブチル、n−1sec −1iso−およびneO−ペンチル、クロロベンチル、ノクロヘキシル、シク ロへブチル、ノクロベンチル=01−4アルキル、クロロへキノルー〇、−4ア ルキルおよびクロロへブチル−01−4アルキル(ここで、Cl−4アルキルに ついての有用な基はメチレンおよびエチレンを包含する)、ブドー2−エニル、 ブドー3−エニル、1−メチルプロブ−2−エニル、ホルミル、アセチル、プロ ピオニル、メチルスルホニル、3−ツメチルアミノブチル、3−オキソブチル、 3−ヒドロキシブチル、フェニル、ベンノル、ベンゾイル、ペン/ルカルボニル およびベンゼンスルホニルを包含するか、またはR2およびR1は一緒になって −(CH2)r X (CH2)S−を形成し、ここでrおよびSは、独立して 、1.2または3であり、Xは結合、0またはNR,Tあり、例えばC4または C,ポリメチレン、−(CH2)1 0 (CHt)z−または−(CH2)2  NR6(CHz)z−にこで、Roは好ましくはメチルである)である。
好ましくは、R2は水素であって、R3は水素またはc、−6アルキル、例えば メチルである。
最も好ましくは、R3およびR3は水素である。
式(I)の化合物の医薬上許容されるエステルの適当な例は、CIJアルキルエ ステル(ここでアルキル部は、所望により、クロロ、フルオロおよびブロモから 選択される3個までのハロゲン原子により置換されていてもよい)、例えばメチ ル、エチル、n−および1so−プロピル、n−1iso−1sec−およびt ert−ブチルおよび2.2.2− hリフルオロエチルエステル、C2−6ア ルケニルエステル、例えばビニル、プロブ−1−エニル、プロブ−2−エニル、 1−メチルビニル、ブドー1−エニル、ブドー3−エニル、ベント−4−エニル 、1−メチレンプロピルおよび1−メチルプロブ−2−エニル、C2−8フルキ ニルエステル、例えばプロブ−2−イニル、ブドー2−イニルおよびブドー3− イニル、C3−、シクロアルキルエステル、例えばシクロヘキシル、およびC3 −6シクロアルキル〜c1−4アルキルエステル、例えばノクロブロピルメチル 、クロロプロピルエチルおよび/クロブチルメチルを包含する。好ましくは、医 薬上許容されるエステルは、メチル、エチル、2.2.2−トリフルオロエチル 、n−プロピル、プロブ−2−エニル、プロブ−2−イニル、ブドー3−エニル 、ブドー2−イニル、ブドー3−イニルまたはクロロプロビルメチルエステルで あり、最も好ましくは、ブドー2−イニルまたはブドー3−イニルエステルであ り、すなわち、R4がメチル、エチル、2.2.2− トリフルオロエチル、ロ ープロピル、プロブ−2−エニル、プロブ−2−イニル、ブドー3−エニル、ブ ドー2−イニル、ブドー3−イニルまたはノクロブロピルメチルであり、最も好 ましくは、ブドー2−イニルまたはブドー3−イニルである。
R5の適当な有効な基は、水素、メチル、エチルおよびn−および1so−プロ ピルを包含し、好ましくは水素である。また、R3およびR6は一緒になって8 −(1−メチルエチリデン)基を表してもよい。
Roについての有効な基は、水素およびメチルを包含する。R1は、好ましくは 水素である。
式(1)の化合物のうち、好ましい化合物は、式(■):[式中、R,lは水素 またはC1−6アルキルであり、R8、CO,R,およびR8は式(1)の記載 と同じ] で示される化合物またはその医薬上許容される塩である。
R1、R3’、 CO2R4およびR1についての好ましい有効な基は、式(1 )の対応する可変基についての記載と同じである。
式(1)の化合物は、慣用的な医薬上許容される酸、例えばマレイン酸、塩酸、 臭化水素酸、リン酸、酢酸、フマル酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、マンデル 酸、酒石酸、メタンスルホン酸およびノユウ酸のような酸と酸付加塩を形成し得 る。
R2またはR3が水素である式(1)の化合物が互変異性体として1以上の形態 で存在することは明らかである。本発明はこれらの各形態およびその混合物にま で及ぶものである。
式(1)の化合物はまた溶媒和物(例、水和物)を形成してもよく、本発明はま たこれらの形態にまで及ぶものである。本明細書中で言及する場合、「式(1) の化合物」なる語はまたその溶媒和物も包含するものである。
式(1)の化合物はR,O基に隣接する炭素原子上にキラル中心を有しており、 R8が水素、R5が水素以外の化合物はR5基に隣接する炭素原子上にキラル中 心があることは明らかである。加えて、R6およびR11がアルキリデン基であ る化合物はEおよびZ形で存在してもよく、一方置換基R3、R7、R3、R4 およびR。
が不斉炭素原子を含有していてもよい。本発明は、式(r)の化合物のいずれの 単独の立体異性体(例、エナンチオマーまたはジアステレオマー)またはうセミ 体を包含するその混合物にまで及ぶものである。
本発明はまた、式(I[+) [式中、R1゛は式(1)にて定義したR1と同じであるがまたはそれに変換可 能な基であり、R4゛は式(1)にて定義した一CO,R4と同じであるかまた はCO2R4に変換可能な電子求引基であり、R6およびR8は式(r)におけ る定義と同じであり、R7は水素またはN−保護基であり、JとKは一緒になっ て所望により保護されていてもよいケト基を表すが、またはJは水素であり、が っKはOR9または保護されたヒドロキシ基(ここで、R9は式(1)の定義と 同じ)であり、YはCNまたはcOL+基(ここで、■7.は離脱基である)で あり、かっMは水素であるか、またはYは水素であり、がっMはCNまたはC0 L2基(ここで、R2は離脱基である)を會味する〕で示される化合物またはそ のイミン互変異性体を環化し、その後、所望によりまたは要すれば、いずれか適 当な順序で、水素である場合R7をN−保護基に変え、YまたはMがCOL、ま たはCOL2基である場合、得られたヒドロキシ基を離脱基に変え、それを化合 物HNR2’R3°(ここで、R2’およびR3゛は式(1)において定義され ているR2およびR,と同じであるがまたはN−保護基である)と反応させ、い ずれのR2゛、R3゛またはR7のN−保護基も除去し、いずれの電子求引基R 4′もC02R,に変え、R,以外である場合R1゛をR3に変え、JおよびK を、各々、水N オヨU OR91m変え、R2、R5、R4、R5、R4およ びRoを相互変換し、エナンチオマーまたはノアステレオマ−のようないずれの 立体異性体も分離し、および/または式(1)の化合物の医薬上許容される塩を 形成させることからなる、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の製 造法を提供する。
式(Iff)のエナミンまたはそのイミン互変異性体の環化は、強塩基(例、ア ルカリ金属アルコキッド、例えばナトリウムメトキッドまたはナトリウムエトキ シド)の存在下、適当な溶媒(例、メタノールまたはエタノール)中、高温で、 またはルイス酸(例、ZnC1,,5nC14またはCu0COCHs)の存在 下、適当な溶媒(例、n−ブチルアセテート)中、高温での通常の条件下で行う ことができる。
環化し、直接的に式(1)の化合物、例えばR4′がCO2R4である化合物を 得る場合に、酢酸銅(1)を用いるルイス酸触媒環化が、特に好ましい。
好ましくは、JおよびKは一緒になって保護されたケト基を表すかまたはKは保 護されたヒドロキシ基を表す。ンリルエーテル、例えばトリメチルシリルエーテ ル、テトラヒドロピラニルエーテルまたは保護基Q(ベンジルである場合)につ いて後記されているように所望により置換されていてもよいc+−gアルキルあ るいはベンジルエステルのような保護されたヒドロキシを常法にて脱保護し、ヒ ドロキシ基を得ることができる。
保護されたケト基をますケトに変え、ついで適当な還元剤(例、水素化ホウ素ナ トリウム)を用いてヒドロキシに還元してもよい。
保護されたケト基JおよびKは、例えば、式(Ill)の化合物(式中、JはX R,3てあり、KはZR,4であって、XおよびZは独立して酸素または硫黄で あり、R03およびR1は独立してC1−6アルキルであるがまたは一緒になっ て所望により1またはそれ以上のC1−6アルキル基で置換されていてもよいC 2−1ポリメチレンを意味する)で示される。
XおよびZが共に酸素である場合、基−X−R,3および−Z−R,4は、例え ば塩酸、ギ酸またはトリフルオロ酢酸水溶液で処理することにより、慣用的にケ ト基に変えてもよい。
XまたはZの一方が酸素原子であって、他方が硫黄原子である場合、基−X−R 13および−Z−R,,を、例えば塩酸水溶液で処理するかまたは硫黄原子を四 級化し、つづいて加水分解する、例えばハロゲン化アルキルをついで水を用いる ことにより慣用的にケト基に変えてもよい。
XおよびZが共に硫黄である場合、基−X−R,3および−Z−R,4は、硫黄 原子の一方を・ (i)重金属カチオン(例、銀)1または(ii)四級化剤(例、ハロゲン化ア ルキル);または(出)酸化剤(例、過酢酸) と反応させ、その後、例えば水性アセトンまたは水性アセトニトリルを用い、ケ ト基を得るのに保護基を加水分解することによって、慣用的にケト基に変えるこ とができる。
好ましくはXおよびZは酸素である。
ヒドロキシ基OR,(基中、R9は水素である)は、慣用的エーテル化反応によ り、例えば不活性溶媒(例、ジメチルホルムアミド)中、強塩基(例、水素化ナ トリウム)で処理し、つづいて適当なハロゲン化アルキル、好ましくはヨウ化、 臭化または塩化物と反応させることにより他のOR,基に変えてもよい。残りの 置換基、特に4−アミン基の保護が必要とされるかもしれない。
別法として、保護されたケト基(基中、JはOR,、であり、Kは0R34であ る)は、還元剤(例、水素化ホウ素亜鉛および塩化トリメチルシリル)で切断し てもよい。環状ケタールは、慣用的に除去しうる、アルキルエーテル上の末端ヒ ドロキシ置換基を生じさせる。
JおよびKが一緒になってケト基を表す場合、R5およびR8の水素は、適当な アルデヒドまたはケトン(例、アセトン)とのアルドール縮合により8−位にお けるアルキリデン基に変えてもよい。ついで、該アルキリデン基を、例えばパラ ジウム/炭素触媒を用いて慣用的に対応するR5のアルキル基に水素添加しても よい。
R7のN−保護基の例は、トリメチルシリルおよび2−(トリメチルシリル)エ トキノメチルを包含し、それは、例えばフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム を用いて除去できる。
好ましくは、R7は水素である。
基R4°の適当な例は、−CO2R4について前記されている基、COR,(こ こで・R,は水素SC+−6アルキル、C3−7ンクロアルキルC1−4アルキ ルまたはC8−77クロアルキルである)、CH=NOH,C○、HSCO2Q  (ここで、Qはベンジルのような保護基であり、ベンジル基はそのフェニル環 が所望により1または2個のハロゲン、CF3、C1−、アルコキン、C1−6 アルキルまたはニトロにより置換されていてもよい)、シアノおよび−CON  Rlo R+ + にこで、R1゜およびRl 1は独立して水素、C+−Sア ルキル、C0−、アルコキシおよびフェニルまたはフェニルC1−4アルキル( 所望により、ベンノルエステルのフェニル環は、任!の置換基について前記され ているように置換されていてもよい)から選択されるか、または−緒になって、 所望により酸素またはNH+4(ここで、R12は水素またはC1−6アルキル である)により中断されていてもよい02〜6ポリメチレン(例、モルホリノま たはピベラノノ)を形成する)を包含する。
保護基Qを慣用的加水分解または水素化分解により除去して遊離酸を得、所望に より、適当な塩素化剤(例、塩化チオニル)との反応により該酸を酸塩化物に前 変換してもよく、適当なアルコールR,OHと反応させることにより、または所 望により不活性溶媒(例、ジメチルホルムアミド)中、適当な塩基(例、水酸化 力+1ウムまたは炭酸カリウム)の存在下、アルキル化剤R,X (ここで、X はクロロ、ブロモまたはヨードのような離脱基である)と反応させることにより エステル化することができる。別法として、Qは、塩基性条件下、エステル交換 によりR4に直接変換してもよい。
中間体アミドを前記のようにエステル化できる遊離塩基に加水分解してもよい。
R,’のノアノ基は、無水酸性条件下、適当なアルコールR40Hとの反応によ リイミジエステルに変換し、ついて基−CO2R4に加水分解してもよい。
Rt’のCH= N OH基は、適当な脱水剤(例、ギ酸)を用いて高温で脱水 することによりファンに変え、得られたノアノ基を前記のようにCO2R4に変 えてもよい。また、CH= N OH基を加水分解によりホルミルに変え、適当 な酸化剤(例、Cr03)を用いて遊離酸に酸化し、前記のようにエステル化で きる。
R4′のCOR,α−メチレンケト基は、ハロホルム反応およびエステル化によ って酸を介してCo2R4に変えてもよい。
R4基は、前記のように中間体の酸を介してまたはエステル交換により直接的に 相互変換できる。
YまたはMがCOL、またはC0L2である場合、離脱基り、およびR2の適当 な例は、ヒドロキシ、さらに好ましくはアルコキン(例、Cトロアルコキシ、例 えばエトキンまたはメトキシ)を包含する。式(I[[)の化合物またはそのイ ミン互変異性体を環化することにより、その結果、ピリジン環の4−位にヒドロ キシ基のある化合物が得られる。ヒドロキシ基は、ハロゲン化剤(例、オキシ塩 化リンまたはオキシ臭化リン)と反応させることにより、離脱基(例、Lについ て前記されている基)、好ましくはクロロのごときハロに変換できる。該離脱基 は、不活性溶媒(例、トルエン、メタノール、エタノール、ツメチルホルムアミ ドまたはジオキサン)中、高温で請求核芳香族置換用の通常の条件下、HNR2 °R3゛化合物により置換できる。また、該反応は溶媒として機能する純HN  Rz’ R3’中で実施してもよい。
p−メトキノベンジルのようなR2′またはR3′保護基は慣用的に除去できる 。
R2およびR3の水素の他のR2/R,への変換は、第一級アミンのアルキル化 またはアシル化についての常套手段に従って実施できる。アシル化は適当なハロ ゲン化アノルとの反応により実施してもよい。しかし、水素またはアシル基以外 のR2/R3は、式(■)の化合物中、YまたはMがCOL、またはCOL宜で ある経路を介して、前記のように離脱基をHNR2°R3′化合物で置換するこ とにより導入することが好ましい。
ヒドロキシまたはクロロのようなRI゛基は、パラジウム媒介アニオンカップリ ング反応によりアルキルまたはフェニルC1−4アルキルまたはフェニルに変換 できる(ブイエヌカリニン(V、 N、 Kalinin) 、ノンセ/ス(S ynthesis) 1992.413)。
ノアステレオマ−またはエナンチオマーの分離は、常法にて、例えばキラルHP LCまたは酵素法により行うことができる。
医薬上許容される塩は、通常、適当な酸または誘導体との反応により製造できる 。
式<m>の化合物は、式(IV) ・ で示される化合物を、式(V): − で示される化合物と反応させることにより製造できる。式中、Rlo、R4゛、 R,、R7、R8、YSJおよびKは式(m)における定義と同じであり、Lは 離脱基であり、Mは式(III)の定義と同じであるか、またはLとMは一緒に なりで結合を表す。
JがRoO(Reは水素以外の基である)であり、Kが水素である式(I[[) および(rV)の新規中間体は、本発明の別の態様を形成する。
離脱基りの適当な例は、ハロゲン(例、クロロおよびブロモ)、ヒドロキシ、C 1−6アノルオキシ(例、アセトキシ) 、Cl−aアルコキン(例、メトキン またはエトキノ、好ましくはメトキン)またはNR,R,にこで、R,およびR 1は独立して水素またはCl−4アルキルであるか、または−緒になって所望に より酸素またはNR,(ここで、R6は水素または所望によりヒドロキシで置換 されていてもよいC1−6アルキルである)により中断されていてもよい02− 6ポリメチレン鎖を形成する)を包含する。Lがヒドロキシまたは第一級または 第二級アミン基である場合、式(V)の化合物は112+上の互変異性体の形態 で存在することは明らかであろう。
式(rV)の化合物と式(V)の化合物との反応は、不活性溶媒(例、トルエン 、ベンゼン、エタノール、ピリジン、ツメチルホルムアミド、メシチレンまたは ジオキサン)中、高温で、所望によりパラトルエンスルホン酸または1o−樟脳 スルホン酸のような触媒の存在下、適宜、水を分離しなから縮合反応に慣用的な 条件下で実施することができる。
R1が水素である式(1)の化合物を製造する場合、以下のような、式(V)の 化合物を用いることができる (1)LおよびMが一緒になって結合を表すか、またはLがヒドロキシであり、 かつMが水素であって、R1゛がC1−6アルコキシカルポニル基である化合物 。ついで、式(■)の化合物と反応させて脱力ルボキンル化工程に付してR1の 水素を得る: (ii) Lが離脱基であり、R5”がヒドロキシである化合物。得られた化合 物において、まずR1゛のヒドロキシをオキシ塩化リンのような塩素化剤を用い る通常の塩素化操作によりクロロに置換し、ついで慣用的条件下、例えば、酢酸 中の亜鉛のような条件下で還元的脱ハロゲン化に付すことにより該ヒドロキシを 水素に変換してもよい。R1水素への変換は、式(III)の化合物の環化前に 、より好ましくは環化後に実施できる。
(市)Lが離脱基であり、MおよびR4゛が共にCl−8アルコキシカルボニル であって、Rloが水素である化合物。
式(rV)の化合物は、式(VT) し式中、R5、RIISJおよびKは式(m)における定義と同じコて示される 化合物を、不活性溶媒(例、メタノールまたはエタノール)中、塩基(例、ジエ チルアミン)の存在下、NCCH,Yおよび硫黄と反応させることにより、ケイ ・ゲワルド(K、 Gevald)ら、ケミ−7ンx ・ベリッチテ(Chem 、 Ber、 )1966.94に記載の方法と同様にして製造される。
式(Vl)の化合物は公知化合物であるかまたは公知化合物と同様に製造できる かのいずれかである。
式(V)の化合物は公知化合物であるかまたは公知化合物と同様に製造できるか のいずれかである。例えば、式(v)の化合物(ここで、Mは水素、LはOH。
R1゛はCH3てあって、R4゛はCo、R,である)は、アール・ジェイ・タ レメンスおよびジェイ・エイ・ハイアット(R,J、 C1eaensおよびJ 、 A、 )lyatt) 、ジャーナル・オブ・オーカーツク・ケミストリー (J、Org、Chem、) 、1985.50. 2431の方法に類似する 方法を用いて、ンケテンを適当なアルコールR,OHと反応させることにより製 造できる。式(V)の化合物(ここで、R1゛はフェニル、Mは水素、Lはエト キンであって、R4゛はエトキンカルボニルである)は、ブイ・エル・レイト: / (V、L、Lejghton) 、^mer、CheI1.Journa1 . 1898. 20. 133によって記載されている。
一連の中間体は、式(■) [式中、R4”は式(I[l)に定義されているR4゛と同じであるかまたはC O2R4に変換可能な基てあり、XはNR2’R3’、OHまたはクロロであり 、R8゛、R2゛、R3゛、JおよびKは式(III)の定義と同じてあって、 R4、R3およびRsは式(1)の定義と同じである ただし、XがNR2R3 てあり、Jが水素であり、KがOR,を表して、R1゛がR1である場合、エイ ”はC○2R4以外の基である]て示される化合物またはその塩、エステルある いはアミドからなる。以下、式(■a)の化合物と称する、例えば、Jが水素て あり、KがRo Oであって、R9が水素以外の基である式(■)の新規化合物 もまた、本発明の一部を形成する。
Co、R,以外の基であるR4”の例は、C0xHを包含する。
さらなる態様において、本発明はさらに、式(■)の化合物(ここで、XはN  R2Rs、R4”はCO5R4、R1゛はR1であり、R1、R2、R3、−C O,R,、R5およびR8は式(1)における定義と同じ、JおよびKは一緒に なってケト基あるいはそれに変換可能な基または保護されたヒドロキシ基を表す )を脱保護および/または還元し、その後、所望によりヒドロキシ基を別のOR s (ここで、R9は式(1)における定義と同じ)に変え、所望によりR2、 R3、R4、R5、R6および/またはR9を相互変換し、所望によりジアステ レオマーまたはエナンチオマーのようないずれの立体異性体も分離し、および/ または式(1)の化合物の医薬上許容される塩を形成させることからなる、式( 1)の化合物またはその医薬上許容される塩の製造法を提供する。
さらに、本発明は、式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬上 許容される担体とからなる医薬組成物を提供する。
本発明の医薬組成物は、適当には、常温かつ常圧で混合することで製造でき、通 常、経口または非経口投与に適しており、それ自体が、錠剤、カプセル、経口用 液体調製物、粉末、顆粒、ロゼンノ、復元粉末または注射あるいは注入溶液また は懸濁液の形態であってもよい。経口投与用組成物が、一般に、好ましい。
経口投与用錠剤およびカプセルは単位投与形であってもよく、結合剤、充填剤、 錠剤滑沢剤、崩壊剤および許容される湿潤剤のような慣用的賦形剤を含有してい てもよい。錠剤は正規の製薬操作に周知の方法に従って被覆してもよい。
経口液体調製物は、例えば、水性または油性せ濁液、溶液、エマルジョン、ンロ ツプまたはエリキシルの形態であってもよく、または使用前に水または他の適当 なビヒクルで復元される乾燥製品の形態であってもよい。このような液体調製物 は沈殿防止剤、乳化剤、非水性ビヒクル(食用油を包含する)、保存剤のような 慣用的添加剤を含有していてもよく、所望により慣用的フレーバー剤または着色 剤を含有していてもよい。
非経口投与用の流体状単位投与形は、本発明の化合物またはその医薬上許容され る塩と滅菌ビヒクルを用いて製造される。化合物は、用いるビヒクルおよび濃度 に依存して、ビヒクル中に懸濁させるかまたは溶解させるかのいずれかとするこ とができる。溶液の製造においては、化合物を注射液に溶かし、適当なバイアル またはアンプルに充填する前に滅菌濾過して密封する。有利には、局所麻酔剤、 保存剤および緩衝剤のようなアジュバントをビヒクルに溶かす。安定性を強化す るのに、組成物をバイアルに充填後に凍結させ、真空下で水を除去することがで きる。非経口用艷濁液は、化合物をビヒクルに溶解させる代わりに懸濁させ、滅 菌処理を濾過操作により行うことができないことを除いて、実質的に同じ方法に て製造される。該化合物は、滅菌ビヒクルに懸濁させる前に酸化エチレンに暴露 することにより滅菌できる。有利には、界面活性剤または湿潤剤を組成物に配合 し、均一な分散を容易にする。
該組成物は、投与方法に依存して、0.1〜99重量%、好ましくは10〜60 重量%の活性物質を含有する。
不安、うつ病、睡眠障害または癲瘤のような抗痙章薬で治療可能な障害の治療に 用いる化合物の用量は、通常、障害および障害それ自体の激しさ、患者の体重、 および他の類似する因子に従って変化する。しかし、一般的規準として、適当な 単位用量は、不安の場合、005〜1000mg、さらに適当には0505〜2 0.0mg、例えば02〜5mgであり、かかる単位用量を一日に1回以上、例 えば−日に2回または3回投与してもよく、その結果、−日の全用量は約OO] 〜100mg/kgの範囲にあり、かかる療法を数週間または数カ月続けてもよ い。
本発明の化合物を本発明の記載に従って投与する場合、許容できない毒物学的作 用は考えられない。
本発明はさらにCNS障害、特に不安、うつ病、睡眠障害または癲瘤のような抗 痙章薬で治療可能な障害の治療に用いるための医薬組成物てあって、有効な非毒 性量の式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬上許容される担 体とからなる医薬組成物を提供する。
本発明はさらに有効な非毒性量の式(I)の化合物またその医薬上許容される塩 を患者に投与することからなる、ヒトを包含する哺乳動物における、CNS障害 、特に不安、うつ病、睡眠障害または癲瘤のような抗痙牽薬で治療可能な障害の 治療および/または予防用の方法を提供する。
本発明はまた、CNS障害、特に不安、うつ病、睡眠障害または癩病のような抗 痙彎薬で治療可能な障害の治療および/または予防に用いるための式(1)の化 合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
本発明はさらにまた、CNS障害、特に不安、うつ病、睡眠障害または癲瘤のよ うな抗痙翠薬で治療可能な障害の治療および/または予防用の医薬の製造におけ る式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用を提供する。
次に実施例を挙げて本発明の化合物の製造を説明する。
記載例1 2−アミノ−6,6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テトラヒドロベンゾ [b]チオフェン−3−カルボニトリル(Dl)ケイ・ゲワルド(K、 Gew ald)ら、ケミッンエ・ベリッチテ(CheIl、 Ber、 ) 1966 .94に記載の方法に類似する操作を用い、1.4−シクロヘキサンジオン・モ ノエチレンケタールより標記化合物を製造した(収率49%)。融点190−1 93℃(メタノールより再結晶後)。
NMR(CDC13)δ 1.95 (2H,t) 、2.72 (4H,m)  、4.02(4H,s) 、4.72 (2H,bs)元素分析 : C+  +Hl 2 N 202 Sとして計算値(%):C,55,91;H,5,1 2:N、11.86測定値(%)・C,55,61;H,5,22;N、]、1 .51記載例2 N−3−(2−(3−ノアノー6.6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テ トラヒドロベンゾ[b]チェニル)アミノ)−2−ブテン酸エチルエステル(D 2)メノチレン(400ml)中、アミノニ)−リルDI (13,16g、5 5.7ミリモル)およびβ−エトキシクロトン酸エチル(26g、164ミリモ ル)の混合物を15時間加熱還流し、ついで蒸発乾固させた。残渣をキーゼルゲ ル60(Kieselgel 60 )上でクロマトグラフィーに付し、0−2 %メタノール/ジクロロメタン勾配で溶出した。生成物をベトロール(沸点:4 0−60℃)でトリチュレートし、濾過して黄色固体として標記化合物(11, 9g、61%)を得た。融点115−118℃。
NMR(CDC13)δ・ 1.30 (3H,t) 、1.95 (2H,t ) 、2.10(3H,s) 、2.85 (旧(、m) 、4.02 (4H ,s) 、4.20 (2H,q)、4.90 (IH,s) 標記化合物(D2)はまた、記載例5の操作に類似する方法によりアミノニトリ ル(Dl)と3−オキソ酪酸エチルエステルとから製造できる。
記載例3 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシー2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸エチルエス テル(D3) 方法A エナミジエステルD2(11,7g、336ミリモル)のトルエン(400ml )溶液を、ナトリウムエトキシドの1Mエタノール溶液(40m l )で処理 して25時間加熱還流した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルおよび50%飽和 の塩化アンモニウム水溶液に加えた。混合物を濾過し、有機相を分離し、乾燥( Na2So、)L、、真空下で蒸発させて褐色部を得た。TLCアルミナ上のク ロマトグラフィーに付し、0−2%メタノール/ジクロロメタン勾配で溶出し、 黄色ガム状体として標記化合物(7g、60%)を得た。
NM R(CD C13)δ 1.40 (3H,t) 1.2.05 (2H ,t) 、2.70(3H,s) 、3.00 (2H,s) 、3.23 ( 2H,t) 、4.05 (4H,s)、4.38 (2H,q) 、6.60  (2H,bs)方法B トルエン(12リツトル)中、アミノニトリルDI (25g、106ミリモル )および3−オキソ酪酸エチルエステル(16,5g、127ミリモル)の混合 物を撹拌しながら加温して溶液を得、ついで1〇−樟脳スルホン酸(C3A)( 2,5g)を加えた。混合物をディー2およびスターク(Deanおよび5ta rk)条件で1.5時間加熱還流し、ついで冷却後、ナトリウムエトキシドの1 Mエタノール溶液(125ml、1.2当量)を加えた。加熱を2.25時間続 け、第1の留出液120m1を収集した。得られた暗褐色溶液を冷却し、ついで 水(1リツトル)および酢酸エチル(250ml)中に注ぎ、層を分離した。水 層をさらに酢酸エチル(500ml)で抽出し、ついで合した有機層を塩水で洗 浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発乾固させた。この粗生成物をキーゲル ゲル60上のクロマトグラフィーにより精製し、30−50%酢酸エチル/ペン タン勾配で溶出し、黄色固体として、記載例3(方法A)によって製造された物 と同一のスペクトル特性を有する標記化合物(21,29g、58%)を得た。
少量の試料を酢酸エチル/ベトロール(沸点 40−60°C)から再結晶した 。融点122℃。
クロマトグラフィーによる精製に対する別法として、粗生成物を酢酸エチルでト リチュレートし、黄色固体として標記化合物(43,2%)を得ることができる 。
元素分析 CI 782゜N20.Sとして計算値(%):C,58,60:H ,5,79:N、8.04測定値(%):C,58,62;H,5,76;N、 8.04記載例4 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸エチルエステル(D4)ア セトン(200ml)中、ケタールD3 (4,62g、13.3ミリモル)の 溶液を水(10ml)および濃塩酸(2ml)で処理し、ついで窒素下、24時 間加熱還流した。さらに濃塩酸(2ml)を加え、混合物を8時間加熱還流し、 ついで約5℃で12時間保持した。濾過して白色結晶固体(3,5g)を得、そ れを酢酸エチルと炭酸水素ナトリウム飽和水溶液の開に分配した。有機相を分離 し、乾燥(Na!So、)して真空下で濃縮し、その後に結晶化が生じた。約5 ℃で12時間貯蔵した後、濾過して白色結晶固体として標記化合物(2,37g 。
59%)を得た。融点159−161℃。
NMR(CDCIS)δ: 1.42 (3H,t) 、2.71 (3H,s ) 、2.80(2H,t) 、3.45 (2H,t) 、3.78 (2H ,s) 、4.40 (2H,Q)、6.55 (2H,bs) 元素分析 C+ s H+ a N 20 s Sとして計算値(%):C,5 9,19:H,5,30;N、9.20測定値(%)Ic、59.32;H,5 ,19:N、9.17別法として、記載例16の方法により脱保護を行ってもよ い。
記載例5 N−3−(2−(3−ノアノー6.6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テ トラヒドロベンゾ[blチェニル)アミノ)−2−ブテン酸ブドー2−イニルエ ステル(D5) アミノニトリルDi (8,0g、34ミリモル)、3−オキソ酪酸ブドー2− イニルエステル(6,2g、40ミリモル) 、C3A (0,8g)およびト ルエン(300ml)を、ディージおよびスターク装置の下で1時間加熱還流し た。反応混合物を冷却して蒸発乾固させた。残渣をキーイルゲル60上でクロマ トグラフィーに付し、ジクロロメタンで溶出し、黄色固体として標記化合物(8 ,9g。
70%)を得た。
NMR(CDCl2)6 1.86 (3H,t) 、1.96 (2H,D  、2.1.0(3H,s) 、2.82 (2H,t)、2.86 (2H,s ) 、4.04 (4H,s)、4.73 (2H,Q) 、4.94 (LH ,s) 、10.88 (LH,s)記載例6 N−3−(2−(3−ノアノー6.6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テ トラヒドロベンゾ[1)]チェニル)アミン)−2−ブテン酸/りロブチルメチ ルエステル(D6) 記載例5の操作に類似する方法により、アミノニトリルD1および3−オキソ酪 酸シクロブチルメチルエステルから標記化合物を製造した。
NMR(CDC13)δ:1.70−2.15 (IIH,bm) 、2.65  (IH,m)、2.82 (2H,t)、2.86 (2H,s)、4.04  (4H,s)、4.13 (2H,t) 、4.90 (LH,s) 、10 .98 (LH,s)記載例7 N−3−(2−(3−シアノ−6,6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テ トラヒドロベンゾ[b]チェニル)アミノ)−2−ブテン酸ンクロプロピルメチ ルエステル(D7) 記載例5の操作に類似する方法により、アミノニトリルD1および3−オキソ酪 酸シクロブロビルメチルエステルから標記化合物を製造し、キーイルゲル60上 でのクロマトグラフィーに付した後、黄色ガム状体(98%)を得た。この物質 を放置して固化させた。
m/z=374 (M”) 記載例8 N−3−(2−(3−ノアノー6.6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テ トラヒドロベンゾ[b]チェニル)アミン)−2−ブテン酸メチルエステル(D 8)記載例5の操作に類似する方法により、アミノニトリルD1および3−オキ ソ酪酸メチルエステルから、淡黄色固体として標記化合物(55%)を製造した 。
記載例9 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシー2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[blチェノ[2,3−b]ピリンノン3−カルボン酸ブドー2− イニルエステル(D9) 酢酸n−ブチル(40ml)中、エナミンD5 (1,8g、4.8ミリモル) および酢酸銅(1)(200mg)を05時間加熱還流した。反応混合物を冷却 し、キーゼルカーを介して濾過した。酢酸エチル(100ml)を加え、該溶液 を水酸化アンモニウム水溶液で、ついで塩水で洗浄した。有機溶液を硫酸ナトリ ウム上で乾燥して蒸発乾固させた。残渣をキーイルゲル60上でクロマトグラフ ィーに付し、30%酢酸エチル/ペンタンで溶出し、黄色固体として標記化合物 (11g、61%)を得た。融点148−149℃。
NMR(CDC13)6 1.88 (3H,t) 、2.05 (2H,t)  、2.74(3H,s) 、3.02 (2H,s) 、3.23 (2H, t) 、4.06 (4H,s)、4.88 (2H,q) 、6.60 (2 H,bs)元素分析 C+ e H20N 2043として計算値(%):C, 61,27:H,5,41;N、7.52測定値(%):C,61,36:8.  5.38;N、7.46記載例10 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシー2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾf+)]チェノ[2,3−b]ピリノン−3−カルボン酸シクロブ チルメチルエステル(DIO) 記載例9に示す操作に類似する方法により、エナミンD6から標記化合物を収$ 43%で製造した。融点11.5−116℃。
NMR(CDC13)6 1.75−2.23 (8H,bm) 、2.68  (3H,s)、2.78(IH,m)、3.02(2H,s)、3.23(2H ,t)、4.05(4H,s) 、4.30 (2H,d) 、6.61 (2 H,bs)元素分析 C201(24N201Sとして計算値(%):C16] 、、84:H,6,23:N、7.02測定値(%):C,61,66:+(、 6,15:N、7.02記載例11 4−アミノ−2−メチル−7,7−エチレンジオキシー5.6.7.8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸シクロプロ ピルメチルエステル(Dll) 記載例9の操作に類似する方法によりエナミンD7を環化し、淡黄色ガムとして 標記化合物(65%)を得、それを放置して固化させた。少量部を酢酸エチル/ ペンタンから再結晶し、白色結晶固体を得た。融点115−116.5℃。
NMR(CDC2ll)δ 0.38 (2H,m) 、0.65 (2H,m )、l、27(IH,m) 、2.05 (2H,t) 、2.74 (3H, s) 、3.01 (2H,s)、3.22 (2H,t) 、4.06 (4 H,s) 、4.15 (2H,d) 、6.54 (2H,bs) 元素分析 C、、H2□N20.Sとして計算値(%):C,60,94:I七  5.92;N、7.48測定値(%):C,61,1,9;H,5,83;N 、7.53記載例12 4−アミノ−2−メチル−7,7−エチレンジオキシー5.6.7.8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸メチルエス テル(D12) 記載例9の操作に類似する方法によりエナミンD8を酢酸銅(1)で環化し、酢 酸エチル/ペンタンから再結晶後、淡黄色フレークとして標記化合物(42%) を得た。融点140−141.5℃。
NMR(CDC13)6 : 2.07 (2H,t) 、2.69 (3H, s) 、3.02(2H,s) 、3.23 (2H,t) 、3.92 (3 H,s) 、4.07 (4H,s)、6.60 (2H,bs) 元素分析 C+ 6H1a N 20 t Sとして計算値(%):C,57, 47:H,5,43:N、8.38測定値(%):C,57,46:H,5,4 6;N、841m/ z = 334 (M’) 記載例13 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロプ−2 −イニルエステル(Dl3) メタノール/HxO(80ml/9m1)中、エステルD3(方法B) (4, 3g、12ミリモル)および水酸化カリウム(2,0g、36ミリモル)を24 時間加熱還流した。反応混合物を冷却して蒸発乾固させた。残渣をジメチルホル ムアミド(100ml)に溶かした。臭化プロパルギル(1,7ml、 トルエ ン中、80重量%)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。新たに臭化プロパ ルギル(1,7m1)を加えることを要した。さらに2時間撹拌後、水(100 ml)を加えた。水溶液を酢酸エチルで抽出した。合した有機層を塩水で洗浄し 、乾燥し、蒸発させた。残渣をキーイルゲル60上のクロマトグラフィーに付し 、30%酢酸エチル/ペンタンで溶出し、黄色固体として標記化合物(3,6g 、81%)を得た。試料を酢酸エチルより結晶化させた。融点128−129℃ 。
NMR(CDCI、)δ・ 2.06 (2H,t) 、2.54 (IH,t ) 、2.74(3H,s)、3.00 (2H,s)、3.22 (2H,t )、4.06 (4H,s)、4.94 (2H,d) 、6.63 (2H, bs)元素分析 C+ s H+ s N 204Sとして計算値(%):C, 60,32;H,5,06+N、7.82測定値(%):C,60,37;H, 5,08:N、7.90記載例14 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシー2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブドー3− イニルエステル(Dl4) 記載例13に示す操作に類似する方法により標記化合物を収率88%で製造した 。融点154−155℃。
NMR(CDC13)δ: 2.07 (3H,m) 、2.69 (2H,d t) 、2.75(3H,s) 、3.02 (2H,s) 、3.23 (2 H,t) 、4.07 (4H,s)、4.45 (2H,t) 、6.63  (2H,bs)元素分析 ・C+ e H2゜N、04Sとして計算値(%)・ C,61,27:H,5,41;N、7.52測定値(%):C,61,34; H,5,34+N、7.59記載例15 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブドー3− エニルエステル(Dl5) 記載例13に示す操作に類似する方法により標記化合物を収率83%で製造した 。融点10CI−101℃。
N M R(CD Cl s )δ 2.06 (2H,t) 、2.55 ( 2H,m) 、2.70(3H,s) 、3.00 (2H,s) 、’3.2 2 (2H,t) 、4.06 (4H,s)、4.39 (2H,t) 、5 .10−5.26 (2H,bm) 、5.77−5.97 (IH,bm)  、6.57 (2H,b s)元素分析 CnH2zNtO4Sとして計算値( %):C,60,94:H,”5.92;N、7.48測定値(%):C,60 ,79;8.5.83;N、7.31記載例16 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b〕ピリジン−3−カルボン酸ブドー2−イニルエステル (Dl6) エステルD9 (3,48g、94ミリモル)をトリフルオロ酢酸/水(18m  l / 1 m l )中で18時間撹拌した。反応混合物を水冷しながら炭 酸カリウム(18g)のHzO(50ml)溶液に滴下した。水性混合物を酢酸 エチルで抽出した。合した有機抽出液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥 した。蒸発乾固させて淡黄色固体として標記化合物(2,6g、84%)を得た 。少量の試料を酢酸エチルから結晶化した。融点190−192℃。
NMR(CDC13)δ 1.90 (3H,t) 、2.76 (3H,s)  、2.83(2H,t) 、3.47 (2H,t) 、3.67 (2H, s) 、4.92(2H,q)、6.60 (2H,bs) 元素分析 Clt H+ e N 20 s Sとして計算値(%):C,62 ,18:8. 4.91;N、8.53測定値(%)Ic、62.1.6+8.  4.89:N、8.55脱保護はまた、トリフルオロ酢酸の代わりにギ酸を用 い、前記に類似する操作により行うことができる。
記載例17 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ blチェノ[2,3−b]ビビリン−3−カルホン酸ンクロプチルメチルエステ ル(Dl、7) 記載例16に示す操作に類似する方法により、ケタールDIOから標記化合物を 収率85%で製造した。融点170−172℃。
NMR(CDC13)δ 1.75−2.25 (6H,bm) 、2.71  (3H,s)、2.81 (3H,m) 、3.44 (2H,t) 、3.6 6 (2H,s) 、4.30 (2)−1,6) 、 6.56 (2H,b  s)元素分析 C+ 8H20N r O3Sとして旧η値(%):C,62 ,77;11. 5.85:N、8.13測定値(%):C,62,56:If  5.75:N、8.27記載例18 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンガb ]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロプロピルメチルエステ ル(Dl8) 記載例16の操作に類似する方法により、ケタールDllから淡黄色固体として 標記化合物(93%)を製造した。
NMR(CDC13)δ 0.38 (2H,m) 、0.67 (2H,m)  、1.28(IH,m)、2.77 (3H,s)、2.81 (2H,t) 、3.44 (2H,t)、3.67 (2H,s) 、4.18 (2H,d ) 、6.59 (2H,bs)記載例19 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸メチルエステル(Dl9) 記載例16の操作に類似する方法により、ケタールD12をトリフルオロ酢酸で 標記化合物に変え、クロロホルム/ペンタンから再結晶後、淡黄色固体として得 た(78%)。融点202−207℃。
NMR(CDCIりδ: 2.70 (3H,s) 、2.80 (2H,t)  、3.45(2H,t) 、3.67 (2H,s) 、3.93 (3H, s) 、6.55 (2H,bs)元素分析 C+ t H+ 4N 20 s  Sとして計算値(%):C957,92:H,4,86;N、9.65測定値 (%):C,57,62;H,4,81;N、9.69記載例20 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロプ−2−イニルエステ ル(D20) 記載例16に示す操作に類似する方法により、標記化合物をケタール13から収 率98%て製造した。融点196−198℃。
NMR(CDC13) 6 2.56 (LH,t) 、2.78 (3H,s ) 、2.88(2H,t) 、3.46 (2H,t) 、3.68 (2H ,s) 、4.95 (2H,d)、6.64 (2H,bs) 元素分析 ClaH+4N*OsSとして計算値(%):C,61,13;H, 4,49;N、8.91測定値(%):C,61,16;H,4,52:N、9 .12記載例21 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブドー3−イニルエステル (D21) 記載例16に示す操作に類似する方法により、標記化合物をケタールD14から 収率87%にて製造した。融点176−178℃。
NMR(CDCIg)δ: 2.07 (LH,t) 、2.68 (2H,d  t)、2.76(3H,s)、2.82 (2H,t)、3.46 (2H, t)、3.67 (2H,s)、4.46 (2H,t) 、6.50 (2) (、bs)元素分析 C1□H16N203Sとして計算値(%)・C,62, 18;8. 4.91 ;N、8.53測定値(%):(:、62.32:8.  4.94:N、8.64記載例22 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブドー3−エニルエステル (D22) 記載例16に示す操作に類似する方法により、標記化合物をケタールD15から 収率85%にて製造した。融点130−132℃。
NMR(CDC13) 6 2.56 (2H,m) 、2.72 (3H,s ) 、2.81(2H,t) 、3.45 (2H,t) 、3.67 (2H ,s) 、4.42 (2H,t)、5.00−5.26 (2H,bm) 、 5.78−5.98 (LH,bm) 、6.55(2H,bs) 元素分析 : Cl 7 H+ s N 20 s Sとして計算値(%):C ,61,80;H,5,49:N、8.48測定値(%):C,61,59;H ,5,51+N、8.55記載例23 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロピルエ ステル(D23) 記載例13に示す操作に類似する方法により、標記化合物をエステルD3から収 率71%にて製造した。融点〉85℃(分解)。
NMR(CDC13)δ: 1.05 (3H,t) 、1.80 (2H,m ) 、2.07(2H,t) 、2.73 (3H,s) 、3.00 (2H ,s) 、3.22 (2H,t)、4.06 (4H,s) 、4.28 ( 2H,t) 、6.62 (2H,bs)元素分析 Cl8822N204Sと して計算値(%)・C,59,65;H,6,12;N、7.73測定値(%) :C,59,48:H,6,04;N、7.70記載例24 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸(2−メチ ル)プロピルエステル(D24) 記載例13に示す操作に類似する方法により、標記化合物をエステルD3から収 率93%にて製造した。融点95−97°CONMR(CDC13)δ: 1. 04 (6H,d) 、1.97−2.20 (3H,bm)、2.72 (3 H,s) 、3.03 (2H,s) 、3.23 (2H,t) 、4.05  (4H,s) 、4.13 (2H,d) 、6.64 (2H,bm)元素 分析 Cl9824N204Sとして計算値(%):C,60,62;H,6, 43;N、7.44測定値(%):C,60,60;H,6,38;N、7.3 5記載例25 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸プロピルエステル(D25 )記載例16に示す操作に類似する方法により、ケタールD23から標記化合物 を定量的に製造した。
NMR(CDC13)δ: 1.06 (3H,t) 、1.85 (2H,m ) 、2.73(3H,s)、2.82 (2H,t) 、3.45 (2H, t)、3.70 (2H,s)、4.33 (2H,t) 、6.58 (2H ,bm)記載例26 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸(2−メチル)プロピルエ ステル(D26) 記載例16に示す操作に類似する方法により、ケタールD24から標記化合物を 定量的に製造した。融A186−188℃。
NMR(CDC13)δ: 1.03 (6H,d) 、2.12 (IH,m ) 、2.76(3H,s)、2.82 (2H,t)、3.44 (2H,t )、3.68 (2H,s)、4.17 (2H,d)、6.65 (2H,b s)元素分析 C1フH2゜N 203 Sとして計算値(%):C,61,4 2:H,6,06:N、8.43測定値(%):C,61,14;H,6,00 :N、8.44記載例27 4−アミノ−7,7−エチレンノオキシー2−フェニル−5,6,7,8−テト ラヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blビリンノン3−カルボン酸エチルエ ステル(D27) 記載例3(方法B)の操作に類似する方法により、標記化合物をアミノニトリル D1とβ−エトキシ桂皮酸エチルとから収率29%にて製造した。融点114− 116℃。
NMR(d、−DMSO)δ: 0.71 (3H,t) 、1.89−2.0 3 (2H。
bt) 、2.93−3.03 (2H,bs) 、3.13−3.27 (2 H,bt) 、3゜92 (2H,q) 、3.98 (4H,s) 、6.4 6−6.59 (2H,bs) 、7.40(5H,s) 元素分析 C22H22NzOLSとして計算値(%):C,64,37:H, 5,40;N、6.82測定値(%)・C,63,97:H,5,43;N、6 .80記載例28 4−アミノ−7−オキソ−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ [b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエステル(D28 )記載例16の操作に類似する方法を用いて標記化合物をケタールD27から収 率70%にて製造した。融点171−172℃。
NMR(CDCIs)δ 0.73 (3H,t)、2.83 (2H,t)、 3.49(2H,t)、3.65−3.73 (2H,bs)、3.94 (2 H,q)、6.14−6.30 (2H,bs) 、7.31−7.52 (5 H,m)元素分析 C2゜H+aN203Sとして計算値(%辷C,65,56 ;H,4,95;N、7.64測定値(%): C,65,51;8. 5.0 3 IN、7.63記載例29 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸ベント−4 −エニルエステル(D29) 溶解が完了するまで、エチルエステルD3 (1,0g、287ミリモル)を4 −ペンテン−1−オール(4ml)中で加熱し、水素化ナトリウム(80%分散 液/鉱油、6mg)を加えた。ついで、該反応混合物を、窒素下、油浴中、15 0℃で4時間加熱し、冷却し、希塩水上に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合した 有機抽出液を飽和塩水で洗浄し、乾燥(NatSO4)し、蒸発乾固させた。残 渣をキーセルゲル60上でクロマトグラフィーに付し、0−50%酢酸エチル/ ペンタン勾配で溶出した。エタノールから再結晶して白色結晶(0,78g、7 0%)を得た。融点93−94℃。
NMR(CDCIs)δ: 1.90 (2H,m) 、2.06 (2H,t ) 、2.23(2H,m)、2.71 (3H,s)、3.01 (2H,s )、3.23 (2H,t)、4.06 (4H,s) 、4.34 (2H, t) 、5.06 (2H,m) 、5.83 (IH,m) 、6.60 ( 2H,bs)元素分析 CzoHz4NtO<Sとして計算値(%)・C,61 ,84;H,6,23;N、7.21測定値(%)C161,46;H,6,1 4;N、7.13記載例30 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ベント−4−エニルエステ ル(D30) 記載例16に示す操作に類似する方法により、標記化合物をケタールD29(0 ,97g)から収率93%にて灰白色固体として製造した(0.80 g)。
NMR(CDC13)δ 1.90 (2H,m) 、2.23 (2H,m)  、2.73(3H,s)、2.82 (2H,t)、3.46 (2H,t) 、3.68 (2H,s)、4.37 (2H,t) 、5.06 (2H,m ) 、5.84 (IH,m) 、6.58 (2H,bs) 記載例31 N−3−(2−(3−ノアノー6.6−エチレンジオキシー4.5.6.7−テ トラヒドロベンゾ[b]チェニル)アミノ)−2−ブテン酸シクロヘキシルエス テル(D31) 記載例5に示す操作に類似する方法により、標記化合物をアミノニトリルD1お よび3−オキソ酪酸シクロヘキシルエステルから収率70%にて製造した。
NMR(CDCIg)δ: 1.10−2.00 (12H,bm) 、2.1 0 (3H,s)、2.84 (4H,m) 、4.05 (4H,s) 、4 .86 (2H,m) 、11.03 (IH,bs) 記載例32 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ノクロヘキ シルエステル(D32) 記載例9に示す操作に類似する方法により、標記化合物をエナミンD31から収 率38%にて製造した。
NMR(CDC13)δ 1.20−2.10 (12H,bm) 、2.71  (3H,s)、3.01 (2H,s) 、3.22 (2H,t) 、4. 05 (4H,s) 、5.07 (IH,m) 、6.58 (2H,b s )記載例33 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロヘキシルエステル( D33)記載例16に示す操作に類似する方法により、標記化合物をエステルD 32から収率82%にて製造した。融点175−6℃。
NMR(CDC13)δ: 1.20−2.10 (10H,bm) 、2.7 3 (3H,s)、2.82 (2H,t) 、3.44 (2H,t) 、3 .19 (2H,s) 、5.09 (IH,m) 、6.52 (2H,b  s)元素分析 C+ s H2□N203Sとして計算値(%):C,63,6 6:8. 6.19;N、7.81測定値(%戸C,63,45;H,6,13 ;N、7.69紀載例34 4−アミノ−2−エチル−7,7−エチレンジオキシー5.6.7.8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエス テル・ヘミ酒石酸塩(D34) 記載例3(方法B)に示す操作に類似する方法により、標記化合物をアミノニト リルD1および3−オキソペンタン酸エチルエステルから収率20%にて製造し た。融点144−146℃。
NMR(ds DMSO)δ: 1.17 (3H,t)、1.32 (3H, t)、1゜87−2.01 (2H,bm) 、2.80 (2H,q) 、2 .89−2.98 (2H。
bs) 、3.07−3.19 (2H,bt) 、3.97 (4H,s)  、4.32 (2H。
s) 、4.34 (2H,q) 、6.36−6.51 (2H,bin)記 載例35 4−アミノ−2−エチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリンノン3−カルボン酸エチルエステル(D35) 記載例16に示す操作に類似する方法を用いて、標記化合物をケタールD34か ら収率81%にて製造した。
NMR(CDCl2)6 1.32 (3H,t) 、1.43 (3H,D  、2.80(2H,+) 、3.06 (2H,q) 、3.43 (2H,t ) 、3.60−3.71 (21−Lbs) 、4.41 (2H,q) 、 6.57 (2H,bs)記載例36 N−3−(2−(3−ノアノー6.6−エチレン/オキソ−4,5,6,7−テ トラヒドロベンゾ[blチェニル)アミノ)−2−ブテン酸ノクロプロビルエチ ルエステル(D36) 記載例5の操作に類似する方法により、標記化合物をアミノニトリルD1および 3−オキソ酪酸シクロブロビルエチルエステルから製造した。生成物の一部を溶 出液として30−50%ジエチルエーテル/ペンタンを用い、シリカ上で再びク ロマトグラフィーに付し、3−オキソ酪酸シクロプロピルエチルエステルを除記 載例37 4−アミノ−7,7−エチレンジオキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラ ヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸シクロブロ ピルエチルエステル(D37) 記載例9の操作に類似する方法により、標記化合物を、放置しておくとゆっ(り と固化する淡黄色ガムとして製造した。融点94−96.5℃。
NMR(CDC13)δ 0.12 (2H,m) 、0.50 (2H,m)  、0.82(LH,m) 、1.68 (2H,m) 、2.05 (2H, t) 、2.70 (3H,s)、3.01 (2H,s)、3.22 (2H ,t)、4.06 (4H,s)、4.39 (2H,t) 、6.60 (2 H,bs)MS : C2oHz<N20hSとして計算値 388.1456 測定値:388.1460 記載例38 4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[ b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ノクロブロビルエチルエス テル(D38) 記載例16の操作に類似する方法により、標記化合物をケタールD37から黄色 固体として定量的に製造し、さらに精製することなく使用した。
NMR(CDCIs)δ 0.14 (2H,m) 、0.51 (2H,m)  、0.82(LH,m) 、1.69 (2H,m) 、2.74 (3H, s) 、2.81 (2H,t)、3.43 (2H,t)、3.68 (2H ,s)、4.40 (2H,t)、6.60 (2H,bs) MS:C1@H!・N!OsSとして 計算値+334.1194 測定値:344.1165 実施例1 (土)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[blチェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸エチルエステ ル(El、R4: C2H4) エタノール(25ml)中、エチルエステルD4 (0,5g、1.6mM)の 溶液を水素化ホウ素ナトリウム(0,03g、 0.82mM)で処理した。1 時間後、該反応混合物を水(200ml)中に加え、pH3が得られるまで5M 水性塩化水素を加えた。水性炭酸水素ナトリウムを加え、中性混合物を酢酸エチ ルで抽出した。合した酢酸エチル抽出液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾 燥して蒸発乾固させた。エタノールから再結晶し、白色結晶固体として標記化合 物(El)(0,18g、36%)を得た。融点191℃。
NMR(CDC13) δ: 1.45 (3H,t) 、1.85−2.20  (3H,bm)、2.75 (3H,s) 、2.85 (IH,m) 、3 .00−3.25 (3H,bm)、4.30 (IH,bs) 、4.40  (2H,q) 、6.65 (2H,bs)元素分析 C11H+5Nz03S として計算値(%):C,58,80;It、5.92:N、9.14測定値( %):C,58,66:H,5,90:N、9.03実施例2 (−)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエステ ル(R2、R4・CzI(e) 標記化合物を、以下の条件を用い、分取用H,P、 L、 C,よってE1ラセ ミ体から得た: カラム ・キラルセル(Chiralcel) QC,250x20mm移動相  10/90=エタノール/ヘキサン流速 ・8m1/分 検出 :UV、(250nm) 試料濃度 5mg/ml 試料注入量 1m] これらの条件下でこのエナンチオマーの保持時間は55分であった。試料をエタ ノールから再結晶した。融点168−170℃。
[αコ a”= 54.89 (c=0.58. CHCl5)元素分析 :  C168I8N203Sとして計算値(%):C,58,80;H,5,92; N、9.14測定値(%):C,58,76;8. 5.94;N、8.73実 施例3 (+)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエステ ル(R3、R4・C2H5) 標記化合物を、以下の条件を用い、分取用H,P、 L、 C,よってE1ラセ ミ体から得た・ カラム キラルセル(Chiralcel) OC,250x 20 mm移動 相 10/90=エタノール/ヘキサン流速 +8ml/分 検出 :U、V、(250nm) 試料濃度 5mg/ml 試料注入量・1ml これらの条件下でこのエナンチオマーの保持時間は66分であった。試料をエタ ノールから再結晶した。融点171−3℃。
[α] D!6=52.17 (c=0.53. CHCl5)元素分析 C+ sH+aNz○3Sとして計算値(%):C,58,80;H,5,92;N、 9.14測定値(%):C,58,70;8. 5.85+N、9.19実施例 2および3 方法B (−)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[blチェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸エチルエステ ル(R2、R+ : C2HI) (+)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[blチェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸エチルエステ ル(R3、R< : C2H3) エステルEl (4,47g、14.59mM)を、水1%(w/w)含有のビ ニルアセテート(450ml)およびジイソプロピルエーテル(450ml)の 混合液に懸濁させた。ツユ−トモナス・フルオレッセンス(Pseudomon as fluorescens)リパーゼ(2g)を加え、反応混合物を室温て 撹拌した。反応過程をHPLC[シリカゲルカラム、244nm、20%イソプ ロピルアルコ−Jし/ヘキサンおよび2m1/分のポンプ供給量コによりアセテ ートの標品に対してモニター観察した。アンル化が40%に達すると(約3時間 )、反応混合物をクロロホルム(500ml)で希釈し、無水硫酸ナトリウムて 乾燥し、減圧下で蒸発させた。
残りのアルコールとアセテートの混合物を、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシ リカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離した。ついで、該アセテートを、 10%アセトン含有の0.IM KtHP04/KHtP04緩衝液(pH7) 中で加水分解し、エタノールから再結晶した後、鏡像的に純粋なR3を得た。カ ラムからの未反応アルコールは、20%アシル化にまで再び酵素化に付し、後処 理して鏡像的に純粋なR2を得ることができる。
実施例4 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[blチェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸ブドー2−イ ニルエステル(R4、R4・CH,CミCCH,)標記化合物を実施例1に示す 操作に類似する方法によりケトンD16から収率67%で製造した。融点216 −217℃。
NMR(CDC13)δ 1.76−2.20 (6H,bm) 、2.65− 2.90(4H,bm) 、2.98−3.30 (3H,bm) 、4.30  (LH,m) 、4.88 (2H,q) 、6.60 (2H,bs)元素 分析 :C+tH+sl’h○3Sとして計算値(%):C,61,80:H, 5,49:N、8.48測定値(%):C,61,81:H,5,47;N、8 .63実施例5 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[blチェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロブチル メチルエステル(R5、R4: CH2c C4H6)標記化合物を実施例1に 示す操作に類似する方法によりケトン(D17)から収率64%にて製造した。
融点191−193℃。
NMR(CDC1,3)δ: 1.75−2.23 (9H,bm) 、2.6 8 (3H,s)、2.70−2.88 (2H,bm) 、3.00−3.3 5 (3H,bm) 、4.30 (3H,m) 、6.60 (2H,bm) 元素分析 Cl8H22N20.Sとして計算値(%):C,62,40,H, 6,40;N、 8.09測定@[(%Ic、 62.34;H,6,30;N 、7.92実施例6 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキソ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸シクロプロピ ルメチルエステル 標記化合物を実施例1の操作に類似する方法6二よりケトンD18力1ら、酢酸 エチルからの再結晶後、収率79%にて淡黄色固体として製造した。融点204 −206℃。
NMR (CDC13)δ 0.38 (2H,m) 、0.65 (2H.m ) 、1.27(IH.m) 、1.85−2.25 (3H.m) 、2.7 4 (3H.s) 、2.81 (IH.m) 、2.97−3.28 (3H .m) 、4.16 (2H.d) 、 4.29 (IH。
m) 、6.57 (2H.bs) 元素分析 :CI7H2。N,033として計算1(%)・C. 61.43; H. 6.06;N. 8.43測定値(%):C,61 32;H.6.02 ;N.8.48実施例7 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキラー2−メチル−5.6.7.8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2.3−blピリジン−3−カルボン酸メチルエステ ルR4: CHs) 標記化合物を実施例1の操作に類似する方法1こよりケトンD19力1ら、エタ ノールからの再結晶後、収率55%1こて黄色力く力\つた固体として製造した 。融点222−225℃。
N M R ( D 6 D M S O )δ: 1.78 (LH,m)  、1.94 (IH.m) 、2。
52 (3H. s) 、2.63 (LH.m) 、2.92−3. 1 7  (3H,bm) 、3。
8 7 (3H. s) 、4.03 (LH.bm) 、4.96 (IH. bs) 、6.62 (2H,bs) 元素分析 : C l− H l 4 N t O s Sとして計算値(%) :C, 57.52;H. 5.52;N. 9.58測定値(%):C. 5 7.54;H, 5.30:N, 9.36実施例8 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5. 6. 7. 8−テ トラヒドロベンゾ[b]チェノ[2.3−blピリジン−3−カルボン酸プロブ −2−イニルエステル(R8、R4: CH2CミCH)標記化合物を実施例1 に示す操作に類似する方法によりケトンD20から収率68%にて製造した。融 点188−190℃。
NMR (Da DMSO)δ:1.68−2.00 (2H.bm) 、2. 45−2。
70 (4H.bm) 、2.90−3.18 (3H.bm) 、3.65  (LH.m) 、4。
00 (IH.m) 、4.98 (3H,m) 、6.65 (2H,bs) 元素分析 ・C + s H + s N t O s Sとして計算値(%) :C, 60.74;)(、5.10;N, 8.85測定値(%)+C, 6 0.48;H. 5.20;N. 8.94実施例9 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5. 6, 7. 8−テ トラヒドロベンゾ[b]チェノ[2.3−b:lピリジン−3−カルボン酸ブド ー3−イニルエステル(R9、R4: CH2CH2CミCH3)標記化合物を 実施例1に示す操作に類似する方法によりケトンD21から収率58%にて製造 した。融点145−150℃。
NMR (CDCIs)δ 1.90−2.05 (4H,bm) 、2.65 −2.90(6H.bm) 、3.00−3.30 (3H.bm) 、4.3 0 (LH.m) 、4.45 (2H, t) 、6.64 (2H.bs) 元素分析 C+tH+sN20sSとして計算値(%)・C, 61.80;H . 5.49:N. 8.48測定値(%)・C, 61.37+H, 5.4 8;N. 8.34実施例10 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5.6,7.8−テトラヒ ドロベンゾ[b〕チェノ[2.3−t)]]ピ1序シー3ーカルボン酸ブドー3 エニルエステル(ElO,R1: CH2C)TICH=CHり標記化合物を実 施例1に示す操作に類似する方法ζこよりケトンD22より収率87%にて製造 した。融点150−152℃。
NMR (CDCh)6 2.00 (3H.m) 、2. 55 (2H.m ) 、2. 70(3H. s) 、2.82 (IH.m) 、3.00−3 .30 (3H,bm) 、4.28(IH,m) 、4.40 (2H, t ) 、5.08−5.27 (2H.bm) 、5.78−5.97 (H(、 bm) 、6.60 (2H.bm)元素分析 C I 7 )12。N 2  0 s Sとして計算値(%):C. 61.42+8. 6.06:N. 8 .43測定値(%):C. 61.11;H. 5.97;N. 8.35実施 例11 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキラー2−メチル−5.6.7.8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2.3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロピルエス テル(Ell、Rt : CH2CH2CH3)標記化合物を実施例1に示す操 作1こ類似する方法lこよりケトンD25力1ら収率85%にて製造した。MA 182−183℃。
NMR (CDC13)δ 1.04 (3Lt) 、1.70−2.23 ( 5H.bm)、2、72 (3H.s) 、2.80 (IH.m) 、2.9 5−3.27 (3H.bm)、4、27 (3H.m) 、C1.62 (2 H.bs)元素分析 C16H2oN203Sとして計算値(9≦):C. 5 9.98:H. 6.29;N. 8.74測定値(%):C, 89.85: H. 6.32:N. 8.84実施例12 (土)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5. 6, 7. 8−テ トラヒドロベンゾ[b]チェノ[2.3−blピリジン−3−カルボン酸(2− メチル)プロピルエステル(R12、R4: CH2Cl(C)(り2)標記化 合物を実施例1に示す操作に類似する方法によりケトンD26カλら収率87% にて製造した。融点188−189℃。
NMR (CDCIS)6 1.05 (6H.d) 、1.84−2.20  (4H.bm)、2、74 (3H,s) 、2.82 (LH.m) 、2. 97−3.28 (3H.bm)、4、13 (2H.d) 、4.30 (I H.m) 、6.65 (2H.bs)実施例13 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−フェニル−5. 6. 7. 8− テトラヒドロベンゾ[b]チェノ[2.3−blピリジン−3−カルボン酸エチ ルエステル(R13) 標記化合物を実施例1に類似する操作を用U\てケトンD28力Xら収率80% もこて製造した。融点202−203℃。
NMR (d.DMSO)δ 0.67 (3H. t) 、1.64−2.0 0 (28。
brr+) 、2.53−2.71 (LH.bm) 、2.88−3.15  (3H.bm) 、387 (2H.q) 、3.96−4.09 (LH.b s) 、4.93−5.03 (LH。
bd) 、6.41−6.52 (2H.bs) 、7.37 (5H. s) 元素分析 C2。H2ON203Sとして計算値(%):C,65,20;H, 5,47;N、7.60測定値(%):C,65,01;H,5,57,N、7 .77実施例14 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ベント−4− エニルエステル(E14、R4:(CHt)*CH=CH2)標記化合物を実施 例1に示す操作に類似する方法によりケトンD30(0,80g)から製造した 。エタノールから再結晶し、白色結晶固体(0,42g、52%)を得た。融点 153−155℃。
NMR(CDCl2)61.82−2.27 (6H,bm) 、2.70 ( 3H,s)、2.81 (LH,m) 、2.96−3.26 (3H,bm)  、4.22−4.38 (IH,m、2H,tと重複) 、5.06 (2H ,m) 、5.84 (LH,m) 、6.61(2H,b 5) xJ分析 C+5HxzN20sSとして計算値(%):C,62,40:H, 6,40:N、8.09測定値(%):C,62,08:H,6,35:N、8 .02実施例15 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキラー2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ビビリン−3−カルボン酸シクロヘキシ ルエステル(E15、R4: CCaHu) 標記化合物を実施例1に類似する操作によりエステルD33から収率73%にて 製造した。融点185−6°c。
N M R(CD Cl s )δ 1.20−2.20 (14H,bm)  、2.71 (3H。
s) 、3.11 (2H,m) 、4.29 (LH,bs) 、5.07  (IH,m) 、655 (2H,bs) 元素分析 Cl9824N203Sとして計算値(%)・C,63,31;H, 6,71;N、7.77測定値(%):C,63,07;H,6,60:N、7 .62実施例16 (±)−4−アミノ−2−エチル−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[blチェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエステ ル(E 16) 標記化合物を実施例1に示す操作に類似する方法によりケトンD35から収率3 6%にて製造した。融点175−6℃。
NMR(CDCl2)δ・ 1.28 (3H,t) 、1.42 (3H,t ) 、1.88−2.19 (3H,m) 、2.72−2.88 (IH,b m) 、2.93−3.28(5H,m) 、4.27 (LH,bm) 、4 .40 (2H,q) 、6.37 (2H,bs)元素分析 ・C1゜R2゜ N203Sとして計算値(%):C,59,98;H,6,29;N、8.74 測定値(%):C,59,79+H,6,16;N、8.66実施例17 (±)−4−アミノ−7−ヒドロキラー2−メチル−5,6,7,8−テトラヒ ドロベンゾ[b]チェノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロプロピ ルエチルエステル(E17、R4: CH2CHz c C3Hs)標記化合物 を実施例1の方法により粗ケトンD38から、白色固体を得るのに、0−2%メ タノール/塩化メチレンの勾配で溶出するソリ力士のクロマトグラフィーに付し 、メタノールから再結晶した後、収率38%にて製造した。融点167゜5−1 69.5℃。
NMR(CDC13)δ: 0.13 (2H,m) 、0.51 (2H,m ) 、0.82(IH,m) 、1.68 (2H,m) 、1.90−2.2 0 (3H,bm) 、2.72(3H,s) 、2.65−2.90 (2, 72で一重線と重複しているlH,m)、2.95−3.30 (3H,m)  、4.29 (LH,m) 、4.40 (2H,t) 、6゜61 (2H, bs) MS : C+5H2zNzOsSとして計算値 346.1351 測定値 346.1350 元素分析 Cl8H2□N203Sとして計算値(%):C,62,40;H, 6,40;N、8.09測定値(%):C,62,21:8. 6.30;N、 8.09実施例18および19 (±)−4−ジメチルアミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8− テトラヒドロベンゾ[b]チェノ[2,3−blピリジン−3−カルボン酸エチ ルエステル(E 18) (±)−4−ジメチルアミノ−7−メドキンー2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[bコチェノ[2,3−b]ピリノン−3−カルボン酸エチル エステル(E 19) E 18 E 19 水素化ナトリウム(0,216g、 7.2mM、鉱油中80%分散液)を、窒 素下、0℃で、E1アルコール(1,0g、 3.27mM)の乾燥DMF ( 25ml)中溶液に撹拌しながら加えた。混合物をこの温度で0.5時間撹拌し 、ついでヨウ化メチル(0,41m1.6.54mM)を加えた。室温で4日間 撹拌した後、混合物を水(200ml)上に注ぎ、ジクロロメタンで繰り返し抽 出した。合した有機液を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾固 させた。褐色ガム状残渣を、O−2,5%メタノール/ジクロロメタン勾配を用 い、シリカゲル上のクロマトグラフィーに付した。
トリメチル化生成物E19を、淡黄色ガム、R,0,77(シリカ、2.5%メ タノール/ジクロロメタン)として得た。
NMR(CDCIg) 6 : 1.43 (3H,t)、1.80−2.17  (2H,2つの重複しているm)、2.55 (3H,s) 、2.75−3 .30 (10H,2,82でSと重複しているm)、3.46 (3H,s) 、3.78 (IH,s)、4.43(2H,q) より遅いフラクションでジメチル化生成物E18を、淡黄色ガム(0,291g 、27%) 、R,0,4(シリカ、2.5%メタノール/ジクロロメタン)と して得た。
NMR(CDCl2)6 : 1.42 (3H,t)、1.80−2.15  (3H,重複しているm) 、2.55 (3H,s) 、2.72−3.32  (IOH,2,83でSと重複しているm) 、4.30 (LH,bm)  、4.42 (2H,q)m/z=334(Mつ 薬理学データ 1、ゲラーーセイフタ−(Geller−3eifter)法潜在的不安緩解特 性を、ゲラ−およびセイフタ−(Gellerおよび5eifter)の(19 60)サイコツ7−7 :ll)シア(Psychophar+++acolo gia) + 1. 482−492に当初より記載されている操作を基礎とす るゲラーーセイフター法を用いて評価した。この方法は、不安緩解特性を有する 薬剤に対して選択的であることがわかっている(タックおよびセビンウオール( Cookおよび5epinvall)、(1975)rベンゾジアゼピン類の作 用機構」、コスタ・イーおよびグリーンガード・ピー(Costa、 Eおよび Greengard、 P、 )編、ラベン・プレス、ニューヨーク。
1−28頁)。
ラットを、報酬の食料を得るためにレバーを押すように可変インターバル30秒 (VI30)のスケジュールで訓練する。5分セツションのVI30スケジュー ルを、レバーを5回押す毎に食料へレットと一緒に0.5秒間の温和なフット衝 撃を与える、2〜5分のスケジュール(FR5)と交互に行う。実験全体を約3 0分間続ける。ラットは、典型的には、VI30スケジュール下、高率でレバー 押しに応答し、FR5rコンフリクト(conflict) Jセツション下、 低応答率である。不安緩解薬は、「コンフリクト」セツションにおけるラットの 減少した応答率を増加させる。
薬剤を、試験30分前に、一群3〜8匹のラット数群に腹腔内または経口投与す る。
結果を、FR5rコンフリクト」セツションにおけるレバー押しの総数の平方根 のパーセント増として表す。平方根変換は、データを助変数法(ANOVA)を 用いる統計解析用に正規化するのに必要である。
2、 in vitroにおけるラット大脳皮質膜に対する[”Sl −TBP S結合プールしたラットの大脳皮質を20倍谷の032Mシュークロース中で均 質化し、1000gで20分間(4℃)で遠心分離に付す。上澄を除去し、50 ゜000g (4℃、20分間)遠心分離に付す。ついで、Ptベレットを20 倍谷のトリス・クエン酸塩緩衝液(pH7,1)に懸濁させ、50,000g  (4℃、20分間)遠心分離に付す。この洗浄工程を3回繰り返し、該ペレット を最終的に20倍谷の緩衝液に再び懸濁させ、使用前、−70℃で保存する。
組織懸濁液(50ml)を、0.2M NaC1および5xlO−’M GAB A含有のトリス・クエン酸塩緩衝液(pH7,1)中、[”Sl −TBPS  (2回M)と−緒にインキュベートする。10−’Mピクロトキシンの存在下、 非特異的結合を測定する。種々の濃度(10−’、10−6.10−5および1 0−’M最終濃度)の試験薬剤を50m1容量にて加える。総桧定容量は500 m1である。スヵトロン(Skatron)細胞ハーベスタ−を用いる急速濾過 によりインキュベーションを停止し、液体シンチレーション分光測光法により放 射活性を測定する。I Cs。
を、特異結合を50%抑制するための試験薬剤の濃度として算定する。
3、MES試験 薩歯動物における最大電気ショック発作(MES)が、ヒト大発作癲瘤1の実験 にて最も広範に用いられる操作である。この実験において、抗痙牽剤は閾値を電 気誘発発作にまで上げるのに対して、前駆痙牽剤は発作閾値を下げる。
方法 マウス(雄、チャールス・リバー(Charles River) 、U、 K 、 CD−1系、2525−3Oを無作為に10〜20の群に選定し、種々の用 量の化合物(1〜100mg/kg)またはビヒクルを含む10m1/kHの用 量で経口または腹腔的投与する。ついで、投与30または60分後、マウスをバ ッカルおよび皮下電極を介し、可変電圧の電気衝撃(0,1秒、50Hz、正弦 波形)に付す。群中、マウスの50%が緊張性発作を誘発するのに要する平均電 圧および標準偏差(CV8゜)を、ディクソンおよびモードの「アップ・アンド ・ダウン」法(1948)2により測定する。ビヒクル処理群と薬剤処理群の間 での統計的比較をリッチフィールドおよびウィルコクソンの方法(1949)” を用いて行う。
対照動物において、CV、。は、通常、40〜50Vである。そこで、対照群の 最初の動物は45Vの電圧に処する。緊張性発作が確実でないならば、その後の マウスについては電圧を上げる。緊張性発作が起こるならば、その場合、電圧を 下げ、群中のすべての動物を試験するまで同様に扱う。
対照と比較して、各群についてのCV、。の増加または減少%を算定する。
実験を全体的に0〜200■の衝撃レベル調節可能なヘルスキット衝撃発生装置 を用いて行い、5vの電圧工程を用いる。
薬剤は1%メチルセルロースに懸濁させる。
参考文献 1、スインヤード・イー・エイ(Swinyard、 E、^、X1972)  、 Electrically−induced convulsion、 I n:Experimental Models of Epilepsy バー グラ6デイーO ピー(Purpura、 D、 P、 )ら編、433−458. ラベン・プ レス、ニューヨーク。
2、ディクソン・ダブル・ジェイおよびモード・エイ・エム(Dixon、 1 . J、およ3、リッチフィールド・ジェイ・ティーおよびウィルコクソン・エ フ(Litchf試験結果 1、ゲラーーセイフター法 実施例1.4.6.7および10の化合物は、20mg/kg (経口)で「コ ンフリクト」セツションにおける応答にて有意な増加を示し、実施例8および9 の化合物は10mg/kg (経口)で有意な増加を示した。
2、[”Sl−TBPS結合法 結合側実施例14.5.6.8ないし17および19の化合物は、20mMより も低いICs。を示した。
3、MES試験 実施例1の化合物は、100mg/kg (経口)の用量でCV、oの有意な増 加を示した。
フロントページの続き (72)発明者 フォーブズ、イアン・トムソンイギリス国エセックス・シーエ ム19・5エイデイー、バーロウ、ザ・ビナクルズ、コールドハーバ−・ロード (番地の表示なし)スミスクライン・ビーチャム・ファーマシューティカルズ (72)発明者 トンプソン、マーヴインイギリス国エセックス・シーエム19 ・5エイデイー、バーロウ、ザ・ピナクルズ、コールドハーバ−・ロード(番地 の表示なし)スミスクライン・ビーチャム・ファーマシューティカルズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、 R1は水素、C1−6アルキル、フェニルまたはフェニルC1−4アルキルであ り、ここでフェニル部は所望により1またはそれ以上のC1−6アルキル、C1 −6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、C2−7アルカノイル、 ハロ、トリフルオロメチル、ニトロ、所望により,1あるいは2個のC1−6ア ルキル基によりまたはC2−7アルカノイル、シアノ、カルバモイルまたはカル ボキシ基により置換されていてもよいアミノによって置換されていてもよく;R 2およびR3は、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル 、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−6アルケニル、C1−7 アルカノイル、C1−6アルキルスルホニル、ジ−(C1−6アルキル)アミノ C1−6アルキル、3−オキソブチル、3−ヒドロキシブチル、フェニル、フェ ニルC1−4アルキル、ベンゾイル、フェニルC2−7アルカノイルまたはベン ゼンスルホニルから選択され、そのいずれのフェニル部も所望により1または2 個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、CF3、アミノまたは カルボキシにより置換されていてもよく、またはR2およびR3は一緒になって 、所望により酸素またはNR6(ここで、R6は水素または所望によりヒドロキ シにより置換されていてもよいC−6アルキルである)によって中断されていて もよいC2−6ポリメチレンであり;R5は水素またはC1−6アルキルであっ て、R8は水素であるか、またはR5およびR8は一緒になって8−位にてC1 −8アルキリデン基を形成し;R9は水素またはC1−6アルキルであって;お よび−CO2R4は医薬上許容されるエステル基を意味する]で示される化合物 またはその医薬上許容される塩。 2.R4が、所望により3個までのハロ原子により置換されていてもよいC1− 4アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキ ルまたはC3−6シクロアルキル−C1−4アルキルである請求項1記載の化合 物。 3.R1が水素、C1−3アルキル、フェニルまたはベンジルである請求項1ま たは2記載の化合物。 4.R2およびR3が独立して水素またはC1−6アルキルである前記請求項の いずれかに記載の化合物。 5.R5およびR8が共に水素である前記請求項のいずれかに記載の化合物。 6.R9が水素またはメチルである前記請求項のいずれかに記載の化合物。 7.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テト ラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエ ステルである化合物。 8.(−)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テト ラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエ ステルである化合物。 9.(+)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テト ラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエ ステルである化合物。 10.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブト− 2−イニルエステルである化合物。 11.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロ ブチルメチルエステルである化合物。 12.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロ プロピルメチルエステルである化合物。 13.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸メチル エステルである化合物。 14.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2.3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロプ −2−イニルエステルである化合物。 15.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブト− 3−イニルエステルである化合物。 16.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ブト− 3−エニルエステルである化合物。 17.(士)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b〕チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロピ ルエステルである化合物。 18.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸(2− メチル)プロピルエステルである化合物。 19.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−フェニル−5,6,7,8− テトラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチ ルエステルである化合物。 20.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ペント −4−エニルエステルである化合物。 21.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b〕チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロ ヘキシルエステルてある化合物。 22.(±)−4−アミノ−2−エチル−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチル エステルである化合物。 23.(±)−4−アミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7,8−テ トラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロ プロピルエチルエステルである化合物。 24(±)−4−ジメチルアミノ−7−ヒドロキシ−2−メチル−5,6,7, 8−テトラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸 エチルエステルである化合物。 251(±)−4−ジメチルアミノ−7−メトキシ−2−メチル−5,6,7, 8−テトラヒドロベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸 エチルエステルである化合物。 26.請求項7〜25のいずれか1つに記載した化合物の医薬上許容される塩。 27.実施例1〜19のいずれか1つに記載の請求項1記載の化合物。 28.式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III)[式中、R1は式(I)にて定義 されているR1と同じであるかまたはR1に変換可能な基であり、R4は式(I )にて定義されている−CO2R4と同じであるかまたは−CO2R4に変換可 能な電子求引基であり、R5およびR8は式(I)における定義と同じであり、 R7は水素またはN−保護基であり、JとKは一緒になって所望により保護され ていてもよいケト基を表すか、またはJは水素であり、かつKはOR9または保 護されたヒドロキシ基(ここで、R9は式(I)の定義と同じ)であり、Yは基 CNまたはCOL1(ここで、L1は離脱基である)であり、かつMは水素であ るか、またはYは水素であり、かつMは基CNまたはCOL2(ここで、L2は 離脱基である)を意味する]で示される化合物またはそのイミン互変異性体を環 化し、その後、所望によりまたは要すれば、いずれか適当な順序で、水素である 場合のR7をN−保護基に変え、YまたはMが基COL1またはCOL2である 場合、得られたヒドロキシ基を離脱基に変え、それを化合物HNR2′R3′( ここで、R2′およびR3′は式(I)において定義されているR2およびR3 と同じであるかまたはN−保護基である)と反応させ、いずれのR2′、R3′ またはR7のN−保護基も除去し、いずれの電子求引基R4′もCO2R4に変 え、R1以外である場合のR1′ をR1に変え、JおよびKを、各々、水素お よびOR9に変え、R2、R3、R4、R5、R8およびR9を相互変換し、エ ナンチオマーまたはジアステレオマーのようないずれの立体異性体も分離し、お よび/または式(I)の化合物の医薬上許容される塩を形成させることからなる 、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の製造法。 29.式(VIIa): ▲数式、化学式、表等があります▼(VIIa){式中、R4′′は請求項28 に定義されているR4′と同じであるかまたはCO2R4に変換可能な基であり 、XはNR2′R3′、OHまたはクロロであり、R1′、R2′およびR3′ は請求項28の定義と同じ、Jは水素であり、K1はOR9であり(ここで、R 9は水素以外の基である)および−CO2R4、R5、R8およびR9は請求項 1の定義と同じである;ただし、XがNR2R3であって、R1′がR1である 場合、R4′′は−CO2R4以外の基である]で示される化合物またはその塩 、エステルあるいはアミド。 30.4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロブチルメチル エステルである化合物。 31.4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸プロプ−2−イニル エステルである化合物。 32.4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸(2−メチル)プロ ピルエステルである化合物。 33.4−アミノ−7−オキソ−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロ ベンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエステルで ある化合物。 34.4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸ペント−4−エニル エステルである化合物。 35.4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロヘキシルエス テルである化合物。 36.4−アミノ−2−エチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸エチルエステルであ る化合物。 37.4−アミノ−2−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロベ ンゾ[b]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボン酸シクロプロピルエチ ルエステルである化合物。 38.請求項30〜38に記載のいずれか1つの化合物の塩。 39.式(VII): ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)[式中、XはNR2R3であり、 R′′は−CO2R4であって、R1′はR1であり、ここでR1、R2、R3 、−CO2R4、R5およびR8は請求項1の定義と同じであり、JとKは一緒 になってケト基あるいはケト基に変換可能な基または保護されたヒドロキシ基を 意味する] で示される化合物を脱保護および/または還元し、その後、所望によりヒドロキ シ基を別のOR9(ここで、R9は請求項1の定義と同じ)に変換してもよく、 所望によりR2、R3、R4、R5、R8および/またはR9を相互変換しても よく、所望によりジアステレオマーまたはエナンチオマーのようないずれの立体 異性体を分離してもよく、および/または式(I)の化合物の医薬上許容される 塩を形成させることからなる、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医 薬上許容される塩の製造法。 40.請求項1に記載の化合物と、医薬上許容される担体とからなる医薬組成物 。 41.治療物質として用いるための請求項1記載の化合物。 42.CNS障害の治療および/または予防において用いるための請求項1記載 の化合物。 43.CNS障害の治療および/または予防用の医薬の製造における請求項1に 記載の化合物の使用。 44.有効な非毒性量の請求項1に記載の化合物を患者に投与することからなる 、ヒトを包含する哺乳動物におけるCNS障害の治療および/または予防方法。
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