JPH09500893A - サブスタンスp拮抗剤としてのパーヒドロイソインドール誘導体 - Google Patents

サブスタンスp拮抗剤としてのパーヒドロイソインドール誘導体

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JPH09500893A JP7505618A JP50561894A JPH09500893A JP H09500893 A JPH09500893 A JP H09500893A JP 7505618 A JP7505618 A JP 7505618A JP 50561894 A JP50561894 A JP 50561894A JP H09500893 A JPH09500893 A JP H09500893A
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マルロン,ジヤン−リユク
モルガ,アン
ペロネル,ジヤン−フランソワ
サビユコ,ジヤン−フランソワ
タバール,ミシエル
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ローン−プーラン・ロレ・ソシエテ・アノニム
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Abstract

(57)【要約】 R1が場合により置換されていることができるフェニル、シクロヘキサジエニル、ナフチル、インドリル又は場合により置換されていることができるヘテロ環式基であり、R2がハロゲン、OH、アルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルオキシ、アルキルチオ、アシルオキシ、カルボキシ、場合により置換されていることができるアルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アミノ又はアシルアミノであり、R3が場合によりC1-2アルキルオキシ又はアルキル又はフッ素原子により2−置換されていることができる、あるいはトリフルオロメチルによりジ置換されていることができるフェニルであり、R5及びR’5は同一又は異なり1つがH又はOH又はアルキルを示し、他がH又はアルキルを示し、R4がOHを示すか、あるいはR5及びR’5がH又はアルキルの場合R4はFであるか、あるいはR4及びR5が一緒になって結合を形成し、R6はH又はアルキル、ヒドロキシもしくはヒドロキシアルキルであり、記号Rの1つがH、アルキル、ヒドロキシ又はヒドロキシアルキルであり、他がH、アルキル、フェニル又はヒドロキシアルキルである一般式(I)の新規なパーヒドロイソインドール誘導体、構造(Ia)を有する異性体、又はそれらの混合物、場合により適宜それらの塩類、ならびにそれらの製造。該新規な誘導体はサブスタンスP拮抗剤としての使用に特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 サブスタンスP拮抗剤としてのパーヒドロイソインドール誘導体 本発明は、サブスタンスPの効果に拮抗し、その結果このサブスタンスが含ま れることが知られている治療分野において特に有利な一般式: の新規なパーヒドロイソインドール誘導体、及びそれらの塩類が存在する場合は それらの塩類に関する。 ヨーロッパ特許第429,366号は、構造: [式中、記号Rは水素であるか、又は一緒になって結合を形成し、記号R’は場 合により置換されていることができるフェニル基であり、記号R1及びR2は種々 の置換基を示す] のサブスタンスP拮抗剤類につき記載した。しかしこれらのパーヒドロイソイン ドロン誘導体は主にラット脳ホモジネートを用いた結合試験において活性であり 、培養中のヒトリンパ芽球細胞を用いた結合試験においては低い活性を示すこと が証明された。 米国特許第4,042,707号は、オピエート活性を有する一般式: の、イソインドールから誘導される生成物につき記載した。これらの生成物はサ ブスタンスPに対する活性を有していない。 一般式(I)において: −記号R1は場合により1つ又はそれ以上のハロゲン原子又はヒドロキシル基で 置換されていることができるフェニル基、場合により置換されていることができ る(ハロゲン原子又はアミノ、アルキルアミノもしくはジアルキルァミノ基で) アルキル基、場合により置換されていることができる[ヒドロキシル、アミノ、 場合により置換されていることができる(フェニル、ヒドロキシル又はアミノ基 で)アルキルアミノ又はジアルキルアミノ、あるいはアルキル部分がそれらが結 合している窒素原子と共に、酸素、硫黄又は窒素から選ばれる別のヘテロ原子を 含むことができ、場合によりアルキル、ヒドロキシ又はヒドロキシアルキル基で 置換されていることができる5−〜6−員ヘテロ環を形成するジアルキルアミノ 基で)]、あるいはアミノ又はアルキル部分がそれらが結合している窒素原子と 共に上記で定義されたヘテロ環を形成するアルキルアミノもしくはジアルキルア ミノにより置換されたアルキルオキシ又はアルキルチオ基を示すか、あるいはシ クロヘキサジエニル、ナフチル又はインデニル基、あるいは5〜9個の炭素原子 及び酸素、窒素もしくは硫黄から選ばれる1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含み 、場合によりハロゲン原子又はアルキルもしくはアルキルオキシ基で置換されて いること ができる飽和もしくは不飽和モノ−もしくは多環状ヘテロ環式基を示し、 −記号R2は水素又はハロゲン原子、あるいはヒドロキシル、アルキル、アミノ アルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルオキ シ、アルキルチオ、アシルオキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、 ジアルキルアミノアルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アミ ノ又はアシルアミノ基を示し、 −記号R3は場合により2−位において1又は2個の炭素原子を含むアルキル又 はアルキルオキシ基、あるいはフッ素原子で置換されていることができる、ある いはトリフルオロメチル基でジ置換されていることができるフェニル基を示し、 −記号R5及びR’5は同一又は異なり、1つは水素原子又はヒドロキシルもしく はアルキル基を示し、他は水素原子又はアルキル基を示し、 −記号R4はヒドロキシル基を示すか、あるいは別の場合 −記号R4は、記号R5及びR’5が水素原子又はアルキル基を示す場合フッ素原 子を示すか、あるいは別の場合 −記号R4はR5と共に結合を形成し、 −記号R6は水素原子又はアルキル、ヒドロキシルもしくはヒドロキシアルキル 基を示し、 −記号Rの1つは水素原子、アルキル基、ヒドロキシルもしくはヒドロキシアル キル基を示し、他は水素原子又はアルキル、フェニルもしくはヒドロキシアルキ ル基を示す。 上記のアルキル又はアシル基は(特別に言及されている場合を除いて)直鎖又 は分枝鎖中に1〜4個の炭素原子を含むと理解される。 R1がハロゲン原子を含む場合、それは塩素、臭素、フッ素又はヨウ 素から選ばれることができる。 R1が飽和又は不飽和モノ−又は多環状ヘテロ環式基を示す場合、それは例え ばチエニル、フリル、ピリジル、ジチイニル、インドリル、イソインドリル、ベ ンゾチエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピ ロリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル又はナフチリ ジニルから選ばれることができる。 R1がヘテロ環を有する鎖で置換されたフェニルを示す場合、ヘテロ環はピロ リジル、モルホリノ、ピペリジル、テトラヒドロピリジル、ピペラジニル又はチ オモルホリノから選ばれることができる。 さらに一般式(I)の生成物は種々の立体異性体を有し、ラセミ体及び構造: の立体異性体、ならびにそれらの混合物は本発明の範囲内に含まれると理解され る。さらに記号R2が水素原子以外である場合、イソインドール上の置換鎖はキ ラル中心を有し、(R)又は(S)立体異性体及びそれらの混合物は本発明の一 部を成すと理解される。 本発明に従うと、一般式(I)のパーヒドロイソインドール誘導体は、一般式 : [式中、R1及びR2は上記の通りに定義される] の酸又はこの酸の反応性誘導体を、一般式: [式中、記号R、R3、R4、R5、R’5及びR6は上記の通りに定義される] のイソインドール誘導体に反応させ、場合によりその後、得られるR4がヒドロ キシル基であり、R5が水素原子又はアルキル基である生成物を、R4がフッ素原 子であり、R5が水素原子又はアルキル基である生成物、あるいはR4及びR5が 一緒になって結合を形成する生成物に変換することにより得ることができる。 R1及び/又はR2に含まれるアミノ、アルキルアミノ又はカルボキシル基は、 あらかじめ保護されるのが好ましい。保護は、その結合(installati on)及び除去が分子の残りの部分に影響を与えないいずれの適合性の基によっ ても行われる。特に方法は、T.W.Greene,Protective G roups in Organic Synthesis,A.Wiley−I nterscience Publication(1981)又はMcOmi e,Protective Groups in Organic Chemi stry,PlenumPress(1973)により記載されている方法に従 って行われる。 例えば −アミノ又はアルキルアミノ基はメトキシカルボニル、エトキシカルボ ニル、t−ブトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、ビニルオキシカルボ ニル、トリクロロエトキシカルボニル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセ チル、クロロアセチル、トリチル、ベンズヒドリル、ベンジル、アリル、ホルミ ル又はアセチル基、あるいはベンジルオキシカルボニル基又はその置換誘導体に より保護することができ; −酸性基はメチル、エチル、t−ブチル、ベンジル、置換ベンジル又はベンズヒ ドリル基により保護することができる。 さらに一般式(II)又は(III)の生成物がヒドロキシル基を有する場合 、あらかじめこの基を保護するのが好ましい。保護は通常の方法に従って、例え ばアセチル、トリアルキルシリル又はベンジル基により、Raがアルキル又はベ ンジル基である基−COORaによりカーボネートの形態で、あるいはカルボニ ル又はカルボキシル誘導体の形態で行うことができる。 一般式(III)のイソインドール誘導体の立体化学は一般式(I)の誘導体 に関して上記で記載した立体化学と同様であると理解される。 一般式(II)の酸の反応性誘導体の縮合を行う場合、酸クロリド、無水物、 混合無水物、あるいはエステル基がスクシンイミド基、場合により置換されてい ることができる1−ベンゾトリアゾリル基、4−ニトロフェニル、2,4−ジニ トロフェニル、ペンタクロロフェニル又はフタルイミド基である反応性エステル を用いて方法は有利に行われる。 反応は一般に−40〜+40℃の温度で、塩素化溶媒(例えばジクロロメタン 、ジクロロエタン又はクロロホルム)、炭化水素(例えばトルエン)、エステル (例えば酢酸エチル)、アミド(例えばジメチルアセトアミド又はジメチルホル ムアミド)、あるいはケトン(例えばアセト ン)などの有機溶媒中、あるいはこれらの溶媒類の混合物中で、例えばピリジン 、ジメチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン又はトリアルキルアミン(特 にトリエチルアミン)を例とする窒素−含有有機塩基、あるいはエポキシド(例 えばプロピレンオキシド)などの酸受容体の存在下で行われる。カルボジイミド [例えばジシクロヘキシルカルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピ ル)−3−エチルカルボジイミド]、N,N’−カルボニルジイミダゾール又は 2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリンなどの縮合 剤の存在下で、あるいは別の場合重炭酸ナトリウムなどのアルカリ性縮合剤の存 在下で水性−有機媒体中で方法を行うこともできる。 R4がヒドロキシル基であり、R5が水素原子又はアルキル基である一般式(I )のパーヒドロイソインドール誘導体が得られ、R4がフッ素原子であり、R5が 水素原子又はアルキル基であるパーヒドロイソインドール誘導体を得ることが望 まれている別法の場合、方法は上記で得られる誘導体のフッ素化により行われる 。 反応はフッ素化硫黄[モルホリノ硫黄トリフルオリド、硫黄テトラフルオリド (J.Org.Chem.,40,3808(1975))、ジエチルアミノ硫 黄トリフルオリド(Tetrahedron,44,2875(1988))又 はフェニル硫黄トリフルオリド(J.Am.Chem.Soc.,84,305 8(1962)]などの、セレンテトラフルオリド(J.Am.Chem.So c.,96,925(1974))などの、あるいはテトラフルオロフェニルホ スホラン(Tet.Let.,907(1973))などのフッ素化剤を用い、 塩素化溶媒(例えばジクロロメタン又はジクロロエタン)などの有機溶媒中で、 − 30〜30℃の温度において反応させることにより有利に行われる。分子上にヒ ドロキシル基が存在する別法の場合、これらの基はあらかじめ保護されると理解 される。 R4がヒドロキシル基であり、R5が水素原子である一般式(I)のパーヒドロ イソインドール誘導体が得られ、R4及びR5が一緒になって結合を形成するパー ヒドロイソインドール誘導体を得ることが望まれている別法の場合、方法は分子 の残りの部分を変化させないアルコール類の脱水に関するいずれかの既知の方法 を用いて行われる。特に脱水は酸性媒体中で、例えばスルホン酸(p−トルエン スルホン酸など)、蟻酸、硫酸、リン酸、五塩化リン又は酸化アルミニウムの反 応により、あるいは塩酸/酢酸又は臭化水素酸/酢酸混合物の反応により、25 ℃から反応混合物の還流温度の間の温度において行われる。 本発明に従うと、一般式(I)のイソインドール誘導体は一般式: R3−M (IV) [式中、R3は上記の通りに定義され、Mはリチウム、Xがハロゲン原子である 基MgX又はceX2を示す] の有機金属化合物と一般式: [式中、記号R、R1、R2、R5、R’5及びR6は上記の通りに定義され、ヒド ロキシル基は適宜、あらかじめ保護されているのが好ましい] のパーヒドロイソインドロン誘導体を反応させ、その後適宜、得られる 一般式(I)のアルコールをR4がフッ素原子であり、R5が水素原子又はアルキ ル基であるパーヒドロイソインドール誘導体、あるいはR4及びR5が一緒になっ て結合を形成するパーヒドロイソインドール誘導体に変換するか、あるいは適宜 、R5を保護している基を除去することによっても得ることができる。 反応は無水媒体中で、分子の残りの部分に影響しない有機金属化合物とケトン の反応に関する通常の条件下で行われる。特に方法はエーテル(例えばテトラヒ ドロフラン又はエチルエーテル)中で、場合により無水塩化セシウムの存在下に 、−78〜30℃の温度において行われる。 R4がフッ素原子であり、R5水素である、あるいはR4及びR5が一緒になって 結合を形成する一般式(I)の誘導体への変換のための、続く操作は、上記の条 件下で行われる。 本発明に従うと、基Rの1つがヒドロキシル基を示し、R4がヒドロキシル基 を示し、R5及びR’5の少なくとも1つが水素原子である一般式(I)のパーヒ ドロイソインドール誘導体は、一般式: [式中、Rl、R2、R3、R4、R5、R’5及びR6は上記の通りに定義される] のパーヒドロイソインドロン誘導体から、一般式: R−M (VII) [式中、Rはアルキル又はフェニル基、あるいはヒドロキシル官能基が あらかじめ保護されているヒドロキシアルキル基であり、Mは上記の通りに定義 される] の有機金属化合物を反応させ、あるいは他の基Rが水素原子である一般式(I) の誘導体を得ることが望まれている別法の場合、還元し、続いて適宜、保護基を 除去することにより製造することができる。 有機金属化合物と一般式(VI)のパーヒドロイソインドロン誘導体の反応は 、一般式(V)のパーヒドロイソインドロン誘導体への一般式(IV)の化合物 の作用に関して記載された条件と類似の条件下で行われる。 R’の1つがヒドロキシルであり、他が水素であるパーヒドロイソインドール 誘導体を得ることが望まれている場合、還元反応は、分子の残りの部分に影響し ないケトンの還元のためのいずれかの既知の方法により行われ;例えば方法はア ルコール性媒体(例えばメタノール)中でナトリウムボロハイドライドを用いて 、あるいはエーテル中でリチウムアルミニウムハイドライドを用いて、20〜5 0℃の温度で行われる。 本発明に従うと、基R5(又はR’5)及びR6が同時にヒドロキシル基であり 、記号Rが水素原子以外である一般式(I)のパーヒドロイソインドール誘導体 は、一般式: [式中、R1、R2、R3、R4、R及びR’5は上記の通りに定義される] のパーヒドロイソインドール誘導体への四酸化オスミウムの反応により 製造することができる。 反応は一般にピリジン中で、0℃から反応混合物の還流温度の間の温度におい て行われる。 一般式(II)の酸類は、ヨーロッパ特許第429,366号に記載の方法に 従って、又はこれらの方法と同様にして、実施例において下記に記載する方法に 従って製造することができる。 R4及びR5が一緒になって結合を形成する一般式(III)のパーヒドロイソ インドール誘導体は、R4がヒドロキシル基であり、R5が水素である対応するパ ーヒドロイソインドール誘導体の脱水により得ることができる。 反応は、R4がヒドロキシル基であり、R5が水素原子である対応するパーヒド ロイソインドール誘導体からの、R4及びR5が一緒になって結合を形成する一般 式(I)の誘導体の製造に関する上記の条件下で行われる。 R4がフッ素原子であり、R5及びR’5が水素原子又はアルキル基である一般 式(III)のイソインドール誘導体は、一般式: [式中、R、R3及びR6は上記の通りに定義され、R7は保護基であり、R4はヒ ドロキシル基であり、R5及びR’5は水素原子又はアルキル基である] のイソインドール誘導体をフッ素化し、その後保護基R7を除去するこ とにより製造することができる。 保護基R7は、反応に適合性であり、その結合及び除去が分子の残りの部分に 影響しないいずれのアミノ保護基であることもできる。例えばアルキルオキシカ ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、場合により置換されていることができる ベンジル、ホルミル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセ チル、ビニルオキシカルボニル、フェノキシカルボニル、1−クロロエトキシカ ルボニル又はクロロカルボニル基を挙げることができる。 フッ素化は、R4がヒドロキシルである一般式(I)の誘導体のフッ素化に関 して上記で記載した条件下で、−30〜+30℃の温度において行われる。分子 中に存在するヒドロキシル官能基は、適宜、あらかじめ保護されていると理解さ れる。 続く保護基の除去は通常の方法に従って行われる。特に上記で引用されている T.W.Greeneにより、A.Wileyにより、又はMcOmieにより 記載の方法に従って。 R4がヒドロキシル基であり、R5が水素原子又はアルキルもしくはヒドロキシ ル基である一般式(III)又は(IX)のパーヒドロイソインドール誘導体は 、一般式: [式中、R、R5、R’5、R6及びR7は上記の通りに定義される] の対応するパーヒドロイソインドロン誘導体への一般式(IV)の有機 金属化合物の反応により得ることができ、ヒドロキシル官能基は適宜、場合によ り保護されていると理解され、一般式(III)の誘導体を得ることが望まれて いる場合はその後R5、R’5、R6又はRを保護している基を遊離し、場合によ り保護基R7を除去する。 反応は一般式(V)の対応するパーヒドロイソインドロンから一般式(I)の パーヒドロイソインドールを得る場合に記載された条件と類似の条件下で行われ る。R5、R’5、R6又はRを保護している基の性質に依存して、この基は反応 と同時に除去することができると理解される。 Rがヒドロキシメチル基である誘導体を得ることが望まれている場合、この基 は一般式(X)のパーヒドロイソインドロン誘導体上のアリルオキシカルボニル 基の状態で保護されることができる。反応はパーヒドロピラノ[3,4−c]ピ ロール−6−オン中間誘導体を介し、それを還元により変換し、適宜アミノ−保 護基を除去して一般式(III)の誘導体を得ることにより行われる。 R5、R’5及びR6が水素原子、アルキル基又はあらかじめ保護されているヒ ドロキシル(もしくはヒドロキシアルキル)基である一般式(X)のパーヒドロ イソインドロン誘導体は、ヨーロッパ特許第429,366号に記載の方法と同 様にして、あるいは実施例において下記に記載する通りに製造することができる 。 一般式(V)のパーヒドロイソインドロン誘導体の製造は、ヨーロッパ特許第 429,366号に記載の方法と同様にして、一般式(II)の酸又はその反応 性誘導体の1つと一般式: [式中、R、R5、R’5及びR6は一般式(V)における通りに定義される] のパーヒドロイソインドロン誘導体を、上記のヨーロッパ出願に引用されている 条件下で、又は一般式(III)のパーヒドロイソインドール誘導体への一般式 (II)の酸の反応に関して挙げられた条件下で反応させることにより行われる 。 一般式(VI)の誘導体は一般式(II)の酸の、一般式: [式中、R3、R4、R5、R’5及びR6は一般式(VI)における通りに定義さ れる] のパーヒドロイソインドロンへの反応により、一般式(II)及び(III)の 生成物から一般式(I)のパーヒドロイソインドール誘導体を得る場合に記載し た方法と同様にして得ることができる。 一般式(XII)のパーヒドロイソインドロン誘導体は一般式(IV)の有機 金属化合物を、一般式 [式中、R5、R’5及びR6は一般式(XII)における通りに定義され、R7は 上記で定義された保護基である] の誘導体に反応させ、その後7−位におけるケトン官能基から保護を除去し、保 護基R7を除去することにより製造することができる。 反応は、一般式(X)のパーヒドロイソインドロン誘導体からの一般式(II I)の生成物の製造に関して上記に記載した条件下で行われる。保護基の除去は 、上記の、及び/又は実施例において下記に記載する通常の方法に従って行われ る。 一般式(XIII)のパーヒドロイソインドロン誘導体は、一般式: [式中、R5、R’5、R6及びR7は一般式(XIII)における通りに定義され る] の対応する不飽和誘導体の還元により製造することができる。 還元は分子の残りの部分に影響しないいずれかの既知の方法により行われる。 特に方法はRaneyニッケルの存在下で接触水添により行われる。 一般式(XIVa)又は(XIVb)のパーヒドロイソインドロン誘 導体は、対応するシクロヘキサジエンオンから、上記ヨーロッパ出願EP 43 0,771において記載された方法と同様にして得ることができる。 出発シクロヘキサジエンオンはJ.Org.Chem.,52,2763(1 987)に記載の方法に従って得ることができる。 一般式(VIII)のパーヒドロイソインドール誘導体は、一般式(IV)の 有機金属誘導体の、一般式: [式中、R1、R2、R’5及びRは一般式(VIII)に関する上記の通りに定 義される] のパーヒドロイソインドロン誘導体への反応により得ることができる。 一般式(XV)のパーヒドロイソインドロン誘導体は、ヨーロッパ出願EP 430,771に記載の方法と同様にして、あるいは実施例において下記に記載 する通りに製造することができる。 一般式(III)、(IX)、(X)及び(XI)のパーヒドロイソインドー ル誘導体は新規な生成物であり、式: [式中、R、R'5、R5及びR6は上記の通りに定義され、R'3及びR'4 はR3及びR4の通りに定義されるか、又は一緒になってオキソ基を形成し、R’7 は水素原子であるか、又はR7に関して上記で定義された通りの保護基を示す] により定義することができる。 一般式(XVI)のパーヒドロイソインドール誘導体は種々の立体異性体を有 し、その立体化学は一般式(I)の誘導体に関して上記で記載した立体化学と同 様であることは、十分に理解される。 一般式(I)、(III)、(V)、(IX)、(X)、(XI)又は(XV I)のパーヒドロイソインドール誘導体はいくつかの立体異性体を有することか 理解される。一般式(I)の生成物の1つのエナンチオマーを得ることが望まれ ている場合、分離は例えば一般式(I)の誘導体について、又は4位にオキソ基 を有する一般式(V)、(X)、(XI)又は(XVI)の中間体について行わ れる。それは一般式(III)、(IX)又は(XVI)の誘導体について行う こともできる。分離は分子と適合性である既知の方法により行われる。 例えば分離は、L(+)−又はD(−)−マンデリン酸、あるいはジベンゾイ ル酒石酸又はジトルオイル酒石酸を反応させ、その後結晶化により異性体を分離 することによる光学活性塩の分離により行うことができる。所望の異性体は、塩 基性媒体中でその塩から遊離される。 他の変法は、適宜、出発シクロヘキセンオンのエナンチオマーから直接反応さ せることであり得る。 一般式(I)の新規なイソインドール誘導体は、適宜、結晶化又はクロマトグ ラフィーなどの物理的方法により精製することができる。 適宜、記号R1及び/又はR2がアミノ又はアルキルアミノ置換基を有 する一般式(I)の新規な誘導体、あるいはR’7が水素原子である一般式(I II)、(XI)又は(XVI)の中間体は、酸類との付加塩に変換することが できる。挙げることができる製薬学的に許容し得る酸類との付加塩の例は、無機 酸類と(塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、硝酸塩類及びリン酸塩類)、又 は有機酸類と(コハク酸塩類、フマル酸塩類、酒石酸塩類、酢酸塩類、プロピオ ン酸塩類、マレイン酸塩類、クエン酸塩類、メタンスルホン酸塩類、p−トルエ ンスルホン酸塩類又はイセチオン酸塩類)と、あるいはこれらの化合物の置換誘 導体と形成される塩類である。 一般式(I)の新規なイソインドール誘導体は、R2がカルボキシル基を示す 場合、適宜、それ自体既知の方法に従って金属塩類又は窒素−含有塩基との付加 塩類に変換することもできる。これらの塩類は、適した溶媒、例えばアルコール 、エーテル又は水中における金属塩基(例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金 属塩基)、アンモニア又はアミンの、本発明の生成物への反応により、あるいは 有機酸の塩との交換反応により得ることができる。形成される塩は場合により溶 液を濃縮した後に沈澱し、それを濾過、デカンテーション又は凍結−乾燥により 分離する。挙げることができる製薬学的に許容し得る塩類の例は、アルカリ金属 (ナトリウム、カリウム又はリチウム)と、又はアルカリ土類金属(マグネシウ ム又はカルシウム)との塩類、アンモニウム塩、窒素−含有塩基(エタノールア ミン、ジエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、メチルアミ ン、プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミ ン、ベンジルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−ベンジル−β−フェネチル アミン、N,N’−ジベンジルエ チレンジアミン、ジフェニレンジアミン、ベンズヒドリルアミン、キニン、コリ ン、アルギニン、リシン、ロイシン又はジベンジルアミン)の塩類である。 サブスタンスPの効果に拮抗する本発明の新規なイソインドール誘導体は、痛 覚脱失、炎症、喘息、アレルギーの分野において、中枢神経系に、心臓血管系に 、抗痙攣剤として、制吐薬として、あるいは免疫系に、ならびに涙液分泌の刺激 の分野において用途を見いだすことができる。 実際に本発明の生成物は、D.G.Payan et al.,J.of I mmunology,133(6),3260−5(1984):Stereo specific receptors for substance P o n cultured human IM−9 lymphoblastsから 、及びMcPherson et al.,J.Pharmacol.Meth .,14,213(1985):Analysis of radioliga nd binding experimentsから適応させた方法に従い、5 〜1000nMの濃度においてサブスタンスPレセプター類に対して親和性を示 す。 さらに種々の生成物を用い、これがサブスタンスPへの拮抗効果であることが 示された。S.Rosell et al.,Substance P,Ed. by US Von Euler and B.Pernow,Raven P ress,New York(1977),pages 83 to 88によ り記載の方法において、研究された生成物は1〜1000nMの濃度で、サブス タンスPにより誘導されるモルモットの回腸の収縮、あるいはセプチドにより誘 導されるモルモットの回腸の収縮の拮抗作用を示す。 サブスタンスPはある数の病理学的分野に含まれることが知られている: −Agonists and antagonists of substan ce P,A.S.Dutta,Drugs of the future, (8),782(1987); −Substance P and pain:an updating,J. L.Henry,TINS,(4),97(1980); −Substance P in inflammatory reactio ns and pain,S.Rosell,Actual. −Effects of Neuropeptides on Product ion of Inflammatory Cytokines by Hum an Monocytes,M.Lots et coll.,Sclence ,241,1218(1988); −Neuropeptides and the pathogenesis of allergy,Allergy,42,1 to 11(1987), −Substance P in Human Essential Hype rtension,J.Cardiovascular Pharmacolo gy,10(suppl.12),5172(1987)。 モルモットに適応させたA.Saria et al.,Arch.Phar macol.,324,212−218(1983)の方法における一般式(I )のあるイソインドール誘導体の研究は、抗−炎症活 性の証拠を与えるセプチド(サブスタンスP作用薬)によりもたらされる毛細管 透過性の向上の阻害効果を示すことを可能にした: 動物にサブスタンスPを注射すると気管支痙攣を起こす。サブスタンスP又は 選択的サブスタンスP作用薬:セプチドの注射によりモルモットにおいて生体内 で誘導される気管支収縮をH.Konzett and R.Rosseler ,Archiv.Exp.Paht.Pharmak.,195,71−74( 1940)の方法に従って研究する。この気管支収縮は本発明の生成物の注射に より阻害され、それは抗−喘息活性の証拠を与える。 さらに本発明の生成物をモルモットにおけるホルムアルデヒド疼痛試験(pa in test)において研究する。かくして生成物のED50を決定する。 最後に本発明のイソインドール誘導体は毒性を示さない;それらは皮下経路を 介した40mg/kgの投薬量で、マウスにおいて無毒性であることが証明され た。 本発明は、少なくとも1種の一般式(I)のNKIレセプター類の拮抗剤及び 少なくとも1種のNH2レセプター類の拮抗剤を含む相乗的組み合わせにも関す る。 ニューロキニンAの効果は主にNK2レセプター類に媒介される。ニューロキ ニンAは疼痛の伝達、関節炎、喘息、炎症現象、精神病、血圧障 害、膀胱障害、膀胱炎などの多数の病気に含まれる。 NK2−レセプター拮抗剤(ニューロキニンAの効果の拮杭剤)は既知であり 、特にヨ−ロッパ特許第428,434号、第474,561号、第512,9 01号、第515,240号、フランス特許第2,678,267号、国際公開 第92/19254号及び第93/14084号に記載されている。 NK−2レセプター拮抗剤は特にアリールアルキルアミンの種類、α−置換ポ リペプチドの種類又はピペリジン誘導体の種類などであることができるが、これ らに限られない。 例えばアリールアルキルアミンの種類のNK−2レセプター拮抗剤は一般式: [式中、 1)Yは基>N−CXX’−Ar’、>CH−CXX’−Ar’又は>C=CX −Ar’であり、ここでXはHでありX’はH又はOHであるか、あるいはX及 びX’が一緒になってオキソ基、あるいはアルキル部分が1〜4個の炭素原子を 含み、アルキルオキシ部分が2又は3個の炭素原子を含むジアルキルアミノアル キルオキシイミノ基を形成し、Ar及びAr’は独立してチエニル、場合により モノ−又は多置換されていることができる(ハロゲン、アルキル又はアルコキシ (炭素数1〜3)、トリフルオロメチル、ヒドロキシル又はメチレンジオキシに より)フェニル又はイミダゾリルであるか、あるいは別の場合Arはベンゾチ エニル又は場合によりハロゲンで置換されていることができるナフチル、ビフェ ニル、又は窒素原子上にベンジル基を有することができるインドリルであること ができ、 R’は水素原子、アルキル基(炭素数1〜4)、置換された(ピペリジノ、4− ベンジルピペリジノ又はアルキル部分が1〜4個の炭素原子を含むジアルキルア ミノで)アルキル基(炭素数2又は3)であり、 R及びTは一般式(VI)の場合の通りに定義され、 ZはH、直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル(炭素数1〜6)、アルキル部分が1 〜3個の炭素原子を含み、場合によりフェニル上でハロゲン、OH、アルキル又 はアルキルオキシ(炭素数1〜4)によりモノ−もしくは多置換されていること ができるフェニルアルキル、ピリジルアルキル又はナフチルアルキル又はピリジ ルチオアルキル、あるいはアルキル部分が1〜3個の炭素原子を含む2−(1− メチル)イミダゾリルチオアルキル、スチリル、1−オキソ−3−フェニルイン ダン−2−イル、あるいは非置換、モノ−もしくは多置換、芳香族又はヘテロ芳 香族基であり、 mは1〜3の整数であり、pは1に等しく、qは0に等しいか、あるいは別の場 合 2)Yは、Ar’が1回又はそれ以上置換されていることがてきる(ハロゲン、 OH、アルキルオキシ又はアルキル(炭素数1〜4)、あるいはトリフルオロメ チルで)フェニル基、あるいはピリミジニル又はピリジル基である基>N−Ar ’、 基>N−シクロアルキル(炭素数3〜7)、あるいは別の場合 Ar’がピリミジニルを示す場合を除く上記の通りに定義されるか、又 はチエニルを示し、XがOH、アルキルオキシ(炭素数1〜4)、アルキル部分 が1〜3個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル又はアシルオキシ、フェナシル オキシ、カルボキシル、カルバルキルオキシ(炭素数1〜4)、シアノ、アミノ アルキレン(炭素数1〜3)、アミノ、アルキル部分が1〜4個の炭素原子を含 むアルキルアミノ又はジアルキルアミノ、アシルアミノ(炭素数2〜7)、アル キル部分が1〜3個の炭素原子を含むアシルアミノアルキル、アシル、−SH、 アルキル部分が1〜4個の炭素原子を含むアルキルチオであり、xが0又は1で ある基>CX−(CH2x−Ar’、あるいは別の場合、 Ar’が上記の通りに定義される基=C−(CH2x−Arであり、Tは1)に おける通りに定義され、Zは2−(1−メチル)イミダゾリル−チオアルキル又 は1−オキソ−3−フェニルインダン−2−イルを示す場合を除いて1)におけ る通りに定義されるか、あるいはトリフルオロメチル又はアルキル部分が1〜3 個の炭素原子を含み、場合によりナフチル環上においてハロゲン原子で、又はト リフルオロメチル、OH、アルキル又はアルキルオキシ(炭素数1〜4)で置換 されていることができるナフチルアルキルで置換されたフェニルアルキルを示し 、 Arはチエニル、場合によりモノ−もしくは多置換されていることができる(ハ ロゲン、アルキル又はアルキルオキシ(炭素数1〜4)又はトリフルオロメチル で)フェニルあるいはベンゾチエニル、ナフチル又は窒素原子上にアルキル基( 炭素数1〜3)を有することができるインドリルであり、 R’は水素原子であり、 Rは水素原子又はアルキル基(炭素数1〜6)であり、mは2又は3に 等しい整数であり、pは1に等しく、qは0に等しいか、あるいは別の場合、 3)Yは、Ar’が2)における上記の通りに定義される基>N−Ar’又は> N−CH2−Ar’であるか、又は別の場合 上記で定義され、XがOH、アルキルオキシ、アシルオキシ又はカルバルキルオ キシ(炭素数1〜4)、カルボキシル、シアノ、場合によりモノ−もしくはジ− 置換されていることができる(アルキル、ヒドロキシアルキル又はアシル(炭素 数1〜4)で)アミノ、ピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノ、−SH又はア ルキル部分が1〜4個の炭素原子を含むアルキルチオであり、xが0又は1であ る基>CX−(CH2x-Ar’であるか、又は別の場合 Ar’が上記の通りに定義される基=C−(CH2x−Ar’であり、Arは置 換インドリル基を示す場合を除いて2)における上記の通りに定義され、 酸素原子又は2個の水素原子であり、 Tは−CO−又は−CH2−であり、 Zは場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、OH又はアルキル(炭素数1〜 4)により置換されていることができるフェニル又はナフチルであるか、又はZ がフェニル、ピリジル、チエニル、インドリル、キノリル、ベンゾチエニル又は イミダゾリルの場合、アルキルオキシ(炭素数1〜4)により置換されていても よく、あるいは非置換、モノ−もしくは多置換芳香族もしくはヘテロ芳香族基で あるか、あるいはTがCO の場合、−(CH2q−Zはベンジルであることができ、そこにおいてメチル基 はOH、アルキル又はアルキルオキシ(炭素数1〜4)で置換されているか、又 は環上でハロゲン、トリフルオロメチル、OH、アルキル又はアルキルオキシ( 炭素数1〜4)により置換されており、 mは2又は3に等しい整数であり、pは1又は2に等しく、nは0〜3に等しく 、qは0〜3に等しく、p=2の場合、n=1であり、Qは2Hを示すと理解さ れるか、あるいは別の場合、 4)Yは基Ar’−X−であり、ここでAr’はチエニル、場合によりモノ−も しくは多置換されていることができる(ハロゲン、アルキル又はアルキルオキシ (炭素数1〜3)、トリフルオロメチル、ヒドロキシル又はメレンジオキシで) フェニル、ピリジル又は場合によりアルキル基で置換されていることができるイ ミダゾリルを示し、Xは酸素もしくは硫黄原子、又はスルホニル、スルフィニル 、−NH−、>N−CO−Alk、>N−Alk又は>N−Alk−NX12基 であり、ここでAlkはアルキル又はアルキレン(炭素数1〜3)であり、X1 及びX2はH、アルキル(炭素数1〜3)であるか、又は窒素原子と共にピペリ ジン、ピロリジン又はモルホリン環を形成し、 R’は水素原子、アルキル基(炭素数1〜4)、又はアルキル部分が直鎖中に2 又は3個の炭素原子を含み、アミノ基がアルキル部分が1〜4個の炭素原子を含 むジアルキルアミノであることができるアミノアルキル基、ピペリジノ又は4− ベンジルピペリジノ基であり、 Ar、R及びTは1)における通りに定義され、 Zは上記1)における通りに定義されるか、あるいはα−ヒドロキシベンジル又 はアルキル部分が1〜3個の炭素原子を含むα−アルコキシベ ンジルを示し、 m、p及びqは2)における上記の通りに定義されるか、あるいは別の場合、 5)Yは基>CX−(CH2x−Ar’であり、ここでAr’はチエニル、場合 によりモノ−もしくは多置換されていることができる(ハロゲン、アルキル又は アルコキシ(炭素数1〜4)、トリフルオロメチル又はヒドロキシルで)フェニ ル又はピリジルであり、xは0又は1であり、Xはアルキル部分が1〜6個の炭 素原子を含む−NH−CO−アルキル基であり、 mは2又は3であり、pは1であり、qは0に等しく、 Ar、T及びZは2)における通りに定義され、 R’はHであり、RはH又はアルキルである] の生成物であることができ、これらの生成物の中でNK2レセプター類の特定の 拮抗剤がX.Emonds−Alt et al.,Life Science ,50,PL100 to PL106(1992)によりさらに特定的に記載 されている。 例えばα−置換ポリペプチドの種類のNK2−レセプター拮抗剤は一般式: [式中、 R1は水素原子又は0〜4個のアミノ酸類を含むN−末端基であり、 R2はグリシンを除くアミノ酸側鎖であり、 R3は0〜4個のアミノ酸類を含むC−末端基、基OH、又はRが1〜 6個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基又はシクロアルキル基 であるORであり、 R4はグリシンを除くアミノ酸側鎖、あるいは基−CH=CH2、−CH≡CH、 −CH2−CH=CH2、−CH2−CH≡CH、−CH2−Ar、−CH2−OR 、−CH2−OAr、−(CH2nCO2R又は−CH2−NR56であり、nは 0〜3の整数であり、RはH又は低級アルキル基であり、Arは置換又は非置換 モノ−又は多環状芳香族又はヒドロ芳香族炭素環又はヘテロ環であり、 R1及びR3は合計で4個より多いアミノ酸残基を含むことができないと理解され る] の生成物であることができる。 例えばピペリジン誘導体の種類のNK2−レセプター拮抗剤は一般式: [式中、 R1は場合により1又は2個のアルキル、アルキルオキシ、CF3又はハロゲンに より置換されていることができるフェニルであり[脱文]、 R2はH、OH又はアルキルであり、 R3はH又はアルキルであり、 R4はH、アルキル又はアルキルオキシであり、 R5はH、アルキル、CF3、CN又はハロゲンであり、 nは0〜2であり、 アルキルは1〜4個の炭素を有する] の生成物であることができ、これらの生成物の中で1−[2−(5−フルオロ− 1H−インドール−3−イル)エチル]−4−[(フェニルスルフィニル)メチ ル]−4−ピペリジノールをさらに特定的に挙げることができる。 特に価値があるのは、 記号R1が場合によりヒドロキシル、アルキルオキシ又はジアルキルアミノ基で 置換されていることができるフェニル基、あるいは5〜9個の炭素原子及び酸素 、窒素又は硫黄原子から選ばれる1個又はそれ以上のヘテロ原子を含む飽和又は 不飽和モノ−又は多環状ヘテロ環式基を示し、記号R2が水素原子又はアルキル 基を示し、記号R3が場合により2−位において1又は2個の炭素原子を含むア ルルオキシ基で、又はフッ素原子で置換されていることができるか、あるいはト リフルオロメチル基でジ置換されているフェニル基を示し、記号R5及びR’5が 同一又は異なり1つは水素原子又はヒドロキシルもしくはアルキル基を示し、他 は水素原子又はアルキル基を示し、記号R4がヒドロキシル基を示し、記号R6が 水素原子又はアルキル、ヒドロキシルもしくはヒドロキシアルキル基を示し、記 号Rの1つが水素原子、アルキル基、ヒドロキシ又はヒドロキシアルキル基を示 し、他が水素原子又はアルキルもしくはフェニル基を示す 一般式(I)のパーヒドロイソインドール誘導体である。 これらの生成物の中で、特に活性なのは以下のパーヒドロイソインドール誘導 体である: −7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(S)− 2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−4,5−パーヒドロイソインド ールジオール −4−(2−メトキシフェニル)−5−[2−(S)−(2−メトキシフェニル )−プロピオニル]−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロール −2−[2−(S)−(2−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]−4−(2− メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロール −7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフエニル)−2−(S)−[ 2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−7−メチル−4−パーヒドロイ ソインドロール −7−(ヒドロキシメチル)−2−(2−インドリルアセチル)−4−(2−メ トキシフェニル)−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロール。 制限を意味することなく下記に示す実施例は、本発明を例示するものである。 下記の実施例において、特別に言及されている場合を除いて、プロトンNMR スペクトルはジメチルスルホキシド中で250MHzにおいて得られ;化学シフ トはppmで表されていると理解される。実施例1 150cm3のジクロロメタン中の1.54gの(3aRS,4RS,6SR ,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイ ソインドロールの溶液に1.0cm3のトリエチルアミンを加える。反応混合物 を5℃に冷却し、1.08gの(S)−2−(2 −メトキシフェニル)プロピオン酸、0.10gの1−ヒドロキシベンゾトリア ゾール一水和物及び1.26gの1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エ チルカルボジイミド塩酸塩を加える。反応混合物を5℃に1時間、及び20℃に 16時間保持し、次いで100cm3の水で2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で 乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)において濃縮乾固する。残留物をシリ カゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(0.060−0.200mm、 直径4cm、高さ70cm)、酢酸エチル及びシクロヘキサン[体積により:2 0/80(2dm3)次いで30/70(2dm3)次いで40/60(2dm3) ]の混合物を用いて0.7バールの加圧下で溶離し、60cm3の画分を集める 。画分57〜72を濃縮し、15Paにおいて40℃で乾燥した後、0.90g の(3aR*,4R*,6S*,7aS*)−4−(2−メトキシフェニル)− 2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−6−メチル−4 −パーヒドロイソインドロールが白色の固体の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(250MHz,DMSOd6+数滴のCD3COO D、383°Kの温度において、ppmにおけるδ及びHzにおけるJ):0. 9(d,J=6.5Hz,3H);1.25(ブロードd,J=7Hz,3H) ;2.8(t,J=8Hz,1H);3.6(ブロードs,3H);3.8(ブ ロードs,3H);4.1(ブロードs,1H);6.9−7.6(m,8H) 。 IRスペクトル(KBr,cm-1):3410,3070,3000−285 0,2835,1635,1600,1585,1495,1450,1240 ,1060,1030,755。 2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸は特許出願EP 429 ,366に記載の方法に従って製造することができる。 (3aRS,4RS,6SR,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)− 6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で得ることができる : 20℃及び窒素雰囲気下において3.5gの(3aRS,4RS,6SR,7 aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パ ーヒドロイソインドロールに1.2gの活性炭担持10%パラジウム及び75c m3のエタノールを加える。50℃における加熱及び水素の散布を2時間行った 後、反応混合物を室温に冷却し、窒素流を用いてフラッシし、濾過し、減圧下( 2.7kPa)で濃縮する。2.1gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR )−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロ ールが白色の固体の形態で得られる。融点=164℃。 プロトンNMRスペクトル(250MHz,CDCl3、ppmにおけるδ及 びHzにおけるJ):0.60(d,J=6.5Hz,3H);1.8(m,1 H);2.25(m,1H);2.6(t,J=9Hz,1H);2.8(t, J=9.5Hz,1H);3.5(s,3H);6.60(m,2H);6.8 8(ブロードt,J=8Hz,1H);7.5(ブロードd,J=8Hz,1H )。 (3aRS,4RS,6SR,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキ シフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で得 ることができる: ヘキサン中の1.6Mのn−ブチルリチウム溶液135cm3を、3 0℃より低温を保持しながら400cm3のt−ブチルメチルエーテル及び33 cm3のテトラメチルエチレンジアミン中で希釈された31.3cm3のアニソー ルに加える。20℃において1時間後、反応混合物を−72℃に冷却し、200 cm3のテトラヒドロフランに溶解された24gの(3aRS,6SR,7aS R)−2−ベンジル−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロンをこの温度で 30分かけて加える。30分の撹拌の後、200cm3の26%塩化アンモニウ ム水溶液を30分かけて注ぎ込み、反応混合物を室温に加温し、デカンテーショ ンする。有機相を水(150cm3で3回)、次いで飽和塩化ナトリウム溶液( 150cm3)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2. 7kPa)で濃縮する。得られる残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラ フィーにかけ(0.060−0.200mm、直径6cm、高さ55cm)、酢 酸エチル及びシクロヘキサン[体積により:30/70(3dm3)次いで50 /50(2dm3)及び100/0(3dm3)]の混合物を用いて0.7バールの 加圧下で溶離し、200cm3の画分を集める。画分9〜26を濃縮し、減圧下 (2.7kPa)で濃縮乾固し、イソプロピルエーテル中で結晶化する。20. 5gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メト キシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが白色の結晶の 形態で得られる、融点=120℃ プロトンNMRスペクトル(250MHz,CDCl3、ppmにおけるδ及 びHzにおけるJ):0.9(d,J=6.5Hz,3H);2.15(m,1 H);3.58及び3.80(AB,J=13Hz,2H);3.85(s,3 H);6.85(dd,J=7.5及び1 5Hz,1H);7.0(ddd,J=7.5及び1.5Hz,1H);7.3 (m,5H);8.0(dd,J=7.5及び2Hz,1H)。 IRスペクトル(KBr,cm-1):3350−3150,3100−300 0,3000−2850,2835,2815,2735,1595,1580 ,1495,1485,1450,1235,1035。 (3aRS,6SR,7aSR)−2−ベンジル−6−メチル−4−パーヒド ロイソインドロンは以下の方法で得ることができる: 200cm3のジクロロメタン中の15.9gの5−メチル−シクロヘキ−2 −セノン及び50cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベ ンジアミンの溶液に、10滴の三フッ化酢酸を加える。15分後に反応混合物は 還流に達し、次いでゆっくり(2時間)20℃に戻る。10gの炭酸カリウムを 混合物に加え、それを30分間撹拌し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮 する。得られる残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(0 .060〜0.200mm、直径6cm、高さ50cm)、酢酸エチル及びシク ロヘキサン[体積により:40/60(4dm3)次いで60/40(4dm3) 及び100/0(2dm3)]の混合物を用いて0.7バールの加圧下で溶離し、 250cm3の画分を集める。画分9〜42を合わせ、減圧下(2.7kPa) で濃縮乾固し、24gの(3aRS,6SR,7aSR)−2−ベンジル−6− メチル−4−パーヒドロイソインドロンが油の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(250MHz,CDCl3、ppmにおけるδ及 びHzにおけるJ):1.0(d,J=6.5Hz,3H); 1.55(ddd,J=14、11及び6Hz,1H);1.75(ddd,J =14、6及び3Hz,1H);2.1(m,1H);3.6(s,2H);7 .3(bm,5H)。 N−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンはY.Te rao et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2762( 1985)の方法に従って製造することができる。 5−メチルシクロヘキ−2−セノンはP.L.Fuchs and A.K. Musser,J.Org.Chem.,47,3121(1982)により記 載の方法に従って製造することができる。実施例2 実施例1と同じ方法で、0.78gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR )−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロ ール及び0.52gの(2−メトキシフェニル)−酢酸を用いる。シリカゲルの カラム上でクロマトグラフィーにかけ(0.060−0.200mm、直径3. 5cm、高さ40cm)、ジクロロメタン及びメタノール[体積により96/6 ]の混合物を用いて0.7バールの加圧下で溶離し、45cm3の画分を集めた 後、画分8〜15を濃縮し、15Paにおいて40℃で乾燥した後、1.0gの (3aRS,4RS,6SR,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−2 −[(2−メトキシフェニル)アセチル]−6−メチル−4−パーヒドロイソイ ンドロールが白色の固体の形態で得られる、融点=186℃。 プロトンNMRスペクトル(250MHz,DMSOd6+数滴のCD3COO D、383°Kにおいて、、ppmにおけるδ及びHzにおけるJ):0.9( d,J=6.5Hz,3H);2.2(m,1H); 2.6(ブロードm,1H);2.9(t,J=7Hz,1H);3.75(s ,3H);3.85(s,3H);6.90(m,4H);72(m,3H); 7.6(dd,J=8及び1.5Hz,1H)。 IRスペクトル(KBr,cm-1):3410,3100−3000,300 0−2850,2845,2800−2300,1635,1595,1495 ,1460,1235,1115,1025,760。実施例3 80cm3のジクロロメタン中の0.78gの(3aRS,4RS,6SR, 7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソ インドロールの溶液に0.5cm3のトリエチルアミンを加える。反応混合物を 5℃に冷却し、0.54gの(2−ジメチルアミノフェニル)酢酸、0.05g の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物及び0.63gの1−(3−ジメ チルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加える。反応混合物 を5℃に1時間、及び20℃に16時間保持し、次いで100cm3の水で2回 洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)におい て濃縮する。残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(0. 060−0.200mm、直径4cm、高さ50cm)、ジクロロメタン及びメ タノール[体積により97.5/2.5]の混合物を用いて0.7バールの加圧 下で溶離し、65cm3の画分を集める。画分17〜23を濃縮し、15Paに おいて40℃で乾燥した後、0.90gの(3aRS,4RS,6SR,7aS R)−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−ジメチルアミノフェニル) アセチル]−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが白色の粉末の形態 で得られ、 それを50cm3のジオキサンに溶解する。ジオキサン中の5Mの塩酸溶液を3 cm3加え、室温において1時間後、溶液を減圧下(2.7kPa)で濃縮し、 イソプロピルエーテル中で摩砕し、濾過し、15Paにおいて40℃で乾燥する 。1.0gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR)−4−(2−メトキシフ ェニル)−2−[(2−ジメチルアミノフェニル)アセチル]−6−メチル−4 −パーヒドロイソインドロール塩酸塩が得られる。 プロトンNMRスペクトル(250MHz,DMSOd6+数滴のCD3COO D、413°Kの温度において、ppmにおけるδ及びHzにおけるJ):0. 95(d,J=7.5Hz,3H);1.40(ddd,J=17.5、13. 5及び7.5Hz,1H);1.7(m,1H);1.85(d,J=17.5 Hz,1H);2.05(m,1H);2.2(m,1H);2.6(m,1H );3.1(s,6H);3.6(s,2H);3.87(s,3H);6.9 −7.7(m,8H)。 IRスペクトル(KBr,cm-1):3410,3100−3000,300 0−2850,2845,2800−2300,1635,1595,1495 ,1460,1235,1115,1025,760。 2−ジメチルアミノフェニル酢酸は特許出願EP 429,366に記載の方 法に従って製造することができる。実施例4 実施例1と同じ方法で、0.78gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR )−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロ ール及び0.52gの3−インドール酢酸を用いる。シリカゲルのカラム上でク ロマトグラフィーにかけ(0.060−0. 200mm、直径3.5cm、高さ40cm)、ジクロロメタン及びメタノール [体積により96/6]の混合物を用いて0.7バールの加圧下で溶離し、45 cm3の画分を集めた後、画分10〜16を濃縮乾固し、15Paにおいて40 ℃で乾燥した後、1.0gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR)−2−( 3−インドールアセチル)−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4− パーヒドロイソインドロールが白色の固体の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(250MHz,DMSOd6+数滴のCD3COO D、383°Kにおいて、、ppmにおけるδ及びHzにおけるJ):0.9( d,J=6.5Hz,3H);2.2(m,1H);2.6(m,1H);2. 88(t,J=7Hz,1H);3.65(s,2H);3.85(s,3H) ;6.9−7.6(m,9H)。 IRスペクトル(KBr,cm-1):3410,3260,3100−300 0,3000−2850,2835,1625,1585,1415,1450 ,1235,1105,1025,755,745。実施例5 1gの(3aRS,4RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−4 −パーヒドロイソインドロール及び0.87gの2−(S)−(2−メトキシフ ェニル)プロピオン酸から下記の実施例6の実験法に従って反応させることによ り、及びシリカゲルのカラム上の精製の後(粒径0.04〜0.06mm、直径 3.2cm、高さ18cm)、0.19gの(3aR*,4R*,7aS*)− 4−(2−メトキシフェニル)−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル) プロピオニル]−4−パーヒドロイソインドロールが白色の泡の形態で得られる 。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6): 1.3(d,J=7.5,3H,CH3);2.9(ブロードq,J=6. 5,1H,3aにおけるH);3.78(bs,3H,OCH3);3.85( s,3H,OCH3);4.17(bq,J=7.5,CH−CH3);6.9− 7.25(m,8H,芳香族)。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド): 3425,3070,3000−2850,2835,1635,1595 ,1580,1495,1450,1245,1060,1035,755。 (3aRS,4RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−4−パー ヒドロイソインドロールは以下の方法で製造することができる: 16gの(3aRS,4RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキ シフェニル)−4−パーヒドロイソインドロール及び200cm3の無水エタノ ールの混合物を撹拌しながら60℃に加熱し;2gの活性炭担持20%水酸化パ ラジウムを加え、次いで反応混合物を撹拌しながら60℃の温度及び大気圧下に おいて水添する。6時間の反応の後、反応混合物を濾過し、次いで減圧下(2. 7kPa)で濃縮乾固する。5.72gの(3aRS,4RS,7aSR)−4 −(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロールがクリーム色の 泡の形態で得られる。 (3aRS,4RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキシフェニ ル)−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で製造することができる: 250cm3のテトラヒドロフラン中の55.63gの2−メトキシ フェニルマグネシウムブロミドの懸濁液に、室温で撹拌しながら250cm3の テトラヒドロフラン中の20.16gの(3aRS,7aSR)−2−ベンジル −4−パーヒドロイソインドロンの溶液を滴下する。反応混合物を室温で18時 間撹拌し、300cm3の塩化アンモニウム飽和水溶液で処理し、200cm3の エチルエーテルに取り上げ、300cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄す る。沈降が起こった後に有機相を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し 、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上でク ロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直径8.8cm、高さ 41cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積により80/20) を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、1000cm3の画分を集める 。画分4〜27を合わせ、次いで減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。24 .96gの(3aRS,4RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキ シフェニル)−4−パーヒドロイソインドロールが融点が106℃の白色の結晶 の形態で得られる。 (3aRS,7aSR)−2−ベンジル−4−パーヒドロイソインドロンは以 下の方法で製造することができる: 250cm3のジクロロメタン中の20gの2−シクロヘキセノン及び69c m3のN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンの溶液 に、10℃の温度において5滴の三フッ化酢酸を加える。反応混合物をこの温度 で3時間撹拌し、次いで炭酸カリウムを加え、溶液を焼結ガラスロート(sin ter funnel)を通して濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固す る。残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04 〜0.06mm、直 径8.8cm、高さ38cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積 により75/25)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、1000c m3の画分を集める。画分4〜26を合わせ、次いで減圧下(2.7kPa)で 濃縮乾固する。28.23gの(3aRS,7aSR)−2−ベンジル−4−パ ーヒドロイソインドロンが黄色油の形態で得られる。 N−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンはY.Ta rao et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2762( 1985)の方法に従って製造することができる。実施例6 0℃に冷却された40cm3のジクロロメタン中の1.5gの(3aRS,4 RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインド ロール及び1.27gの3−インドール酢酸の溶液に、0.08gの1−ヒドロ キシベンゾトリアゾール及び1.4gの1−(3−ジメチルアミノプロピル)− 3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加える。混合物を室温で18時間撹拌し、次 いで有機相を80cm3の水で2回、次いで80cm3の塩化ナトリウム飽和水溶 液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固 する。残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒径0.0 4〜0.06mm、直径4cm、高さ40cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチ ルの混合物(体積により70/30)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶 離し、40cm3の画分を集める。画分24〜48を合わせ、次いで減圧下(2 .7kPa)で濃縮乾固する。1.21gの(3aRS,4RS,7aSR)− 4−(2−メトキシフェニル)−2−(3 −インドリルアセチル)−4−パーヒドロイソインドロールがオフホワイトの泡 の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6): 2.9(vb,1H,H3a);3.6(bs,2H,CH2CO);3.8 (s,3H,OCH3):6.9−7.5(m,9H芳香族)。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド): 3540,3470,3000−2850,2835,1635,1580 ,1490,1450,1235,1060,1035。実施例7 0.72gの(3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4−(2−メトキシ フェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオール及び0.54gの2− (S)−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸から下記の実施例8の実験法に 従って反応させることにより、及びアルミナのカラム上の精製の後(粒径50〜 150μm、高さ=30cm、直径=4cm)、0.17gの(3aR*,4R *,5R*,7aS*)−4−(2−メトキシフェニル)−2−[2−(S)− (2−メトキシフェニル)]−4,5−パーヒドロイソインドールジオールが得 られ、融点は107〜109℃である。 (3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)− 4,5−パーヒドロイソインドールジオールは以下の方法で製造することができ る: 1.5gの(3aRS,4RS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−4−( 2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオール及び12 00cm3の無水エタノールの混合物を撹拌しながら 60℃に加熱し;0.49gの活性炭担持20%水酸化パラジウムを加え、次い で反応混合物を撹拌しながら60℃の温度及び大気圧下において水添する。2時 間の反応の後、理論的体積の水素が吸収され;反応混合物を濾過し、次いで減圧 下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物を50cm3のイソプロピルエーテ ル中で結晶化する。1.02gの(3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4 −(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールが得 られ、融点は168℃である。 (3aRS,4RS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキ シフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールは以下の方法で製造 することができる: 60cm3のテトラヒドロフラン中の27.6gの2−メトキシフェニルマグ ネシウムブロミドの懸濁液に、室温で撹拌しながら90cm3のテトラヒドロフ ラン中の4.7gの(3aRS,5RS,7aSR)−5−アセトキシ−2−ベ ンジル−4−パーヒドロイソインドロンの溶液を滴下する。反応混合物を室温で 3時間撹拌し、200cm3の塩化アンモニウム飽和水溶液で処理し、200c m3のエチルエーテル及び100gの氷に取り上げる。沈降が起こった後に有機 相を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で 濃縮乾固する。残留物を80cm3の石油エーテル中で結晶化し、次いでシリカ ゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直 径1cm、高さ20cm)、ジクロロメタン及びメタノールの混合物(体積によ り95/5)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、25cm3の画分 を集める。画分14〜21を合わせ、次いで 減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。1.55gの(3aRS,4RS,5 RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パ ーヒドロイソインドールジオールが得られ、融点は140℃である。 (3aRS,5RS,7aSR)−5−アセトキシ−2−ベンジル−4−パー ヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することができる: 150cm3のジクロロメタン中の7.5gの6−アセトキシ−2−シクロヘ キセノン及び16.83cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメ チルベンジルアミンの溶液に、10℃の温度において12滴の三フッ化酢酸を加 える。反応混合物を室温で7時間撹拌し、次いで2gの炭酸カリウムを加え、溶 液を焼結ガラスロート(sinter funnel)を通して濾過し、減圧下 (2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグ ラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直径6cm、高さ35cm)、 ジクロロメタン及びメタノールの混合物(体積により97.5−2.5)を用い て0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、60cm3の画分を集める。画分25 〜39を合わせ、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。6.25gの(3a RS,5RS,7aSR)−5−アセトキシ−2−ベンジル−4−パーヒドロイ ソインドロンが黄色油の形態で得られる。 N−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンはY.Ta rao et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2762( 1985)の方法に従って製造することができる。 6−アセトキシシクロヘキセノンはG.M.Rubotton et al. ,J.Org.Chem.,1978,43,1599により 記載の方法に従って製造することができる。実施例8 0℃に冷却された35cm3のジクロロメタン中の0.25gの(3aRS, 4RS,5RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒ ドロイソインドールジオール及び0.18gの3−インドール酢酸の溶液に、5 mgの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、0.22gの1−(3−ジメチルア ミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩及び0.33gのジイソプロ ピルエチルアミンを加える。混合物を室温で15時間撹拌し、40cm3のジク ロロメタンを加え、有機相を60cm3の水で3回洗浄し、硫酸マグネシウム上 で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。得られるクリーム色の泡を シリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06m m、直径1cm、高さ30cm)、ジクロロメタン及びメタノールの混合物(体 積により93/7)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、25cm3 の画分を集める。画分7〜10を合わせ、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮 乾固する。0.35gの(3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4−(2− メトキシフェニル)−2−[(3−インドリル)アセチル]−4,5−パーヒド ロイソインドールジオールが得られ、融点は166℃である。実施例9 15℃に冷却された10cm3のテトラヒドロフラン中の2.61gの2−メ トキシフェニルマグネシウムブロミドの懸濁液に、撹拌しながら30cm3のテ トラヒドロフラン中の1.3gの(3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル− 2−[(2−メトキシフェニル)アセチル] −4−パーヒドロイソインドロンの溶液を滴下し、続いて2gの無水塩化セシウ ムを加える。反応混合物を室温で18時間撹拌し、80cm3の塩化アンモニウ ム飽和水溶液で処理し、100cm3の酢酸エチルにに取り上げ、100cm3の 塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が起こった後に有機相を分離し、硫 酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。 残留物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0 .06mm、直径3.6cm、高さ22cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチル の混合物(体積により70/30)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離 し、50cm3の画分を集める。画分47〜54を合わせ、次いで減圧下(2. 5kPa)で濃縮乾固する。残留物を1cm3のアセトニトリル中で結晶化する 。0.177gの(3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−( 2−メトキシフェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−4−パ ーヒドロイソインドロールが融点が187℃の白色の結晶の形態で得られる。 (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−[(2−メトキシフェニル )アセチル]−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することがで きる。 2.17gの(3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−パーヒドロイ ソインドロン塩酸塩及び2.12gの2−メトキシフェニル酢酸から実施例6の 実験法に従って反応させることにより、及び1.37gのジイソプロピルエチル アミンを加えることにより、ならびにシリカゲルのカラム上の精製の後(粒径0 .04〜0.06mm、直径3.6cm、高さ20cm)、0.9gの(3aR S,7aRS)−7,7− ジメチル−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソイ ンドロンが融点が128℃の白色の結晶の形態で得られる。 (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−パーヒドロイソインドロン は以下の方法で製造することができる: 25cm3の無水エタノール中の2.31gの(3aRS,7aRS)−2− ベンジル−7,7−ジメチル−4−パーヒドロイソインドロン及び9.96cm3 の1N塩酸の混合物を撹拌しながら60℃に加熱し;0.11gの活性炭担持 20%水酸化パラジウムを加え、次いで反応混合物を撹拌しながら60℃の温度 及び大気圧下において水添する。6時間の反応の後、反応混合物を濾過し、次い で減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。2.17gの(3aRS,7aRS )−7,7−ジメチル−4−パーヒドロイソインドロン塩酸塩がエタノールを含 むピンク色の油の形態で得られる。 (3aRS,7aRS)−2−ベンジル−7,7−ジメチル−4−パーヒドロ イソインドロンは以下の方法で製造することができる: 100cm3のジクロロメタン中の5gの4,4−ジメチル−シクロヘキ−2 −セノン及び12.4cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチ ルベンジルアミンの溶液に、10℃の温度において5滴の三フッ化酢酸を加える 。反応混合物をこの温度で3時間撹拌し、次いで炭酸カリウムを加え、溶液を焼 結ガラスロートを通して濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留 物をシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.0 6mm、直径5.2cm、高さ25cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混 合物(体積により85/15)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、 100cm3の画分を集める。画分39〜63を合わせ、減圧下(2.7kPa )で濃縮乾固する。3.64gの(3aRS,7aRS)−2−ベンジル−7, 7−ジメチル−4−パーヒドロイソインドロンが黄色油の形態で得られる。実施例10 0.78gの7,7−ジメチル−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル )プロピオニル]−4−パーヒドロイソインドロン((3aR,7aR)及び( 3aS,7aS)ジアステレオマーの混合物)及び1.5gの2−メトキシフェ ニルマグネシウムブロミドから出発し、実施例9の実験法に従って反応させるこ とにより、及びシリカゲルのカラム上の精製の後(粒径0.04〜0.06mm 、直径2.8cm、高さ21cm)、0.27gの(3aR*,4R*,7aR *)−7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[2−(S)− (2−メトキシフェニル)プロピオニル]−4−パーヒドロイソインドロールが 白色の泡の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6): 1.1−1.15−1及び0.9(4a,4CH3),1.25及び1.1 7(2d,J=7,2CH3−CH);3.85−3.8−3.78及び3.6 (4s,40CH3);6.7−7.6(m,8H,芳香族)。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド): 3400,3100−3000,3000−2850,2835,1630 ,1600,1585,1495,1245,1065,1035,755。 7,7−ジメチル−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオニ ル]−4−パーヒドロイソインドロン((3aR,7aR)及び(3aS,7a S)ジアステレオマーの混合物)は以下の方法で得ることができる: 1gの(3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−パーヒドロイソイン ドロン塩酸塩及び1.06gの2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオ ン酸から実施例6の実験法に従って反応させることにより、及びシリカゲルのカ ラム上の精製の後(粒径0.04〜0.06mm、直径3.2cm、高さ20. 5cm)、0.96gの7,7−ジメチル−2−[2−(S)−(2−メトキシ フェニル)プロピオニル]−4−パーヒドロイソインドロン((3aR,7aR )及び(3aS,7aS)ジァステレオマーの混合物)が無色の油の形態で得ら れる。実施例11 0.6gの(3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2− メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロール及び0.41gの2−ジ メチルアミノフェニル酢酸から、実施例6の実験法に従って反応させることによ り、及びシリカゲルのカラム上の精製の後に(粒径0.04〜0.06mm、直 径2.8cm、高さ17cm)、0.4gの(3aRS,4RS,7aRS)− 7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−ジメチルアミ ノフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロールが白色の泡の形態で 得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6): 1(s,3H,CH3);1.2(s,3H,CH3);2.6(ms,6H ,N(CH32);3(dd,J=6.5及び6,1H,H7a 又はH3a);3.1(ms,1H);3.4(d,J=11,1H);3.5( mt,4H);3.85(s,3H,OCH3);6.9−7.5(m,8H芳 香族)。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド): 3580,3000−2850,2835,2790,1630,1595 ,1580,1495,1455,1240,1065,1035。 (3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフ ェニル)−4−パーヒドロイソインドロール塩酸塩は以下の方法で製造すること ができる: 21cm3のジオキサン中の1.49gの(3aRS,4RS,7aRS)− 7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−t−ブチルオキシカル ボニル−4−パーヒドロイソインドロールの溶液にジオキサン中の7.4Nの塩 酸溶液35m3を加える。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下(2 .7kPa)で濃縮乾固する。1.47gの(3aRS,4RS,7aRS)− 7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインド ロール塩酸塩が白色の泡の形態で得られる。 (3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフ ェニル)−2−t−ブチルオキシカルボニル−4−パーヒドロイソインドロール は以下の方法で製造することができる: 4.4gの2−メトキシフェニルマグネシウムブロミド及び1.86gの(3 aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−t−ブチルオキシカルボニル−4 −パーヒドロイソインドロンから、実施例9の実験法 に従って反応させることにより、2.6gの(3aRS,4RS,7aRS)− 7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−t−ブチルオキシカル ボニル−4−パーヒドロイソインドロールが融点が178℃の白色の結晶の形態 で得られる。 (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−t−ブチルオキシカルボニ ル−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することができる: 80cm3の乾燥ジクロロメタン中の3gの(3aRS,7aRS)−7,7 −ジメチル−4−パーヒドロイソインドロン塩酸塩及び1.49gのトリエチル アミンの溶液に、3.56gのジ−tert−ブチルジカーボネート、その後0 .18gの4−ジメチルアミノピリジンを加える。反応混合物を室温で1時間撹 拌し、次いで100cm3のクエン酸水溶液で2回、次いで100cm3の炭酸水 素ナトリウム飽和水溶液、及び次いで100cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液 で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、次いで減圧下(2.7kP a)で濃縮乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにか け(粒径0.04〜0.06mm、直径2.8cm、高さ15cm)、シクロヘ キサン及び酢酸エチルの混合物(75/25)を用いて0.5バールの窒素の加 圧下で溶離し、30cm3の画分を集める。画分4〜9を合わせ、減圧下(2. 7kPa)で濃縮乾固する。3.07gの(3aRS,7aRS)−7,7−ジ メチル−2−t−ブチルオキシカルボニル−4−パーヒドロイソインドロンが融 点が130℃の白色の結晶の形態で得られる。実施例12 0.6gの(3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2− メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロール塩酸塩及び0.4gの3 −インドール酢酸から、実施例6の実験法に従って反応させることにより、及び シリカゲルのカラム上の精製の後に(粒径0.04〜0.06mm、直径2.4 cm、高さ15cm)、0.17gの(3aRS,4RS,7aRS)−7,7 −ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−(3−インドリルアセチル) −4−パーヒドロイソインドロールが白色の泡の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSO−d6): 1(s,3H,CH3);1.2(s,3H,CH3);2.65(ddd, J=15、14及び4.5,1H,H5);3(ブロードdd,J=6.5及び 6,H7a又はH3a);3.65(ブロードs,2H,CH2CO);3.9(s ,3H,OCH3);6.9−7.6(m,9H芳香族)。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド): 3580,3475,3000ほ2850,2835,1630,1595 ,1580,1485,1450,1240,1065,1035。実施例13 1.24gの(3aRS,4RS,5RS,7aRS)−7,7−ジメチル− 4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオール及 び0.85gの2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸から、実施 例8の実験法に従って反応させることにより、及びシリカゲルのカラム上の精製 の後に(粒径0.04〜0.06mm、 高さ20cm、直径3cm)、0.45gの(3aR*,4R*,5R*,7a S*)−7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[2−(S) −(メトキシフェニル)プロピオニル]−4,5−パーヒドロイソインドールジ オールが得られ、融点は194℃である。 (3aRS,4RS,5RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2−メ トキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールは以下の方法で 製造することができる: 2.7gの(3aRS,4RS,5RS,7aRS)−2−ベンジル−7,7 −ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドー ルジオール及び75cm3の無水エタノールの混合物を撹拌しながら60℃に加 熱する;0.8gの活性炭担持20%水酸化パラジウムを加え、次いで反応混合 物を撹拌しながら60℃の温度及び大気圧下で水添する。1時間の反応の後、理 論的体積の水素が吸収され、反応混合物を濾過し、次いで減圧下(2.7kPa )で濃縮乾固する。残留物を15cm3のイソプロピルエーテル中で結晶化する 。1.74gの(3aRS,4RS,5RS,7aRS)−7,7−ジメチル− 4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールが 得られ、融点は208℃である。 (3aRS,4RS,5RS,7aRS)−2−ベンジル−7,7−ジメチル −4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオール は以下の方法で製造することができる: 75cm3のテトラヒドロフラン中の33.8gの2−メトキシフェニルマグ ネシウムブロミドの懸濁液に、室温で撹拌しながら75cm3のテトラヒドロフ ラン中の6.6gの(3aRS,5RS,7aRS) −5−アセトキシ−2−ベンジル−7,7−ジメチル−4−パーヒドロイソイン ドロンの溶液を滴下する。反応混合物を室温で15時間撹拌し、200cm3の 塩化アンモニウム飽和水溶液で処理し、200cm3のエチルエーテル及び10 0gの氷に取り上げる。有機相を100cm3のエチルエーテルで3回抽出し、 硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する 。残留物を500cm3の石油エーテルから結晶化する。2.8gの(3aRS ,4RS,5RS,7aRS)−2−ベンジル−7,7−ジメチル−4−(2− メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールが得られ、融 点は190℃である。 (3aRS,5RS,7aRS)−5−アセトキシ−2−ベンジル−7,7− ジメチル−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することができる : 770cm3のジクロロメタン中の23.2gの6−アセトキシ−4,4−ジ メチルシクロヘキ−2−セノン及び0.8cm3の三フッ化酢酸の溶液に、室温 で43cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミ ンを加える。反応混合物を室温で15時間撹拌し、次いで5gの炭酸カリウムを 加え、溶液を焼結ガラスロートを通して濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮 乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0 .04〜0.06mm、直径8cm、高さ53cm)、酢酸エチル及びシクロヘ キサンの混合物(体積により20/80)を用いて0.5バールの窒素の加圧下 で溶離し、250cm3の画分を集める。画分18〜27を合わせ、減圧下(2 .7kPa)で濃縮乾固する。6.6gの(3aRS,5RS, 7aRS)−5−アセトキシ−2−ベンジル−7,7−ジメチル−4−パーヒド ロイソインドロンが黄色油の形態で得られる。 N−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンはY.Ta rao et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2762, (1985)の方法に従って製造することができる。 6−アセトキシ−4,4−ジメチルシクロヘキセノンはD.S.Watt e t al.,Tetrahedron Lett.,1984,25,2839 により記載の方法に従って製造することができる。実施例14 0℃に冷却された40cm3のジクロロメタン中の0.44gの(3aRS, 4RS,5RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル )−4,5−パーヒドロイソインドールジオール及び0.29gの3−インドー ル酢酸の溶液に、5mgの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、0.35gの1 −(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩及び0. 42cm3のジイソプロピルエチルアミンを加える。混合物を室温で15時間撹 拌し、100cm3のジクロロメタンを加え、有機相を50cm3の重炭酸ナトリ ウム水溶液及び60cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシ ウム上で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。得られるクリーム色 の泡をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0. 06mm、直径1cm、高さ30cm)、ジクロロメタン及びメタノールの混合 物(体積により97/3)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、30 cm3の画分を集める。画分5〜7を合わせ、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾 固する;得られる固体を5 cm3のイソプロピルエーテル中で再結晶する。0.48gの(3aRS,4R S,5RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)− 2−[(3−インドリル)アセチル]−4,5−パーヒドロィソィンドールジオ ールが得られ、融点は160〜165℃である。実施例15 25cm3のテトラヒドロフラン中で0.576gのマグネシウム及び4.5 gの2−ブロモアニソールから製造された2−メトキシフェニルマグネシウムブ ロミドの懸濁液に、30℃で撹拌しながら、40cm3のテトラヒドロフラン中 の1.6gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2 −[(2−メトキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロンの溶 液を滴下する。反応混合物を室温で18時間撹拌し、100cm3の塩化アンモ ニウム飽和水溶液で処理し、100cm3の酢酸エチルに取り上げ、100cm3 の水、及び次いで100cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が 起こってから有機相を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下( 2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラ フィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直径3cm、高さ16cm)、シ クロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積により70/30)を用いて0.5 バールの窒素の加圧下で溶離し、35cm3の画分を集める。画分8〜16を合 わせ、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物を4cm3の酢酸エチル 中で結晶化する。0.6gの(3aRS,4RS,7SR,7aRS)−7−メ チル−7−フェニル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−メトキシフ ェ ニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロールが融点が234℃の白色の 結晶の形態で得られる。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−[(2− メトキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で 製造することができる: 40cm3のジクロロメタン中の1.66gの2−メトキシフェニル酢酸の溶 液に、4℃において1.62gのN,N’−カルボニルジイミダゾールを加える 。室温で30分間撹拌した後、30cm3のジクロロメタン中に1.85gの( 3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−4−パーヒドロイ ソインドロン塩酸塩及び0.7gのトリエチルアミンを含む溶液を滴下する。2 時間の撹拌の後、反応混合物を50cm3の水で2回、次いで50cm3の塩化ナ トリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が起こった後に有機相を分離し、硫酸マグ ネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物 をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06 mm、直径3cm、高さ15cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物( 体積により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、50c m3の画分を集める。画分16〜60を合わせ、次いで減圧下(2.5kPa) で濃縮乾固する。残留物を30cm3の酢酸エチル中で結晶化する。1.3gの (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−[(2−メ トキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロンが融点が160℃ の白色の結晶の形態で得られる。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−4−パ ーヒドロイソインドロン塩酸塩は以下の方法で製造することができる: 4.27gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル− 2−ビニルオキシカルボニル−4−パーヒドロイソインドロンを100cm3の 塩酸飽和テトラヒドロフランに溶解する。室温で1時間撹拌した後、溶液を減圧 下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物を100cm3の無水エタノールに 取り上げ、60℃に1時間加熱する。減圧下(2.7kPa)で溶媒を蒸発させ た後、3.71gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニ ル−4−パーヒドロイソインドロン塩酸塩が黄色油の形態で得られる。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−ビニルオ キシカルボニル−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することが できる: 100cm3の1,2−ジクロロエタン中の9gの(3aRS,7SR,7a RS)−2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル−4−パーヒドロイソインド ロンの溶液に、室温で2.84gのビニルクロロホルメートを加え、その後2時 間加熱還流する。溶液を減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固し、残留物をシリカ ゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直 径4cm、高さ23cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積によ り90/10)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、100cm3の 画分を集める。画分17〜34を合わせ、減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固す る。4.27gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル −2−ビニルオキシカルボニル−4−パーヒドロイソインドロンが黄色油の形態 で得られる。 (3aRS,7SR,7aRS)−2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル −4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することができる: 65cm3のジクロロメタン中の14.5gの4−メチル−4−フェニル−シ クロヘキ−2−セノン及び24.45cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメ チルシリルメチルベンジルアミンの溶液に、25℃の温度で3滴の三フッ化酢酸 を加える。反応混合物をこの温度で30分間撹拌し、次いで2時間加熱還流する 。冷却後、10gの炭酸カリウムを加え、混合物を15分間撹拌し、次いで溶液 を焼結ガラスロートを通して濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。 残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0 .06mm、直径5cm、高さ39cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混 合物(体積により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、 100cm3の画分を集める。画分8〜30を合わせ、減圧下(2.5kPa) で濃縮乾固する。9gの(3aRS,7SR,7aRS)−2−ベンジル−7− メチル−7−フェニル−4−パーヒドロイソインドロンが黄色油の形態で得られ る。 N−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンはY.Ta rao et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2762, (1985)の方法に従って製造することができる。 4−メチル−4−フェニルシクロヘキ−2−セノンはH.E.Zimmerm an and G.Jones,J.Amer.Chem.Soc.,92(9 ),2753,(1970)の方法に従って製造することができる。実施例16 0℃に冷却された20cm3のジクロロメタン中の0.52gの2−メトキシ フェニル酢酸の溶液に、0.5gのN,N’−カルボニルジイミダゾールを加え 、その後0℃で45分間撹拌した後に0.74gの(3aRS,4RS,5RS ,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−5−メチル−4−パーヒドロイ ソインドロールを加える。混合物を室温で18時間撹拌し、次いで有機相を40 cm3の水で2回、次いで40cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸 マグネシウム上で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシ リカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm 、直径2cm、高さ15cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積 により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、25cm3 の画分を集める。画分10〜20を合わせ、次いで減圧下(2.7kPa)で濃 縮乾固する;残留物をアセトニトリル中で結晶化する。0.5gの(3aRS, 4RS,5RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−2−(2−メト キシフェニルアセチル)−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが融点 が198℃の白色の結晶の形態で得られる。 (3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)− 5−メチル−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で製造することがで きる: 15cm3の無水エタノール中の1gの(3aRS,4RS,5RS,7aS R)−2−ベンジル−4−(2−メトキシフェニル)−5−メチル−4−パーヒ ドロイソインドロールの溶液に、2gの活性炭担持20 %水酸化パラジウムを加え、次いで反応混合物を60℃の温度及び大気圧におい て撹拌しがら水添する。1時間の反応の後、反応混合物を濾過し、減圧下(2. 7kPa)で濃縮乾固する。0.74gの(3aRS,4RS,5RS,7aS R)−4−(2−メトキシフェニル)−5−メチル−4−パーヒドロィソインド ロールが黄色の泡の形態で得られる。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド):3425,3075 −3025−3000,2955,2880,2835,1595−1500− 1485,1460,1375,1235,1025,750。 (3aRS,4RS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキ シフェニル)−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で製 造することができる。 15cm3のテトラヒドロフラン中の2.13gの2−メトキシフェニルマグ ネシウムブロミドの懸濁液に、室温で撹拌しながら15cm3のテトラヒドロフ ラン中の0.7gの(3aRS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−5−メチ ル−4−パーヒドロイソインドロンの溶液を滴下する。反応混合物を室温で48 時間撹拌し、50cm3の塩化アンモニウム飽和水溶液で処理し、酢酸エチルに 取り上げ、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が起こってから有機相を 分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮 乾固する。残留物をMerckシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにか け(粒径0.04〜0.06mm、直径2cm、高さ15cm)、シクロヘキサ ン及び酢酸エチルの混合物(体積により60/40)を用いて0.5バールの窒 素の加圧下で溶離し、25cm3の画分を集める。画分1 0〜20を合わせ、次いで減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。1gの(3 aRS,4RS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−4−(2−メトキシフェ ニル)−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが黄色油の形態で得られ る。 (3aRS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−5−メチル−4−2−パー ヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することができる: 15cm3のジクロロメタン中の1gの6−メチルーシクロヘキ−2−セノン の溶液に室温において3滴の三フッ化酢酸、その後3.6cm3のN−ブトキシ メチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンを加える。反応混合物を撹 拌しながら3時間還流させる。冷却後、炭酸カリウムを加え、溶液を焼結ガラス ロートを通して濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシリ カゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、 直径2cm、高さ20cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積に より60/40)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、25cm3の 画分を集める。画分10〜20を合わせ、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固す る。7gの(3aRS,5RS,7aSR)−2−ベンジル−5−メチル−4− パーヒドロイソインドロンが無色の油の形態で得られる。 6−メチルシクロヘキ−2−セノンはJ.Tsuji et al.,Tet rahedron Lett.,24,1797(1993)の方法に従って製 造することができる。実施例17 4.5gの2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸及び5gの( 3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4−(2−メトキシ フェニル)−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロールから、実施例16の 実験法に従って反応させることにより、及びシリカゲルのカラム上における精製 の後(粒径0.04〜0.06mm、直径5.4cm、高さ35cm、シクロヘ キサン及び酢酸エチルの混合物(体積により80/20)を用いて0.5バール の窒素の加圧下で溶離し、75cm3の画分を集める)、0.84g(画分32 〜40)の(3aR*,4R*,5R*,7aS*)−4−(2−メトキシフェ ニル)−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−5−メ チル−4−パーヒドロイソインドロール(A型)が白色の泡の形態で、及び0. 27g(画分69〜85)の(3aS*,4S*,5S*,7aR*)−4−( 2−メトキシフェニル)−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピ オニル]−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロール(B型)が白色の泡の 形態で得られる。 A型のプロトンNMRスペクトル(DMSO−d6+CH3COOD、T=39 3°K):0.57(d,3H,CH3),1.3(d,3H,CH3);1.9 −1.3(m,4H,2CH2);2.43(m,1H,CH);2.52(m ,1H,CH);2.83(m,1H,CH);3.6−3.1(m,4H,2 CH2);3.75(s,3H,OCH3);3.82(s,3H,OCH3); 4.14(q,1H,CH);7.3−6.8(m,8H,芳香族)。 A型のIRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド):3576,3 436,3105−3068,2959−2929−2875,2836,16 36,1598−1580−1491,1457−1435,1371,123 9,1062,1028,755。 B型のプロトンNMRスペクトル(DMSO−d6+CH3COOD、T=39 3°K):0.6(d,3H,CH3);1.31(d,3H,CH3);1.8 5−1.3(m,4H,2CH2);2.48(m,1H,CH);2.5(m ,1H,CH);2.8(t,1H,CH);3.55−2.9(m,4H,2 CH2);3.75(s,3H,OCH3);3.85(s,3H,OCH3); 4.18(q,1H,CH);7.6−6.85(m,8H,芳香族)。 B型のIRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド):3425,3 106−3068,2958−2930−2876,2836,1626,15 99−1580−1492,1461−1436,1378−1370,123 9,1062,1028,755。実施例18 60cm3のジクロロメタン中の3gの(3aRS,4RS,6SR,7aS R)−6−ヒドロキシメチル−4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロ イソインドロール及び1.8gの(2−メトキシフェニル)酢酸の溶液に、2. 3gの1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩 を加える。20℃において20時間撹拌した後、反応混合物を30cm3の水で 洗浄し、硫酸マグネシウム上て乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する 。残留物を酢酸エチル中、次いで酢酸エチル及びメタノールの混合物(体積によ り95/5)中でシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかける(粒径0 .06〜0.20mm、高さ40cm)。減圧下で乾燥した後、白色の固体が得 られ、それはエチルエーテル及びアセトニトリルの混合物中で再結晶した後、2 .1gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR)−6− ヒドロキシメチル−4−[(2−メトキシ)フェニル]−2−[(2−メトキシ フェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロールを白色の結晶の形態で 与える。融点=162℃。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6+CH3C OOD,250MHz,T=403°K、ppmにおけるδ):1.42及び1 .85(m及びd,2x1H,CH−C 2−CH);1.69及び2.04( d及びt,2x1H,C−C 2−CH);2.17(m,1H,1−CH2O H);2.57(m,1H,CH2−C−CH);2.85(t,1H,CH −C−C);3.17及び3.40(m及びd,2x1H,−N−C 2−C H);3.35(d,2H,O−C 2−CH);3.47(s,2H,CO− C 2−Ph);3.49(m,2H,N−C 2−CH);3.75(s,3H ,OC 3);3.82(s,3H,OC 3),6.80−755(8H,芳香 族)。 赤外スペクトル(KBr)、特性バンド(cm-1):3430,3075,3 000−2875,2835,1620,1605,1495,1485,14 60,1435,1245,1055,1030,750。 (3aRS,4RS,6SR,7aSR)−6−ヒドロキシメチル−4−(2 −メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で得るこ とができる。 75cm3のエタノール中の3.1gの(3aRS,4RS,6SR,7aS R)−2−ベンジル−6−ヒドロキシメチル−4−(2−メトキシフェニル)− 4−パーヒドロイソインドロール及び0.5gの活性担持20%水酸化パラジウ ムの懸濁液を大気圧において60℃で3時間水 添する。続いて反応混合物を濾過し、減圧下(2.7kPa)で蒸発乾固する。 3.0gの(3aRS,4RS,6SR,7aSR)−6−ヒドロキシメチル− 4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロールが白色の泡の 形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6+CH3COOD,250MHz,p pmにおけるδ):1.41及び1.90(m及びd,2x1H,CH−C 2 −CH);1.60及び2.22(d及びt,2x1H,C−C 2−CH); 2.10(m,1H,1−CH2OH);2.59(m,1H,CH2−C− CH);2.95(m,1H,CH−C−C);2.95(m,2H,N−C 2 −CH);3.20及び3.32(m,2H,N−C 2−CH);3.30 (s,2H,O−C 2−CH);3.81(s,3H,OC 3);7.00− 7.64(m,4H,芳香族)。 赤外スペクトル(KBr)、特性バンド(cm-1):3420,3075,2 920,2880,1595,1575,1485,1460,1235,10 55,1030,755。 (3aRS,4RS,6SR,7aSR)−2−ベンジル−6−ヒドロキシメ チル−4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロールは以下 の方法で製造することができる: 200cm3の無水テトラヒドロフラン中の2−メトキシフェニルマグネシウ ムブロミド(24.9cm3の2−ブロモアニソール及び4.86gのマグネシ ウムから製造)の懸濁液に、60cm3の無水テトラヒドロフラン中の8.0g の(3aRS,6SR,7aSR)−6−アセトキシメチル−2−ベンジル−4 −パーヒドロイソインドロンの溶液 を加える。反応混合物を20℃で20時間撹拌し、次いで+5℃に冷却し、12 0cm3の塩化アンモニウム飽和水溶液及び100cm3の酢酸エチルで処理する 。混合物の濾過の後、有機相をブラインで洗浄し、次いで硫酸マグネシウム上で 乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物を1,2−ジクロロエ タン及びメタノールの混合物(体積により95/5)中でシリカゲルのカラム上 のクロマトグラフィーにかける(粒径0.06〜0.200mm、高さ40cm )。エチルエーテル中における再結晶の後、3.2gの(3aRS,4RS,6 SR,7aSR)−2−ベンジル−6−ヒドロキシメチル−4−(2−メトキシ フェニル)−4−パーヒドロイソインドロールが融点が110℃の白色の固体の 形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(CDCl3+CH3COOD,250MHz,T= 333°K,ppmにおけるδ):1.40及び1.85(m及びd,2x1H ,CH−C 2−CH);1.75及び2.05(t及びd,2x1H,C−C 2 −CH);2.28(m,1H,CH2−C−CH2);2.82(m,1 H,CH2−C−CH);3.03(t,1H,CH−C−C);3.11 及び3.50(d,2x1H,N−C 2−CH);3.38及び3.52(t ,2x1H,N−C 2−CH);3.50(m,2H,O−C 2−CH);3 .86(s,3H,OC 3);4.28及び4.40(d,2x1H,N−C 2 Ph);6.85−7.45(m,9H,芳香族)。 赤外スペクトル(KBr)、特性バンド(cm-1):3560,3420,3 060,3025,3005,2910,2850,2800,1590,15 75,1495,1480,1230,1055,10 30,755,735,700。 (3aRS,6SR,7aSR)−6−アセトキシメチル−2−ベンジル−4 −パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造することができる: 60cm3の乾燥ジクロロメタン中の6.5gの5−アセトキシメチル−2− シクロヘキセン−1−オン[J.Am.Chem.Soc.,110,2919 (1988)]及び14gのN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチル ベンジルアミンの溶液に、2滴の三フッ化酢酸を加える。反応混合物を還流させ 、同じ温度に30分間保持し、次いで20℃で1時間放置する。1.0gの炭酸 カリウムを加えた後、得られる懸濁液を濾過し、濾液を減圧下(2.7kPa) で濃縮乾固する。得られる油状の残留物をシクロヘキサン及び酢酸エチルの混合 物中(体積により40/60)、次いで酢酸エチル中でシリカゲルのカラム上の クロマトグラフィーにかける(粒径0.06〜0.2mm、高さ42cm)。8 .2gの(3aRS,6SR,7aSR)−6−アセトキシメチル−2−ベンジ ル−4−パーヒドロイソインドロンが黄色がかった油の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(CDCl3+CH3COOD,250MHz,pp mにおけるδ):1.82(m,2H,CH−C 2−CH);2.03(s, 3H,C 3CO);2.2(m,1H,C);2.27及び2.42(t及 びdd,2x1H,−COC 2−);2.40及び3.60(t,2x1H, N−C 2−CH);3.10(td,1H,C);3.22(m,1H,C );3.60及び3.75(m,2x1H,N−C 2−CH);4.00( m,2H,O−C 2) ;4.10及び4.23(d,2x1H,N−C 2−Ph);7.30−7. 45(m,5H,芳香族)。 赤外スペクトル(CCl4),特性バンド(cm-1):3105,3090, 3065,3030,2920,2795,1745,1712,1605,1 585,1495,1455,1425,1365,1240,1035,70 0。実施例19 実施例16と同じ方法で、しかし1.46gの(3aRS,4RS,7SR, 7aRS)−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル)−7− メチル−4−パーヒドロイソインドロール及び0.83gの(2−メトキシフェ ニル)酢酸から行う。シリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(0. 060−0.200mm、直径2.5cm、高さ20cm)、ジクロロメタン及 びメタノールの混合物(体積により91/9)を用いて0.5バールの加圧下で 溶離し、60cm3の画分を集めた後、画分2〜5を濃縮し、アセトニトリル中 で再結晶し、15Paにおいて40℃で乾燥した後、1.35gの(3aRS, 4RS,7SR,7aRS)−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシ フェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−7−メチル−4−パ ーヒドロイソインドロールが融点が205℃の白色の固体の形態で得られる。 (3aRS,4RS,7SR,7aRS)−7−(ヒドロキシメチル)−4− (2−メトキシフェニル)−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロールは以 下の方法で製造することができる: 3.5gの(3aRS,4RS,7SR,7aRS)−2−ベンジル −7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル)−7−メチル−4 −パーヒドロイソインドロール、2.0gの活性炭担持20%水酸化パラジウム 及び75cm3のエタノールの混合物を50℃に加熱する。水素を2時間散布し た後、反応混合物を室温に冷却し、窒素流でフラッシし、濾過し、減圧下(2. 7kPa)で濃縮する。1.5gの(3aRS,4RS,7SR,7aRS)− 7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル)−7−メチル−4− パーヒドロイソインドロールが白色の固体の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6+CH3COOD,250MHz,p pmにおけるδ):1.05及び1.80(2m,2x1H,C−C 2−CH2 );1.20(s,3H,C 3);1.45及び2.75(d及びtd,2x 1H,C−C 2−CH2);2.20(m,1H,C−CH2N);2.80 及び2.90(t及びdd,2x1H,C 2−N);3.05(t,1H,C −C−CH2N);3.20(s,2H,C 2OH);3.20及び3.40 (t及びd,2x1H,C 2−N),3.84(s,3H,OC 3),6.9 0−7.60(4H芳香族)。 (3aRS,4RS,7SR,7aRS)−2−ベンジル−7−(ヒドロキシ メチル)−4−(2−メトキシフェニル)−7−メチル−4−パーヒドロイソイ ンドロールは以下の方法で得ることができる: 60cm3のテトラヒドロフラン中の1.52gのリチウムアルミニウムハイ ドライドの懸濁液に、60cm3のテトラヒドロフランに溶解された8.7gの 2−ベンジル−4,7−エタノ−4−(2−メトキシフェニル)−7−メチルパ ーヒドロピラノ[3,4−c]ピロール−6 −オンを加える。室温で2時間後、10cm3の水、その後200cm3の酢酸エ チルを滴下する。得られる混合物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧 下(2.7kPa)で濃縮乾固する。7.0gの(3aRS,4RS,7SR, 7aRS)−2−ベンジル−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフ ェニル)−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが白色の固体の形態で 得られる。 プロトンNMRスペクトル(CDCl3,250MHz,ppmにおけるδ) :1.00及び1.80(2m,2x1H,C−C 2−CH2);1.20(s ,3H,C 3);1.30及び2.60(m,2x1H,C−CH2−C 2) ;2.25(m,1H,C−CH2N);2.30及び2.65(m,2x1 H,C 2−N);2.40及び3.00(m,2x1H,C 2−N),3.0 0(m,1H,C−CH2N);3.30(m,2H,C 2OH);3.55 及び3.70(d,2x1H,N−C 2Ph),3.80(s,3H,OC 3 ),6.80−8.00(9H芳香族)。 2−ベンジル−4,7−エタノ−4−(2−メトキシフェニル)−7−メチル パーヒドロピラノ[3,4−c]ピロール−6−オンは以下の方法で製造するこ とができる: 200cm3のテトラヒドロフラン中の、18cm3の2−ブロモアニソール及 び3.8gのマグネシウムから製造された2−メトキシフェニルマグネシウムブ ロミドの懸濁液に、室温で100cm3のテドヒドロフランに溶解された31g の(3aRS,7SR,7aRS)−7−(アリルオキシカルボニル)−2−ベ ンジル−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロンを滴下する。室温で1時間 後、200cm3の26%塩 化アンモニウム水溶液を30分かけて入れ、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、 有機相を水(2x150cm3)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウム上で乾燥し 、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮する。得られる残留物をシリカゲルの カラム上でクロマトグラフィーにかけ(0.060〜0.200mm、直径8c m、高さ60cm)、酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物[体積により:2 0/80(4dm3)次いで30/70(4dm3)及び40/60(4dm3) ]を用いて0.5バールの加圧下で溶離し、500cm3の画分を集める。画分 14〜22を合わせ、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。13.1gの2 −ベンジル−4,7−エタノ−4−(2−メトキシフェニル)−7−メチルパー ヒドロピラノ[3,4−c]ピロール−6−オンが得られる。 プロトンNMRスペクトル(CDCl3+CH3COOD,250MHz,pp mにおけるδ):1.15(s,3H,C 3),1.80,1.95及び2. 70(4H,C 2−C 2),2.30及び3.65(t及びdd,2x1H, CH−C 2−N),2.40及び3.25(t,2H,CH−C 2−N)2. 90(m,1H,C−CH2N),3.80(s,3H,OC 3),3.90 (m,1H,C−CH2N),3.92及び4.13(d,2x1H,O−C 2 −CH),6.80−7.60(9H芳香族)。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−アリルオキシカルボニル−2−ベンジ ル−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で得ることができ る: 350cm3のジクロロメタン中の35gの4−アリルオキシカルボニル−4 −メチルシクロヘキ−2−セノン及び63cm3のN−ブトキ シメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンの溶液に、10滴の三フ ッ化酢酸を加える。15分後に反応混合物は還流に達し、次いでゆっくり(3時 間)20℃に戻る。10gの炭酸カリウムを混合物に加え、それを30分間撹拌 し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮する。得られる残留物をシリカゲル のカラム上のクロマトグラフィーにかけ(0.060〜0.200mm、直径9 cm、高さ60cm)、酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物[体積により: 30/70(6dm3)次いで40/60(6dm3)及び50/50(6dm3 )]を用いて0.5バールの加圧下で溶離し、1000cm3の画分を集める。 画分9〜15を合わせ、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固し、31gの(3a RS,7SR,7aRS)−7−アリルオキシカルボニル−2−ベンジル−7− メチル−4−パーヒドロイソインドロンが油の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(CDCl3+CH3COOD,250MHz,pp mにおけるδ):1.42(s,3H,C 3);2.00から3.80の間( 10H,2倍のC−CH2N,N−C 2−CH及びC−C 2−CH2);4. 50(d,2H,O−C 2−CH);5.20及び5.30(dd,2x1H ,CH=C 2);5.85(m,1H,C=CH2);7.15−7.35( 5H芳香族)。 N−ブトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミンはY.Te rao et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2762( 1985)の方法に従って製造することができる。 4−アリルオキシカルボニル−5−メチルシクロヘキ−2−セノンはP.E. Vordam,J.Org.Chem.,55,3693(1 990)により記載の方法と類似の方法により製造することができる。実施例20 +5℃に冷却された50cm3のメタノール中の0.5gの(3aRS,7R S,7aSR)−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェニル)−2−[(2 −メトキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロンの懸濁液に0 .027gのナトリウムボロハイドライドを加える。5℃において2時間撹拌し た後、0.2cm3の1N塩酸を反応溶液に加え、次いでそれを減圧下で濃縮乾 固する。残留物を50cm3の水及び70cm3のジクロロメタンに取り上げる。 撹拌後、得られる懸濁液を濾過し、濾液の有機相を水で洗浄し、次いで硫酸マグ ネシウム上で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。0.42gの( 3aRS,4RS,7SR,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−2− [(2−メトキシフェニル)アセチル]−4,7−パーヒドロイソインドールジ オールが白色の泡の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6+CH3COOD):1.60(mt ,J=12.5,8及び4,1H,5位におけるH);1.70(mt,J=1 4及び8,1H,5位におけるH);2.05(mt,J=14、12.5及び 3,1H,6位におけるH);2.45(mt,J=14及び4,1H,5位に おけるH);2.7(mt,1H,7a位におけるH);3.0(ブロードdd ,J=7,1H,3a位におけるH);3.20(cplx,1H,3位におけ るH);3.45(dd,J=12及び1.5,1H,3位におけるH);3. 58(mt,3H,1位におけるH及びCH2CO);3.75(cplx,1 H,1位におけるH);3.8(s,3H,OCH3);3.9(s,3H, OCH3);4.05(mt,1H,7位におけるH);6.95−7.60( m,8H,芳香族)。 赤外スペクトル(CH2Cl2)、特性バンド(cm-1):3600+3530 ,2975,2880,2835,1630,1600+1580+1495, 1465,1440,1245,1060,1030。 (3aRS,7RS,7aSR)−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェ ニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソイン ドロンは以下の方法で製造することができる: 60cm3の無水ジクロロメタン中の2.8gの(3aRS,7RS,7aS R)−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソイ ンドロン及び1.3cm3のトリエチルアミンの溶液に、1.55gの(2−メ トキシフェニル)酢酸、0.03gのヒドロキシベンゾトリアゾール水和物及び 1.96gの1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド 塩酸塩を加える。20℃において20時間撹拌した後、反応混合物を100cm3 の水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、次いで減圧下(2.7kPa) で濃縮乾固する。得られる残留物をエチルエーテル中で再結晶し、結晶から排水 し、次いで減圧下(2.7kPa)で乾燥する。3.1gの(3aRS,7RS ,7aSR)−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェニル)−2−[(2− メトキシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロイソインドロンが融点が184 ℃の白色の固体の形態で得られる。 (3aRS,7RS,7aSR)−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェ ニル)−4−パーヒドロイソインドロン塩酸塩は、60cmのメタノール及び1 0cm3の1N塩酸中の3.3gの(3aRS,7R S,7aSR)−2−ベンジル−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェニル )−4−パーヒドロイソインドロンの懸濁液を0.6gの活性炭担持10%水酸 化パラジウムの存在下に、大気圧において20℃で24時間水添することにより 製造することができる。反応混合物を濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾 固する。2.8gの(3aRS,7RS,7aSR)−7−ヒドロキシ−7−( 2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロン塩酸塩が泡の形態で得 られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6+CH3COOD):2.90(ブロ ードd,J=8,1位における2H);3.35(mt,3H,3位における2 H及び3a位におけるH又は7a位におけるH);3.8(mt,J=8及び1 0,1H,3a位におけるH又は7a位におけるH);3.9(s,3H,OC H3);7.0−7.55(m,4H,芳香族)。 赤外スペクトル(KBr)、特性バンド(cm-1):3400,3000−2 250,1600+1580+1490,1455+1440,1240,10 55,1025,795+760。 (3aRS,7RS,7aSR)−2−ベンジル−7−ヒドロキシ−7−(2 −メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロンは以下の方法で製造する ことができる: 70cm3の乾燥ジクロロメタン中の7gの(3aRS,7RS,7aSR) −2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−4−(2−メトキシフェニル)−4−パ ーヒドロイソインドロールの溶液に、6.5cm3のトリエチルアミン及び6. 5cm3の三フッ化酢酸を加える。室温で3時間撹拌した後、+5℃に冷却され た反応混合物を50cm3の1N水酸 化ナトリウムを用いて塩基性とする。有機相を分離し、水で洗浄し、硫酸マグネ シウム上で乾燥し、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。得られる油 をジイソプロピルエーテル中で結晶化する。次いで石油エーテルで洗浄された固 体から排水し、40℃において減圧下で乾燥する。3.4gの(3aRS,7R S,7aSR)−2−ベンジル−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェニル )−4−パーヒドロイソインドロンがクリーム色の固体の形態で得られ、融点は 96℃である。 (3aRS,7RS,7aSR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−4− (2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロールは以下の実験法に 従って製造することができる: 30cm3の乾燥エチルエーテル中の2−メトキシフェニルマグネシウムブロ ミド(19.3cm3の2−ブロモアニソール及び3.7gのマグネシウムから 製造)の懸濁液に、100cm3のエチルエーテル中の18.1gの(3aRS ,7aSR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−4−パーヒドロイソインド ロンの溶液を30分かけて加える。続いて反応混合物を1時間還流させ、次いで 50cm3のテトラヒドロフランで希釈する。3時間還流させ、20℃において 20時間の後、混合物を+5℃に冷却し、100cm3の塩化アンモニウム飽和 水溶液で処理し、200cm3の酢酸エチルで抽出する。 有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮乾固する。 残留物をシクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積により80/20)中で シリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにより精製する(粒径0.06〜0 .20mm)。生成物を減圧下(15Pa)で乾燥した後、7gの(3aRS, 7RS,7aSR)−2−ベンジル −7,7−ジメトキシ−4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソイ ンドロールが油の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(C66):1.80(mt,2H,5位における H及び6位におけるH);2.10(dd,J=9及び5,1H,1位における H);2.30(dd,J=11.5及び10,1H,3位におけるH);2. 5(mt,J=14及び4,1H,5位におけるH);2.7及び3.0(mt ,3H,6位におけるHおよび1位におけるH及び3a位又は7a位におけるH );3.10(s,3H,OCH3);3.20(s,3H,OCH3);3.2 5(mt,2H,3位におけるH及びN−CH2−Ph);3.40(mt,2 H,7a位におけるH及びN−CH2−Ph);3.50(s,3H,OCH3) ;6.7−8.6(m,9H,芳香族)。 赤外スペクトル(KBr)、特性バンド(cm-1):3090+3070+3 030,2930,2850,2830,2810+2730,1600+15 80+1485,1370,1465+1435,1235,1060,103 5,700。 (3aRS,7aSR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−4−パーヒド ロイソインドロンは、200cm3のエタノール中の19gの(3aRS,7a SR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−2,3,3a,4,7,7a−ヘ キサヒドロ−1H−4−イソインドロンの懸濁液をRaneyニッケル(4cm3 の濾過された市販の50%水性懸濁液、20cm3のエタノールで3回洗浄)の 存在下に、大気圧において、及び20℃において6時間水添することにより製造 することができる。反応混合物を濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固す る。18. 1gの(3aRS,7aSR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−4−パー ヒドロイソインドロンが明褐色の油の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(CDCl3):3.18(s,3H,OCH3); 3.2(s,3H,OCH3);3.6(ab,J=12.5,2H,N−CH2 −Ph);7.30(mt,5H,フェニル)。 赤外スペクトル(CCl4)、特性バンド(cm-1):3090+3070+ 3030,2960,2930,2870,2835,2800+2730,1 740,1715,1495,1470,1455,1245,1030,70 0。 (3aRS,7aSR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−2,3,3a ,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロンは以下の方法で製造 することができる: 150cm3の乾燥ジクロロメタン中の22.9gの4,4−ジメトキシ−2 ,5−シクロヘキサジエン−1−オン[J.Org.Chem.,52,276 3(1987)]及び46cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメチルシリル メチルベンジルアミンの溶液に、3cm3の三フッ化酢酸を滴下する。反応混合 物が還流に達したら、それを室温に戻し、次いで1時間撹拌する。5gの炭酸カ リウムを加えた後、得られる懸濁液を濾過し、濾液を減圧下(2.7kPa)で 濃縮乾固する。得られる残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーに より精製し(粒径0.06〜0.20mm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの 混合物(体積により90/10次いで80/20)を用いて溶離する。19gの (3aRS,7aSR)−2−ベンジル−7,7−ジメトキシ−2,3,3a, 4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロンが 油の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6):2.8(mt,J=6.5及び 1.5,1H,7a位又は3a位におけるH);3.10(mt,1H,7a位 又は3a位におけるH);3.17(s,3H,OCH3);3.2(s,3H ,OCH3);3.6(ab,J=13.5,2H,NCH2Ph);6.18( d,J=9,1H,5位におけるH);6.9(dd,J=9及び2.5,1H ,6位におけるH);7.3(mt,5H,芳香族)。 赤外スペクトル(CCl4)、特性バンド(cm-1):3095+3070+ 3030,2930,2830,2800+2740,1690,1645,1 495,1455,1380,1235,1045,700。実施例21 −70℃に冷却されたアルゴン雰囲気下の0.5gの(3aRS,7RS,7 aSR)−7−ヒドロキシ−7−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−メト キシフェニル)アセチル]−4−パーヒドロキシイソインドロンの懸濁液に、エ チルエーテル中の1.6Mのメチルリチウム溶液4cm3をゆっくり加える。室 温に戻り、3時間撹拌した後、反応混合物を+5℃に冷却し、その後25cm3 の塩化アンモニウム飽和水溶液及び20cm3の酢酸エチルを加える。有機相を 硫酸マグネシウム上で乾燥し、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。 残留物を酢酸エチル中、及び次いで酢酸エチルとメタノールの混合物(体積によ り90/10)中でシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかける(粒径 0.06〜0.20mm)。減圧下で乾燥し、アセトニトリル 中で再結晶した後、0.1gの(3aRS,4RS,7aSR)−4−(2−メ トキシフェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−7−メチル− 4,7−パーヒドロイソインドールジオールが融点が180℃の白色の結晶の形 態で得られる。実施例22 6cm3のピリジン中の0.81gの(3aRS,4RS,7aRS)−7, 7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−メトトキシフェニ ル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソ インドロールの溶液に、5cm3のピリジンに溶解された0.5gの四酸化オス ミウムを加える。反応混合物を室温で48時間撹拌し、その後15cm3の水中 の0.9gの亜硫酸水素ナトリウムの溶液、及び次いで10cm3のピリジンを 加え;混合物をデカンテーションし、10cm3の水で3回、次いで10cm3の 塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が起こった後に有機相を分離し、硫 酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。 残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0 .06mm、直径2cm、高さ20cm)、1,2−ジクロロエタン及びメタノ ールの混合物(体積により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で 溶離し、25cm3の画分を集める。画分5〜10を合わせ、次いで減圧下(2 .5kPa)で濃縮乾固する。残留物をジイソプロピルエーテル中で摩砕する。 0.169gの(3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2 −メトキシフエニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−4,5, 6−パーヒドロイソインドールトリオールが白色の泡の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6)、室温において2つの回転異性体 : 1.2(s,6H,2CH3);2.23(m,1H,CH);3.2−3. 7(m,8H,CHOH+2CH2N+CH2CO);3.8(s,3H,OCH3 );3.9(s,3H,OCH3);4.74(d,1H,CHOH);6.9 −7.3(m,8H,芳香族)。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド):3375,3075 ,2960,2910,2880,2835,1620,1600−1495− 1485,1465−1440,1250,1085−1055,1030,7 55。 15℃に冷却された70cm3のテトラヒドロフラン中の22.73gの2− メトキシフェニルマグネシウムブロミドの懸濁液に、10cm3のテトラヒドロ フラン中の6.77gの(3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−[( 2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒド ロ−1H−4−イソインドロンの溶液を撹拌しながら滴下し、その後5.3gの 無水塩化セシウムを加える。反応混合物を室温で18時間撹拌し、80cm3の 塩化アンモニウム飽和水溶液で処理し、100cm3の酢酸エチルに取り上げ、 100cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が起こった後に有機 相を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で 濃縮乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒 径0.04〜0.06mm、直径5.5cm、高さ30cm)、シクロヘキサン 及び酢酸エチルの混合物(体積により50/50)を用いて0.5バールの窒素 の加圧下で溶離し、75cm3の画分を集める。 画分17〜40を合わせ、次いで減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。4. 98gの(3aRS,4RS,7aRS)−7,7−ジメチル−4−(2−メト キシフェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a, 4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロールが無色の油の形態で 得られる。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド):3500,2945 ,2885,2855,2840,1640,1600−1580−1495, 1465,1245,1025。 (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−[(2−メトキシフェニル )アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソイ ンドロンは以下の方法で製造することができる: 実施例16の実験法に従って反応させることにより5.2gの(3aRS,7 aRS)−7,7−ジメチル−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−2 ,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロン塩酸塩及 び4.71gの2−メトキシフェニル酢酸から、及び3.62gのトリエチルア ミンを加えることにより、ならびにシリカゲルのカラム上の精製(粒径0.04 〜0.06mm、直径6cm、高さ30cm)の後に、5.96gの(3aRS ,7aRS)−7,7−ジメチル−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル] −2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロンが無 色の油の形態で得られる。 (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−[(2−メトキシフェニル )アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソイ ンドロン塩酸塩は以下の方法で製造することができる: 80cm3の塩酸−飽和ジオキサン中の(3aRS,7aRS)−7,7−ジ メチル−2−ビニルオキシカルボニル−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒ ドロ−1H−4−イソインドロンの溶液を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下( 2.5kPa)で濃縮乾固する。残留物を150cm3のエタノールに溶解し、 溶液を1時間30分還流させ、次いで減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。 5.2gの(3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2,3,3a,4,7 ,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロン塩酸塩が褐色の泡の形態で得 られる。 IRスペクトル(KBr−cm-1における特性バンド):2965,2900 ,2710−2490−2435,1675,1590,1460,1380− 1370。 (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−ビニルオキシカルボニル− 2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロンは以下 の方法で得ることができる: 100cm3の1,2−ジクロロエタン中の(3aRS,7aRS)−2−ベ ンジル−7,7−ジメチル−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H −4−イソインドロンの溶液に、室温で7.9cm3のビニルクロロホルメート を加える。反応混合物を1時間30分還流させ、次いで減圧下(2.7kPa) で濃縮乾固する。残留物をMerckシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィ ーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直径6.6cm、高さ30cm)、シ クロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積により80/20)を用いて0.5 バールの窒素の加圧下で溶離し、75cm3の画分を集める。画分56〜70を 合わせ、次いで減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。5.83gの (3aRS,7aRS)−7,7−ジメチル−2−ビニルオキシカルボニル−2 ,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロンが黄色油 の形態で得られる。 (3aRS,7aRS)−2−ベンジル−7,7−ジメチル−2,3,3a, 4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソインドロンは以下の方法で製造す ることができる: 200cm3のジクロロメタン中の15.96gの4,4−ジメチル−2,5 −シクロヘキサジエノン及び46cm3のN−ブトキシメチル−N−トリメチル シリルメチルベンジルアミンの溶液に、10℃の温度で8滴の三フッ化酢酸を加 える。反応混合物を2時間還流させ、次いで炭酸カリウムを加え、溶液を焼結ガ ラスロートを通して濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物を シリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06m m、直径8.5cm、高さ30cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物 (体積により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、75 cm3の画分を集める。画分38〜56を合わせ、次いで減圧下(2.7kPa )で濃縮乾固する。14.7gの(3aRS,7aRS)−2−ベンジル−7, 7−ジメチル−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4−イソイ ンドロンが黄色油の形態で得られる。 4,4−ジメチル−2,5−シクロヘキサジエノンはZimmerman,J .Am.Chem.Soc.,93,3653(1971)の方法に従って製造 される。実施例23 2gの(3aRS,4RS,7aRS)−7−メチル−7−フェニル −4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル] −2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−(1H)−4−イソインドロー ル及び1gの四酸化オスミウムから、実施例22の実験法に従って反応させるこ とにより、及びシリカゲルのカラム上で精製した後、0.6gの(3aRS,4 RS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−4−(2−メトキシフ ェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−4,5,6−パーヒド ロイソインドールトリオールがベージュ色の泡の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6+CH3COOD,250MHz,T =393°K,ppmにおけるδ): ジアステレオ異性体A:1.44(s,3H,C 3);2.70−3.80 (8H,CO−C 2Ph及びC−C−CH2N及びN−C 2−CH);3. 70(s,3H,OC 3);3.90(s,3H,OC 3),4.53(d, 1H,C−OH);4.95(d,1H,C−OH);6.75−7.75 (13H,芳香族)。 ジアステレオ異性体B:1.70(s,3H,C 3);2.70−3.80 (8H,CO−C 2Ph及びC−C−CH2N及びN−C 2−CH);3. 70(s,3H,OC 3);3.95(s,3H,OC 3),4.39(d, 1H,C−OH);4.90(d,1H,C−OH);6.75−7.75 (13H,芳香族)。 IRスペクトル(CHCl3,cm-1における特性バンド):3450,31 05−3065,2940,2875,2835,1735,1625,160 5−1495,1465−1440,1250−1240,1030−1050 ,700。 (3aRS,4RS,7S,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−4−( 2−メトキシフェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3 ,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−(1H)−4−イソインドロールは以下 の方法で製造することができる: 3.75gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル− 2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘ キサヒドロ−1(H)−4−イソインドロンから実施例22の実験法に従って反 応させることにより、及びシクロヘキサン/酢酸エチル混合物(体積により90 /10)中で結晶化させた後、2.1gの(3aRS,4RS,7S,7aRS )−7−メチル−7−フェニル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2− メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ− (1H)−4−イソインドロールが融点が188℃の白色の結晶の形態で得られ る。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−[(2− メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ− 1(H)−4−イソインドロンは以下の方法で製造することができる: 7gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−[ (2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒ ドロ−1(H)−4−イソインドロン塩酸塩及び5.38gの2−メトキシフェ ニル酢酸から実施例16の実験法に従って反応させることにより、及びシリカゲ ルのカラム上の精製の後、7.25gの(3aRS,7SR,7aRS)−7− メチル−7−フェニル−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3, 3a,4,7,7a −ヘキサヒドロ−1(H)−4−イソインドロンが黄色油の形態で得られる。 IRスペクトル(CCl4,cm-1における特性バンド):3450,309 0−3065−3030,2975,2940,2875,2835,1680 ,1650,1605−1495,1460,1440,1245,1050− 1030,700。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−[(2− メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ− 1(H)−4−イソインドロン塩酸塩は以下の方法で製造することができる: 8gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−ビ ニルオキシカルボニル−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1(H) −4−イソインドロンから実施例22の実験法に従って反応させることにより、 7gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−[( 2−メトキシフェニル)アセチル]−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒド ロ−1(H)−4−イソインドロン塩酸塩がピンク色の泡の形態で得られ、それ を続く段階において直接用いる。 (3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−2−(ビニル オキシカルボニル)−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1(H)− 4−イソインドロンは以下の方法で得ることができる: 150cm3の1,2−ジクロロエタン中の11.7gの(3aRS,7SR ,7aRS)−2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル−2,3,3a,4, 7,7a−ヘキサヒドロ−1(H)−4−イソインドロ ンの溶液に、室温で5.2cm3のビニルクロロホルメートを加える。反応混合 物を2時間還流させ、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物を シリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06m m、直径4.5cm、高さ25cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物 (体積により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、90 cm3の画分を集める。画分10〜21を合わせ、次いで減圧下(2.5kPa )で濃縮乾固する。8.1gの(3aRS,7SR,7aRS)−7−メチル− 7−フェニル−2−ビニルオキシカルボニル−2,3,3a,4,7,7a−ヘ キサヒドロ−1(H)−4−イソインドロンが淡黄色油の形態で得られ、それを 続く段階で直接用いる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6,250MHz,ppmにおけるδ ):1.67(s,3H,C 3);2.60(m,2H,N−C 2−CH); 3.10(m,1H,CH2−C−C);3.30(m,2H,N−C 2−C H);3.40(m,1H,CH2−C−C);4.00(d,1H,CO− C=CH2);4.40及び4.7(2d,2x1H,−CH=C 2);6. 11(d,1H,CH=C−C);6.95(q,1H,CO−C=CH2 );7.2−7.5(m,5H,芳香族)。 (3aRS,7SR,7aRS)−2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル −2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1(H)−4−イソインドロン は以下の方法で得ることができる: 11.8gの(4RS)−4−フェニル−4−メチル−2,5−シクロヘキサ ジエン−1−オン及び28cm3のN−ブトキシメチル−N− トリメチルシリルメチルベンジルアミンから、実施例22の実験法に従って反応 させることにより、ならびにシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィー及びイ ソプロピルエーテル中の結晶化の後、6gの(3aRS,7SR,7aRS)− 2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル−2,3,3a,4,7,7a−ヘキ サヒドロ−1(H)−4−イソインドロンが融点が110℃の黄色固体の形態で 得られる。 4−フェニル−4−メチル−2,5−シクロヘキサジエノンはH.E.Zim merman and G.Jones,J.Amer.Chem.Soc.,92 ,9,2753(1970)の方法に従って製造することができる。実施例24 100cm3のジクロロメタン中の1.0gの(3aS,4S,6R,7aR )−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロ ールの溶液に1.5cm3のトリエチルアミンを加える。反応混合物を5℃に冷 却し、0.60gの(2−ジメチルアミノフェニル)酢酸、0.10gの1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール一水和物及び0.70gの1−(3−ジメチルアミ ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加える。反応混合物を5℃に 1時間、及び20℃に16時間保持し、次いで100cm3の水で2回洗浄し、 硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮する。残 留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.060〜0 .200mm、直径4cm、高さ50cm)、ジクロロメタン及びメタノールの 混合物(体積により97/3)を用いて0.7バールの加圧下で溶離し、50c m3の画分を集める。画分14〜19を合わせ、 40℃及び15Paにおいて乾燥した後、1.0gの(3aS,4S,6R,7 aR)−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−ジメチルアミノフェニル )アセチル]−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが白色の粉末の形 態で得られ、それを50cm3のジオキサンに溶解する。3cm3の5M塩酸溶液 をジオキサンに加え、室温で1時間後、溶液を減圧下(2.7kPa)で濃縮し 、イソプロピルエーテル中で撹拌し、濾過し、15Paにおいて40℃で乾燥す る。0.94gの(3aS,4S,6R,7aR)−4−(2−メトキシフェニ ル)−2−[(2−ジメチルアミノフェニル)アセチル]−6−メチル−4−パ ーヒドロイソインドロール塩酸塩が得られる。 1H NMRスペクトル(250MHz,数滴のCD3COODd4が加えられ た(CD32SOd6,ppmにおけるδ):室温において回転異性体の混合物 が観察される。0.91及び0.92(2d,J=7Hz,合計3H:5位にお けるCH3);1.25−1.90(mt,3H:CH27及びCH25の1H) ;2.00−2.50(mt,2H:CH25の他のH及びH6);2.50− 2.80(mt,1H:H7a);2.83及び3.00(2tブロード,J= 8Hz,合計1H:H3a);3.00−4.20(mt,6H:NCH21− NCH23及びCH2Ar);3.24(s,6H:N(CH32);3.80及 び3.83(2s,合計3H:OCH3);6.85−7.95(mt,8H: 芳香族H)。 IR(KBr,cm-1):3420,2950−2920,2790−210 0,1640,1600,1500,1435,1465,1375,1235 ,1025,760。 [α]D 20=−19.5°(c=5g/lメタノール)。 2−ジメチルアミノフェニル酢酸はヨーロッパ特許第429,366号に記載 の方法に従って製造することができる。 (3aS,4S,6R,7aR)−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチ ル−4−パーヒドロイソインドロールは、(R)−5−メチルシクロヘキ−2− セノンから出発して実施例1における通りに製造することができ、その製造はW .Oppolzer and M.Petrzilka,Helv.Chim. Acta,61(8)2755(1978)により記載されている。実施例25 70cm3のジクロロメタン中の1.0gの(3aS,4S,6R,7aR) −4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロー ルの溶液に1.0cm3のトリエチルアミンを加える。反応混合物を5℃に冷却 し、0.69gの2−(S)−(2−ベンズオキシフェニル)プロピオン酸、0 .045gの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物及び0.56gの1− (3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加える。 反応混合物を5℃に1時間、及び20℃に16時間保持し、次いで50cm3の 水で2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa )で濃縮する。残留物をシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒 径0.060〜0.200mm、直径4cm、高さ35cm)、ジクロロメタン 及びメタノールの混合物(体積により97.5/2.5)を用いて0.7バール の加圧下で溶離し、25cm3の画分を集める。画分8〜14を合わせ、40℃ 及び15Paにおいて乾燥した後、1. 0gの(3aS,4S,6R,7aR)−4−(2−メトキシフェニル)−2− [2−(S)−(2−ベンズオキシフェニル)プロピオニル]−6−メチル−4 −パーヒドロイソインドロールが白色の固体の形態で得られる。 1H NMRスペクトル(250MHz,数滴のCD3COODd4が加えられ た(CD32SOd6,393Kの温度において,ppmにおけるδ):0.9 1(d,J=7Hz,3H:5位におけるCH3);1.25−1.40及び1 .72(2mts,それぞれ1H:CH27);1.30(d,J=7Hz,3 H:CH35);1.62及び2.05(ブロードd及びそれぞれt;J=12 .5Hz,それぞれ1H:CH25);2.17(mt,1H:H6);2.3 7(mt,1H:H7a);2.77(ブロードt,J=7.5Hz,1H:H 3a);305−3.60(mt,4H:NCH21及びNCH23);3.83 (s,3H:OCH3);419(q,J=7Hz,1H:CHAr);4.9 5−5.25(mt,2H:OCH2Ar);6.85−7.55(mt,13 H:芳香族H)。 IR(KBr,cm-1):3425,3075,2950,2925,287 0,2850,1635,1600,1585,1490,1455,1435 ,1235,1030,755,700。 12cm3の無水エタノール中の0.85gの(3aS,4S,6R,7aR )−2−[2−(S)−(2−ベンズオキシフェニル)プロピオニル]−4−( 2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールの溶液 に0.2gの活性炭担持20%水酸化パラジウムを加え、40℃において反応混 合物に水素を3時間散布する。室温に 戻し、アルゴンでフラッシした後、混合物をセライト上で濾過し、減圧下(2. 7kPa)で濃縮乾固する。残留物をエタノール中で再結晶し、濾過及び乾燥の 後、0.5gの(3aS,4S,6R,7aR)−2−[2−(S)−(2−ヒ ドロキシフェニル)プロピオニル]−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチ ル−4−パーヒドロイソインドロールが融点が280℃の白色の結晶の形態で得 られる;[α]D=−26.5°(c=5.3g/l CHCl3)。 2−(S)−(2−ベンズオキシフェニル)プロピオン酸は特許出願WO 9 3/21155に記載の方法に従って製造することができる。実施例26 実施例1と同じ方法で反応させることにより1.5gの(3aRS,4RS, 7SR,7aRS)−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル )−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロール及び0.9gの(2−N,N −ジメチルアミノフェニル)酢酸を用いる。濃縮の後、粗残留物をアセトニトリ ル中で再結晶し、15Paにおいて40℃で乾燥した後、1.0gの(3aRS ,4RS,7SR,7aRS)−2−[(2−N,N−ジメチルアミノフェニル )アセチル]−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル)−7 −メチル−4−パーヒドロイソインドロールが融点が138〜142℃の白色の 固体の形態で得られる。実施例27 実施例1と同じ方法で反応させることにより1.5gの(3aRS,4RS, 7SR,7aRS)−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル )−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロール及 び1.74gの(S)−2−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸を用いる。 粗残留物をアセトニトリル中で再結晶した後、2つのジアステレオ異性体をシリ カゲルのカラム上の高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)(直径4cm、 高さ10cm)により分離し、酢酸エチル、シクロヘキサン及びメタノールの混 合物(体積により64/35/1)を用いて溶離する。集められた画分を濃縮し 、固体をアセトニトリルから再結晶し、15Paにおいて40℃で乾燥した後、 0.10gの(3aS,4S,7R,7aS)−7−(ヒドロキシメチル)−4 −(2−メトキシフェニル)−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル)プ ロピオニル]−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが融点が215℃ の白色の結晶の形態で得られる。実施例28 実施例1における通りに反応させ、HPLC分離の後、(3aS,4S,6R ,7aS)−2−[2−(S)−(2−N,N−ジメチルアミノフェニル)プロ ピオニル]−4−(2−メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソ インドロールが融点が83℃の白色の固体の形態で得られる。[α]20 D=メタ ノール中で20℃において+32.7°(c=5.08g/l)。 1H NMRスペクトル(250MHz,数滴のCD3COODd4が加えられ る(CD32SOd6,403Kの温度において,ppmにおけるδ):0.9 2(d,J=7Hz,3H:5位におけるCH3);1.25−1.45及び1 .80(それぞれmt及びブロードd,J=14Hz,それぞれ1H:CH27 );1.36(d,J=7Hz,3H:CH3);1.63及び1.97(それ ぞれブロードd及びt;J =12.5Hz,それぞれ1H:CH25);2.19(mt,1H:H6); 2.48(mt,1H:H7a);2.58(s,6H:N(CH32;2.8 2(ブロードt,J=8Hz,1H:H3a);3.10−3.60(mt,4 H:NCH21及びNCH23);3.83(s,3H:OCH3);4.46( q,J=7Hz,1H:CHAr);6.85−7.40(mt,8H:芳香族 H)。 IR(KBr,cm-1):3420,2925,2870,2780,162 5,1600,1585,1490,1435,1455,1370,1235 ,1035,755。実施例29 80cm3のジクロロメタン中の2.77gの(3aRS,4RS,6SR, 7aSR)−6−ヒドロキシメチル−4−(2−メトキシフェニル)−4−パー ヒドロイソインドロール、1.80gの2−(S)−(2−メトキシフェニル) プロピオン酸及び30mgのヒドロキシベンゾトリアゾール水和物の溶液に、2 .1gの1−(3−ジメチルアミノフェニル)−3−エチルカルボジイミドを加 える。20℃において20時間撹拌した後、反応混合物を40cm3の水で洗浄 し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残 留物をシクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物中(体積により30/70)、次 いで酢酸エチル及びメタノールの混合物(体積により90/10)中でシリカゲ ルのカラム上でクロマトグラフィーにかける(粒径0.06〜0.20mm、直 径5cm、高さ40cm)。溶離剤を蒸発させ、減圧下(2.7kPa)で乾燥 した後、3.6gの6−ヒドロキシメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2 −[2−(S)−(2−メトキシフェ ニル)プロピオニル]−4−パーヒドロイソインドロール(2つの3aR,4R ,6S,7aS,S及び3aS,4S,6R,7aR,Sジアステレオ異性体の 混合物)が白色の固体の形態で得られる。M.p.K=178℃。 プロトンNMR(数滴のCD3COODが加えられたDMSOd6,393°K の温度において,ppmにおけるδ):2つのジアステレオ異性体の混合物が観 察される。1.20−2.10(mt,4H,7位におけるCH2及び5位にお けるCH2);1.29及び1.33(2d,J=7,3H,CH3);2.05 −2.30(mt,1H:H6);2.40−2.60(mt,1H:H7a) ;2.75−2.90(mt,1H,H:3a);2.90−3.60(mt, 4H:NCH2);3.35(d,J=5.5,2H:OCH2);3.76−3 .78−3.83及び3.85(4s,6H:OCH3);4.05−4.25 (mt,1H:ArCH);6.85−7.65(mt,8H:芳香族H)。 赤外スペクトル(cm-1における特性バンド):3525,2930,288 5,2840,1625,1600+1490+1435,1460,1375 ,1240,1030,755。実施例30 1.21gの3−インドール酢酸及び1.39gの(3aRS,4RS,5R S,7aSR)−4−(2−メトキシフェニル)−5−メチル−4−パーヒドロ イソインドロールから、実施例16の実験法に従って反応させることにより、及 びシリカゲルのカラム上で精製し(粒径0.04〜0.06mm、直径2.8c m、高さ25cm)、シクロヘキサ ン及び酢酸エチルの混合物(体積により40/60)を用いて0.5バールの窒 素の加圧下で溶離した後、0.88gの(3aRS,4RS,5RS,7aSR )−4−(2−メトキシフェニル)−2−(3−インドリルアセチル)−5−メ チル−4−パーヒドロイソインドロールが白色の泡の形態で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6,393Kの温度において250M Hz,ppmにおけるd):0.60(d,J=7Hz,3H:CH3);1. 36及び1.70−1.95(2mts,それぞれ1H及び3H:6位における CH2及び7位におけるCH2);2.45−2.65(mt,2H:H7a及び H5);2.90(t,J=7Hz,1H:H3a);3.10−3.60(m t,4H:NCH23及びNCH21);3.65(ブロードs,2H:ArCH2 );3.75(ブロードs,1H:OH);3.85(s,3H:OCH3); 6.90−7.65(mt,9H:芳香族H);10.35(cplx,1H: NH)。実施例31 実施例33における通りに反応させることにより、しかし2.5gの(3aS ,4S,6R,7aR)−4−(2−フルオロフェニル)−6−メチル−4−パ ーヒドロイソインドロール及び2.17gの2−(S)−(2−メトキシフェニ ル)プロピオン酸から出発し、シリカゲルのカラム上で精製し(粒径0.04〜 0.06mm、直径4cm、高さ25cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの 混合物(体積により90/10)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し た後、3.87gの固体が得られ、その固体をアセトニトリル中で再結晶し、2 gの(3a S,4S,6R,7aR)−4−(2−フルオロフェニル)−2−[2−(S) −(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−6−メチル−4−パーヒドロイソ インドロールが融点が170℃の白色の固体の形態で得られる。実施例32 実施例1と同じ方法で反応させることにより1.5gの(3aRS,4RS, 7SR,7aRS)−7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル )−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロール及び0.88gの3−インド ール酢酸を用いる。濃縮の後、粗残留物をアセトニトリル中で再結晶し、15P aにおいて40℃で乾燥した後、0.7gの(3aRS,4RS,7SR,7a RS)−7−(ヒドロキシメチル)−2−(3−インドリルアセチル)−4−( 2−メトキシフェニル)−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロールが融点 が170〜180℃(ペースト状の融解物)の白色の固体の形態で得られる。 プロトンNMR(250MHz,数滴のCD3COODd4が加えられたDMS Od6,393Kの温度において,ppmにおけるδ):1.12及び1.48 (2ブロードd,J=13Hz,それそれ1H:CH26の1H及びCH27の1 H);1.23(s,3H:CH3);1.91及び2.71(2ブロードdt s,J=13及び4Hz,それぞれ1H:CH26の他のH及びCH27の他のH );2.18(mt,1H:H7a);3.02(mt,1H:H3a);3. 25及び3.33(2d,J=10.5Hz,それぞれ1H:OCH2);3. 20−3.80(mt,4H:NCH23及びNCH21);3.63(ブロード s,2H:ArCH2);3.86(s,3H:OCH3);6.90−7. 65(mt,9H:芳香族H)。 IR(KBr,cm-1):3420,2925,2875,2830,161 0,1485,1435,1460,1230,1025,760,740。実施例33 0℃に冷却された10cm3のジクロロメタン中の0.52gの(3aRS, 4RS,7aSR)−4−(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)−4− パーヒドロイソインドロール及び0.34gの2−(S)−(2−メトキシフェ ニル)プロピオン酸の溶液に、0.02gの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 及び0.37gの1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイ ミド塩酸塩を加える。混合物を室温で18時間撹拌し、次いで有機相を20cm3 の水で2回、次いで20cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグ ネシウム上で乾燥し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシリカ ゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直 径2.6cm、高さ20cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積 により80/20)を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、20cm3 の画分を集める。画分14〜35を合わせ、次いで減圧下(2.7kPa)で濃 縮乾固する。0.53gの(3aR,4R,7aS)−及び(3aS,4S,7 aR)−2−[2−(S)−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−4−3 ,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル−4−パーヒドロイソインドロール (2つのジアステレオ異性体の50/50混合物)がオフホワイト色の泡の形態 で得られる。 プロトンNMRスペクトル(DMSOd6,250MHz,393Kの温度に おいて、2つのジアステレオ異性体の混合物が観察される):1.20−2.0 (mt,6H,CH2);1.25−1.4(mt,3H,CH3);2.3−2 .7(mt,1H,H7a);2.6−2.9(mt,1H,H3a);3.1 −3.65(mt,4H,NCH2);3.8(非常にブロードなs,3H,O CH3);4.1−4.25(mt,1H,ArCH);4.8−5.2(ワイ ドcplx,1H,OH);6.95−7.4(mt,4H,ジ置換芳香族のH );7.9−8.3(mt,3H,トリ置換芳香族のH)。 赤外スペクトル(cm-1における特性バンド):3340,2935,287 5,2860,1625,1495,1460,1450,1440,1175 ,1130,845。 (3aRS,4RS,7aSR)−4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル )フェニル]−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で得ることができ る: 15cm3の無水エタノール中の0.82gの(3aRS,4RS,7aSR )−2−ベンジル−4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−4 −パーヒドロイソインドロールの溶液に、0.25gの活性炭担持10%水酸化 パラジウムを加え、次いで反応混合物を撹拌しながら還流において水添する。1 時間の反応の後、反応混合物を濾過し、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮乾 固する。0.52gの(3aRS,4RS,7aSR)−4−[3,5−ビス( トリフルオロメチル)フェニル]−4−パーヒドロイソインドロールが黒色のペ ーストの形態で得られる。 (3aRS,4RS,7aSR)−2−ベンジル−4−[3,5−ビス(トリ フルオロメチル)フェニル]−4−パーヒドロイソインドロールは以下の方法で 得ることができる: 乾燥テトラヒドロフラン中の3.06cm3の3,5−ビス(トリフルオロメ チル)プロモベンゼンの溶液に、−78℃においてヘキサン中の1.6Mのブチ ルリチウムを10.9cm3加える。この溶液を−78℃で30分間撹拌し、次 いで5cm3のテトラヒドロフラン中の1gの(3aRS,7aSR)−2−ベ ンジル−4−パーヒドロイソインドロンの溶液を滴下する。続いて反応混合物を 室温で18時間撹拌し、20cm3の水で処理し、次いで20cm3の酢酸エチル で抽出する。沈降が起こった後に有機相を分離し、20cm3の水で2回、次い で20cm3の塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し 、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をシリカゲルのカラム上のク ロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直径2cm、高さ20 cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積により90/10)を用 いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、20cm3の画分を集める。画分2 6〜37を合わせ、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。0.82g の(3aRS,4RS,7aSR)−2−ベンジル−4−[3,5−ビス(トリ フルオロメチル)フェニル]−4−パーヒドロイソインドロールが油の形態で得 られる。実施例34 30cm3のジクロロメタン中の0.66gの2−メトキシフェニル酢酸の溶 液に、5℃において0.65gのN,N’−カルボニルジイミダゾールを加える 。室温で4時間撹拌した後、20cm3のジクロロメ タン中に1gの(3aRS,4RS,5RS,7SR,7aRS)−7−メチル −7−フェニル−4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソイン ドールジオールを含む溶液を滴下する。14時間撹拌した後、反応媒体を50c m3の水で、及び次いで50cm3の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降 が起こった後に有機相を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下 (2.7kPa)で濃縮乾固する。残留物をMerckシリカゲルのカラム上の クロマトグラフィーにかけ(粒径0.04〜0.06mm、直径2.2cm、高 さ26cm)、シクロヘキサン及び酢酸エチルの混合物(体積により50/50 )を用いて0.5バールの窒素の加圧下で溶離し、35cm3の画分を集める。 画分11〜25を合わせ、次いで減圧下(2.5kPa)で濃縮乾固する。1g の(3aRS,4RS,5Rs,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニ ル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(2−メトキシフェニル)アセチル ]−4,5−パーヒドロイソインドールジオールが白色の泡の形態で得られる。 1H NMR(DMSOd6+AcOD,250MHz,T=413K,ppm におけるd):1.60(s,3H:−C 3);1.85及び2.45(dd 及びt,2x1H:CH−C 2−C);2.73(m,1H:C−C−CH2 N);2.90及び3.20(2t,2x1H,N−C 2−CH);3.20 及び3.50(2m,2x1H,N−C 2−CH);3.22(m,1H:C −C−CH2−N);3.38(s,2H,CO−C 2−Ph);3.68( s,3H,−OC 3);3.82(s,3H,OC 3);4.93(dd,1 H,C−C−OH);6.80−7.65(m,13H,芳香族)。 (3aRS,4RS,5RS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニ ル−4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオー ルは以下の方法で製造することができる: 50cm3の無水エタノール中の1.6gの(3aRS,4RS,5RS,7 SR,7aRS)−2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル−4−(2−メト キシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールの溶液に、0.3 gの活性炭担持20%水酸化パラジウムを加え;反応混合物を撹拌しながら60 ℃の温度で、及び大気圧において水添する。2時間の反応の後、反応混合物を濾 過し、次いで減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する。1gの(3aRS,4R S,5RS,7SR,7aRS)−7−メチル−7−フェニル−4−(2−メト キシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールがクリーム色の泡 の形態で得られ、それを続く段階に直接用いる。 (3aRS,4RS,5RS,7SR,7aRS)−2−ベンジル−7−メチ ル−7−フェニル−4−(2−メトキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソイ ンドールジオールは以下の方法で製造することができる: テトラヒドロフラン中の1.38モルの2−メトキシフェニルマグネシウムブ ロミド溶液37cm3を、50cm3のテトラヒドロフラン中に2.4gの(3a RS,5RS,7SR,7aRS)−5−アセトキシ−2−ベンジル−7−メチ ル−7−フェニル−4−パーヒドロイソインドロンを含む溶液に4℃において加 える。反応混合物を室温で18時間撹拌し、150cm3の塩化アンモニウム飽 和水溶液で処理し、100cm3の酢酸エチルに取り上げ、100cm3の水、次 いで100cm3 の塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄する。沈降が起こった後に有機相を分離し、 硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下(2.7kPa)で濃縮乾固する 。残留物をMerckシリカゲルのカラム上のクロマトグラフィーにかけ(粒径 0.04〜0.06mm、直径4cm、高さ27cm)、シクロヘキサン及び酢 酸エチルの混合物(体積により60/40)を用いて0.5バールの窒素の加圧 下で溶離し、35cm3の画分を集める。画分8〜15を合わせ、次いで減圧下 (2.5kPa)で濃縮乾固する。1.65gの(3aRS,4RS,5RS, 7SR,7aRS)−2−ベンジル−7−メチル−7−フェニル−4−(2−メ トキシフェニル)−4,5−パーヒドロイソインドールジオールが黄色の泡の形 態で得られる。 16.22gの6−アセトキシ−4−メチル−4−フェニルシクロヘキ−2− セノン(A及びB型の混合物)及び22.25gのN−ブトキシメチル−N−ト リメチルシリルメチルベンジルアミンから実施例15の実験法に従って反応させ ることにより、及びシリカゲルのカラム上の精製の後に、2gの(3aRS,5 RS,7SR,7aRS)−5−アセトキシ−2−ベンジル−7−メチル−7− フェニル−4−(2−メトキシフェニル)−4−パーヒドロイソインドロンが黄 色油の形態で得られる。 1H NMR(CDCl3,250MHz,ppmにおけるδ):175(s, 3H:−C 3);2.07及び2.30(t及びdd,2x1H,N−C 2− CH);2.25(s,3H,−C 3);2.44及び2.60(m及びt, 2x1H,C−C 2−CH);2.77及び3.48(dd,2H,N−C 2 −CH);3.08(t,1H, CO−C−CH);3.19(m,1H,C−C−CH);3.53及び3 .63(d,2H,N−C 2−Ph);5.64(dd,1H,O−C−C O);7.15−7.40(m,5H,芳香族)。 6−アセトキシ−4−メチル−4−フェニルシクロヘキ−2−セノン(A及び B型の6/4混合物)はG.M.Rubottom et al.,J.Org .Chem.,43,1599(1978)により記載の方法に従って4−メチ ル−4−フェニルシクロヘキ−2−セノンから製造することができる。 4−メチル−4−フェニルシクロヘキ−2−セノンはH.E.Zimmerm an and G.Jones,J.Am.chem.soc.,92,9,2 753,(1970)の方法に従って製造することができる。 本発明は一般式(I)の生成物又は塩が存在する場合はそれらの塩を、場合に より他のいずれかの製薬学的に適合性の、不活性又は生理学的活性であることが できる生成物と組み合わせて含む製薬学的組成物にも関する。本発明の組成物は 非経口的、経口的、舌下、直腸内、局所的、眼内又は鼻内経路を介して、あるい は肺のためのエアゾールとして用いることができる。 特に輸液の形態で用いることができる非経口的投与のための無菌組成物は、水 性又は非−水性溶液、懸濁液又は乳液であるのが好ましい。水、プロピレングリ コール、ポリエチレングリコール、植物油類、特にオリーブ油、注入可能な有機 エステル類、例えばオレイン酸エチル、あるいは他の適した有機溶媒類を溶媒又 はビヒクルとして用いることができる。これらの組成物は添加剤、特に湿潤、等 張(tonicity)、乳化、 分散及び安定化剤も含むことができる。滅菌はいくつかの方法で、例えば無菌濾 過により、組成物中への滅菌剤の挿入により、放射線照射により、又は加熱によ り行うことができる。それらは又、使用時に注入可能な無菌媒体中に溶解するこ とができる無菌固体組成物の形態で製造することもできる。 直腸内投与のための組成物は座薬類又は直腸カプセルであり、それは活性生成 物の他に賦形剤、例えばココアバター、半−合成グリセリド類又はポリエチレン グルコール類を含む。 錠剤、丸薬、粉末又は顆粒を経口的投与のための固体組成物として用いること ができる。これらの組成物の場合、本発明の活性生成物(場合により他の製薬学 的に適合性の生成物と組み合わされた)が1種又はそれ以上の不活性添加剤又は 希釈剤、例えばスクロース、ラクトース又は澱粉と混合される。これらの組成物 は希釈剤以外の物質、例えばステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も含むこと ができる。 水又はパラフィン油などの不活性希釈剤を含む製薬学的に許容し得る乳液、溶 液、懸濁液、シロップ及びエリキサー類を経口的投与のための液体組成物として 用いることができる。これらの組成物は希釈剤以外の物質、例えば湿潤剤、甘味 製品又は風味製品も含むことができる。 局所的投与のための組成物は、例えばクリーム類、軟膏類又はローション類で あることができる。 眼内投与のための組成物は点眼薬であることができる。 鼻内投与のための組成物は滴下又はスプレーのための製薬学的に許容し得る粉 末又は溶液であることができる。 組成物はエアゾールを含むこともできる。液体エアゾールの形態にお ける使用の場合、組成物は安定な無菌溶液又は、使用時に非発熱性無菌水、血清 又は他のいずれかの製薬学的に許容し得るビヒクル中に溶解される固体組成物で あることができる。直接吸入するための乾燥エアゾールの形態における使用の場 合、活性成分は微細に粉砕され、粒径が30〜80μmの固体、水溶性ビヒクル 又は希釈剤、例えばデキストラン、マンニトール又はラクトースと組み合わされ る。 人間の治療の場合、本発明の生成物は、外傷による、術後、月経又は脳由来の 疼痛の処置において、顔面血管痛(facial vascular pain )(群発性頭痛)において、及び片頭痛の処置において特に有用であることがで きる。新規なイソインドール誘導体は、リウマチにおける炎症の処置において、 慢性関節リウマチの処置において、及び免疫系の崩壊に起因する疾患において、 乾癬、疱疹、じんま疹、湿疹、光線皮膚炎、火傷などの皮膚炎における炎症の処 置において、ならびに歯又は眼の炎症性疾患において、ならびに涙液分泌の分野 においても有用である。それらは又、消化管(潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群 、クローン病)、尿系(尿反射亢進、膀胱炎)及び呼吸系(喘息、気管支分泌過 多、慢性気管支炎、鼻炎)の痛くて炎症性の痙攣発現の処置において、ならびに 制吐処置において有用である。本発明の生成物は神経疾患、パーキンソン病、ア ルツハイマー病の処置において、中枢及び/又は末梢神経系の炎症性及び/又は 自己免疫及び/又は脱髄疾患(多発性硬化症、多発神経腎炎、ウィルス性などの 起源の脳障害)の処置において、血漿の溢出に関連する神経症候群(脊髄の水腫 、脳水腫など)において、血液脳関門への発作と関連して、又はいずれかの痙攣 性神経症候群においても用途を見いだすことができる。本発明の生成物は不安、 精 神病、精神分裂病の処置において、又は別の場合、心臓血管障害、例えば低血圧 においても有用である。他の用途は、婦人科障害の処置、劣った成長調節と結合 した障害(小人症、慢性乳児疾患に二次的な低成長、骨粗しょう症、移植片の成 長)の処置であることもできる。 投薬量は所望の効果及び処置の持続時間に依存する。成人の場合、それは一般 に等分の投薬量において、1日当たり0.25〜1500mgである。 一般に医師が、処置されるべき患者の年令、体重、及び他のすべての個人的因 子に依存して最も適していると思われる投薬量を決定する。 制限を意味せずに示される下記の実施例は、本発明の組成物を例示するもので ある。実施例 下記の組成を有する活性生成物の錠剤を通常の方法に従って製造する: −(3aRS,4RS,5RS,7aSR)−4− (2−メトキシフェニル)−2−[(2− メトキシフェニル)アセチル]−5−メチル−4− パーヒドロイソインドロール・・・・・・・・・・・・・・25mg −澱粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83mg −シリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30mg −ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・・・・・・・・ 3mg
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月20日 【補正内容】 R−M [式中、Rはアルキル又はフェニル基、あるいはヒドロキシル官能基があらかじ め保護されているヒドロキシアルキル基であり、Mは請求の範囲第10項におけ る通りに定義される] の有機金属化合物を反応させ、あるいは他の基Rが水素原子である請求の範囲第 1項に記載のの誘導体を得ることが望まれている別法の場合、還元し、続いて適 宜、保護基を除去することを特徴とする基Rの1つがヒドロキシル基であり、R4 がヒドロキシル基を示し、R5及びR’5の少なくとも1つが水素原子である請 求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体の製造法。 12.四酸化オスミウムを一般式: [式中、R1、R2、R3、R4、R及びR’5は請求の範囲第1項における通りに 定義される] のパーヒドロイソインドール誘導体と反応させることを特徴とする基R5(又は R’5)及びR6が同時にヒドロキシル基であり、記号Rが水素原子以外である請 求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体の製造法。 13.一般式: [式中、R、R5、R’5及びR6は上記請求の範囲第1項における通りに定義さ れ、R’3及びR’4は請求の範囲第1項におけるR3及びR4の通りに定義される か、又は一緒になってオキソ基を形成し、R’7は水素原子であるか、又はその 結合及び脱離が分子の残りの部分を変化させないアミノ−保護基を示す] に対応することを特徴とするラセミ体、その立体異性体、又はこれらの形態のい くつかの混合物の状態のパーヒドロイソインドール誘導体、ならびに塩が存在す る場合はその塩類。 14.保護基R’7がアルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、 場合により置換されていることができるベンジル、ホルミル、クロロアセチル、 トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ビニルオキシカルボニル、フェノ キシカルボニル、1−クロロエトキシカルボニル又はクロロカルボニル基から選 ばれることを特徴とする請求の範囲第13項に記載のパーヒドロイソインドール 誘導体。 15.少なくとも1種の請求の範囲第1項に記載の生成物を、純粋な状態で、又 は1種又はそれ以上の製薬学的に許容し得る、及び適合性の希釈剤又は添加剤と の組み合わの形態で含むことを特徴とする製薬学的塑性物。 16.少なくとも1種の請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール 誘導体の、少なくとも1種のNK2−レセプター拮抗剤との組み合わせ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BY,CA,CZ,F I,HU,JP,KR,KZ,NO,NZ,PL,RU ,SK,UA,US (72)発明者 ジヤム−シユールクーフ,エブリヌ フランス国エフ―77150レシニ・アレルイ ―ド―ブログリ3 (72)発明者 マルロン,ジヤン−リユク フランス国エフ―91460マルクーシ・アレ ルノワール2 (72)発明者 モルガ,アン フランス国エフ―94250ジヤンテイリ・リ ユルネ―アンジヨルビ14 (72)発明者 ペロネル,ジヤン−フランソワ フランス国エフ―91120パレソ・パルクダ ルドネ6 (72)発明者 サビユコ,ジヤン−フランソワ フランス国エフ―94320テイエ・リユモー ルパ52 (72)発明者 タバール,ミシエル フランス国エフ―75013パリ・リユデユジ ヤブロ75・トウールアテヌ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式: [式中、 −記号R1は、場合により1つ又はそれ以上の、ハロゲン原子もしくはヒドロキ シル基、場合により(ハロゲン原子又はアミノ、アルキルアミノもしくはジアル キルアミノ基で)置換されていることができるアルキル基、場合により[ヒドロ キシル、アミノ、場合により(フェニル、ヒドロキシル又はアミノ基で)置換さ れていることができるアルキルアミノ又はジアルキルアミノ、あるいはアルキル 部分がそれらが結合している窒素原子と共に、酸素、硫黄又は窒素から選ばれる 別のヘテロ原子を含むことができ、場合によりアルキル、ヒドロキシル又はヒド ロキシアルキル基で置換されていることができる5−〜6−員ヘテロ環を形成す るジアルキルアミノ基で)]、置換されていることができるアルキルオキシもし くはアルキルチオ基、あるいはアミノ又はアルキル部分がそれらが結合している 窒素原子と共に上記で定義されたヘテロ環を形成するアルキルアミノもしくはジ アルキルアミノにより置換されたアルキルオキシ又はアルキルチオ基で置換され ていることができるフェニル基を示すか、あるいはシクロヘキサジエニル、ナフ チル又はインデニル基、あるいは5〜9個の炭素原子及び酸素、窒素もしくは硫 黄から選ばれる1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含み、場合によりハロゲン原子 又はアル キルもしくはアルキルオキシ基で置換されていることができる飽和もしくは不飽 和モノ−もしくは多環状ヘテロ環式基を示し、 −記号R2は水素又はハロゲン原子、あるいはヒドロキシル、アルキル、アミノ アルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルオキ シ、アルキルチオ、アシルオキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル、 ジアルキルアミノアルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アミ ノ又はアシルアミノ基を示し、 −記号R3は場合により2−位において1又は2個の炭素原子を含むアルキル又 はアルキルオキシ基、あるいはフッ素原子で置換されていることができるか、あ るいはトリフルオロメチル基でジ置換されていることができるフェニル基を示し 、 −記号R5及びR’5は同一又は異なり、1つは水素原子又はヒドロキシルもしく はアルキル基を示し、他は水素原子又はアルキル基を示し、 −記号R4はヒドロキシル基を示すか、あるいは別の場合 −記号R4は、記号R5及びR’5が水素原子又はアルキル基を示す場合フッ素原 子を示すか、あるいは別の場合 −記号R4はR5と共に結合を形成し、 −記号R6は水素原子又はアルキル、ヒドロキシルもしくはヒドロキシアルキル 基を示し、 −記号Rの1つは水素原子、アルキル基、ヒドロキシルもしくはヒドロキシアル キル基を示し、他は水素原子又はアルキル、フェニルもしくはヒドロキシアルキ ル基を示し、 上記のアルキル及びアシル基は(特別に言及されている場合を除いて)直鎖又は 分枝鎖状であり、1〜4個の炭素原子を含む] に対応することを特徴とする、ラセミ形の、構造: のその立体異性体の、あるいは鎖−CHR12についてその(R)又は(S)型 の、あるいはこれらの形態のいくつかの混合物の形態のパーヒドロイソインドー ル誘導体、ならびに塩が存在する場合はその塩類。 2.記号R1がチエニル、フリル、ピリジル、ジチイニル、インドリル、イソイ ンドリル、ベンゾチエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イミ ダゾリル、ピロリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル 又はナフチリジニルから選ばれる飽和又は不飽和モノ−又は多環状ヘテロ環式基 であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘 導体。 3.記号R1が場合によりヒドロキシル、アルキルオキシ又はジアルキルアミノ 基で置換されていることができるフェニル基、あるいは5〜9個の炭素原子及び 酸素、窒素又は硫黄原子から選ばれる1個又はそれ以上のヘテロ原子を含む飽和 又は不飽和モノ−又は多環状ヘテロ環式基を示し、記号R2が水素原子又はアル キル基を示し、記号R3が場合により2−位において1又は2個の炭素原子を含 むアルルオキシ基で、又はフッ素原子で置換されていることができるか、あるい はトリフルオロメチル基でジ置換されているフェニル基を示し、記号R5及びR ’5が同一又は異なり1つは水素原子又はヒドロキシルもしくはアルキル基を示 し、他は水素原子又はアルキル基を示し、記号R4がヒドロキシル基を示し、 記号R6が水素原子又はアルキル、ヒドロキシルもしくはヒドロキシアルキル基 を示し、記号Rの1つが水素原子、アルキル基、ヒドロキシ又はヒドロキシアル キル基を示し、他が水素原子又はアルキルもしくはフェニル基を示す 請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体。 4.7,7−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(S)−2−( 2−メトキシフェニル)プロピオニル]−4,5−パーヒドロイソインドールジ オールであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインド ール誘導体。 5.4−(2−メトキシフェニル)−5−[2−(S)−(2−メトキシフェニ ル)−プロピオニル]−5−メチル−4−パーヒドロイソインドロールであるこ とを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体。 6.2−[2−(S)−(2−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]−4−(2 −メトキシフェニル)−6−メチル−4−パーヒドロイソインドロールであるこ とを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体。 7.7−(ヒドロキシメチル)−4−(2−メトキシフェニル)−2−[2−( S)−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−7−メチル−4−パーヒドロ イソインドロールであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロ イソインドール誘導体。 8.7−(ヒドロキシメチル)−2−(2−インドリルアセチル)−4−(2− メトキシフェニル)−7−メチル−4−パーヒドロイソインドロールであること を特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイ ソインドール誘導体。 9.一般式: [式中、R1及びR2は請求の範囲第1項の通りに定義される] の酸又はこの酸の反応性誘導体を、一般式: [式中、記号R、R3、R4、R5、R’5及びR6は請求の範囲第1項の通りに定 義される] のイソインドール誘導体に反応させ、場合によりその後、得られるR4がヒドロ キシル基であり、R5が水素原子又はアルキル基である生成物を、R4がフッ素原 子であり、R5が水素原子又はアルキル基である生成物、あるいはR4及びR5が 一緒になって結合を形成する生成物に変換し、場合により得られる生成物を、塩 が存在する場合は塩に変換することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパー ヒドロイソインドール誘導体の製造法。 10.一般式: R3−M [式中、R3は上記の通りに定義され、Mはリチウム、Xがハロゲン原子である 基MgX又はceX2を示す] の有機金属化合物と一般式: [式中、記号R、R1、R2、R5、R’5及びR6は請求の範囲第1項の通りに定 義され、ヒドロキシル基は適宜、あらかじめ保護されているのが好ましい] のパーヒドロイソインドロン誘導体を反応させ、その後適宜、得られるアルコー ルをR4がフッ素原子であり、R5が水素原子又はアルキル基であるパーヒドロイ ソインドール誘導体、あるいはR4及びR5が一緒になって結合を形成するパーヒ ドロイソインドール誘導体に変換するか、あるいは適宜、R5を保護している基 を除去し、場合により異性体を分離し、及び/又は得られる生成物を、塩が存在 する場合は塩に変換することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のパーヒドロ イソインドール誘導体の製造法。 11.一般式: [式中、R1、R2、R3及びR6は請求の範囲第1項における通りに定義され、R4 、R5及びR’5は上記の通りに定義される] のパーヒドロイソインドロン誘導体から、一般式: R−M [式中、Rはアルキル又はフェニル基、あるいはヒドロキシル官能基があらかじ め保護されているヒドロキシアルキル基であり、Mは請求の範囲第10項におけ る通りに定義される] の有機金属化合物を反応させ、あるいは他の基Rが水素原子である請求の範囲第 1項に記載のの誘導体を得ることが望まれている別法の場合、還元し、続いて適 宜、保護基を除去することを特徴とする基Rの1つがヒドロキシル基であり、R4 がヒドロキシル基を示し、R5及びR’5の少なくとも1つが水素原子である請 求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体の製造法。 12.四酸化オスミウムを一般式: [式中、R1、R2、R3、R4、R及びR’5は請求の範囲第1項における通りに 定義される] のパーヒドロイソインドール誘導体と反応させることを特徴とする基R5(又は R’5)及びR6が同時にヒドロキシル基であり、記号Rが水素原子以外である請 求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール誘導体の製造法。 13.一般式: [式中、R、R5、R’5及びR6は上記請求の範囲第1項における通りに定義さ れ、R’3及びR’4は請求の範囲第1項におけるR3及びR4の通りに定義される か、又は一緒になってオキソ基を形成し、R’7は水素原子であるか、又は保護 基を示す] に対応することを特徴とするラセミ体、その立体異性体、又はこれらの形態のい くつかの混合物の状態のパーヒドロイソインドール誘導体、ならびに塩が存在す る場合はその塩類。 14.保護基R’7がアルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、 場合により置換されていることができるベンジル、ホルミル、クロロアセチル、 トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ビニルオキシカルボニル、フェノ キシカルボニル、1−クロロエトキシカルボニル又はクロロカルボニル基から選 ばれることを特徴とする請求の範囲第13項に記載のパーヒドロイソインドール 誘導体。 15.少なくとも1種の請求の範囲第1項に記載の生成物を、純粋な状態で、又 は1種又はそれ以上の製薬学的に許容し得る、及び適合性の希釈剤又は添加剤と の組み合わの形態で含むことを特徴とする製薬学的塑性物。 16.少なくとも1種の請求の範囲第1項に記載のパーヒドロイソインドール 誘導体の、少なくとも1種のNK2−レセプター拮抗剤との組み合わせ。
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