JPH06509347A - 抗生物質a40926のアミド誘導体類 - Google Patents

抗生物質a40926のアミド誘導体類

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JPH06509347A JP5503202A JP50320293A JPH06509347A JP H06509347 A JPH06509347 A JP H06509347A JP 5503202 A JP5503202 A JP 5503202A JP 50320293 A JP50320293 A JP 50320293A JP H06509347 A JPH06509347 A JP H06509347A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗生物質A40926のアミド誘導体類本発明は、式(I)の抗生物質A409 26誘導体類およびその薬学的に受容可能な付加塩類に向けられる。 上式中、R1は、水素、もしくはアミノ官能基の保護基を表し;R7は、(CO Cl2)アルキルを表し:Mは、水素、α−D−マンノピラノシルもしくは6− 0−アセチル−α−D−マンノピラノシルを表し;Yは、カルボキン、(CI  C4)アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(CI C4)アルキルアミ ノカルボニル、ジ(CI C4)アルキルアミノカルボニルを表していて、これ らアルキル部分は、ヒドロキシ、アノ、(CI−C4)アルキルアミノおよびジ (C,−C,)アルキルアミから選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシメチ ルを有してもよく:Xは、ヒドロキシもしくは式 %式%) [式中、R3は、水素もしくは(C,−C4)アルキルを表し; a 1 k、 。 alk、およびalk3は、各々独立して炭素原子2〜10個の線状もしくは分 枝アルキレンを表し;pおよびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり; R4およびR6は、各々独立して水素、(CI C4)アルキルを表すか、また はR3およびR4は、−緒になってpが1である条件で2個の窒素原子に連結し ている(C2C4)アルキレン部分を表すか、またはR4およびR5は、−緒に なってpとqの両方が1である条件で2個の窒素原子に連結している(C2C4 )アルキレン部分を表し;Wは、水素、(CI C4)アルキル、アミノ、(C I C4)アルキルアミへジ(CI C4)アルキルアミノ、1もしくは2個の アミノ−(C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個の(CI C4)ア ルキルアミノ−(02C4)アルキル部分または1もしくは2個のジ(CI 0 4)アルキルアミノ−(C2C4)アルキル部分によって置換されたアミノを表 すか、あるいは、pおよびqが両方ゼロである場合には、Wは部分 −NRs− alk、−と−緒になってピペラジノもしくは4−メチルピペラジノを表しても よい] のアミノ残基を表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメ チルを表し、Zは、水素もしくは基[式中、Aθは、無機もしくは有機酸の陰イ オンを表すか、またはカルボン酸官能基がその抗生物質の残された部分に存在す る場合には、それはまた、該カルボン酸官能基から誘導される内部陰イオンを表 してもよい] を表す。 前記の式(1)および引き続いての式における括弧内の数字は、抗生物質A−4 0926およびその誘導体類の分子構造中の相対的な炭素原子の慣習的番号であ る。 抗生物質A40926は、アクチノマデユラ(Ac t inomadura) 種ATCC39727と命名されたAct inomaduraを、資化可能な 炭素、窒素源、および無機塩類を含有する培地で培養することによって得られた グリコペプチド抗生物質複合体である(欧州特許第177882号、参照)。前 記引用特許に記載された方法により、そのファクター類が、ファクターA1ファ クターB1ファクターB0、ファクターB1、ファクターPA、およびファクタ ーPBと名付けられた本抗生物質複合体の回収は、その発酵液を濾過または予備 精製の後、固定化されたD−アラニル−D−アラニン上でアフィニティークロマ トグラフィーを行わせることを含む。 本A40926のファクター類は、下記の式(I I)によって表すことができ る。 この場合、式中、Rolは水素であり、Xoはヒドロキシであり、Yoはカルボ キシであり、R’2は、(C9Cl2)アルキル基を表し、そしてMoは、α− D−マンノピラノシルもしくは6−0−アセチル−α−D−マンノピラノシル基 を表す。 さらに具体的に、抗生物質A40926フアクターAは、上記式(II)の一つ の化合物であり、この場合、Ro1は水素であり、Xoはヒドロキシであり、Y oはカルボキシであり、Ro2は、n−ドデシルを表し、そしてMo は、α− D−マンノピラノシルを表す。最も最近の研究によると、上記、欧州特許第17 7882号に記載された抗生物質A40926Bと同定された物質は、実質的に 密接な関係にある2種の成分より成る。抗生物質A40926フアクターB0は 、実際にファクターBの主成分であり、そして上記式(II)の化合物に対応し 、この場合、Rolは水素であり、Xo はヒドロキシであり、Yoはカルボキ シであり、Ro2は9−メチルデシルを表し、そしてMoはα−D−マンノピラ ノシルを表す。 ファクターBのより少量の成分は、ファクターB1と名付けられ、Ro2がn− ウンデシルを表している点でのみファクターB0と異なる(E、 Riva e t al、 Chromatographia、 Vol、 24.295.1 987)。 抗生物質A40926フアクターPAおよびPBは、マンノース単位が、6−0 −アセチル−α−D−マンノピラノース単位によって置換されている点で、対応 するファクターAおよびBと異なる。 抗生物質A40926フアクターPAおよびPBは、少なくともある発酵条件下 では、本A40926を生産する微生物の主抗生物質産物である。 抗生物質A40926フアクターAおよびBは、それぞれ、主として抗生物質A 40926フアクターPAおよびPBの変換産物であり、そしてしばしば、発酵 液中に既に存在している。 全ての糖部分は、0−グリコシド結合を通して抗生物質A40926の核に結合 している。 アシル基をアミノグルクロニル単位に置換することなしに、マンノース単位のア セチル基を除去するような塩基性条件下では、抗生物質A40926フアクター PAは、抗生物質A40926フアクターAに変換でき、そして抗生物1tA4 0926フアクターPBは、抗生物質A40926フアクターBに変換できるこ とが、発見された。 続いて、発酵液もしくは抗生物質A40926含有抽出液もしくはその濃縮液が 、一定時間塩基性条件下(例えば請求核塩基の水溶液pH9以上で一夜)に放置 されると、抗生物質A40926フアクターAおよびファクターBに富んだ抗生 物質A40926複合体が得られる。 抗生物質A40926フアクターBは、抗生物質A40926複合体から、欧州 特許第177882号に記載された方法を用いるクロマトグラフィー分離によっ て得ることができる。上記の欧州特許に記載された条件下で、ファクターBの約 90%と説明されている純粋なファクターB0は、ファクターBのさらなる精製 、例えば、繰り返し、逆相クロマトグラフィーを実施することにより得ることが できる。 さらに最近の研究(L、 Zerilli et al、、 Rapid Co mmunications 1n11ass Spectrometry、 V ol、 6.109.1992)では、抗生物質複合体A40926においては 、また、それぞれアクロニムス(acronyms)A1.R8−1,R3−2 およびR3−3と同定されるいくつかの微量のファクターが存在することが分か った。これらの微量のファクターは、HPLCによって個々に単離され、それら の構造は、ガスクロマトグラフィー/質量分析を応用することによって、A−4 0926複合体のメタノール分解物と決定された。 上記微量ファクターの全ては、アミノグルクロン酸部分に結合している脂肪酸残 基とは別に、ファクターA、BoおよびB1の基本構造に対応する構造を有する 。さらに好ましくは、式(I I)に言及すると、Rol。 XoおよびYoは、上記と同様の意味を有し、一方R1,は、ファクターA1で は8−メチルノニル、ファクターR8−1ではn−ノニルおよびファクターR3 −3ではn−ドデシルを表す。 欧州特許第177882号に記載された次のような発酵条件によって一般に得ら れる抗生物質A40926複合体調製品においては、R’lが(C+a Ct+ )アルキルであるファクター類は、非常に著量であるけれども、Ro、がC0も しくはC+Zアルキルである微量成分の量を、発酵条件を変更して増加させるこ とは可能である。 抗生物質A40926複合体の通常の精製工程の間に、ファクターPAおよびP Bは、ファクターAおよびBに大部分変換される。 加えて、抗生物質A40926複合体、その単一ファクターもしくは該ファクタ ーの混合物を、出発物質の糖部分のひとつを限定酸加水分解することによって、 あらゆる割合において、対応するN−アシルアミノグルクロニルアグリコン複合 体AB、N−アシルアミノグルクロニルアグリコンファクターASN−アシルア ミノグルクロニルアグリコンファクターB1およびA40926のマンノシルア グリコンに変換できることが見いだされた(欧州特許出願公開第240609号 および欧州特許出願公開第228015号、参照)。 N−アシルアミノグルクロニルアグリコンの生成に関する好適な加水分解条件は 、温度40〜80℃において、ジメチルスルホキシド/濃塩酸8:2〜9.5: 0.5の使用を包含する。 抗生物質A40926N−アシルアミノグルクロニルアグリコンは、Ro1およ びMoが水素原子であり、Xoがヒドロキシであり、Yoがカルボキシであり、 そしてR’2が(Co C+z)アルキルである場合の上記式(I I)によっ て表される。 抗生物質A40926の全糖部分の完全開裂が、アグリコンを与える。 この加水分解方法は、欧州特許出願公開第240609号に記載されている。 抗生物質A40926複合体、そのファクター類、その対応するN−アシルアミ ノグルクロニルアグリコン、マンノシルアグリコン、アグリコン、およびあらゆ る割合におけるそれらの混合物が、グラム陽性細菌およびナイゼリア属(Nei sseriae)に対して主として抗菌活性をもっている。 欧州特許出願第91104857号の優先権を主張する国際特許出願第P CT /E P 92100374号において、抗生物質A40926およびそのN− アシル−アミノグルクロニルアグリコンのエステル誘導体類(位置6”、すなわ ちN−アシルアミノグルクロニル部分に存在するカルボキシ基におけるエステル 化)が、記載されている:すなわち、X゛がOHであり、Yo が(CI C4 )アルコキシカルボニル、ならびにR°6、R′2およびM′が上記記号R1、 R2およびMと同じ意味を有する場合の式(I I)の化合物。 これらのエステル誘導体類は、NI3保護(この記述において、用語“N +  5”は、便宜的に数字15を与えられたA40926分子の炭素原子につくアミ ノ官能基の窒素原子をさす)もしくはNI5遊離アミノA40926基質もしく はその脱マンノシル誘導体(すなわち、N−アシルアミノグルクロニルアグリコ ン)とアルカノールとを酸性媒体中で反応させるか、あるいは、N”保護A40 926誘導体もしくはその脱マンノシル同族体と、ハロゲン化(好ましくは、臭 化、塩化もしくはヨウ化)アルキルとを、任意にハロゲン化水素酸受容体のの存 在で、特別には、過剰の選定されたアルカノールとを濃鉱酸の存在で、温度0℃ 〜室温において、反応させることによって生成される。 上記の方法により生成された抗生物質A40926のこれらのエステル誘導体類 は、式(1)の抗生物質A40926誘導体類の生成のための出発物質として使 用される。 これまで概説したように、本発明の化合物の出発物質であるA40926エステ ル誘導体類および脱マンノシルA40926エステル誘導体類の生成に有用な限 定エステル化法は、A40926基質が、導入されるべき基の立体的複雑性を変 化する時間、濃鉱酸の存在で温度0℃〜室温において、過剰量の選定されたアル カノールと混合されるエステル化反応を包含する。 若干の例においては、可能性のある不必要な副反応を減するために、そのA40 926前駆物質の位置15における一次アミノ官能基を保護することが都合がよ い。これは、以下の参考図書に記載されているような技術上、本質的に既知の方 法によって実施される(参照、T、W、 Green。 +Protective Groups in Organic 5ynthe sis”、 John l1ley and 5ons。 New York、 1981およびM、 Mc 0m1e、 ”Protec tive Groups in Organicchemistry”、 Pl enum Press、 New York、 1973)oこれらの保護基は 、反応方法の条件において安定であらねばならず、主反応を妨害することは好ま しくなく、そして主反応の最後において容易に切断されねばならない。 tert−ブトキシカルボニル(t−BOC)、カルボベンジルオキシ(CBz )、およびアリ・−ルアルキル基は、好適なアミノ保護基の例である。 塩基の存在下で任意に置換されたハロゲン化ベンジルによるベンジル化は、定量 的収率で容易に起こり、カルボキシ基のベンジルエステルの随伴する形成なしに 、独占的に対応するNl5−ベンジル誘導体の形成をもたらす。 位置15のアミノ基の選択的保護は、2個のカルボキシ基の随伴エステル化なし に、ハロゲン化水素受容体(すなわち、第三級アミン)の存在下で、臭化ベンジ ルとの反応によって好適に実施することができる。 Nl5−保護基の除去条件は、アミノ保護基の除去に対して技術上既知の方法で あり、分子中の他の遊離基の反応性を検討した後に決定されねばならない。 M“がα−D−マンノピラノシルもしくは6−0−アセチル−α−D−マンノピ ラノシルであり、Yo が(C1C4)アルコキシカルボニルである場合の式( I I)のエステル出発物質は、選択的酸加水分解の方法によってM′が水素で ある場合の対応する化合物に変換される。欧州特許出願公開第240609号に 開示されているように、抗生物質A40926 (例えば、N−アシルアミノグ ルクロニルアグリコン)の脱マンノシル誘導体類の生成に好適な加水分解条件は 、温度40〜80℃におけるジメチルスルホキシド/濃塩酸8 : 2 (v/ v)〜9.5:0゜5 (V/V)の混合液の使用を包含する。 従って、A40926のエステルの脱マンノシル誘導体類は、対応するアグリコ ンとの混合物の形で得られ、調製用HPLCによって分別することができる。  加水分解条件は、得られる生成物の間の比を変えるために、適切に変更すること もできる。例えば、611の位置でエステル化されたA40926から出発する と、溶媒/塩酸比を78=1に増加さ水反応温度60℃以下を維持し、そして反 応時間を約7日まで延ばすことによって、A40926の不要なアグリコンに対 する位置6Bにおいてエステル化された必要な脱マンノシル誘導体類の比は、約 1.4〜1.0になる。 反応の進行は、技術上既知の方法に従い、HPLCによって監視される。これら の測定の結果を基礎として、当業者は、反応の進行を評価し、反応の停止ならび に、例えば、溶媒抽出、非溶媒沈殿を含み、さらにクロマトグラフィーによる分 別や精製と組み合わせて、本質的に既知の技術に従う反応物の回収を始める時を 決定することができるであろう。 式(I)の化合物の生成のための出発物質として使用されるエステル誘導体類は 、その前駆体抗生物質A40926複合体の数種のファクターの各々に対応する 単一の化合物またはA40926前駆物質の異なるファクターに対応する2種以 上の成分の、あらゆる比率における混合物であってもよい。エステル誘導体類の 該混合物は 6 gエステルの生成におけるA40926複合体もしくはA40 926複合体前駆物質のファクター混合物の使用により、または得られたエステ ル生成物(前駆物質A40926複合体を特定するファクターの最初の割合を変 えることができる)の単離/精製における特別な条件の応用により、または逆相 クロマトグラフィー分別法によって単離されるかもしくは前駆物質として純粋な A40926フアクターの使用によって得られるところの純粋なエステル生成物 の適切な割合における混合により、得ることができる。 本明細書および請求の範囲においては、特別に規定しない場合、用語“アルキル ”は、単独もしくは他の置換基との組み合わせにおいて、直鎖および分枝の両次 化水素基を含み;より具体的には、用語“(C+−C4)アルキル”は、メチル 、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、1.1 −ジメチルエチルおよび2−メチルプロピルのような炭素原子1〜4個の直鎖も しくは分枝状脂肪族炭化水素鎖を表す。 ここで用いられているように、用語“alk、”、”alk2”、′alks” は、次の例のような炭素原子2〜10個の独立な線状もしくは分枝アルキレン鎖 を表すニ ーCE2−CH2−。 −CE2−CT12−CF12− t −C112−CFI2−CH2−CH2−。 −CH2−012−CH2−C11i2−CIII2− t−CH2−CH2− CH2−CH2−CH2−CH2−。 −Cf2−CH2−CH7−CH2−CH2−CH2−Cf2− 。 −Cf2−CH2−C1112−C1112−CH2−CH2−Cf2−Cf2 − 。 −Cf2−CH2−CH2−Cf2−CH2−Cf2−CH3−■2−CH2− 。 −CH7−CH2−CH7−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−Cf2 −CH2−。 Cf3 CH3CH3 Cf2−Cf3 CH3CH3C113CH:1−CH2,CH301:1 013 CH3ca3ca3 べm−CE!7−CH2−Cf2−CH2−Cf2−Cf12−CH2−。 ■ CH3 ここで用いられているような用語、“(C2C4)アルキル部分”および“(C 2C4)アルキレン部分”は、炭素原子2〜4個の線状もしくは分枝脂肪族鎖残 基を表す。該鎖の代表例は、上記リストより引用できる。 用語“(C+ C4)アルコキシカルボニル”は、例えば、メトキシカルボニル 、エトキシカルボニル、プロピルオキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボ ニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、およびtert−ブトキ シカルボニルのような直鎖および分枝の両アルコキンカルボニル基を包含する。 以下に、上記定義によるアミノ残基 −NR3−alkl−(NR4−alk21.−INR5−alk31q−wの 若干の代表例を示す: →侃−CH(Olz)。べ13 ■ CH3 n = O,l、2 or 3 −MH−[CH2))−NE−1cII3)2−ME2 −NH−(CH2)、 −NIICII3−NEI−(CH2)2−Nli−(C112)3−MH2n  = 2.30r 4−1iE−(CEI2 ) 2−NH−(CH2) 4− [82−Nii−(CH2)1−NHl C3H7−Nu−(Cf2)4−MH −(CH2)2−MH2n ! 2.3 or 4−ME−(CH12)3−N II−(CH2)4−Ni2−N11−(CH2)2−MH−(CHz)3−ト ロ(−(〔コ+212−x2−旧−fcH2)2−皿−(02)1間−(Cf2 )2−NEI2−NU−(CH2)3−Mill−(Cf2)3−[1l−1c Ili2)3−NIB2−冊−(CH2)3−冊−(0!2)、−冊−(CH2 +3−NHl2−y−(CH2)2−Mlll−(Cf!233−NH−(Cf 2 )4−NHl2−NII−(CI!2 )4−NE−(012)3−M!! −(Cf3 )4−[82−Nヨー(CH2)3−MU−(CH2)ター)JH −(C1112)3−MH2−Mlll−(CH213−NH−(012)IQ −Nfi−(CH3)3−ME2−HE−TCE2)2−NETCE2)2N( Cf3)2h n = L 2 or 3−聞−(CF!3)3−N[(CB2 )3?JICH3)3]2 −11’1110131−10121.−11’B c!+3−MU−(Cf213−N(C112)2N(CE!3)2]2 n  = 2.30【4−NEI−(Cf1z)3−N((CHz)xN+C113) 212−NU−(Cf212−N[(Cf232N(C2日532]2 −N( CB2)ゎ−聞C21115−N(CH13)(Cf2]2−N[iCE!23 2?JE2]2 n = 2.3. or 4および類似のもの。 R3とR4が一緒になって、2個の窒素原子に結合している(C2−C4)アル キレン部分を表す場合には、その部分alk+(もしくはalkz)と2個の隣 接する窒素原子との組み合わせにおいて形成される飽和複素環部分はミ好ましく はピペラジノ環である。 例えば、R3およびR4(もしくはR4およびR1)が−緒になって、2個の窒 素原子に結合している(Cz C4)アルキレン部分を表す場合、または、pお よびqの両方がゼロで、Wが部分 −NR,−alk、−と−緒なって、ピペラ ジノもしくは4−メチルピペラジノを表す場合には、式 %式%) のアミノ残基は、次の基と同一である:本発明の範囲は、前駆体抗生物質A40 926複合体の単一のファクターから得られる式(1)の単位化合物と、同じく 複合体A40926それ自体またはそのファクターの2種以上のあらゆる割合に おける混合物から得られる式(1)の化合物の混合物を包含する。したがって、 A40926複合体のファクターに対応する式(1)の化合物の混合物成分の相 互割合の変化は、発酵における種々の条件、前駆体抗生物質A40926複合体 の回収、単離および精製条件を応用することにより、または本発明の式(1)の 化合物の純粋な個々のファクターを望まれる割合に混合することにより得ること ができる。 式(1)の好適な化合物類は、以下の場合のもの、およびその薬学的に受容可能 な付加塩類である。 この場合、R1は、水素もしくはアミノ官能基の保護基を表し;R2は、(C9 −C,2)アルキルを表し;Mは、水素、α−D−マンノピラノシルもしくは6 −0−アセチル−α−D−マンノピラノシルを表し;Yは、カルボキシ、(C, −C,)アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(CI C4)アルキルア ミノカルボニル、ジ(C,−C4)アルキルアミノカルボニルを表していて、そ のアルキル部分は、ヒドロキシ、アミン、(自−C4)アルキルアミノおよびジ (CI C4)アルキルアミノから選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシメ チルを有してもよく;Xは、ヒドロキシもしくは式 %式%) [式中、R3、R4およびRI+は、水素を表し;alk+、alk2およびa lk3は、各々独立して炭素原子2〜4個の線状もしくは分枝アルキレンを表し ;pおよびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり;Wilt、水素、( C,−C4)フルキル、アミノ、(CI C4)フルキルアミノ、ジ(CI C 4)アルキルアミノ、1もしくは2個のアミノ−(C2C4)アルキル部分また は1もしくは2個の(CI C4)アルキルアミノ−(C2C4)アルキル部分 または1もしくは2個のジ(CI C4)アルキルアミノ−(C2C4)アルキ ル部分によって置換されたアミノを表し、あるいは、pおよびqが両方ゼロであ る場合には、Wは部分−NR3−alk、−と−緒になって、またピペラジノも しくは4−メチルピペラジノを表してもよい] のアミノ残基を表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメ チルを表し、Zは、水素もしくは基[式中、Aθは、無機もしくは有機酸の陰イ オン、またはカルボン酸官能基がその抗生物質の残された部分に存在する場合に は、それはまた、該カルボン酸官能基から誘導される内部陰イオンを表してもよ い]を表す。 本発明のその他の好適な化合物類は、R2が(CIo Cu)アルキルを表し、 Mがα−D−マンノピラノシルを表し、そしてR1、X、YおよびZが上記の場 合の式(1)の誘導体類ならびにその薬学的に受容可能な付加塩類を包含する。  本発明のより一層好適な化合物類は、式(Dの以下の場合の化合物類ならびに その薬学的に受容可能な付加塩類を包含する。 この場合、R5は、水素もしくはアミン官能基の保護基、好ましくは水素を表し ;R1は、7−メチルオクチル、n−ノニル、8−メチルノニル、n−デシル、 9−メチルデシル、n−ウンデシルもしくはれ一ドデシル、好ましくはn−デシ ル、9−メチルデシルもしくはn−ウンデシル、最も好ましくは9−メチルデシ ルを表し;Mは、水素、もしくはα−D−マンノピラノシル、好ましくはα−D −マンノピラノシルを表し;Yは、カルボキシ、(CI 04)アルコキシカル ボニル、アミノカルボニル、(CI C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(C I C4)アルキルアミノカルボニルを表していて、そのアルキル部分は、ヒド ロキシ、アミノ、(CI C4)アルキルアミノおよびジ(Ct C4)アルキ ルアミノから選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシメチル、好ましくはカル ボキシ、メトキシカルボニル、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジ メチルアミノカルボニル、(ジメチルアミノ)エチルアミノカルボニルもしくは ヒドロキシメチルを有してもよく;Xは、アミノ残基 −NRs−a I k+−(NH−a 1 kg)p −(NH−a 1 ks )q −W[式中、R3は、水素を表し;alk、、alk、およびalk3は 、各々独立して炭素原子2〜4個の線状アルキレンを表し;pおよびqは、各々 独立して0もしくは1を表し;そしてWは、アミノ、(CI C4)アルキルア ミノ、ジ(C,−C4)アルキルアミノ、1もしくは2個のアミノ−(CI C 4)アルキル部分によって置換されたアミノを表し、あるいは、pおよびqが両 方ゼロである場合には、Wは部分 −NR,−aIkl−と−緒になって、また ピペラジノもしくは4−メチルピペラジノを表す] であり、最も好ましくはXは、 −NU−(O1i2)3−N江13)2゜−NH(CH2) 3− [[(CB 2 )3 )2−ME2゜−ME−(CH2)3−N[(C112)) NEr 2]2 andから選ばれるアミノ残基であり、Zは、水素を表す。 Yが(CI C4)アルコキシカルボニルであり、R,、R2、MおよびZが、 本明細書の始めに明示したとおりであり、そしてXがアミノ残基−NR3alk 、−(NR4alJ)I) (NRs alks)q WE式中、R3、R4、 R6、alk、、alk2、alk、、p、qおよびWは、本明細書の始めに明 示したとおりであるコを表す場合の式(1)の化合物類は、Rol、R” 2お よびM′が、RI%R2およびMと同じ意味を有し、Xoがヒドロキシであり、 そしてY゛が(CI C4)アルコキシカルボニルである場合の前記式(I I )の対応する誘導体類のアミド化によって生成される。 これらの式(I I)の出発物質は、前述のように生成され、そのある特殊な例 は、既に述べた国際特許出願第PCT/EP92100374号に開示されてい る。 アミド化の方法は、鎖式(I I)の出発物質と、式(III):NHR3ar k、(NR4alkz)p (NRg alks)Q W(III) [式中、R3、R4、R5、alk、、alk2、alka、pSqおよびWは 本明細書の始めに明示したと同じ意味である]の適切なアミンとを、縮合剤の存 在下、または鎖式(夏1)の出発c63カルボン酸の“活性エステル”の形成を 経て、不活性有機溶媒中で縮合させることを包含する。 アミド化反応に対して有用な不活性有機溶媒は、反応進行に不利な妨害をせず、 出発物質を少なくとも一部可溶化することができる有機の非プロトン性溶媒であ る。 該不活性有機溶媒の例は、有機アミド、グリコールおよびポリオールのエーテル 、リン酸アミドならびにスルホキシドである。不活性有機溶媒のより好ましい例 はニジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ヘキサメチルホスホルアミド、 ジメチルスルホキシドおよびそれらの混合物である。 本発明の方法における縮合剤は、有機化合物および特にペプチド合成において、 アミド結合を形成するために好適なものである。 縮合剤の代表的な例は、ジイソプロピルカルボジイミド(D I C)、ヒドロ キシベンゾトリアゾール(HBT)の存在におけるジシクロへキンル力ルポジイ ミド(DCC) 、ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾリルオキシ−トリス− (ジメチルアミノ)ホスホニウム、ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾリルオ キシ−トリス−(ピロリジノ)ホスホニウム、およびアジドリン酸ジフェニル、 アジドリン酸ジエチル、アジドリン酸ジー(4−ニトロフェニル)、アジドリン 酸ジモルホリルのような(CI C4)アルキル、フェニルもしくは複素環アジ ドリン酸エステル類およびクロロリン酸ジフェニルである。好適な縮合剤は、ア ジドリン酸ジフェニル、すなわちリン酸ジフェニルエステルアジド(D P P  A)、ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾリルオキシ−トリス−(ジメチル アミノ)ホスホニウム(BOP) 、およびヘキサフルオロリン酸ベンゾトリア ゾリルオキシ−トリス−(ピロリジノ)ホスホニウム(PyBOP)である。 前述の縮合剤の最後の2種の中では、生じる副生物ピロリジンがジメチルアミン より毒性に関して弱いために、pyBopが特に好ましい。 ここに記した本発明のアミド化法においては、ある場合にはその反応は、等モル の割合かまたは特に縮合剤としてBOPもしくはpyBopを使用した場合には 、若干モル過剰でアミン反応物を用いることによって、高収率で実施されるけれ ども、通常、アミン反応物は、モル過剰で使用される。 一般に、アミン反応物が、かなり安価か、または容易に入手できる反応物である 場合には、2〜10倍モル過剰のアミン(I I I)が使用されるが、3〜4 倍モル過剰がより好ましい。 縮合剤の存在の下で、上記式(I nの出発物質のアミンCI I I)による アミド化を実施するために、そのアミン反応物が、該出発物質のカルボキシ官能 基(X′=ヒドロキシ)と塩を形成できることが必要である。そのアミンが、選 ばれた反応媒体中でそのような塩を十分強く形成できない場合には、塩形成塩基 (例えば、トリエチルアミン、N−メチルピロリジンもしくはN−メチルピペラ ジンのような第3級脂肪族もしくは複素環アミン、これらはカルボキシ官能基と アミド結合を形成できない)をその出発物質に関して少なくとも等モル量で反応 混合液に添加することが必要である。 塩形成塩基の添加によりアミン反応物をより低モルの過剰で使用することは、そ のアミン反応物が比較的高価であるか、または入手し難い物である場合には、好 ましい方法である。 該塩形成塩基の例は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチルピロリ ジンもしくはピコリンのような第3級脂肪族もしくは複素環アミン類、およびそ の類似物である。 縮合剤は、一般に、等モル量または1.1〜1.7倍、好ましくは1゜2〜1. 5倍のようなやや過剰のモル量で、出発物質A40926化合物に対して使用さ れる。特に、縮合剤として大過剰(例えば、3倍の過剰モル)のPyBOPおよ び大過剰(例えば、6〜10倍の過剰モル)のアミン反応物を用いる場合には、 Y゛ が(CI C4)アルコキシカルボニルである場合の式(I I)の出発 物質によって、Zが1式中、Aθは、前記と同じ意味を有する]を表す場合の式 (Dのアミド末端生成物は、殆ど定量的な収率で得られることが観察された。 アミン反応物は、また便宜上、対応する酸付加塩、例えば、塩酸塩として反応媒 体中に添加されてもよい。この場合には、その塩からアミンを遊離することがで きる強力な塩基、少な(とも2倍モル量、好ましくは2〜4倍のモル過剰量が添 加される。また、この場合には、好適な塩基は、通常、前に例示したようなカル ボキシ官能基とアミド結合を形成できない第三級有機脂肪族もしくは複素環アミ ンである。事実、少なくとも若干の例においては、上記塩基により本来の位置で 解離されるそのアミンの塩を使用することは、特に、その塩が、対応する遊離ア ミンより安定である場合には、非常に好ましい。 反応温度は、特定の出発物質および反応条件によりかなり変化するであろう。一 般には、温度0〜30℃において反応を行うことが好ましい。 また、反応時間は、縮合剤およびその他の反応パラメーターによりかなり変化す るであろう。一般に、縮合反応は、約1時間ないし約24〜48時間内に完結さ れる。 どの場合にも、その反応の進行は、技術的に既知の方法に従うTLCもしくは、 好ましくはHPLCによって監視される。 これらの分析の結果を基礎にして、当業者は、反応の進行を評価し、反応の停止 ならびに、例えば、溶媒抽出、非溶媒の添加による沈殿などを含み、さらに通常 の分別操作や例えば、カラムクロマトグラフィーによる精製と組み合わせて行う 、本質的に既知の技術に従って反応物の回収を始める時を決定することができる であろう。 普通には、前述したような縮合剤を使用する場合、式(I I)の出発エステル のN+5−アミノ官能基を保護することは、必ずしも必要ではない。しかしなが ら、該エステルが前駆体抗生物質A40926から生成されるところの、先行反 応段階から直接束ずる場合には、そのような官能基において保護された出発エス テルを利用することは、有益であるかもしれない。その上さらに、アミド化反応 条件が、式(I I)の出発エステルにおけるN15−アミノ官能基を保護する ことを必要とするか、または、少なくともより適切なものとする特殊な場合があ るかもしれない。 そのような場合において、そのN15−アミノ官能基は、式(I I)[Y’  が(CI C4)アルコキシカルボニルである場合]のエステルの生成のための A40926前駆物質の保護に対して、先に指示された参考図書に記載されてい るような本質的に技術上既知の方法によって保護される。 そのN−保護基は、反応過程の条件において安定であらねばならず、アミド化反 応を不利に妨害してはならず、そして新たに形成されたアミド結合ならびにその 化合物の全体の構造、例えば、糖部分、を変化させることなく、反応の終了時に 反応媒体から容易に切り離され、除去されねばならない。 エステル出発物質のN l s−第一級アミノ官能基、ならびに必要な場合には 、アミド化反応に関与しないアミン(I I I)として任意に特定される他の 全てのアミノ官能基を保護するために、本発明の方法において有利に使用するこ とができるN−保護基の代表例は、次のオキシカルボニル基によって特徴づけら れるカルバメート形成試薬である:1.1−ジメチルプロピニルオキシカルボニ ル、t−ブチルオキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、シナミルオキシカ ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、P−ニトロベンジルオキシカルボニル、 3,4−ジメトキシ−6−ニトロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジクロロ ベンジルオキシカルボニル、5−ベンズイソキサゾリルメチルオキシカルボニル 、9−アントラニルメチルオキシカルボニル、ジフェニルメチルオキシカルボニ ル、イソニコチノイルオキシカルボニル、ジフェニルメチルオキシカルボニル、 S−ベンジルオキシカルボニル、およびその類似物。 一般に、これらの保護基は、アミド化反応が終了した時点で、トリフルオロ酢酸 (T F A)のような適切な強い有機酸および希無機酸による処理によって脱 離することができる。 抗生物質分子の核についている糖部分を加水分解する危険を避けるために、また 、異なる除去条件下、例えば、触媒として炭素上のパラジウムを用いる触媒水素 化のような条件で、保護基のあるものを脱離することもできる。また一方、前記 のものから選ばれたアミノ保護基を、制御下の酸性条件、例えば、低温および/ または短い反応時間において、除くことも可能である。 アミド化反応が、式(I I)の出発化合物の“活性エステル”という中間体形 成を通して実施される場合には、そのような“活性エステル”は、一般にそのま まで形成されるか、さもなくば、単離されて後、式(I r I)のアミンと反 応させてもよい。式(I I)の出発物質は、好ましくは、N l 5−アミノ 基によるその活性エステル形成試薬のいかなる妨害をも避けるために、N13− アミノ官能基において保護される。そのような基の保護は、既知の方法および上 記方法に従って達成される。 カルボン酸の“活性エステル”の形成は、”Fieser and Fiese r、 Reagent for organic 5ynthesis、 Jo hn Wiley and 5ons Inc、、 pages 129| 130(1967)”において、一般用語で記載されている。 本発明の方法において都合よく使用できる該活性エステル形成試薬の例は、”R ,Schwyzer et al、、 1lelv、 Chim、 Acta、  38.69−70”に記載されたものであり、式(I I)のエステル誘導体 類[この場合、X′は、CH2CN 、 CH2COOC2Hs、CH2(CO OCzHs)2、CH2COCH3、 である] を包含し、これは、式(I I)の出発物質[この場合、Rolが、適切な保護 基であり、Xoが、ヒドロキシである]から、溶媒中の酸受容体の存在下で、そ れぞれ、Cl CH2CN、BrCH2COOC2H5、BrCH(COOC2 H3) 2、ClCH2COCH3、と、反応することによって生成することが できる。 この種の好適な試薬は、クロロアセトニトリルである。この場合、クロロアセト ニトリルそれ自体、ジメチルホルムアミド(DMF) 、もしくはジメチルスル ホキシド(DMS O)が、好適な溶媒として使用することができる。 一般に、“活性エステル“の形成に有用な不活性有機溶媒は、反応の進行を不利 に妨害せず、少なくとも一部、カルボン酸出発物質を溶解ことかできる有機非プ ロトン性溶媒である。 該不活性有機溶媒の例は、有機アミド類、グリコール類およびポリオール類のエ ーテル、ホスホルアミド類、スルホキシド類ならびに芳香族化合物類である。不 活性有機溶媒の好適な例は・ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ヘキサ メチルホスホルアミド、ジメチルスルホキシド、ベンゼン、トルエンおよびそれ らの混合物である。 さらに好ましくは、その溶媒は、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメ チルホルムアミドから選ばれる。活性エステルの形成は、一般に、反応の進行を 妨害しない、トリエチルアミンのようなトリアルキルアミン、炭酸もしくは重炭 酸ナトリウムもしくはカリウム、のような塩基の存在下で行われる。一般に、そ の塩基は、出発物質に対して2〜6モルの割合で使用され、好ましくは、約3倍 のモル過剰で使用される。 好適な塩基は、トリエチルアミンである。 “活性エステル”形成試薬は、式(I I)のC113カルボン酸出発物質に対 して大過剰で使用される。一般には、5〜35モルの割合で、好ましくは、約2 0〜30倍モルの過剰で使用される。その反応温度は、10〜60℃、好ましく は、15〜30℃である。通常は、その反応時間は、他の特定の反応パラメータ ーに依存し、一般に、3〜48時間の間で変化できる。 反応の進行は、HPLCもしくはTLCによって追跡され、反応の完結と考えら れる時を決定し、望まれる中間体を回収する操作が開始される。その“活性エス テル”中間体は、それが生成される同じ反応媒体中で直接使用されるが、一般に は、溶媒を使用せずに沈殿によって、または溶媒抽出によって単離され、それ以 上の精製をせずに、そのまま次の反応段階に使用される。しかしながら、もし必 要ならば、フラッシュカラムクロマトグラフィー、もしくは逆相カラムクロマト グラフィーのようなカラムクロマトグラフィーによって精製することができる。  ついで、得られた“活性エステル”中間体は、モル過剰の式(I I I)の アミン誘導体と、有機極性溶媒の存在下で、温度5〜60℃、好ましくは、10 〜30℃において反応される。 その有機極性溶媒は、この場合には、極性プロトン性溶媒もしくは非プロトン性 溶媒である。 有機極性プロトン溶媒の好適な例は、エタノール、n−プロパツール、イソ−プ ロパツール、n−ブタノールおよびそれに類するもののような低級(Cm C4 )アルカノール類、またはそれらの混合物であり、好ましくは、無水の形で使用 される。 有機極性非プロトン溶媒の好適な例は、N、 N−ジメチルホルムアミド(DM F) 、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA) 、もしくはそれらの混合物 、1.3−ジメチル−3,4,5,6−チトラヒドロー2(IH)−ピリミドン (DMPU) 、ジメチルスルホキシド(DMSO)もしくはジメトキシエタン (DME)である。 式(III)の選ばれたアミンと“活性エステル“との反応は、温度5〜60℃ で実施できるが、好適な温度は、一般には10〜30℃、最も好ましくは、20 〜25℃であり、さらにその“活性エステル”中間体と先に定義したアミン(I  I I)の好適なモル比は、1:5〜1:30、より好ましくは、1:10〜 1.:20である。反応の進行は、通常のようにTLCもしくはHP L Cに よって監視される。 反応物アミンが、式(III)のポリアミンである場合には、アミド結合の形成 を伴わない1ないしそれ以上のアミノ基は、便宜上保護されてもよい。また、こ れらの場合においては、適切な保護基は、N13に関して既に述べられたもので ある。 したがって、得られるN63−保護アミド誘導体は、その後、15−位置の脱保 護に対して先に記したのと同様な条件下で脱保護される。 Yがヒドロキシメチルであり、R,SR2、M、XおよびZが、本明細書の始め に記載したとおりである式(i)の化合物類は、R2、M、 XおよびZが、上 記と同じ意味を有し、Yが(CI−C4)アルコキシカルボニルであり、そして R1がN + 5−アミノ官能基の適切な保護基である場合の式(1)の対応す る誘導体類と、好ましくは、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウムお よびシアノ水素化ホウ素ナトリウムから選ばれる水素化ホウ素アルカリ金属との 、温度O〜40℃で、水性もしくはアルコール水性液中での反応によって生成さ れる。 この方法の使用は、Yがヒドロキシメチルであり、Xがヒドロキシであり、RI SR2、およびMが、本明細書の始めに記載したとおりであり、そしてZが水素 である場合の式(1)の化合物類を生成ために、特に要求される。この場合にお いて、上記条件下で還元段階におかれる出発物質は、Yo が(C,−C,)ア ルコキシカルボニルであり、Xoがヒドロキシであり、R’ 2およびMoが、 それぞれR2およびMと同じ意味を有し、そしてR゛、がN15−アミノ官能基 の適切な保護基である場合の式(I I)の化合物である。該出発物質の特殊な 生成は、国際特許出願箱PCT/EP92100374号に開示されており、そ れは、上記式(I I)の出発エステルを生成するための一般的方法に従って実 施される。 一般には、上記還元反応に利用される水性アルコール液は、水と、水溶性もしく は一部水に混合する低級アルカノールとの混合物であり、その水/低級アルカノ ール比は、40/60〜90/10 (v/v) 、好ましくは、60/40  (v/v)〜68/32 (v/v)の範囲、最も好ましくは、65/35 ( v/v)である。 その反応は、ある場合にはまた、比較的少量の水の存在、例えば、水/低級アル カノール30/70もしくは20/80の混合液でも起きるけれども、一般に、 水/低級アルカノール比が40/60以下である時には、その反応速度は非常に 低い。 好適な低級アルカノール類は、線状および分枝(CI C4)アルキルアルコー ルであり、最適なものは、n−ブタノール、エタノールおよびメタノールである 。 時には、特殊な場合に、極性の共−溶媒、例えば、N、 N−ジメチルホル ムアミド、1,3−ジメチル−3,4,5,6−チトラヒドロー2(Hl)−ピ リミドン(DMPU)およびジメチルスルホキシドが、その反応の進行の間に出 発物質を完全に溶解するために添加することができる。時には、また種々な量の ジエチルエーテルが、発泡を避けるために添加される。 水素化ホウ素アルカリ金属として水素化ホウ素ナトリウムが最適なものである。 供せられる水素化ホウ素アルカリ金属の適切な量は、使用される溶剤ならびに反 応温度に依存して変化するが、反応混合液のpHが中性もしくはアルカリ性、好 ましくは、pH7〜10であるような方法においては、化学量論的必要量より大 過剰で、水素化ホウ素アルカリ金属の量を使うことが望ましい。一般に、水素化 ホウ素アルカリ金属とその抗生物質出発物のモル比は、50〜300の間に含ま れる。 その反応温度は、特定の出発物質と反応条件に依存してかなり変化できる。一般 に、0〜40℃、より好ましくは、室温で反応させることが好ましい。 反応時間は、またその他の反応パラメーターに依存してかなり変えられるが、注 意深くコントロールされねばならない。一般に、その反応は、約1〜4時間で完 了する。もし反応が4時間以上延長されるならば、その分子の核のあるペプチド 結合の開裂を引き起こし得る望ましくない副反応が起きることがある。 どんな場合においても、反応の進行は、技術的に既知の方法によるTLCもしく は、好ましくは、HPLCによって監視される。これらの測定の結果を基礎とし て当業者は、反応の進行を評価し、反応の停止ならびに、例えば、溶媒抽出、非 溶媒の添加による沈殿などを含み、さらに分別操作やカラムクロマトグラフィー による精製と組み合わせて行う、本質的に既知の技術に従う反応物の回収を始め る時を決定することができるであろう。 その反応が完結した後、過剰な水素化ホウ素アルカリ金属が、例えば、(CI  C4)アルキルアルコールのような極性プロトン溶媒に溶解された酸、例えば、 (CI 04)アルキル有機酸、(CI Co)アルキルスルホン酸、アリール スルホン酸およびそれに類するものの適切な量を添加することによって除去され る。 その他には、Yがヒドロキシメチルであり、k+、Ra、およびMが、本明細書 の始めに記載したとおりであり、Xがアミノ残基NR3alkl (NR4al kz)I) (NRs alks)q W[式中、R3、R4、R5、alk、 、alk、、alk3、p、qおよびWは本明細書の始めに示した意味を有する ]であり、モしてZが水素である場合の式(1)の化合物は、Yがヒドロキシメ チルであり、Xがヒドロキシであり、R1、R2およびMが上記と同じ意味を有 し、そしてZが水素である場合の式(1)の対応する化合物が、上記式(I I  I)のアミンと反応することによる前記と同様なアミド化法に続くことによっ て生成される。 また、この場合には、アミド化反応は、適当な縮合剤の使用によるか、あるいは Yが(C,−C,)アルコキシカルボニルである式(1)の化合物の生成のため の前記“活性エステル“という中間体形成を経て実施される。 一般に、Yがヒドロキシメチル、Xがヒドロキシ、そしてZが水素である場合の 式(1)の誘導体類の、縮合剤としてpyBopを用いるアミド化は、PyBO Pがカルボン酸出発物質に対して大過剰モルに供せられる時でさえも、Zが水素 を表す場合の式(1)の最終化合物を生成する。そのアミド化反応が、Xがヒド ロキシ、Yがヒドロキシメチル、モしてZが水素である場合の式(I)の化合物 の”活性エステル”の形成を経て実施される時には、それは、前記保護基によっ て該化合物のN + 5−アミノ基が保護されていることが好ましい。 Yが(CI C4)アルコキシカルボニルもしくはヒドロキシメチルであり、R 1、R1、MおよびZが、本明細書の始めに示したとおりであり、Xがアミノ残 基 −NRs−a l k+−(NR4−a I kt)p −(NRs−a l  R3)q −W[式中、R3、R4、R6は各々独立して水素もしくは(CI  C4)アルキルを表し、alk、、alk、、alk3およびWは本明細書の始 めに示したとおりであり、pは1であり、モしてqは1もしくはゼロを表す]を 表す場合の式(I)の化合物の生成のための更なる方法は、Y、R2、Mおよび Zが上記のとおりであり、Xがアミノ残基−NR,−a I k、−NHR。 [式中、R3、R4およびalk+は上記のとおりであるコであるか、あるいは NR3a l J NRa a l R2NHR5[式中、 R3、R4、R5 、alk、およびalk2は、上記のとおりである] である場合の式(1)のN63アミド(この明細書中では、用語“N””は、数 字63により特定するA40926分子の炭素原子を包含するカルボキシアミド 基の窒素原子をさしている)のN15−保護誘導体と、式%式% [式中、R5、alk2およびalk3およびWは、上記のとおりであり。 qはゼロもしくは1であり、モしてrはハロ、メタンスルホニルもしくはトシル を表す] のアミン反応物とを、不活性溶媒中の酸受容体の存在下で反応させることより成 る。 上記のN63アミドのNIB−保護誘導体は、本発明の式(I)の化合物の生成 のための一般的方法によって生成される。N l !−アミノ官能基の脱保護は 、前記条件により実施される。 また、上記アルキル化法の場合には、式(1)のNasアミド化合物のN15− アミノ基より他の、および/またはアルキル化反応に関与しないアミン反応物( IV)もしくは(IVa)のこれらのアミノ官能基を保護することが、有用もし くは必要であろう。得られるN6”−保護アミドは、上記の条件により脱保護す ることができる。 前述の反応全てにおいて利用される保護基は、既に述べられたものである。しか し、特に注意すべきは、Yがヒドロキシメチルである場合の式(I)の誘導体類 の脱保護段階に関して払われねばならない。これらの化合物に対しては、事実、 15−位置の保護基が酸性条件下で脱離され易い時は、例えば、乾燥トリフルオ ロ酢酸(T F A)による処理によって、それぞれの56−アシルグルコサミ ン部分の比較的速い拮抗的置換があるので、その脱保護段階は危険である。しか し別に、これらの好ましくない副反応は、容易に最小限にすることができる。例 えば、保護基としてt−ブチルオキシカルボニル(t−BOC)が使用される場 合には、次の条件が採用できる:室温で1分間または、0〜5℃で10〜30分 間の乾燥TFAによる処理、続いて0〜5℃においてジエチルエーテルもしくは メタノール/ジエチルエーテル混合物による反応産物の急速沈殿。それとは反対 に、Yがカルボキシもしくはメトキシカルボニルである場合の式(1)の化合物 を用いると、56−アシルアミノグルクロン酸部分は、TFAに対して顕著に、 より安定であることが認められている。事実、対応する脱グルクロニルプソイド アグリコンの微量生成が、1時間の反応後においてのみ観察される。しかしなが ら、これらの場合には、t−BOC脱保護は30分で行われる。 その分子の他の部分に事実上影響すること無しに、t−BOC保護基を脱離する ためのその他の適切な方法は、0〜10℃で1〜2時間、ジクロロメタン溶解乾 燥TFAによる処理、次いで非溶媒の添加による反応産物の沈殿より成る。 R1、R2、MSXおよびZが、本明細書の始めに示されたとおりであり、Yが カルボキシである式(1)の化合物は、Yが(CI C4)アルコキシカルボニ ル、好ましくは、メトキシカルボニルであり、そして全てのその他の記号が、前 述のとおりである場合の式(1)の対応する化合物から、温度0〜30℃(それ より高温は、その分子の位置3の炭素原子におけるエピマー化を防ぐために避け ねばならない)において、有機不活性溶媒、例えば、エチレングリコールのジー (低級アルキル)エーテルもしくはテトラヒドロフラン中で、アルカリ金属水溶 液(例えば、NaOHおよびKOH)を用いる処理によって生成される。R1、 R3、M、XおよびZが、本明細書の始めに示されたとおりであり、Yがアミノ カルボニル、(CI C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(CI C4)アル キルアミノカルボニル[この場合、そのアルキル部分は、ヒドロキシ、アミノ、 (CI C4)アルキルアミノおよびジ(CI C4)アルキルアミノから選ば れる置換基を有していてもよいコである式(1)の化合物は、次に示す方法に従 って生成することもできるii)記号YおよびC63の部分COXが、同じ基( CI−C4)アルキルアミノカルボニルもしくはジ(CI C4)アルキルアミ ノカルボニル[この場合、そのアルキル部分は、アミノ、(CI C4)アルキ ルアミノおよびジ(CI C4)アルキルアミノから選ばれる置換基を有してい てもよい]を表す場合の誘導体類の生成= (a)抗生物質A40926複合体 、その脱マンノシル誘導体もしくはそれらのファクター(式(I I)、X°= ヒドロキシ、Y’ =カルボキシ、上記R1、R2およびMと同じR′0、R゛ 2およびM”)の、式(III)(式中、記号R3、R4、R5、alk、、a lk2、alk、、p、qおよびWは、上で定義したカルボキシアミド残基Yお よびCOXと一致する意味を有する)の適切なアミンの大過剰を用いるアミド化 。このアミド化反応は、上記と同じ条件下で実施される。 ii)記号YおよびCssの部分COXが、異なるカルボキサミド残基を表し、 アミノカルボニル、(CI C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(CI C4 )アルキルアミノカルボニル[この場合、そのアルキル部分は、ヒドロキシ、ア ミノ、(CI C4)アルキルアミノおよびジ(CI C4)アルキルアミノか ら選ばれる置換基を有していてもよい]から選ばれるYの意味ならびに本明細書 の始めに記載したようなアミノ残基であるXの意味を表す場合の誘導体類の生成 :方法A:R,、R2、MおよびZが、本明細書の始めに示したとおりであり、 Xが式 %式%) [式中、全ての記号は、本明細書の始めに明示したとおりである]のアミノ残基 を表し、そしてYがカルボキシである場合の式(1)の対応する化合物のアミド 化であって、前述した同じ条件での縮合剤(例えば、pyBopもしくはDPP A)の存在下において、上記カルボキサミド残基Yを形成するための適切なアミ ンを用いる反応により実施される; 方法B・ (a)N+5−アミノ官能基における、方法Aの同じ出発化合物の保 護(例えば、t−BOPもしくはCBz基を用いて); (b)位置61′にお けるカルボキシ基の“活性エステル”形成(例えば、クロロアセトニトリルを用 いる反応によって); (C)該化合物の“活性エステル”部分と適切なアミン との、前記と同じ条件下でさきに定義したカルボキサミド残基Yを生成するため の反応: (d)任意に行われる上記方法によるN+5−保護基の除去(例えば 、酸分解もしくは水素化分解によって)。 N1が水素である式(1)の化合物は、上記方法に従ってM′が水素である式( I I)の対応する出発分子を用いて一般に生成される。 さらに、Mが水素である式(1)の化合物生成のための別の方法は、欧州特許出 願公開第240609号に記載された条件に従う選択的酸加水分解の方法によっ て、Mがα−D−マンノピラノシルもしくは6−0−アセチル−α−D−マンノ ピラノシルである式(1)の化合物の、Mが水素である対応する化合物への変換 より成る。 前述のように、式(1)の化合物は、種々の割合における前駆体抗生物質A40 926もしくはその混合物の個々のファクターに対応している単位化合物より成 る。はとんどの場合には、その混合物の生物活性は、個々のファクターのそれに 非常に類似しているので、混合物を得る場合に、個々の成分を分ける特別の利点 はない。しかしながら、式(1)の純粋なファクターを必要とする場合には、そ れらは、欧州特許第177882号に記載された方法に従う逆相カラムクロマト グラフィーによって、それらの混合物から単離することができる。さもなくば、 それらは、抗生物質A40926複合体の個々のファクターに対応している式( I I)の単位出発物質を用いて生成することができる。 ここに記載された一般的方法および条件の下では、個々のファクターのひとつ( 例えば、ファクターBl+)を、その混合物の残留成分に関して特に多い割合( 例えば、HPLCでは60%)で含有する前駆体抗生物質A40926複合体を 利用することが有益である。したがって、本発明の方法を通してそのような前駆 物質から得られる式(I)の化合物は、特別に上記分離方法にかけられない場合 は、その特に多い成分が、その割合が該A40926複合体前駆物質中に特に多 い同じファクターに対応している混合物より一般に成り立つ。 そのファクターAおよび/またはBo、もしくはPAおよび/またはPBに富ん だA−40926複合体を生成する方法は、例えば、欧州特許出願公開第259 781号に記載されている。 本発明の化合物は、慣例の方法に従って有機および無機酸と塩を形成できる塩基 性官能基を有する。 本発明の化合物の代表的および好適な酸付加塩は、例えば、塩酸、臭酸、硫酸、 リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、コハク酸、クエン酸、アス コルビン酸、乳酸、マレイン酸、フマール酸、パルミチン酸、コール酸、パモ酸 、粘液酸、グルタミン酸、ショウノウ酸、グルタル酸、グリコール酸、フタル酸 、酒石酸、ラウリン酸、ステアリン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼ ンスルホン酸、ソルビン酸、ピクリン酸、安息香酸、ケイ皮酸、およびそれに類 する酸のような有機および無機の両酸類と、標準的反応によって形成される塩類 を包含する。 Xがヒドロキシであり、Yがヒドロキシメチルである式(1)の化合物、ならび にYがカルボキシであるその化合物はまた、有機および無機塩基と塩を形成でき る酸性官能基を有する。 酸性官能基を有する本発明の化合物と塩を形成できる塩基の代表例は:ナトリウ ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、バリウムの水酸化物、アンモニアの ようなアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物類、ならびにメチルア ミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、エタノールアミンおよびピコリンの ような脂肪族、脂環式もしくは芳香族有機アミン類である。 本発明の“非−塩”化合物の対応する付加塩への変換および逆変換、例えば、本 発明の付加塩の非−塩型への変換は、通常の技術分野に入り、本発明によって包 含される。 例えば、式(1)の化合物は、水性溶媒中に非−塩型を溶解もしくは懸濁し、や や過剰モルの選ばれた酸もしくは塩基を添加することによって、酸もしくは塩基 によって対応する塩へ変換することができる。その後、得られた溶液もしくは懸 濁液は、望みの塩を回収するために凍結乾燥される。 最終塩が非−塩型が溶解する溶媒に不溶である場合には、その塩は、化学量論的 な量もしくはやや過剰モルの選ばれた酸もしくは塩基を添加した後に、非−塩型 の溶液から濾過によって回収してもよい。 その非−塩型は、水性溶媒に溶解された対応する塩から、非−塩型を遊離させる ために中和して生成することができる。続いて、これは、例えば、有機溶媒によ る抽出によって回収され、選ばれた酸もしくは塩基の添加によってその他の付加 塩に変換され、さらに上記のようにして採取される。 中和に続いて、脱塩が必要な場合には、普通の脱塩操作が用いられる。 例えば、一定ポアーサイズのポリデキストラン樹脂(Sephadex LH2 0のような)もしくはシラン化シリカゲルによるカラムクロマトグラフィーが都 合よく使用される。水溶液を用いて不要な塩を溶出した後、必要な生成物が、水 と極性もしくは非極性有機溶媒の直線的もしくは段階的濃度勾配法、例えば、ア セトニトリル/水50 : 50から約100%アセトニトリルまでのような溶 媒によって溶出される。 技術上既知であるので、薬学的に受容可能な酸および塩基、または非薬学的に受 容可能な酸および塩基のいずれを用いる塩形成も、便宜的精製技術として使用で きる。塩形成および単離の後、その式(1)の化合物の塩形成は、対応する非− 塩もしくは薬学的に受容可能な塩に変換することができる。 しかしながら、式(I)の化合物とそれらの塩の性質との類似性の観点から、式 (1)の化合物の生物学的活性を扱う場合には、本出願において言及されるもの は、また、それらの薬学的に受容可能な塩にも適用次の表1は、一連の本発明の 代表的化合物の実例を示しでいる。 本発明の抗生物質A40926誘導体類は、主としてグラム陽性細菌に対して活 性がある。 特に、本発明の化合物は、グリコペプチド耐性の腸球菌(Enterococc i)およびブドウ球菌(Staphylococci)に対して、驚くべき抗菌 活性を示す。 式(1)の抗生物質A40926誘導体類のグラム陽性細菌の選ばれた菌株に対 する抗菌活性(それは最小阻止濃度(MIC)として表されるカリは、ティコプ ラニンおよび抗生物質A40926複合体との比較において測定された。ウシア ルブミン血清(フラクションV −Sigma)0.01%(w/v)含有のミ ューラー・ヒントン(MLlller−■釉ton)液体培地でのミクロブロス 希釈法が使用された。最終接種量は、約10’cfu/mlであり、MICは、 37℃、18〜24時間培養後の肉眼的に成長が認められない最低濃度(mcg /ml)として読まれた。 次の表IIは、一連の本発明の代表的化合物の抗菌スペクトルを示している。 表II(続き) (1)内部しゅう集菌株のコードナンバー次の表IIIは1通常の治療において グリコペプチドに高度耐性の腸球菌様に対する試験管内抗菌活性に関して、本発 明の若干の代表的化合物についての試験管内抗菌活性データを、ティコプラニン およびバンコマイシンとの比較において示している。 次の表IVは、マウスにおける実験的連鎖球菌敗血症に対する、本発明の若干の 代表的化合物の結果を示している。 この実験は、“V、Ar1oli et al、、 Journal of A ntibiotics 29.511(1,976)”に記載された方法に従っ て実施された。 前述のデータは、本発明の化合物は、前駆物質A40926よりもナイゼリア拳 ゴノロエア(Neisseria gonorrhoeae)に対する活性は一 般に低いけれども、対照化合物と比較する場合には、ブドウ球菌および腸球菌の 臨床分離株に対してより良好な抗菌活性を有することを示している。特に、それ らは:a)グリコペプチドに中程度耐性もしくは耐性のブドウ球菌、特にコアギ ュラーゼ非産生でメチシリン耐性のブドウ球菌に対して、ティコプラニンおよび A40926よりも試験管内抗菌活性は顕著に高い;b)ティコプラニンおよび バンコマイシンに高度耐性であり、A40926に若干の耐性(MIC≧64m cg/ml)を示す高度のグリコペプチド耐性腸球菌に対して試験管内抗菌活性 をもつ;c)マウスにおける連鎖球菌敗血症において、ティコプラニンおよびA 40926よりも生体内で高い効果をもつ。 上記の抗菌活性に関して、本発明の化合物類は、該活性成分に感受性の病原細菌 に起因する伝染病の予防および治療のため、特に、グリコペプチド抗生物質に低 感受性の腸球菌、連鎖球菌およびブドウ球菌株に起因する感染の治療のために、 人体薬および動物薬に使用される抗菌製剤の活性成分として効果的に用いること ができる。 本発明の化合物類は、経口的、局所的もしくは非経口的に投与することができる が、非経口的投与経路がより好ましい。 投与経路によって、これらの化合物は、種々の剤形に製剤化される。 経口投与に対する製剤は、カプセル剤、錠剤、液剤もしくは懸濁剤の形でもよい 。技術上周知のように、カプセル剤および錠剤は、活性成分に加えて、希釈剤、 例えば、ラクトース、リン酸カルシウム、ソルビトールおよびそれに類するもの 、滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコー ル、結合剤、例えば、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ソルビトール、トラガ ヵント、アラビアゴム、着香剤、ならびに許容される崩壊剤および湿潤剤のよう な通常の添加剤を含有してもよい。液状製剤は、一般に水性もしくは油性の溶液 もしくは懸濁液の剤形であり、懸濁剤のような通常の添加剤を含有してもよい。 局所使用のためには、本発明の化合物は、鼻およびのどの粘膜または気管支組織 を通しての吸収に対し適切な製剤に、生成されてもよく、便宜上、液状の噴霧剤 もしくは吸入剤、トローチ剤、またほのと塗布剤の形をとってもよい。 眼もしくは耳への投薬に対しては、その製剤は、液状もしくは半液状の形で存在 してもよい。局所適用剤は、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、塗布剤、もし くは散剤のような疎水性もしくは親水性基剤に製剤化することができる。 肛門投薬のためには、本発明の化合物は、例えば、ココアバター、ワックス、鯨 ろう、もしくはポリエチレングリコールおよびそれらの誘導体類のような慣例の 媒体と混合された坐剤の形で投薬される。 注射用調合剤は、油性もしくは水性溶媒中の懸濁液、溶解液、もしくは乳液のよ うな形をとり、懸濁剤、安定剤および/または分散剤のような製剤用剤を含有す ることができる。 あるいはまた、活性成分は、滅菌水のような適切な溶媒を用いて、投薬時に再調 合するための散剤であってもよい。 投与されるべき活性主薬の量は、処置される被検体のサイズおよび状態、投与経 路および頻度、そして伴われる起因原のような種々のファクターに依存する。 本発明の化合物類は、一般に、体重kg当たり活性成分的1〜40mgを含有す る投与において効果的である。特定の化合物、感染および患者の特性によって、 有効用量が、1日当たりの単回投与もしくは2〜4回の分割投与で投薬される。 特に望ましい調合剤は、単位当たり約30〜約500mgを含有する投与単位の 形で生成されたものである。 実施例1 出発物質(MA)の作成 (y’が一〇 00 CHsであり、X′が−OHであり、R“1が−Hであり 、R′2がA40926複合体(7)77クターに対応する(Co C+z)ア ルキルであり、Mo がα−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hである場合 の式(I I)の化合物) 欧州特許出願公開第177882号により得られた抗生物質A40926複合体 (150mg;領 0866mmol e)が、メタノール(30ml)に溶解 され、そのpHが濃硫酸で2に調節される。その混合液は、室温で26時間撹拌 される。トリエチルアミン(TEA)0.15m1でそのp i−iを6にする と、沈殿が現れる。ジエチルエーテルの添加後、その沈殿が、収集され、ジエチ ルエーテルで徹底的に洗浄されて、乾燥される。収量: 150mg (99% )。 実施例2 化合物1 (RA)の作成 (Yが−CH20Hであり、Xが一〇Hであり、R5が−Hであり、R2がA4 0926複合体のファクターに対応する(CG Cl2)アルキルであり、Mが α−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hである場合の式(1)の化合物) Ria :N”−(t−BOC)−MA(D作成実施例1により作成された化合 物(MA)1.8gおよびジオキサン/水1/1溶液50m1中の重炭酸ナトリ ウム1gの撹拌溶液に、ジオキサン5ml中のジーtert−ブチルージカーボ ネート0.25g溶液が、5℃において15分間に滴下しつつ添加される。室温 で1時間後、その反応混合液は、lNHClでpH4に調節される。その後、水 150m1が添加され、得られた混合液は、n−ブタノール(2x100ml) を用いて抽出される。その有機層が、分離され、水100m1で洗浄されて、そ して40℃において減圧下で少量(約25m1)に濃縮される。 ジエチルエーテル(100ml)添加によって沈殿した固形物は、収集され、室 温で一夜真空乾燥されると、次の段階に対して十分純粋な表題の化合物N”−( t−BOC)−MAl、6gが得られる。 濁液に、n−ブタノール/ジエチルエーテル1/1混合液30m1が添加され、 続いて水素化ホウ素ナトリウム0.9gが加えられる。その還元剤は、室温で3 0分間に分割して添加され、次いでその反応混液は、室温で1時間撹拌される。 その後、それは5℃に冷却され、氷酢酸1゜5mlが添加され、さらに水50m 1が加えられる。その得られた混合液が、n−ブタノール(100ml)を用い て抽出され、その有機層が、上記のように回収されて、 次の最終段階Cに対して十分純粋な表題の化合物Nl11− (t−BOC)− RAの0.8gが得られる。 て作成されたN”−D−BOC)−RAo、5g溶液が、室温で1分間(さもな (ば、0〜5℃で、20〜30分間)撹拌され、それからメタノール/ジエチル エーテル1/4混合液10m1中に、0〜5℃において注入される。表題の化合 物RAは、濾過により回収されて、ジエチルエーテルにより洗浄され、室温で一 夜真空乾燥されると、生成物0゜35gを得る。化合物RAの純粋なサンプル0 .15gが、下記に記載するように、シラン化シリカゲルでの逆相カラムクロマ トグラフィーにかけられ、純粋な単一成分を含有する全ての画分を集めることに よって作成される。 実施例3: 化合物2 (MA A 1/Bo)および化合物6 (MA−A−1)の作成 (Yが−COOCH3であり、Xが−NH(CH2) 3 N (CH3)2で あり、R3が−Hであり、R2が9−メチルデシル(MA A 1/B0)もし くはA40926複合体のファクターに対応する(Co C+□)アルキル(M A、−A−1)であり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hである 場合の式(1)の化合物)DMS030ml中のN15− (t−BOC)−M A (上記実施例2の段階aによって作成された)1.3gの撹拌溶液に、3. 3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン0.2mlおよびアジドリン酸ジフェ ニル(DPPA)0.3mlが、添加される。室温で4時間撹拌後、DPPAo 、15m1が追加添加され、室温でさらに20時間撹拌が続けられる。ジエチル エーテル170m1の添加によって沈殿する固形物が収集され、表題ノ化合物N +5− D−BOC)−MA−A−1(7)1.3gが得られる。 橡墜互:上記生成物が、TFAlomlに溶解される。その溶液は室温で20分 間撹拌され、それからジエチルエーテル90m1が添加される。沈殿する固形物 が回収され、ジエチルエーテル50m1で2回洗浄され、次いで室温で一夜真空 乾燥されると、表題の粗化合物(MA−A−1)0.9gが得られ、これをシラ ン化シリカゲルのカラムで逆相クロマトグラフィーにかけ、純粋な目的とする単 一のファクターを含む両分のみを一緒に合わせて、純粋なMA A 1/Beが 得られる。 万抹且 DMF30mI中の実施例1の化合物(MA)1.8g(約1mmol)の撹拌 溶液に、3.3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン0.14m1(約1.1 5mmo I )およびPyBOP600mg(約1.2mof)が室温で添加 される。20〜25℃で3時間撹拌後、ジエチルエーテル150m1が添加され る。沈殿する固形物が回収されて、次いで、逆相カラムクロマI・グラフィーで 精製され、純粋な単一のファクターを含む画分を一緒に合わせて、化合物MA− A−1の1.15gが得られる。 実施例4: 化合物7 (PyMA−A−1)の作成(Yが−COOCH3であり、Xが−N H−(CH2)s N (CH3)!であり、R1が−Hであり、R2が、A4 0926複合体のファクターに対応する(C,−C,□)アルキルであり、Mが α−D−マンノピラノシルであり、ZがP” (NC4H8)3CH3COO→ である場合の式(I)の化合物) DMF40mI中の実施例1において作成された化合物MA1.8g(約2mm ol)の撹拌溶液に、3,3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン2m1(約 16mmol)およびPyBOP3.12g (約6mmol)が室温で添加さ れる。30分後、その反応混合液は、実施例3、方法Bに記載したごとく精製さ れて、表題の化合物1’YMA−A−1の1.5gが得られる。 実施例5: 化合物3 (RA A 1/Be)および化合物8 (RA−A−1)の作成 (Yが−C)(、OHであり、Xが−NH(CHz) s N (CHs) 2 であり、R4が−Hであり、R2が9−メチルデシル(RA−A 1/Bo)も しくはA40926複合体のファクターに対応する(Co C+a)アルキル( R,A−A−1)であり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hであ る場合の式(I)の化合物)次の実質的に実施例3、方法ASjMIilHに記 載されたと同じ方法によって、NIB−(t−BOC)−RA (実施例2、也 )2g力Aら、表題の化合物Nl’−(t−BOC)−RA−A−1が1.7g 得られる。 て、上記化合物N+5− (t−BOC)−RA−1の1.7g力)ら、純粋な 化合物RA−A−1が鉤 22g得られる。 ファクターRA−Al/Boは、逆相クロマトグラフィーの精製書こおいて、純 粋な目的とする単一のファクターを含む画分のみを集めるという違いを除いては 上記と同じ操作によって得られる。 方法B DMF200ml中の実施例2の化合物(RA)50g (約27mmo1)の 撹拌溶液に、3.3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン11m1 (約90 mmol)およびPyBOP18g (約35mmol)が室温で添加される。 15分撹拌後、酢酸エチル1リツトルが添加され、沈殿する固形物(約63g) が回収されて、逆相カラムクロマトグラフィーで精製され、純粋な単一のファク ターを含む画分を全て一緒に合わせて、化合物RA−A−1の25gが得られる 。 実施例6: 化合物4 (MA−A−2/Bo)の作成(Yが−COOCH3であり、Xが− NH(CHa) s [NH(CH2)s ] 2 NH2であり、R7が−H であり、R2が9−メチルデシルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであり 、Zが−Hである場合の式(1)の化合物) の化合物(N”−(t−BOC)−MA)2.5g、TEAo、25m1および クロロアセトニトリル2.5mlの溶液が、室温で4時間撹拌される。その後、 酢酸エチル90m1が添加され、沈殿する固形物が回収されて、表題の化合物N ”−(t−BOC)−MAシアノメチルエステル2.8gが得られる。 上記粗シアノメチルエステル化合物が、DMS030ml中に溶解される。その 得られた溶液に、N、 N’ −ビス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロ パンジアミン2.8mlが添加され、その反応混合液は室温で4時間撹拌される 。その後、酢酸エチル200m1が添加され、沈殿する固形物が回収されて、表 題の粗化合物N15−(tN15−(t−BOC)−の3gが得られる。 戊堕且:上記粗化合物が、上記実施例3、方法A、 1911bに記載されてい るようにTFAを用いて処理され、逆相カラムクロマトグラフィーの後、純粋な 目的とする単一のファクターを含む両分のみを合わせて、純粋な化合物MA A  2/BoO,45gが得られる。 実施例7: 化合物5 (MA−A 3/Bo)の作成(Yが−COOCR,であり、Xが− NH−(CH2) 3−N [−(CHz)s NH2] 2であり、R,が− Hであり、R2が9−メチルデシルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであ り、Zが−Hである場合の式%式%) 段階a:N’、N”−ジ(t−BOC)−)リス(3−アミノプロピル)アミン の作成 N’ 、 N”−保護ポリアミンが、国際出願公開第WO90/11300号に 記載されているように作成される。 段階b:MAとN’ 、 N”−ジ(t−BOC)−1−リス(3−アミノプロ ピル)アミンとの縮合 DMS0150ml中の、実施例1の化合物(MA)18g (約10mmo+ )、保護アミン14g(約36mmoI) 、TEA3ml (約22mmo  1) 、およびDPPA6ml (約28mmol)が、室温で2時間撹拌され 、次いで酢酸エチル500m1が添加される。沈殿する固形物が収集され(約2 2gLそれ以上の精製をすることなしに次の段階のために使用される。 に溶解され、その溶液は、0〜5℃で20分間撹拌される。それから、メタノー ル150m1およびジエチルエーテル300m1が添加される。 沈殿する固形物が収集され、ジエチルエーテルを用いて数回洗浄されてから、逆 相カラムクロマトグラフィーによって精製され、純粋な目的とする単一のファク ターを含む画分のみを合わせて、化合物MA−A−3/ B o 9 gが得ら れる。 実施例8: 化合物9 (RA−A−2)の作成 (Yが−CH!OHであり、Xが−NH(CHt)s [NH(CHt)s]t −NH2であり、R1が−Hであり、R4が、A40926複合体のファクター に対応する(C,−C,□)アルキルであり、Mがα−D−マンノピラノシルで あり、Zが−Hである場合の式(1)の化合物)QC)−RA)8g (約4m mo l) 、TEAo、75m1 (約5.5mmol)およびクロロアセト ニトリル8mlの溶液が、室温で5時間撹拌される。その後、酢酸エチル200 m1が添加され、沈殿する固形物が回収されて、表題の粗シアノメチルエステル 8.2gが得られる。 段階すおよびc:N’、N“−ビス−(3−アミノプロピル)−1゜3−プロパ ンジアミンとの縮合およびt−BOC−保護基の酸分解段階aの粗シアノメチル エステルが、DMS080ml中に溶解され、N、N’−ビス−(3−アミノプ ロピル)−1,3−プロパンジアミン9gが添加される。室温で20時間撹拌後 、酢酸エチル320m1が添加される。沈殿する固形物が回収され、水冷乾燥T FA7Oml中に再溶解される。その溶液は、0℃で10分間撹拌されてから、 冷ジエチルエーテル230m1が添加される。沈殿する固形物が回収され、水2 0Qmlに素早く再溶解される。この溶液は、lNNaOHを用いてpH5,5 に調整されて、逆相クロマトグラフィーで精製され、純粋な単一のファクターを 含む全ての両分を合わせて、純粋な表題の化合物RA−A−2の1.3gが得ら れる。 実施例9; 化合物10 (RA−A−3)の作成 (l(−CH20Hであり、X;6(−NH−(CHz)s N [(CHz) sNH2]、であり、R8が−11であり、R7が、A40926複合体のファ クターに対応する(Co Cat)アルキルであり、Mがα−D−マンノピラノ シルであり、Zが−Hである場合の式(1)の化合物)DM30100ml中9 g(約5mmol)の撹拌溶液に、N’、N”−ジ(t−BOC)−1−リス− (3−アミノプロピル)アミン(実施例7、段階a)7g (約18mmo + ) 、TEAl、5mlおよびDPPA3miが、10℃で添加される。10℃ で1時間、そして室温で4時間撹拌後、酢酸エチル400m1が添加される。沈 殿する固形物(約12g)が、水冷乾燥TFA80ml中に再溶解され、その溶 液は、0〜5℃で10分間撹拌される。続いて、−10℃に予冷されたメタノー ル/ジエチルエーテル1/1混合液(約300m1)が添加される。沈殿する固 形物が回収され、水200m1に素早く再溶解される。この溶液は、lNNaO Hを用いてpH4に調整されて、逆相クロマトグラフィーで精製され、純粋な単 一のファクターを含む全ての画分を合わせて、純粋な表題の化合物RA−A−3 の1.8gが得られる。 実施例10: 化合物11 (A−A−1)の作成 (Yが一〇〇OHであり、Xが−NH(CHt)、s N (CHs)zであり 、R1が−Hであり、R2がA40926複合体のファクターに対応する(Co  Cat)アルキルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hで ある場合の式(1)の化合物)テトラヒドロフラン(THF)60ml中の、実 施例3、方法Bに記載されたように作成された化合物6 (MA−A−1) 5 g (約2.5mm01)の撹拌懸濁液に、水10m1およびlNNaOH20 m1が、室温で添加される。30分後、得られた溶液は、lNHClでpH7に 調整され、n−ブタノール150m1が添加され、その混合液は、40℃で減圧 下で少量(約20m1)に濃縮される。ジエチルエーテル約200m1添加によ って沈殿する固形物が収集され(5,2gL逆相クロマトグラフィーで精製され 、純粋な単一のファクターを含む全ての両分を合わせて、表題の化合物A−A− 1の2.1gが得られる。 実施例11: 化合物12 (PyA−A−1)の作成(Yが−COO−であり、Xが−NH− (CH2)3−N (CHs)!であり、R1が−Hであり、R2が、A409 26複合体のファクターに対応する(CQ Cl2)アルキルであり、Mがα− D−マンノピラノシルであり、ZがP” (NC4H,)s)である場合の式( I)の化合物)化合物6 (MA−A−1)から化合物11 (A−A−1)の 作成のための実施例10に記載された同じ条件下での操作によって、化合物12 (PyA−A−1)が、実施例4の化合物7 (PyMA−A−1)から35% の収率で得られる。 実施例12: 化合物13 (A−A 3/Be)の作成(Yが−COOHであり、Xが一、N H(CH2) 3 N [(CH2)sNH2]2であり、R1が−Hであり、 R1が9−メチルデシルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが− Hである場合の式(1)の化合物) 化合物6 (MA−A−1)から化合物11 (A−A−1)の作成のための実 施例10に記載された同じ条件下で、化合物13 (A−A−3/Ba)が、実 施例7の化合物5 (MA−A 3/Bo)から41%の収率で得られる。 実施例13: 化合物14 (ABA−A−1)の作成(Yが−CONHCH3であり、Xが− NH(CH2) s N (CHs)2であり、R1が−Hであり、R2が、A 40926複合体のファクターに対応する(Ca Cl2)アルキルであり、M がα−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hである場合の式(1)の化合物) ステルの作成 水/ジオキサン1/1混合液220m1中の、実施例10の化合物11 (A− A−1) 22g (約11mmol)およびNaHCOs3gの撹拌溶液に、 乾燥ジオキサン20m1中のジーtert−ブチルージカーボネート5g溶液が 、室温で、10分間に滴下しつつ添加される。室温で2時間撹拌後、水200m 1が添加され、その溶液は、lNHClによってpH3に調整され、n−ブタノ ール300m1を用いて抽出される。 その有機層が分離され、35℃減圧下で少量(約45m1)に濃縮される。ジエ チルエーテル(約250m1)の添加によって沈殿する固形物が回収され(粗N 15− (t−BOC)−A−A−1約20g)) 、DMSO150mlに再 溶解される。TEA3mlおよびクロロアセトニトリル20m1添加の後、得ら れた溶液は、室温で5時間撹拌されてから、酢酸エチル500m1が添加される 。沈殿する固形物(シアノメチルエステル約18g)は、次の段階の使用に対し 十分高い純度である。 ff1lllb:上記63−シアノメチルエステルとメチルアミンの反応ならび にt−BOC−保護基の除去 25%(W/V)メチルアミンのエタノール溶液75m1中の上記生成物5g溶 液が、室温で3時間撹拌されてから、ジエチルエーテル30Qmlが添加される 。沈殿する固形物(約5、Ig)が回収され、TFA 35 m lに再溶解さ れる。その得られた溶液は、0℃で15分間撹拌されてから、メタノール/ジエ チルエーテル1/1混合液50m1が添加されると、粗生成物4.5gが沈殿す るが、これを逆相カラムクロマトグラフィーで精製し、純粋な単一のファクター を含む全ての画分を合実施例14: 化合物15 (ADA−A−1)の作成(Yが一〇〇NH(CH2)s N ( CHs)zであり、Xが−NH−(CHz)s N CCHs)!であり、R, が−Hであり、R2が、A40926複合体のファクターに対応する(CI C l2)アルキルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが−Hである 場合の式(1)の化合物) DMF70ml中の抗生物質A40926複合体7g(約4mmol)、3.3 −ジメチルアミノ−1−プロピルアミン2. 5ml (約20mmof)およ びPyBOP5.2g (約10mmol)の溶液が、室温で1時間撹拌されて から、酢酸エチル400m1が添加される。沈殿する固形物が回収され、逆相カ ラムクロマトグラフィーで精製され、純粋な単一のファクターを含む全ての画分 を合わせて、表題の化合物15(ADA−A−1)2.1gが得られる。 実施例15: 化合物16 (PyRA−A−1)の作成(Yが−CH20Hであり、Xが−N H(CH2) a N (CH3) 2であり、R3が−Hであり、R2が、A 40926複合体のファクターに対応する(Ce Cl2)アルキルであり、M がα−D−マンノピラノシルであり、ZがP” (NC4Hs)3CH3COO −である場合の式(1)の化合物) 水20m1中の、実施例4記載により作成された化合物7 (PyMA−A−1 )400rng (約0.2mmol)の撹拌溶液に、n−ブタノール4mlお よびN a B H4200m gが室温で添加される。室温で一夜撹拌後、そ の反応混合液は、氷酢酸によってpH4,5に調整され、n−ブタノール50m 1で抽出される。その有機層が分離され、溶媒が45℃減圧下で蒸発される。そ の残留固形物が、逆相クロマトグラフィーで精製され、純粋な単一のファクター を含む全ての画分を合わせて、純粋な表題の化合物16 (PyRA−A−1) 175mgが得られる。 実施例16: 化合物25 (MA−A−4)の作成 (Yが一〇〇〇CH3であり、Xが であり、Roが−Hであり、R2がA40926複合体のファクターに対応する ((l Cl2)アルキルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが −Hである場合の式(1)の化合物)DMF/DMSO5/1混合液60m1中 の、実施例1の化合物(MA)5gの撹拌溶液に、N−メチル−ピペラジン0. 3mlおよびPyBOPl、7gが、室温で添加される。1時間反応後、酢酸エ チル140m1が添加され、その沈殿する固形物が回収され、逆相カラムクロマ トグラフィーで精製され、純粋な単一のファクターを含む全ての画分を合わせて 、表題の化合物MA、−A−4の1.9gが得られる。 実施例17: 化合物24 (RA−A−4)の作成 (Yが−CH,OHであり、Xが であり、R1が−Hであり、R3がA40926複合体のファクターに対応する (Cg Cl2)アルキルであり、Mがα−D−マンノピラノシルであり、Zが −Hである場合の式(1)の化合物)上記反応条件下で、上記実施例16記載と 全く同じ方法によって、RA5gから、純粋な表題の化合物RA−A−4の2. 7gが得られる。 逆相カラムクロマトグラフィー 前記の化合物類の純粋なサンプルは、シラン化シリカゲル(0,063〜Q、2 mm;Merck)での逆相カラムクロマトグラフィーによって得られる。粗生 成物(例えば、0.5g)が、最小量のアセトニトリル/水1/1混合液に溶解 されてから、その溶液はlNNaOHでpH7に調整され、濁った液になるまで 水によって希釈される。その後、アセトニトリル数滴が、激しく撹拌しながら添 加される。透明の液が得られると直ぐに、これが、水中のシラン化シリカゲル( 100g)のカラムに懸けられる。溶出は、10時間に鉤 IN酢酸中でアセト ニトリル10%から60%までの直線濃度勾配により、流速約250m1/時間 において、実施され、その間、HPLCによってチェックされる両分、20m1 づつが集められる。式(1)の純粋な化合物類を含有するそれらの両分が選択さ れ、R2がA40926複合体のファクターに対応する(C,−C,□)アルキ ルである場合の複合体化合物が望まれる時には、純粋なファクターを含む全ての 両分が合わされ、起泡を避けるためにn−ブタノールを添加して40°C減圧下 で、その溶媒が蒸発させられる。 式(1)のある一種の化合物を作成する方法において、抗生物質A40926複 合体が使用され、そして、R2がA40926複合体の個々のファクターを特徴 づける意味の一つに対応する場合(例えば、R2=9−メチルデシル)の式(1 )のアミド化合物の単一のファクターが、望まれる時には、HPLCで測定され て、望まれる純粋なファクターを含む画分のみが、−緒に合わされて、上記のよ うに処理される。 本発明の化合物類の各単一ファクターの同定および構造は、各反応生成物のHP LC分析によって決定される。従って、望まれるファクターの予備同定は、A4 0926複合体のHPLCフィンガープリントと粗反応生成物のそれとの比較に よって得られる(例えば、” l、p、 Zerilliet al、、 Ra pid Communications in Mass Spectrome try、 Vol、Cs、 109゜1992”に報告されているHPLCパタ ーン、参照)(本報告においては、A40926複合体のファクターB0は、フ ァクターBとして言及されている)。 HPLC分析は、Li−Chrospher RP−8(5μm)を用いて予め 充填されたカラムHtbar (125x4mm;Merck)において、可変 UV検出器を備えたVarian Model 5500液体クロマトグラフを 使用して行われる。クロマトグラムは、254nmにおいて記録される。溶出は 、30分間に、0.2%ギ酸アンモニウム水溶液中でアセトニトリル20%から 60%までの直線的段階濃度勾配により、流速1.5mi/分において実施され る。 一般に、本発明の全ての複合体化合物は、それぞれのA40926複合体 前駆物質の特徴と類似している典型的HPLCフィンガープリントを有するので 、前駆物質A40926複合体のファクターに対応する本発明の化合物の個々の ファクターは、二つのHPLCパターンを比較することによって、容易に特定す ることができる。該純粋ファクターを含む逆相クロマトグラムの溶出画分は、単 離されて、上記のように回収することができる。 さらに、(C@ Cl2)アルキル鎖の同一性を確定するために、各画分の試験 サンプルが、上記のように蒸発されて、生成物のサンプルを得て、それが F、  Zerilliらによる前記文献に記載された方法によって、ガスクロマトグ ラフィー/質量分析(GC/MS)で試験される。 表Vは、R3が9−メチルデシル(すなわち、A40926複合体のファクター B6に対応するもの)である場合の式(I)の各発明化合物の純粋なファクター の保持時間(1m)を示すものであり、これは逆相精製法において参照とされる 。 その表は、また、A40926複合体前駆物質のファクターBoならびに上記と 同じ条件下で記録された対応する出発物質(MA)エステルのtI+も示してい る。 表V HPLC分析 1H−およびSIP−NMRスペクトル500MHzにおける’H−NMRスペ クトルが、内部標準(δ=0゜00ppm)としてテトラメチルシラン(TMS )を用いて、DMS O−D、において、温度範囲20〜30℃で、Bruke rAM500分光測定器で記録される。表Vlは、数種の代表的化合物の最も顕 著な化学シフト(δppm)を示す。 表VI 化合物1 (RAI: 0.85.1.13. 1’、42.1.98 (アシル鎖);3 .72(CIII20H)、 4.05−6.22(ペプチドCH’s) :  6.43−8.52 (芳香族プロトン及びペプチドNH’s)。 化合物2 (KA−A−17Bo): 0.83.1.14.1.3B、 1.99 (ア シル鎖)、 1−83゜2.83 (CH2−側鎖) 、 2.73 (N(C Ill)21;4.11−6.10 (ペプチドCH’s) ; 6.48−9 .50(芳香族プロトン及びペプチドNH’s)。 (RA−A−1/BOI: 0.84.1.14.1.3B、 1.92 (ア シル鎖) ; 1.72゜2.75 (CH2−側鎖) ; 2.531N+C B112);3.69 +CB2−0EI); 4.09−6.11(ペプチド CH’s);6.41−9.18 (芳香族プロトン及びペプチドNH’s)。 (MA−A−2/BO): 0.84.1.15.1.39.1.98 (アシ ル鎖) ; 1.96゜2.86 (CH2−側鎖) ; 4.08−6.15  (ペプチドCH’s) + 6.42−9.61(芳香族プロトン及ヒヘプチ ドIKA−A−3/Bo) 0.85.1.11.1.42.2.02 (アシ ル鎖) + 1.73゜2.82 (アルキ/lz7ミノ鎖) :2.421− N−CH31;3.63 (COOCE31; 3.10−3.80 (糖)  : 4.10−6.10 (ペプチドCH’s) +6.41−8.52 (芳 香族プロトン及びペプチドNH’s) 表VI(続き) (PyMA−A−13= 0.84.1.13.1.42.2.01 (アシル 鎖);1.83.2.16(ジメチルプロピル−アミド);2・32(NH−C H3); 1.70.3.23 (ピロリジン);3.10−3.80 (糖)  ; 4,10−6.20(ペプチドCH’s);6゜3B−8,40(芳香族 プロトン及びペプチドNH’s)[RA−A−2) O,B4.1.13.1. 39.1.98 (アシル鎖);1.88.2.91 (アルキルアミノ鎖); 2.41(曲−CH3); 3.10−3.80 (糖) : 4.1D−6, 10(ペプチドCH’s): 6.38−8.49 (芳香族プロトン及びペプ チドNH’5) (RA−八−3): o、s4.1−13.1.’39.1.98 (アシル鎮 );1.73.2.82 (アルキルアミノ鎖);2.47(N111−CH3 ); 3.10−3.80 (糖) ; 4.10−6.10(ペプチドCH′ S) ; 6.37−e、7o (芳香族(A−A−1): 0.84.1.1 3.1.39.2.00 (アシル鎖):1.74−2.79 (アルキルアミ ノ鎖); 2.37(間−CH31; 3.10−3.80 (糖) ; 4. 10−6.10(ペプチドC8’s); 6.39−8.50 (芳香族プロト ン及びペプチドNH’s); 表VI (続き) (PYA−A−1)? 0.84.1.13.1.42.2.02 (アシル鎖 );1.87. 2.73.3.00 (ジメチルプロピルアミド):2.48  (NE−CH31; 1.71.3.30 (ピロリジン);3.10−3. 80 (糖) ; 4.10−6.25 (ペプチドCH’s); 6.3B− 8,55(芳香族プロトン及びペプチド(A−A−37Bo): O,B4.1 .13.1.42.2.02 (アシル鎖); 2.33(NE−CIII3) ; 1.71.2.80 (アルキルアミノ鎖);3.10−3.80 (糖)  ; 4.10−6.10 (ペプチドCH’s); 6.37−8−50 ( 芳香族プロトン及びペプチド(M込−A−11; 0.84.1.13.1.4 2.1.96 (アシル鎖): 2.35[ICE−旧)−CH3)]、 1. 78.2.70 (アルキルアミノ鎮) ; 3.10−3.80 (糖) ;  4.10−6.10(ペプチドCH’s)、 6.37−8.50 (芳香族 プロトン及びペプチドNH’s): 化合物15 (ADA−A−1): 0.82.1.13.1.40.1.98 (アシル鎖 ): 2.50(聞−CH3); 1.72.1.85.2.13.3.00( アルキルアミノ饋) ; 3.10−3.80 (糖);4.10−6.10  (ペプチドCH’s); 6.40−8.55(芳香族プロトン及びペプチドN H’s);表VI(続き) 化合物16 (PyRA−A−1): 0.84. 1.13. 1.41.2.00 (ア シル鎖); 2.33(冊−CH33): 1.82.2.16(ジメチルプロ ピルアミド); 1.71. 3.23(ピロリジン) 、3.10−180  (糖) : 4.10−6.20(ペプチドCH’s)、 6.38−8.40 (芳香族プロトン及びペプチドNH’s); (RA−A−41: 0.84.1.13.1.40.1.97 (アシル鎖) ; 2.10(ピペラジンCH3) ; 2.38 を間−CH31; 3.1 0−3.80化合物25 (MA−計4): 0.84.1.13.1.40.2.00 (アシル鎖);  2.13(ピペラジンCH3)、2.43 1間−6日3); 3.10−3 .80(糖) : 3.63 (COOCEI])、 4.05−6.09(ペ プチド(j−1’s); 6j8−8.49 (芳香族プロトン及びペプチドN H’s); ”P−NMRスペクトルは、161.98MHz (化合物12)、または20 2.46MH2(化合物7および16)において、DMSO−d6溶液中で、内 部標準として85%83PO,を用いて記録される。 化合物7 (PYKA−A−1) (31P); 624.12ppmに1シグ ナル化合物12 (PYA−A−1) (31p)、 623.50ppmに1 シグナル化合物16 (PyRA−A−11(31F); δ24.111)I I)mに1′グナル補正音の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8) 平成6年1月20日

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I)の抗生物質A40926誘導体類およびその薬学的に受容可能な付 加塩類。 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)上式中、R1は、水素、もしくはアミ ノ官能基の保護基を表し;R2は、(C9−C12)アルキルを表し;Mは、水 素、α−D−マンノピラノシルもしくは6−O−アセチル−α−D−マンノピラ ノシルを表し;Yは、カルボキシ、(C1−C4)アルコキシカルボニル、アミ ノカルボニル、(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C4)ア ルキルアミノカルボニルを表していて、そのアルキル部分は、ヒドロキシ、アミ ノ、(C1−C4)アルキルアミノおよびジ(C1−C4)アルキルアミノから 選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシメチルを有してもよく;Xは、ヒドロ キシもしくは式 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3は、水素もしくは(C1−C4)アルキルを表し;alk1、alk 2およびalk3は、各々独立して炭素原子2〜10個の線状もしくは分枝アル キレンを表し;pおよびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり;R4お よびR5は、各々独立して水素、(C1−C4)アルキルを表すか、またはR3 とR4は一緒になって、pが1である条件で2個の窒素原子に連結している(C 2−C4)アルキレン部分を表すか、またはR4とR5は一緒になって、pとq の両方が1である条件で2個の窒素原子に連結している(C2−C4)アルキレ ン部分を表し;Wは、水素、(C1−C4)アルキル、アミノ、(C1−C4) アルキルアミノ、ジ(C1−C4)アルキルアミノ、1もしくは2個のアミノ− (C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個の(C1−C4)アルキルア ミノ−(C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個のジ(C1−C4)ア ルキルアミノ−(C2−C4)アルキル部分によって置換されたアミノを表すか 、あるいは、pおよびqが両方ゼロである場合には、Wは部分−NR3−alk 1−と一緒になって、ピペラジノもしくは4−メチルピペラジノを表してもよい ] のアミノ残基を表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメ チルを表し、Zは、水素もしくは基▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、A■は、無機もしくは有機酸の陰イオンを表すか、またはカルボン酸官 能基がその抗生物質の残された部分に存在する場合には、それはまた、該カルボ ン酸官能基から誘導される内部陰イオンを表してもよい] を表す。
  2. 2.以下の場合における請求の範囲第1項記載の抗生物質A40926誘導体類 およびその薬学的に受容可能な付加塩類。 この場合、R1は、水素もしくはアミノ官能基の保護基を表し;R2は、(C9 −C12)アルキルを表し;Mは、水素、α−D−マンノピラノシルもしくは6 −O−アセチル−α−D−マンノピラノシルを表し;Yは、カルボキシ、(C1 −C4)アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C4)アルキルア ミノカルボニル、ジ(C1−C4)アルキルアミノカルボニルを表していて、そ のアルキル部分は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−C4)アルキルアミノおよび ジ(C1−C4)アルキルアミノから選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシ メチルを有してもよく;Xは、ヒドロキシもしくは式 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3、R4およびR5は、水素を表し;alk1、alk2およびalk 3は、各々独立して炭素原子2〜4個の線状もしくは分枝アルキレンを表し;p およびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり;Wは、水素、(C1−C 4)アルキル、アミノ、(C1−C4)アルキルアミノ、ジ(C1−C4)アル キルアミノ、1もしくは2個のアミノ−(C2−C4)アルキル部分または1も しくは2個の(C1−C4)アルキルアミノー(C2−C4)アルキル部分また は1もしくは2個のジ(C1−C4)アルキルアミノ−(C2−C4)アルキル 部分によって置換されたアミノを表し、あるいは、pおよびqが両方ゼロである 場合には、Wは部分−NR3−alk1−と一緒になって、ピペラジノもしくは 4−メチルピペラジノを表してもよい] のアミノ残基を表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメ チルを表し;Zは、水素もしくは基▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、A■は、無機もしくは有機酸の陰イオン、またはカルボン酸官能基がそ の抗生物質の残された部分に存在する場合には、それはまた、該カルボン酸官能 基から誘導される内部陰イオンを表してもよい]を表す。
  3. 3.R2が(C10−C11)アルキルを表し、Mがα−D−マンノピラノシル を表し、そしてR1、X、YおよびZが、請求の範囲第1項記載の抗生物質A4 0926誘導体類;およびその薬学的に受容可能な付加塩類。
  4. 4.下記の場合における請求の範囲第1項記載の抗生物質A40926誘導体類 およびその薬学的に受容可能な付加塩類。 この場合、R1は、水素もしくはアミノ官能基の保護基、好ましくは水素を表し ;R2は、7−メチルオクチル、n−ノニル、8−メチルノニル、n−デシル、 9−メチルデシル、n−ウンデシルもしくはn−ドデシルを表し;Mは、水素、 もしくはα−D−マンノピラノシルを表しYは、カルボキシ、(C1−C4)ア ルコキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C4)アルキルアミノカルボ ニル、ジ(C1−C4)アルキルアミノカルボニルを表していて、そのアルキル 部分は、ヒドロキシ、アミノ、(C1−C4)アルキルアミノおよびジ(C1− C4)アルキルアミノから選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシメチルを有 してもよく;Xは、アミノ残基 −NR3−aIk1−(NH−alk2)p−(NH−alk3)q−W〔式中 、R3は、水素を表し;alk1、alk2およびalk3は、各々独立して炭 素原子2〜4個の線状アルキレンを表し;pおよびqは、各々独立して0もしく は1を表し;そしてWは、アミノ、(C1−C4)アルキルアミノ、ジ(C1− C4)アルキルアミノ、1もしくは2個のアミノー(C2−C4)アルキル部分 によって置換されたアミノを表し、あるいは、pおよびqが両方ゼロである場合 には、Wは部分−NR3−alk1−と一緒になって、ピペラジノもしくは4− メチルピペラジノを表す] であり,Zは、水素を表す。
  5. 5.下記の場合における請求の範囲第1項記載の抗生物質A40926誘導体類 およびその薬学的に受容可能な付加塩類。 この場合、R1は、水素を表し;R2は、7−メチルオクチル、n−ノニル、8 −メチルノニル、n−デシル、9−メチルデシル、n−ウンデシルもしくはn− ドデシルを表し;Mは、α−D−マンノピラノシルを表し;Yは、カルボキシ、 メトキシカルボニル、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルア ミノカルボニル、(ジメチルアミノ)エチルアミノカルボニルもしくはヒドロキ シメチルを表し;Xは、−NH−(CH2)3−N(CH3)2,−NH(CH 2)3−[NH(CH2)3]2−NH2,−NH−(CH2)3−N[(CH 2)3NH2]2and▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれるアミノ残基であり;Zは、水素を表す。
  6. 6.R2が、n−デシル、8−メチルノニル、9−メチルデシルもしくはn−ウ ンデシルを表し;R1,M,Y,XおよびZが、請求の範囲第5項記載の通りで ある場合の請求の範囲第5項記載の抗生物質A40926誘導体類およびその薬 学的に受容可能な付加塩類。
  7. 7.R2が、9−メチルデシルを表し;R1,M,Y,XおよびZが、請求の範 囲第5項記載の通りである場合の請求の範囲第5項記載の抗生物質A40926 誘導体類およびその薬学的に受容可能な付加塩類。
  8. 8.Yが、メトキシカルボニルもしくはヒドロキシメチルであり;Xが、−NH −(CH2)3−N(CH3)2であり;R1,R2,MおよびZが、請求の範 囲第5項記載の通りである場合の請求の範囲第5項記載の抗生物質A40926 誘導体類およびその薬学的に受容可能な付加塩類。
  9. 9.式(I)の抗生物質A40926誘導体類およびその薬学的に受容可能な付 加塩類。 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)上式中、R1は、水素、もしくはアミ ノ官能基の保護基を表し;R2は、(C10−C11)アルキルを表し;Mは、 水素、α−D−マンノピラノシルもしくは6−O−アセチル−α−D−マンノピ ラノシルを表し;Yは、(C1−C4)アルコキシカルボニルもしくはヒドロキ シメチルを表し;Xは、ヒドロキシもしくは式 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W〔 式中、R3は、水素もしくは(C1−C4)アルキルを表し;alk1、alk 2およびalk3は、各々独立して炭素原子2〜10個の線状もしくは分枝アル キレンを表し;pおよびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり;R4お よびR5は、各々独立して水素原子、(C1−C4)アルキルを表すか、または R3とR4は一緒になって、Pが1である条件で2個の窒素原子に連結している (C2−C4)アルキレン部分を表すか、R4とR5は一緒になって、pとqの 両方が1である条件で2個の窒素原子に連結している(C2−C4)アルキレン 部分を表し;Wは、水素、(C1−C4)アルキル、アミノ、(C1−C4)ア ルキルアミノ、ジ(C1−C4)アルキルアミノ、1もしくは2個のアミノ−( C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個の(C1−C4)アルキルアミ ノ−(C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個のジ(C1−C4)アル キルアミノ−(C2−C4)アルキル部分によって置換されたアミノを表す]の 化合物表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメチルを表 す。
  10. 10.下記の場合における請求の範囲第9項記載の抗菌性物質およびその薬学的 に受容可能な付加塩類。 この場合、R1は、水素、もしくはアミノ官能基の保護基を表し;R2は、(C 10−C11)アルキルを表し;Mは、水素、α−D−マンノピラノシルもしく は6−O−アセチル−α−D−マンノピラノシルを表し;Yは、(C1−C4) アルコキシカルボニルもしくはヒドロキシメチルを表し;Xは、ヒドロキシもし くは式 −NR3−alkl−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3、R4およびR5は、水素を表し;alk1、alk2およびalk 3は、各々独立して炭素原子2〜4個の線状もしくは分枝アルキレンを表し;p およびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり;Wは、水素、(C1−C 4)アルキル、アミノ、(C1−C4)アルキルアミノ、ジ(C1−C4)アル キルアミノ、または1もしくは2個のアミノー(C2−C4)アルキル部分また は1もしくは2個のジ(C1−C4)アルキルアミノ−(C2−C4)アルキル 部分によって置換されたアミノを表す] の化合物を表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメチル を表す。
  11. 11.R2が、9−メチルデシルを表し、Mが、α−D−マンノピラノシルを表 し、そしてR1、XおよびYが、請求の範囲第9項のとおりである場合における 請求の範囲第9項記載の抗菌性物質。
  12. 12.下記の場合における請求の範囲第9項記載の抗菌性物質。 この場合、R2は、(C10−C11)アルキル、好ましくは9−メチルデシル を表し;Yは、(C1−C4)アルコキシカルボニル、好ましくはメトキシメチ ルもしくはヒドロキシメチルを表し、そしてXは、−NH−(CH2)3−N( CH3)2,−NH−(CH2)3−[NH−(CH2)3]2−NH2and −NH−CH2)3−N[(CH2)3NH2]2から選ばれる。
  13. 13.式(I)の抗生物質A40926誘導体類およびその薬学的に受容可能な 付加塩類の製造方法であって、下記のことを特徴とする。 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)上式中、R1は、水素、もしくはアミ ノ官能基の保護基を表し;R2は、(C9−C12)アルキルを表し;Mは、水 素、α−D−マンノピラノシルもしくは6−O−アセチル−α−D−マンノピラ ノシルを表し;Yは、カルボキシ、(C1−C4)アルコキシカルボニル、アミ ノカルボニル、(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C4)ア ルキルアミノカルボニルを表していて、そのアルキル部分は、ヒドロキシ、アミ ノ、(C1−C4)アルキルアミノおよびジ(C1−C4)アルキルアミノから 選ばれる1個の置換基もしくはヒドロキシメチルを有してもよく;Xは、ヒドロ キシもしくは式 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3は、水素もしくは(C1−C4)アルキルを表し;alk1、alk 2およびalk3は、各々独立して炭素原子2〜10個の線状もしくは分枝アル キレンを表し;pおよびqは、独立して0もしくは1を表す整数であり;R4お よびR5は、各々独立して水素、(C1−C4)アルキルを表すか、またはR3 とR4は一緒になって、pが1である条件で2個の窒素原子に連結している(C 2−C4)アルキレン部分を表すか、またはR4とR5は一緒になって、pとq の両方が1である条件で2個の窒素原子に連結している(C2−C4)アルキレ ン部分を表し;Wは、水素、(C1−C4)アルキル、アミノ、(C1−C4) アルキルアミノ、ジ(C1−C4)アルキルアミノ、1もしくは2個のアミノ− (C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個の(C1−C4)アルキルア ミノ−(C2−C4)アルキル部分または1もしくは2個のジ(C1−C4)ア ルキルアミノ−(C2−C4)アルキル部分によって置換されたアミノを表すか 、あるいは、pおよびqが両方ゼロである場合には、Wは部分−NR3−alk 1−と一緒になって、ピペラジノもしくは4−メチルピペラジノを表してもよい 〕 のアミノ残基を表すが、但しXがヒドロキシを表す場合には、Yはヒドロキシメ チルを表し、Zは、水素もしくは基▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、A■は、無機もしくは有機酸の陰イオンを表すか、またはカルボン酸官 能基がその抗生物質の残された部分に存在する場合には、それはまた、該カルボ ン酸官能基から誘導される内部陰イオンを表してもよい] を表すものであって、 以下のことを特徴とする: (a)R1、R2、M、YおよびZが、この請求の範囲の始めに示したとおりで あり、そしてXがアミノ残基 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、alk3、p、qおよびWは、 この請求の範囲の始めに示したとおりである]である場合の式(I)の化合物が 、望まれる場合には、式(II)▲数式、化学式、表等があります▼(II)[ 上式中、R′1、R′2およびM′が、R1、R2およびMと同じであり、Y′ が(C1−C4)アルコキシカルボニルであり、そしてX′がヒドロキシである ]の化合物は、式(III)NHR3−alk1−(NR4−alk2)p−( NR5−alk3)q−W(III) [式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、alk3、p、qおよびWは 上記のとおりである]のアミン反応物と、縮合剤の存在下、または、C63カル ボン酸の“活性エステル”の形成を経て、アミド化反応を受け、そして i)任意に、Yが(C1−C4)アルコキシカルボニルであり、そしてR1がN 15−アミノ官能基の適切な保護基であり、その他の全ての記号が上記のとおり である場合の式(I)の得られた誘導体は、水素化ホウ素アルカリ金属による還 元操作を受け、そして、任意に、Yがヒドロキシメチルであり、R1が水素であ る対応する化合物を得るために、N15−保護基が除かれる; ii)任意に、Yが(C1−C4)アルコキシカルボニルもしくはヒドロキシメ チルであり、R1がN15−アミノ官能基の適切な保護基であり、そしてR2、 MおよびZが上記のとおりであり、Xがアミノ残基−NR3−alk1−NHR 4[式中、R3、R4は、各々独立して水素もしくは(C1−C4)アルキルを 表し、そしてalk1は上記のとおりである]であるか、あるいは −NR3−alk1−NR4−alk2−NHR5[式中、R3、R4、R5は 、各々独立して水素もしくは(C1−C4)アルキルを表し、そしてalk1お よびalk2は、記のとおりである]である場合の式(I)の得られた誘導体は 、式(IV)もしくは(IVa)、それぞれ r−alk2−(NR5−alk3)q−Wr−alk3−W(IV)(IVa ) [式中、R5、alk2、alk3およびWは、上記のとおりであり,qは0も しくは1であり、そしてrはハロ、メタンスルホニルもしくはトシルを表す]の アミン反応物によって、不活性溶媒中の酸受容体の存在下でアルキル化され、そ して、任意に、N15−保護基が除かれる;iii)任意に、Yが(C1−C4 )アルコキシカルボニルであり、そしてその他の記号が上記のとおりである場合 の式(I)の得られた誘導体は、Yがカルボキシである対応する化合物を得るた めに、水酸化アルカリ金属水溶液を用いて処理される; iiii)任意に、Mが、α−D−マンノピラノシルもしくは6−O−アセチル −α−D−マンノピラノシルであり、そしてその他の記号が上記のとおりである 場合の式(I)の得られた誘導体は、Mが水素である対応する化合物を得るため に、酸加水分解にかけられる;(b)R1、R2、XおよびMが、この請求の範 囲の始めに示したとおりであり、Yがヒドロキシメチルであり、Zが水素である 場合の式(I)の化合物が望まれる場合には、R′1が、N15−アミノ官能基 の適切な保護基であり、R′2が、R2と同じであり、Y′が(C1−C4)ア ルコキシカルボニルであり、そしてX′がヒドロキシである式(II)の化合物 は、水素化ホウ素アルカリ金属による還元操作を受け、そして、任意に、R1が 水素である対応する化合物を得るために、N15−保護基が除かれ、そして i)任意に、Yがヒドロキシメチルであり、R1がヒドロキシであり、その他の 全ての記号が上記のとおりである場合の式(I)の得られた化合物は、 式(III) −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、alk3、p、qおよびWは上 記のとおりである]のアミン反応物によって、縮合剤の存在下、または、不活性 有機溶媒中でC63カルボン酸の“活性エステル”の形成を経て、アミド化反応 を受ける; (c)R1、R2、MおよびZが、この請求の範囲の始めに示したとおりであり 、Yおよび部分COXが、同じ基(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、ジ (C1−C4)アルキルアミノカルボニルを表していて、そのアルキル部分は、 アミノ、(C1−C4)アルキルアミノおよびジ(C1−C4)アルキルアミノ から選ばれた置換基を有してもよい場合の式(I)の誘導体が望まれる場合には 、R′1、R′2およびM′が、R1、R2およびMと同じであり、Y′がカル ボキシであり、そしてX′がヒドロキシである式(II)の化合物は、上記段階 (a)と同じように、記号R3、R4、R5、alk1、alk2、p,qおよ びWが、上に定義されたカルボキサミド残基YおよびCOXと同じ適切な意味を 有する上記式(III)の選ばれた過剰のアミンとのアミド化反応をうける;( d)R1、R2、MおよびZが、この請求の範囲の始めに示したとおりであり、 Yおよび部分COXが、異なるカルボキサミド残基を表して、Yの意味は、アミ ノカルボニル、(C1−C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C4)ア ルキルアミノカルボニルから選ばれて、そのアルキル部分は、ヒドロキシ、アミ ノ、(C1−C4)アルキルアミノおよびジ(C1−C4)アルキルアミノから 選ばれた置換基を有してもよく、そしてXの意味は、式 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR6−alk3)q−W[ 式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、alk3、p、qおよびWはこ の請求の範囲の始めのものと同じ意味を有する]の22アミノ残基である場合の 式(I)の誘導体が望まれる場合には:i)R1、R2、MおよびZが、上記の とおりであり、Xがアミノ残基−NR3−alk1−(NR4−alk2)p− (NR5−alk3)q−W[式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、 alk3、p、qおよびWは、上記のとおりである] を表し、Yがカルボキシである場合の式(I)の誘導体は、上に定義されたカル ボキサミド残基Yを形成するために、縮合剤の存在下で、適切なアミンとのアミ ド化反応をうけるか、あるいはii)R1がN15−アミノ官能基の保護基を表 し、R2、MおよびZが上記のとおりであり、Xがアミノ残基 −NR3−alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W[ 式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、alk3、p、qおよびWは、 上記のとおりである]を表し、Yがカルボキシである場合の式(I)の誘導体は 、位置6Bにおける対応する活性エステルに変換され、上に定義されたカルボキ サミド残基Yを形成するために、その活性エステルと適切なアミンとを反応させ 、そして、任意に、R1が水素である対応する化合物を得るために、N15−保 護基が除かれる。
  14. 14.段階(a),(b)i),(c)および(d)i)において、アミド化操 作が、不活性有機溶媒中で、(C1−C4)アルキル、フェニル、複素環アジド リン酸エステルおよびヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾリルオキシ−トリス ー(ピロリジノ)ホスホニウムから選ばれる縮合剤の存在下で、温度0℃〜20 ℃において実施されることを、さらなる特徴とする請求の範囲第13項記載の方 法。
  15. 15.段階(a),(b)i),(c)および(d)ii)のアミド化操作が、 式(II)のカルボン酸出発物質を、その対応する活性エステルに、好ましくは N15−アミノ官能基を保護されて、変換されることにより実施され、そしてそ の活性エステルが、モル過剰の式(III)のアミンと、有機極性溶媒の存在下 で、温度5℃〜60℃、好ましくは10℃〜30℃において反応させられること を、さらなる特徴とする請求の範囲第13項記載の方法。
  16. 16.活性エステルが、シアノメチルエステルであり、そのモル量が、アミンに 対して1:5〜1:30であることを、さらなる特徴とする請求の範囲第15項 記載の方法。
  17. 17.シアノエステルが、式(II)のカルボン酸出発物質と、好ましくはN1 5−アミノ官能基を保護されて、20〜30倍モル過剰のクロロアセトニトリル とを、不活性有機溶媒およびその反応の進行を妨害しない塩基の存在下で、温度 5℃〜60℃、好ましくは10℃〜30℃において反応させられることにより作 成されることを、さらなる特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
  18. 18.段階(a)i)および(b)において、水素化ホウ素アルカリ金属と式( II)の化合物のモル比が、50〜300の間に包含され、その反応が、温度0 ℃〜40℃、好ましくは室温で実施されることを、さらなる特徴とする請求の範 囲第13項記載の方法。
  19. 19.使用される不活性有機溶媒が、ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン 、ヘキサメチルホスホルアミド、ジメチルスルホキシドおよびそれらの混合物か ら選ばれることを、さらなる特徴とする請求の範囲第14項記載の方法。
  20. 20.有機極性溶媒が、低級アルカノール類、ジメチルホルムアミド、ヘキサメ チルホスホルアミド、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2( 1H)−ピリミドン、ジメチルスルホキシドおよびジメトキシエタンから選ばれ ることを、さらなる特徴とする請求の範囲第15項記載の方法。
  21. 21.水素化ホウ素アルカリ金属は、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カ リウムおよびシアノ水素化ホウ素ナトリウムから選ばれ、その反応溶媒は、水お よび水溶性もしくは一部溶解性の低級アルカノールの混合液であり、消泡剤とし てジエチルエーテルが、任意に添加される請求の範囲第18項記載の方法。
  22. 22.N15−保護が、t−ブトキシカルボニルもしくはカルボベンジルオキシ 基であり、その保護基が、任意にアミド化操作の最後に除去されることを、さら なる特徴とする請求の範囲第13項記載の方法。
  23. 23.アミド結合の形成に関与していない式(III)のアミンの1個ないしそ れ以上のアミノ基が、そのアミンがアミド化反応にかかわる前に保護され、そし てその反応の終了後に脱保護されることを、さらなる特徴とする請求の範囲第1 3項記載の方法。
  24. 24.下記項目を包含する請求の範囲第9項記載の抗菌性物質の製造方法: a)Yがヒドロキシメチルであり、Xが、ヒドロキシであり、R1、R2、およ びMが、請求の範囲第9項に記載したとおりである場合の式(I)の化合物が、 望まれる場合には、 式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[上式中、X′は、ヒドロキシであ り,Y′は、(C1−C4)アルコキシカルボニルであり、R′1は、アミノ官 能基の適切な保護基である]の化合物を、温度0〜40℃で、水もしくは水性ア ルコール媒体中で、好ましくは水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム およびシアノ水素化ホウ素ナトリウムから選ばれる水素化ホウ素アルカリ金属に よる還元操作にかけ、そして任意に保護基を除去する、b)Xが、部分−NR3 −alk1−(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−Wを表し、Y ,R1,R2,R3,R4,R5,alk1,alk2,alk3,p,qおよ びMは、請求の範囲第9項記載のとおりである場合の式(I)の化合物が、望ま れる場合には、i)X′は、ヒドロキシであり,Y′は、(C1−C4)アルコ キシカルボニルであり、R′1は、アミノ官能基の適切な保護基である式(II )のカルボン酸化合物、またはR2およびMが、上記のとおりであり、Yがヒド ロキシメチルであり、Xが、ヒドロキシであり、R1が、アミノ官能基の適切な 保護基である式(I)のカルボン酸化合物と、式(III)NHR3−alk1 −(NR4−alk2)p−(NR5−alk3)q−W(III) [式中、R3、R4、R5、alk1、alk2、alk3、p、qおよびWは 上記と同じ意味を有する]の過剰量の適切なアミンとを、不活性有機溶媒中で、 (C1−C4)アルキル、フェニルもしくは複素環アジドリン酸エステルから選 ばれる縮合剤の存在下で、温度0℃〜20℃において縮合させ、そして任意に、 アミノ官能基の保護基を除去するか、あるいは ii)上記のとおり定義された式(II)もしくは(I)のカルボン酸化合物を 、その対応する活性エステルに変換させ、その活性エステルと上記アミン(II I)とを,有機極性溶媒の存在下で、温度5〜60℃、好ましくは10〜30℃ で反応させ、そして、任意に、アミノ官能基の保護基が除かれる。
  25. 25.医薬品としての使用に関する請求の範囲第1〜12項の全てに記載の物質 。
  26. 26.細菌感染防御のための医薬品製造に関する請求の範囲第1〜12項の全て に記載の物質。
  27. 27.活性成分として請求の範囲第1〜12項の全てに記載の化合物を含有する 薬物組成。
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