JPH065068U - 押釦スイッチ装置 - Google Patents

押釦スイッチ装置

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JPH065068U
JPH065068U JP4426692U JP4426692U JPH065068U JP H065068 U JPH065068 U JP H065068U JP 4426692 U JP4426692 U JP 4426692U JP 4426692 U JP4426692 U JP 4426692U JP H065068 U JPH065068 U JP H065068U
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Application number
JP4426692U
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English (en)
Inventor
伸二 久次
Original Assignee
富士通テン株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押釦スイッチ装置の釦孔付近から侵入する静
電気を、簡便、かつ組立作業性が良好な構造で除去す
る。 【構成】 押釦スイッチ23を外囲して押圧操作部材2
6の円滑な変位動作を実現するとともに、内部照明用の
ランプ37の不所望な漏光を防止するための遮光性の保
持部材33を、導電性を有する材料によって形成する。
これによって、シールド板などを削減し、構成の簡略化
と、組立作業性の向上とを図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車載用音響機器などに好適に実施され、内部照明を備えた押釦スイ ッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器、特に車載用の音響機器では、夜間などでの操作性を改善するために 、押釦スイッチに内部照明を設けるようにした構成が広く用いられている。図3 は、典型的な従来技術の押釦スイッチ装置1の構造を説明するための縦断面図で ある。合成樹脂などの材料から成る前面板5には、表示窓9や複数の釦孔16が 形成されている。前記表示窓9の内方には、配線基板2に実装された液晶表示装 置8が臨んでおり、またこの表示窓9は透明な保護板10によって遮蔽されてい る。
【0003】 前記釦孔16には、押圧操作部材6が嵌め込まれている。この押圧操作部材6 は、操作者によって押圧操作される操作部6aと、前記配線基板2に実装された 押釦スイッチ3の押圧片4を押圧する押圧部6bと、前記操作部6aを前面板5 の背後側に接続する連結部6cとを含んで、樹脂などの透光性および弾発性を有 する材料によって一体成形されている。前記連結部6cは、前面板5の背後側に おいて熱溶着などによって固着され、これによって該押圧操作部材6は釦孔16 内で揺動変位自在に支持される。なお、この押圧操作部材6の操作部6aの外表 面は遮光性の塗料によって塗装されており、その塗装面が文字や図形などのキャ ラクタに対応して剥離されている。
【0004】 前記配線基板2にはまた、内部照明用のランプ17が実装されている。このた め、このランプ17からの照明光の釦孔16などからの不所望な漏光を防止する とともに、前記押圧操作部材6の円滑な揺動変位を可能とするために、遮光性の 保持部材13が取付けられている。
【0005】 上述のように構成された押釦スイッチ装置1において、釦孔16の周縁部など からの静電気の侵入を防止するために、前面板5の背後側にシールド板12が貼 り付けられるとともに、保持部材13の前面側にもシールド板14が貼り付けら れている。これらのシールド板12,14は、その一端部が曲折されて形成され る連結部19を介して、前面板5の背後側に嵌め込まれる筐体18に電気的に接 続される。
【0006】 前記配線基板2および筐体18などが一体に組付けられた前面板5は、図示し ない電子機器本体の前面側に組付けられる。これによって、自動車の車体などの 接地電位に接続されている前記電子機器本体の筐体と筐体18とが電気的に接続 され、したがってシールド板12,14で捕捉された静電気は、前記連結部19 から筐体18を介して除去される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来技術では、ブリキやステンレス鋼などの打ち抜きによって形 成されるシールド板12,14を前面板5および保持部材13に貼り付ける必要 があり、部品点数が多く、かつ、作業性に劣る。
【0008】 本考案の目的は、部品点数を削減することができるとともに、作業性を向上す ることができる押釦スイッチ装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、配線基板と、 前記配線基板の一表面に取付けられ、押圧部を有し、この押圧部が押圧操作さ れることによってスイッチング状態が変化する押釦スイッチと、 前記押釦スイッチの近傍に設けられ、照明光を発生する照明手段と、 押釦スイッチの前記押圧部を押圧する押圧操作部材と、 配線基板の前記一表面上に配置され、押釦スイッチを押圧操作部材によって操 作可能となるように外囲するとともに、照明手段をその照明光が押圧操作部材側 に導かれるようにして囲み、導電性を有する合成樹脂材料から成る遮光性の遮光 部材とを含み、 前記遮光部材を共通電位に接続することを特徴とする押釦スイッチ装置である 。
【0010】
【作用】
本考案に従えば、配線基板の一表面には押釦スイッチが取付けられ、この押釦 スイッチに隣接して照明光を発生する照明手段が設けられる。前記押釦スイッチ は、押圧操作部材によってその押圧部が操作されることによってスイッチング状 態が変化する。前記配線基板の一表面にはまた、前記押圧操作部材による押釦ス イッチの押圧部の押圧操作が可能となるように外囲するとともに、照明手段から の照明光が押圧操作部材側に導かれるようにして外囲して漏光を防止するための 遮光部材が設けられている。
【0011】 これによって押圧操作部材の円滑な変位操作が可能となるとともに、釦孔など からの前記照明光の不所望な漏光を防止することができる。前記遮光部材は、た とえばABS樹脂にステンレス鋼製の繊維を混入して導電性を有するように形成 されており、この遮光部材は、共通電位、たとえば接地電位である筺体に接続さ れる。したがって前記釦孔などから侵入した静電気は、この遮光部材によって捕 捉されて筐体などに除去される。これによって、シールド板などを用いることな く、構成を簡略化することができるとともに、組立作業の作業性を向上すること ができる。
【0012】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の押釦スイッチ装置21の構造を説明するための縦 断面図である。合成樹脂などの材料から成る前面板25には、表示窓29や複数 の釦孔36が形成されている。前記表示窓29の内方には、配線基板22に実装 された液晶表示装置28が臨んでおり、またこの表示窓29は透明な保護板30 によって遮蔽されている。
【0013】 前記釦孔36には、押圧操作部材26が嵌め込まれている。この押圧操作部材 26は、操作者によって押圧操作される操作部26aと、前記配線基板22に実 装された押釦スイッチ23の押圧片24を押圧する押圧部26bと、前記操作部 26aを前面板25の背後側に接続する連結部26cとを含んで、樹脂などの透 光性および弾発性を有する材料によって一体成形されている。前記連結部26c は、前面板25の背後側において熱溶着などによって固着され、これによって該 押圧操作部材26は釦孔36内で揺動変位自在に支持される。なお、この押圧操 作部材26の操作部26aの外表面は遮光性の塗料によって塗装されており、そ の塗装面が文字や図形などのキャラクタに対応して剥離されている。
【0014】 前記配線基板22にはまた、内部照明用のランプ37が実装されている。この ため、このランプ37からの照明光の釦孔36などからの不所望な漏光を防止す るとともに、前記押圧操作部材26の円滑な揺動変位を可能とするために、遮光 性の保持部材33が取付けられている。
【0015】 図2は、保持部材33の斜視図である。保持部材33は導電性を有する合成樹 脂材料から成り、かつ遮光性を有し、このような材料として、たとえばABS樹 脂96重量%およびステンレス鋼製繊維4重量%を混入した組成であってもよい 。この保持部材33には、押釦スイッチ23を外囲し、前記押圧操作部材26の 押圧部26bを前記押釦スイッチ23の押圧片24に臨ませるための収納孔41 が形成されている。また前記押釦スイッチ23に隣接して設けられるランプ37 のために、前記収納孔41とは壁43を隔てた収納孔42が形成される。
【0016】 したがって、ランプ37からの光が釦孔36の周縁部から前方に漏れることな く、押圧操作部材26の押圧部26bおよび操作部26aの背面に入射させるこ とができる。前記保持部材33の背面には、嵌合凹所44が形成されており、こ の嵌合凹所44には、筐体45から立上げられ、配線基板22に形成された挿通 孔46を挿通した接続片47が嵌入する。前記筐体45は、板金加工などで形成 されて、前記液晶表示装置28や押釦スイッチ23が実装された配線基板22が 前面板25に組付けられた後、配線基板22の背後側から取付けられる。
【0017】 こうして完成した前面板25の組立体は、受信回路や磁気テープ再生機構など が収納された図示しない電子機器本体の前面側に取付けられ、前記電子機器本体 は各押釦スイッチ23への押圧操作に応答して、受信動作や磁気テープ再生操作 を行い、たとえば受信周波数などを前記液晶表示装置28に表示させる。
【0018】 前記電子機器本体は、ボルトなどによって接地電位にある自動車の車体に電気 的に接続されており、したがって釦孔36の周縁部などから侵入した静電気は、 導電性の保持部材33によって捕捉され、接続片47から筐体45を経て、電子 機器本体の筐体から車体へ流入して除去される。なお、前記静電気は、たとえば 数千V以上であり、したがってこのような高電圧では、保持部材33の嵌合凹所 44内で、必ずしも接続片47が接触していなくても、極めて近接配置されるだ けで放電が行われ、確実に静電気を除去することができる。
【0019】 このように本考案に従う押釦スイッチ装置21では、押釦スイッチ23を外囲 するとともに、押圧操作部材26を案内して円滑な操作を実現し、かつランプ3 7の遮光を行うための保持部材33を導電性の材料で形成することによって、釦 孔36の周縁部から侵入した静電気を、シールド板などを用いることなく簡便な 構造で除去することができる。また、これによって前記シールド板の貼付け作業 などの煩雑な作業を削減し、作業性を向上することができる。
【0020】 なお上述の実施例では、照明手段としてランプ37が用いられたけれど、発光 ダイオードなどの他の照明手段が用いられてもよく、また保持部材33は配線基 板22に形成されたアースパターンと接続されてもよい。
【0021】
【考案の効果】 以上のように本考案によれば、押釦スイッチを外囲して、その押圧部を押圧操 作するための押圧操作部材を案内するとともに、前記押釦スイッチに隣接して設 けられる照明手段からの漏光を防止するための遮光部材を導電性を有する合成樹 脂材料によって形成するので、釦孔周縁部からの静電気の侵入を防止するために 、シールド板などの構成が不要となり、構成を簡略化することができるとともに 、組立作業の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の押釦スイッチ装置21の構
造を説明するための縦断面図である。
【図2】前記押釦スイッチ装置21に用いられる保持部
材33の斜視図である。
【図3】典型的な従来技術の押釦スイッチ装置1の構造
を説明するための縦断面図である。
【符号の説明】
21 押釦スイッチ装置 22 配線基板 23 押釦スイッチ 24 押圧片 25 前面板 26 押圧操作部材 33 保持部材 37 ランプ 45 筐体 47 接続片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板と、 前記配線基板の一表面に取付けられ、押圧部を有し、こ
    の押圧部が押圧操作されることによってスイッチング状
    態が変化する押釦スイッチと、 前記押釦スイッチの近傍に設けられ、照明光を発生する
    照明手段と、 押釦スイッチの前記押圧部を押圧する押圧操作部材と、 配線基板の前記一表面上に配置され、押釦スイッチを押
    圧操作部材によって操作可能となるように外囲するとと
    もに、照明手段をその照明光が押圧操作部材側に導かれ
    るようにして囲み、導電性を有する合成樹脂材料から成
    る遮光性の遮光部材とを含み、 前記遮光部材を共通電位に接続することを特徴とする押
    釦スイッチ装置。
JP4426692U 1992-06-25 1992-06-25 押釦スイッチ装置 Pending JPH065068U (ja)

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JP (1) JPH065068U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172216A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Sammy Corp 遊技機の操作ボタン装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223