JPH0650583Y2 - 建屋の構造体 - Google Patents

建屋の構造体

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JPH0650583Y2
JPH0650583Y2 JP1987195226U JP19522687U JPH0650583Y2 JP H0650583 Y2 JPH0650583 Y2 JP H0650583Y2 JP 1987195226 U JP1987195226 U JP 1987195226U JP 19522687 U JP19522687 U JP 19522687U JP H0650583 Y2 JPH0650583 Y2 JP H0650583Y2
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mounting beam
plate
mounting
pressing
building
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JP1987195226U
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JPH0198832U (ja
Inventor
世司治 吉永
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株式会社美旗工業
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、壁,屋根,床等の建屋の構造体に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば建築施工ハンドブック(昭和55年10月20日
オーム社発行)に記載されている方式、すなわち、第
6図に示すように、垂木Aの上に野地Bを敷いた後、垂
木Aに釘Cを打ち込み、さらにその上に加工したトタン
板Dを載せ、立ち上り部EをキャップFで固定したもの
である。
本願出願人は、先に実公平4−5630号公報において、第
7図に示すように、支持材aに固定し、平行に配列した
I型のビームbの間に断熱,遮音材cを一体的に配置
し、さらにI型のビームbにキャップdを取付けること
によって全体を固定した構造、言い換えればキャップ式
瓦棒とH型ビームの組合せになる構造体を開示した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記、実公平4−5630号公報に開示した構造体は、前記
従来方式の施工を簡単にし、さらに屋根天井のみなら
ず、壁面,床面の構造に適用することによって施工後の
強さを格段に向上する。
本考案は、上記構造体が屋根構造ばかりではなく、壁や
床構造に適用しても、施工をより簡単にでき、さらに施
工後の強さは、壁,床構造のように、複雑な向きの作用
を受ける面体の形成にも充分適用できる構造体を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の建屋の構造体は、添付図を参照して、建屋の桁
材1に所定間隔を以て相互に平行に取付けられた上端と
下端フランジ32,31,302,301を張り出した複数の取付け
ビーム材3,30と、同取付けビーム材3,30の間に、同取付
けビーム材3,30の下端フランジ31,301上に、同取付けビ
ーム材の側面に直立係止板41の外側面を当接して配置さ
れた側端部に直立係止板41を有する複数の板材4と、前
記取付けビーム材3,30の上端のフランジ32,302と前記板
材4の直立係止板41とを一体的に抱き込んでスライドし
て嵌合固定したキャップ材5とを有する建屋の構造体に
おいて、前記取付けビーム材3,30の側面の上下端フラン
ジ32,31,302,301との間に、同上下端フランジと平行に
係止段部36,305を設け、前記キャップ材5を、取付けビ
ーム材3,30の上端フランジ32,302を覆う上部空間部51
と、取付けビーム材3,30のウエブ部34,303の側面に当接
した板材4の直立係止板41を側面で押さえる押さえ側面
部52と、板材4の上面を押さえる展開部53と、前記上部
空間部51と前記押さえ側面部52との間に設けられ、下方
に向かって狭まり、前記取付けビーム材3,30の係止段部
36,305の外面と内接する傾斜部54とから形成したことを
特徴とする。このように、上下にフランジを有する取付
けビーム材の側面に、側端部に直立係止板を有する複数
の板材の直立係止板の外側面を当接し、前記取付けビー
ム材の上端フランジと板材の直立係止板とをキャップ材
によって一体的に嵌合固定する構造体のより正確な形成
と構造体自体の強化を達成し得たものである。
〔実施例〕
第1図〜第5図は本考案の構造体の実施例を示すもの
で、建屋の屋根の形成に適用した例を示す。
これらの図を参照して、1はコの字形のビーム材からな
る尾根桁材であって、本考案の構造体10は、この屋根桁
材1の上に形成されており、取付け2によって屋根桁材
1に取付けられた取付けビーム材3と、同取付けビーム
材3と平行に配置された図示しない他の取付けビーム材
との間に配置された板材4と、取付けビーム材3と板材
4とを一体的に嵌合固定するキャップ材5とを有する構
造になっている。
第2図は取付けビーム材3の形状を示す図であり、第1
図に示す屋根桁材1の上に安定して載置するための下部
フランジ部31と、キャップ材5を嵌合固定するための上
部フランジ部32を有し、その上部フランジ部32の中央に
は、取付けボルト2の頭部を挿入するための凹陥部33が
形成され、ウエブ部34は二重構造を有し、その二重壁内
には取付けボルト2を挿入するための空間35が形成され
ている。36はウエブ部34の側面に形成された係止段部を
示し、板材4を係止する機能を有する。
第3図は板材4の構造を示す。同板材4は両端に立ち上
がり部41を形成した鉄板,アルミあるいはプラスチック
材等の薄板材からなる上板42と下板43との間に挟み込ま
れた例えば発泡合成樹脂材からなる断熱材あるいは防音
材からなる挿入材44から形成されている。勿論、板材4
として防音、断熱の機能を必要としない場合には、挿入
材44の必要はなく、両端に立ち上がり部41を形成した上
板42のみで形成することも可能である。
前記第3図に示す板材4の下面から立ち上がり部41の上
端までの高さh1を、第2図に示す取付けビーム材3の下
部フランジ部31と係止段部36との間の高さh2より僅かに
低くすることによって、第1図に示す状態に組み立てた
とき、立ち上がり部41の外側を取付けビーム材3の側面
すなわちウエブ部34に当接し、係合する。これによっ
て、組み立てを確実に且つより簡単に行うことができ、
キャップ材5の嵌合によって組み立て後の強度も増すこ
とができる。
第4図はキャップ材5の構造を示すもので、取付けビー
ム材3の上部フランジ部32を覆う上部空間部51と同取付
けビーム材3のウエブ部34の側面に当接した板材4の立
ち上がり部41を側面で押さえる押さえ部52と、板材4の
上面を押さえる展開部53と下方に向かって狭まり前記取
付けビーム材3の係止段部36の外面と内接する傾斜部54
を有する。
このキャップ材5を第1図に示すように、取付けビーム
材3に係止された板材4を覆うように、摺動嵌合するこ
とによって、板材4を固定することができる。そして、
必要に応じてキャップ材5を固定することによって構造
体10を完成する。
上記実施例においては、本考案の構造体を屋根桁材とし
てコの字形の屋根桁材上に形成する例を挙げて説明した
が、この構造体は上記桁材を木製の桁材あるいは、壁
材,床材に適用することができる。
この場合には、上記第1図及び第2図に示す取付けビー
ム材3に代わって、その中心に取付けボルトを挿入する
方式を無くし、第5図に示すように、断面がI形の取付
けビーム材30を利用することができる。この場合、下部
フランジ部301に取付け孔304を形成し、これにボルトを
挿入して基材に取付ける。さらに上部フランジ部302に
は、格別の構造を設ける必要はなく、ウエブ部303も二
重壁を形成する必要はない。ただし、第3図に示す板材
4を係止するための段部305としては、所定の高さに第
3のフランジを形成することにより第2図に示すものと
同様の機能を果たすことができる。
〔考案の効果〕
本考案の建屋の構造体によって以下の通りの効果を奏す
ることができる。
イ.キャップ式瓦棒とH型ビームの組合せによって、そ
れ自体はボルト等の取付器具を必要とせずにパネル材を
簡単に、正確に、且つ頑丈に接続して構造体を組み立て
ることができる。
ロ.構造体自体は頑丈であるばかりではなく、密封性が
良く、風雨の漏れを防ぐことができ、雨の漏水による鋼
材の切り口からの腐食の進行を防ぐことができる。
ハ.簡単な接続の構造の割には、複雑な外力に耐えるこ
とができるので、屋根構造のみならず、壁構造、床構造
としても充分に適用できる。
ニ.組立が簡単な特長を生かして、種々の行事用とし
て、アーケード,七夕,クリスマス行事の構造体に適用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示す。第1図は全体
構造を示し、第2図は取付けビーム材、第3図は板材、
第4図はキャップ材をそれぞれ示す。第5図はビーム材
の他の実施例を示す。 第6図及び第7図は従来例を示す。 1:屋根桁材、2:取付けボルト 3,30:取付けビーム材、36,305:係止段部 4:板材、5:キャップ材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋の桁材(1)に所定間隔を以て相互に
    平行に取付けられた上端と下端にフランジ(32,31,302,
    301)を張り出した複数の取付けビーム材(3,30)と、 同取付けビーム材(3,30)の間に、同取付けビーム材
    (3,30)の下端フランジ(31,301)上に、同取付けビー
    ム材の側面に直立係止板(41)の外側面を当接して配置
    された側端部に直立係止板(41)を有する複数の板材
    (4)と、 前記取付けビーム材(3,30)の上端のフランジ(32,30
    2)と前記板材(4)の直立係止板(41)とを一体的に
    抱き込んでスライドして嵌合固定したキャップ材(5)
    とを有する建屋の構造体において、 前記取付けビーム材(3,30)の側面の上下端フランジ
    (32,31,302,301)との間に上下端フランジ(32,31,30
    2,301)と平行に係止段部(36,305)を設け、 前記キャップ材(5)を、 取付けビーム材(3,30)の上端フランジ(32,302)を覆
    う上部空間部(51)と、 取付けビーム材(3,30)のウエブ部(34,303)の側面に
    当接した板材(4)の直立係止板(41)を側面で押さえ
    る押さえ側面部(52)と、 板材(4)の上面を押さえる展開部(53)と、 前記上部空間部(51)と前記押さえ側面部(52)との間
    に設けられ、下方に向かって狭まり、前記取付けビーム
    材(3,30)の係止段部(36,305)の外面と内接する傾斜
    部(54)とから形成したことを特徴とする建屋の構造
    体。
JP1987195226U 1987-12-22 1987-12-22 建屋の構造体 Expired - Lifetime JPH0650583Y2 (ja)

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JPH0198832U JPH0198832U (ja) 1989-07-03
JPH0650583Y2 true JPH0650583Y2 (ja) 1994-12-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596411A (ja) * 1982-07-01 1984-01-13 三菱レイヨン株式会社 合成樹脂板の取付け構造
JPS60177222U (ja) * 1984-05-01 1985-11-25 神田橋 貞夫 金属板の屋根葺き構造
JPH045630Y2 (ja) * 1985-10-18 1992-02-18

Also Published As

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JPH0198832U (ja) 1989-07-03

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