JPH0650413Y2 - 移載装置における治具の位置決め受け渡し機構 - Google Patents

移載装置における治具の位置決め受け渡し機構

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JPH0650413Y2
JPH0650413Y2 JP1874788U JP1874788U JPH0650413Y2 JP H0650413 Y2 JPH0650413 Y2 JP H0650413Y2 JP 1874788 U JP1874788 U JP 1874788U JP 1874788 U JP1874788 U JP 1874788U JP H0650413 Y2 JPH0650413 Y2 JP H0650413Y2
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hanger
jig
conveyor
positioning
pin
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JP1874788U
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一郎 上野
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高所を走行するコンベヤと、低所を走行する
コンベヤとの間で、搬送物を保持した治具、例えば自動
車用のウレタンバンパーを保持した治具の受け渡しをす
るとき、その治具の受け渡し位置を正確に決め、受け渡
しを確実にするための、移載装置における位置決め受け
渡し機構に関する。
従来の技術とその課題 従来、高所を走行するコンベヤと、低所を走行するコン
ベヤとの間で、搬送物を保持している治具の位置決めを
して受け渡しする機構の一例として第5図乃至第8図に
示すものがある。
この機構は、自動車のウレタンバンパーBの塗装工程に
おける、前処理用のオーバーヘッドコンベヤ10のハンガ
ー11と、このオーバーヘッドコンベヤ10と直交する塗装
用フロアーコンベヤ12との間で、ウレタンバンパーBを
保持した治具13を受け渡しするためのものである。
その受け渡しを行うには、ハンガー本体14に沿って昇降
するハンガーアーム15の先端に立設された先端ピン16に
治具13に形成した係合穴17を係合させて、その治具13を
オーバーヘッドコンベヤ10で第5図の左方向に移動さ
せ、直交するフロアーコンベヤ12の真上で停止させる。
そして、一対のハンガーアーム15を、床Gに設置した位
置決め手段18のナイロンローラ19の左右からの案内で下
降させ、待機状態で停止しているフロアーコンベヤ12上
に治具13を移し換える。その後、ハンガー本体14は一旦
右に移動し、上昇する。
前記ナイロンローラ19は油圧シリンダ9によって想像線
の位置と実線の位置を移動する。
ところが、このような機構であると、一対のハンガーア
ーム15,15が両側の夫々2個のナイロンローラ19,19の案
内によって下降する際、先端ピン16はナイロンローラ19
に案内されている位置から離れた位置(具体的には、約
350mm)にあるため、治具13の受け渡し位置に誤差が生
じ、フロアーコンベヤ12上に治具13の位置がずれて載せ
られ、その後のライン工程に支障をきたす問題点があ
る。
さらに、長期間使用していると、ハンガーアーム15の水
平部分1aが、治具13の乗り継ぎの度に衝撃を受けて変形
し、一段と治具の受け渡し位置に狂いを生じさせてい
た。
課題を解決するための手段及び作用 本考案は、高所を走行し且つ下降上昇するハンガーに立
設されたハンガーピンと、低所を走行するコンベヤに立
設されたコンベヤピンと、前記ハンガーピンの下端が係
合するガイド穴を具えた前記コンベヤの停止位置の位置
決め手段とを有し、搬送物を保持する治具に形成された
第1の係合に前記ハンガーピンの上端を係合させ、第2
の係合穴に前記コンベヤピンの上端を係合させるように
した治具の位置決め受け渡し機構により、前記問題点を
解決したものである。
治具をハンガーから低所を走行するコンベヤに移す場合
には、先ず、ハンガーピンに第1の係合穴を係合させ
て、ハンガー上に治具を載せ、そのハンガーを高所を走
行させる。ハンガーの低所を走行するコンベヤとの受け
渡し位置に移動すると、これを下降させ、ハンガーピン
の下端をガイド穴に係合させて位置決めし、予め位置決
め手段によって位置決めされて待機している低所を走行
するコンベヤ上のコンベヤピンの上端に第2の係合穴を
係合させる。この結果、治具を低所側コンベヤに移した
ことになる。空のハンガーは低所側コンベヤが治具をハ
ンガーから離す方向に移動した後、上昇する。
低所を走行するコンベヤから治具をハンガーに移す場合
には、コンベヤピンの上端に第2の係合穴を係合させ
て、コンベヤ上に治具を載せ、そのコンベヤをハンガー
との受け渡し位置に移動させ、位置決め手段により位置
を決める。すると、予めハンガーピンの下端がガイド穴
に係合して待機していたハンガーが上昇し、ハンガーピ
ンの先端を第1の係合穴に係合させ、治具をハンガーに
より引き上げる。これによって治具がハンガー上に移さ
れたことになる。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図と第2図は治具の位置決め受け渡し機構を有する
移載装置の概略図であり、自動車用のウレタンバンパー
塗装工程における、高所に敷設した前処理用オーバーヘ
ッドコンベヤ21と、低所に敷設した塗装用フロアーコン
ベヤ22を有している。
オーバーヘッドコンベヤ21は、主に、ウレタンバンパー
Bを組込んだウレタン治具23(以下、単に「治具」と称
す。)を搬送するトロリー24と、このトロリー24の走行
案内をするレール25と、トロリー24を牽引する駆動チェ
ーン26を有している。
トロリー24はハンガー27を具えており、ハンガー27の水
平バー28の両端には上下端が円錐状のハンガーピン29,2
9が一対垂直に設けられている。トロリー24は床Gに立
設した支柱30に沿って昇降する昇降手段31のオーバーハ
ングアーム32に吊り下げられて昇降する。
フロアーコンベヤ22は、キャリヤ40と、キャリヤ40の走
行案内をするレール41と、キャリヤ40を駆動する駆動チ
ェーン42を有している。
キャリヤ40には先端に矩形状の骨組みからなるトラック
43が垂直に設けてある。トラック43の両側には先端が円
錐状の一対のコンベヤピン44,44が立設してある。この
コンベヤピン44,44は治具23に対し、2次治具になる。
前記支柱30の根元近くで、且つフロアーコンベヤ22を横
切るようにして位置決め装置50が具えてある。位置決め
装置50は、上部に前記ハンガーピン29の上端29aが係合
する一対の円錐状ガイド穴51,51と、トラック43の位置
決め手段52を有している。
位置決め手段52は前記トラック43の両側から挟み込む一
対の位置決めアーム53,53と、その位置決めアーム53,53
の先端を開閉動作させる一対の歯車54,54と、一対の歯
車54,54を回動させる油圧シリンダ55とを具えている。
ガイド穴51,51の下端には光電管あるいは近接スイッチ
からなるセンサー56が設けてある。
前記治具23の下面には、ハンガーピン29の上端29aが係
合する一対の第1の係合穴45,45と、前記コンベヤピン4
4の上端44aが係合する一対の第2の係合穴46,46がそれ
ぞれ下向き開口に形成されている。
次に動作を説明する。
治具23の第1の係合穴45,45をハンガーピン29,29に係合
させ、ウレタンバンパーBを組み込んだ治具23をハンガ
ー27に載せた状態でトロリー24を駆動チェーン26により
第1図の左方向に走行させ昇降手段のオーバーハングア
ーム32の所まで移動させる。次にオーバーハングアーム
32にトロリー24を載せた状態で昇降手段31が下降する。
これに対しフロアーコンベヤ22のキャリヤ40は駆動チェ
ーン42によって第1図の右方向に搬送されハンガー27の
下で停止し、一対の位置決めアーム53,53でトラック43
を挟持して位置決め停止されている。
下降してきたトロリー24はハンガー27のハンガーピン2
9,29の下端29b,29bをガイド穴51,51に係合させ、位置決
め装置50に対して治具23を位置決めさせる。位置決めさ
れた治具23は、なおもハンガー27とともに下降し、予め
待機しているコンベヤピン44,44の上端44aに第2の係合
穴46,46が係合しトラック43上に載せられた状態とな
る。ハンガー27はなおも下降し、ハンガーピン29,29の
上端29a,29aが第1の係合穴45から抜き出た位置まで下
降すると、センサー56によりハンガーピン29,29の下端2
9b,29bの下降限界位置が検知され昇降手段31の下降が停
止する。
その後、一対の位置決めアーム53,53によるトラック43
の位置決め押さえが解除されると、キャリヤ40が第1図
において一旦左方向に移動し治具23をハンガー27から遠
ざける。そして、ハンガー27(トロリー24)が昇降手段
31により上昇し、ハンガー27の下端がウレタンバンパー
Bに当接しない位置まで上昇した時、キャリヤ40は右方
向に移動し、治具23はウレタンバンパーBとともに次の
工程に運ばれていく。
上昇したトロリー24はレール25の位置で再度停止し、第
1図において空の状態で左方向に移動していく。
その後は次のトロリー24が下降し、新たなトラック43に
治具23が受け渡しされる。
このようにして順次ウレタンバンパーBを組み込んだ治
具23がオーバーヘッドコンベヤ21からフロアーコンベヤ
22に移されていく。
以上の動作説明は治具23をオーバーヘッドコンベヤ21か
らフロアーコンベヤ22に受け渡しする説明であるが、次
にフロアーコンベヤ22からオーバーヘッドコンベヤ21に
治具を受け渡す作動を説明する。
先ず、予めハンガーピン29,29をガイド穴51,51に係合さ
せて空のハンガー27を停止待機状態にさせておく。次に
コンベヤピン44,44に第2の係合穴46,46を係合させた治
具23を載せたキャリヤ40を第1図において右方向に搬送
し、ハンガー27の下の位置まで移動したとき、一対の位
置決めアーム53,53によりトラック43を両側から挟持し
て治具23の位置決めをする。
次に昇降手段31によりハンガー27を上昇させると、ハン
ガーピン29,29の上端29a,29aが第1の係合穴45,45に係
合し、治具23はハンガー27とともに上昇する。それにと
もない、第2の係合穴46,46がコンベヤピン44,44から外
れ、ハンガー27に治具23を載せ換えたことになる。その
後、ハンガー27は昇降手段31により上昇し、レール25の
位置で停止して、トロリー24とともに第1図において左
方向に搬送される。一方空のキャリヤ40は駆動チェーン
42により右方向に搬送されていく。
その後も同様にして、次の空のハンガー27を下降させ、
ハンガーピン29,29をガイド穴51,51に係合させて位置決
め待機状態にする。そしてフロアーコンベヤ22によって
運ばれてきた治具23をハンガー27に移し換える。このよ
うにして、ウレタンバンパーBを組み込んだ治具23がフ
ロアーコンベヤ22からオーバーヘッドコンベヤ21に順次
移し換えられていく。
以上の実施例の治具の位置決め受け渡し機構によると、
ハンガーピン29,29とコンベヤピン44,44が床に固定的に
設置された位置決め装置50のガイド穴51と、位置決め手
段52により位置決めされるため、受け渡しの位置決めを
正確にすることができ、治具の受け渡しが確実になる。
また、位置決め手段52をフロアーコンベヤ22とを交差す
るようにして設けてあるので、従来と異なり、フロアー
コンベヤ22の走行方向をオーバーヘッドコンベヤ21の走
行方向と同一にすることができ、移載装置20の占めるス
ペースを少なくすることができる。
さらに、ハンガーピン29,29を直接ガイド穴51,51で位置
決めしているため、ハンガー27を従来のようにハンガー
本体とハンガーアームに分離することなく一体化するこ
とができるので、ハンガーの構造が簡単且つ堅固にな
る。
また、ハンガーピン29,29はセンサーで直接位置検知
し、昇降手段31の下降停止制御をするので、ハンガー27
の下降停止位置が正確になり低所側コンベヤ22と接触す
るようなことがない。
考案の効果 以上のように、本考案の移送装置における治具の位置決
め受け渡し機構によると、搬送物を保持した治具の受け
渡し位置を正確に決めることができ、受け渡しが確実と
なり、耐久性にもすぐれているから、その後のライン工
程に支障をきたすことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例であり、そのうち、 第1図は治具の位置決め受け渡し機構を具えた移載装置
の全体概略図、 第2図は第1図の左側面図、 第3図は位置決め受け渡し機構が治具の受け渡しをして
いる状態の詳細図、 第4図は第3図の右側面図で、治具及びウレタンバンパ
ーを省略した図である。 第5図乃至第8図は従来例の実施例であり、そのうち、 第5図は搬送装置の概略図、 第6図は第5図の左側面図、 第7図は治具の受け渡しを行っている状態の詳細図、 第8図は第7図の右側面図である。 22……フロアーコンベヤ(低所側コンベヤ) 23……ウレタン治具(治具) 27……ハンガー 29……ハンガーピン 44……コンベヤピン 45……第1の係合穴 46……第2の係合穴 51……ガイド穴 52……位置決め手段 60……位置決め受け渡し機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所を走行し、且つ下降上昇するハンガー
    に立設されたハンガーピンと、低所を走行するコンベヤ
    に立設されたコンベヤピンと、前記ハンガーピンの下端
    が係合するガイド穴を具えた前記コンベヤの停止位置の
    位置決め手段とを有し、 搬送物を保持する治具に形成された第1の係合穴に前記
    ハンガーピンの上端を係合させ、第2の係合穴に前記コ
    ンベヤピンの上端を係合させることを特徴とする、 移載装置における治具の位置決め受け渡し機構。
JP1874788U 1988-02-17 1988-02-17 移載装置における治具の位置決め受け渡し機構 Expired - Lifetime JPH0650413Y2 (ja)

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JPH01123628U JPH01123628U (ja) 1989-08-23
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