JPH0832404B2 - ベニヤ単板の自動堆積装置 - Google Patents

ベニヤ単板の自動堆積装置

Info

Publication number
JPH0832404B2
JPH0832404B2 JP62229229A JP22922987A JPH0832404B2 JP H0832404 B2 JPH0832404 B2 JP H0832404B2 JP 62229229 A JP62229229 A JP 62229229A JP 22922987 A JP22922987 A JP 22922987A JP H0832404 B2 JPH0832404 B2 JP H0832404B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
holding
plate
carrier
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62229229A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6445601A (en
Inventor
敏則 中小田
照明 青戸
長良 青山
中村  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
Priority to JP62229229A priority Critical patent/JPH0832404B2/ja
Priority to US07/191,035 priority patent/US4897018A/en
Priority to DE8888304196T priority patent/DE3862523D1/de
Priority to EP88304196A priority patent/EP0294038B1/en
Publication of JPS6445601A publication Critical patent/JPS6445601A/ja
Publication of JPH0832404B2 publication Critical patent/JPH0832404B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H43/00Use of control, checking, or safety devices, e.g. automatic devices comprising an element for sensing a variable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27DWORKING VENEER OR PLYWOOD
    • B27D1/00Joining wood veneer with any material; Forming articles thereby; Preparatory processing of surfaces to be joined, e.g. scoring
    • B27D1/04Joining wood veneer with any material; Forming articles thereby; Preparatory processing of surfaces to be joined, e.g. scoring to produce plywood or articles made therefrom; Plywood sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/26Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by dropping the articles
    • B65H29/28Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by dropping the articles from mechanical grippers

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ベニヤ単板を堆積位置に整列させて堆積す
るベニヤ単板の自動堆積装置、特に原板用ベニヤ単板の
ように厚さの薄いベニヤ単板の先端(搬送方向下手端
部)を、ベニヤ単板保持搬送体で保持し且つ堆積台の堆
積位置上まで誘導し、しかる後、その保持状態を解放し
て堆積するベニヤ単板の自動堆積装置に関するものであ
る。
[従来技術] 従来、ベニヤ単板の先端をベニヤ単板保持搬送体で保
持し、堆積位置上方まで誘導して解放、堆積するベニヤ
単板の自動堆積装置に関しては、ベニヤ単板の両側部
(搬送方向と直交する方向の両側)に一対のベニヤ単板
側部保持体が配設されており、而も前記ベニヤ単板保持
搬送体は、ベニヤ単板先端をほぼ全幅に亘って保持する
ものであるから、その先端保持部がほぼ直線状に形成さ
れている。又2方向から供給される単板を交互或は所定
の仕組み順に堆積させる装置としては、たとえば本件出
願人が先に提案した特開昭56−133104号又は特開昭63−
171759号の発明があげるられる。
[発明が解決しようとする問題点] それ故、堆積位置まで誘導した後にベニヤ単板保持搬
送体がベニヤ単板を解放すると、ベニヤ単板は先端側で
はほぼ平担状に、一方末端(搬送方向上手側端部)側で
は中央部が垂れ下がった状態となっているため、当該ベ
ニヤ単板は空気抵抗の差によって回転しつつ落下するこ
とになるのである。即ち、中央部が垂れ下がった状態と
なっているベニヤ単板の末端側は、平坦状の先端側に比
べて空気抵抗が小さいため、特に、厚さの薄いベニヤ単
板の場合(たとえば厚さ0.6mm程度の原板用単板の場
合)、落下時にベニヤ単板の先端を中心とした回転力が
働くのである。従って前記末端が堆積台の堆積板上に落
下する位置は、前記解放時の位置より下手側にずれた位
置となり、つづいてこの状態から今度はこの末端を中心
として先端側が回転しながら落下するので、当該先端も
下手側にずれることになる。
以上のように厚さの薄いベニヤ単板の場合、ベニヤ単
板搬送保持体の保持解放位置から搬送方向下手側にずれ
た位置に堆積されることになり、ベニヤ単板の精密な整
列堆積は極めて困難な状態であった。
その結果、たとえばベニヤ単板の糊付重ね合わせ装置
等においては、予めベニヤ単板のサイズを大としてお
き、前記ずれに対応しておく必要があり、歩止まりが悪
かったのである。
[問題を解決するための手段] 本発明はこのような問題点を解決するべく、 ベニヤ単板の間歇供給機構を備えた搬送コンベアと、 その搬送コンベアの搬出側に設けられたベニヤ単板の
堆積台と、 前記搬送コンベアの末端部と前記堆積台との間を、少
なくとも搬送されるベニヤ単板の全長分より若干長い距
離だけ移動させる作動機構と、前記搬送コンベアから間
歇的に供給されるベニヤ単板の先端の少なくとも中央部
を保持し又はその保持を解放するベニヤ単板の保持機構
と、更に少なくともこの保持機構をベニヤ単板の搬送面
から多くとも前記堆積台上に堆積される最上部のベニヤ
単板の板面までの距離を移動させる昇降機構とを有する
ベニヤ単板保持搬送体と、 前記搬送コンベアの搬出側に設けられ且つ当該搬送コ
ンベアから間歇的に供給されるベニヤ単板の両側部を保
持し又はその保持を解放する一対のベニヤ単板側部保持
体と、 更に、前記搬送コンベアによって搬送されるベニヤ単
板の先端が、当該搬送コンベアの末端部におけるベニヤ
単板先端の保持位置に到達したことを検出するベニヤ単
板検出器と、 前記ベニヤ単板保持搬送体における保持機構の保持部
が、前記ベニヤ単板先端の保持位置に到達したことを検
出するベニヤ単板保持搬送体の第1検出器と、 前記ベニヤ単板保持搬送体における保持機構の保持部
が、前記堆積台の上方であって前記搬送コンベアの末端
部から少なくとも搬送されるベニヤ単板の全長分の長さ
だけ離れた位置に到達したことを検出するベニヤ単板保
持搬送体の第2検出器と、 前記ベニヤ単板保持搬送体における保持機構の保持部
が、前記第2検出器の若干搬出側に到達したことを検出
するベニヤ単板保持搬送体の第3検出器と、 から構成し、これら各部材を制御するために、 前記4つの検出器から発信される検出信号によって、
ベニヤ単板の間歇供給及び保持機構によるベニヤ単板の
先端の保持、作動機構によるベニヤ単板保持搬送体の移
動と昇降機構による保持機構の下降とベニヤ単板側部保
持体によるベニヤ単板両側部の保持、更に保持機構によ
るベニヤ単板先端の保持状態の解放、作動機構によるベ
ニヤ単板保持搬送体の搬出側への若干距離の移動とベニ
ヤ単板側部保持体によるベニヤ単板両側部の保持状態の
解放、作動機構によるベニヤ単体保持搬送体の搬入側元
位置への移動と昇降機構による保持機構の上昇、という
一連の作動を電気的に制御する制御機構を設けるのであ
る。
ここに間歇供給機構を備えた搬送コンベアとは、クラ
ッチブレーキ、サーボモータ等の間歇駆動機構を備えた
搬送コンベアは勿論、連続回転している搬送コンベアに
ベニヤ単板の移動を阻止するストッパーを組込んだ構成
等ベニヤ単板の間歇的供給が為されるものは全て含む意
である。
又ベニヤ単板の堆積台とは、光電管スイッチにより堆
積済みのベニヤ単板の高さを検出し、その検出信号に関
連して堆積板を若干量下降させる昇降機構を備えた自動
堆積台や、堆積されたベニヤ単板を次工程へ搬送するべ
く搬送コンベアをも含む意であり、後者の場合は搬送コ
ンベア上へ直接堆積することになる。
又ベニヤ単板の先端(搬送方向下手側の端部)の保
持、両側部(搬送方向に向かった左右両端部)の保持と
は、いずれも当該部を支承、挟持、刺着又は吸着する等
広範囲に亘る概念であり、ベニヤ単板先端の保持位置と
は、その保持動作を開始する位置を示す。一方保持の解
放とは、その保持状態を解くことを意味している。
更にベニヤ単板及びベニヤ単板保持搬送体の位置の検
出器とは、当該検出位置に配置されるリミットスイッ
チ、光電管スイッチ等の検知器のみではなく、作動部材
に配置されるパルス発信器とそのパルスを計算するカウ
ンタとの組合せ等位置の検出に用いられる周知又は公知
のあらゆる機構を含む意であり、それらの検出信号によ
って各部材の作動が制御されるようになっている。
又ベニヤ単板保持搬送体における昇降機構は、ベニヤ
単板の保持機構のみを昇降作動する場合は勿論、当該保
持機構を含むベニヤ単板保持搬送体全体を昇降作動させ
る場合も含む意である。
[作用] 本発明は、搬送コンベアによって間歇的に供給される
ベニヤ単板の先端をベニヤ単板保持搬送体の保持機構に
より保持し、そのベニヤ単板搬送体を移動させて前記ベ
ニヤ単板を堆積台上まで搬送し、更に堆積台上の堆積位
置においてベニヤ単板の中央部を強制的に下方へ湾曲さ
せた後、前記保持状態を解放して堆積台に堆積させるの
である。
その結果、ベニヤ単板はその中央部が一様に下方へ湾
曲し、落下時の空気抵抗がほぼ均一にベニヤ単板に作用
するので、ベニヤ単板はその保持が解放された位置のほ
ぼ真下に堆積される。
[実施例] 本発明の第1の実施例を説明すると以下の通りであ
る。
第1図において、1はX型平行伸縮機構1aによって昇
降作動可能なベニヤ単板(以下単に単板という)の堆積
台であり、その堆積台1の前後には、搬送コンベア2、
3がその搬送方向を互いに向き合う方向に且つ両コンベ
アの末端部が堆積台の端部の上方にかかる位置に又は近
接する位置になるように配設されている。この堆積台1
は、堆積板上の最上部の単板を検出する検出器が備えら
れており(図示せず)、その検出信号によって堆積板が
自動的に下降するようになっている、所謂従来から公知
の堆積台である。搬送コンベア2上には、両面には接着
剤が塗布された中板用単板Aを、その繊維方向を搬送方
向に向けて上載し、一方搬送コンベア3上には、2枚重
ねた原板用単板Bをその繊維方向を搬送方向と直交する
方向に向けて上載する。これらの搬送コンベア2、3に
は、各々ブレーキ付クラッチ(図示せず)が備えられて
おり、間歇駆動可能に構成されている。
堆積台1の上方には、両コンベアの末端部の若干上手
側上方に配設されたスプロケット4、4、4a、4aに掛け
渡されたチェーン6、6が、往復作動機構6aによって往
復回転可能に配設されている。5、5aは搬送コンベアの
搬送方向と直交する水平方向に軸支された回転軸であっ
て、前記スプロケット4、4、4a、4aが固着されてお
り、又回転軸5aにはモータ、逆転クラッチ及びブレーキ
付クラッチとからなる作動機構6aが連結されていて、チ
ェーン6、6の往復作動及び間歇作動が可能となってい
る。このチェーン6、6間には、両コンベア2、3から
供給される単板A、Bの先端を保持、搬送するためのベ
ニヤ単板保持搬送体Pが設けられており、チェーン6、
6と共に堆積台1上を往復移動するようになっている。
即ちベニヤ単板保持搬送体(以下搬送体という)Pは、
チェーン6、6の走行方向と直交する方向に架設された
断面T字状の基板7と、第2図及び第3図に示すような
本発明にかかる保持機構Qと、第4図に示すような本発
明とは無関係な保持機構Rとからなっている。
そこで先ず保持機構Qについて説明すると、前記基板
7の上部にシリンダ23の基端部22を突設し、そのシリン
ダ23のロッドの先端に断面コ字状の保持体20を、その開
口部をコンベア3側に向けて取付けると共に、同様に、
前記基板7の上部にシリンダ26の基端部25を突設し、そ
のシリンダ26のロッドの先端を前記保持体20の上板面に
貫通させ、その先端に前記保持体20の下板面20aと共に
挟持部を構成するところの挟持板21を取付ける。この保
持体20の長さは、単板先端の中央部付近に対応した長さ
(例えば全長の1/4程度の長さ)とし、又挟持板21の長
さは、両側を切欠いた下板面20aの長さと同一とする。
各々のシリンダ23、シリンダ26には、図示はしないがエ
アーチューブが接続されており、電磁弁により圧縮空気
の吸入、排気を制御できるようになっている。このよう
に構成することにより挟持板21や保持体20を下降させる
ことができるのであるが、それらのストロークを制限す
るためにカラー24や27をそれぞれのロッドに取付ける。
尚シリンダ23のストロークは、下板面20aのレベルが、
コンベヤ3の搬送面とほぼ同一の位置から若干(例えば
100mm程度)下方の位置まで下降する程度が望ましい。
図中、28は基板7の側面に突設された直動案内軸受(リ
ニアボールベアリング)、29は支持棒であって、シリン
ダ23、26が作動した時に保持体20及び加圧体21が円滑に
昇降することを助けるためのものである。
次に保持機構Rについて説明する。保持機構Rは基板
7の反対側つまりコンベア2側に備えられており、繊維
方向が搬送方向と同じであって而も厚さの厚い単板、例
えば接着剤を塗布された中板用単板A等を搬送、堆積す
るために用いられる。この保持機構Rは、前記保持機構
Qと同様の位置関係で昇降する断面コ字状の保持体31、
及びその保持体31の下板面31aに向って挟持板する32
を、単板先端の全長に対応した長さに構成すること以外
は、前記保持機構Qと全く同じである。尚図中34、37は
保持体31、挟持板32を昇降させるシリンダ、33、36は当
該シリンダの取付け基端部、35、38はストロークを調整
するカラー、39は直動案内軸、40は支持棒をそれぞれ示
しており、挟持板32と下板面31aとで挟持部を構成して
いる。
8は原板用単板Bの両側部を支承する一対の支持バー
で、堆積台1の上方に単板Bの横幅より若干狭い距離を
保って搬送方向と平行に配設されている。この支持バー
には、前記支持位置と、単板Bの横幅よりも広い間隔を
隔てて単板Bの支持状態を解放する外側位置との間を往
復作動させる開閉作動機構(通常シリンダを用いるが図
示はしない)が連結されており、両者でもってベニヤ単
板側部保持体を構成している。
次に、43、43aは、コンベア2、3によって搬送され
る単板の先端が当該コンベアの末端部における単板先端
の保持位置(以下保持開始位置という)に到達したこと
を検出する単板検出器として光電管スイッッチ、42、42
aは、搬送体Pにおける保持機構Q、Rの保持部、即ち
挟持板21と下板面20a及び挟持板32と下板面31aが前記保
持開始位置に到達したことを検出する、搬送体の第1検
出器としての近接スイッチ、41、41aは、前記保持機構
Q、Rの保持部がコンベア2、3の末端部から少なくと
も単板A、Bの全長分の長さだけ離れた位置(以下保持
解放位置という)に到達したことを検出する、搬送体の
第2検出器としての近接スイッチである。これらの近接
スイッチは、搬送体Pの基板7における上部水平板部の
コンベア2又はコンベア3側の端縁を検出することによ
って検出信号を発信するようになっており、前記搬送体
Pの保持部が所定の位置に到達した状態における前記基
板7の位置を検出するように各近接スイッチが配設され
ている。従って必ずしも保持部の所定位置と近接スイッ
チの位置とが、垂直方向において一致するものではな
い。尚本実施例は、搬送コンベア2、3を堆積台1を中
央にして前後に対設し、更に搬送体Pにも原板用単板と
中板用単板との2種類の保持機構Q、R備えているた
め、前記近接スイッチ42、42aを、前記保持部が前記第
2検出器の若干搬出側に到達したことを検出する、搬送
体の第3検出器としても使用することができる。即ち近
接スイッチ42は保持機構Qの第3検出器として、近接ス
イッチ42aは保持機構Rの第3検出器として兼用されて
いるのである。
これらの光電管スイッチ43、43a及び近接スイッチ4
1、41a、42、42aで検出された検出信号は制御機構44へ
送られ、当該制御機構44において、単板A、Bの間歇供
給及び作動機構6aによる搬送体Pの往復移動、シリンダ
23、26、34、37による保持機構Q、Rの(単板A、B先
端の)保持と解放及び昇降、支持バー8、8による単板
B両側部の保持と解放、という一連の作動を電気的に制
御するのであるが、その手順については第5図のフロー
チャートを参考にして以下説明する。
先ず予め堆積台1の上に、1枚の原板用単板Cをその
両端が近接スイッチ41、41aによって検出される保持解
放位置の垂直下方位置となるように上載しておき、又コ
ンベア2、3を運転状態にして、コンベア2には糊付さ
れた中板用単板Aを繊維方向に、コンベア3では前工程
で重ね合わせられた2枚の原板用単板Bを繊維方向と直
交する方向にそれぞれ搬送するように上載する。そして
シリンダ23、34、37の各ロッドを短縮作動状態(以下シ
リンダの上昇作動状態という)とし、又シリンダ26のロ
ッドを伸張作動状態(以下シリンダの下降作動状態とい
う)とし、更に支持バー8、8を互いに内側に前進させ
た支持状態とする初期設定を行ない、搬送体Pを第1図
において右側から左側に移動させる。
一方、コンベア2によって搬送された中板用単板A
は、コンベア2の末端部に到達すると光電管スイッチ43
によってその先端が検出され、その検出信号が制御機構
44へ送られる。その時点で移動する搬送体Pの保持機構
Rが近接スイッチ42に検出されていなければ、即ち搬送
体Pの保持機構Rが保持開始位置に到達していなけれ
ば、制御機構44の命令によりブレーキ付クラッチをブレ
ーキ状態にし、コンベア2を停止して中板用単板Aをそ
の位置へ一時的に待機させる。
移動する搬送体Pの保持機構Qが最初に近接スイッチ
41に検出されたら、その検出信号を受けた制御機構44
は、駆動機構6aに命令を出し、ブレーキ付クラッチをブ
レーキ状態とし搬送体Pを停止させ、次に電磁弁に命令
を出し、シリンダ23を下降作動させて保持体20を下降さ
せる。この際シリンダ26は圧縮空気の作用により挟持板
21を下動作動させる状態を維持し続けているので、挟持
板21も下板面20aに追従して下降する。任意微小時間
後、制御機構44は電磁弁に命令を出し、シリンダ26を上
昇作動させ、挟持板21を上昇させた後、再び作動機構6a
に命令を出し、ブレーキ付クラッチをクラッチ状態とし
て搬送体Pをコンベア2側に走行させる。それと同時に
開閉作動機構にも命令を出し、支持バー8、8を搬送体
Pから遠ざかる外側へ後退させる。
走行する搬送体Pの保持機構Rが近接スイッチ42によ
って検出されると、その検出信号が制御機構44に送ら
れ、制御機構44は再び作動機構6aに命令を出し、ブレー
キ付クラッチをブレーキ状態とし搬送体Pを停止させ
る。それと同時に電磁弁にも命令を出し、シリンダ23を
上昇作動し、保持体20を上昇させる。更に、停止してい
たコンベヤ2の作動機構へも制御機構44から命令が出さ
れブレーキ付クラッチがクラッチ状態となってコンベア
2が走行を開始し、待機状態にあった中板用単板Aが保
持体31の下板面31aと挟持板32との間、即ち保持部に向
って進行する。そして予め設定してある任意微小時間
後、即ち中板用単板Aの先端が前記両者の間に進入し保
持体31の横板面に当接する迄の時間経過後、制御機構44
が電磁弁に命令を出し、シリンダ37を下降作動させる。
すると挟持板32が下降し、当該挟持板32と下板面31aと
により中板用単板Aの先端を挟持する。つづいて制御機
構44は、予め設定してある任意微小時間後、作動機構6a
に命令を出し、作動機構6aの逆転クラッチを前記とは逆
の方向に回転させるように切換え且つブレーキ付クラッ
チをクラッチ状態にする。すると搬送体Pはコンベア3
側に向けて走行し、挟持した中板用単板Aを堆積台1上
へと案内する。(第6図参照) 搬送体Pの保持機構Rが近接スイッチ41aにより検出
されると、即ち保持解放位置に到達すると、その検出信
号が制御機構44に送られ、前記同様制御機構44の命令に
よって作動機構6aのブレーキ付クラッチをブレーキ状態
に作動させて搬送体Pを停止させる。と同時に電磁弁に
命令を出しシリンダ34を下降作動させることのよって、
保持体31を下降させる。この際シリンダ37は圧縮空気の
作用により挟持板32を下動作動させる状態を維持し続け
ているので、挟持板32も下板面31aに追従して下降す
る。
つづいて制御機構44は、予め設定してある任意微小時
間後、電磁弁に命令を出し、シリンダ37を上昇作動させ
挟持板32を上昇させることによって中板用単板Aの先端
の挟持を解放する。更に予め設定してある任意微小時間
後、作動機構6aに命令を出しブレーキ付クラッチをクラ
ッチ状態として、搬送体Pを再びコンベア3側へ走行さ
せる。その結果中板用単板Aは、保持されるものがなく
なって自然落下し、先に堆積台1に載せられていた原板
用単板Cの上に重ね合わせられる。
前記走行中の搬送体Pの保持機構Rが近接スイッチ42
aによって検出されると、前記同様制御機構44の命令に
よって作動機構6aのブレーキ付クラッチがブレーキ状態
となって搬送体Pは停止し、且つシリンダ34が上昇作動
して保持体31が上昇し、一方シリンダ37は前記近接スイ
ッチ42aによる検出とは無関係に上昇作動状態を続けて
いるので挟持板32も上昇する。同時に制御機構44は支持
バー8、8の開閉作動機構へも命令を出し、支持バー
8、8は後で搬入される原板用単板Bの両側部を支持す
るべく搬送体Pに近接する内側へ前進して待機し第1図
のようになる。尚前述した如く本実施例においては、保
持機構Rの保持解放位置から若干搬出側の位置を検出す
る近接スイッチ42aが保持機構Qの保持開始位置を検出
する検出器を兼ねているため、当該搬送体Pの停止位置
が保持機構Qの保持開始位置ともなる。
一方、コンベア3は重ね合わせられた2枚の原板用単
板Bを堆積台1に向けて搬送するが、原板用単板Bの先
端が検出器43aに検出された状態で未だ搬送体Pの保持
部が近接スイッチ42aに検出されていなければ、中板用
単板Aの場合と同様に制御機構44の命令によりコンベア
3の作動機構はブレーキ付クラッチをブレーキ状態に
し、コンベア3を停止して原板用単板Bを一時的に待機
状態となす。
この状態で前記のように走行してきた搬送体Pの保持
部が近接スイッチ42aによって検出されると、制御機構4
4の命令により搬送体Pは前述のように停止し、又コン
ベア3はそのブレーキ付クラッチがクラッチ状態となっ
て走行を開始し、原板用単板Bは挟持板21と保持体20の
下板面20aとの間に向って進行するのである。そして予
め設定してある任意微小時間後、即ち原板用単板Bの先
端が前記両者の間に進入し保持体20の横板面に当接する
迄の時間経過後、制御機構44が電磁弁に命令を出しシリ
ンダ26を下降作動させる。すると挟持板21が下降し、当
該挟持板21と下板面20aとにより原板用単板Bの先端を
挟持する。(第7図参照) つづいて制御機構44は、作動機構6aに命令を出し、作
動機構6aの逆転クラッチを前記とは逆の方向に回転させ
るように切換え且つブレーキ付クラッチをクラッチ状態
とする。すると搬送体Pはコンベア2側に向けて走行
し、先端を挟持された原板用単板Bは支持バー8、8に
よって両側部を支承されながら堆積台1上へと案内され
る。この時原板用単板Bは、進行方向下手側では前記保
持部材Qによる挟持によってほぼ直線状となっている
が、上手側では両側部の支持バー8、8以外に支持する
ものがなく、又原板用単板B自体は比較的薄く而もその
繊維方向は搬送方向と直交した状態となっているため、
第8図に示すようにそれら支持バー8、8の間で下方に
湾曲した状態を呈することとなるのである。
さて、搬送体Pの保持機構Qが近接スイッチ41により
検出されると、その検出信号が制御機構44に送られ、前
記同様制御機構44の命令によって作動機構6aのブレーキ
付クラッチをブレーキ状態に作動させて搬送体Pを停止
させる。と同時に電磁弁に命令を出しシリンダ23を下降
作動させることによって、保持体20を下降させる。この
際シリンダ26は、前記近接スイッチ41による検出とは無
関係に圧縮空気の作用により挟持板21を下降作動させる
状態を維持し続けているので、挟持板21も下板面20aに
追従して下降し、原板用単板Bは挟持された状態で下降
する。(第9図参照)この単板Bの搬送方向と直交する
方向の両側部は前述のように支持バー8、8によって支
承されているので、かかる搬送方向下手側の下降作動に
より、原板用単板Bの下手側も上手側と同様となり、そ
の結果第10図に示すように支持バー8、8の間で一様に
下方へ湾曲した状態となるのである。
つづいて制御機構44は、予め設定してある任意微小時
間後、電磁弁に命令を出し、シリンダ26を上昇作動させ
挟持板21を上昇させることによって原板用単板Bの先端
の挟持を解放する。(第11図参照)更に予め設定してあ
る任意微小時間後、作動機構6aに命令を出しブレーキ付
クラッチをクラッチ状態として、搬送体Pを再びコンベ
ア2側へ走行させ、同時に支持バー8、8も原板用単板
Bの横幅よりも広い距離を離れるように外側へ後退させ
る。その結果原板用単板Bは、保持するものがなくなっ
て自然落下し、先に堆積台1に載せられた中板用単板A
の上に重ね合わせられるのである。
この時原板用単板Bは、その中央部が全体に亘って下
方へ湾曲しているため、落下する際の空気抵抗が一様に
作用すると共に、当該部の落下距離も短くなり、中板用
単板A上に正確に落下させることができる。
その後搬送体Pの保持部が近接スイッチ42に検出され
ると、搬送体Pの停止、保持体20の上昇、既に光電管ス
イッチ43に検出されている中板用単板Aの保持機構Rに
向けての走行開始、挟持板32の下降による中板用単板A
の先端の挟持、搬送体Pのコンベア3側への走行と、前
述と同様の動作を繰り返して中板用単板A及び2枚の原
板用単板Bを交互に堆積台1の上に落下堆積するのであ
る。
尚この実施例における中板用単板A用の堆積機構につ
いては、本発明の実施ではなく、原板用単板Bのように
搬送方向と直交する方向の中央部を下方に湾曲させてい
ないが、これは中板用単板Aの搬送方向が繊維方向であ
るため、先端全体を前述のように平担状に挟持すること
によって中板用単板A全体をほぼ平担な状態とすること
ができ、原板用単板を堆積する場合の前記問題が生じな
いからである。しかし、必要に応じて原板用単板と同様
の構成を採用してもよいことはいうまでもない。
又中板用単板Aの堆積台1上への搬送においては、支
持バー8、8を後退させたままで原板用単板Bのように
両端部を支持しなかったが、これも必要に応じて支持す
るようにしてもよい。
次に、本発明における搬送体の保持機構の他の実施例
を第12図及び第13図に基づいて説明する。
この保持機構Tは、前記第1の実施例の保持機構Qと
同一の中央保持機構T1と、その両側に別途配置された固
定保持機構T2、T2とによって構成されており、その保持
機構T1は、T字状基板45の中央に備えられたコ字状の保
持体20、挟持板21、シリンダ23、26、直動案内軸受28、
支持棒29とから構成されていて、その作動も前記保持機
構Qと同様制御機構44によって制御されるようになって
いる。この中央保持機構T1の両側には、若干の距離をお
いて保持体20と同一の形状で基板45の板面に直接取付け
られている保持体46と、保持体46の下板面46aとともに
挟持部を形成する挟持板47と、基端部が基板45の上部板
面に突設され且つ位置決め用のカラー48を嵌装したロッ
ドの先端に前記挟持板47を取付けたシリンダ49と、下端
部を挟持板47に固定した支持棒50と、基板45の側板面に
固定され前記支持棒50の昇降動を案内する直動案内軸受
51とからなる固定保持機構T2、T2が設けられており、シ
リンダ49による挟持板47の昇降作動のみが制御機構44の
命令によって実行されるようになっている。
以上のように構成される保持機構T1、T2、T2を、前記
第1実施例の保持機構Qに代えて基板45に取付け、搬送
体Pとするのであるが、以下その作動を第14図のフロー
チャートを参考にして説明する。尚前記第1実施例と重
複する個所についてはその説明を省略する。
第1の実施例と同様に中板用単板Aを堆積台1上に自
然落下させた後、搬送体Pの保持部が近接スイッチ42a
に検出されると制御機構44の命令により搬送体Pが停止
し、一方光電管スイッチ43aに検出されコンベヤ3上で
待機していた原板用単板Bはコンベヤ3の走行で進行す
る。そして原板用単板Bの先端が、保持機構T1、T2、T2
の各々の挟持板21、47、47と保持体20、46、46の下板面
20a、46a、46aとで構成される挟持部の間に進入すると
(第12図参照)、制御機構44の命令でシリンダ26、49、
49が下降作動し、前記単板Bの先端のほぼ全体が挟持さ
れる。
以下第1の実施例と同様、制御機構44の命令で作動機
構6aが作動し、保持部が近接スイッチ41に検出されるま
で搬送体Pがコンベア2側へ走行する。この際原板用単
板Bは、先端を挟持され且つ走行方向と直交する方向の
両側部を支持バー8、8によって支承された状態で搬送
される。搬送体Pの保持部を近接スイッチ41が検出し、
搬送体Pが停止すると、制御機構44の命令によってシリ
ンダ49、49が上昇作動し、固定保持機構T2、T2による原
板用単板Bの挟持状態が解放される。単板Pの両側部の
挟持状態が解放されると、つづいてシリンダ23が下降作
動し、その結果単板Bの先端は、中央保持機構T1によっ
てその中央部付近だけが挟持された状態で下方に湾曲さ
せられる。(第13図参照)一方単板Bの前記挟持部より
搬送方向上手側両側部は、支持バー8、8により依然と
して支承されているので、第1の実施例における第10図
と同様に原板用単板B全体が中央部で下方に湾曲した状
態となる。
以下、単板B中央部の挟持解放、搬送体Pの移動と支
持バー8、8の開作動という行程を経て原板用単板Bは
堆積台1上に堆積させられ、更にその堆積後に近接スイ
ッチ42が走行する搬送体Pの保持部を検出すると当該中
央保持機構T1のみを上昇作動させて再び第12図の状態と
し、次の単板Bの挟持に備える。一方固定保持機構T2、
T2はそのまま挟持解放状態を維持し、再度単板Bの保持
を実行すべく近接スイッチ42aが搬送体Pの保持部を検
出し、単板検出器43aが単板Bを検出するまでその状態
を保ちつづけることになる。以上の動作を繰り返して単
板Bの堆積を順次行っていくのであるが、それらの作動
については前記第1実施例と同様であるため省略する。
第2の実施例は以上のように構成されるので、保持機
構T1、T2、T2によって原板用単板Pの先端のほぼ全体を
挟持することができる。従って挟持後搬送を開始する
際、単板Bが慣性力によって繊維方向と直交する方向へ
破れる可能性を極力小さくでき、前記第1実施例には期
待できない効果を発揮するのである。
以上2つの実施例を示したが、以下各構成部材の変更
例を示す。
先づ第1に単板検出器及び搬送体の検出器について説
明する。これらの検出器は、いずれも移動する単板又は
搬送体が所定の個所に到達したか否かを検出するもので
あるから、必らずしもその所定個所に配置されている要
はなく、予め基準の個所を決定しておき、それから計算
して到達したか否かを判断してもよいのである。従って
近接スイッチや光電管スイッチの外に、作動機構にパル
ス発信器を組込み、搬送体の走行に伴なって発せられる
パルス信号を計算することによって位置検出を行って
も、或は作動機構としてサーボモータを用い、そのサー
ボアンプに予め位置データを入力しておいて制御しても
よい。又搬送体の第2検出器での検出は、単板の先端を
保持した状態での保持部の検出であるから、保持部自体
を直接検出する代りに、光電管スイッチ等の単板検出器
を用いて、その保持されている単板の任意個所を検出
し、間接的に前記保持部の検出を行ってもよい。
次に、1種類の単板の堆積だけであれば問題は生じな
いが、前記実施例のように2種類の単板を交互に堆積す
る場合には、各単板の搬送方向における長さが異ること
もあり、各単板の端部が一致しない虞れが生ずる。しか
しこの問題は、単板の搬送方向における一端を基準とし
て2つの保持機構の保持解放位置を決定すればよい。即
ち前記第1実施例を考えた場合、保持機構Qが保持解放
位置に到達したことを検出する、搬送体Pの第2検出器
は近接スイッチ41であるが、この近接スイッチ41に代え
て単板Bの先端を検出する光電管スイッチを用い、当該
光電管スイッチを前記近接スイッチ41の若干内側の堆積
予定位置に配置する。更にこの光電管スイッチを、保持
機構Rが保持解放位置に到達したことを検出する第2検
出器、即ち近接スイッチ41aの代りとしても使用し、単
板Aの末端が当該光電管スイッチに検出された場合に搬
送体Pの搬送を停止し、保持機構Rの挟持状態の解放作
動を行う検出信号を発するように構成する。かように1
つの光電管スイッチを、保持機構Q、Rが保持解放位置
に到達したことを検出する2つの第2検出器の代りに使
用することによって、原板用単板Bの先端と中板用単板
Aの末端とを同一の検出器で而も堆積予定位置で検出す
ることができ、2種類の単板の一端を揃えた状態で堆積
することができるのである。
又前記第1実施例においては、走行する搬送体Pの保
持部が近接スイッチ42、42aに検出された後に各コンベ
ア2、3を走行させ、中板用単板又は原板用単板を挟持
板21と保持体の下板面20aの間に進入させるようにした
が、単板検出器43、43aを、近接スイッチ42、42aによっ
て検出される保持機構Q、Rの保持開始位置の垂直線上
の下方位置で而もコンベア2、3で搬送される各単板を
検出できる位置に備え、且つ搬送体Pが近接スイッチ4
2、42aに検出されると直ちに挟持板21、32を下降させる
ように制御機構44を変更すれば、搬送体Pが当該近接ス
イッチ42、42aに検出され保持作動を開始する時点で
は、既に単板A、Bがその位置に到達しており直ちに又
は到達すると同時に、単板A、Bを挟持でき、堆積時間
を短縮することができ生産性が向上するのである。即
ち、叙上のように構成すれば、近接スイッチ41、41aで
検出されて停止し前述のような作動を完了した後再び同
方向に走行する搬送体Pが、近接スイッチ42、42aに検
出されるまで移動することによって、各単板の先端が挟
持板21と保持体の下板面20aの間に挿入されることとな
り、時間の短縮が図れるのである。
次に単板の先端を保持し又はその保持を解放する保持
機構及びその保持機構を昇降させる昇降機構の変更例に
ついて説明する。
前記実施例における保持機構は、昇降自在の昇降板と
断面コ字状の保持体の下板面とで挟持、解放するよう構
成されているが、これに代えて上下2枚の可動板でもっ
て挟持、解放する等挟持の手段については適宜変更する
ことが可能である。更に保持の態様としても、単板の刺
着、単板の吸引等種々の態様が考えられる。たとえば単
板の刺着について例をあげれば、第15図に示す如く、下
端に多数の刺着針54を突設し且つ昇降自在な刺着体55
と、当該刺着体55に近接する個所に配置され且つ刺着さ
れた単板Bを剥がす剥がしバー53とからなる刺着機構を
示すことができ、この刺着機構が前記基板に突設されて
搬送体を構成する。尚前記刺着体55は搬送方向と直交す
る方向に複数個配設され、各刺着体の両側に剥がしバー
53が備えられている。そしてこの刺着体55の昇降作動に
よって単板Bの保持、解放を行うのである。
以上の点については単板の両側部を保持する単板側部
保持体についても同様であり、保持の態様としては前記
実施例の如く単板を下方から支持する支承のほか、刺
着、吸着等の各保持態様が考えられる。
次に前記実施例においては、保持機構としての保持体
20の昇降作動をシリンダ23によって行っていたが、第16
図、第17図に示すよう、単板保持搬送体自体には保持体
の昇降機構を備えない構成としてもよい。
即ち、例えば前記第1実施例の保持機構Qにおけるシ
リンダ23、カラー24に代えて、要部拡大図である第16図
に示すように、保持体20に支持棒58を取り付けると共
に、その支持棒58の上端に車輪57、57を取り付け、更に
基板7の上方には搬送体Pの走行方向に延びるレール59
を配設し、その搬送体Pの走行に伴って前記車輪57、57
も前記レール59に沿って走行するように構成し、当該車
輪57、57の移動に伴なって保持体の昇降作動を行うよう
にするのである。尚車輪57、57は上下に一対設けられて
おり、各車輪は、断面円形の丸棒状レール59に嵌合する
よう鼓状に形成されている。又レール59は、少なくとも
搬送体Pの走行距離よりも長く配設されており、その両
端には、第17図に示すように、シリンダ60、60が備えら
れ、そのシリンダ60、60によってレール59の昇降作動が
行なわれる。このレール59の昇降作動は、移動する車輪
57、57の垂直方向における位置、即ち保持体20の垂直方
向における位置を決定するもので、前記第1実施例にお
けるシリンダ23が作動するタイミングと同様に、前記シ
リンダ60、60の作動を制御する。このシリンダ60、60の
作動制御も、前記第1実施例同様、制御機構44で行い、
シリンダ60、60が上昇作動し第17図における実線の位置
となった時、保持体20は第1実施例の第3図の位置に、
又下降作動して第17図における一点鎖線の位置となった
時、保持体20は第9図の位置となるように設定する。
以上のような保持体の昇降機構を備えた単板の自動堆
積装置の堆積作動を説明するとは次の通りである。
即ち、シリンダ60、60が上昇した状態で且つ搬送体P
が第1図と同様の位置にある時点から、第1実施例と同
様、第7図の如く単板Bの先端を挟持板21と下板面20a
とによって挟持した後、搬送体Pがコンベア2側に向け
て走行すると、車輪57、57はレール59により垂直方向の
移動が規制されつつ搬送体Pの走行方向に走行する。次
いで、保持機構Qが近接スイッチ41によって検出される
と、その検出信号が制御機構44に送られる。すると制御
機構44の命令により搬送体Pが停止し、同時にシリンダ
60、60が下降作動すると、レール59が第17図の一点鎖線
で示す位置に下降し、その結果、保持体20も下降して第
9図と同じ位置関係となるのである。
その後は第1実施例と同様に作動し、搬送体Pの再走
行で保持機構Qが近接スイッチ42によってその検出信号
が制御機構44に送られる。すると制御機構44の命令によ
り搬送体Pが停止し、同時にシリンダ60、60が上昇し作
動すると、レール59が第17図の実線で示す位置に上昇
し、その結果、保持体20も上昇して元の位置(第3図と
同じ位置)に戻るのである。
このような構成であると、搬送体Pには保持体20を昇
降させるためのシリンダ及びエアーチューブ等が不要と
なって搬送体P自体の質量が小となり、搬送体Pの走行
方向での走行開始時及び停止時の衝撃が小となって、単
板の堆積の位置の精度が向上し、又装置も簡素化される
のである。
尚、前記シリンダ60は、レール59のいずれか一端にの
み設けることもでき、その場合レール59の他端は上下方
向に回転可能に枢着される。又これらレール59の昇降機
構としてのシリンダ60に代えて、偏心輪又は偏心カムを
用いてもよく、更にはレール59自体を昇降作動に合致す
るよう屈曲形成してもよい。後者の場合は、シリンダ、
偏心輪等の昇降機構を別途設ける必要はなく、装置とし
てはより簡素化できる利点がある。
又レール59の断面形状、それと嵌合する車輪57の数、
形状及び取り付け手段等は、前記実施例に限定されるも
のではなく、車輪がレールに沿って走行できるという技
術的範囲内において、それらは適宜設計変更できる。
以上は、搬送体の保持機構を昇降させる昇降機構につ
いて説明したが、同様の昇降機構を挟持板21を昇降させ
るシリンダ26に代えて適用することもできる。
搬送体Pの作動機構は、チェーンによる往復作動のほ
か、搬送体に車輪を取付けて架設レール上を走行させる
ようにしてもよいし、又片側のコンベアから供給される
1種類の単板のみの堆積を考えるのであれば、チェーン
による一方方向への回転移動でもよい。
次に各検出器の検出信号による各構成部材の制御手段
の変更例について説明する。
前記実施例においては、保持機構による単板先端の保
持終了後の搬送体の搬出側への移動行程と保持状態にあ
る保持機構の下降行程との関係が、移動→下降の順であ
ったが、その逆の下降→移動であっても、両者の行程を
同時に行ってもよく、各部材の作動の順序は本発明の目
的の範囲内であれば自由に変更できるものである。同様
に単板堆積後の保持機構の上昇行程と、搬送体の原位置
への復帰移動行程との関係も自由に変更できる。
以上は本発明にかかる構成部材の変更例であったが、
次は、別途構成部材を付加することによって、本発明を
よりよくする改良例を説明する。
即ち前記実施例においては、原板用単板Bを搬送する
際、単板Bの材質次第によっては、搬送方向上手側の端
部つまり末端部が下方へ大きく湾曲することがあり、こ
のような場合には単板がずれて堆積される虞れがある。
この解決手段として前記自動堆積台の作動設定を調整
する場合と、進退自在のガイド棒を別途設ける場合とが
ある。即ち前者は、堆積板1上に堆積された最上部の単
板が常に単板の側部保持体の若干下方の定位置にくるよ
うX型平行伸縮機構を設定すればよく、そうすることに
よって単板Bの下方への湾曲を、当該湾曲部が前記最上
部の単板に当接することにより規制することができる。
又後者の手段としては、第10図に示す如く、コンベア
3の下方に、保持機構Qの下降位置と同レベルの位置
(点線で示す位置)と、それよりも下方で単板の堆積に
妨げにならない位置(実線で示す位置)との間を進退動
するガイド棒52を1又は複数本配置し、保持機構Qで原
板用単板Bを挟持し、搬送体Pの搬送を開始する時点で
該ガイド棒52を点線で示す位置に進出待機させ、原板用
単板Bを落下堆積するべく挟持を解放した単板保持体P
及び支持バー8、8を原板用単板Bから遠ざかる方向に
後退させる時点で該ガイド棒52を実線で示す位置に後退
させるよう制御機構44で制御するのである。このように
すれば、原板用単板Bの末端部が下方に大きく湾曲して
いても、当該ガイド棒52によってその湾曲状態を規制で
き、原板用単板はずれることなく堆積されるのである。
[効果] 以上のように本発明によれば、単板の自動堆積におい
て正確な整列堆積が可能となり、従って予め堆積される
単板のずれを予測して大きめに切断しておく必要がな
く、単板の歩止りも向上するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の正面図、第2図は第1図における
X−X視の部分拡大断面図、第3図は第2図におけるY
−Y視の部分拡大断面図、第4図は第1図におけるZ−
Z視の部分拡大断面図、第5図は制御機構のタイムチャ
ート図、第6図、第8図及び第10図は作用説明図、第7
図、第9図及び第11図は保持体20の作用説明図、第12図
は搬送体の保持機構に関する第2実施例を示す部分拡大
側面図、第13図は同作用説明図、第14図は同制御機構の
タイムチャート図、第15図は搬送体の保持機構に関する
第3実施例を示す部分拡大側面図、第16図は保持体20を
昇降させる手段としての変更例を示す要部説明図、第17
図は第16図のE−E視作用説明図である。 A……中板用単板、B、C……原板用単板、P……搬送
体、Q、R……保持機構、T1……中央保持機構、T2……
固定保持機構、1……堆積台、2、3……搬送コンベ
ア、4、4a……スプロケット、5、5a……回転軸、6…
…チェーン、7、45……基板、8……支持バー、20、3
1、46……保持体、21、32、47……挟持板、23、26、3
4、37、49……シリンダ、41、41a……搬送体の第2検出
器としての近接スイッチ、42、42a……搬送体の第1検
出器としての近接スイッチ(搬送体の第3検出器を兼ね
る)、43、43a……単板検出器、44……制御機構、52…
…ガイド棒、53……剥がしバー、54……刺着針、55……
刺着体、57……車輪、58……支持棒、59……レール、60
……シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベニヤ単板の間歇供給機構を備えた搬送コ
    ンベアと、 その搬送コンベアの搬出側に設けられたベニヤ単板の堆
    積台と、 前記搬送コンベアの末端部と前記堆積台との間を、少な
    くとも搬送されるベニヤ単板の全長分より若干長い距離
    だけ移動させる作動機構と、前記搬送コンベアから間歇
    的に供給されるベニヤ単板の先端の少なくとも中央部を
    保持し又はその保持を解放するベニヤ単板の保持機構
    と、更に少なくともこの保持機構をベニヤ単板の搬送面
    から多くとも前記堆積台上に堆積される最上部のベニヤ
    単板の板面までの距離を移動させる昇降機構とを有する
    ベニヤ単板保持搬送体と、 前記搬送コンベアの搬出側に設けられ且つ当該搬送コン
    ベアから間歇的に供給されるベニヤ単板の両側部を保持
    し又はその保持を解放する一対のベニヤ単板側部保持体
    と、 更に、前記搬送コンベアによって搬送されるベニヤ単板
    の先端が、当該搬送コンベアの末端部におけるベニヤ単
    板先端の保持位置に到達したことを検出するベニヤ単板
    検出器と、 前記ベニヤ単板保持搬送体における保持機構の保持部
    が、前記ベニヤ単板先端の保持位置に到達したことを検
    出するベニヤ単板保持搬送体の第1検出器と、 前記ベニヤ単板保持搬送体における保持機構の保持部
    が、前記堆積台の上方であって前記搬送コンベアの末端
    部から少なくとも搬送されるベニヤ単板の全長分の長さ
    だけ離れた位置に到達したことを検出するベニヤ単板保
    持搬送体の第2検出器と、 前記ベニヤ単板保持搬送体における保持機構の保持部
    が、前記第2検出器の若干搬出側に到達したことを検出
    するベニヤ単板保持搬送体の第3検出器と、 これら4つの検出器から発信される検出信号によって、
    ベニヤ単板の間歇供給及び保持機構によるベニヤ単板の
    先端の保持、作動機構によるベニヤ単板保持搬送体の移
    動と昇降機構による保持機構の下降とベニヤ単板側部保
    持体によるベニヤ単板両側部の保持、更に保持機構によ
    るベニヤ単板先端の保持状態の解放、作動機構によるベ
    ニヤ単板保持搬送体の搬出側への若干距離の移動とベニ
    ヤ単板側部保持体によるベニヤ単板両側部の保持状態の
    解放、作動機構によるベニヤ単板保持搬送体の搬入側元
    位置への移動と昇降機構による保持機構の上昇、という
    一連の作動を電気的に制御する制御機構と、 を含むベニヤ単板の自動堆積装置。
JP62229229A 1987-05-07 1987-09-11 ベニヤ単板の自動堆積装置 Expired - Lifetime JPH0832404B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62229229A JPH0832404B2 (ja) 1987-05-07 1987-09-11 ベニヤ単板の自動堆積装置
US07/191,035 US4897018A (en) 1987-05-07 1988-05-06 Apparatus for stacking veneer sheets
DE8888304196T DE3862523D1 (de) 1987-05-07 1988-05-09 Apparat zum stapeln von furnierblaettern.
EP88304196A EP0294038B1 (en) 1987-05-07 1988-05-09 Apparatus for stacking veneer sheets

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11160987 1987-05-07
JP62-111609 1987-05-07
JP62229229A JPH0832404B2 (ja) 1987-05-07 1987-09-11 ベニヤ単板の自動堆積装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6445601A JPS6445601A (en) 1989-02-20
JPH0832404B2 true JPH0832404B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=26450963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62229229A Expired - Lifetime JPH0832404B2 (ja) 1987-05-07 1987-09-11 ベニヤ単板の自動堆積装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4897018A (ja)
EP (1) EP0294038B1 (ja)
JP (1) JPH0832404B2 (ja)
DE (1) DE3862523D1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5386981A (en) * 1992-12-11 1995-02-07 Dainippon Ink & Chemicals, Inc. Automatic paper processing method and cut-sheet feed rotary press having automatic paper processing apparatus
MY122970A (en) * 2002-03-06 2006-05-31 Meinan Machinery Works Sheets registration method and apparatus
FI125692B (fi) * 2011-06-15 2016-01-15 Raute Oyj Laitteisto kuljetinelimillä syötettävien viilujen vastaanottamiseksi ja paikoittamiseksi haluttuun kohtaan
FI129242B (en) * 2018-09-12 2021-10-15 Raute Oyj Plywood panel repair solution
CN112660863B (zh) * 2020-12-30 2023-01-31 鄢长明 抓取机械手、采用其的全自动接片机及片状材料出片方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2019843A (en) * 1934-11-17 1935-11-05 Frederic B Clark Automatic stacking apparatus
US2767534A (en) * 1951-10-26 1956-10-23 Johnson & Johnson Art of sheet delivery and stacking
US3545744A (en) * 1968-11-25 1970-12-08 Emil A Herman Veneer grade line apparatus
US3651961A (en) * 1970-03-16 1972-03-28 Potlatch Forests Inc Sheet material accumulator
JPS597561B2 (ja) * 1976-04-30 1984-02-20 株式会社名南製作所 合板の製造方法
US4284382A (en) * 1979-05-29 1981-08-18 Silverman Machines Off-loader
JPS56133104A (en) * 1980-03-24 1981-10-19 Meinan Machinery Works Pasting assembling device for veneer
GB2054527B (en) * 1980-05-16 1983-05-05 Silverman Mach Inc Article or sheet depositing apparatus
US4624455A (en) * 1982-12-09 1986-11-25 Ready Metal Manufacturing Company Sheet handling machine
JPS63171759A (ja) * 1986-12-28 1988-07-15 Meinan Mach Works Inc ベニヤ単板の堆積装置
JPH05211573A (ja) * 1991-11-08 1993-08-20 I S B:Kk 電話回線を利用した情報提供装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0294038A1 (en) 1988-12-07
EP0294038B1 (en) 1991-04-24
DE3862523D1 (de) 1991-05-29
JPS6445601A (en) 1989-02-20
US4897018A (en) 1990-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0639517B1 (en) Packager stacker with lateral package positioner
US6238175B1 (en) Destacking apparatus
JPS59177248A (ja) 平坦エレメントを自動的に積重ねるためのデバイス
EP0412087B1 (en) Method and apparatus for laying out glue smeared wooden staves on a carrier surface for forming a stable wooden plate element
US4658715A (en) System for automating the palletizing of bundles
KR100770411B1 (ko) 커버레이 부착 시스템 및 그 방법
JPH0832404B2 (ja) ベニヤ単板の自動堆積装置
US5123807A (en) System for stacking veneer sheets conveyed from two different directions
JPS6211932B2 (ja)
JP4157811B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
JP2840468B2 (ja) リード板自動溶接装置
US5013211A (en) System for stacking veneer sheets conveyed from two different directions
JPH0745465Y2 (ja) タイルの移載装置
JP2001039611A (ja) 合紙挿入装置
US4875570A (en) Apparatus for transferring a lithographic plate
JP3578567B2 (ja) 遊技機製造用搬送ライン切替装置
JP4066331B2 (ja) ベニヤ単板供給方法及びその装置
EP0156094B1 (en) A machine for loading bundles of signatures and similar products onto pallets
JPH0665571B2 (ja) 板状物の送り出し機構
JPH052499Y2 (ja)
JPS6121801B2 (ja)
JP3169686B2 (ja) ベニヤ単板の堆積方法及び堆積装置
JPS598201B2 (ja) 合板の自動製造方法及び装置
JPH0259346A (ja) スクリーン印刷方法
JPH10215686A (ja) 育苗箱積重ね装置